JP2006237473A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器の廃棄時における分解作業を容易することで、電子機器の解体に要する時間を大幅に短縮でき、又、必要とする人手も大幅に削減でき、電子機器の再資源化を促進するために好適な電子機器を提供すること。
【解決手段】複数の部品と、前記複数の部品と電子機器の筐体を結合する複数の結合手段とを有する電子機器において、前記複数の結合手段の中に所定温度まで達すると溶融或は分解する結合部材が存在し、電子機器を前記所定温度まで加熱すると前記結合部材が溶融或は分解し、前記結合部材によって結合された部品が前記筐体より外れることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】複数の部品と、前記複数の部品と電子機器の筐体を結合する複数の結合手段とを有する電子機器において、前記複数の結合手段の中に所定温度まで達すると溶融或は分解する結合部材が存在し、電子機器を前記所定温度まで加熱すると前記結合部材が溶融或は分解し、前記結合部材によって結合された部品が前記筐体より外れることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器等の筐体において、解体性や分離性を考慮したことを特徴とする電子機器の解体方法に関するものである。
近年、地球環境問題が深刻化するに連れ、工業製品に対するリサイクル性の要求は高まってきている。それは、工業製品は大型で重く、又、非常に固い部品が含まれているために粗大ゴミ処理施設での処理が困難なものが多く存在するためである。工業製品の中でも家電製品はこれに該当するものが多く、有用な資源が多くあるにも拘らず、リサイクルが困難で大部分が埋め立てられている状況にある。
このような背景から、日本では、廃棄物の減量と資源の有効利用の観点より、廃棄物のリサイクル推進の新たな仕組みを構築するための法律、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)が制定された。本法律は、1998年(平成10年)5月に国会で成立し、同年6月に公布され、2001年(平成13年)4月1日より本格施行されている。この法律では、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の4品目が特定家庭用機器として指定され、小売業者は「排出者からの引取りと製造業者等への引渡し」、製造業者等は「引取りとリサイクル(再商品化等)」といった役割をそれぞれが分担し、リサイクルを推進することが義務づけられている。この家電リサイクル法は世の中のリサイクルに対する意識の高まりを表す一例に過ぎない。
上述したように、世界中のリサイクルに対する意識が非常に高まっている中、家電製品のリサイクルだけではなく、それ以外の電子機器についてもその分解性を高めてリサイクルを容易にすることは、地球環境問題に対する取り組みとして極めて重要な課題の1つと言える。
しかしながら、従来の電子機器は解体するためにはネジを外す必要があったり、合成樹脂の嵌め合いを外す必要があったりして、解体作業に多大な時間を要し、このことによりリサイクル材料の価格が新材料の価格に比較して割高なものとなり、リサイクルが進展しない一因ともなっていた。例えば、特許文献1に記載されている装置では、部品の取り付けにフックを用いているものの、装置の分解については述べられていない。
上述した背景技術では、製品として使用を終えたものを資源として再利用することについて十分な配慮がなされておらず、製品を解体する際に多大な時間と人手を必要とした。又、従来の電子機器に用いられている筐体構造では、廃棄時におけるネジの取り外し等の分解作業が煩雑なため、リサイクル効率の低下を招いていた。
本発明の目的は、電子機器の廃棄時における分解作業を容易することで、電子機器の解体に要する時間を大幅に短縮でき、又、必要とする人手も大幅に削減でき、電子機器の再資源化を促進するために好適な電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、複数の部品と、前記複数の部品と電子機器の筐体を結合する複数の結合手段とを有する電子機器において、前記複数の結合手段の中に所定温度まで達すると溶融或は分解する結合部材が存在し、電子機器を前記所定温度まで加熱すると前記結合部材が溶融或は分解し、前記結合部材によって結合された部品が前記筐体より外れることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記結合部材とは、少なくとも2種類以上の温度で溶融或は分解する部材であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記電子機器は、第1の部品と、第2の部品と、前記第1の部品と前記第2の部品又は電子機器の筐体と結合する第1の結合部材と、前記第2の部品と前記第1の部品又は電子機器の筐体とを結合する第2の結合部材を有し、前記第1の結合部材は第1の温度で溶融或は分解する部材であり、第2の結合部材は第1の温度よりも高温である第2の温度で溶融或は分解する部材であって、電子機器を第1の温度まで加熱すると前記第1の結合部材が溶融或は分解して前記第1の部品が前記第2の部品又は前記筐体より外れ、電子機器を第2の温度まで加熱すると前記第2の結合部材が溶融或は分解して前記第2の部品が前記第1の部品又は前記筐体より外れる構成となっており、電子機器の加熱温度を変化させることで順送りに部品を外すことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記結合手段とは、形状記憶合金を材料とするビスシャフト部と形状記憶樹脂から成るビスヘッドで構成された所定温度で分解する易解体ビス、低融点合金、或は低融点樹脂であることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、電子機器を加熱するだけで解体できるため、電子機器の廃棄時における分解作業を容易することができる。又、大量の電子機器の解体や分解にも適しているため、電子機器の解体に要する時間を大幅に短縮でき、又、同時に電子機器の解体に必要とする人手も大幅に削減できる。
請求項2及び3記載の発明によれば、電子機器の加熱を段階的に行って電子機器の解体を順送りに行うことができるため、例えば熱に弱い部品を先に解体し、その後で熱に耐性のある部品を解体することで、リサイクル比率を高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3記載の発明に用いる解体用部品として特殊な部品を用いることなく電子機器を解体できるようにするため、製造メーカはリサイクル可能な電子機器を容易に提供することができる。
従って、請求項1〜4記載の発明によれば、電子機器の再資源化を促進するという効果を得ることができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図2(a)は製品本体を覆っている外装を取り外した状態での製品本体の正面図である。
図2(a)は製品本体を覆っている外装を取り外した状態での製品本体の正面図である。
図2(a)において、製品本体は、様々な電気部品が固定される枠体A、低温度で溶融する部材の低融点部材1、プリント基板及び金属板等で構成される電気ユニット2、複数の電気ユニット2を相互に接続するためのケーブル3によって構成されている。
図1は枠体Aと電気ユニット2との接合部を拡大した図である。
電気ユニット2は、電気部品の実装されたプリント基板4と金属板のシャーシ6とで構成されており、このプリント基板4とシャーシ6はビス5によって接合されている。以下で、図6のフローチャートを用いて詳細な説明を行う。
製品の解体を行うに当たり、先ず初めに製品本体を覆っている外装を取り外す(s101)。外装を取り外された製品本体は、図2(a)に示される状態のようになる。製品本体の枠体Aには、電気ユニット2が低融点部材1によって固定されている。ここで、枠体Aは金属であっても良く、或は樹脂であっても良い。金属の場合には、枠体Aとして例えば、鉄やアルミニウム合金等を用いることができ、樹脂の場合には、ポリカーボネート樹脂やABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂等を使用することができる。本実施の形態においては、枠体Aの材料としてアルミニウム合金を用いることにする。
又、低融点部材1は熱可塑性樹脂が好ましく、ポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、PVC(ポリ塩化ビニル)、ポリメタクリル酸メチル等の樹脂材を使用することができる。本実施の形態では、低融点部材1は融点130℃のポリエチレンを用いることにする。
そして、枠体Aと電気ユニット2の接合状態を更に詳しく示したものが図1(a)である。電気ユニット2の構成部品であるシャーシ6に適当な大きさ(例えば、直径3mm)の穴が設けてあり、同様に、枠体A側にもシャーシ6の穴に対応する位置に同じ径の穴が設けられ、両方の穴位置を合わせて低融点部材1が差し込まれることによってシャーシ6と枠体Aが固定されている。
低融点部材1の形状としては、例えば、図3に示されるような形状の部材を使うことができる。この部材を用いた場合における枠体1とシャーシ6との固定方法は以下の通りである。
図3において、低融点部材1の先端部10がシャーシ6と枠体Aの両方の穴に矢印方向に挿入されると、低融点部材1の先端部10が撓んで収縮して穴に入り込む。低融点部材1をさらに奥まで差し込んで先端部10が枠体Aの穴を完全に通過すると、それまで収縮していた先端部10が膨らんで低融点部材1は引っ張っても抜けなくなる。
ここで、先端部10の径はシャーシ6と枠体Aに設けられた穴径よりも若干大きいものであり、例えば直径5mmとすることができる。又同時に、低融点部材1に設けられたバネ部11によって、低融点部材1からシャーシ6に対して圧力が加わることで、シャーシ6と枠体Aはしっかりと固定される。低融点部材1は、電気ユニット2の大きさや重量等を考慮して適切な場所へ配置されるとともに、適切な数が配置される。
次に、低融点部材1が溶融するのに十分な温度(例えば、150℃)に保たれた加熱炉の中に装置本体を入れ、装置本体を加熱する(s102)。装置本体全体が加熱されて温度が徐々に上昇して130℃に達すると、融点130℃のポリエチレンで生成された低融点部材1は溶融を開始する(s103)。
低融点部材1が完全に溶解すると、枠体Aとシャーシ6とを接合をしていた固定部材がなくなり、又、電気ユニット2を支える部品も存在しないため、電気ユニット2は図1(b)のように自然に枠体Aから分離する(s104)。又、図2(b)では、枠体Aに複数の電気ユニット2が接合されている場合を示しており、複数の電気ユニット2はそれぞれ枠体Aから分離され、電気ユニット2同士を接続しているケーブルによってひとまとめにされた状態で枠体Aより分離される。
分離後、加熱炉から装置本体と電気ユニット2を取り出すことで、人手を介すことなく、装置本体の枠体Aと電気ユニット2とが分離された状態でそれぞれの部品を得ることができる(s105)。
<実施の形態2>
前記実施の形態1においては、製品本体の枠体と電気ユニットとを加熱炉において容易に分離する方法について記述した。本実施の形態においては、製品本体を加熱炉に投入して枠体と電気ユニットとを分離する前に、電気ユニットを構成している部品、即ちプリント基板と金属板とをより低温度の加熱炉の下で分離することを特徴とする。そうすることで、高温環境下に長時間プリント基板を晒すことがなくなり、プリント基板上の電気部品の再利用率を向上させることができるメリットがある。
前記実施の形態1においては、製品本体の枠体と電気ユニットとを加熱炉において容易に分離する方法について記述した。本実施の形態においては、製品本体を加熱炉に投入して枠体と電気ユニットとを分離する前に、電気ユニットを構成している部品、即ちプリント基板と金属板とをより低温度の加熱炉の下で分離することを特徴とする。そうすることで、高温環境下に長時間プリント基板を晒すことがなくなり、プリント基板上の電気部品の再利用率を向上させることができるメリットがある。
以下、図7のフローチャートを用いて本実施の形態に関して詳細に説明する。
製品の解体を行うに当たり、先ず初めに製品本体を覆っている外装を取り外す(s201)。外装を取り外された製品本体は、図2(a)に示される状態のようになる。製品本体の枠体Aには、電気ユニット2が低融点部材1によって固定されている。枠体Aの材料は実施の形態1と同様、本実施の形態においてもアルミニウム合金を用いることにする。
ここで、製品本体の枠体Aと電気ユニット2の接合状態を更に詳しく示したものが図4(a)である。電気ユニット2の構成部品であるシャーシ6に適当な大きさ(例えば、直径3mm)の穴が設けてあり、同様に、枠体A側にもシャーシ6の穴に対応する位置に同じ径の穴が設けられ、両方の穴位置を合わせて低融点部材1が差し込まれることによってシャーシ6と枠体Aが固定されている。又、電気ユニット2の構成部品であるシャーシ6とプリント基板4は易解体ビス7によって固定されている。
易解体ビス7としては、形状記憶合金を利用して加熱するだけで簡単に外せるビスが存在する。図5はその一例である。易解体ビス7は、チタンとニッケルの形状記憶合金を材料とするビスシャフト9と、形状記憶樹脂製スナップフィット(ツメ形状の締結部品)からなるビスヘッド8で構成される。常温状態では、易解体ビスは図5(a)で示される状態にある。
ここで、易解体ビスが所定温度以上(例えば、本実施の形態では摂氏90度以上)に加熱されると、図5(b)のようにビスヘッド8のツメ形状の締結部分が外れるとともに、ビスシャフト9が収縮して自動的にビスが緩むことでシャーシ6から脱落し、ドライバー等を使用することなくシャーシ6とプリント基板4は解体される。
本実施の形態においては、先に電気ユニット2であるシャーシ6とプリント基板4の分離を行った後に、製品本体の枠体Aとシャーシ6を分離させるため、低融点部材1の融点温度は易解体ビス7の解体温度よりも高いものを使用する必要がある。それを考慮すると、低融点部材1としてはポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、PVC(ポリ塩化ビニル)、ポリメタクリル酸メチル等の様々な樹脂材を使用することができる。本実施の形態では、融点130℃のポリエチレンを低融点部材1として用いることにする。ここで、低融点部材1の形状及び低融点部材1を用いた枠体1とシャーシ6との固定方法は前記実施の形態1と同様とする。
次に、低融点部材1が溶融するのに十分な温度(例えば100℃)に保たれた加熱炉aの中に装置本体を入れ、装置本体を加熱する(s202)。装置本体全体が加熱されて温度が徐々に上昇して90℃に達すると、図4(b)及び図4(c)に示するように、易解体ビス7のビスヘッド8が外れ、ビスシャフト9も収縮してシャーシ6から脱落し、易解体ビス7は完全に分解する(s203)。易解体ビス7が分解すると、シャーシ6とプリント基板4とを接合する部材が無くなるため、プリント基板4が装置本体の枠体Aから自然と分離する(s204)。分離後、加熱炉aから装置本体とプリント基板4を取り出すことで、人手を介すことなく、装置本体からプリント基板4が分離された状態でそれぞれの部品を得ることができる(s205)。
プリント基板4を分離した後、製品本体の枠体Aからシャーシ6を分離する方法は実施の形態1と同様に行うことができる。即ち、低融点部材1が溶融するのに十分な温度(例えば、150℃)に保たれた加熱炉bの中に装置本体を入れ、装置本体を加熱する(s206)。装置本体全体が加熱されて温度が徐々に上昇して130℃に達すると、融点130℃のポリエチレンで生成された低融点部材1は溶融を開始する(s207)。低融点部材1が完全に溶解すると、枠体Aとシャーシ6とを接合をしている固定部材が無くなるため、図4(d)のようにシャーシ6は自然に枠体Aから分離する(s208)。
分離後、加熱炉bから装置本体の枠体Aとシャーシ6を取り出すことで、人手を介すことなく、装置本体の枠体Aとシャーシ6とが分離された状態でそれぞれの部品を得ることができる(s209)。
<実施の形態3>
前記実施の形態2においては、シャーシ6とプリント基板4を結合するビスとして易解体ビス7を例にとって説明したものの、ビスは易解体ビスに限るものではなく、低融点合金を用いたビスを使用して結合し、加熱炉の温度設定を適宜設定すれば易解体ビスを使用せずとも実施の形態2と同様に製品本体の解体を行うことができる。
前記実施の形態2においては、シャーシ6とプリント基板4を結合するビスとして易解体ビス7を例にとって説明したものの、ビスは易解体ビスに限るものではなく、低融点合金を用いたビスを使用して結合し、加熱炉の温度設定を適宜設定すれば易解体ビスを使用せずとも実施の形態2と同様に製品本体の解体を行うことができる。
低融点合金は鉛やカドミウムを含むものが多い。その一方で、EU(欧州連合)は環境対策の一環として、EU域内における「電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用禁止(RoHS)指令」を2003年2月13日に正式交付した経緯がある。このRoHS指令により、2006年7月1日以降にEU域内で上市される対象製品は、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB(ポリ臭化ビフェ二ール)、PBDE (ポリ臭化ジフェニルエーテル)の6種類が使用禁止となる。そのため、本実施の形態においては、鉛やカドミウムを含まない低融点合金、例えば、スズとビスマスの合金、スズとインジウムの合金を使用する。
ここで、スズとビスマスの合金(比率:スズ42%、ビスマス58%)は融点138℃であり、ブリネル硬度も22とアルミニウムの硬度とほぼ同等で十分であるため、低融点合金ビスとして使用するのに適している。この合金ビスをシャーシ6とプリント基板4の結合部材として使用し、更に、低融点部材1として例えば融点170℃のポリプロピレンを使用すれば、製品本体を加熱炉に投入するだけで簡単に分解することができる。
即ち、150℃に設定した加熱炉の中に製品本体を投入してシャーシ6とプリント基板4を分離し、その後、200℃に設定した加熱炉の中にプリント基板4の分離された製品本体を投入して製品本体の枠体Aとシャーシ6とを分離することができる。
1 低融点部材
2 電気ユニット
3 ケーブル
4 プリント基板
5 ビス
6 シャーシ
7 易解体ビス
8 ビスヘッド
9 ビスシャフト
10 先端部
11 バネ部
A 枠体
2 電気ユニット
3 ケーブル
4 プリント基板
5 ビス
6 シャーシ
7 易解体ビス
8 ビスヘッド
9 ビスシャフト
10 先端部
11 バネ部
A 枠体
Claims (4)
- 複数の部品と、前記複数の部品と電子機器の筐体を結合する複数の結合手段とを有する電子機器において、
前記複数の結合手段の中に所定温度まで達すると溶融或は分解する結合部材が存在し、電子機器を前記所定温度まで加熱すると前記結合部材が溶融或は分解し、前記結合部材によって結合された部品が前記筐体より外れることを特徴とする電子機器。 - 前記結合部材とは、少なくとも2種類以上の温度で溶融或は分解する部材であることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 前記電子機器は、第1の部品と、第2の部品と、前記第1の部品と前記第2の部品又は電子機器の筐体と結合する第1の結合部材と、前記第2の部品と前記第1の部品又は電子機器の筐体とを結合する第2の結合部材を有し、前記第1の結合部材は第1の温度で溶融或は分解する部材であり、第2の結合部材は第1の温度よりも高温である第2の温度で溶融或は分解する部材であって、電子機器を第1の温度まで加熱すると前記第1の結合部材が溶融或は分解して前記第1の部品が前記第2の部品又は前記筐体より外れ、電子機器を第2の温度まで加熱すると前記第2の結合部材が溶融或は分解して前記第2の部品が前記第1の部品又は前記筐体より外れる構成となっており、電子機器の加熱温度を変化させることで順送りに部品を外すことを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
- 前記結合手段とは、形状記憶合金を材料とするビスシャフト部と形状記憶樹脂から成るビスヘッドで構成された所定温度で分解する易解体ビス、低融点合金、或は低融点樹脂であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005052999A JP2006237473A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005052999A JP2006237473A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008142674A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Fujitsu Ltd | 電子機器及び電子機器の解体方法 |
JP2008149939A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Nippon Plast Co Ltd | エアバッグ装置 |
-
2005
- 2005-02-28 JP JP2005052999A patent/JP2006237473A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008142674A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Fujitsu Ltd | 電子機器及び電子機器の解体方法 |
JP2008149939A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Nippon Plast Co Ltd | エアバッグ装置 |
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