JP2006236484A - 再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 携帯型デジタルビデオプレイヤで、電車などで用いる場合に、あとどの程度見ることができるか、どのくらい早送りすると結末まで見ることができるのかを、分かりやすく表示する。
【解決手段】 減算タイマの残り時間と再生残り時間をグラフのように視覚化して同時に表示する。二つのタイマの残り時間は、どちらか大きい方でスケールを決定し、同じスケールで表示するようにする。再生残り時間が減算タイマ残り時間よりも小さい場合は減算タイマは表示しない。再生残り時間が減算タイマの残り時間よりも小さくなった場合は、タイマの表示を色を変えたり点滅させたりする。
【選択図】 図1

Description

本発明はビデオや音声などのストリームメディアの再生装置に関するものである。
携帯型のビデオなどのストリームメディア再生装置において、時間を表示する場合メディアを挿入してからの再生時間を表示することが多かった。また近年のデジタルメディアの場合、残り時間の計算なども容易なため、残り時間を表示できるものもある。
又、別の従来例としては、特許文献1及び特許文献2をあげることが出来る。
特開2004−318154号公報 特表2003−516072号公報
携帯型のビデオなどのストリームメディア再生装置は、電車などの通勤時間や待ち合わせまでの時間などの外出に使用することが多い。そのような時にドラマやスポーツ中継などの録画を見る場合、あとわずかで結末が分かるようなタイミングで目的地に到着し、もしくは待ち合わせの時間になり、結末が分からずいらいらするような状況になることが予想される。また、ドラマやスポーツ中継などは、ストーリーが進まないシーンや選手交替など早送りで見ても問題ないシーンも多い。このようなときに早送りしながら見ると、早送りしすぎてしまい、目的の時間までの暇を持て余すことも予想される。
そこで本発明では、再生時間とは別に、設定した時間から減算するタイマである減算タイマを設け、設定した減算タイマにより表示される残り時間と再生するビデオの残り時間を同時に表示することにより、使用者が早送りして結末まで見ることができるようにしやすくするものである。
また本発明では、減算タイマの設定時間に再生するビデオの残り時間が追い付いた場合、それを視覚化して通知することにより、それ以降はゆっくり見ることができるようにしたものである。
以上説明したように本発明によれば、早送り巻き戻しが可能なストリームメディア再生装置において、設定可能な減算タイマ、再生残り時間検出手段、減算タイマ及び再生残り時間表示手段を設け、減算タイマと再生残り時間を同時に同じスケールでグラフ形式で表示することにより、早送り巻き戻しが可能なストリームメディアの再生を時間内に行えるようにしやすくしたものである。
また減算タイマに設定した時間内にストリームメディアを再生可能な場合は減算タイマを表示しないことにより、時間内に再生可能なことを示すものである。
また早送りにより再生残り時間が減算タイマの時間以下になった場合に減算タイマの表示を消すことにより、早送りする必要がないことを示すものである。
また巻き戻しにより再生残り時間が減算タイマの時間より大きくなった場合に減算タイマを表示することにより、時間内に再生できないことを示すものである。
(実施例1)
図1に本発明の特徴を最も良く表す図面であり、これは携帯型のデジタルビデオプレイヤの外観図である。図1において201は液晶ディスプレイ、212はタイマ表示部、202はタイマ表示部212内に表示される減算タイマ表示部、203はタイマ表示部212内に表示される再生残り時間表示部、204はビデオ再生停止ボタン、205はビデオ再生早送りボタン、207はビデオ再生開始ボタン、206はビデオ再生早戻しボタン、207はビデオ再生ボタン、209はタイマ設定ボタン、210はタイマ減少ボタン、211はタイマ増加ボタン、208は本体である。
図2は図1に示した携帯型デジタルビデオプレイヤのタイマ表示部212への表示のフローチャートである。
図3は減算タイマを設定する場合のフローチャートである。
図4は減算タイマを設定する場合の設定画面の例であり、213は減算タイマ表示画面である。
減算タイマの設定について図3、図4を用いて説明する。タイマ設定ボタン209が押されると図4のようにタイマ画面を表示し、タイマ設定モードになる(step301)。タイマの残り時間を初期化する(例えば30分など適当な時間にするstep302)。次にタイマ増加ボタン211もしくはタイマ減少ボタン210が押されたかどうかを検知し、タイマ増加ボタン211が押されていればタイマ値を増加させ、タイマ減少ボタン210が押されていればタイマ値を減少させる(step303,304)。そしてもし再生ボタン207などそれ以外のボタンが押されれば、減算タイマの残り時間をセットし(step305)タイマ設定モードを終える。
タイマ表示部212へのタイマの表示に関して図1と図2を用いて説明する。再生ボタンが押されると、図1に示す画面で現在再生されているビデオの再生残り時間を計測する(step102)。そして再生残り時間から仮の表示スケールを決定する。そして減算タイマが設定されたかどうかを調べ(step103)、設定されていたならば再生残り時間203のみを表示する(step109)。減算タイマが設定されていたならば減算タイマのタイマ残り時間と再生残り時間とを比較し(step104)、減算タイマの残り時間の方が大きければ表示スケールを減算タイマの残り時間から決定し再設定し(step106)、スケールを格納し(step107)、減算タイマ残り時間と再生残り時間を表示する(step108,109)。そして停止ボタンや電源を切るなどによる終了の指示があるかどうか調べ(step110)、またタイマを表示する。表示の際には減算タイマが設定されていない場合(step112)は表示しないようにする。
減算タイマのタイマ残り時間と再生残り時間のスケールの決定に関して、図5と図6を用いて説明する。この例ではタイマの残り時間は棒グラフで表されている。また棒グラフの幅は180pointあるとする。
図5において設定された減算タイマ時間が45分、再生残り時間が60分だとする。この場合グラフの長さを60分に合わせるので、図5の再生残り時間が203は横幅いっぱいに表示される。この時180(point)/60(分)で1分あたり3pointなので、減算タイマ残り時間の45分は45(分)×3(point/分)で135pointの長さで表示する。
図6において設定された減算タイマ時間が60分、再生残り時間が90分だとする。この場合グラフの長さを90分に合わせるので、図6の再生残り時間203は横幅いっぱいに表示される。この時180(point)/90(分)で1分あたり2pointなので、減算タイマ残り時間の60分は60(分)×2(point/分)で120pointの長さで表示する。
以上のように、step108,step109,step110,step112を繰り返すことで、再生残り時間203と減算タイマ残り時間の表示を常に更新する。この時使用者が早送りボタン205を押して早送り再生を行うと、減算タイマよりも再生残り時間が速く減り、ふたつのグラフの時間は図5〜図7のように近づいていく。この時再生残り時間のグラフと減算タイマのグラフの幅が同じ長さで同じ60分であり比較が楽になっている。そのためどこまで早送りすれば結末を見る時間に間に合うのかを容易に知ることができる。
(実施例2)
第2の実施例は、第1の実施例と同様であるが、再生残り時間が減算タイマ残り時間よりも短い場合は減算タイマの残り時間を表示しない。
タイマ表示部212へのタイマの表示に関して図8と図9を用いて説明する。再生ボタンが押されると、図1に示す画面で現在再生されているビデオの再生残り時間を計測する(step802)。そして再生残り時間から表示スケールを決定する(step805)。そして減算タイマの入力がない場合には(step803)、再生残り時間のみを表示する(step809)。減算タイマの入力がある場合には再生残り時間と減算タイマの残り時間を比べ(step804)、減算タイマの残り時間の方が長ければ再生残り時間のみを表示する(step805)。再生残り時間の方が長ければ減算タイマ残り時間と再生残り時間をどちらも表示する(step808,809)。そして停止ボタンや電源を切るなどによる終了の指示があるかどうか調べ(step810)、終了していなければ減算タイマの入力があるかどうかチェックする(step803)。
以上のように構成することで、減算タイマが設定されていないとき、もしくは減算タイマに設定した値が再生残り時間よりも大きい場合、減算タイマの表示を行わないことで、早送りする必要がないことを示すことができる。
また、早送りの動作で再生残り時間が減算タイマの値よりも小さくなった場合、減算タイマの表示が行われないので、早送りする必要がなくなったことを示すことができる。
また、巻き戻しや一時停止などの動作で再生残り時間が減算タイマの値よりも大きくなった場合、減算タイマが表示されるので、通常の再生では設定した時間までに見終えることができないことを示すことができる。
以上の例では、減算タイマの表示・非表示により通常の再生で減算タイマに設定した時間内に間に合うかどうかを示していたが、別にLEDなどのインジケータにより示すことも可能である。また、再生残り時間が減算タイマの値に追い付いたときに、表示されているタイマのグラフの色を変える、点滅させるなどの方法も可能である。また逆に、再生残り時間が減算タイマの値よりも大きい場合にタイマのグラフの色を変える、点滅させるなどの方法も可能である。
(実施例3)
図10は減算タイマ残り時間202と再生残り時間203の表示の例である。減算タイマ残り時間202と再生残り時間203二つの時間のグラフを重ね合わせることにより、より見易くしている。
本発明のストリームメディア再生装置の例で、携帯型ビデオ再生装置である。 再生残り時間と減算タイマ残り時間の表示のフローチャートである。 減算タイマの設定のフローチャートである。 減算タイマを設定する際の様子を示した図である。 再生残り時間が60分の時の再生残り時間と減算タイマの残り時間の表示の例である。 再生残り時間が60分の時の再生残り時間と減算タイマの残り時間の表示の例である。 早送りしながらストリームメディアを再生した後の再生残り時間と減算タイマの残り時間の表示の例である。 再生残り時間と減算タイマ残り時間の表示のフローチャートである。 再生残り時間が減算タイマの残り時間より小さくなった場合の、携帯型ビデオ再生装置のタイマ表示例である。 再生残り時間と減算タイマの残り時間の表示の例で、再生残り時間と減算タイマの残り時間を重ねて表示した例である。
符号の説明
201 携帯型ビデオ再生装置の表示画面部
202 減算タイマ残り時間グラフ
203 再生残り時間グラフ
204 再生停止ボタン
205 再生早送りボタン
206 巻き戻しボタン
207 再生ボタン
208 携帯型ビデオ再生装置本体
209 減算タイマ設定ボタン
210 減算タイマ減少ボタン
211 減算タイマ増加ボタン

Claims (6)

  1. 音声や映像などの再生装置であって、再生残り時間を算出する手段、設定可能な減算タイマ手段、前記再生残り時間と前記減算タイマ手段を視覚化するタイマ表示手段、前記タイマ表示手段により前記再生残り時間と前記減算タイマの残り時間を同時に表示することを特徴とする再生装置。
  2. 再生残り時間と減算タイマ残り時間の大きい方を用いて視覚化する大きさを決定し、視覚化する大きさから単位時間あたりの大きさを決定する手段を設け、前記再生残り時間と減算タイマ残り時間は共に前記単位時間あたりの大きさに基づいて視覚化し表示することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記再生残り時間が前記減算タイマの残り時間より小さい場合もしくは前記再生残り時間が前記減算タイマの残り時間より小さくなった場合は、減算タイマを表示しないことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  4. 前記再生残り時間が前記減算タイマの残り時間より小さい場合もしくは前記再生残り時間が前記減算タイマの残り時間より小さくなった場合は、表示されているタイマを点滅させることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  5. 前記再生残り時間が前記減算タイマの残り時間より小さい場合もしくは前記再生残り時間が前記減算タイマの残り時間より小さくなった場合は、表示されているタイマの色を変更することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  6. 前記再生残り時間と前記減算タイマの残り時間を視覚化して重ねて表示することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
JP2005050395A 2005-02-25 2005-02-25 再生装置 Withdrawn JP2006236484A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010039991A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 画像表示方法、画像表示用コンピュータプログラムおよび記録媒体
JP7057595B1 (ja) * 2021-09-16 2022-04-20 宏次 小豆澤 時間表示システム、時間表示方法、及び、時間表示プログラム

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