JP2006237348A - 静電チャック及びこれを備えた真空処理装置 - Google Patents

静電チャック及びこれを備えた真空処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006237348A
JP2006237348A JP2005050921A JP2005050921A JP2006237348A JP 2006237348 A JP2006237348 A JP 2006237348A JP 2005050921 A JP2005050921 A JP 2005050921A JP 2005050921 A JP2005050921 A JP 2005050921A JP 2006237348 A JP2006237348 A JP 2006237348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
intermediate body
electrostatic chuck
plate
hot plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005050921A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Sogabe
浩二 曽我部
Yasunari Danjo
康徳 檀上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP2005050921A priority Critical patent/JP2006237348A/ja
Priority to TW095105208A priority patent/TW200636904A/zh
Priority to US11/362,380 priority patent/US20060193101A1/en
Priority to KR1020060018108A priority patent/KR20060094912A/ko
Publication of JP2006237348A publication Critical patent/JP2006237348A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42DBOOKS; BOOK COVERS; LOOSE LEAVES; PRINTED MATTER CHARACTERISED BY IDENTIFICATION OR SECURITY FEATURES; PRINTED MATTER OF SPECIAL FORMAT OR STYLE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DEVICES FOR USE THEREWITH AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; MOVABLE-STRIP WRITING OR READING APPARATUS
    • B42D1/00Books or other bound products
    • B42D1/08Albums
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/683Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping
    • H01L21/6831Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using electrostatic chucks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42PINDEXING SCHEME RELATING TO BOOKS, FILING APPLIANCES OR THE LIKE
    • B42P2201/00Books or filing appliances for special documents or for special purposes
    • B42P2201/02Books or filing appliances for special documents or for special purposes for photographic documents, e.g. prints, negatives
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67098Apparatus for thermal treatment
    • H01L21/67109Apparatus for thermal treatment mainly by convection

Abstract

【課題】 構造の簡素化とメンテナンス性の向上が図られ、伝熱ガスのシール性も確保できる静電チャック及びこれを備えた真空処理装置を提供する。
【解決手段】 ホットプレート17とステージ18との間に中間体19を挟持させ、ホットプレート17と中間体19の各々の接触面17A,19Aを表面粗さ(Ra)10nm以下とすることにより、これらホットプレート17と中間体19とを直に接触させて両者間の所定のシール性を得るようにしている。これにより、耐熱性のあるシール材を用いることなく、ホットプレート17とステージ18間の接触界面を介しての伝熱ガスの外部への漏洩を抑制でき、構造の簡素化及び低コスト化を図ることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、基板を吸着する静電チャック及びこれを備えた真空処理装置に関する。
半導体進化の代表例として挙げられるデザインルールの微細化とともに、近年ではウェーハの大口径化に伴い半導体製造装置の稼働率向上が強く要求されている。一枚のウェーハからとれるチップの良品率を維持するためには、減圧下の処理中(プロセス中)のウェーハ温度を一定に保つことが重要である。その有効な手段の一つとして、静電吸着機能付き加熱プレート(以下「ホットプレート」ともいう)が用いられている。
例えば、半導体製造装置の一つであるスパッタリング装置は、所定の真空度まで減圧される処理室を有し、処理室の内部には半導体ウェーハを吸着、加熱・冷却するための基板支持装置(静電チャック)が設置されている。プロセス時、ホットプレートを使用する際には、プロセスによりウェーハに入射される熱量と、ホットプレートからウェーハへ供給される熱量とを考慮しなければならない。このため従来では、ホットプレートとウェーハ間の熱伝導を考慮して、ウェーハの吸着面積を最大限確保するようにしていた。
しかしながら、吸着面積を増やすと、ウェーハ裏面及びホットプレートの吸着面を傷つける可能性が高くなり、また、摩擦によって発塵した汚染物により処理室内が汚染され、チップの良品率が低下する要因となる。
一方、これを回避するための手段として、ホットプレートとウェーハ間に熱伝導率の高いガスを封入することにより、吸着面積を低減でき、かつウェーハ温度も一定に保つことが可能となる。そこで、ホットプレートには通常、ウェーハの温度制御を目的とした伝熱ガス(裏面ガス)の供給流路とホットプレート自体を発熱、吸着、冷却させるのに必要な電力等の用力を導入するアダプタ等が設けられた金属製の台座(以下「ステージ」ともいう)が接合されている(下記特許文献1参照)。
ステージに求められる条件としては、処理室との間の所定の真空シール機能と、内部に冷却水を循環させることでホットプレートを冷却する機能と、処理室内に漏れることなくホットプレートとウェーハ間へ裏面ガスを導入する機能とが求められ、高温環境下に強く加工しやすい等の理由から、主に金属材料で構成されることが多い。また、ホットプレートに内蔵されている加熱機構(ヒータ等)、静電吸着電極へ用力を供給する高圧回路も付属されている。
特開2001−68538号公報
さて、従来の静電チャックにおいて、処理室とステージとの間のシール手段にはOリングシールが用いられるが、ホットプレートとステージとの間のシール手段には、ホットプレートからの熱が伝わるため、耐熱性、放出ガスを考慮しなければならず、よってOリングシールは採用できない。このため、ロウ付け又はメタルボンディングと呼ばれる手法を用いることで、ホットプレートとステージ間を接合することが考えられる。
しかしながら、セラミックス製のホットプレートと金属製のステージとは互いに熱膨張係数が異なるため、ホットプレートとステージとをロウ付け又はメタルボンディング法で接合するとなると、接合段階における接合不良、割れ等の不具合が発生し、製品の歩留まりを著しく低下させ、同時に半導体製造装置に搭載後のプロセス実施においても同様の不具合を発生し、処理中のデバイス及び装置に対して致命的なダメージを与えるおそれがある。このため、熱膨張係数が等しくなるような材料を選定することと、熱膨張差を最小限にするようホットプレートの昇温時間を管理する必要がある。
また、処理室内にて製品を処理する場合に必要な用力、及び冷却水の用力は、ステージを介しての導入となる。よって、メンテナンス時にホットプレートを交換しようとする場合、まずステージへ導入している全ての用力を遮断し系統から切断する必要がある。このため装置のダウンタイムが増大し、これが原因でランニングコストの増大を招くという問題がある。
一方、ホットプレートとステージとを分離可能に別体構造とした静電チャックが有利である。しかし、半導体プロセスにおいて、装置の稼働率を向上させ、デバイスの歩留まりを向上させるためには、ウェーハの温度制御が必須であると同時に、アスペクト比の高いホールに対して面内均一なカバレージを必要とする。カバレージ性を高めるためには低圧力でのプロセスが必須であるが、その反面、ウェーハの温度制御性を確保するためにはウェーハとホットプレート間に裏面ガス圧力を導入する必要がある。この場合、裏面ガスを導入することで、処理室内に裏面ガスが漏れてしまい、その後のウェーハ処理が実行できなくなる不都合が考えられる。
このため、処理室内に設置された静電チャックに、裏面ガスが漏れないような構造が要求されるが、異種材料の接合、耐熱性、機械強度、電気絶縁性等の項目に配慮する必要があり、これが原因で構造が複雑となってしまい、製作コストの増大、構造物の大型化を招くという問題が発生する。
例えば、上記特許文献1には、図4に示すような構成の静電チャック1が開示されている。図において、2は、内部に加熱ヒータ2Aと静電吸着用の電極(図示略)が組み込まれたホットプレート、3は、内部に冷却水の循環通路3Aが形成されたステージ、4は、ホットプレート2とステージ3との間に配置された中間体、5は、ホットプレート2と中間体4との間に装着されたメタルシール、6は、ステージ3と中間体4との間に装着されたメタルシール、7は、ホットプレート2の表面に形成され基板Wの裏面へ導入される伝熱ガス(裏面ガス)のガス流路形成溝、8は、ホットプレート2と中間体4との間に区画された伝熱空間、9は、ステージ3と中間体4との間に区画された伝熱空間、そして10は、ガス流路形成溝7及び伝熱空間8,9に供給される伝熱ガスの供給ボンベである。
このような構成の従来の静電チャック1は、ホットプレート2とステージ4との間の熱抵抗を低減するために、ホットプレート2と中間体4との間、及びステージ3と中間体4との間に伝熱ガスを導入するための伝熱空間8,9を設け、これら伝熱空間8,9と中間体4を介して、ホットプレート2とステージ3間の熱伝導を行わせるようにしている。
しかしながら、伝熱空間8,9を密封するために、ホットプレート2と中間体4との間、及びステージ3と中間体4との間にそれぞれメタルシール5,6を配置させる必要が生じ、これが原因で構造の複雑化、メンテナンス作業性の低下、部品交換頻度の増大等を招くという問題がある。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、構造の簡素化とメンテナンス性の向上が図られ、伝熱ガスのシール性も確保できる静電チャック及びこれを備えた真空処理装置を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するに当たり、本発明の静電チャックは、基板を静電吸着する電極と当該基板を加熱する加熱機構とが組み込まれたプレートと、このプレートを冷却するステージと、プレートとステージとの間に挟持された中間体と、プレート、中間体及びステージの内部に形成されプレートの表面に伝熱ガスを供給するためのガス供給流路とを備え、少なくともプレートと中間体の各々の接触面を表面粗さ10nm以下としている。
即ち本発明では、プレートとステージとの間に中間体を挟持させた静電チャック構造において、少なくともプレートと中間体の各々の接触面を表面粗さ(Ra)10nm以下とすることにより、これらプレートと中間体とを直に接触させて両者間の所定のシール性を得るようにしている。これにより、耐熱性のあるシール材を用いることなく、プレートとステージ間の接触界面を介しての伝熱ガスの外部への漏洩を抑制でき、構造の簡素化及び低コスト化を図ることができる。
上記接触面の表面粗さが10nmの場合、少なくとも1×10-5Pa以下の圧力の下で行われるプロセス条件において、プロセスに悪影響を与えない程度のシール性を確保できることが確認されている。従って、当該接触面の表面粗さを10nm以下とすることにより、更に高真空下における接触面のシール性を得ることが可能となる。
同様に、ステージと中間体の各々の接触面を表面粗さ10nm以下とすることにより、これらステージと中間体とを直に接触させて両者間の所定のシール性を得ることができる。なお、プレート側からの熱を直接受けることがないことから、必要に応じてステージと中間体間にOリングシール材を介装させてシール性を確保するようにしてもよい。
中間体の材質は特に限定されず、金属材料や絶縁性材料を用いることができる。特に、絶縁性材料としては、石英や炭化珪素、アルミナ、ジルコニア等の伝熱特性に優れたセラミック材料が好適である。
また、プレート、中間体及びステージは、固定治具を介して各々一体化することができる。固定治具としては、汎用のボルト部材を用いることができる。これにより、メンテナンス時に各要素ごとに容易に分離、交換等を行うことができる。
以上述べたように、本発明によれば、耐熱性のあるシール材を用いることなく、プレートとステージ間の接触界面を介しての伝熱ガスの漏洩を抑制できる。また、静電チャック自体の構造の簡素化とメンテナンス性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る静電チャックを備えた真空処理装置の概略構成図である。本実施の形態の真空処理装置11は、真空処理室12を形成する真空チャンバ13と、この真空処理室12に設置された静電チャック14と、この静電チャック14に支持された半導体ウェーハ等の基板Wに対して成膜処理を行うためのスパッタターゲット15とを備えている。
真空チャンバ13には、図示せずとも真空ポンプ16等の真空排気手段が接続されており、真空処理室12を所定の真空度にまで減圧させることが可能となっている。
スパッタターゲット15は、プロセスガスの導入管やプラズマ発生源(ともに図示略)とともに本発明の真空処理手段を構成する。なお、スパッタ法以外の他の成膜法、例えば真空蒸着法では蒸発源がこれに該当し、CVD法等も適用可能である。また、成膜手段に限らず、ドライエッチングやイオン注入等の他の真空処理手段も適用可能である。
静電チャック14は、基板Wを静電吸着する電極(図示略)と当該基板Wを加熱するヒータ等の加熱機構(図示略)とが組み込まれたホットプレート17と、このホットプレート17を冷却するステージ18と、ホットプレート17とステージ18との間に挟持された中間体19と、ホットプレート17、中間体19及びステージ18との間に形成されホットプレート17の表面に伝熱ガス(本例ではヘリウムガス)を供給するためのガス供給流路20とを備えている。
図2は、静電チャック14の断面構造を模式的に示す側断面図である。
ホットプレート17は本発明の「プレート」に対応するもので、全体としてセラミック等の電気絶縁材料で形成されており、このホットプレート17の内部には上述した静電吸着用電極および加熱機構が設けられている。また、ホットプレート17の内部には、ガス供給流路20の一部を構成する流路17Hが当該ホットプレート17の厚さ方向に貫通して形成されている。流路17Hの一端はホットプレート17の表面に開口しており、ホットプレート17の表面に吸着された基板Wの裏面に導入される。
なお、ホットプレート17の表面には、流路17Hの一端に連絡する溝17Sが二次元的に形成されており、基板Wの裏面径方向にわたって伝熱ガスを導入できるようになっている。ホットプレート17の表面は、基板Wの裏面との間に一定のシール性が得られる程度の面精度で形成されている。
ステージ18は、ステンレスやアルミニウム合金等の金属材料で形成された台座で、真空チャンバ13の底壁部に真空シール部材(図示略)を介して固定されている。ステージ18の内部には冷却水の循環通路(図示略)が形成され、後述する中間体19を介してホットプレート17及び基板Wを冷却する。また、ステージ18の内部には、ガス供給流路20の一部を構成する流路18Hが当該ステージ18の厚さ方向に貫通して形成されている。
なお図示せずとも、ステージ18には、ホットプレート17に内蔵されている加熱機構や静電吸着電極へ用力を供給するための高圧回路が接続されている。
中間体19は、耐熱性を有するとともに、ステージ18の温度をホットプレート17側へ伝達し基板W温度を制御することが可能な程度の熱伝導率を有する材料で構成されている。また、中間体19は導電材および非導電材のいずれも適用可能であり、プロセスに応じて選定される。非導電性材料としては、例えば石英、炭化珪素、アルミナ、ジルコニア等の電気的絶縁性を有するセラミック材料が好適である。また、導電性材料としては、金属材料を用いることができる。
中間体19の内部には、ガス供給流路20の一部を構成する流路19Hが当該中間体19の厚さ方向に貫通して形成されている。流路19Hの一端はステージ18側の流路18Hに連通し、流路19Hの他端はホットプレート17側の流路17Hに連通している。なお、流路19Hは、流路18Hと流路17Hとの間を直線的に接続する場合に限らず、図2に示したように、流路19Hを中間体19のホットプレート17側表面19Aの一部に沿うように屈曲して形成するようにしてもよい。
静電チャック14に対して、伝熱ガスは、真空チャンバ13の外部に設置されたボンベ26から配管24および流量調整バルブ25を介して供給される(図1)。配管24は、静電チャック14のステージ18に形成された流路19Hに接続されており、ガス供給流路20を介して基板Wの裏面に導入される。そこで、静電チャック14における伝熱ガスのシール機能は、以下のようにして得るようにしている。
まず、ステージ18と中間体19との間は、流路18Hを囲むように装着された環状のOリングシール21でシールされている。この場合、Oリングシール21は、常に冷却水温度で冷却されているステージ18の上に装着されているので、ゴム等の弾性材料で形成されていても所期のシール機能を長期にわたって維持することができる。
一方、ホットプレート17と中間体19との間は、これらの接触界面の表面粗さを制御することによって、一定のシール機能を得るようにしている。即ち、ホットプレート17の裏面(中間体19側の面)17Aと、中間体19の表面(ホットプレート17側の面)19Aの各々の接触面が、表面粗さ(Ra)10nm以下とされている。
即ち本実施の形態では、ホットプレート裏面17Aと中間体表面19Aの各々の接触面を表面粗さ10nm以下の平滑度で形成することにより、ホットプレート17と中間体19との間の接触面積を高め、減圧雰囲気下で使用される場合においても両者間に一定のシール機能が得られるようにしている。
なお、ステージ18と中間体19との間のシール構造にも上述のシール機構を採用することが可能である。この場合、ステージ18の表面(中間体19側の面)18Bと、中間体19の裏面(ステージ18側の面)19Bの各々の接触面が、表面粗さ(Ra)10nm以下に形成する。この場合、Oリングシール21を省略することができる。
ホットプレート17、中間体19及びステージ18は、固定治具を介して各々一体化されている。固定治具として本実施の形態では、複数本のボルト部材22,23が用いられており、これらを所定トルクで締め付けることによって、ホットプレート17と中間体19の間およびステージ18と中間体19との間に、所定のシール性をもたせている。なおボルト部材に限らず、メカクランプ等の他の固定治具を用いてもよい。
ボルト部材22,23の締結位置は、ホットプレート17表面の基板Wの径範囲内(吸着領域内)と、径範囲外(吸着領域外)の2つのエリアに分割されている。これにより、ホットプレート17の加熱時に発生する熱応力を緩和することができる。
以上のように構成される本実施の形態の静電チャック14においては、ホットプレート17と中間体19の各々の接触面の面精度を10nm以下に向上させることにより、両者間の接触界面における伝熱ガスのシール機能を確保するようにしている。これにより、ホットプレート17と中間体19との間に耐熱性を有するシール部品を介装させる必要をなくして、構造の簡素化と低コスト化を図ることが可能となる。
図3は、本実施の形態の静電チャック14において、ホットプレート17と中間体19との間の接触面(表面粗さ10nm)を介して放出される伝熱ガスのガス量を、真空処理室12内に設置した圧力モニター(イオンゲージ)でモニタリングしたときのデータを示している。ガス供給流路20に導入した伝熱ガス圧力は1000Pa(ゲージ圧)で、処理室内の圧力は8×10-6Pa付近に減圧されている。実験開始から30分経過後も殆ど圧力変動は認められず、処理室内の減圧雰囲気を安定して保持できることが確認された。
従って本実施の形態の静電チャック14によれば、プロセス条件(真空度等)に悪影響を与えない程度のシール性を確保することができる。なお、ホットプレート17と中間体19の各々の接触界面の面精度を更に向上させることにより、更なる高真空状態においてもシール性を発揮させることができると推察できる。
また、本実施の形態の静電チャック14によれば、ホットプレート17と、中間体19と、ステージ18とを、それぞれボルト部材22,23で一体固定しているので、ホットプレート17単独の脱着が可能となり、メンテナンス性の向上を図ることができる。またこのときステージ18の取外し作業を必要としないので、用力供給用の高圧回路や、冷却水供給系統等との遮断作業が不要となり、これにより作業性および作業時間の短縮を図ることができ、真空処理装置11のダウンタイムの削減を実現することができる。
更に本実施の形態によれば、ホットプレート17とステージ18との間に中間体19を挟み込んでいるので、ホットプレート17とステージ18の各々の熱膨張係数の相違に起因するホットプレート17の変形、破損等を防止できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施の形態では、伝熱ガスとしてHeガスを用いたが、プロセスの種類に応じて例えばアルゴン(Ar)、窒素(N2)等のガスを用いてもよい。
また以上の実施の形態では、真空処理装置11としてスパッタ装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、CVD装置やプラズマエッチング装置、イオン注入装置等にも本発明は適用可能である。
本発明の実施の形態による真空処理装置11の概略構成図である。 本発明の実施の形態による静電チャック14の側断面図である。 静電チャック14のシール機能を示す実験データである。 従来の静電チャックの構成を示す側断面図である。
符号の説明
11 真空処理装置
12 真空処理室
13 真空チャンバ
14 静電チャック
15 スパッタターゲット(真空処理手段)
16 真空ポンプ
17 ホットプレート
18 ステージ
19 中間体
20 ガス供給流路
21 Oリングシール
22 ボルト
23 ボルト

Claims (8)

  1. 基板を吸着する静電チャックであって、
    前記基板を静電吸着する電極と当該基板を加熱する加熱機構とが組み込まれたプレートと、
    前記プレートを冷却するステージと、
    前記プレートと前記ステージとの間に挟持された中間体と、
    前記プレート、前記中間体及び前記ステージの内部に形成され前記プレートの表面に伝熱ガスを供給するためのガス供給流路とを備え、
    少なくとも前記プレートと前記中間体の各々の接触面が表面粗さ10nm以下であることを特徴とする静電チャック。
  2. 前記中間体は、絶縁性材料である請求項1に記載の静電チャック。
  3. 前記プレート、前記中間体及び前記ステージは、固定治具を介して各々一体化されている請求項1に記載の静電チャック。
  4. 前記固定治具は、ボルト部材である請求項3に記載の静電チャック。
  5. 前記中間体と前記ステージとの間には環状シール部材が介装されている請求項1に記載の静電チャック。
  6. 前記ステージには、冷却水循環通路が内蔵されている請求項1に記載の静電チャック。
  7. 前記ステージは金属製である請求項1に記載の静電チャック。
  8. 真空処理室と、この真空処理室内に設置され基板を吸着する静電チャックと、前記基板に対して所定の真空処理を行う真空処理手段とを備えた真空処理装置において、
    前記静電チャックは、
    前記基板を静電吸着する電極と当該基板を加熱する加熱機構とが一体的に組み込まれたプレートと、
    前記プレートを冷却するステージと、
    前記プレートと前記ステージとの間に挟持された中間体と、
    前記プレート、前記中間体及び前記ステージの内部に形成され前記プレートの表面に伝熱ガスを供給するためのガス供給流路とを備え、
    少なくとも前記プレートと前記中間体の各々の接触面が表面粗さ10nm以下であることを特徴とする真空処理装置。

JP2005050921A 2005-02-25 2005-02-25 静電チャック及びこれを備えた真空処理装置 Pending JP2006237348A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005050921A JP2006237348A (ja) 2005-02-25 2005-02-25 静電チャック及びこれを備えた真空処理装置
TW095105208A TW200636904A (en) 2005-02-25 2006-02-16 Static electricity chuck and vacuum processing apparatus having the same
US11/362,380 US20060193101A1 (en) 2005-02-25 2006-02-24 Electrostatic chuck and vacuum processing apparatus provided with the same
KR1020060018108A KR20060094912A (ko) 2005-02-25 2006-02-24 정전 척 및 이를 구비한 진공처리장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005050921A JP2006237348A (ja) 2005-02-25 2005-02-25 静電チャック及びこれを備えた真空処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006237348A true JP2006237348A (ja) 2006-09-07

Family

ID=36931758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005050921A Pending JP2006237348A (ja) 2005-02-25 2005-02-25 静電チャック及びこれを備えた真空処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20060193101A1 (ja)
JP (1) JP2006237348A (ja)
KR (1) KR20060094912A (ja)
TW (1) TW200636904A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8239869B2 (en) 2006-06-19 2012-08-07 Condusiv Technologies Corporation Method, system and apparatus for scheduling computer micro-jobs to execute at non-disruptive times and modifying a minimum wait time between the utilization windows for monitoring the resources
JP2013232642A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Ngk Insulators Ltd 半導体製造装置用部材
US8615765B2 (en) 2006-10-10 2013-12-24 Condusiv Technologies Corporation Dividing a computer job into micro-jobs
US9588809B2 (en) 2006-10-10 2017-03-07 Invistasking LLC Resource-based scheduler
JP2018125461A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 東京エレクトロン株式会社 被加工物の処理装置
WO2019155808A1 (ja) 2018-02-08 2019-08-15 Sppテクノロジーズ株式会社 基板載置台及びこれを備えたプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8524005B2 (en) * 2006-07-07 2013-09-03 Tokyo Electron Limited Heat-transfer structure and substrate processing apparatus
KR102435062B1 (ko) * 2021-12-20 2022-08-22 주식회사 미코세라믹스 본딩 헤드 및 이를 포함하는 본딩 장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11265931A (ja) * 1997-10-30 1999-09-28 Tokyo Electron Ltd 真空処理装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5376213A (en) * 1992-07-28 1994-12-27 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus
JP2001068538A (ja) * 1999-06-21 2001-03-16 Tokyo Electron Ltd 電極構造、載置台構造、プラズマ処理装置及び処理装置
JP2003224180A (ja) * 2002-01-28 2003-08-08 Kyocera Corp ウエハ支持部材

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11265931A (ja) * 1997-10-30 1999-09-28 Tokyo Electron Ltd 真空処理装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8239869B2 (en) 2006-06-19 2012-08-07 Condusiv Technologies Corporation Method, system and apparatus for scheduling computer micro-jobs to execute at non-disruptive times and modifying a minimum wait time between the utilization windows for monitoring the resources
US8615765B2 (en) 2006-10-10 2013-12-24 Condusiv Technologies Corporation Dividing a computer job into micro-jobs
US9588809B2 (en) 2006-10-10 2017-03-07 Invistasking LLC Resource-based scheduler
JP2013232642A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Ngk Insulators Ltd 半導体製造装置用部材
US9438140B2 (en) 2012-04-27 2016-09-06 Ngk Insulators, Ltd. Member for semiconductor manufacturing apparatus
JP2018125461A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 東京エレクトロン株式会社 被加工物の処理装置
WO2019155808A1 (ja) 2018-02-08 2019-08-15 Sppテクノロジーズ株式会社 基板載置台及びこれを備えたプラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
KR20200117832A (ko) 2018-02-08 2020-10-14 에스피피 테크놀로지스 컴퍼니 리미티드 기판 재치대 및 이를 구비하는 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 처리 방법
US11393664B2 (en) 2018-02-08 2022-07-19 Spp Technologies Co., Ltd. Substrate placing table, plasma processing apparatus provided with same, and plasma processing method

Also Published As

Publication number Publication date
US20060193101A1 (en) 2006-08-31
TW200636904A (en) 2006-10-16
KR20060094912A (ko) 2006-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006237348A (ja) 静電チャック及びこれを備えた真空処理装置
TWI660453B (zh) 用於高溫處理之靜電吸座組件
EP2551894B1 (en) Region temperature-controlled structure
JP4151749B2 (ja) プラズマ処理装置およびその方法
JP6728196B2 (ja) 高温ポリマー接合によって金属ベースに接合されたセラミックス静電チャック
KR101826987B1 (ko) 기판 처리 장치의 기판 탑재대
TWI473199B (zh) 靜電吸盤組件
TWI729871B (zh) 用於高功率電漿蝕刻處理的氣體分配板組件
US6549393B2 (en) Semiconductor wafer processing apparatus and method
TWI631653B (zh) 用於沉積腔室之基板支撐夾具冷卻
WO2010084650A1 (ja) プラズマ処理装置の基板支持台
JP2007002298A (ja) 載置台装置の取付構造、処理装置及び載置台装置における給電線間の放電防止方法
KR100861261B1 (ko) 전열 구조체 및 기판 처리 장치
JP5082246B2 (ja) プラズマ発生用の電極、プラズマ処理装置及びプラズマ発生用の電極の製造方法
KR20220154808A (ko) 내아크성 냉각제 도관을 갖는 기판 지지 조립체
JP2003243490A (ja) ウエハ処理装置とウエハステージ及びウエハ処理方法
WO2020263690A1 (en) Detachable biasable electrostatic chuck for high temperature applications
US20200035535A1 (en) Metal bonded electrostatic chuck for high power application
JP5086206B2 (ja) プラズマ処理装置
JP5689427B2 (ja) 結露のない熱チャック
JP2023544237A (ja) 冷却された静電チャックを使用した半導体処理
JP3157551B2 (ja) 被処理体用載置装置及びそれを用いた処理装置
JPH07283292A (ja) シール機構並びにこのシール機構を用いた処理装置及び処理方法
JP2008147420A (ja) 基板処理装置
KR20180001452A (ko) 베이스 플레이트 구조체 및 그 제조방법, 기판 고정 장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071110

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100928