JP2006242351A - ダブルナット、ボルトの緩み止め構造。 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のボルト、ナットの緩み止め構造に於いて、複数の構成を成す細かい部品を必要とし、その事に因る磨耗や錆等によりナット部品が破損する欠点がある。その事を鑑み、構造を簡素化し一回の締め付けで持続的に発生する振動や衝撃等による緩みを確実に抑止する構造から成るボルト、ナットの提供を目的とするもので有る。
【解決手段】対向する一対の六角ナットフレームは、連結鋼管4Bの両端部に連結リング4Aを嵌合した連結本体4により連結されている。該一対の六角ナットフレームの内周部に形成された段部Cに内径が異なる左ネジと右ネジが螺刻されたナットを嵌合して成るダブルナット5と、該ダブルナット5が螺合可能なネジをボルト軸先端を起点とし刻設したボルト軸7を有するボルト6から成ることを特徴とするダブルナット5、ボルト6の緩み止め構造。
【選択図】 図4
【解決手段】対向する一対の六角ナットフレームは、連結鋼管4Bの両端部に連結リング4Aを嵌合した連結本体4により連結されている。該一対の六角ナットフレームの内周部に形成された段部Cに内径が異なる左ネジと右ネジが螺刻されたナットを嵌合して成るダブルナット5と、該ダブルナット5が螺合可能なネジをボルト軸先端を起点とし刻設したボルト軸7を有するボルト6から成ることを特徴とするダブルナット5、ボルト6の緩み止め構造。
【選択図】 図4
Description
本発明は被締結部材を結合した際、該被締結部材に外圧等に因る持続的な振動や衝撃による緩みを抑止する構造から成るダブルナット、ボルトの緩み止め構造に関する。
従来のボルト、ナットの緩み止め構造は、ボルト軸に固定ナットを螺合する右ネジを螺刻した場合、其の軸の先端部に左ネジを螺刻し、其の左ネジにロックナットを螺合する講造が一般的に用いられていた。(参照文献1)
2000−199509号 公報
2003−301829号 公報
従来のボルト、ナットの緩み止め構造に於いて、複数の構造を成す部品を必要とすることによる製造コストが高価になりさらに複数の細かい部品を使用する事で磨耗や錆によるナット部品が破損する欠点がある。以上の事を鑑み構造を簡素化し一回の締め付けで持続的に発生する振動や衝撃による緩みを確実に抑止する構造から成るボルト、ナットの提供を目的とするもので有る。
被締結部材を結合するダブルナット、ボルトの緩み止め構造に於いて、対向する一対の角形ナットフレームは、連結鋼管の両端部に連結リングが嵌合された連結本体により連結され、前記一対の角形ナットフレームの内周部に形成された段部には内径寸法の異なる左ネジと右ネジが螺刻されたナットを嵌合して成るダブルナットと、該ダブルナットに螺刻された左ネジと右ネジとを螺合可能なネジをボルト軸先端を起点とし刻設したボルトから成ることを特徴とするダブルナット、ボルトの緩み止め構造。
被締結部材を本発明のダブルナット、ボルトを用いて結合する事で、被締結部材に外圧等に因る緩みを誘発する持続的な振動や衝撃が発生した場合、ナット相互が対攻し緩みを抑止し強固な結合状態を維持する事ができる。
以下本発明の実施形態を実施例で示した図1〜図4に基づき説明する。尚本発明に係わるジョイントレンチの実施形態を示した図5〜図6を参照し説明する。
図2はダブルナット5の構造を示した断面図で有る。図で示したように対向する一対の六角ナットフレームは、連結鋼管4Bの両端部に連結リング4Aが嵌合された連結本体4により連結され、前記一対の六角ナットフレームの内周部に形成され段部Cには内径が異なる左ネジナット2と右ネジナット3とが嵌合され、尚嵌合された左ネジナット2及び右ネジナット3は角形鋼ピンF1により各内周部に強固に固定されている。
又、前記ダブルナット5を構成する上方の六角ナットフレーム1は、図で示したように内周部が円柱形状に形成され上部に外形及び幅寸法が連結リング4Aの外形及び幅寸法よりも長い左ネジナット2が嵌合可能な段部Cを設けている。六角ナットフレーム1の内周側面に鋼ピン溝Fが刻設されている。且つその下部に外形及び幅寸法が左ネジナット2の外形及び幅寸法よりも短い連結リング4Aが嵌合可能な段部Dを設けている。尚六角ナットフレーム1の底面に連結鋼管4Bの外径より若干長い円形の貫通孔Eを形成している。又下方の六角ナットフレーム1は上方の六角ナットフレーム1と同様の形状を有しており内周部には右ネジナット3が嵌合可能な段部Cを設け、その他の形状に変わりはない。
尚左ネジナット2の内径は右ネジナット3の内径と比較して、細かく形成されている。これは、螺合するボルトの形状に嵌合させる為で有る。
対向する一対の六角ナットフレームを構成する連結本体4は、形状が円筒形をした連結鋼管4Bの両端部に連結リング4Aが嵌合されている。尚、連結鋼管4B及び連結リング4Aの外径寸法は連結されている一対の六角ナットフレームが回転可能な寸法に形成されている。又ボルト、ナットの材質はJIS選定品を使用することが好ましく用途に応じて軟鋼若しくは半硬鋼を使用すると良い。
図3は左ネジナット2及び右ネジナット3とを構成して成るダブルナット5が螺合可能なネジをボルト軸先端を起点とし螺刻した六角ボルト6を示した図で有る。
前記六角ボルト6は図で示したようにボルト軸7の先端を起点とし軸部7Kと比較し口径が細かい軸部7Jに左ネジが螺刻されている、又その下部に前記軸部7Jより口径が太い軸部7Kに右ネジが螺刻されている。
図4は本発明のダブルナット5、ボルト6による緩み止め構造を示した断面図で有る。図で示した様に被締結部材S−1、S−2をダブルナット5と六角ボルト6により結合することで、結合された被締結部材S−1、S−2に外圧等に因る緩みを誘発する持続的な振動や衝撃が発生した場合、上部のナットと下部のナットが逆方向に回転する為緩みを一方のナットにより抑止し強固な結合状態を維持することができる。
ジョイントレンチ9は、図5、図6で示したようにレンチ本体10及び伝導シャフト13、伝導シャフト14及び円筒形状のレンチカバー18から構成されている。
図5で示したレンチ本体10は、外形が円筒形状をしたレンチ11U及び11Vとに介在するベアリング12から構成され、尚レンチ11U及び11Vの外周面に歯車が刻設されている。尚レンチ11Uは上部面が密閉されその中心部にレンチハンドル19の嵌入軸部19Yが嵌合可能な装着孔Yを設けている。一方レンチ11U及び11Vの内部は前記ダブルナット5が嵌合可能な形状に形成されている。又ベアリング12は外周面の中央を境として両面が回転自在に構成されている。
前記レンチ本体10の駆動に係わる伝導シャフト13及び14はシャフトの両端部にベアリング15が嵌合されている。又伝導シャフト13はシャフトの上部にレンチ11Uの外周面に刻設された歯車との噛み合わせが可能な歯車16Uを設け、更にその下部に歯車16Vを設けている。一方伝導シャフト14はシャフトに前記伝導シャフト13の下部に設けた歯車16Vとレンチ11Vの外周面に刻設された歯車との噛み合わせが可能な歯車17を設けている。
以下図6で示したジョイントレンチ9の駆動について簡単に説明する。前記レンチ本体10を構成するレンチ11Uの外周面に刻設された歯車は伝導シャフト13に設けた歯車16Uと噛み合わされている。尚下部の歯車16Vは伝導シャフト14に設けた歯車17と噛み合わされている。且つ伝導シャフト14に設けた歯車17はレンチ11Vの外周面に刻設された歯車とも噛み合わされている。このように歯車を噛み合わせる事で、例えばレンチ11Uの装着孔Yにレンチハンドル19の嵌入軸部19Yを挿入し右回転させると伝導シャフト13に設けた歯車16U及び16Vは左回転する、該歯車16Vと噛み合わされた歯車17は右回転し、該歯車17と噛み合わされたレンチ11Vは左回転する事となる。尚レンチハンドル19の使用に関しては電動若しくは手動でもよい。
上記、構造から成るジョイントレンチ9と係わるレンチハンドル19を使用し本発明の左ネジナット2と右ネジナット3とを構成して成るダブルナット5を係合する六角ボルト6への取り付け及び取外しを可能にする事ができる。
1 六角ナットフレーム(段部C、段部D、段部E、鋼ピン溝F)
2 左ネジ部品(鋼ピン溝F)
3 右ネジ部品(鋼ピン溝F)
4 連結本体 (連結リング4A、連結鋼管4B)
5 ダブルナットの断面図
6 六角ボルト (六角ボルトヘット6H)
7 ボルト軸 (軸部7J、軸部7K)
9 ジョイントレンチ
10 レンチ本体
11.(レンチ11U、レンチ11V)
12 ベアリング
13 伝導シャフト
14 伝導シャフト
15 ベアリング
16 歯車U、歯車V
17 歯車
18 円筒形レンチカバー
19 レンチハンドル
19Y 嵌入軸部
Y 装着孔Y
2 左ネジ部品(鋼ピン溝F)
3 右ネジ部品(鋼ピン溝F)
4 連結本体 (連結リング4A、連結鋼管4B)
5 ダブルナットの断面図
6 六角ボルト (六角ボルトヘット6H)
7 ボルト軸 (軸部7J、軸部7K)
9 ジョイントレンチ
10 レンチ本体
11.(レンチ11U、レンチ11V)
12 ベアリング
13 伝導シャフト
14 伝導シャフト
15 ベアリング
16 歯車U、歯車V
17 歯車
18 円筒形レンチカバー
19 レンチハンドル
19Y 嵌入軸部
Y 装着孔Y
Claims (1)
- 被締結部材を結合するダブルナット、ボルトの緩み止め構造に於いて、対向する一対の角形ナットフレームは、連結鋼管の両端部に連結リングが嵌合された連結本体により連結され、前記一対の角形ナットフレームの内周部に形成された段部には内径寸法の異なる左ネジと右ネジが螺刻されたナットを嵌合して成るダブルナットと、該ダブルナットに螺刻された左ネジと右ネジとを螺合可能なネジをボルト軸先端を起点とし刻設したボルトから成ることを特徴とするダブルナット、ボルトの緩み止め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005061903A JP2006242351A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | ダブルナット、ボルトの緩み止め構造。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005061903A JP2006242351A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | ダブルナット、ボルトの緩み止め構造。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006242351A true JP2006242351A (ja) | 2006-09-14 |
Family
ID=37048968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005061903A Pending JP2006242351A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | ダブルナット、ボルトの緩み止め構造。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006242351A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009024093A1 (fr) * | 2007-08-21 | 2009-02-26 | Beijing 3-D Spinal Orthopedics S & T Co. Ltd | Dispositif de fixation sous forme de boulon verrouillable et antirouille |
JP2009121469A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Snecma | ターボ機械にロータを支持するベアリングを取り付ける方法 |
CN108131376A (zh) * | 2017-11-08 | 2018-06-08 | 江苏飞博尔新材料科技有限公司 | 一种新型锁紧螺栓组件 |
JP2020109313A (ja) * | 2019-01-07 | 2020-07-16 | 株式会社トライテック | 締結器具 |
-
2005
- 2005-03-07 JP JP2005061903A patent/JP2006242351A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2009024093A1 (fr) * | 2007-08-21 | 2009-02-26 | Beijing 3-D Spinal Orthopedics S & T Co. Ltd | Dispositif de fixation sous forme de boulon verrouillable et antirouille |
JP2009121469A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Snecma | ターボ機械にロータを支持するベアリングを取り付ける方法 |
CN108131376A (zh) * | 2017-11-08 | 2018-06-08 | 江苏飞博尔新材料科技有限公司 | 一种新型锁紧螺栓组件 |
JP2020109313A (ja) * | 2019-01-07 | 2020-07-16 | 株式会社トライテック | 締結器具 |
JP7043431B2 (ja) | 2019-01-07 | 2022-03-29 | 株式会社トライテック | 締結器具 |
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