JP2006238214A - 基地局装置、基地局装置の制御方法および通信制御プログラム - Google Patents

基地局装置、基地局装置の制御方法および通信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信端末の認証処理に伴う過負荷の問題を解消する。
【解決手段】ベースステーションはユーザターミナルの認証処理において、ユーザターミナル証明書の認証計算および暗号化された共通鍵の復号計算を実行する。このときまず選択処理を実行して負荷の小さいサブプロセッサ#2,3を選択する。サブプロセッサ#2,3に対して計算要求を指示する。サブプロセッサ#2はユーザターミナル証明書の認証計算を実行する。サブプロセッサ#3は暗号化された共通鍵の復号計算を実行する。メインプロセッサは証明書の認証計算や共通鍵の復号計算から解放される。
【選択図】図3

Description

この発明は、複数の信号処理部とこれらの信号処理部を制御する主処理部とを基地局装置に備え、無線リソースにチャネルを割り当てて複数の無線通信端末および基地局装置間でデータ通信を行うと共に通信中に認証処理を行う無線通信技術に関する。
一般にワイヤレスインターネットアクセスシステムには、データ通信をする前、ランダムアクセスチャネル(RACH:Random Access Channel)を利用し、ユーザターミナル(無線通信端末:UT)と基地局(BS:BaseStation)との間で接続制御に関するデータ通信を行うものがある。
この種のシステムでは、まずユーザターミナルが基地局に接続要求メッセージであるRA(Request Access)を送信する。基地局は、ユーザターミナルから送信された接続要求RAを受信したら接続要求RAと同一の無線リソースで、接続割当メッセージであるAA(Access Assignment)をユーザターミナルに送信し、トラフィックチャネル(TCH:Traffic Channel)としての使用許可を与える。その後、同一の無線リソースをトラフィックチャネルに移行して通信をする。
上記のシステムでは、基地局に登録したユーザターミナルになるべく公平にTCHを割り当てることを目的として、各ユーザターミナルの接続を制限する方式が運用されることがある。かかる方式では、TCHを使用したいユーザターミナルに対してその接続を保証するために、無線リソースにチャネルを割り当てるにあたって、一定チャネル数以上のRACHを常に空けておくようにしている。チャネルの割り当てに関しては、たとえば特許文献1に記載される技術がある。
また無線リソースは、周波数分割多重(FDMA:Frequency Division Mutiple Access)方式や時分割多重(TDMA:Time Division Mutiple Access)方式、空間分割多重SDMA:Space Division Mutiple Access)方式を組み合わせるなどして多数化が図られている。かかる多数の無線リソースを管理するにあたって、基地局はたとえば、プロトコル制御を行うメインプロセッサと、変復調を行う複数のサブプロセッサとで処理を分散して実行する構成をとる。一方、接続開始時には、ユーザターミナルと基地局が相互に認証を行うレジストレーションが行われるが、このレジストレーション時に行われる認証処理は従来、メインプロセッサが担当している。
特開2004−254201号公報
上記の認証処理は数10〜数100msec程度の長い時間を要する高負荷の処理であるため、過負荷の問題が生じる。すなわち、メインプロセッサが非常に多くのプロトコル制御処理を行っている最中に認証処理を実行すると、メインプロセッサ内で輻輳が発生することがあり、パケット通信等に影響を与えてしまうという問題があった。一方、サブプロセッサはたとえば予め設定された特定の周波数・タイムスロットの無線リソースをそれぞれ分担するのが通常であり、仮に、あるサブプロセッサに認証処理を担当させるとすれば、当該サブプロセッサが担当する無線リソースに支障が出る事態を招きかねない。
この発明は、このような事情に鑑み、複数の信号処理部とこれらの信号処理部を制御する主処理部とを基地局装置に備え、無線リソースにチャネルを割り当てて複数の無線通信端末および基地局装置間でデータ通信を行うと共に通信中の無線通信端末の認証処理を行う無線通信技術において、無線リソースを有効利用して無線通信システムの演算処理能力の利用効率を向上し、無線通信端末の認証処理に伴う過負荷の問題を解消し得る技術を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、第1の発明は、通信を行うための無線リソースにチャネルを割り当てて無線通信端末との間でデータ通信を行うと共に通信中の無線通信端末の認証処理を行う基地局装置であって、
前記チャネルに対応した所定の信号処理を実行する複数の信号処理部およびこれら複数の信号処理部を制御する主処理部を備え、
前記信号処理部は、前記主処理部からの指示を受けると前記認証処理を実行する認証処理手段を備え、
前記主処理部は、前記信号処理部の前記信号処理の負荷を示す指標を算出する指標算出手段と、前記指標に応じて前記信号処理部のうちの少なくとも1つを選択する選択手段と、選択された信号処理部に対し前記認証処理を行うよう指示する指示手段とをさらに備えたこと
を特徴とする基地局装置を提供する。
また第2の発明は、上記第1の発明における前記指標算出手段は、前記無線リソースに対し割り当てられいるチャネルの数を前記信号処理部の負荷を示す指標とするものであることを特徴とする基地局装置を提供する。
また第3の発明は、上記第1の発明における前記指標算出手段は、データ通信用のチャネルおよび通信制御用のチャネルに対して予め設定されている重みを記憶する重み記憶手段と、前記無線リソースに対し割り当てられいるチャネルの数に重み付けして合計した値を求めて前記信号処理部の信号処理の負荷を示す指標とする重み付け合計演算手段とを備えたこと
を特徴とする基地局装置を提供する。
また第4の発明は、通信を行うための無線リソースにチャネルを割り当てて無線通信端末との間でデータ通信を行うと共に通信中の無線通信端末の認証処理を行う基地局装置であって、
前記チャネルに対応した所定の信号処理を実行する複数の信号処理部およびこれら複数の信号処理部を制御する主処理部を備え、
前記信号処理部は、前記主処理部からの指示を受けると前記認証処理を実行する認証処理手段を備え、
前記主処理部は、前記信号処理部の使用状況を監視し空きチャネルが存在する信号処理部のうちの少なくとも1つを選択する選択手段と、選択された信号処理部に対し前記認証処理を行うよう指示する指示手段とをさらに備えたこと
を特徴とする基地局装置を提供する。
また第5の発明は、通信を行うための無線リソースにチャネルを割り当てて無線通信端末との間でデータ通信を行うと共に通信中の無線通信端末の認証処理を行う基地局装置であって、
前記チャネルに対応した所定の信号処理を実行する複数の信号処理部およびこれら複数の信号処理部を制御する主処理部を備え、
前記信号処理部は、前記主処理部からの指示を受けると前記認証処理を実行する認証処理手段を備え、
前記主処理部は、前記信号処理部の使用状況を監視し空きチャネルが存在する場合には最も多く空きチャネルが存在する信号処理部のうちの少なくとも1つを選択する選択手段と、選択された信号処理部に対し前記認証処理を行うよう指示する指示手段とをさらに備えたこと
を特徴とする基地局装置を提供する。
また第6の発明は、通信を行うための無線リソースにチャネルを割り当てて無線通信端末との間でデータ通信を行うと共に通信中の無線通信端末の認証処理を行い、前記チャネルに対応した所定の信号処理を複数の処理部により行う基地局装置の制御方法において、
前記処理部の前記信号処理の負荷を示す指標を算出するステップと、前記指標に応じて前記処理部のうちの少なくとも1つを選択するステップと、選択された処理部に対し前記認証処理を行うよう指示するステップとを備えたこと
を特徴とする基地局装置の制御方法を提供する。
また第7の発明は、通信を行うための無線リソースにチャネルを割り当てて無線通信端末との間でデータ通信を行うと共に通信中の無線通信端末の認証処理を行うものであって、前記チャネルに対応した所定の信号処理を複数の処理部により行うコンピュータシステムを対象とし、
前記処理装置の前記信号処理の負荷を示す指標を算出するステップと、前記指標に応じて前記処理装置のうちの少なくとも1つを選択するステップと、選択された処理部に対し前記認証処理を行うよう指示するステップとを実行させること
を特徴とする通信制御プログラムを提供する。
この発明によれば、各信号処理部の信号処理の負荷を示す指標を求め、かかる指標に基づいて信号処理部を選択して無線通信端末の認証処理を実行させるので、認証処理の演算処理負荷から主処理部を解放すると共に、無線リソースの提供に支障を来すことなく認証処理を実行することが可能となる利点がある。
また無線リソースに対し割り当てられいるチャネルの数を信号処理部の信号処理の負荷を示す指標とすれば、信号処理部の演算処理負荷が割り当てられているチャネルの数に大きく依存する特性を反映し、簡素な処理により的確に演算処理負荷を把握することが可能となる利点がある。
またデータ通信用のチャネルおよび通信制御用のチャネルに対して予め設定されている重みを参照し、前記無線リソースに対し割り当てられいるチャネルの数に重み付けして合計した値を前記信号処理部の信号処理の負荷を示す指標とすることにより、チャネルの種類、特にデータ通信用のチャネルと通信制御用のチャネルとで処理データ量が大きく異なることに起因して上記の信号処理の負荷が異なる特性を反映し、更に的確に信号処理の負荷を判定し、より適正な負荷分散を実現できる利点がある。
以下、図面を用いてこの発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るワイヤレスインターネットアクセスシステムの概略を示すブロック図である。同図に示すように、ユーザターミナル(無線通信端末:UT)1はベースステーション(基地局装置:BS)2と無線により通信可能な機能を有する端末であり、既存の構成のものを使用してこの実施形態に適用可能であるから、ここではユーザターミナル1の構成の詳細な説明は省略する。
ベースステーション2は、有線でIP(インターネットプロトコル)網3に接続されており、ユーザターミナル1に対しインターネットアクセスサービスを提供するものである。ベースステーション2は多数のユーザターミナル1と接続可能であり、通常の形態においてユーザターミナル1からも複数のベースステーション2が認識可能である。
なお、ここではベースステーション2は、IP網に接続されているとしたが、接続先はIP網に限らず、一般的なネットワークであれば構わない。
図2はベースステーション2の要部を示すブロック図である。同図に示すように、ベースステーション2はマルチアンテナ・マルチキャリア型として構成されている。メインプロセッサ(主処理部)4は、ベースステーション2全体を制御するものであり、同図に示す各部構成要素を制御してプロトコル制御等も行うものである。データ入出力インタフェース5は、IP網3(図1参照)とのデータ入出力を行うインタフェース等、図示しないベースステーション2の内部回路との間でデータ入出力を行う回路である。
モデム部6は、入出力インタフェース5とパス制御部7との間に接続され、入出力データの変復調を行う回路である。パス制御部7は、モデム部6と無線通信部8(8−1〜8−n)との間のデータ伝送パスを制御するものである。無線通信部8(8−1〜8−n)は、それぞれアンテナ801、高周波回路部(RF:Radio Frequency)802、デジタルダウンコンバータ(DDC)803、デジタルアップコンバータ(DUC)804から構成される。アンテナ801および高周波回路部802は電波の送受信を行うものである。デジタルダウンコンバータ803は受信信号(アナログ信号)をデジタル化するものである。デジタルアップコンバータ804は送信信号(デジタルデータ)をアナログ化するものである。
モデム部6は複数のキャリア周波数(この例ではf1〜f4,f5〜f8)の変復調を行うものであり、各キャリア周波数ごとの変復調を担当する処理系60(60−1〜60−4)から構成される。各処理系60は、時分割多重によるスロット数(この例では3スロット)に対応して複数のサブプロセッサ(信号処理部)600(600−1〜600−3)を有する。このサブプロセッサ600(600−1〜600−3)は、デジタル信号プロセッサ(DSP)により構成される。各DSPは変復調処理を行うプログラムの他、ユーザターミナルの認証処理に必要なプログラムをメインメモリ(図示せず)に格納している。上記の認証処理に必要なプログラムには、ユーザターミナル証明書の認証計算プログラムや暗号化された共通鍵の復号計算プログラム等がある。
変復調処理に係るプログラムに基づいてサブプロセッサ600が動作すると、各々のサブプロセッサ600が担当するスロットのデータの変復調処理を行う。各スロットは、空間分割多重により3チャネル分の無線リソースを提供する。すなわち各サブプロセッサ600は、最大3チャネル分の通信データの変復調を担当するようになっている。Tx/Rxバッファ601は、キャリア周波数ごとの送受信データを一時保持するバッファであり、3スロット分のデータの分離・結合を行う。
ここで本システムで利用可能な無線リソースは、たとえば周波数分割多重方式・時分割多重方式・空間分割多重方式などを採用してN個提供されているものとする。このN個の無線リソースのうち、所定個が報知チャネル(BCH:Broadcast Channel)用あるいはPPP(Point to Point Protocol)におけるアライブ信号(接続を確認するための信号)の伝送用、公平分配機能用(通信中のユーザの接続を切断して接続の機会を他のユーザにも与える制御のための信号用)などに割り当てられており、残りの無線リソースがランダムアクセスチャネルおよびトラフィックチャネル(TCH:Traffic Channel)用に割り当てられている。
図3は、この実施形態に係るワイヤレスインターネットアクセスシステムにおける通信手順の概略を示すフロー図である。図1〜3を用いて通信開始時の手順を簡単に説明する。ユーザターミナル1がベースステーション2に接続すると、ベースステーション2は当該ユーザターミナル1を登録する。具体的には、ユーザターミナル1は、接続要求メッセージである接続要求RAをランダムアクセスチャネルによりベースステーション2に送信する。ベースステーション2において、上記のランダムアクセスチャネルに用いられた無線リソースを担当するサブプロセッサを#1とする。ベースステーション2は、接続要求RAを受信すると、所定のアルゴリズムに従って無線リソース(図示せず)を選択してトラフィックチャネルに割り当て、かかる無線リソースの指定を含む接続割当メッセージである接続割当AAをユーザターミナル1に送信する。
この接続要求RAと接続割当AAのメッセージ交換の後ユーザターミナル1は、ユーザターミナル1の固有情報(ID(識別子)やプロトコルバージョン等)を含むユーザターミナル情報(UT Capability Message)をトラフィックチャネルによりベースステーション2に送信する。これ以降、ユーザターミナル1およびベースステーション2間の通信は、トラフィックチャネルに移行して行われる。通常は、ランダムアクセスチャネルに用いられた無線リソースが引き続きトラフィックチャネルに用いられる。
トラフィックチャネルによるデータ通信中、ユーザターミナル1とベースステーション2との間では、所定のタイミングにより認証処理が行われる。この認証処理は既知の手法を用いれば良いが、その手順を簡単に説明すると、まずベースステーション2がBSパラメータ情報(BS Params Message)をユーザターミナル1に送信する。このメッセージには、ベースステーションの証明書や公開鍵などの情報が含まれる。
このメッセージを受信するとユーザターミナル1は、公開鍵から共通鍵Krを生成・暗号化し、UTパラメータ情報(UT Params Message)を生成してベースステーション2に送信する。このメッセージには、ユーザターミナル証明書や暗号化した共通鍵Krが含まれる。
このメッセージを受信するとベースステーション2はまずユーザターミナル証明書の認証処理を行う。この処理にあたってメインプロセッサ4は、まずサブプロセッサ600の中から演算処理負荷が小さいものを選択する選択処理(後述する。)を実行し、同処理で選択されたサブプロセッサ600(図3中に#2で示す)に対して計算要求を指示する。この計算要求を受けるとサブプロセッサ600(#2)は、ユーザターミナル証明書の認証処理を実行し、計算結果をメインプロセッサ4に返す。この認証処理は既知の手法を採用して実行できるので、具体的な証明書の形式や処理手順の説明は省略する。
上記の認証処理の結果ユーザターミナル証明書の正当性が認証されるとメインプロセッサ4は、さらに上記の選択処理を実行して負荷の小さいサブプロセッサ600を選択し、同処理で選択されたサブプロセッサ600(図3中に#3で示す)に対して計算要求を指示する。この計算要求を受けるとサブプロセッサ600(#3)は、暗号化された共通鍵Krの復号計算を実行し、計算結果をメインプロセッサ4に返す。なお、暗号化・復号化の手法は既知のものを採用して実行できるので、ここでは具体例の説明は省略する。
メインプロセッサ4は、復号化された共通鍵Krを用いてユーザターミナル1の認証評価を行い、その結果を登録パラメータ情報(Reg Params Message)にのせてユーザターミナル1に送信する。上記の手順においてメインプロセッサ4は、演算処理負荷の大きいユーザターミナル証明書の認証計算や共通鍵の復号計算から解放されるので、メインプロセッサ4内で輻輳が発生してパケット通信等に影響を与えるおそれを回避できる。
図4は、サブプロセッサの選択処理を示すフローチャートである。同図に示すように選択処理にあたってメインプロセッサ4は、まず使用チャネル情報を取得する(S1)。この使用チャネル情報は、使用チャネルに変更があると更新する(S2)ことにより、現在の状態を反映した状態を保持するものとする。この後、サブプロセッサ600毎の使用チャネル数を算出し(S3)、使用チャネル数が最小のサブプロセッサを選択する(S5)。
ここでステップS3の使用チャネル数の算出にあたっては、各サブプロセッサについて、担当するチャネルの中で使用中の個数を合計するのであるが、パケット通信に用いられるトラフィックチャネルと、通信制御用の各種のチャネル(ランダムアクセスチャネルや報知チャネルなど)とでは、データ量が大きく異なることに起因して演算処理負荷が大きく異なる蓋然性が高い。したがって使用チャネル数の評価にあたってチャネルの種類によって重み付けをしてその合計値を使用してもよい。
この手順を表1を用いて説明する。表1は、サブプロセッサの信号処理負荷の指標であるチャネル重みの合計値を示すテーブルを示す。
Figure 2006238214
各サブプロセッサの信号処理負荷を示す指標としてのチャネル重みの合計値を使用する。例えば想定される演算処理負荷の大きさに対応した重みm(0<m≦1)をチャネルの種類ごとにあらかじめ設定して表1のテーブルに格納しておき、チャネル数計算の際は、上記のテーブルを参照して、各サブフロセッサ毎に、チャネルの種類ごとの使用チャネル数nに重みmを乗算したうえで合計する。つまりチャネルの種類ごとの使用数nをn=n1,n2…nk…、重みmをm=m1,m2…mk…とすればΣnmを算出してチャネル重みの合計値とする。
ここで表1に示すテーブルでは、チャネルの種類ごとの重みは、トラフィックチャネル(TCH)が1.0、ランダムアクセスチャネル(RACH)が0.3、報知チャネル(BCH)が0.5であり、サブプロセッサ600(#1)が1つのトラフィックチャネルを使用中であり、サブプロセッサ600(#2)が報知チャンネルを1つ、ランダムアクセスチャンネルを1つ使用中でサブプロセッサ600(#3)はトラフィックチャンネルを3つ使用中である。この場合は、サブプロセッサ600(#1)の重み付け後のチャネル重みは「1」(=0+0+1)、サブプロセッサ600(#2)の重み付け後のチャネル重みが「0.8」(=0+0.3+0.5)サブプロセッサ600(#3)が「3.0」(=3.0+0+0)となり、サブプロセッサ600(#2)が選択される。かかる形態によれば、サブプロセッサの実負荷をより的確に判定し、より適正な負荷分散を実現できる利点がある。なお、上記したチャンネル重みの合計値を用いたサブプロセッサ600の選択処理は、メインプロセッサ4により行われる。表1に示したテーブルは、メインプロセッサ4が備える図示しない記憶部が記憶している。
以上、この発明の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
たとえばベースステーションにおけるメインプロセッサやサブプロセッサを、CPU(Central Processing Unit)型の演算装置あるいはコンピュータシステムに所定のプログラムを組み込むことにより構成するのは一般的に採用され得る形態である。メインプロセッサやサブプロセッサに組み込まれるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されて頒布されることができ、機能の一部を実現する形態で頒布されるものであっても良い。たとえばOS(オペレーション・システム)が提供する基本機能を利用したアプリケーションソフトの形式で頒布されるものであっても良い。さらにコンピュータシステムに既に記録されている既存システムのプログラムとの組み合わせで所定の機能を実現できるもの、いわゆる差分プログラムで頒布される形態をとることも可能である。
また上記のコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、可搬型の磁気ディスクや光磁気ディスク等の記憶媒体等以外にも、ハードディスク等の記憶装置その他不揮発性の記憶装置を含む。さらにインターネットその他のネットワーク等、任意の伝送媒体を介して他のコンピュータシステムから提供される形態でも良い。この場合、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」には、ネットワーク上のホストやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、伝送媒体において一定時間プログラムを保持しているものも含む。
また上述した実施形態においてメインプロセッサやサブプロセッサが担当している機能を更に複数のプロセッサによる分散処理で実現する形態も任意に選択し得る設計的な事項である。また、かかる形態において、少なくともその一部のプロセッサをFPGA(Field Programmable Gate Alley)により構築する形態も可能である。この場合、FPGAに組み込む回路プログラム情報の頒布については、上記のプログラムの頒布と同様に各種の形態をとることも可能である。
この発明の一実施形態に係るワイヤレスインターネットアクセスシステムの概略を示すブロック図である。 この実施形態に係るベースステーションの要部を示すブロック図である。 この実施形態に係るワイヤレスインターネットアクセスシステムにおける通信手順の概略を示すフロー図である。 サブプロセッサの選択処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…ユーザターミナル(無線通信端末) 2…ベースステーション(基地局装置) 3…IP網 4…メインプロセッサ(主処理部) 5…データ入出力インタフェース 6…モデム部 60(60−1〜60−4)…処理系60 600(600−1〜600−3)…サブプロセッサ(信号処理部、処理装置)601…Tx/Rxバッファ 7…パス制御部 8(8−1〜8−n)…無線通信部 801…アンテナ 802…高周波回路部 803…デジタルダウンコンバータ 804…デジタルアップコンバータ

Claims (7)

  1. 通信を行うための無線リソースにチャネルを割り当てて無線通信端末との間でデータ通信を行うと共に通信中の無線通信端末の認証処理を行う基地局装置であって、
    前記チャネルに対応した所定の信号処理を実行する複数の信号処理部およびこれら複数の信号処理部を制御する主処理部を備え、
    前記信号処理部は、前記主処理部からの指示を受けると前記認証処理を実行する認証処理手段を備え、
    前記主処理部は、前記信号処理部の前記信号処理の負荷を示す指標を算出する指標算出手段と、前記指標に応じて前記信号処理部のうちの少なくとも1つを選択する選択手段と、選択された信号処理部に対し前記認証処理を行うよう指示する指示手段とをさらに備えたこと
    を特徴とする基地局装置。
  2. 前記指標算出手段は、前記無線リソースに対し割り当てられているチャネルの数を前記信号処理部の負荷を示す指標とするものであることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  3. 前記指標算出手段は、データ通信用のチャネルおよび通信制御用のチャネルに対して予め設定されている重みを記憶する重み記憶手段と、前記無線リソースに対し割り当てられいるチャネルの数に重み付けして合計した値を求めて前記信号処理部の信号処理の負荷を示す指標とする重み付け合計演算手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  4. 通信を行うための無線リソースにチャネルを割り当てて無線通信端末との間でデータ通信を行うと共に通信中の無線通信端末の認証処理を行う基地局装置であって、
    前記チャネルに対応した所定の信号処理を実行する複数の信号処理部およびこれら複数の信号処理部を制御する主処理部を備え、
    前記信号処理部は、前記主処理部からの指示を受けると前記認証処理を実行する認証処理手段を備え、
    前記主処理部は、前記信号処理部の使用状況を監視し空きチャネルが存在する信号処理部のうちの少なくとも1つを選択する選択手段と、選択された信号処理部に対し前記認証処理を行うよう指示する指示手段とをさらに備えたこと
    を特徴とする基地局装置。
  5. 通信を行うための無線リソースにチャネルを割り当てて無線通信端末との間でデータ通信を行うと共に通信中の無線通信端末の認証処理を行う基地局装置であって、
    前記チャネルに対応した所定の信号処理を実行する複数の信号処理部およびこれら複数の信号処理部を制御する主処理部を備え、
    前記信号処理部は、前記主処理部からの指示を受けると前記認証処理を実行する認証処理手段を備え、
    前記主処理部は、前記信号処理部の使用状況を監視し空きチャネルが存在する場合には最も多く空きチャネルが存在する信号処理部のうちの少なくとも1つを選択する選択手段と、選択された信号処理部に対し前記認証処理を行うよう指示する指示手段とをさらに備えたこと
    を特徴とする基地局装置。
  6. 通信を行うための無線リソースにチャネルを割り当てて無線通信端末との間でデータ通信を行うと共に通信中の無線通信端末の認証処理を行い、前記チャネルに対応した所定の信号処理を複数の処理部により行う基地局装置の制御方法において、
    前記処理部の前記信号処理の負荷を示す指標を算出するステップと、前記指標に応じて前記処理部のうちの少なくとも1つを選択するステップと、選択された処理部に対し前記認証処理を行うよう指示するステップとを含むこと
    を特徴とする基地局装置の制御方法。
  7. 通信を行うための無線リソースにチャネルを割り当てて無線通信端末との間でデータ通信を行うと共に通信中の無線通信端末の認証処理を行うものであって、前記チャネルに対応した所定の信号処理を複数の処理部により行うコンピュータシステムを対象とし、
    前記処理部の前記信号処理の負荷を示す指標を算出するステップと、前記指標に応じて前記処理部のうちの少なくとも1つを選択するステップと、選択された処理部に対し前記認証処理を行うよう指示するステップとを実行させること
    を特徴とする通信制御プログラム。

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