JP2003009217A - 無線基地局装置 - Google Patents

無線基地局装置

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JP2003009217A JP2001194615A JP2001194615A JP2003009217A JP 2003009217 A JP2003009217 A JP 2003009217A JP 2001194615 A JP2001194615 A JP 2001194615A JP 2001194615 A JP2001194615 A JP 2001194615A JP 2003009217 A JP2003009217 A JP 2003009217A
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    • H04W72/52Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on load

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャネル毎の処理負荷を考慮して各べースバ
ンド信号処理部の負荷が均一に分散するように通話チャ
ネルや制御チャネルをベースバンド信号処理部に動的に
割り当てられるようにする。 【解決手段】 チャネル割当制御部は、べースバンド信
号処理部に通話チャネルあるいは制御チャネルを割り当
てる際、べースバンド信号処理部毎に割り当て済み全チ
ャネルの重み値換算した処理負荷、あるいは該処理負荷
とべースバンド信号処理部の重み値換算した処理能力と
の比を計算し、処理負荷あるいは比率が小さなべースバ
ンド信号処理部に通話チャネルあるいは制御チャネルを
割り当てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動局との間で無線
により通信する無線基地局装置に係わり、特に複数のベ
ースバンド信号処理部に制御チャネル、通話チャネルを
分散して割り当てる無線基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動局との間で無線により通信を行う無
線基地局装置(BTS: Base Station Transceiver Subsyst
em)1は、図5に示すようにアンプ部1a、無線部1
b、それぞれ複数チャネル分のベースバンド信号処理を
行うベースバンド信号処理部1c 1〜1cn、制御部1d、
基地局制御装置(BSC: Base Station Controller)3との
インターフェース部1eを備えている。
【0003】アンプ部1aは送受信信号を増幅し、無線
部1bはアンテナよりアンプ部1aを介して入力する高
周波信号をべースバンド信号に周波数変換すると共に、
べースバンド信号を高周波信号に変換してアンプ部1a
を介してアンテナに入力する。べースバンド信号処理部
1c1〜1cnはそれぞれ、複数チャネル分の通信信号(各
種制御信号、音声信号など)に対して拡散、直交変調など
の処理を施して無線部1bに入力し、また、無線部から
入力する複数チャネル分の通信信号に対して直交検波、
逆拡散、データ復調などの処理を施し、復調データをイン
ターフェース部1eに入力する。インターフェース部1
eは信号多重・信号分離処理や基地局装置(BTS)/基地
局制御装置(BSC)間の信号変換処理を行う。制御部1dは
呼制御、通話チャネル設定制御、送信電力管理制御などの
各種制御を行う。
【0004】通話チャネル(トラヒックチャネル)の2
0m秒フレームは16個の無線フレームオフセット
(1.25m秒)に分割され、べースバンド信号処理部
1c1〜1cnは各無線フレームオフセット単位で割り当
てられている通話チャネルの信号処理を実行する。各無
線フレームオフセットにおいてべースバンド信号処理部
が処理可能なチャネル数には限界がある。このため、新
たに通話チャネルをべースバンド信号処理部に割り当て
る際、各べースバンド信号処理部の無線フレームオフセ
ットにおける負荷(チャネル数)を考慮して、どのべース
バンド信号処理部に通話チャネルを割当てるか選択する
必要がある。
【0005】又、図6に示すように基地局装置1を中心と
して無線ゾーンZNが存在するが該無線ゾーンは複数の
サービスエリア(セクタA,セクタB、セクタC)に分割さ
れ、各セクタ内に指向性アンテナ1a1,1a2,1a3
設けられ、基地局装置1は該アンテナを介してセクタ内の
移動局2a,2b,2cと無線信号を送受するようにな
っている。以上のように、基地局装置(BTS)1は、無線
チャネル用の複数のベースバンド信号処理部1c1〜1
nを具備しており、これらべースバンド信号処理部を
使用して各セクタに必要な制御チャネルを設定する。無
線基地局装置(BTS)1をしてセクタ単位に運用を開始
させるには、各セクタに対して少なくとも以下の4つの
制御チャネル (1)Pilot Channel (パイロットチャネル) (2)Sync Channel (同期チャネル) (3)Paging Channel (一斉呼び出し/報知情報送信用下り制御チャネル) (4)Access Channel (無線加入者端末からの発信、着信応答メッセージ 送信用上り制御チャネル) を設定する必要がある。
【0006】このうち、Paging ChannelとAccess Chann
elはセクタ毎に複数チャネルの設定が可能である。セク
タに設定する各制御チャネルの数及び各制御チャネルに
どのベースバンド信号処理部を割当てるかは、BTS運用
データ(局運用データ)により予め固定的に設定される。
従って、従来は局運用データに基づいて各セクタに制御
チャネルを設定すると共に、各セクタの制御チャネルを
所定のベースバンド信号処理部に割り当てている。ま
た、各ベースバンド信号処理部に割り当てているチャネ
ル数を監視し、割当てチャネル数の少ないベースバンド
信号処理部に新たな通話チャネル、制御チャネルを割り
当てるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】基地局(BTS)開局時に
おいて、ベースバンド信号処理部の実装数が少ない場合
や装置障害により使用できるベースバンド信号処理部が
少なくなる場合がある。かかる場合、Paging Channel/A
ccess Channelの設定数を減らす必要があるか否かを判
断し、減らす必要がなければ、当該使用できなくなった
ベースバンド信号処理部に割り当てていた制御チャネル
の割当てを解除し、他のベースバンド信号処理部に再割
当てを行う必要がある。又、減らす必要があれば、各セク
タに設定した制御チャネルを減らしてベースバンド信号
処理部の再割当てを行う必要がある。
【0008】しかし、従来は、制御チャネルの割当てに関
して、どのセクタにいかなる制御チャネルを何チャネル
分割り当てるか、どのベースバンド信号処理部にどのセ
クタの制御チャネルを割当てるかを基地局の局運用デー
タで固定的に設定するものであった。このため、基地局
(BTS)開局時において、ベースバンド信号処理部の実装
数が少ない場合、あるいは、装置障害により使用できる
ベースバンド信号処理部が少ない場合、必要以上に制御
チャネルの割り当て数を減らしたり、処理能力以上に制
御チャネルを割り当てるなどの問題があった。
【0009】又、通話チャネルを割当てる場合、ベース
バンド信号処理部の負荷分散と呼損率低減のために、同
一のベースバンド信号処理部の同一無線フレームオフセ
ットに割り当てが集中しないようにチャネル割当て箇所
を選択する必要がある。しかし、従来は厳密な負荷分散
を考慮に入れず、各ベースバンド信号処理部に対する無
線フレームオフセットの条件のみで割当てを行ってい
た。制御チャネルを構成する個々のチャネルの処理負荷
は異なるものであり、しかも通話チャネルの処理負荷は
伝送レートにより異なるものである。従来はチャネル毎
の処理負荷を考慮せず、単に無線フレームオフセットの
条件を満足するように新たな通話チャネルや制御チャネ
ルを割り当てるものである。このため、負荷の大きいチ
ャネルが1つのベースバンド信号処理部の所定無線フレ
ームオフセットに集中すると該無線フレームオフセット
おける負荷が大きくなってしまい、処理能力を超えて呼
損が発生し、呼損率が大きくなる問題があった。また、通
話を継続したまま他の基地局にハンドオフできるように
することが、呼損を低減することにつながる。ハンドオ
フを可能とする条件は、ハンドオフ元の基地局とハンド
オフ後の基地局とが同一無線フレームオフセットを使用
することである。以上より、各チャネルの処理負荷を考
慮して、べースバンド信号処理部毎に及び無線フレーム
オフセット毎に均等に負荷分散する必要がある。
【0010】本発明の目的はベースバンド信号処理部の
実装数が少ない場合や装置障害により使用できるベース
バンド信号処理部が少なくなる場合、制御チャネルの設
定数を減らす必要があるか否かを正しく判断し、各セク
タに適切な数の制御チャネルを設定できるようにするこ
とである。本発明の別の目的は、ベースバンド信号処理部
の実装数が少ない場合や装置障害により使用できるベー
スバンド信号処理部が少なくなる場合、未実装によりあ
るいは障害により使用できなくなったべースバンド信号
処理部に割り当てていた制御チャネルを処理可能な他の
べースバンド信号処理部にその処理能力を超えないよう
に、かつ、負荷分散するように再割当を行うことであ
る。本発明の別の目的は、チャネル毎の処理負荷を考慮し
て厳密に各べースバンド信号処理部の負荷が分散するよ
うに新たな通話チャネルや制御チャネルをベースバンド
信号処理部に動的に割り当てられるようにすることであ
る。本発明の別の目的は、複数実装して稼動しているべ
ースバンド信号処理部へのチャネル割当てを、各べース
バンド信号処理部の負荷が均一化となるように分散し、
特定のべースバンド信号処理部が過負荷状態になること
を防止し、又、べースバンド信号処理部の安定動作を向
上させ、更には、べースバンド信号処理部の障害時にお
けるシステムダウンを低減することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】・第1の発明 第1の発明において、チャネル割当制御部は、処理可能な
全ベースバンド信号処理部の処理能力とその実装数及び
制御チャネルの処理負荷とに基づいて各サービスエリア
に割り当てる制御チャネルの種別及び数を決定し、各サ
ービスエリアに制御チャネルを割り当てる。具体的に
は、通話チャネル及び制御チャネルを構成する個々のチ
ャネルに処理負荷に応じた重み値が定義されている場
合、チャネル割当制御部は、処理可能な全べースバンド
信号処理部の重み値換算の処理能力と、全サービスエリ
アに設定した制御チャネルの重み値換算の処理負荷とに
基づいて、局運用データで指定された制御チャネルを各
サービスエリアに割り当てることが可能か判断し、可能
であれば局運用データに従って該制御チャネルの処理を
各べースバンド信号処理部に割り当てる。
【0012】ベースバンド信号処理部の実装数が少ない
場合や装置障害により使用できるベースバンド信号処理
部が少ない場合、局運用データにしたがって制御チャネ
ルの処理を各べースバンド信号処理部に割り当てること
ができない。かかる場合、チャネル割当制御部は、べー
スバンド信号処理部毎に、割り当てた全チャネルの重み
値換算の処理負荷、あるいは該処理負荷とべースバンド
信号処理部の重み値換算の処理能力との比を計算し、処
理不可能なべースバンド信号処理部に割り当てた制御チ
ャネルを、前記処理負荷あるいは前記比率が小さなべー
スバンド信号処理部に割り当てる。
【0013】又、局運用データで設定された制御チャネ
ルを各サービスエリアに設定することが不可能であれ
ば、処理可能な全べースバンド信号処理部の前記重み値
換算の処理能力と、それぞれのサービスエリアに割り当
てる最小構成の全制御チャネルの重み値換算した処理負
荷とに基づいて、最小構成の制御チャネルを各サービス
エリアに割り当てることが可能か判断し、可能であれば
最小構成の制御チャネルの処理を各べースバンド信号処
理部に割り当てる。
【0014】第1の発明によれば、ベースバンド信号処理
部の実装数が少ない場合や装置障害により使用できるベ
ースバンド信号処理部が少なくなる場合、制御チャネル
の設定数を減らす必要があるか否かを正しく判断し、各
セクタに適切な数の制御チャネルを設定できる。すなわ
ち、減らす必要が無ければ、局運用データにしたがって制
御チャネルを各セクタに割り当て、且つ、制御チャネルの
処理の実行を各べースバンド信号処理部に割り当てるこ
とができる。又、減らす必要があれば、最小構成の制御チ
ャネルを各セクタに設定することが可能であるか否かを
正しく判断し、可能であれば最小構成の制御チャネルの
処理の実行をべースバンド信号処理部に割り当てること
ができ、不可能であれば全セクタの閉塞を行うことがで
きる。
【0015】また、ベースバンド信号処理部の実装数が
少ない場合や装置障害により使用できるベースバンド信
号処理部が少なくなる場合、未実装によりあるいは障害
により使用できなくなったべースバンド信号処理部に割
り当ていた制御チャネルを処理可能な各べースバンド信
号処理部にその処理能力を超えないように、かつ、負荷
分散するように再割当を行うことができる。また、複数
実装して稼動しているべースバンド信号処理部へのチャ
ネル割当てをべースバンド信号処理部毎に均一化するこ
とにより、特定のべースバンド信号処理部が過負荷状態
になることを防止することができる。又、各べースバン
ド信号処理部の処理負荷を均等分散することにより、べ
ースバンド信号処理部の安定動作を向上させることがで
きる。更に、サービス運用に必要な制御チャネルの収容
を複数のべースバンド信号処理部に分散させることによ
り、べースバンド信号処理部の障害時のシステムダウン
を低減することができる。
【0016】・第2の発明 第2の発明において、チャネル割当制御部はべースバンド
信号処理部に新たに通話チャネルあるいは制御チャネル
を割り当てる際、べースバンド信号処理部毎に割り当て
済み全チャネルの重み値換算した処理負荷、あるいは該
処理負荷とべースバンド信号処理部の重み値換算した処
理能力との比を計算し、前記処理負荷あるいは前記比率
が小さなべースバンド信号処理部に通話チャネルあるい
は制御チャネルを割り当てる。第2の発明によれば、チャ
ネル毎の処理負荷を考慮して厳密に各べースバンド信号
処理部の負荷が分散するように新たな通話チャネルや制
御チャネルをベースバンド信号処理部に動的に割り当る
ことができ、処理能力を超えてチャネルを割り当てるこ
とがなくなり、呼損率が減少する。また、べースバンド信
号処理部へのチャネル割当てを、各べースバンド信号処
理部の負荷が均一化となるように分散するから、特定の
べースバンド信号処理部が過負荷状態になることを防止
でき、又、べースバンド信号処理部の安定動作を向上さ
せることができ、更には、べースバンド信号処理部の障
害時におけるシステムダウンを低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(A)発明の概略 べースバンド信号処理部へ負荷が均一に分散するように
チャネル(通話チャネル、制御チャネル)を割り当てる場
合、べースバンド信号処理部の収容チャネル数だけを考
慮する従来の単純な方法では均等に負荷分散することが
できない。これは、制御チャネルの種別や通話チャネル
の通信レートにより、そのチャネルの動作にかかるべー
スバンド信号処理部の処理負荷が同一ではないためであ
る。
【0018】本発明では、各制御チャネルの種別および
通話チャネルの通信レートにより処理負荷が異なること
に着目し、通話チャネル及び制御チャネルに処理負荷に
応じた重み値を定義する。これにより、各べースバンド
信号処理部に割当てられている全チャネルの処理負荷の
合計(重み付け総計)を算出し、新たなチャネルを割当
てる際に複数のべースバンド信号処理部の中から最も重
み付け総計の低いべースバンド信号処理部を選択して新
たなチャネルを割り当てる。このようにすれば、べースバ
ンド信号処理部へ処理負荷を均等に分散することができ
る。
【0019】各セクタに対して少なくとも以下の4つの
制御チャネル、(1)Pilot Channel、(2)Sync Channel、
(3)Paging Channel、(4)Access Channelを設定する必要
がある。このうち、Paging ChannelとAccess Channelは
セクタ毎に複数チャネルの設定が可能であり、各セクタ
に設定する各制御チャネルの数及び制御チャネルをどの
ベースバンド信号処理部に割当てるかは、BTS運用デー
タ(局運用データ)により予め指定される。しかし、べース
バンド信号処理部の処理能力とその実装数及び制御チャ
ネルの処理負荷に応じて制御チャネルを局運用データで
指定された通りに設定できない場合がある。本発明では
局運用データで指定された通りに制御チャネルを設定で
きなくなったことを的確に判断し、かかる場合にセクタ
単位に制御チャネルをサービス可能な最小構成で設定す
る。
【0020】また、各無線フレームオフセットにおける
実際の負荷状態が、どのべースバンド信号処理部に通話
チャネルを割当てるかの選択条件となる。すなわち、ハ
ンドオフ時に指定された無線フレームオフセットに空き
があるべースバンド信号処理部の候補の中から、それぞ
れ現在収容されている制御チャネルおよび通話チャネル
の重み付け値を計算し、最も負荷の軽いべースバンド信
号処理部を選択して通話チャネルを割当てる。尚、指定
された無線フレームオフセットに空きが存在することは
必須条件であり、以下では、この点に付いては言及しな
い。
【0021】(B)無線基地局制御装置の構成 図1は本発明の無線基地局装置を含む移動無線システム
全体の構成図であり、11は移動局との間で無線により
通信を行う無線基地局装置(BTS: Base Station Transce
iver Subsystem)、12a〜12cは移動局(携帯電話端
末)、13は基地局制御装置(BSC: Base Station Control
ler)、14は基地局制御装置に接続され、局運用データな
どを入力する保守・操作制御部、15は公衆網等のネッ
トワークである。無線基地局装置11を中心とする無線ゾ
ーンは例えば図6に示すように3つのセクタA〜セクタC
に区分されており、各セクタに移動局12a〜12cが
存在している。
【0022】無線基地局装置11は、各セクタ毎に指向性
アンテナ21a〜21c、アンプ部22a〜22c、無
線部23a〜23cを備えている。又、無線基地局装置11
は、ベースバンド信号処理を行うベースバンド部24、
チャネル割り当て制御等を行う基地局内の制御装置2
5、伝送インターフェース部26を備えている。アンプ部
21a〜21cは送受信信号を増幅し、無線部22a〜
22cはアンテナよりアンプ部21a〜21cを介して
入力する高周波信号をべースバンド信号に周波数変換す
ると共に、べースバンド信号を高周波信号に変換してア
ンプ部21a〜21cを介してアンテナに入力する。べ
ースバンド部24には複数のべースバンド信号処理部24
a〜24nが設けられ、それぞれ複数チャネル分の通信
信号(各種制御信号、音声信号、データ信号など)に対して
拡散、直交変調などの処理を施して無線部23a〜23c
に入力し、また、無線部23a〜23cから入力する複
数チャネル分の通信信号に対して直交検波、逆拡散、デー
タ復調などの処理を施し、復調データをインターフェー
ス部26に入力する。インターフェース部26は信号多
重・信号分離処理や基地局(BTS)/基地局制御装置(BS
C)間の信号変換処理を行う。制御部25は呼制御、送信
電力管理制御などの各種制御を行うと共に、本発明に係
わる後述のチャネル割り当て制御を行う。チャネル割り
当て制御に必要なBTS運用データは保守・操作制御部14に
より設定され、基地局制御装置13より伝送インターフェ
ース26を介して制御部25に入力される。
【0023】(C)従来例と本発明の割り当て制御の比
較 以下では、従来の重み付け値を用いない場合と本発明の
重み付けを用いる場合の割当て制御方法の差異を説明す
る。 (a)重み付け値を用いない場合のチャネル割当て例
(従来例) 前提条件として、実装べースバンド信号処理部数を3
とし、それぞれをBB#1〜BB#3と表記し、1べースバンド
信号処理部当たりの最大収容可能チャネル数を10とし、
各べースバンド信号処理部BB#1〜BB#3に表1に示すよ
うに制御チャネルが既に割り当てられているものとす
る。
【0024】
【表1】 すなわち、各装置の割当て済み制御チャネル数の合計
は、 BB#1=2本、 BB#2=5本、 BB#3=5本 である。
【0025】上記条件で1つのべースバンド信号処理部
の最大収容可能チャネル数(=10)に対する各べース
バンド信号処理部BB#1〜BB#3の収容チャネル数は BB#1=2/10、 BB#2=5/10、 BB#3=5/10 となる。これに通話チャネルを6チャネル収容する場
合、各べースバンド信号処理部への割当てチャネル数が
均等になるようにBB#1に4チャネル、BB#2に1チャネル、
BB#3に1チャネルを割当てるものとする。これにより、
最大収容可能チャネル数(=10)に対する各べースバ
ンド信号処理部BB#1〜BB#3の収容チャネル数は BB#1=6/10、 BB#2=6/10、 BB#3=6/10 となる。しかし、各制御チャネルの種別に応じてべース
バンド信号処理部にかかる処理負荷の差を考慮すると各
べースバンド信号処理部の収容チャネル数換算は BB#1=6/10、 BB#2=11/10、 BB#3=7/10 となる。ただし、各制御チャネルの処理負荷は、9.6kbs
p通話チャネルの処理負荷を1として、Pilotチャネル=
1、Syncチャネル=1、Pagingチャネル=2、Accessチャネ
ル=2とする(この係数をチャネルの“重み付け値”と
いう)。
【0026】従来例のように割当チャネル数が均等にな
るように通話チャネルを追加すると、すなわち、制御チャ
ネルおよび通話チャネルの重み付けを考慮せずにべース
バンド信号処理部の選択を行うと、べースバンド信号処
理部BB#2のように処理負荷が処理能力をオーバすること
になり、べースバンド信号処理部の過負荷が生じ、安定
動作が保証できなくなる。
【0027】(b)重み付け値を用いた場合のチャネル
割当て例(本発明) 従来の問題点を解決するために各チャネルに処理負荷に
応じた重み付け値を定義し、新たな通話チャネルを収容
する際、全収容チャネルの重み付け総計を算出し、重み
付け総計が最小のべースバンド信号処理部に通話チャネ
ルを割り当てる。これにより、各べースバンド信号処理部
に処理負荷が均等に分散するようにチャネルの割当てを
行うことができる。前提条件として、実装べースバン
ド信号処理部数を3とし、それぞれをBB#1〜BB#3と表記
し、1べースバンド信号処理部当たりの最大収容可能
チャネル数を9.6kbps音声チャネルに換算して10チャネ
ルとし、各制御チャネルの重み付け値を9.6kbsp通話チ
ャネルを1に対して、Pilotチャネル=1、Syncチャネル=
1、Pagingチャネル=2、Accessチャネル=2とする。又、
各べースバンド信号処理部BB#1〜BB#3に表2に示すよ
うに制御チャネルが既に割り当てられているものとす
る。
【0028】
【表2】 すなわち、各装置の割当て済み制御チャネル数の合計
は、 BB#1=2本、 BB#2=5本、 BB#3=5本 である。この状態で新たに通話チャネルを6チャネル収
容する場合、各べースバンド信号処理部の重み付け総計
が均等になるように各べースバンド信号処理部へチャネ
ルを割当てる。最大収容可能チャネル数(=10)に対
する各べースバンド信号処理部BB#1〜BB#3の現在の重み
付け総計は BB#1=2/10、 BB#2=10/10、 BB#3=6/10 である。通話チャネルを各べースバンド信号処理部BB#1
〜BB#3の重み付け総計の低い順に選択することにより、
BB#1に5チャネル、BB#3に1チャネル割り当てる。これに
より、 BB#1=7/10、 BB#2=10/10、 BB#3=7/10 となる。このように、本発明によれば、各べースバンド
信号処理部の処理能力を超えないように、且つ、各べース
バンド信号処理部に均等に負荷が分散するようにチャネ
ルを割り当てることができる。尚、以上では通話チャネル
を割り当てた場合であるが、制御チャネルを割り当てる
場合も同様に考えることができる。
【0029】(D)制御チャネルのセクタへの設定処理 (a)処理フロー 図2は制御チャネルのセクタへの設定処理フローであり、
予め、通話チャネル及び各制御チャネルに対して処理負
荷に応じた重み値が定義されているものとする。又、比率
X [%] 、Y [%] はBTS運用データにより予め保守操作部
14により設定されているものとする。制御部(チャネ
ル割当制御部)25は、局運用データより基地局装置1に
実装されているべースバンド信号処理部数を読み出し
(ステップ101)、全べースバンド信号処理部の重み値換算
の処理能力と全セクタに設定した制御チャネルの重み値
換算の処理負荷との比(制御チャネル設定比率)p-total
を算出する(ステップ102)。 ついで、制御部25は、全べースバンド信号処理部の重み
値換算の処理能力とそれぞれのセクタに設定する最小構
成の全制御チャネルの重み値換算した処理負荷との比
(最小構成設定判断比率)p-minを算出する(ステップ10
3)。
【0030】ついで、制御チャネル設定比率p-totalと
設定比率Xとの大小を比較し(ステップ104)、p-total≦
Xであれば、全べースバンド信号処理部の処理能力に対
して全制御チャネルの処理に必要な負荷は小さい。この
ため、各セクタに局運用データ指定通りに制御チャネル
を割り当て可能であると判定する(ステップ105)。 一方、ステップ104において、p-total>Xであれば、全べ
ースバンド信号処理部の処理能力に対して全制御チャネ
ルの処理に必要な負荷は大きい。このため、各セクタに
局運用データ指定通りに制御チャネルを割り当てること
は不可能であると判定する。かかる場合には、最小構成設
定判断比率p-minと設定比率Yとの大小を比較し(ステッ
プ106)、最小構成の制御チャネルを各セクタに設定する
ことが可能か判断する。
【0031】すなわち、p-min≦Yであれば、全べースバ
ンド信号処理部の処理能力に対して最小構成の全制御チ
ャネルの処理に必要な負荷は小さい。このため、各セク
タに最小構成で制御チャネルを割り当て可能であると判
定する。すなわち、最小構成で制御チャネルを各セクタ
に割り当てる(ステップ107)。しかし、p-min>Yであれ
ば、全べースバンド信号処理部の処理能力に対して最小
構成の全制御チャネルの処理に必要な負荷は大きい。こ
のため、各セクタに最小構成で制御チャネルを割り当て
ることができないと判定し、全セクタへの電力送出を行
わず全セクタを閉塞する(ステップ108)。
【0032】(b)制御チャネルのセクタへの設定処理
の具体例 チャネルの重み付け 予め基地局装置BTSで使用する各チャネルに対して重み
付けを行う。表3は各チャネルの重み付け一覧であり、
これらの値はBTS運用データで設定される。
【0033】
【表3】 制御チャネルの最小構成判断比率 制御チャネルをBTS局運用データ通りの指定で各セクタ
に設定するか、あるいは、最小構成(Pilot、Sync、Pag
ing、Access 各1本)で各セクタに設定するかを判断す
る比率をX [%] 、制御チャネルを最小構成で設定した際
に、電波の送出開始を行うかを判断する比率をY [%] と
する。このX と Y で基地局装置BTSの制御チャネル設定
に関する最小運用構成が決定される。これらXおよび、Y
の値はBTS運用データとしてあらかじめ保守操作部14
により設定されている。
【0034】制御チャネルの各セクタへの割当て方法 ・重み付け計算 制御チャネルの初期設定時(セクタ運用開始時)、9.6k
bps通話チャネル相当で全実装べースバンド信号処理部
の重み付け総計w-totalを計算する。ただし、1べース
バンド信号処理部あたり、9.6kbpsの25通話チャネル
(Traffic Channel)をサポートするものとする。ま
た、局運用データ指定の制御チャネルを全て設定したと
きの全セクタ分の重み付け総計をw-cnt、その値w-cntの
全実装べースバンド信号処理部の重み付け総計w-total
に対する割合をp-totalを計算する。 w-total = w-fch96 x 25ch x (実装べースバンド信号処
理部の数) w-cnt = Σ (w-pilot + w-sync +w-page x (運用データ
指定Paging チャネル数) +w-access x (運用データ指定
Access チャネル数) ) p-total = w-cnt / w-total x 100 [%] ・制御チャネルの設定 制御チャネル設定比率p-totalと設定比率Xとの大小を
比較し、p-total ≦ Xであれば、局運用データ指定の制
御チャネルを各セクタに設定可能と判断する。この結
果、局運用データ指定の制御チャネルの処理をべースバ
ンド信号処理部に割り当てる。この割り当ては表4に示す
順序にしたがって運用データ指定通りに行う。
【0035】
【表4】 尚、局運用データで指定されたべースバンド信号処理部
が実装されていない場合、もしくは指定されたべースバ
ンド信号処理部が障害等の場合、局運用データ指定通り
に制御チャネルをべースバンド信号処理部に割り当てる
ことが出来ない。かかる場合には、表4に示す順序で局運
用データ指定通りに制御チャネルを割り当てる処理を行
い、割当処理終了後、後述するダイナミックなチャネル
の割当て方法を実行して、未割り当ての制御チャネルを
所定のべースバンド信号処理部に割り当てる。一方、p-t
otal > X であれば、局運用データ指定の制御チャネル
数の設定が不可能であると判断し、つぎに各セクタに最
小構成で制御チャネルを設定できるか判断する。
【0036】制御チャネルの最小構成での重み付け総計
をw-min、その値の全実装べースバンド信号処理部の重
み付け総計w-totalに対する割合をp-minとし、これらを
次式により計算する。 w-min = (w-pilot + w-sync + w-page + w-access) x 3
(セクタ数) p-min = w-min / w-total x 100 [%] ついで、最小構成設定判断比率p-minと設定比率Yとの
大小を比較し、p-min≦Yであれば最小構成での設定が可
能と判断し、最小構成の制御チャネルで運用する。制御
チャネルのべースバンド信号処理部に対する割り当てを
表4に示す順序にしたがって最小構成で行う。しかし、p
-min > Y であれば、最小構成の制御チャネルの設定も
不可能と判断し、電波送出を停止して全セクタを閉塞と
する。
【0037】(E)ダイナミックなべースバンド信号処
理部の割当て方法 図3はダイナミックなべースバンド信号処理部の割当て
処理フローである。局運用データの指定通りに各制御チ
ャネルを表4に示す順序で各べースバンド信号処理部に
割り当てる(ステップ201)。この割り当てに際して、局運
用データにより指定されたべースバンド信号処理部が基
地局装置1に全て実装されているかチェックし(ステップ
202)、全て実装されていれば、局運用データ指定通りに制
御チャネルをべースバンド信号処理部に設定されたと判
断する(ステップ203)。
【0038】一方、ステップ202において、局運用データ
により指定されたべースバンド信号処理部が基地局装置
に1つでも実装されていなければ、実装されていないべ
ースバンド信号処理部に割り当てた制御チャネル(再割
り当て対象制御チャネル)を新たに割り当てる選択候補
リストを作成する(ステップ204)。実装されているべース
バンド信号処理部がすべて選択候補になる。ついで、選
択候補のべースバンド信号処理部毎に、割り当てた全チ
ャネルの重み付け総計(処理負荷)、あるいは該重み付け
総計とべースバンド信号処理部の処理能力との比を計算
する(ステップ205)。
【0039】しかる後、以下の〜の順でべースバン
ド信号処理部の選択を行う。すなわち、 制御チャネルが設定されていないべースバンド信号処
理部、 再割り当て対象制御チャネルが設定されるセクタと同
一セクタの制御チャネルが設定されているべースバンド
信号処理部、 再割り当て対象制御チャネルが設定されるセクタとは
別のセクタの制御チャネルが設定されているべースバン
ド信号処理部、 を選択順序とする(ステップ206)。
【0040】ついで、べースバンド信号処理部のうち、
重み付け総計、あるいは該重み付け総計とべースバンド
信号処理部の処理能力との比が最も小さなべースバンド
信号処理部を最終的に選択し、このべースバンド信号処
理部に再割り当て対象制御チャネルを割り当てる(ステ
ップ207)。
【0041】(F)通話チャネルのべースバンド信号処
理部への割当て方法 図4は通話チャネルの割り当て処理フローである。呼制
御により、あるいはハンドオフ制御により、新たな通話
チャネルの割り当てが要求されると、制御部25は、指定さ
れた無線フレームオフセットの空いているべースバンド
信号処理部の候補リストを作成する(ステップ301)。つい
で、候補リストの各べースバンド信号処理部BB#0〜BB#n
について、通話チャネルを設定した場合における全割り
当てチャネルの重み付け総計(負荷)w-bb-0〜w-bb-nを算
出する(ステップ302)。
【0042】各べースバンド信号処理部について、割り
当てチャネルの重み付け総計w-bb-0〜w-bb-nの計算が終
了すれば、各重み付け総計w-bb-0〜w-bb-nがべースバン
ド信号処理部の最大処理能力w-maxを超えているかチェ
ックし(ステップ303)、超えている場合には、着目べース
バンド信号処理部を候補テーブルから削除する(ステッ
プ304)。ついで、候補リストの全てのべースバンド信号
処理部についてステップ303の判定処理が終了したかチ
ェックし(ステップ305)、終了してなければステップ303
以降の処理を継続する。全てのべースバンド信号処理部
についてステップ303の判定処理が終了すれば、候補リ
ストの中から重み付け総計w-bb-0〜w-bb-nが最小のべー
スバンド信号処理部を選択し、該べースバンド信号処理
部に要求された通話チャネルを割り当てる(ステップ30
6)。
【0043】以上では、重み付け総計w-bb-0〜w-bb-nが
最小のべースバンド信号処理部を選択した場合である
が、べースバンド信号処理部毎に最大処理能力が異なる
場合には、重み付け総計w-bb-0〜w-bb-nの代わりに、重み
付け総計w-bb-0〜w-bb-nとべースバンド信号処理部の最
大処理能力w-max0〜w-maxnとの比を用いることができ
る。すなわち、重み付け総計w-bb-0〜w-bb-nとべースバ
ンド信号処理部の最大処理能力w-max0〜w-maxnとの比を
ステップ302で計算しておき、ステップ306において該比
が最も小さなべースバンド信号処理部を選択し、該べー
スバンド信号処理部に通話チャネルを割り当てる。また、
以上では、通話チャネルを割り当てる場合であるが、同様
に制御チャネルを割り当てることもできる。
【0044】(G)チャネル割当て設定例 (G-1)制御チャネル割当ての前提 以下に制御チャネル割当て時の処理例を示すが、9.6kbp
s通話チャネル(Fundamental Channel)の重み付け値(w
-fch96)を1とすると、各制御チャネルの重み値は表5に
示す通りであるとする。又、べースバンド信号処理部1台
あたり、9.6kbps通話チャネルを最大25チャネル分収
容できる処理能力を持つものとし、べースバンド信号処
理部の最大実装数を10とする。
【0045】
【表5】 更に、比率X[%]、Y[%]は、それぞれBTS局運用データに
より設定されているものとし、また、制御チャネルの初
期割当てデータも表6に示すようにBTS局運用データに
より設定されているものとする。
【0046】
【表6】 以上の場合について、べースバンド信号処理部の実装数
の違いによる制御チャネル割当て例を説明する。
【0047】(G-2)実装べースバンド信号処理部=5台
(BB#0〜BB#4)で制御チャネルの初期割当てを行う場
合。 (G-2-1)セクタに設定する制御チャネルの決定 制御チャネル設定比率p-total[%]、最小構成設定判断比
率p-min[%]をそれぞれ計算し、しかる後、運用データで
設定されている比率X、Yと比較する。
【0048】(1)まず、p-total[%]を次式にしたがっ
て計算する。 p-total =Wt/W Wt=(運用データ指定の制御チャネル重み付け総計) W= (全実装べースバンド信号処理部の重み付け総
計) Wt=(w-pilot + w-sync +(w-page) x 3 ) + (w-acces
s) x 3) ) x (セクタ数)=( 1 + 1 + 9 + 6 ) x 3=51 W= 5 x 25=125 p-total =Wt/W=51/125=41 [%]
【0049】(2)ついで、p-min[%]を次式にしたがっ
て計算する。 p-min =Wm/W Wm=(最小構成制御チャネル重み付け総計) W= (全実装べースバンド信号処理部 重み付け総計) Wm=(w-pilot +w-sync +w-page + w-access) x (セク
タ数)=( 1 + 1 + 3 + 2 ) x 3=21 W= 5 x 25=125 p-min =Wm/W=21/125= 17 [%]
【0050】(3)しかる後、p-total 、p-min とX、 Y
とを大小比較する。 局運用データで設定されている比率X、YがそれぞれX
=50[%]、Y=30[%]である場合、制御チャネルを局運用デ
ータ指定通りにセクタに設定可能であるかの判断は、p-
total と Xの大小比較に依存する。p-total (41%)≦ X
(50%)であるため、セクタに制御チャネルを局運用デー
タ指定通りに設定できる。 局運用データで設定されている比率X、YがそれぞれX
=40[%]、Y=30[%]である場合、制御チャネルを局運用デ
ータの指定通りに設定可能であるかの判断はp-total と
X の大小比較に依存する。p-total (41%) > X (40%)
であるため、制御チャネルを局運用データの指定通りに
セクタに設定することができない。そこで、制御チャネ
ルを最小構成でセクタに設定できるかp-min とY の大小
比較により決定する。p-min (17%)≦ Y (30%) であるた
め、全セクタとも最小構成で制御チャネルを全セクタに
設定することができる。
【0051】局運用データで設定されている、比率
X、YがそれぞれX=40[%]、Y=15[%]である場合、制御チャ
ネルを局運用データ指定通りにセクタに設定可能である
かの判断はX の大小比較に依存する。p-total (41%) >
X (40%) であるため、制御チャネルを局運用データの指
定通りにセクタに設定することができない。そこで、制
御チャネルを最小構成でセクタに設定できるかp-min と
Y の大小比較により決定する。p-min (17%)>Y (15%)
であるため、最小構成での制御チャネル設定も不可であ
り、かかる場合には、全セクタを閉塞状態とする。すなわ
ち、電波の送信を行わないため、基地局装置BTSの運用
サービスは不可となる。
【0052】(G-2-2)制御チャネルのべースバンド信号
処理部への設定処理 (G-2-1)ので局運用データの指定による制御チャネル
のセクタへの設定が可能な場合について、以下に制御チ
ャネルの処理をべースバンド信号処理部へ割り当てる処
理を示す。 局運用データ(表6)に基づき、各セクタの制御チャネ
ルを割当てるべースバンド信号処理部の番号を選択す
る。今、実装べースバンド信号処理部がBB#0、BB#1、BB
#2、BB#3、BB#4の計5台であるため(BB#5は未実装)、以
下のようになる。 で、運用データ指定通りの設定を行う。
【0053】 で、運用データ指定通りの設定を行う。 で、運用データ指定通りの設定を行う。 で、運用データ指定通りの設定を行う。
【0054】セクタC用のAccess Channelに関しては、
局運用データで指定されたべースバンド信号処理部BB#5
が未実装(使用不可)状態であるため、このセクタCに
設定するべき3つのAccess ChannelはBB#0〜BB#4の中か
らダイナミックなチャネル割当て方法を用いてべースバ
ンド信号処理部に割当てる。 ダイナミックな制御チャネルの割当て方法 上記において局データ指定のべースバンド信号処理部
が未実装であったために局運用データ指定通りの設定が
行えないAccess Channel(セクタC用)のべースバンド
信号処理部への再割当て処理を以下に示す。下記、条件
(a)〜(c)の3つの条件に(a)から順番に当てはまるべー
スバンド信号処理部を候補とする。
【0055】(a) 制御チャネルが設定されていないべー
スバンド信号処理部 (b) 同一セクタの制御チャネルが設定されているべース
バンド信号処理部 (c) 他のセクタの制御チャネルが設定されているべース
バンド信号処理部 条件(a)に当てはまるべースバンド信号処理部はない。
これは、実装べースバンド信号処理部:BB#0〜BB#4には
すべて制御チャネルが設定されているためである。条件
(b)からBB#2が候補となる。なぜならばBB#2には、セク
タCのPilot CH, Sync CH, Paging CHが割当てられてい
るからである。条件(c)からBB#0、BB#1、BB#3、BB#4が
候補となる。
【0056】以上より候補となるすべてのべースバンド
信号処理部に付いて、さらに割当てるべき、Accsecc Ch
annel (3ch)を設定した場合の重み付け総計を計算
し、最も重み付け総計の小さいべースバンド信号処理部
を選択する。重み付け総計の計算結果を表7に示す。
【0057】
【表7】 各べースバンド信号処理部の重み付け総計より、重み付
け総計の小さいべースバンド信号処理部BB#3とBB#4のう
ち、最も若い番号のBB#3を選択する。
【0058】(G-3)実装べースバンド信号処理部=7
台(BB#0〜BB#6)で制御チャネルの初期割当てを行う
場合。 (G-3-1)セクタに設定する制御チャネルの決定 制御チャネル設定比率p-total[%]、最小構成設定判断比
率p-min[%]をそれぞれ計算し、しかる後、運用データで
設定されている比率X、Yと比較する。
【0059】(1)まず、p-total[%]を次式にしたがっ
て計算する。 p-total =Wt/W Wt=(運用データ指定の制御チャネル重み付け総計) W= (全実装べースバンド信号処理部 重み付け総計) Wt=(w-pilot + w-sync +(w-page) x 3 ) + (w-acces
s) x 3) ) x (セクタ数)=( 1 + 1 + 9 + 6 ) x 3=51 W= 7 x 25=175 p-total =Wt/W=51/175=29 [%]
【0060】(2)ついで、p-min[%]を次式にしたがっ
て計算する。 p-min =Wm/W Wm=(最小構成の制御チャネル重み付け総計) W= (全実装べースバンド信号処理部 重み付け総計) Wm=(w-pilot +w-sync +w-page + w-access) x (セク
タ数)=( 1 + 1 + 3 + 2 ) x 3=21 W= 7 x 25=175 p-min =Wm/W=21/175= 12 [%]
【0061】(3)しかる後、p-total 、p-min とX、 Y
とを大小比較する。局運用データで設定されている比率
X、YがそれぞれX=50[%]、Y=30[%]である場合、制御チャ
ネルを局運用データ指定通りにセクタに設定可能である
かの判断は、p-total と Xの大小比較に依存する。p-tot
al (29%)≦ X (50%)であるため、セクタに制御チャネル
を局運用データ指定通りに設定する。
【0062】(G-3-2)制御チャネルのべースバンド信号
処理部への設定処理 (G-3-1)で局運用データ指定に従った制御チャネルの設
定が可能な場合について、以下に該制御チャネルの処理
をべースバンド信号処理部に割り当てる処理を示す。局
運用データ(表6)に基づき、各セクタの制御チャネルを
割当てるべースバンド信号処理部の番号を選択する。
今、実装べースバンド信号処理部がBB#0、BB#1、BB#2、
BB#3、BB#4、BB#5、BB#6の計7台であるため以下のよう
になる。 で、運用データ指定通りの設定を行う。
【0063】 で、運用データ指定通りの設定を行う。 で、運用データ指定通りの設定を行う。
【0064】 で、運用データ指定通りの設定を行う。すべての制御チ
ャネルが局運用データ通りの指定でべースバンド信号処
理部への割当て設定が可能である。
【0065】(G-4)実装べースバンド信号処理部=3
台(BB#0〜BB#2)で制御チャネルの初期割当てを行う
場合。 (G-4-1)セクタに設定する制御チャネルの決定 制御チャネル設定比率p-total[%]、最小構成設定判断比
率p-min[%]をそれぞれ計算し、しかる後、運用データで
設定されている比率X、Yと比較する。
【0066】(1)まず、p-total[%]を次式にしたがっ
て計算する。 p-total =Wt/W Wt=(運用データ指定の制御チャネル重み付け総計) W= (全実装べースバンド信号処理部 重み付け総計) Wt=(w-pilot + w-sync +(w-page) x 3 ) + (w-acces
s) x 3) ) x (セクタ数)=( 1 + 1 + 9 + 6 ) x 3=51 W= 3 x 25=75 p-total =Wt/W=51/75=68 [%]
【0067】(2)ついで、p-min[%]を次式にしたがっ
て計算する。 p-min =Wm/W Wm=(最小構成の制御チャネル重み付け総計) W= (全実装べースバンド信号処理部 重み付け総計) Wm=(w-pilot +w-sync +w-page + w-access) x (セク
タ数)=( 1 + 1 + 3 + 2 ) x 3=21 W= 3 x 25=75 p-min =Wm/W=21/75= 28 [%]
【0068】(3)しかる後、p-total 、p-min とX、 Y
とを大小比較する。局運用データで設定されている比率
X、YがそれぞれX=50[%]、Y=30[%]である場合、制御チャ
ネルを局運用データ指定通りにセクタに設定可能である
かの判断は、p-total と Xの大小比較に依存する。p-tot
al (68%) > X (50%) であるため、制御チャネルを局運
用データの指定通りにセクタに設定することができな
い。そこで、制御チャネルを最小構成でセクタに設定で
きるかp-min とY の大小比較により決定する。p-min (2
8%)≦ Y (30%) であるため、最小構成で制御チャネルを
全セクタに設定する。
【0069】(G-4-2)制御チャネルのべースバンド信号
処理部への設定処理 最小構成の制御チャネルの処理をべースバンド信号処理
部へ割り当てる処理を以下に示す。尚、制御チャネルの
最小構成は局運用データで与えられる。 最小構成に基づき、各セクタの制御チャネルを割当て
るべースバンド信号処理部の番号を選択する。実装べー
スバンド信号処理部はBB#0、BB#1、BB#2、であるため、
以下のようになる。
【0070】 で、設定を行う。 で、設定を行う。
【0071】 で、設定を行う。Access Channel は、セクタA、B、Cと
もに局運用データ(最小構成データ)で指定されたべース
バンド信号処理部BB#3、#4、#5が未実装のため全セ
クタのAccess Channelは、ダイナミックなチャネル割当
て方法を用いてべースバンド信号処理部BB#0〜BB#2のい
ずれかに再割当てする。
【0072】 ダイナミックな制御チャネルの割当て
方法 上記で局運用データ(最小構成データ)指定のべースバ
ンド信号処理部BB#3が未実装であったために運用データ
指定通りの設定が行えないAccess Channel のべースバ
ンド信号処理部への再割当て処理を以下に示す。下記、
条件(a)〜(c)の3つの条件に(a)から順番に当てはまる
べースバンド信号処理部を候補とする。
【0073】(a) 制御チャネルが設定されていないべー
スバンド信号処理部 (b) 同一セクタの制御チャネルが設定されているべース
バンド信号処理部 (c) 他のセクタの制御チャネルが設定されているべース
バンド信号処理部 条件(a)に当てはまるべースバンド信号処理部はない。
すなわち、実装べースバンド信号処理部BB#0〜BB#2には
すべて制御チャネルが設定されている。
【0074】条件(b)、(c)よりどちらの場合もAccess C
hannelを含めたべースバンド信号処理部BB#0〜 BB#2の
重み付け総計が同じ値になる。このため、セクタA用のA
ccess Channel (1ch)をべースバンド信号処理部BB
#0に、セクタB用のAccess Channel(1ch)をべース
バンド信号処理部BB#1に、セクタC用のAccess Channel
(1ch)をべースバンド信号処理部BB#2に設定する。
【0075】・付記 (付記1) 移動局との間で無線により通信する無線基
地局装置において、サービスエリア毎に設けられ、移動局
からの無線信号を受信すると共に移動局に無線信号を送
信する無線部、それぞれ複数チャネル分のベースバンド
信号処理を行うベースバンド信号処理部、ベースバンド
信号処理部の処理能力とその実装数及び制御チャネルの
処理負荷とに基づいて各サービスエリアに割り当てる制
御チャネルの種別及び数を決定するチャネル割当制御
部、を備えたことを特徴とする無線基地局装置。 (付記2) 局運用データを用いて各サービスエリアに
割り当てる制御チャネルを指定する手段を備え、通話チ
ャネル及び各制御チャネルに処理負荷に応じた重み値が
定義されている場合、前記チャネル割当制御部は、全べ
ースバンド信号処理部の重み値換算の処理能力と局運用
データを用いてサービスエリアに割り当てられた全制御
チャネルの重み値換算の処理負荷とに基づいて、前記局
運用データで指定された制御チャネルを各サービスエリ
アに割り当てることが可能か判断し、可能であれば局運
用データに従って該制御チャネルの処理を各べースバン
ド信号処理部に割り当てる、ことを特徴とする付記1記
載の無線基地局装置。 (付記3) 前記チャネル割当制御部は、前記局運用デ
ータで指定された制御チャネルを各サービスエリアに割
り当てることが不可能であれば、処理可能な全べースバ
ンド信号処理部の前記重み値換算の処理能力と、それぞ
れのサービスエリアに割り当てる最小構成の全制御チャ
ネルの重み値換算した処理負荷とに基づいて、最小構成
の制御チャネルを各サービスエリアに割り当てることが
可能か判断し、可能であれば最小構成の制御チャネルの
処理を各べースバンド信号処理部に割り当てる、ことを
特徴とする付記2記載の無線基地局装置。 (付記4) 最小構成の制御チャネルを各サービスエリ
アに割り当てることが不可能であれば、全セクタを閉塞
状態にすることを特徴とする付記3記載の無線基地局装
置。 (付記5) 前記制御チャネル指定手段は指定した各制
御チャネルの処理の実行を各べースバンド信号処理部に
割り当て、前記チャネル割当制御部は、該割り当てにし
たがって各制御チャネルの処理をべースバンド信号処理
部に実行させる、ことを特徴とする付記2記載の無線基
地局装置。 (付記6) 前記チャネル割当制御部は、べースバンド
信号処理部毎に、割り当てた全チャネルの重み値換算の
処理負荷、あるいは該処理負荷とべースバンド信号処理
部の重み値換算の処理能力との比を計算し、所定のべー
スバンド信号処理部が未実装によりあるいは障害発生に
より処理不可能であれば、該べースバンド信号処理部に
割り当てた制御チャネルの処理を、前記処理負荷あるい
は前記比率が小さなべースバンド信号処理部に割り当て
る、ことを特徴とする付記2記載の無線基地局装置。 (付記7) 移動局との間で無線により通信する無線基
地局装置において、サービスエリア毎に設けられ、移動局
からの無線信号を受信すると共に移動局に無線信号を送
信する無線部、それぞれ複数チャネル分のベースバンド
信号処理を行うベースバンド信号処理部、各ベースバン
ド信号処理部に制御チャネル及び通話チャネルを割り当
てるチャネル割当制御部、を備え、前記チャネル割当制
御部はべースバンド信号処理部に通話チャネルあるいは
制御チャネルを割り当てる際、通話チャネル及び制御チ
ャネルに処理負荷に応じた重み値を定義し、べースバン
ド信号処理部毎に、割り当て済み全チャネルの重み値換
算した処理負荷、あるいは該処理負荷とべースバンド信
号処理部の重み値換算した処理能力との比を計算し、前
記処理負荷あるいは前記比率が小さなべースバンド信号
処理部に通話チャネルあるいは制御チャネルを割り当て
る、ことを特徴とする無線基地局装置。 (付記8) 前記チャネル割当制御部は通話チャネルの重
み値を伝送レートに応じて定義し、べースバンド信号処
理部に通話チャネルを割り当てる際、該べースバンド信
号処理部の処理能力を超えないように割り当てる、こと
を特徴とする付記7記載の無線基地局装置。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、ベースバンド信号処理
部の実装数が少ない場合や装置障害により使用できるベ
ースバンド信号処理部が少なくなる場合、制御チャネル
の設定数を減らす必要があるか否かを正しく判断し、各
セクタに適切な数の制御チャネルを設定することができ
る。また、本発明によれば、制御チャネルを減らす必要が
なければ、局運用データにしたがって簡単に制御チャネ
ルを各セクタに割り当て、且つ、制御チャネルの処理を各
べースバンド信号処理部に割り当てることができる。又、
本発明によれば、制御チャネルを減らす必要があれば、最
小構成の制御チャネルを各セクタに設定することが可能
であるか否かを正しく判断し、可能であれば最小構成の
制御チャネルの処理をべースバンド信号処理部に割り当
てることができ、不可能であれば全セクタの閉塞を行う
ことができる。
【0077】また、本発明によれば、ベースバンド信号処
理部の実装数が少ない場合や装置障害により使用できる
ベースバンド信号処理部が少なくなる場合、未実装によ
りあるいは障害により使用できなくなったべースバンド
信号処理部に割り当てた制御チャネルを処理可能な各べ
ースバンド信号処理部にその処理能力を超えないよう
に、かつ、負荷分散するように再割当を行うことができ
る。又、本発明によれば、チャネル毎の処理負荷を考慮し
て厳密に各べースバンド信号処理部の負荷が分散するよ
うに新たな通話チャネルや制御チャネルをベースバンド
信号処理部に動的に割り当ることができ、処理能力を超
えてチャネルを割り当てることがなくなり、呼損率を減
少できる。
【0078】また、本発明によれば、複数実装して稼動し
ているべースバンド信号処理部へのチャネル割当てをべ
ースバンド信号処理部毎に均一化することにより、特定
のべースバンド信号処理部が過負荷状態になることを防
止することができる。又、各べースバンド信号処理部の
処理負荷を均等分散することにより、べースバンド信号
処理部の安定動作を向上させることができる。更に、サ
ービス運用に必要な制御チャネルの収容を複数のべース
バンド信号処理部に分散させることにより、べースバン
ド信号処理部の障害時のシステムダウンを低減すること
ができる。又、べースバンド信号処理部の実装数が少な
い場合に、あらかじめ設定された局運用データで指定通
りに制御チャネルの割当てが不可能な場合に、制御チャ
ネル構成を最小構成に変更することで、無線基地局とし
てのサービスを停止することなく、運用を継続可能する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線基地局装置を含む移動無線システ
ム全体の構成図である。
【図2】制御チャネルのセクタへの設定処理フローであ
る。
【図3】ダイナミックなべースバンド信号処理部の割当
て処理フローである。
【図4】通話チャネルの割り当て処理フローである。
【図5】従来の無線基地局装置を含む移動無線システム
全体の構成図である。
【図6】セクタ(サービスエリア)説明図である。
【符号の説明】
11 無線基地局装置(BTS: Base Station Transceiver
Subsystem) 12a〜12c 移動局(携帯電話端末) 13 基地局制御装置(BSC: Base Station Controller) 14 保守・操作制御部 15 ネットワーク 21a〜21c 指向性アンテナ 23a〜23c 無線部 24 ベースバンド部 25 制御部 26 伝送インターフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K067 AA33 BB03 BB04 EE02 EE10 EE16 HH21 HH22 JJ11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局との間で無線により通信する無線
    基地局装置において、サービスエリア毎に設けられ、移動
    局からの無線信号を受信すると共に移動局に無線信号を
    送信する無線部、 それぞれ複数チャネル分のベースバンド信号処理を行う
    ベースバンド信号処理部、ベースバンド信号処理部の処
    理能力とその実装数及び制御チャネルの処理負荷とに基
    づいて各サービスエリアに割り当てる制御チャネルの種
    別及び数を決定するチャネル割当制御部、 を備えたことを特徴とする無線基地局装置。
  2. 【請求項2】 局運用データを用いて各サービスエリア
    に割り当てる制御チャネルを指定する手段を備え、通話
    チャネル及び各制御チャネルに処理負荷に応じた重み値
    が定義されている場合、前記チャネル割当制御部は、全
    べースバンド信号処理部の重み値換算の処理能力と局運
    用データを用いてサービスエリアに割り当てられた全制
    御チャネルの重み値換算の処理負荷とに基づいて、前記
    局運用データで指定された制御チャネルを各サービスエ
    リアに割り当てることが可能か判断し、可能であれば局
    運用データに従って該制御チャネルの処理を各べースバ
    ンド信号処理部に割り当てる、 ことを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  3. 【請求項3】 前記チャネル割当制御部は、前記局運用
    データで指定された制御チャネルを各サービスエリアに
    割り当てることが不可能であれば、処理可能な全べース
    バンド信号処理部の前記重み値換算の処理能力と、それ
    ぞれのサービスエリアに割り当てる最小構成の全制御チ
    ャネルの重み値換算した処理負荷とに基づいて、最小構
    成の制御チャネルを各サービスエリアに割り当てること
    が可能か判断し、可能であれば最小構成の制御チャネル
    の処理を各べースバンド信号処理部に割り当てる、 ことを特徴とする請求項2記載の無線基地局装置。
  4. 【請求項4】 前記チャネル割当制御部は、べースバン
    ド信号処理部毎に、割り当てた全チャネルの重み値換算
    の処理負荷、あるいは該処理負荷とべースバンド信号処
    理部の重み値換算の処理能力との比を計算し、所定のべ
    ースバンド信号処理部が未実装によりあるいは障害発生
    により処理不可能であれば、該べースバンド信号処理部
    に割り当てた制御チャネルの処理を、前記処理負荷ある
    いは前記比率が小さなべースバンド信号処理部に割り当
    てる、 ことを特徴とする請求項2記載の無線基地局装置。
  5. 【請求項5】 移動局との間で無線により通信する無線
    基地局装置において、サービスエリア毎に設けられ、移動
    局からの無線信号を受信すると共に移動局に無線信号を
    送信する無線部、 それぞれ複数チャネル分のベースバンド信号処理を行う
    ベースバンド信号処理部、各ベースバンド信号処理部に
    制御チャネル及び通話チャネルを割り当てるチャネル割
    当制御部、 を備え、前記チャネル割当制御部はべースバンド信号処
    理部に通話チャネルあるいは制御チャネルを割り当てる
    際、通話チャネル及び制御チャネルに処理負荷に応じた
    重み値を定義し、べースバンド信号処理部毎に、割り当
    て済み全チャネルの重み値換算した処理負荷、あるいは
    該処理負荷とべースバンド信号処理部の重み値換算した
    処理能力との比を計算し、前記処理負荷あるいは前記比
    率が小さなべースバンド信号処理部に通話チャネルある
    いは制御チャネルを割り当てる、 ことを特徴とする無線基地局装置。
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