JP2006239563A - 異物連続除去装置 - Google Patents

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和夫 中津
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員直 岡本
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Abstract

【課題】 液体中に含まれる性質の異なる異物の種類に応じて当該異物を連続的に除去することを可能とする異物連続除去装置を提供する。
【解決手段】 この異物連続除去装置1000によれば、液体中から第1粒子を除去するための第1除去装置1200と、この第1除去装置1200の下流側の流路に、第1粒子が除去された液体中からこの第1粒子よりも小さい磁性体粒子を除去する第2除去装置1300と、この第2除去装置1300の下流側の流路に、配管2200によって連結され、液体を流路内に吸引し、順次各フィルタ内に液体を送り出すためのポンプ装置1400と、このポンプ装置1400の下流側の流路に、配管2300によって連結され第2除去装置1300により磁性体粒子が除去された液体中から油脂成分を除去するための第4除去装置1500とが設けられている。
【選択図】 図16

Description

この発明は、液体中に含まれる異物を連続的に除去するための異物連続除去装置に関する。
様々な技術分野において、液体中に含まれる異物の効率的な除去が望まれている。たとえば、資源の有効活用の観点から、機械加工の切削・研削液の中からの切削・研削屑の除去による切削・研削液の再利用、半導体洗浄液の中からの異物の除去による半導体洗浄液の再利用、製紙製造時における製造原料液中からの異物除去、食品・医薬品・化学薬品関係に用いられる原料溶解液中の異物除去等が挙げられる。
たとえば、機械加工においては、製品の加工精度向上および環境負荷の低減が、近年大きな課題となっている。ウエット加工においては、切削・研削液タンクの底部に切削屑および研磨屑等の金属加工屑からなるスラッジが堆積すること、および、油脂成分混入による切削・研削液の腐敗発生から、定期的に切削・研削液タンクの清掃を行なっている。スラッジの除去には、切削・研削液タンクの底部に設けられたチップコンベア等を用いて外部に搬出される。スラッジの除去された切削・研削液からの油脂成分の除去は、別途設けられたフィルタ装置等にまで、切削・研削液を搬送し、当該フィルタ装置により油脂成分の除去が行なわれている。しかし、切削・研削液からの金属加工屑(切削屑・研磨屑)の除去効率が悪いため、除去装置の多重化による設備費・運転費・メンテナンス費の上昇を招いている。さらに、切削・研削液タンクの定期清掃が必要となるが、油脂分が切削・研削液タンクの底に堆積することが多く、切削・研削液腐敗の発生(液の取替えが必要)、金属加工における環境負荷の低減が実現されていない。
なお、切削・研削液から金属加工屑を除去する技術を開示するものとしては下記特許文献1および特許文献2が挙げられる。
また、上述した半導体技術分野においては、半導体を洗浄した後の液を再利用するには、洗浄液から微細粒子を効率的に除去することが必要である。また、製紙製造時には、上質紙の製造原料に石灰を水に溶解して使用しているが、この中に不純物が入っていると著しく品質を低下させてしまう。
さらに、食品・医薬品・化学薬品関係への安全性要求は近年益々非常に高くなってきている。食品の場合には、原料溶解液(小麦粉などの水溶液など)、飲料(牛乳、お茶、ジュースなど)に異物が混入すると、商品のイメージ低下による販売不振や商品の回収などによる消費者およびメーカに与える信用の損失は大きい。また、医薬品の場合には、食品に対する要求性能に加えて、注射液などは直接人体の血液中に注入されるものであることから、十分な安全性を確保する必要がある。また、化学薬品の場合には、原料中に不純物が混入すると異常な生成物が生成し、製品の品質悪化等のおそれがある。
特開平07−303810号公報 特開平11−114326号公報
この発明が解決しようとする課題は、液体中に含まれる性質の異なる異物を効率的に除去することができない点にある。したがって、この発明の目的は、液体中に含まれる性質の異なる異物の種類に応じて当該異物を連続的に除去することを可能とする異物連続除去装置を提供することにある。
この発明に基づいた異物連続除去装置は、液体中に含まれる異物の種類に応じて当該異物を連続的に除去するための連続する流路を有する異物連続除去装置であって、上記液体中から第1粒子を除去する第1除去装置と、上記第1粒子が除去された上記液体中から上記第1粒子よりも小さい磁性体粒子を除去する第2除去装置とを上記流路に備えている。
また、上記異物連続除去装置においては、上記第2除去装置の下流側の上記流路に配設され、上記第2除去装置により上記磁性体粒子が除去された上記液体中から上記磁性体粒子よりもさらに小さい粒子を除去するための第3除去装置をさらに備えている。また、上記第2除去装置の下流側の上記流路に配設され、上記液体中から油脂成分を除去するための第4除去装置をさらに備えている。
また、上記異物連続除去装置においては、上記各除去装置の少なくともいずれかの除去装置は複数個設けられるとともに、上記流路に対して並列に配置されている。
また、上記異物連続除去装置においては、上記液体を上記流路内に吸引し、順次各除去装置内に上記液体を送り出すための液吸引送出装置を上記流路にさらに備えている。また、この液吸引送出装置は、上記第2除去装置の下流側の上記流路に配置されている。
また、上記異物連続除去装置においては、この異物連続除去装置を移動可能とするための移動装置をさらに備えている。また、上記第1除去装置の上流側の上記管路に、上記液体を吸い込むためのノズルを有している。
上記構成からなる異物連続除去装置においては、流路内に液体中から第1粒子を除去する第1除去装置と、上記第1粒子が除去された上記液体中から上記第1粒子よりも小さい磁性体粒子を除去する第2除去装置とを備えていることにより、第1除去装置により、比較的大きな異物が捕獲される。これにより、第2除去装置への大きな異物の混入が回避され、第2除去装置の損傷を回避できる。また、磁性体粒子を除去する第2除去装置を第1除去装置の流路内下流側に配置することで、第1除去装置では除去できない磁性体粒子を液体中から連続的にかつ効率的に除去することができる。その結果、液体の再利用を容易に行なうことが可能となる。
また、第2除去装置の下流側に第3除去装置を配設した場合には、第3除去装置の不必要な目詰まりの発生を防止しながら、第3除去装置により微細な粒子が液体中から除去され、本異物連続除去装置の信頼性を向上させることが可能となる。また、第2除去装置の下流側に油脂成分を除去するための第4除去装置を配設することで、第1除去装置および第2除去装置では除去できない油脂成分を液体中から連続的にかつ効率的に除去することができる。
また、各除去装置を流路内において複数並列に配置することで、各除去装置における除去効率を向上させることができる。また、一つの除去装置に損傷やメンテナンスの必要が生じた場合であっても、他の除去装置による除去を実施することができるため、異物の除去を停止させることなく連続して除去を行なうことが可能となる。
また、液吸引送出装置を流路に備えることで、外部装置にポンプ等の液吸引送出装置が設けられていない場合であっても、本異物連続除去装置単独で、液体からの異物連続除去を実施することが可能となる。また、液吸引送出装置を、第2除去装置の下流側に配置することで、流路の上流での液体の吸い込み、および、流路の下流側への液体の送り出しを、一つの液吸引送出装置により効率良く行なうことで、ポンプの損傷、効率低減の回避を可能とする。
また、異物連続除去装置を移動可能とするための移動装置を備えることで、様々な場所への本異物連続除去装置の搬送が可能となるため、本異物連続除去装置が必要とされる場所毎に本装置を設ける必要がなくなり、本異物連続除去装置の稼働率を高めることが可能となる。また、第1除去装置の上流側の管路に、液体を吸い込むためのノズルをもうけることで、本異物連続除去装置の流路を、本異物連続除去装置が必要とされる装置に直接接続することなく、たとえば貯留タンク等に蓄積された液体をノズルから吸い込むことで、容易に液体の異物除去を連続的に実施することが可能となる。
(実施の形態1)
以下、この発明に基づいた異物連続除去装置について図を参照して説明する。まず、図1は、本実施の形態における異物連続除去装置の一例としての切削・研削液再生装置100Aの全体構成を示す模式図である。図示する切削・研削液再生装置は、金属加工において用いられた切削・研削液を再利用可能とするための切削・研削液再生装置100Aであって、車輪102を有する台車101の上に筐体104が載置され、この筐体104内に主要装置が配設されている。
台車101上の筐体104内には、金属加工に使用された切削・研削液1Aから、切削屑および研磨屑等の金属加工屑を除去するための第2除去装置としての金属加工屑除去装置300と、この金属加工屑除去装置300により金属加工屑が除去された切削・研削液1Bを一端蓄えるための補助タンク107Aと、この補助タンク107Aに蓄えられた切削・研削液1Bから油脂成分を除去するための第4除去装置としての油脂成分除去装置500とを備えている。油脂成分除去装置500により油脂成分が除去された切削・研削液1Cは、再生液タンク700に一旦蓄えられ、その後、金属加工装置において再利用される。
上記構成からなる切削・研削液流路において、金属加工に使用された切削・研削液1Aは、吸引ノズルを有する吸引ホース600により本切削・研削液再生装置100Aに取り込まれ、金属加工屑除去装置300に導入される前に第1除去装置としてのプレフィルタ200により大型の切屑等が除去される。また、切削・研削液流路において、吸引ホース600から切削・研削液1Aを吸引するための吸引力、金属加工屑除去装置300および油脂成分除去装置500への切削・研削液1A,1Bの送り込み力は、補助タンク107Aと油脂成分除去装置500との間(金属加工屑除去装置300の下流側と油脂成分除去装置500の上流側との間)に設けられた切削・研削液吸引送出装置としてのポンプ400により与えられている。
(金属加工屑除去装置)
次に、上記構成からなる切削・研削液再生装置100Aに採用される第2除去装置としての金属加工屑除去装置300の具体的な実施例について、図2から図6を参照して説明する。なお、図2から図6は、金属加工屑除去装置300の具体的な各実施例の構成を示す模式図である。
図2に示す金属加工屑除去装置310は、ドラムタイプ(マグネットロール形式)の金属加工屑除去装置である。回転ドラム312の内周面に所定のピッチで棒状の磁石313が配設されており、駆動装置(図示省略)により、所定速さで回転ドラム312が回転している。回転ドラム312の周囲には、切削・研削液1Aを蓄える貯液槽315が設けられ、導入槽311から切削・研削液1Aが貯液槽315に導入される。貯液槽315内を回転ドラム312が回転することにより、切削・研削液1Aから金属加工屑Pが分離され、切削・研削液1Bが回収され、油脂成分除去装置500側に送られる。回転ドラム312の表面に着磁した金属加工屑Pは、スクイージ314により回収・除去される。
図3に示す金属加工屑除去装置320は、螺旋マグネットタイプの金属加工屑除去装置である。固定ドラム321の内周面に螺旋状の磁石322が配設されており、駆動装置(図示省略)により、所定速さで固定ドラム321の内周面を磁石322のみが回転している。固定ドラム321の一方端において、切削・研削液1Aが固定ドラム321の表面に供給され、切削・研削液1Aから金属加工屑Pが分離され、切削・研削液1Bが回収され、油脂成分除去装置500側に送られる。固定ドラム321の表面に着磁した金属加工屑Pは、磁石322の回転に応じて、固定ドラム321の他方端側に搬送され、その後回収・除去される。
図4に示す金属加工屑除去装置330は、固定マグネットタイプの金属加工屑除去装置である。導入ポート332および排出ポート333を備える筐体331の内部に、磁石334が配設されている。導入ポート332から切削・研削液1Aが筐体331内に供給され、磁石334により切削・研削液1Aから金属加工屑Pが分離される。金属加工屑Pが分離された切削・研削液1Bは、排出ポート333から油脂成分除去装置500側に送られる。
図5に示す金属加工屑除去装置340は、固定マグネットタイプ(フィルタ内蔵)の金属加工屑除去装置である。導入ポート342および排出ポート343を備える筐体341の内部に、磁石344およびフィルタ345が配設されている。導入ポート342から切削・研削液1Aが筐体341内に供給され、磁石344により切削・研削液1Aから金属加工屑Pが分離される。また、フィルタ345においては、磁石344には着磁しない、アルミ、ステンレス等の非磁性材料からなる非磁性加工屑を切削・研削液1Aから分離する。金属加工屑Pおよび非磁性加工屑が分離された切削・研削液1Bは、排出ポート343から油脂成分除去装置500側に送られる。
図6に示す金属加工屑除去装置350は、フィルタタイプの金属加工屑除去装置である。底面に導入ポート352および排出ポート353を備える筐体351の内部に、円筒形状のフィルタ354が配設されている。導入ポート352から切削・研削液1Aが筐体351内に供給され、フィルタ354により切削・研削液1Aから金属加工屑Pが分離される。金属加工屑Pが分離された切削・研削液1Bは、排出ポート343から油脂成分除去装置500側に送られる。
(油脂成分除去装置)
次に、上記構成からなる切削・研削液再生装置100Aに採用される第4除去装置としての油脂成分除去装置500の具体的な実施例について、図7から図10を参照して説明する。なお、図7から図10は、油脂成分除去装置500の具体的な各実施例の構成を示す模式図である。
図7に示す油脂成分除去装置510は、浮上分離タイプの油脂成分除去装置である。貯液タンク511を有し、この貯液タンク511は、仕切り壁512により第1貯液槽513と第2貯液槽514とに分離されている。第1貯液槽513の下端部には、導入ポート511が設けられ、第2貯液槽514の上部と下部とにそれぞれ上部排出ポート516および下部排出ポート517が設けられている。導入ポート511から第1貯液槽513内に導入された切削・研削液1Bは、仕切り壁512をオーバフローして第2貯液槽513側に流れ込む。第2貯液槽513においては、切削・研削液1Bのうち油脂成分1Dは切削・研削液1Cの上方に浮遊する。その結果、油脂成分1Dは上部排出ポート516から外部に排出され、切削・研削液1C自体は下部排出ポート517から外部に排出される。油脂成分1Dが分離された切削・研削液1Cは、再生液タンク700に一旦蓄えられ、その後、金属加工装置において再利用される。
図8に示す油脂成分除去装置520は、浮上分離タイプ(オイルスキマ採用)の油脂成分除去装置である。基本的構成は、上記油脂成分除去装置510と同じであり、相違点は油脂成分1Dの回収方法にある。油脂成分1Dの回収方法において、上記油脂成分除去装置510は、上部排出ポート516から自然排出を行なっていたが、回収効率を向上させる目的から、本油脂成分除去装置520においてはオイルスキマを採用している。具体的には、駆動ローラ521に巻き掛けられた回収ベルト522の一端を、油脂成分1Dの表面に浸漬させ、回収ベルト522の回転に応じて、油脂成分1Dをシュータ523を介して回収槽524に回収するようにしたものである。
図9に示す油脂成分除去装置530は、フィルタを用いた油脂成分除去装置である。ポンプ400と金属加工装置900との間にフィルタ532を配設している。このフィルタ532により、切削・研削液1Bから油脂成分1Dを分離する。油脂成分1Dが分離された切削・研削液1C自体は、ポンプ400により金属加工装置900側に送り込まれる。
図10に示す油脂成分除去装置540は、静電気凝集を利用した油脂成分除去装置である。貯液タンク541を有し、この貯液タンク541には、導入ポート542と排出ポート543とが設けられている。また、貯液タンク541内には、複数の電極544が並列に配置されている。切削・研削液1Bが、電極544が配置された貯液タンク541内を通過するとともに、荷電した微細粒子の油脂成分1Dに逆極性に荷電した油脂成分1Dを注入することで、静電凝集による油脂成分1Dの粗大粒子化を図り、切削・研削液1Bからの油脂成分1Dの分離を可能としている。油脂成分1Dが分離された切削・研削液1Cは、再生液タンク700に一旦蓄えられ、その後、金属加工装置において再利用される。
(切削・研削液吸引送出装置)
次に、上記各構成からなる切削・研削液再生装置100に採用される切削・研削液吸引送出装置の配置について説明する。図1に示す構成においては、切削・研削液吸引送出装置の一例としてのポンプ400を、補助タンク107Aと油脂成分除去装置500との間に配置する場合について説明している。これは、流路の上流での切削・研削液の吸い込み、および、流路の下流側への切削・研削液の送り出しを、一つのポンプ400により効率良く行なうためであるが、他の構成として図11から図14に示すような構成の採用も可能である。図11に示す構成においては、貯液槽900内に金属加工において用いられた切削・研削液1Aを蓄え、吸引ホース600の先端に設けられたポンプ800を貯液槽850内に配置するようにしたものである。これにより、設備構成がシンプルとなり、ポンプ800によるエアの噛み込みを回避できる。
次に、図12に示す構成は、吸引ホース600の途中領域にポンプ800を配置するようにしたものである。これにより、吸引ホース600の先端にノズルを設けることで、貯液槽850内に限らず、様々な箇所での切削・研削液1Aの吸い込みを可能とする。
次に、図13に示す構成は、吸引ホース600を介して真空吸引装置810を用いて、一旦予備貯液槽820内に削・研削液1Aを蓄え、その後、予備貯液槽820内に蓄えられた削・研削液1Aをポンプ800により吸い込むようにしたものである。
次に、図14に示す構成は、吸引ホース600の途中領域にエゼクタ830を配置して、このエゼクタ830により発生する負圧を利用して吸引ホース600から貯液槽850内の切削・研削液1Aを吸い込むようにしたものである。
以上、本実施の形態における切削・研削液再生装置100Aよれば、ポンプ等からなる切削・研削液吸引送出装置400,800,810,830の吸引により金属加工に使用された切削・研削液1Aが、金属加工屑除去装置300および油脂成分除去装置500に順次送りこまれる。これにより、切削・研削液1Aから金属加工屑Pおよび油脂成分1Dが効率良く除去され、切削・研削液1Cの再利用を容易に行なうことが可能となる。
また、この切削・研削液再生装置1Aは台車101により移動可能に設けられていることから、各切削・研削装置毎に切削・研削液再生装置を設ける必要がなく、この切削・研削液再生装置100Aを、切削・研削液の再生利用が必要とされる位置に搬送移動させることで、切削・研削液1Aから金属加工屑Pおよび油脂成分1Dを効率良く除去し、切削・研削液1Cの再利用を確実に容易に行なうことができる。
また、図15に示す切削・研削液再生装置100Bのように、金属加工装置900を併設し、切削・研削液の循環流路を形成することで、連続的な切削・研削液の再利用が可能となり、経年劣化を除き切削・研削液の寿命を大幅に伸ばすことが期待できる。
以上のことから、上記各本実施の形態における異物連続除去装置としての切削・研削液再生装置を用いた場合には、連続的に切削・研削屑および油脂成分が除去されることから、従来切削・研削液タンクの底部に設けられたチップコンベアの廃止が可能となり、その結果、メンテナンス費用削減、動力削減、初期設備投資費用削減を図ることが可能となる。また、回収屑の鉄純度向上、産廃処理費用の削減、リサイクル率の向上、切削・研削液(クーラント液)中の不純物の低減、機械加工装置における加工精度の向上、機械加工装置における刃物寿命の延伸を図ることが可能となる。また、補助タンク107A、再生液タンク700、貯液タンク511,541内の清掃の廃止、清掃労務費削減、廃液処理費(薬液等)の削減、下水排水費の削減、新液更新費削減、清掃に伴う機器停止の廃止を図ることも可能となる。
また、不必要なフィルタの設置の回避、または、フィルタ負荷の軽減を図ることができるようになり、フィルタの廃止、フィルタ購入費の削減、フィルタ交換労務費の削減、フィルタ交換に伴う機器停止の廃止、初期設備投資費用削減、産廃処理費用の削減を図ることが可能になる。
(実施の形態2)
次に、この発明に基づいた実施の形態2における異物連続除去装置について図を参照して説明する。本実施の形態における異物連続除去装置は、上記実施の形態1に述べたような切削・研削液再生装置以外に様々な液体中に含まれる異物除去することを目的としている。まず、図16から図18を参照して、本実施の形態における異物連続除去装置の構造について説明する。なお、図16は本実施の形態における異物連続除去装置1000の正面図であり、図17は本実施の形態における異物連続除去装置1000の平面図(矢視A)であり、図18は本実施の形態における異物連続除去装置1000の右側面図(矢視B)である。
本実施の形態における異物連続除去装置1000は、まず、液体を吸引するための吸引ポート1200Pを有し、液体中から第1粒子を除去するための第1除去装置1200が設けられている。この第1除去装置1200の下流側の流路には、配管2100によって連結され、第1粒子が除去された液体中からこの第1粒子よりも小さい磁性体粒子を除去する第2除去装置1300が設けられている。この第2除去装置1300の下流側の流路には、配管2200によって連結され、液体を流路内に吸引し、順次各フィルタ内に液体を送り出すための液吸引送出装置としてのポンプ装置1400が設けられている。このポンプ装置1400の下流側の流路には、配管2300によって連結され、第2除去装置1300により磁性体粒子が除去された液体中から油脂成分を除去するための第4除去装置1500が設けられている。この第4除去装置1500には、吐出ポート1500Pが設けられている。
上記異物連続除去装置1000を構成する第1除去装置1200、配管2100、第22除去装置1300、配管2200、ポンプ装置1400、配管2300、および、第4除去装置1500は、フレーム1104に適宜固定されるとともに、移動可能なように、車輪1102を備えるの移動装置としての台車1101に載置されている。なお、配管2100,2200,2300は、それぞれの継手直角部をアール仕上げとし、液のよどみ点をなくし、原料や異物が堆積しない構造としている。
第1除去装置1200は、吸引ポート1200Pから導入された液体中から、比較的大きな粒子を取り除き、後の第2除去装置1300の破損を防止することを目的としている。内部には、用途に応じて、目開きが約20μm〜約20mm程度のステンレス製のふるい、または、パンチングメタル等のフィルタ部材が配置される。
第2除去装置1300は、第1除去装置1200から送り込まれる液体中から、第1粒子よりも小さい磁性体粒子を除去することを目的としており、本実施の形態においては、第1磁性体除去装置1300A、第2磁性体除去装置1300B、および、第3磁性体除去装置1300Cが、それぞれ流体流れに対して並列となるように、3系統配置されている。このように、液体が流れる流路を3系統にすることで、液体中からの磁性体粒子の除去効率を向上させることができる。また、一つの磁性体除去装置に損傷が生じた場合や、メンテナンスの必要が生じた場合であっても、他の磁性体除去装置による除去を実施することができるため、磁性体粒子の除去を停止させることなく連続して磁性体粒子の除去を行なうことを可能としている。
各磁性体除去装置には、流路の開閉を行なうための開閉バルブ1308がそれそれ上端近傍に取り付けられている。また、各磁性体除去装置のそれぞれには、上段マグネットストレーナ1302、中段マグネットストレーナ1304、および、下段マグネットストレーナ1306が直列に接続されるとともに、図18に示すように、ジグザグとなるように、各マグネットストレーナにより流路が構成されている。これにより、限られたスペース内で、第2除去装置1300としての最大限の流路長さを確保している。上段マグネットストレーナ1302、中段マグネットストレーナ1304、および、下段マグネットストレーナ1306のそれぞれには、軸方向に出し入れ可能な、ネオジウム磁石からなる棒状マグネット1302a,1304a,1306aが装填されており、この棒状マグネット1302a,1304a,1306aの周囲によって規定される流路内を液体が通過することで、通過する液体中の磁性体粒子が棒状マグネット1302a,1304a,1306aに着磁して、液体中から磁性体粒子が除去されることとなる。
第4除去装置1500は、第2除去装置1300から送り込まれる液体中から油脂成分を除去することを目的としている。内部には、油吸着シート(菱化イーテック株式会社製 油吸着材”アタック”シリーズ等)が積層状態にして配置された、フィルタ部材が設けられている。なお、第4除去装置1500の吐出ポート1500Pには、直接図示していないが、上記実施の形態1の図1に示すような、吸引ノズルを有する吸引ホースの連結が可能である。
第2除去装置1300の下流側であって第4除去装置1500の上流側の流路には、液吸引送出装置としてのポンプ装置1400が設けられているが、本実施の形態においては、自給式ポンプが用いられている。この位置にポンプ装置1400を設けた理由は、流路の上流での液体の吸い込み、および、流路の下流側への液体の送り出しを、一つのポンプ装置1400により効率良く行なうためである。したがって、ポンプ装置1400の容量が特に問題にならない場合には、大容量のポンプを、流路の上流側、または、下流側に設けることも可能である。
また、自給式ポンプを用いた理由は、本異物連続除去装置1000が、図16〜図18移に示すように、動可能に設けられた場合には、吸引ポート1200Pに吸引ノズルを有する吸引ホースが連結されることが考えられ、この場合には、吸引ノズルから、液体を吸い込む際に気体も同時に吸い込むおそれがあり、本異物連続除去装置1000による連続除去作業を中段させることがないようにするためである。異物連続除去装置1000を外部装置に直接連結させ、気体の吸い込みが問題にならない場合には、渦巻きポンプを採用することも可能である。
また、外部装置にすでに液吸引送出装置が設けられ、吸引ポート1200Pから所定圧力の液体が本異物連続除去装置1000内に導入される場合にはポンプ装置1400を設ける必要はなく、第2除去装置1300の下流側に第4除去装置1500を直接連結することも可能である。
また、図16に示すように、第4除去装置1500の下流側の流路に配設され、第4除去装置1500により油脂成分が除去された液体中から磁性体粒子よりもさらに小さい粒子を除去し、液中の清浄を行なうために第3除去装置1600をさらに設けることにより、異物連続除去装置1000の信頼性を向上させることも可能である。また、この第3除去装置1600は、上流に複数の除去装置が存在する流路中で用いることから、比較的長期間用いることが可能である。また、第3除去装置1600の負荷は軽減されることになるため、第3除去装置1600に用いられるフィルタに、より小さな粒子を取り除く高性能なフィルタに変えても、流量とフィルタ寿命が確保できることから、液中の粒子除去効果が上がり、本異物連続除去装置1000の品質向上を図ることができる。
また、上記異物連続除去装置1000においては、第2除去装置1300の流路を3系統にする場合について述べたが、他の第1除去装置1200、第4除去装置1500、および、第3除去装置1600を、同様に複数系統にすることも可能である。また、異物連続除去装置の小型化等を望む場合には、すべての除去装置の流路を1系統にすることも可能である。
次に、上記構成からなる異物連続除去装置1000における具体的な液体中の異物除去について、「切削・研磨などの機械加工関係」、「食品・医薬品・化学薬品関係」、「半導体洗浄液関係」、「製紙製造関係」における異物除去について説明する。
「切削・研磨などの機械加工関係」
第1除去装置1200には、見開きが約20μm〜約20mmの、ステンレス製のふるいまたはパンチングメタル等を用いる。除去対象異物としては、大きな金属片、塊状の研磨屑、その他の大きなゴミ等である。第2除去装置1300の各磁性体除去装置のマグネットストレーナには、ネオジウム磁石からなる棒状マグネットが用いられる。除去対象異物としては、粒子の大きさが約5μm以上の磁性体である。第4除去装置1500には、積層状態にして配置された油吸着シート(菱化イーテック株式会社製 油吸着材”アタック”シリーズ等)が用いられる。除去対象異物としては、油分粒子である。第3除去装置1600には、高性能金属フィルタ(PALL製PMMメタルメンブレンなど)、糸巻きフィルタ、袋型フィルタ、中空糸およびメンブレンフィルタなどの粒子が小さいものを除去するフィルタが用いられる。除去対象異物としては、第1除去装置1200および第2除去装置1300で除去できなかった粒子の捕捉である。
これにより、機械加工の切削・研磨液の再利用が可能となる。従来、切削、研磨液中の金属屑および油分が混入すると、加工精度が悪くなったり、切削・研磨液が腐敗することから、一定期間使用後、切削・研磨液を装置(タンクなど)から全量抜き取り清掃が必要であり、また、抜き取った液は、廃棄していることから環境負荷の増加およびコストアップ(廃棄費用、液補充費、ライン停止損失など)になっていたが、本異物連続除去装置1000によれば、このような課題を解決することが可能となる。
「食品・医薬品・化学薬品関係」
第1除去装置1200には、見開きが約1μm〜約20mmの、ステンレス製のふるいまたはパンチングメタル等を用いる。除去対象異物としては、大きな金属片、大きな原料や製品屑、その他の大きなゴミ等である。第2除去装置1300の各磁性体除去装置のマグネットストレーナには、ネオジウム磁石からなる棒状マグネットが用いられる。除去対象異物としては、粒子の大きさが約5μm以上の磁性体である。「食品・医薬品・化学薬品関係」においては、油分粒子の除去を目的とする第4除去装置1500は用いない。第3除去装置1600には、高性能金属フィルタ(PALL製PMMメタルメンブレンなど)、糸巻きフィルタ、袋型フィルタ、中空糸およびメンブレンフィルタなどの粒子が小さいものを除去するフィルタが用いられる。除去対象異物としては、第1除去装置1200および第2除去装置1300で除去できなかった粒子の捕捉である。
これにより、食品、医薬品、化学薬品関係に用いられる液体中からの異物除去が可能となる。食品、医薬品、化学薬品関係への安全性要求は近年益々非常に高くなってきている。食品の場合、原料溶解液(小麦粉などの水溶液など)、飲料(牛乳、お茶、ジュースなど)に異物が混入すると人的被害、訴訟問題の発生、商品のイメージ低下による販売不振や消費の回収などによる消費者およびメーカの損害は大きい。また、プラント材料にステンレス材料を使用していることから、ステンレス粉が発生する場合ある。また、医薬品の場合、食品の要求性能に加えて、注射液などは直接血液中に注入するため、人体への影響を慎重に考慮する必要がある。また、化学薬品の場合、原料中に不純物が混入すると異常な生成物が生成し、製品の品質悪化が考えられる。しかし、本異物連続除去装置1000によれば、このような課題を解決することが可能となる。
「半導体洗浄液関係」
第1除去装置1200には、見開きが約20μm〜約100μmの、ステンレス製のふるいまたはパンチングメタル等を用いる。除去対象異物としては、金属屑、その他のゴミ等である。第2除去装置1300の各磁性体除去装置のマグネットストレーナには、ネオジウム磁石からなる棒状マグネットが用いられる。除去対象異物としては、粒子の大きさが約5μm以上の磁性体である。第4除去装置1500には、積層状態にして配置された油吸着シート(菱化イーテック株式会社製 油吸着材”アタック”シリーズ等)が用いられる。除去対象異物としては、油分粒子である。第3除去装置1600には、高性能金属フィルタ(PALL製PMMメタルメンブレンなど)、糸巻きフィルタ、袋型フィルタ、中空糸およびメンブレンフィルタなどの粒子が小さいものを除去するフィルタが用いられる。除去対象異物としては、第1除去装置1200および第2除去装置1300で除去できなかった粒子の捕捉である。
半導体の洗浄液した後の液を再利用するには、洗浄液から微細粒子を効率的に除去することが必要であるが、本異物連続除去装置1000によれば、このような課題を容易に解決することが可能となる。
「製紙製造関係」
第1除去装置1200には、見開きが約1mm〜約20mmの、ステンレス製のふるいまたはパンチングメタル等を用いる。除去対象異物としては、原料中の大きな異物である。第2除去装置1300の各磁性体除去装置のマグネットストレーナには、ネオジウム磁石からなる棒状マグネットが用いられる。除去対象異物としては、粒子の大きさが約5μm以上の磁性体である。「製紙製造関係」においては、油分粒子の除去を目的とする第4除去装置1500は用いない。また、要求性能が高い場合には、第3除去装置1600には、高性能金属フィルタ(PALL製PMMメタルメンブレンなど)、糸巻きフィルタ、袋型フィルタ、中空糸およびメンブレンフィルタなどの粒子が小さいものを除去するフィルタを用いてもよい。除去対象異物としては、第1除去装置1200および第2除去装置1300で除去できなかった粒子の捕捉である。
製紙製造時の異物除去において、上質紙の製造原料に石灰を水に溶解して使用しているが、この中に不純物が入っていると著しく上質紙の品質が低下するが、本異物連続除去装置1000によれば、このような課題を容易に解決することが可能となる。
なお、上記各第1除去装置1200においては、目開きが1種類の大きさのステンレス製のふるいまたはパンチングメタル等を用いる場合だけでなく、目開きの大きさの異なる複数枚のふるい等を用いることで、効果的に液体中から異物を除去することが可能である。また、各除去装置の容量が大きいほど除去効率が上がるが、必要とされる除去対象物、異物除去能力に応じて、各除去装置の容量が適宜選択されるものである。
以上、本実施の形態における異物連続除去装置1000によれば、流路内に液体中から第1粒子を除去する第1除去装置1200と、第1粒子が除去された液体中からこの第1粒子よりも小さい磁性体粒子を除去する第2除去装置1300とを備えていることにより、第1除去装置1200により、比較的大きな異物が捕獲される。これにより、第2除去装置1300への大きな異物の混入が回避され、第2除去装置1300の損傷を回避できる。また、磁性体粒子を除去する第2除去装置1300を第1除去装置1200の流路内下流側に配置することで、第1除去装置1200では除去できない磁性体粒子を液体中から連続的にかつ効率的に除去することができる。その結果、液体の再利用を容易に行なうことができる。
また、第2除去装置1300の下流側の流路に油脂成分を除去するための第4除去装置1500をさらに配設することで、第1除去装置1200および第2除去装置1300では除去できない油脂成分を液体中から連続的にかつ効率的に除去することができる。また、第1除去装置1200および第2除去装置1300の下流側にこの第4除去装置1500を配設することで、第4除去装置1500の不必要な目詰まりの発生を防止することができ、第4除去装置1500を油脂成分の除去として有効に用いことができる。また、第2除去装置1300の下流側の流路に第3除去装置1600を設けることで、第1除去装置1200および第2除去装置1300で除去できなかった粒子の捕捉を可能とする。なお、第4除去装置1500および第3除去装置1600の設置については、本実施の形態における異物連続除去装置1000に要求される性能に応じて適宜選択されるものである。
また、第2除去装置1300を流路内において複数並列に配置することで、第2除去装置1300における除去効率を向上させることができる。また、一つの除去装置に損傷、メンテナンスの必要が生じた場合であっても、他の除去装置による除去を実施することができるため、異物の除去を停止させることなく連続して除去を行なうことが可能となる。このことは、第2除去装置1300に限らず、第1除去装置1200、第4除去装置1500、および第3除去装置においても同様である。
また、ポンプ装置1400を流路に備えることで、外部装置にポンプ等が設けられていない場合であっても、この異物連続除去装置1000単独で、液体からの異物連続除去を実施することが可能となる。また、ポンプ装置1400を、第2除去装置1300の下流側に配置することで、流路の上流での液体の吸い込み、および、流路の下流側への液体の送り出しを、一つのポンプ装置1400により効率良く行なうことを可能とする。
また、本異物連続除去装置1000を台車1101に載置することで、様々な場所への本異物連続除去装置1000の搬送が可能となるため、本異物連続除去装置1000が必要とされる場所毎に本装置を設ける必要がなくなり、本異物連続除去装置1000の稼働率を高めることが可能となる。また、第1除去装置1200の上流側の管路に、液体を吸い込むためのノズルをもうけることで、本異物連続除去装置1000の流路を、本異物連続除去装置が必要とされる装置に直接接続することなく、たとえば貯留タンク等に蓄積された液体をノズルから吸い込むことで、容易に液体の異物除去を連続的に実施することが可能となる。また、本異物連続除去装置1000、特に、第2除去装置1300において分離除去された金属を、マグネットなどの装置を用いれば分別回収が可能で、リサイクル率を向上させることが可能となる。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるのではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
実施の形態1における切削・研削液再生装置の全体構成を示す模式図である。 実施の形態1における切削・研削液再生装置に採用される金属加工屑除去装置の具体的な実施例の構成を示す第1模式図である。 実施の形態1における切削・研削液再生装置に採用される金属加工屑除去装置の具体的な実施例の構成を示す第2模式図である。 実施の形態1における切削・研削液再生装置に採用される金属加工屑除去装置の具体的な実施例の構成を示す第3模式図である。 実施の形態1における切削・研削液再生装置に採用される金属加工屑除去装置の具体的な実施例の構成を示す第4模式図である。 実施の形態1における切削・研削液再生装置に採用される金属加工屑除去装置の具体的な実施例の構成を示す第5模式図である。 実施の形態1における切削・研削液再生装置に採用される油脂成分除去装置の具体的な実施例の構成を示す第1模式図である。 実施の形態1における切削・研削液再生装置に採用される油脂成分除去装置の具体的な実施例の構成を示す第2模式図である。 実施の形態1における切削・研削液再生装置に採用される油脂成分除去装置の具体的な実施例の構成を示す第3模式図である。 実施の形態1における切削・研削液再生装置に採用される油脂成分除去装置の具体的な実施例の構成を示す第4模式図である。 実施の形態1における切削・研削液再生装置に採用される切削・研削液吸引送出装置の具体的な実施例の構成を示す第1模式図である。 実施の形態1における切削・研削液再生装置に採用される切削・研削液吸引送出装置の具体的な実施例の構成を示す第2模式図である。 実施の形態1における切削・研削液再生装置に採用される切削・研削液吸引送出装置の具体的な実施例の構成を示す第3模式図である。 実施の形態1における切削・研削液再生装置に採用される切削・研削液吸引送出装置の具体的な実施例の構成を示す第4模式図である。 実施の形態1における他の形態の切削・研削液再生装置の全体構成を示す模式図である。 実施の形態2における異物連続除去装置の正面図である。 実施の形態2における異物連続除去装置の平面図(矢視A)である。 実施の形態2における異物連続除去装置の右側面図(矢視B)である。
符号の説明
1A,1B,1C 切削・研削液、100A,100B 切削・研削液再生装置、101 台車、102 車輪、104 筐体、107A 補助タンク、200 プレフィルタ、300,310,320,330,340,350 金属加工屑除去装置、311 導入槽、312,321 回転ドラム、313,322,334,344 磁石、314 スクイージ、331,341,351,511 筐体、332,342,352,511,542 導入ポート、333,343,353,543 排出ポート、345,354,532 フィルタ、400 ポンプ、500,510 油脂成分除去装置、511,541 貯液タンク、512 仕切り壁、513 第1貯液槽、514 第2貯液槽、516 上部排出ポート、517 下部排出ポート、521 駆動ローラ、522 回収ベルト、523 シュータ、524 回収槽、544 電極、600 吸引ホース、700 再生液タンク、350,850 貯液槽、800 ポンプ、810 真空吸引装置、820 予備貯液槽、830 エゼクタ、900 金属加工装置、1000 異物連続除去装置、1101 台車、1102 車輪、1104 フレーム、1200 第1除去装置、1200P 吸引ポート、1300 第2除去装置、1300A 第1磁性体除去装置、1300B 第2磁性体除去装置、1300C 第3磁性体除去装置、1308 開閉バルブ、1302 上段マグネットストレーナ、1304 中段マグネットストレーナ、1306 下段マグネットストレーナ、1302a,1304a,1306a 棒状マグネット、1400 ポンプ装置、1500 第4除去装置(油脂分離装置)、1500P 吐出ポート、1600 第3除去装置、2100,2200,2300 配管、P 金属加工屑。

Claims (8)

  1. 液体中に含まれる異物の種類に応じて当該異物を連続的に除去するための連続する流路を有する異物連続除去装置であって、
    前記液体中から第1粒子を除去する第1除去装置と、
    前記第1除去装置の下流側の前記流路に配設され、前記第1粒子が除去された前記液体中から前記第1粒子よりも小さい磁性体粒子を除去する第2除去装置と、
    を備える、異物連続除去装置。
  2. 前記第2除去装置の下流側の前記流路に配設され、前記第2除去装置により前記磁性体粒子が除去された前記液体中から前記磁性体粒子よりもさらに小さい粒子を除去するための第3除去装置をさらに備える、請求項1に記載の異物連続除去装置。
  3. 前記第2除去装置の下流側の前記流路に配設され、前記液体中から油脂成分を除去するための第4除去装置をさらに備える、請求項1または2に記載の異物連続除去装置。
  4. 前記各除去装置の少なくともいずれかの除去装置は複数個設けられるとともに、前記流路に対して並列に配置される、請求項1から3のいずれかに記載の異物連続除去装置。
  5. 前記液体を前記流路内に吸引し、順次各除去装置内に前記液体を送り出すための液吸引送出装置を前記流路にさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載の異物連続除去装置。
  6. 前記液吸引送出装置は、前記第2除去装置の下流側の前記流路に配置される、請求項5に記載の異物連続除去装置。
  7. 異物連続除去装置を移動可能とするための移動装置をさらに備える、請求項1から6のいずれかに記載の異物連続除去装置。
  8. 前記第1除去装置の上流側の前記管路に、前記液体を吸い込むためのノズルを有する、請求項7に記載の異物連続除去装置。
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