JP2006240770A - 昇降機用非常停止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非常停止後、ロックされた装置を容易に解除でき、迅速に昇降機を復旧できる非常停止装置を提供すること。
【解決手段】 昇降機のケージC内にピニオンを軸支するピニオン軸1でドラム3を回転自在に軸支する。ドラム3の外周に係合片3aを突設する。ドラム3はクラッチ部材4を内蔵し、ピニオン軸1の異常増速により、ストッパ6が内周面へ食いこんでピニオン軸1と供回りしようとする。ドラム3に対する回り止め9は、ケージCの枠体に支持片9a、係合突片9bを突設し、支持片9aにリリースボルト9cを螺合させる。リリースボルト9cがドラム3の係合片3aに当接して、非常停止時に回転しようとするドラム3を止める一方、後退させてドラム3を回転させればストッパ6とドラム3の係合を解除できる。
【選択図】 図3

Description

この発明は昇降機の非常停止装置に関するもので、特に非常停止後の装置のロックを容易に解除するものに係る。
従来、壁面に縦方向の案内レールとピンラックを設け、ピンラックに噛み合うピニオンと駆動源を備えた昇降機があり、この非常停止装置が特許文献1に記載されている。この非常停止装置はピニオン軸に回転自在に支持されたドラムにリンク及びクラッチ用シューを内蔵し、引留板によってドラムを昇降機のケージの一部に引留め、非常時に遠心力によりリンクを介してシューがドラムの内側に係合して、ケージの下降を停止させるものである。
特公昭59−43649号公報
上記従来の非常停止装置は、ドラムがケージに対して引留板により枢着されているので、装置の作動により昇降機が停止した後、ドラムとシューとが係合しているので、この係合を解いて昇降機を復旧させる必要があるが、そのために、ケージを上昇方向に移動させてピニオン軸を回転させるか、ドラムを動作前のピニオン軸と同方向に回転させなければドラムとシューとを解除できない。電源故障等により駆動装置が動作しない場合、重量のあるケージを人手で押し上げるのは容易でなく、代わりにドラムを取り外している。このとき、ドラムをケージに固定する引留板の枢着ピンにはドラムに作用する大きな押圧力が働いており、これを抜き取るのが容易でなく、昇降機の復旧作業を困難にしている。
そこで、本発明は、非常停止後、ロックされた装置を容易に解除でき、迅速に昇降機を復旧できる非常停止装置を提供することを課題している。
上記課題を解決するため、第1の発明においては、壁面に設けられたピンラックと噛み合うピニオンをケージに支持するピニオン軸1にドラム3を回転自在に支持させ、ピニオン軸1の異常増速によりドラム3にクラッチ部材4を係合させ、このクラッチ部材4の係合によりピニオン軸1と共回りしようとするドラム3の回転を回り止め手段により阻止する昇降機用非常停止装置を構成する。回り止め手段は、ケージCに設けた支持片9にリリースボルト9cを挿通し、ドラム3上に設けられた係合片3aに進退自在に臨ませて、係合片3aに係合することによりクラッチ部材4が係合したドラム3の回転を阻止する一方、非常停止後に係合片3aから後退することによりドラム3の回転を許容してクラッチ部材4を解除させる。
第2の発明においては、ドラム3の係合片3aを抜き差し可能な固定ピンでケージCに枢着し、非常停止後にクラッチ部材4が係合したドラム3の回転力を固定ピン11に代わってリリースボルト9cが受けるように構成した。
本発明においては、リリースボルトにより非常停止時にドラムを回り止めする一方、非常停止後にドラムの係合片の係合位置から後退させてドラムを回転させれば、装置のロックが解除されるので、人手でケージを押し上げたり、ドラム等を取り外すなどの難作業を回避することができ、昇降機を迅速に復旧させることができるという効果を有する。また、ドラムをケージに固定ピンで係止して、ドラムを回り止めすることとしても、リリースボルトをドラム側に進めれば、非常停止後の固定ピンに作用するドラムの押圧力を固定ピンに代わってリリースボルトで受けることができ、固定ピンを容易に抜き取ることができ、その後リリースボルトを後退させてドラムを回転させれれば装置のロックを解除できる。
本発明の実施の一形態を図について説明する。
本実施形態に係る非常停止装置が適用される昇降機は、壁面に上下にガイドレールとピンラックとが設けられおり、駆動源に接続された駆動ピニオンがピンラックに噛み合い回転駆動することによりガイドレールに沿ってケージCが昇降するものである。図1ないし図3において、ピニオン軸1はケージCの枠体に支持され、駆動ピニオンとは別にピンラックに噛み合う従動ピニオン2を軸支する。
ピニオン軸1はドラム3を回転自在に軸支する。ドラム3の外周の一部には係合片3aが突設されている。ドラム3にはクラッチ部材4を内蔵している。クラッチ部材4はドラム3を閉塞するようにピニオン軸1に固着されたベース板5を有する。ベース板5には、軸を中心とする対称位置にピン5a,5bが植設され、これらピン5a,5bにストッパ6が夫々軸支されている。リンク7は一方のストッパ6の一端部と他方のストッパ6の他端部とを連結し、付設ばね8により、常時はストッパ6をドラム内面から引き離している。ピニオン軸1が異常増速した場合、ストッパ6は付設ばね8に抗してドラム3の内周面へ食いこみ、ピニオン軸1の回転を即時停止させようとする。
回り止め9は、ケージCの枠体に相対向するように突設された支持片9a、係合突片9bと、支持片9aに支持されるリリースボルト9cとを備えている。支持片9aと係合突片9bは相互間に配置されたドラム3の係合片3aの回転を規制する。リリースボルト9cは支持片9aに螺合し、先端がドラム3の係合片3aに当接して係合突片9bとで挟み込み、非常停止時にクラッチ部材4のストッパ6と係合することにより回転しようとするドラム3を止め、またその回転方向へ後退させればストッパ6とドラム3の係合を解除できる。
この昇降機用非常停止装置においては、リリースボルト9cが常時係合突片9bとの間で係合片3aを挟み込んで回り止めしている。昇降機の平常運転時にはケージCの降下により図1中ピニオン軸1が反時計方向に回転するがストッパ6とドラム3は係合しない。故障等の非常時にケージCの急降下によりピニオン軸1が急回転し始めると、ストッパ6はドラム3へ食いこんで係合し、ドラム3を共回りさせようとするが、リリースボルト9cにより係合片3aが回り止めされているのでドラム3の回転が阻止されケージCが停止して事故を未然に防止する。
昇降機を復旧させるときには、リリースボルト9cを回して後退させ、ドラム3を停止前のピニオン軸1の回転方向(図3において反時計方向)に回転させれば、クラッチ部材4のストッパ6とドラム3との係合を解除することができ、ピニオン軸1がフリーになり、昇降機を再稼働することができる。従って、ピニオン軸1を逆回転させるためにケージCを押し上げたり、ピニオン軸1を回り止めしているドラム3の取り外しなどの難作業を回避することができ、昇降機を迅速に復旧できる。
他の実施例を図4に示す。ドラム3は、ケージCの枠体に固定ピン9dで別途固定される。固定ピン9dによる固定部に対してドラムの回転方向前後には支持片9a、係合突片9bが設けられている。先と同様にして非常停止装置の動作後、ピニオン軸1をフリーにするには、ドラム3にピニオン軸1の回転方向と同方向の回転力が作用して、固定ピン9dで受けているので、支持片9aにリリースボルト9cを締め込んで係合片3aを押し込めば、ドラム3の回転力を固定ピン9dに代わって受け、この固定ピン9dを難なく抜き取ることができる。そして、先と同様にしてリリースボルト9cを緩めて後退させればドラム3が回転して、クラッチ部材4のストッパ6とドラム3との係合を解除することができる。
なお、ピニオン軸1は従動ピニオン2に代えてピンラックに噛み合う駆動ピニオンの軸を適用してもよい。
この発明は壁面に沿って上下に移動する昇降機の非常停止装置に関するもので、非常停止後の装置のロック状態を解除するのに有効である。
本発明に係る昇降機用停止装置の正面図である。 非常停止装置の側面図である。 非常停止装置の一部を切り欠いた側面図である。 他の実施形態に係る昇降機用停止装置の側面図である。
符号の説明
1 ピニオン軸
2 ピニオン
3 ドラム
3a 係合片
4 クラッチ部材
6 ストッパ
7 リンク
8 付設ばね
9a 支持片
9c リリースボルト
9d 固定ピン
C ケージ

Claims (2)

  1. 壁面に設けられたピンラックと噛み合うピニオンをケージに支持するピニオン軸に回転自在に支持されるドラムと、
    前記ピニオン軸の異常増速によりドラムに係合するクラッチ部材と、
    このクラッチ部材の係合によりピニオン軸と共回りしようとするドラムの回転を阻止する回り止め手段とを具備する昇降機用非常停止装置であって、
    前記回り止め手段には、ケージに設けられた支持片に螺合し、前記ドラム上に設けられた係合片に臨んで進退自在に支持され、係合片に係合してドラムの回転を阻止する一方、非常停止後に係合片との係合位置から後退することによりドラムの回転を許容してクラッチ部材を解除させるリリースボルトを備えていることを特徴とする昇降機用非常停止装置。
  2. 前記ドラムの係合片は、抜き差し可能な固定ピンでケージに枢着され、
    前記リリースボルトは、非常停止後にクラッチ部材が係合したドラムの押圧力を固定ピンに代わって受けることを特徴とする請求項1に記載の昇降機用非常停止装置。
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