JP2006236727A - 光学ヘッド、および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 像担持体にゴーストスポットが形成されないようにした光学ヘッド、および画像形成装置の提供。
【解決手段】 ガラス基板62に、TFT71、絶縁膜72、陽極73、絶縁膜74バンク75、正孔注入層77、発光層78、陰極第1層79a、陰極第2層79bが形成されている。このように、発光部63の光源は有機EL発光素子で形成されており、前記陰極第2層79bの前記投射面側に迷光の反射防止層79cを設ける。反射防止層79cを設けることにより、例えばAlで形成されている陰極第2層79bから迷光が反射されて、像担持体にゴーストスポットが形成されることを防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、像担持体にゴーストスポットが形成されないようにした光学ヘッド、および画像形成装置に関するものである。
一般に、電子写真方式のトナー像形成手段は、外周面に感光層を有する像担持体としての感光体と、この感光体の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像手段とを有している。
カラー画像を形成するタンデム方式の画像形成装置としては、上記のようなトナー像形成手段を、中間転写ベルトに対して、複数個(例えば4個)配置し、これら単色トナー像形成手段による感光体上のトナー像を順次中間転写ベルトに転写して中間転写ベルト上で複数色(例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(黒))のトナー像を重ね合わせて中間転写ベルト上でカラー画像を得る中間転写ベルト形式のものがある。
前記のようなタンデム方式の画像形成装置においては、露光手段としてLEDアレイ、または有機ELアレイを備えた光学ヘッドが用いられる場合がある。例えば、特許文献1には、LEDの発光素子を単一チップ上に集積させた発光素子アレイが記載されている。
光源に有機EL発光素子を用い、ロッドレンズアレイ光学系によって像担持体上に像を形成する光学ヘッドの例について説明する。図6は、光学ヘッド(像書込手段)23の副走査方向の断面図である。像書込手段23には、屈折率分布型ロッドレンズアレイ(SLA)65を設けている。81はロッドレンズで、前記ロッドレンズアレイ65は、不透明なハウジング60に取り付けている。当該ハウジング60中の屈折率分布型ロッドレンズアレイ65の後面に面して、有機EL発光素子アレイ61が取り付けられている。
ハウジング60の背面から、その中の有機EL発光素子アレイ61を不透明なカバー66で遮蔽する。63は発光部(有機EL発光素子)、64はカバーガラスである。固定板バネ67により、ハウジング60背面に対してカバー66を押圧してハウジング60内を光密に密閉する構成としている。ハウジング60は、ガラス基板62の周囲を覆い、像担持体20に面した側は開放する。このようにして、発光部63の出射光はロッドレンズ81を通して像担持体20に投射される。
特開平11−138899号
図6に示したような光学ヘッドにおいては、像担持体20にゴーストスポット93が発生する場合がある。次に、その理由について説明する。有機EL発光素子63を形成する際には、陽極や陰極が用いられる。前記陰極はAl等で形成されるのでミラーとなり、発光素子基板中の迷光を反射する。このため、反射光95がロッドレンズ81を透過する事によって、像担持体20にゴーストスポット93が発生する。
図7は、図6のSLA65側から像担持体20を透過してみた平面図である。図7において、91、92は有機EL発光素子63により像担持体20に形成される露光スポット、CLはSLA65の中心線、93、94はゴーストスポットである。ゴーストスポットには、各ロッドレンズ81と同心円で形成される大きなゴーストスポット93と、各ロッドレンズ81の境界付近で生じる小さなゴーストスポット94が存在する。
このようなゴーストスポット93、94が像担持体20に形成されることによって、画像むらが発生し印字品質が劣化するという問題があった。
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、像担持体に迷光によるゴーストスポットが形成されないようにした光学ヘッド、およびそれを用いた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の光学ヘッドは、有機EL発光素子と、前記有機EL発光素子の出射光の投射面に対して反対側に形成される陰極層とを備え、前記陰極層に迷光の反射防止手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明の光学ヘッドは、前記反射防止手段は、前記陰極層の前記投射面側に設けた反射防止フィルムであることを特徴とする。この場合には、低コストで反射防止層を形成することができる。
また、本発明の光学ヘッドは、前記反射防止手段は、前記陰極層の前記投射面側に塗布した反射防止コーティングであることを特徴とする。この場合には、簡単な処理で迷光の反射を防止することができる。
また、本発明の光学ヘッドは、前記反射防止手段として、前記陰極層の表面粗さを粗く形成したことを特徴とする。この場合には、迷光の反射防止手段として別部材を設けていないので、部品点数が少なくなりコストを低減することができる。
また、本発明の光学ヘッドは、前記有機EL発光素子と、前記陰極層をガラス基板に積層したことを特徴とする。このため、光透過性が良好になり、有機EL発光素子から像担持体に効率良く光を投射させることができる。
また、本発明の光学ヘッドは、前記有機EL発光素子の出射光が入射されるレンズアレイを設けたことを特徴とする。このため、レンズアレイを設けた光学ヘッドにおいて、像担持体にゴーストスポットが形成されることによる印字品質の劣化を防止することができる。
また、本発明の画像形成装置は、像担持体の周囲に帯電手段、前記いずれかの光学ヘッド、現像手段、転写手段の各画像形成用ユニットを配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設け、転写媒体が各ステーションを通過することにより、タンデム方式で画像形成を行うことを特徴とする。このため、タンデム方式の画像形成装置において、像担持体にゴーストスポットが形成されることによる印字品質の劣化を防止することができる。
また、本発明の画像形成装置は、中間転写部材を備えたことを特徴とする。このため、中間転写部材を備えた画像形成装置において、像担持体にゴーストスポットが形成されることによる印字品質の劣化を防止することができる。
本発明の光学ヘッド、および画像形成装置によれば、像担持体に迷光によるゴーストスポットが形成されないので、画像むらの発生を防止することができる。したがって、印字品質を高めることができる。
以下、図を参照して本発明を説明する。図2は、本発明のラインヘッドが適用される画像形成装置の一例を示す模式的断面図である。本実施例は、転写ベルトとして中間転写ベルトを用いる例である。図2において、本実施例の画像形成装置1は、ハウジング本体2と、ハウジング本体2の前面に開閉自在に装着された第1の開閉部材3と、ハウジング本体2の上面に開閉自在に装着された第2の開閉部材(排紙トレイを兼用している)4とを有し、さらに、第1の開閉部材3には、ハウジング本体2の前面に開閉自在に装着された開閉蓋3’を備え、開閉蓋3’は第1の開閉部材3と連動して、または独立して開閉可能にされている。
ハウジング本体2内には、電源回路基板及び制御回路基板を内蔵する電装品ボックス5、画像形成ユニット6、送風ファン7、転写ベルトユニット9、給紙ユニット10が配設され、第1の開閉部材3内には、二次転写ユニット11、定着ユニット12、記録媒体搬送手段13が配設されている。画像形成ユニット6及び給紙ユニット10内の消耗品は、本体に対して着脱可能な構成であり、その場合には、転写ベルトユニット9を含めて取り外して修理又は交換を行うことが可能な構成としている。
転写ベルトユニット9は、ハウジング本体2の下方に配設され図示しない駆動源により回転駆動される駆動ローラ14と、駆動ローラ14の斜め上方に配設される従動ローラ15と、この2本のローラ14、15間に張架されて図示矢印方向へ循環駆動される中間転写ベルト16と、中間転写ベルト16の表面に離当接されるクリーニング手段17とを備えている。図2の例では、従動ローラ15及び中間転写ベルト16が駆動ローラ14に対して図で左側に傾斜する方向に配設されている。
また、中間転写ベルト16の搬送方向下向きのベルト面裏面には、後述する各画像形成ステーションY、M、C、Kの像担持体20に対向して板バネ電極からなる一次転写部材21がその弾性力で当接され、一次転写部材21には転写バイアスが印加されている。転写ベルトユニット9の支持フレーム9aには、駆動ローラ14に近接してテストパターンセンサ18が設置されている。このテストパターンセンサ18は、中間転写ベルト16上の各色トナー像の位置決めを行うとともに、各色トナー像の濃度を検出し、各色画像の色ずれや画像濃度を補正するためのセンサである。
画像形成ユニット6は、複数(本実施例では4つ)の異なる色の画像を形成する画像形成ステーションY(イエロー用)、M(マゼンタ用)、C(シアン用)、K(ブラック用)を備え、各画像形成ステーションY、M、C、Kにはそれぞれ、感光ドラムからなる像担持体20と、像担持体20の周囲に配設された、帯電手段22、光学ヘッド(像書込手段)23及び現像手段24を有している。なお、帯電手段22、像書込手段23及び現像手段24は、画像形成ステーションYのみに図番を付けて、他の画像形成ステーションについては構成が同一のため、図番を省略する。また、各画像形成ステーションY、M、C、Kの配置順序は任意である。
各画像形成ステーションY、M、C、Kの像担持体20が中間転写ベルト16の搬送方向下向きのベルト面16aに当接されるように配置される。その結果、各画像形成ステーションY、M、C、Kも駆動ローラ14に対して図で左側に傾斜する方向に配設されることになる。像担持体20は、図示矢印に示すように、中間転写ベルト16の搬送方向に回転駆動される。中間転写ベルト16にはクリーニング手段17を設け、転写残りのトナーを回収する。
帯電手段22は、高電圧発生源に接続された導電性ブラシローラで構成され、ブラシ外周が感光体である像担持体20に対して逆方向で、かつ、2〜3倍の周速度で当接回転して像担持体20の表面を一様に帯電させる。このような帯電手段22を用いることで、極めて少ない電流によって像担持体表面を帯電させることができるので、コロナ帯電方式のように装置内外を多量のオゾンによって汚染することがない。また、像担持体20との当接がソフトであるので、ローラ帯電方式を用いたときに発生する転写残りトナーの帯電ローラへの固着も発生し難く、安定した画質と装置の信頼性を確保することができる。
像書込手段23は、有機EL発光素子を像担持体20の軸方向に列状に配列した有機ELアレイ露光ヘッドを用いている。有機ELアレイ露光ヘッドは、レーザー走査光学系よりも光路長が短くてコンパクトであり、像担持体20に対して近接配置が可能であり、装置全体を小型化できるという利点を有する。本実施例においては、各画像形成ステーションY、M、C、Kの像担持体20、帯電手段22及び像書込手段23を1つの像担持体ユニット25としてユニット化し、転写ベルトユニット9と共に支持フレーム9aに交換可能にすることにより、有機ELアレイ露光ヘッドの像担持体20に対する位置決めを保持する構成としている。また、像担持体ユニット25の交換時には有機ELアレイ露光ヘッドを含めて交換する構成としている。
次に、現像手段24の構成について、画像形成ステーションKを代表して説明する。現像手段24は、トナー(図のハッチング部)を貯留するトナー貯留容器26と、このトナー貯留容器26内に形成されたトナー貯留部27と、トナー貯留部27内に配設されたトナー撹拌部材29と、トナー貯留部27の上部に区画形成された仕切部材30と、仕切部材30の上方に配設されたトナー供給ローラ31と、仕切部材30に設けられトナー供給ローラ31に当接されるブレード32と、トナー供給ローラ31及び像担持体20に当接するように配設される現像ローラ33と、現像ローラ33に当接される規制ブレード34とから構成されている。像担持体20は、中間転写ベルト16の搬送方向に回転され、現像ローラ33及び供給ローラ31は、図示矢印に示すように、像担持体20の回転方向とは逆方向に回転駆動される。
また、給紙ユニット10は、記録媒体Pが積層保持されている給紙カセット35と、給紙カセット35から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ36とからなる給紙部を備えている。第1の開閉部材3内には、二次転写部への記録媒体Pの給紙タイミングを規定するレジストローラ対37と、駆動ローラ14及び中間転写ベルト16に圧接される二次転写手段としての二次転写ユニット11と、定着ユニット12と、記録媒体搬送手段13と、排紙ローラ対39と、両面プリント用搬送路40を備えている。
定着ユニット12は、ハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵して回転自在な加熱ローラ45と、この加熱ローラ45を押圧付勢する加圧ローラ46と、加圧ローラ46に揺動可能に配設されたベルト張架部材47と、加圧ローラ45とベルト張架部材47間に張架された耐熱ベルト49を有し、記録媒体に二次転写されたカラー画像は、加熱ローラ45と耐熱ベルト49で形成するニップ部で所定の温度で記録媒体に定着される。本実施例においては、中間転写ベルト16の斜め上方に形成される空間、換言すれば、中間転写ベルト16に対して画像形成ユニット6と反対側の空間に定着ユニット12を配設することが可能になり、電装品ボックス5、画像形成ユニット6及び中間転写ベルト16への熱伝達を低減することができる。
図3は、図2に示した像担持体20近傍を示す部分的な断面図である。各像担持体20の所定位置で当接回転するように帯電手段22の導電性ブラシローラが支持されており、帯電手段22の下流側に各々有機ELアレイ露光ヘッドからなる像書込手段23が各像担持体20に位置決めしてそれに平行に支持されている。像書込手段23の下流側のケース50の壁面には、各像担持体20に対応して現像手段24の現像ローラ33を当接させる開口51が設けられている。
各開口51と像書込手段23の間には、ケース50の遮蔽部分52が残されており、また、帯電手段22と像書込手段23の間にケース50の遮蔽部分53が残されている。この遮蔽部分52、53、特に、開口51と像書込手段23の間の遮蔽部分52が像書込手段23中の有機EL材料からなる発光部へ外から紫外線が達するのを防いでいる。82は、有機EL発光素子アレイ61を前面から覆う屈折率分布型ロッドレンズアレイ65が汚れた場合に、拭き取りを行うクリーニングパッドである。
図4は、本発明の実施形態にかかる光学ヘッド(像担持体)23の例を示す概略の斜視図である。図4においては、像担持体ユニット25に取り付けられた各像担持体(感光体ドラム)20に対して、像書込手段23を正確に位置決めするための機構の1例を示している。図2で説明した像担持体20は、その軸で像担持体ユニット25のケース50に回転可能に取り付けられている。また、有機EL発光素子アレイ61は、長尺のハウジング60中に保持されている。
長尺のハウジング60の両端に設けた位置決めピン69をケース50の対向する位置決め穴に嵌入させると共に、長尺のハウジング60の両端に設けたねじ挿入孔68を通して固定ねじをケース50のねじ穴にねじ込んで固定することにより、各像書込手段23が所定位置に固定される。81はロッドレンズである。
図5は、像書込手段23の主走査方向の断面図である。図5に示されているように、有機EL発光素子アレイ61の発光部から出力された光線は、ガラス基板62を通過して像担持体20側に射出する。そして、ガラス基板62は、前記発光部が形成される面と光線が射出する面が略平行な面で構成されている。
図1は、本発明の実施形態にかかる光学ヘッドを部分的に示す断面図である。図1においては、像書込手段23に設けられている有機EL発光素子アレイ61の発光部63近傍の一例を示している。有機EL発光素子アレイ61は、例えば0.5mm厚のガラス基板62上に、各発光部63の発光を制御する厚さ50nmのポリシリコンからなるTFT(薄膜トランジスタ)71が設けられている。TFT71は、図4に示されているように、例えば千鳥配置の2列の発光部63各々に対応して、出射光Laを遮らない位置に設けられている。
ガラス基板62上には、前記TFT71上のコンタクトホールを除いて、厚さ100nm程度のSiO2からなる絶縁膜72が成膜され、コンタクトホールを介してTFT71に接続するように厚さ150nmのITOからなる陽極73が形成されている。次いで、発光部63以外の位置に対応する部分には厚さ120nm程度のSiO2からなる別の絶縁膜74が成膜される。
絶縁膜74の上に、発光部63に対応する穴76を形成した厚さ2μmのポリイミドからなるバンク75が設けられ、そのバンク75の穴76内に、陽極73側から順に、厚さ50nmの正孔注入層77、厚さ50nmの発光層78が成膜される。その発光層78の上面と穴76の内面及びバンク75の外面を覆うように厚さ100nmのCaからなる陰極第1層79aと、厚さ200nmのAlからなる陰極第2層79bとが順に成膜される。
その上に、窒素ガス等の不活性ガス80を介して厚さ1mm程度のカバーガラス64でカバーされて、有機EL発光素子アレイ61の発光部63が構成されている。発光部63からの発光はガラス基板62側に行われる。発光層78の出射光La、Lbは、ロッドレンズを通して像担持体に投射される。このように、本発明においてはガラス基板上に有機EL発光素子を形成しているので、光透過性が良好になる。また、発光素子の作製が容易である。さらに、発光素子の形状を任意の形状とすることができるのでコストの低減を図ることができる。
発光部63が動作して発光する際に、像担持体の方向に射出される正規の出射光La、Lb以外に、様々な要因で迷光が発生する。前記のように、陰極第2層79bはAlのような反射率が高い金属で形成されている。このため、迷光の一部は陰極第2層79bで反射されてガラス基板62を透過し、ロッドレンズを通して像担持体上にゴーストスポットを形成することになる。
本発明の実施形態においては、このようなゴーストスポットが像担持体上に形成されないように、光学ヘッドを構成している。具体的構成の1例として、陰極層の反射率を低減させる手段を講じている。79cは、陰極第1層79a、すなわち、陰極層における出射光の投射面側に形成された反射防止層である。このような反射防止層79cを設けることにより、前記迷光がAlなどの反射率が高い陰極第2層79bで反射され、像担持体にゴーストスポットが形成されて印字品質が劣化することを防止できる。反射防止層79cは、反射防止フィルムの貼り付けにより形成される。
反射防止フィルム(AR:anti―reflection films)は、スパッタリングや蒸着の技術により、金属や誘電体、透明導電材をフィルムに交互に積層して作成される。このような反射防止フィルムは種々の用途に用いられているので、低コストで反射防止層を形成することができる。
また、反射防止層79cは、陰極層における出射光の投射面側に反射防止コーティング液の塗布により形成することができる。反射防止コーティング液は、湿式法で塗布される。この場合には、簡単な処理で迷光の反射を防止することができる。なお、反射防止層79cを設けることに代えて、例えばAlを用いた陰極第1層79aの投射面側の表面粗さを粗くして、迷光に対する陰極層の反射率を低減させることもできる。この場合には、別部材を設けていないので部品点数が少なくなりコストを低減することができる。
本発明の実施形態による光学ヘッドを用いたタンデム方式の画像形成装置において、ゴーストスポットの形成により画像むらが発生して、印字品質が劣化することを防止できる。また、この画像形成装置は中間転写部材を備えており、中間転写部材を備えた画像形成装置において、ゴーストスポットの形成による印字品質の劣化を防止することができる。
以上、本発明の光学ヘッドおよびそれを用いた画像形成装置について実施例に基づいて説明したが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
本発明の光学ヘッドにおける発光部近傍の断面図である。 本発明に係る画像形成装置の縦断側面図である。 図2の一部を示す断面図である。 光学ヘッドの斜視図である。 本発明の実施形態を示す断面図である。 光学ヘッドの副走査方向の断面図である。 ゴーストスポットの例を示す説明図である。
符号の説明
1…画像形成装置、2…ハウジング本体、6…画像形成ユニット、9…転写ベルトユニット、10…給紙ユニット、11…二次転写ユニット、12…定着ユニット、13…記録媒体搬送手段、16…中間転写ベルト、19…二次転写ローラ、20…像担持体、21…一次転写部材、22…帯電手段、23…像書込手段(光学ヘッド)、24…現像手段、25…像担持体ユニット(像担持体カートリッジ)、33…現像ローラ、50…ケース、51…開口、52、53…遮蔽部分、60…ハウジング、61…有機EL発光素子アレイ、62…ガラス基板、63…発光部、64…カバーガラス、65…屈折率分布型ロッドレンズアレイ、66…カバー、71…TFT(薄膜トランジスタ)、79a…陰極第1層、79b…陰極第2層、79c…反射防止層
P…記録媒体

Claims (8)

  1. 有機EL発光素子と、前記有機EL発光素子の出射光の投射面に対して反対側に形成される陰極層とを備え、前記陰極層に迷光の反射防止手段を設けたことを特徴とする、光学ヘッド。
  2. 前記反射防止手段は、前記陰極層の前記投射面側に設けた反射防止フィルムであることを特徴とする、請求項1に記載の光学ヘッド。
  3. 前記反射防止手段は、前記陰極層の前記投射面側に塗布した反射防止コーティングであることを特徴とする、請求項1に記載の光学ヘッド。
  4. 前記反射防止手段として、前記陰極層の表面粗さを粗く形成したことを特徴とする、請求項1に記載の光学ヘッド。
  5. 前記有機EL発光素子と、前記陰極層をガラス基板に積層したことを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の光学ヘッド。
  6. 前記有機EL発光素子の出射光が入射されるレンズアレイを設けたことを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の光学ヘッド。
  7. 像担持体の周囲に帯電手段と、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の光学ヘッドと、現像手段と、転写手段との各画像形成用ユニットを配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設け、転写媒体が各ステーションを通過することにより、タンデム方式で画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  8. 中間転写部材を備えたことを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
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