JP2006239616A - 雑排水処理システム - Google Patents

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匡延 垂野
Yoshifumi Kato
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Abstract

【課題】必要最小限の酸化剤の注入で返送汚泥中の残留酸化剤をゼロに近づけ生物分解槽である曝気槽の機能低下を防止した雑排水処理システムを提供する。
【解決手段】下水等の排水を生物分解する曝気槽22と、上記曝気槽22で発生する浮遊汚泥を沈降させる沈殿槽29と、上記沈殿槽29で沈降した余剰汚泥を抜き取り、上記曝気槽22に直接または間接的に返送する管路35を設けた雑排水処理システム20において、上記曝気槽22の底部から余剰汚泥を抜き取り殺菌槽27に導入して滞留させ、この殺菌槽27に殺菌剤を注入して余剰汚泥を再基質化するようにし、上記殺菌槽27と上記沈殿槽29とを管路で繋いだ構成とした。上記殺菌槽27で滞留する余剰汚泥に対し、5乃至200ppmの割合で二酸化塩素を注入するようにする。上記殺菌槽27の流入口に流量計を設置し、上記殺菌槽27の殺菌剤注入口に注入量制御手段を設置する。
【選択図】図1

Description

この発明は、家庭あるいは各種事業所から排出される雑排水を生物分解する雑排水処理システムに関する。
生物分解による雑排水処理システムに関する先行技術は多数存在するが、今回出願人が提案する雑排水処理システムに最も近い先行技術として次の特許文献を挙げることができる。
特開2003−260491号公報(特許請求の範囲、図面)
上記特許文献に記載の技術内容は、「有機性汚水を生物処理により浄化する方法において、該生物処理(槽4)工程の生物汚泥の一部に、二酸化塩素(ClO)10を添加したのち、該酸化汚泥を前記生物処理または別個の生物処理工程に供給する」ものであり、詳しくは「有機性汚水を生物処理する生物処理装置を有する有機性汚水の生物処理装置において、該生物処理装置からの汚泥の少なくとも一部を二酸化塩素(ClO)10により酸化する汚泥再基質化槽9と、該汚泥再基質化槽9で酸化された汚泥を前記生物処理または個別の生物処理装置へ供給する返送路を有する」(図3参照)ものである。
上記提案では、余剰汚泥を再基質化(可溶化)するために二酸化塩素(ClO)を採用しているが、その理由は、「第一に塩素臭が少なく、有機物を含有する排水に添加したとき有害なトリハロメタンが発生することがないこと、第二に塩素や次亜塩素酸塩は、雑排水中のアンモニウムイオンと反応して、クロルアミンを生成して酸化力が低下してしまうからである。」と記している。
上記提案では、沈殿槽の余剰汚泥を再基質化させるために、化学的手段の一つである二酸化塩素(ClO)を余剰汚泥中に注入している。他の化学的手段として過酸化水素、オゾンまたは次亜塩素酸塩の注入、アルカリによる加水分解などがあり、化学的手段の他に熱的手段、高圧水噴射手段等々多くの手段があるが、今回提案するのは、化学的手段により余剰汚泥を再基質化(可溶化)するものである。
沈殿槽で沈降した余剰汚泥を、二酸化塩素(ClO)を含む薬剤(酸化剤)を注入して化学的に再基質化(可溶化)するものでは、注入された酸化剤が、返送汚泥とともに曝気槽に還流し、曝気槽内の酸化剤の濃度が上昇して好気性菌の活動を低下させ、その結果雑排水の処理能力を低下させることとなる。
本発明者らは、上記従来技術の問題点を注視するなかで、余剰汚泥への酸化剤(二酸化塩素(ClO))の注入率と再基質化(可溶化)の指標である「活性汚泥沈殿率(SV)」との関係を実験的に調べてみたところ、図2に示すように5ppmを注入した段階でSVが45%にまで下がり10ppmで効果が鈍化し200ppmまでは効果がみられるがそれ以上ではサチュレートすることがわかり、この傾向は、他の酸化剤でも同様の傾向があるものと見られるので、他の酸化剤を採用するときは実験的に酸化剤の注入率−SV曲線を把握し、これに基づき当該酸化剤の最適注入量を決定するとよいと考える。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、余剰汚泥を再基質化(可溶化)するための酸化剤の注入量を規制して、余剰汚泥中に対し必要最小限の酸化剤を注入できるようにし、返送汚泥中の残留酸化剤をゼロに近づけて好気性菌による生物分解槽である曝気槽の機能低下を防止した雑排水処理システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためにこの発明は、下水等の排水を生物分解する曝気槽と、上記曝気槽で発生する浮遊汚泥を沈降させる沈殿槽と、上記沈殿槽で沈降した余剰汚泥を抜き取り、上記曝気槽に直接または間接的に返送する管路を設けた雑排水処理システムにおいて、上記曝気槽の底部から余剰汚泥を抜き取り殺菌槽に導入して滞留させ、この殺菌槽に殺菌剤を注入して余剰汚泥を再基質化するようにし、上記殺菌槽と上記沈殿槽とを管路で繋いだ構成としたものであり、上記殺菌槽で滞留する余剰汚泥に対し、5乃至200ppmの割合で二酸化塩素を注入するようにし、好ましくは5乃至10ppmの割合で二酸化塩素を注入するようにする。また、上記規制された範囲で殺菌剤を注入するために、上記殺菌槽の流入口に流量計を設置し、上記殺菌槽の殺菌剤注入口に注入量制御手段を設置したものである。
上記の如く構成するこの発明によれば、曝気槽と沈殿槽の間に殺菌槽を設けて、曝気槽の底部から抜き取り、殺菌槽に滞留させた余剰汚泥に、上記規制範囲の殺菌剤を注入することにより、殺菌剤の注入量は必要最小限となって、殺菌剤は無駄なく消費され、返送汚泥と共に殺菌剤が曝気槽に還流するのをゼロに近づけて好気性分解菌による生物分解槽である曝気槽の機能低下を防止する。
次にこの発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は実施例1の発明に係り、例えば家庭から排出される雑排水(「原水」以下同じ)は流入管路21を経て曝気槽22に流入する。曝気槽22の底部には散気ノズル23が配置され送気管24が繋がれている。曝気槽22には、流入した原水の滞留時間を長くするために、図示しない隔壁を適宜設けて複数に区画することができる。
曝気槽22の底部には余剰汚泥の抜き取り管25が開口し、ポンプ26によって抜き取られた余剰汚泥は殺菌槽27に流入し、一定時間滞留した余剰汚泥は、殺菌槽27の下部から延びる排出管28を経て沈殿槽29に流入する。ここで抜き取られた余剰汚泥の殺菌槽での滞留時間を保障するために殺菌槽27をいくつかの隔壁(図示せず)で区画するか、上記ポンプ26の運転と排出管28に設けたバルブ(図示せず)を制御する。
上記殺菌槽27には注入管30を介して殺菌剤注入手段31が接続されていて、ポンプ26によって曝気槽22の底部から抜き取られ、殺菌槽27に流入した余剰汚泥の流入量に対応する殺菌剤が注入されるが、殺菌剤の注入量を制御するために上記ポンプ26を計量ポンプにするか流量計(図示せず)を付設し、この検出データーに基づいて殺菌剤の注入手段31を制御する。
殺菌剤(二酸化塩素の場合)の注入量は、先に説明したように5乃至200ppmの範囲とし、最も経済的で曝気槽の機能に影響を及ぼさず、処理済み排水中の残留殺菌剤をゼロに近づけるには5乃至10ppmの範囲とする。なお、他の殺菌剤を使用するときは、前もって実験的に殺菌剤の注入量(率)とSVとの関係把握し、そのデーターに基づき注入量を制御する。
また、上記曝気槽22と上記沈殿槽29とは、それぞれ上部の水面下で連通管33が繋がれて連通状態になっており、上記沈殿槽29の底部は漏斗状34になって沈降した余剰汚泥が汚泥返送管路35の開口部35aに集中するようになっている。
沈殿槽29の底部と原水の流入管路21とは汚泥返送管路35で繋がっており、途中ポンプ32が設けられている。
以上説明した通りこの発明によれば、第一に殺菌剤の注入量(消費量)を最小限にし、第二に再基質化(可溶化)後の返送汚泥中の残留殺菌剤をゼロに近づけて好気性菌による生物分解槽である曝気槽の機能低下を防止し、第三に処理済み排水中に殺菌剤が残留しない効果を得ることができて効率的運転を可能にし、経済性、安全性を向上させるので産業状の利用価値の高いものである。
本発明のシステムのフロー図 二酸化塩素の注入率−SV曲線図 従来技術に係るシステムのフロー図
符号の説明
20 雑排水処理システム
21 流入管路
22 曝気槽
23 散気ノズル
26 ポンプ
27 殺菌槽
28 排出管
29 沈殿槽
30 注入管
31 殺菌剤注入手段
32 ポンプ
33 連通管
34 漏斗状
35 汚泥返送管路

Claims (4)

  1. 下水等の排水を生物分解する曝気槽と、上記曝気槽で発生する浮遊汚泥を沈降させる沈殿槽と、上記沈殿槽で沈降した余剰汚泥を抜き取り、上記曝気槽に直接または間接的に返送する管路を設けた雑排水処理システムにおいて、上記曝気槽の底部から余剰汚泥を抜き取り殺菌槽に導入して滞留させ、この殺菌槽に殺菌剤を注入して余剰汚泥を再基質化するようにし、上記殺菌槽と上記沈殿槽とを管路で繋いだことを特徴とする雑排水処理システム。
  2. 上記殺菌槽で滞留する余剰汚泥に対し、5乃至200ppmの割合で二酸化塩素を注入するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の雑排水処理システム。
  3. 上記殺菌槽で滞留する余剰汚泥に対し、5乃至10ppmの割合で二酸化塩素を注入するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の雑排水処理システム。
  4. 上記殺菌槽の流入口に流量計を設置し、上記殺菌槽の殺菌剤注入口に注入量制御手段を設置して所定量の殺菌剤を注入するようにした請求項1乃至3のいずれかに記載の雑排水処理システム。
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