JP2006241631A - 薄葉紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細な孔が多数存在し限外濾過、逆浸透などの精密濾過に適応することが半透膜支持体用の薄葉紙、あるいは、ソフトな風合いを有すると共に、均一な地合いを有することにより、インク通過性が一定であり、良好な解像度を長時間得ることができる感熱孔版印刷原紙用の薄葉紙を提供すること。
【解決手段】ポリトリメチレンテレフタレートからなり、繊度が0.05〜6.6dtex、繊維長が3〜10mmである主体繊維と、ポリエステルからなるバインダー繊維とから構成され、下記(1)〜(3)の要件を同時に満足する薄葉紙。
(1)上記主体繊維とバインダー繊維との重量比が80/20〜20/80の範囲内である。
(2)ポリトリメチレンテレフタレート単独からなる繊維が、薄葉紙全体の重量に対して50〜100重量%含まれる。
(3)目付けが5〜100g/mの範囲内である。
【選択図】なし

Description

本発明は、半透膜支持体や感熱孔版印刷原紙用の薄葉紙に関し、さらに詳しくは、微細な孔が多数存在し限外濾過、逆浸透などの精密濾過に適応することが半透膜支持体用の薄葉紙、あるいは、感熱孔版印刷原紙に用いる多孔性支持体用で、良好な印刷をもたらす薄葉紙に関する。
従来、半透膜支持体としては、初期の引っ張り強度(裂断長)と通気度を規定したもの(特許文献1:特開平10−225630号公報)、不織布のタテヨコ比を規定したもの(特許文献2:特開2002−095937号公報)などが提案されている。しかしながら、強度(裂断長)と通気度だけでは生産性の問題や濾過時の耐久性、性能などを達成することができなかった。
また、従来、感熱孔版印刷原紙用薄葉紙としては、マニラ麻などの天然繊維を主たる成分からなるもの(特許文献3:特開2001−315456号公報)、太さ長さがランダムであるアクリル系繊維から構成されるもの(特許文献4:特開平11−301134号)、天然繊維とポリエステル繊維を混抄した後樹脂加工を施したもの(特許文献5:特開平9−39429号公報)、ポリエチレンテレフタレート主体繊維とポリエチレンナフタレート未延伸繊維から構成されるもの(特許文献6:特開2000−118162号公報)などが提案されている。天然繊維を用いると、繊度にマチマチであるため、薄葉紙の空隙に斑が生じ易く印刷時にも安定性に欠けることがあり、太さ長さがランダムである場合も同様である。樹脂加工を施すものについては、微小な空隙が失われインク通過性に斑を生じ易くなり均一な印刷画像とは言い難い。また、バインダーとしてポリエチレンナフタレート繊維を用いる場合、薄葉紙製造時に熱処理条件を強化しなければ、従来並みの強度を持った製品は得られ難いため好ましくない。
特開平10−225630号公報 特開2002−095937号公報 特開2001−315456号公報 特開平11−301134号 特開平9−39429号公報 特開2000−118162号公報
本発明は、微細な孔が多数存在し限外濾過、逆浸透などの精密濾過に適応することが可能な半透膜支持体用の薄葉紙、あるいは、ソフトな風合いを有すると共に、均一な地合いを有することにより、インク通過性が一定であり、良好な解像度を長時間得ることができる感熱孔版印刷原紙用の薄葉紙を提供することにある。
本発明は、ポリトリメチレンテレフタレートからなり、繊度が0.05〜6.6dtex、繊維長が3〜10mmである主体繊維と、ポリエステルを主成分とするバインダー繊維とから構成され、下記(1)〜(3)の要件を同時に満足することを特徴とする薄葉紙に関する。
(1)上記主体繊維とバインダー繊維との重量比が80/20〜20/80の範囲内である。
(2)ポリトリメチレンテレフタレート単独からなる繊維が、薄葉紙全体の重量に対して50〜100重量%含まれる。
(3)目付けが5〜100g/mの範囲内である。
本発明の薄葉紙は、さらに、(4)密度が0.15〜0.35g/mであることが好ましい。
また、上記バインダー繊維は、紡糸速度800〜1,200m/分で紡糸されたポリエステル未延伸繊維であることが好ましい。
さらに、上記バインダー繊維を形成するポリエステルとしては、ポリトリメチレンテレフタレートが挙げられる。
さらに、バインダー繊維としては、芯鞘型複合繊維であり、芯部がポリトリメチレンテレフタレートで形成されるものが挙げられる。
本発明の薄葉紙は、カレンダー加工されたものが好ましい。
さらに、本発明の薄葉紙は、通気度が1〜10cc/cm/secの範囲内であることが好ましい。
さらに、本発明の薄葉紙は、不織布タフネス(裂断長×伸度)が5〜100であることが好ましい。
本発明の薄葉紙は、半透膜支持体用、あるいは感熱孔版印刷原紙用に有用である。
本発明によれば、微細な孔が多数存在し限外濾過、逆浸透などの精密濾過に適応することが可能な半透膜支持体用の薄葉紙、あるいは、ソフトな風合いを有すると共に、均一な地合いを有することにより、インク通過性が一定であり、良好な解像度を長時間得ることができる感熱孔版印刷原紙用の薄葉紙を提供することができる。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明で用いられる主体繊維は、ポリトリメチレンテレフタレート短繊維である。
ここで、本発明で使用するポリトリメチレンテレフタレート短繊維とは、トリメチレンテレフタレート単位を主たる繰り返し単位とするポリエステル繊維からなる短繊維をいい、トリメチレンテレフタレート単位が約50モル%以上、好ましくは70モル%以上、さらに好ましくは80モル%以上、特に好ましくは90モル%以上のものをいう。従って、第3成分としての他の酸成分および/またはグリコール成分の合計量が約50モル%以下、好ましくは30モル%以下、さらに好ましくは20モル%以下、特に好ましくは10モル%以下の範囲で含有されたポリトリメチレンテレフタレートを含有する。
ポリトリメチレンテレフタレートは、テレフタール酸またはその機能的誘導体とトリメチレングリコールまたはその機能的誘導体とを、触媒の存在下で適当な反応条件下に縮合させることにより製造される。この製造過程において、適当な一種または二種以上の第3成分を添加して共重合ポリエステルとしても良いし、またポリエチレンテレフタレートなどのポリトリメチレンテレフタレート以外のポリエステル、ナイロンなどとポリトリメチレンテレフタレートを別個に製造した後、ブレンドしたり、複合紡糸(鞘芯、サイドバイサイドなど)しても良い。
添加する第3成分としては、脂肪族ジカルボン酸(シュウ酸、アジピン酸)、脂環族ジカルボン酸(シクロヘキサンジカルボン酸など)、芳香族ジカルボン酸(イソフタル酸、ソジウムスルホイソフタル酸)、脂肪族グリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、テトラメチレングリコールなど)、脂環族グリコール(シクロヘキサングリコールなど)、芳香族ジオキシ化合物(ハイドロキノンビスフェノールAなど)、芳香族を含む脂肪族グリコ−ル(1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンなど)、脂肪族オキシカルボン酸(p−オキシ安息香酸など)などが挙げられる。また、1個または3個以上のエステル形成性官能基を有する化合物(安息香酸などまたはグリセリンなど)も重合体が実質的に線状である範囲で使用できる。
さらに、ポリトリメチレンテレフタレートには、二酸化チタンなどの艶消し剤、リン酸などの安定剤、ヒドロキシベンゾフェノン誘導体などの紫外線吸収剤、タルクなどの結晶化核剤、アエロジルなどの易滑剤、ヒンダードフェノール誘導体の抗酸化剤、難燃剤、制電剤、顔料、蛍光増白剤、赤外線吸収剤、消泡剤などを含有させても良い。
上記ポリトリメチレンテレフタレート短繊維の繊度は、0.05〜6.6dtex、好ましくは0.1〜3.3dtexである。0.05dtex未満では初期分散には優れるものの、長時間攪拌を続けると繊維どうしに絡みを生じ地合い悪化の原因となるため好ましくない。一方、6.6dtexを超えると、不織布である薄葉紙に占める繊維の本数は極めて少なくなり、濾過性能がダウンしたり、インクが通過し過ぎるため好ましくない。
また、上記ポリトリメチレンテレフタレート短繊維の繊維長は、2〜10mm、好ましくは3〜5mmである。2mm未満では、不織布である薄葉紙としての強度が得られにくいため好ましくない。一方、10mmを超えると、抄紙法による繊維分散が極めて悪くなり、地合い悪化の原因(濾過性能ダウン、印刷解像度ダウン)となるため好ましくない。
上記ポリトリメチレンテレフタレート短繊維の捲縮については、ストレート繊維、捲縮を付与した繊維のどちらでも良い。通常、ストレート繊維は抄紙法の工程安定性、捲縮繊維は嵩性向上のために、各々用いられている。
一方、本発明の薄葉紙に用いられるバインダー繊維としては、ポリエステルからなる未延伸繊維あるいは、ポリエステルを主体とする芯鞘型複合繊維が挙げられる。
ポリエステルからなる未延伸繊維としては、ポリエチレンテレフタレートやポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルを紡糸速度が800〜1,200m/分で紡糸された未延伸繊維が挙げられる。好ましくは、ポリトリメチレンテレフタレートからなる未延伸繊維である。ポリトリメチレンテレフタレートからなる未延伸繊維は、通常、o−クロロフェノール、35℃で測定された固有粘度が0.80〜1.00dL/gのポリマーを240〜280℃の紡糸口金から吐出し、800〜1,200m/分、好ましくは900〜1,100m/分で巻き取ることにより得られる。この未延伸繊維は、通常、複屈折率が0.01〜0.05で、融点は220〜230℃であり、バインダー繊維として有用である。
また、バインダー繊維として用いられる芯鞘型複合繊維としては、鞘成分に熱融着成分と芯成分に該ポリトリメチレンテレフタレートやポリエチレンテレフタレートなどを配しており前者が繊維表面に露出している必要がある。重量割合としては、前者と後者が30/70〜70/30の範囲が適当である。この芯鞘型においては、繊維形成性熱可塑性ポリマーが芯部となるが、該芯部は同心円状あるいは偏心状であってもよい。なお、該複合短繊維の断面形状としては、中空、中実、異型いずれでもよい。
ここで、熱融着成分として配されるポリマーとしては、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、非弾性ポリエステル系ポリマーおよびその共重合物(共重合系ポリエステルポリマー)、ポリオレフィン系ポリマーおよびその共重合物、ポリビニルアルコール系ポリマーなどを挙げることができる。好ましくは、共重合ポリエステル系ポリマー、およびポリオレフィン系ポリマーである。
上記ポリウレタン系エラストマーとしては、分子量が500〜6,000程度の低融点ポリオール、例えばジヒドロキシポリエーテル、ジヒドロキシポリエステル、ジヒドロキシポリカーボネート、ジヒドロキシポリエステルアミドなどと、分子量500以下の有機ジイソシアネート、例えばp,p’−ジフェニールメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート水素化ジフェニールメタンイソシアネート、キシリレンイソシアネート、2,6−ジイソシアネートメチルカプロエート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどと、分子量500以下の鎖伸長剤、例えばグリコールアミノアルコールあるいはトリオールとの反応により得られるポリマーである。
これらのポリマーのうちで、特に好ましいのはポリオールとしてはポリテトラメチレングリコール、またはポリ−ε−カプロラクタムあるいはポリブチレンアジペートを用いたポリウレタンである。この場合の有機ジイソシアネートとしてはp,p’−ビスヒドロキシエトキシベンゼンおよび1,4−ブタンジオールを挙げることができる。
また、ポリエステル系エラストマーとしては、熱可塑性ポリエステルをハードセグメントとし、ポリ(アルキレンオキシド)グリコールをソフトセグメントとして共重合してなるポリエーテルエステル共重合体、より具体的にはテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4’−ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸、コハク酸、シュウ酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジ酸、ダイマー酸などの脂肪族ジカルボン酸またはこれらのエステル形成性誘導体などから選ばれたジカルボン酸の少なくとも1種と、1,4−ブタンジオール、エチレングリコールトリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコールネオペンチルグリコール、デカメチレングリコールなどの脂肪族ジオールあるいは1,1−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、トリシクロデカンメタノールなどの脂環式ジオール、またはこれらのエステル形成性誘導体などから選ばれたジオール成分の少なくとも1種、および平均分子量が約400〜5,000程度のポリエチレングリコール、ポリ(1,2−および1,3−ポリプロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとの共重合体、エチレンオキシドとテトラヒドロフランとの共重合体などのポリ(アルキレンオキサイド)グリコールのうち少なくとも1種から構成される三元共重合体を挙げることができる。
特に、接着性や温度特性、強度の面からすればポリブチレン系テレフタレートをハード成分とし、ポリオキシブチレングリコールをソフトセグメントとするブロック共重合ポリエーテルエステルが好ましい。
この場合、ハードセグメントを構成するポリエステル部分は、主たる酸成分がテレフタル酸、主たるジオール成分がブチレングリコール成分であるポリブチレンテレフタレートである。むろん、この酸成分の一部(通常、30モル%以下)は他のジカルボン酸成分やオキシカルボン酸成分で置換されていても良く、同様にグリコール成分の一部(通常、30モル%以下)はブチレングリコール成分以外のジオキシ成分で置換されていても良い。また、ソフトセグメントを構成するポリエーテル部分はブチレングリコール以外のジオキシ成分で置換されたポリエーテルであってよい。
共重合ポリエステル系ポリマーとしては、アジピン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸類および/またはヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸などの脂環式ジカルボン酸類と、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、パラキシレングリコールなどの脂肪族や脂環式ジオール類とを所定数含有し、所望に応じてパラヒドロキシ安息香酸などのオキシ酸類を添加した共重合エステルなどを挙げることができ、例えばテレフタル酸とエチレングリコールとにイソフタル酸および1,6−ヘキサンジオールを添加共重合させたポリエステルが好ましい。
また、ポリオレフィンポリマーとしては、例えば低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどを挙げることができる。
なお、上記熱融着成分と繊維形成性熱可塑性ポリマーには、各種安定剤、紫外線吸収剤、増粘分枝剤、艶消し剤、着色剤、その他各種改良剤などが必要に応じて配合されていてもよい。
本発明において、以上のバインダー繊維の単糸繊度や繊維長は、上記したポリトリメチレンテレフタレートからなる主体繊維と同様である。
上記薄葉紙を構成する主体繊維とバインダー繊維の重量比率は、80/20〜20/80、好ましくは65/35〜35/65である。主体繊維が80重量%を超える(バインダー繊維が20重量%未満)と、不織布の形態を構成する接着点が少なくなり過ぎ、強度不足となるため好ましくない。一方、主体繊維が20重量%未満(バインダーが80重量%以上)では、接着点が多くなり過ぎるため、不織布(薄葉紙)そのものが硬くなるため、好ましくない。
また、上記ポリトリメチレンテレフタレート短繊維の比率は、薄葉紙全体に対して、重量比率で50〜100%、好ましくは70〜100%である。50重量%未満では、ポリトリメチレンテレフタレート短繊維の有する特徴を発揮することが不十分となり、本発明である不織布タフネスが所定の範囲にある不織布を得ることができず、また、本発明の特徴となる柔軟性に優れた薄葉紙が得られないため好ましくない。
なお、不織布である薄葉紙を構成する繊維としては、ポリトリメチレンテレフタレート以外に各種合成繊維(ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、オレフィン系、アラミド系)、および天然繊維(木材パルプ、ケナフ、マニラ麻など)を、50重量%以下、好ましくは30重量%以下程度、少量添加しても問題ない。その中では、特にポリエチレンテレフタレートが寸法安定性などの観点から好ましい。
さらに、本発明の薄葉紙の目付は、5〜100g/m、好ましくは10〜60g/mである。5g/m未満では、繊維の構成本数の割合が少なすぎるため、濾過性能のバラツキが生じるたり、インク保持が不充分となり均一な解像度が得られないため好ましくない。一方、100g/mを超えると、濾過効率は高いものの、寿命が短くなったり、コスト高となり、またインク通過阻害となるため好ましくない。
なお、本発明の薄葉紙の密度は、0.15〜0.35g/cmが好ましく、さらに好ましくは0.20〜0.30g/cmである。0.15g/cm未満では、空隙が多くなり、インクが滲んだりするため好ましくない。一方、0.35g/cmを超えると、インク通過阻害となるため好ましくない。0.15g/cm未満では、空隙が多くなり、液通過が多くなりろ過性能を満足できなくなるため好ましくない。一方、0.35g/cmを超えると、液通過性阻害となるため好ましくない。
本発明の薄葉紙の密度を調整するには、使用する原料の比率及び熱処理条件、カレンダー条件を最適化する事で可能である。
また、本発明の薄葉紙の通気度は、1〜10cc/cm/secであることが好ましい。さらに好ましくは、2〜8cc/cm/secである。1cc/cm/sec未満では、異物除去などのろ過効率は高いものの寿命が短いため好ましくない。一方、100cc/cm/secでは寿命は長いものの、上記の効率が低くなるため好ましくない。
通気度を上記範囲内にするには、熱処理条件(抄紙後のドライヤーやカレンダー)の最適化を行うことで調整可能である。
さらに、本発明の薄葉紙のタフネス(列断長×伸度)は、5〜100であることが好ましい。さらに好ましくは、10〜80である。5未満では、強度あるいは伸度が低過ぎるため、使用時/加工時に破けなどが発生し易いため好ましくない。一方、100を超えると、使用時/加工時に多くの伸びが発生し易くなり、隙間を生じたりして実使用上問題があるため好ましくない。
なお、薄葉紙のタフネスを上記範囲内にするには、構成する原料の選定や加工条件(熱処理条件)により調整が可能である。
本発明の薄葉紙を製造する装置としては、通常の長網抄紙機、短網抄紙機、丸網抄紙機、あるいはこれらを複数台組み合わせて多層抄きなどにしても何ら問題ない。
本発明の薄葉紙について、熱処理工程としては、抄紙工程後、ヤンキードライヤー、あるいはエアースルードライヤーのどちらでも可能である。また、金属/金属ローラー、金属/ペーパーローラー、金属/弾性ローラーなどのカレンダー/エンボスを施しても良い。
バインダー繊維の形態としては、上記のように、未延伸タイプ、芯鞘複合タイプを用いることができるが、未延伸タイプのバインダー繊維を用いる場合、抄紙後のドライヤーの後、熱圧着工程が必要であるため、カレンダー/エンボス処理が必要となる。所定の通気度、不織布タフネスを達成するためには、熱カレンダーにより処理があった方が好ましく、未延伸タイプのバインダー繊維を用いることがより好ましい。
ここで、熱カレンダー処理は、通常、温度が150〜230、好ましくは180〜200℃で、圧力は80〜240kg/cm、好ましくは120〜180kg/cmである。
以下、本発明をさらに下記実施例により具体的に説明するが、本発明の範囲はこれら実施例により何等限定を受けるものではない。なお、実施例中に記載した物性は以下の方法により測定した。
(1)引張り強度(裂断長)、伸度:
JIS P8113(紙および板紙の引張強さ試験方法)に基づいて実施した。
(2)通気度:
JIS L1096(一般織物試験方法)に基づき実施した。
(3)不織布タフネス:
(1)の測定方法により得られた裂断長(km)と伸度(%)を用いて以下より算出した。
不織布タフネス=(タテヨコ平均裂断長(km))×(タテヨコ平均伸度(%))
(4)印刷解像度:
薄葉紙に酢酸ビニル系樹脂を0.5g/m塗布、熱可塑性樹脂フィルムと重ね合わせて、熱圧着し感熱孔版原紙を得る。これを、感熱孔版印刷機にセットし、黒ベタ印刷を行い、20枚目の解像度により目視判定した。
(白抜け)
○:ほとんど白抜けが見られないもの
△:若干、白抜けが見られるもの
×:白抜けが目立つもの
(濃度斑)
○:ほとんど濃度斑がみられないもの
△:若干濃度斑が見られるもの
×:濃度斑が目立つもの
(耐久性)
さらに印刷を続け、2,000枚目の解像度(濃度)により判定した。
○:ほとんど濃度斑がみられないもの
△:若干濃度斑がみられるもの
×:濃度斑が目立つもの
実施例1
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度1.7dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度1.2dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を75/25の重量比率で混合攪拌し、TAPPI(熊谷理機工業製角型シートマシン、以下同じ)により75g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×120kg/cm、金属/金属)を施してシートを得た。得られた物性を表1に示す。
実施例2
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.6dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度1.2dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を75/25の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより75g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×120kg/cm、金属/金属)を施してシートを得た。得られた物性を表1に示す。
実施例3
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.6dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度1.2dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を50/50の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより75g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×120kg/cm、金属/金属)を施してシートを得た。得られた物性を表1に示す。
実施例4
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.6dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)、ポリエチレンテレフタレート短繊維(繊度0.6dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度1.2dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を50/25/25の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより75g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×120kg/cm、金属/金属)を施してシートを得た。得られた物性を表1に示す。
比較例1
ポリエチレンテレフタレート短繊維(繊度1.7dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリエチレンテレフタレート短繊維(繊度1.2dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を75/25の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより75g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×120kg/cm、金属/金属)を施してシートを得た。得られた物性を表1に示す。
比較例2
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度1.7dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度1.2dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を75/25の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより40g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×120kg/cm、金属/金属)を施してシートを得た。得られた物性を表1に示す。
比較例3
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度1.7dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度1.2dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を75/25の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより120g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×120kg/cm、金属/金属)を施してシートを得た。得られた物性を表1に示す。
比較例4
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度1.7dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度1.2dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を85/15の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより75g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×120kg/cm、金属/金属)を施してシートを得た。得られた物性を表1に示す。

Figure 2006241631
実施例5
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.3dtex、繊維長3mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.5dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を50/50の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより10g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×20kg/cm、金属/ペーパーローラー)を施してシートを得た。得られた物性を表2に示す。
実施例6
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.3dtex、繊維長3mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.5dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を70/30の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより10g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×20kg/cm、金属/ペーパーローラー)を施してシートを得た。得られた物性を表2に示す。
実施例7
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.3dtex、繊維長3mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.5dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を30/70の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより10g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×20kg/cm、金属/ペーパーローラー)を施してシートを得た。得られた物性を表2に示す。
実施例8
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.3dtex、繊維長3mm、捲縮ナシ)、芯鞘複合型バインダー短繊維(繊度1.1dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ、芯/鞘=50/50、芯:ポリトリメチレンテレフタレート、鞘:共重合ポリエステル)を50/50の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより10g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)を施してシートを得た。得られた物性を表2に示す。
実施例9
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.3dtex、繊維長3mm、捲縮ナシ)、芯鞘複合型バインダー短繊維(繊度1.1dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ、芯/鞘=50/50、芯:ポリトリメチレンテレフタレート、鞘:共重合ポリエステル)、マニラ麻からなるパルプを50/40/10の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより10g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)を施してシートを得た。得られた物性を表2に示す。
比較例5
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.3dtex、繊維長3mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.5dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を85/15の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより10g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×20kg/cm、金属/ペーパーローラー)を施してシートを得た。得られた物性を表2に示す。
比較例6
ポリエチレンテレフタレート短繊維(繊度0.3dtex、繊維長3mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.5dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を70/30の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより10g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×20kg/cm、金属/ペーパーローラー)を施してシートを得た。得られた物性を表2に示す。
比較例7
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.3dtex、繊維長3mm、捲縮ナシ)、芯鞘複合型バインダー短繊維(繊度1.1dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ、芯/鞘=50/50、芯:ポリトリメチレンテレフタレート、鞘:共重合ポリエステル)、マニラ麻からなるパルプを20/20/60の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより10g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)を施してシートを得た。得られた物性を表2に示す。
比較例8
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度4.4dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)、未延伸ポリトリメチレンテレフタレート短繊維(繊度0.5dtex、繊維長5mm、捲縮ナシ)を50/50の重量比率で混合攪拌し、TAPPIにより10g/mを抄紙した後、ヤンキードライヤー乾燥(120℃×2分)、カレンダー加工(160℃×20kg/cm、金属/ペーパーローラー)を施してシートを得た。得られた物性を表2に示す。
Figure 2006241631
本発明の薄葉紙は、微細な孔が多数存在するので、限外濾過、逆浸透などの精密濾過に適応することが可能な半透膜支持体用として、また、ソフトな風合いを有すると共に、均一な地合いを有し、インク通過性が一定であり、良好な解像度を長時間得ることができるので、感熱孔版印刷原紙用の薄葉紙として有用である。


Claims (10)

  1. ポリトリメチレンテレフタレートからなり、繊度が0.05〜6.6dtex、繊維長が3〜10mmである主体繊維と、ポリエステルを主成分とするバインダー繊維とから構成され、下記(1)〜(3)の要件を同時に満足することを特徴とする薄葉紙。
    (1)上記主体繊維とバインダー繊維との重量比が80/20〜20/80の範囲内である。
    (2)ポリトリメチレンタレフタレート単独からなる繊維が、薄葉紙全体の重量に対して50〜100重量%含まれる。
    (3)目付けが5〜100g/mの範囲内である。
  2. さらに、(4)密度が0.15〜0.35g/mである請求項1記載の薄葉紙。
  3. バインダー繊維が、紡糸速度800〜1,200m/分で紡糸されたポリエステル未延伸繊維である、請求項1または2に記載の薄葉紙。
  4. バインダー繊維を形成するポリエステルがポリトリメチレンテレフタレートである、請求項1〜3いずれかに記載の薄葉紙。
  5. バインダー繊維が芯鞘型複合繊維であり、芯部がポリトリメチレンテレフタレートで形成される、請求項1〜3いずれかに記載の薄葉紙。
  6. カレンダー加工されたものである、請求項1〜5のいずれかに記載の薄葉紙。
  7. 通気度が1〜10cc/cm/secの範囲内である、請求項1〜6のいずれかに記載の薄葉紙。
  8. 不織布タフネス(裂断長×伸度)が5〜100である、請求項1〜7のいずれかに記載の薄葉紙。
  9. 半透膜支持体用である請求項1〜8いずれかに記載の薄葉紙。
  10. 感熱孔版印刷原紙用である請求項1〜8いずれかに記載の薄葉紙。
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