JP2006236462A - 光ディスク装置 - Google Patents

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和寛 池内
Koji Hamachi
康児 濱地
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傑 山口
Ryuta Takahashi
隆太 高橋
Norihito Kaji
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Abstract

【課題】 受光手段が受光する光強度の変化を低減することによって、特定の光ディスクであるか否かを精度良く判別することができる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 特定の光ディスク以外の光ディスクにはデータを書き込まないようにする光ディスク装置20であって、光照射手段40〜44が照射した光を反射可能な位置に配置された補正用反射板58と、補正用反射板58によって反射される反射光強度の初期値が予め記憶されている初期値記憶手段60と、補正用反射板58からの反射光強度と、初期値記憶手段60に記憶されている初期値とを比較し、該比較した結果に基づいて、光照射手段40〜44が照射する光の強度または受光手段46の受光感度を補正する補正手段56とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクに対してデータの書き込みが可能な光ディスク装置に関し、より詳細には特定の光ディスクにのみデータの書き込みが可能な光ディスク装置に関する。
データを書き込み可能なCD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD+R、DVD+RW等の光ディスクは、容易に消費者が入手でき、消費者は光ディスク装置を用いて自らデータの書き込みを光ディスクに行うことが一般的である。
一方、喫茶店等におけるビジネスにおいては、店舗内に光ディスクへのデータ記録可能な光ディスク装置と、音楽等のコンテンツを予め記憶しているかまたはこのようなコンテンツを提供するWEBサイト上からダウンロード可能に設けたコンテンツ提供装置(例えばパーソナルコンピュータ)を設置し、入店した顧客に顧客の好きなコンテンツを有料で光ディスクに記録してもらうサービスの提供が検討されている。
かかるサービスでは、店舗側でコンテンツおよび光ディスクを有料で販売し、顧客は店舗側で販売した光ディスクを用いてコンテンツの記録を行ってもらうことが考えられている。
しかし、顧客が自ら持ち込んだ光ディスクにコンテンツを勝手に記録するような事態になると、店舗側での光ディスクの販売による利益を上げることができない。
そこで、店舗側で販売する光ディスクには、一般に販売されている光ディスクとは異なる特性を持たせ、光ディスク装置ではこの特性から店舗側で販売した光ディスクであるか否かを判断し、店舗側で販売した光ディスクにのみコンテンツの記録が可能となるような機能を持たせることが望まれている。
一般に販売されている光ディスクとは異なる特性を有する光ディスクの例として、特許文献1や特許文献2に記載されているようなものが挙げられる。
特許文献1に開示されている光ディスクは、蛍光体微粒子を混入させた透明な特殊インクを用いて判別用のマークを光ディスク内に描いておき、所定波長の光を照射することにより、特殊インク中の蛍光体を発光させることでマークを浮かび上がらせ、特定の光ディスクであるか否かを判別しようとするものである。
また、特許文献2には、データ記憶用のカートリッジに対してカートリッジの種類に応じて異なる発光材料であるマーカーを設けておき、そのカートリッジがドライブでの使用に適しているか否かを識別する構成が開示されている。
上述したような蛍光体や発光材料を用いた特定の光ディスクを光ディスク装置内で検出するには、蛍光体を発光させるために所定の波長の光を光ディスクに照射し、光ディスクの発光を検出する必要がある。
そこで、光ディスク装置内にLED等の光照射手段とセンサとを設け、光照射手段によって光ディスクに光を照射し、光ディスクからの反射光の光強度を検出し、この光強度の大きさに基づいて特定の光ディスクか否かを判別する方法が提案されている。
特開平7−192385号公報 特表2001−517847号公報
経年変化等によりLED等の光照射手段が照射する光の光強度が変化してしまった場合や、光ディスク装置内に塵埃が付着等してしまった場合には、センサが検出する光強度も初期状態からは変わってきてしまうので、特定の光ディスクであるかどうかの判別が正確に行えなくなってくるという課題がある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、受光手段が受光する光強度の変化を低減することによって、特定の光ディスクであるか否かを精度良く判別することができる光ディスク装置を提供することにある。
本発明にかかる光ディスク装置によれば、特定の光ディスク以外の光ディスクにはデータを書き込まないようにする光ディスク装置であって、装着された光ディスクに対して所定の波長の光を照射する光照射手段と、光ディスクに該光照射手段が照射した光の反射光を受光する受光手段と、装着されている光ディスクが特定の光ディスクであるか否かを判別するために、前記受光手段が受光した反射光と比較するための判別用データが予め記憶されている判別用データ記憶手段と、前記受光手段が受光した反射光と前記記憶手段内の判別用データとを比較し、装着されている光ディスクが特定の光ディスクであるか否かを判別する判別手段と、該判別手段が、装着されている光ディスクが前記特定の光ディスクではないと判別した場合には、データ書き込みを実行しないように制御する制御手段と、前記光照射手段が照射した光を反射可能な位置に配置された補正用反射板と、該補正用反射板によって反射される反射光強度の初期値が予め記憶されている初期値記憶手段と、前記補正用反射板からの反射光強度と、初期値記憶手段に記憶されている初期値とを比較し、該比較した結果に基づいて、前記光照射手段が照射する光の強度または前記受光手段の受光感度を補正する補正手段とを具備することを特徴としている。
この構成を採用することによる作用は以下の通りである。
すなわち、本発明では、光照射手段の経年変化や光ディスク装置内の塵埃の影響で、受光手段が受光する光強度が初期状態の強度から変化してきた場合であっても、光ディスク装置内で自動的に光照射手段の照射する光の強度や受光手段の感度を補正することで受光手段が受光する光強度を初期状態と同様の状態に戻すことができる。このため、特定の光ディスクであるか否かの判別を精度良く行なうことができる。
前記補正手段は、前記光ディスクの装着の所定回数実行されるごとに動作することを特徴としてもよい。また、前記補正手段は、当該光ディスク装置の電源がオンになるごとに動作することを特徴としてもよい。
この構成によれば、定期的なメンテナンスとして自動的に補正が行なわれるので、長期間にわたって精度良く特定の光ディスクであるか否かの判別を行なうことができる。
また、前記光照射手段は、光ディスクにデータ読み書き用のレーザ光を照射する光ピックアップよりも光ディスクから離間した位置に設けられ、前記補正用反射板は、光ピックアップにおいてレーザ光を照射する面と反対の面に設けられていることを特徴としてもよい。
かかる場合には、補正手段が動作する際には、光照射手段が照射する光の線上に光ピックアップを配置させ、補正用反射板に光を照射させることができる。
また、前記補正用反射板は、トップケースの内壁面に設けられていることを特徴としてもよい。
かかる構成の場合、補正手段の動作は、光ディスクが装着されていないときであって、且つ光照射手段が照射する光の線上には光ピックアップが位置しないように光ピックアップを移動させた後に行なう必要がある。
本発明にかかる光ディスク装置によれば、装着された光ディスクが特定の光ディスクである場合にのみデータの書き込みを実行する際の、特定の光ディスクであるか否かの判定を、精度良く行なうことができる。
(実施例1)
以下、本発明にかかる好適な実施例を添付図面に基づいて説明する。
まず、本発明の光ディスク装置の構成を、図1に基づいて説明する。
光ディスク装置20は、装着された光ディスク21にデータ書き込み可能に設けられており、装着された光ディスク21が特定の光ディスクか否かを判別し、特定の光ディスクである場合にのみデータ書き込み可能とする機能を有するものである。
まず、光ディスク装置20における通常の動作を実行する構成要素について説明する。
光ディスク装置20は、光ディスク21を回転させるスピンドルモータ22と、光ディスク21にレーザ光を照射すると共に光ディスク21から反射されたレーザ光を受光する光ピックアップ24とを具備している。
光ピックアップ24は、送りモータ27の駆動によりスレッド軸25上を光ディスク21の径方向に移動可能に設けられている。
光ピックアップ24で受光した光ディスク21からのレーザ反射光強度信号aは、RFアンプ26に出力される。RFアンプ26では、トラッキングエラー信号b、フォーカスエラー信号c、ウォブル信号d等の各制御信号が生成される。
RFアンプ26で生成されたトラッキングエラー信号b、フォーカスエラー信号cは、サーボプロセッサ28に入力され、サーボプロセッサ28はこれら制御信号に基づいて、光ピックアップ24のトラッキングサーボ、フォーカスサーボを制御する。
ウォブル信号dは、PLL回路31に入力され、PLL回路31ではウォブル信号に基づいてデータ書き込み時に用いる同期信号eが生成される。同期信号eは、後述するエンコーダ30に入力される。
光ディスク21へ書き込むべきデータは、エンコーダ30内に入力され、データのEFM変調やEFM+変調等のエンコード処理がなされ、PLL回路31から入力された同期信号eに同期される。
エンコーダ30でエンコード処理されたデータは、レーザドライバ32に入力される。レーザドライバ32では、エンコードされたデータに基づいて光ピックアップ24内のレーザダイオードの駆動電流を制御し、光ピックアップ24にデータの書き込みを行なわせる。
光ディスク装置20全体の動作は、CPU48が制御している。
CPU48は、スピンドルモータ22や、サーボプロセッサ28その他の構成要素を制御し、データ読み出し時やデータ書き込み時の動作を統括制御する。
以下、本発明に特有な構成要素について説明する。まず、特定の光ディスクについて説明する。
本実施例で想定している特定の光ディスクとは、光ディスクを構成する材料に蛍光体を混入させたものである。
蛍光体を混入させたことにより、特定の光ディスクに所定の波長の光を照射することによって該特定の光ディスクは発光する。この発光を検出することにより、光ディスクが特定の光ディスクであるか否かを判別することができる。
なお、特許請求の範囲および本明細書中でいう、LEDで光を照射したときの光ディスク21からの反射光とは、光ディスク21において単に反射する光だけではなく、光ディスク21中で蛍光体が生ずる蛍光を含む概念である。
光ディスク装置20内には、光ディスク21に対して所定波長の光を照射するための機構が設けられている。具体的には、UVを照射するUVLED40と、白色光を照射する白色LED42と、青色光を照射する青色LED44とが設けられている。
各LED40,42,44は、装着された光ディスク21の記録面側に光を照射できるように光ディスク21に対して光ピックアップ24と同一の側に設けられている。
光ディスク装置20には、各LED40,42,44が照射した光の光ディスク21からの反射光を受光するために,受光手段の一例としてRGBセンサ46が設けられている。
RGBセンサ46は、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3色のそれぞれの光強度を検出可能な素子であって、フォトダイオードの受光面側に赤、緑、青のフィルターのいずれかが配置されるように切換可能に設けられているものである。赤のフィルターが受光面側に配置されているときは赤色光の光強度を検出し、緑のフィルターが受光面側に配置されているときは緑色光の光強度を検出し、青のフィルターが受光面側に配置されているときは青色光の光強度を検出することができる。
各LED40,42,44のそれぞれの照射のオン―オフは、CPU48が制御している。CPU48は、各LED40,42,44に対してオン―オフ制御信号fを出力し、各LEDによる各色の光の照射を切換えている。
RGBセンサ46の各色のフィルターの切換えもCPU48によって制御されている。すなわち、CPU48は所定のタイミングでフィルター切換信号gをRGBセンサ46へ出力し、RGBセンサ46が検出する光の色を選択している。
CPU48には、光ディスク判別用データが記憶されているROM等の記憶手段50が接続されている。
光ディスク判別用データとは、RGBセンサ46がUVおよび可視光線(白色光および青色光)を照射した場合、光ディスク21からの反射光を受光したときの光強度がそれぞれ所定の値以上であれば装着されている光ディスク21が特定の光ディスクであると判定できる光強度に関するデータであって、予め算出して記憶手段50に記憶させておく。
さらに、CPU48には、RGBセンサ46によって測定された各光強度の値を一旦記憶させておく測定結果記憶手段55が設けられている。
測定結果記憶手段55は、CPU48内部のメモリ領域であっても、CPU外部に接続されているRAM等のメモリであってもよい。
なお、本実施例では、UV、白色および青色の3種類の光を光ディスク21に照射した場合のそれぞれの光における、RGBセンサ46での赤色、緑色および青色の3種類の受光強度の閾値が光ディスク判別用データとして記憶されている。
これを具体的に説明すると、この光ディスク判別用データは、UVを光ディスク21に照射した場合にRGBセンサ46において検出される赤色光、緑色光および青色光の光強度の閾値、白色光を光ディスク21に照射した場合にRGBセンサ46において検出される赤色光、緑色光および青色光の光強度の閾値、ならびに青色光を光ディスク21に照射した場合にRGBセンサ46において検出される赤色光、緑色光および青色光の光強度の閾値からなる。
CPU48は、RGBセンサ46で検出されたUV、白色および青色の光を照射した場合のそれぞれにおける赤色、緑色および青色の反射光強度と、記憶手段50に記憶されている各反射光強度の閾値とを比較し、それぞれの反射光強度が閾値を越えている場合には特定の光ディスク21であると判別する判別手段52と、判別手段52によって特定の光ディスクであると判別された場合にのみデータ書き込み可能とし、特定の光ディスク以外の光ディスクであると判別された場合にはデータ書き込みを実行しないように各構成要素を制御する制御手段54とを備えている。
このような、判別手段52および制御手段54は、上記のような動作をするように記述された制御プログラムをCPU48が読み込むことにより実行される。
また、上述したような特定の光ディスクであるか否かを判別するための機能としては、ディスク判別用データを用いて所定の光を照射した場合の反射光強度を閾値と比較する方法だけではない。
例えば、図2に示すように、光ディスク21がCDである場合、光ディスク21の最内周に設けられているリードイン29のATIP(Absolute Time In Pre-groove)には、製造メーカやディスクの種類といったATIP情報が光ディスク製造時に予め記録されているが、特定の光ディスクにはATIP情報に特定の光ディスクである旨のデータが記録されているはずなので、CPU48がこのATIP情報を読み込んで、判別手段52がATIP情報を基に特定の光ディスクであるか否かを判別することもできる。
また、光ディスク装置20は、判別手段52の判別動作が長期にわたって精度良く実行できるように、メンテナンスを自動的に行なう補正手段56が設けられている。補正手段56は、CPU48の一機能として設けられていればよいが、CPU48とは別個のIC等がその機能を有していてもよい。
補正手段56は、予め設定された期間おきに、各LED40〜44の照射光の強度が初期状態から変化しているかどうかをチェックし、各LED40〜44の照射光の強度が初期状態から変化している場合には、RGBセンサ46が受光する光強度を初期状態の値に戻すように補正するものである。
ここでいう初期状態の値(初期値)とは、光ディスク装置20の出荷時において、各LED40〜44の照射光を補正用反射板58にて反射させた反射光強度のことであり、各光ディスク装置20について出荷時にそれぞれ測定して初期値記憶手段60に記憶されている。
図3に示すように、本実施例では、補正用反射板58は、光ピックアップ24のレーザ光の照射面(対物レンズ24aが設けられている面)と反対側の面に設けられている。ここでは補正用反射板58として、白色のアクリル製等の合成樹脂製の板状体を用いているが、特に白色に限定するものではない。
なお、補正用反射板58に必要な特性として、UVや読み書き用のレーザ光に耐性を有することが必要である。
以下、補正手段56の補正動作について、図3〜図5に基づいて説明する。
補正手段56は、光ディスク21の着脱を常にカウントしている(ステップS100)。光ディスク21の着脱が予め決められた所定回数(例えば50回)に達した場合(ステップS102)には、各LED40〜44の照射光のチェックを行なう。ただし、この所定回数はCPU48に接続されているメモリ等に予め記憶させておく。
また、各LED40〜44の照射光のチェックは、光ディスク21が装着されているときは光ディスク21からの反射の影響もあって精度良くできないので、光ディスク21が装着されていないときに実行する(ステップS104)。
まず、補正手段56は、補正用反射板58が各LED40〜44の照射光の光軸に対して直交する位置になるように、光ピックアップ24を各LED40〜44の上方に移動させる(ステップS106)。そして、補正手段56は、各LED40〜44からUV、白色光、青色光をそれぞれ補正用反射板58へ向けて照射させ、各光の補正用反射板58の反射光をRGBセンサ46で検出する。
補正手段56は、照射した白色光、UV、青色光における検出した赤色、緑色、青色の反射光強度と、初期値記憶手段60に記憶されている各初期値とを比較する。そして、補正手段56は、初期値と補正用反射板58で反射させた光強度との差を算出し、この差が予め決められた閾値を越えているか否かを判断する(ステップS114)。
この差が予め決められた閾値を越えているものがある場合には(ステップS116)、閾値を越えた照射光を照射したLEDの照射光強度が下がっているものとし、補正手段56は、各LED40〜44を駆動するドライブ回路を制御して該当するLEDの輝度を上昇させる。なお、上記の差が閾値を越えている場合には、LEDの輝度を上昇させるだけでなく、補正手段56がRGBセンサ46の検出感度を上昇させるように制御してもよい(ステップS118)。
LEDの輝度調節もしくはRGBセンサ46の感度調節が終了するか、またはステップS116において上記の差が閾値を越えていなかった場合には、補正動作は終了する(ステップS120)。
次に、光ディスク装置における特定の光ディスクの判別方法について、図6〜図8に基づいて説明する。
まず、ユーザが光ディスク21を光ディスク装置20内に挿入すると、図示しないトレイ等が駆動して光ディスク21がスピンドルモータ22の先端部のターンテーブルに装着される。これに伴い、CPU48は光ピックアップ24に試しにレーザ光を照射させ、光ディスク21からの反射光があった場合には、CPU48は光ディスク21が装着されたことを検知する(ステップS200)。
光ディスク21が装着されたことが判明した場合には、CPU48は回転制御信号hを出力してスピンドルモータ22を所定の回転速度で回転させる(ステップS202)と共に、送り制御信号iを出力して光ピックアップ24の送りモータ27を駆動させて光ピックアップ24を光ディスク21の最外周に移動させる(ステップS204)。
このように、光ピックアップ24を光ディスク21の最外周に移動させるのは、光ピックアップ24をUVLED40、白色LED42および青色LED44から遠ざけることが理由である。すなわち、UVLED40、白色LED42および青色LED44の照射時に光ピックアップ24がその近傍に存在していると、これらUV、白色光あるいは青色光を光ピックアップ24が反射してしまい、RGBセンサ46による光ディスク21からの反射光の検出に影響を与えるからである。
そして、CPU48は、光ディスク21に対して白色光を照射するように白色LED42にオン−オフ制御信号fを出力し、RGBセンサ46に対しては白色光の反射光に対して赤色、緑色および青色の3色の反射光強度を検出するようにフィルター切換信号gを出力する(ステップS206)。
白色光照射時に、RGBセンサ46が検出した各色における光強度の値は、CPU48が、測定結果記憶手段55内に記憶させておく。
次に、CPU48は、光ディスク21に対してUVを照射するようにUVLED40にオン−オフ制御信号fを出力し、RGBセンサ46に対してはUVの反射光に対して赤色、緑色および青色の3色の反射光強度を検出するようにフィルター切換信号gを出力する(ステップS208)。
UV照射時に、RGBセンサ46が検出した各色における光強度の値は、CPU48が、測定結果記憶手段55内に記憶させておく。
そして、CPU48は、光ディスク21に対して青色光を照射するように青色LED40にオン−オフ制御信号fを出力し、RGBセンサ46に対しては青色光の反射光に対して赤色、緑色および青色の3色の反射光強度を検出するようにフィルター切換信号gを出力する(ステップS210)。
青色光照射時に、RGBセンサ46が検出した各色における光強度の値は、CPU48が、測定結果記憶手段内に記憶させておく。
このように、本実施例によるステップS106、S108およびS110の工程によって検出される光強度の値は9つである(図8参照)。
なお、ここでの例では、白色、UV、青色の順番にLEDの光を照射させたが、本発明としては光ディスク21に対して照射させていくか光の順番は、この順番に限定されるものではなく、どのような順番で照射させてもよい。
また、白色、UV、青色の各光照射時のRGBセンサ46による反射光の光強度の測定も、赤色、緑色、青色の順番で測定することに限定されるものではなく、どのような順番で光強度を検出してもよい。
そしてCPU48は、送り制御信号iを出力して光ピックアップ24の送りモータ27を制御し、光ピックアップ24を光ディスク21の最内周に移動させる(ステップS212)。
そして、CPU48は、光ピックアップ24に光ディスク21のリードイン29に記録されているATIP情報を読み出させる(ステップS214)。
ATIP情報は、RFアンプ26を介してCPU48内に入力される。CPU48では入力されたATIP情報を解析して、当該光ディスク21が特定の光ディスクであるか否かを判断する(ステップS216)。もしも、ATIP情報に特定の光ディスクである旨の記録がされていなければ、CPU48は、装着されている光ディスク21は特定の光ディスクでは無いと判別する(ステップS219)。
CPU48がATIP情報を解析した結果、特定の光ディスクである旨の記録があれば、ステップS220へ移行する。
ステップS220では、CPU48は、ステップS206、S208およびS210において予め測定して記憶させておいた、白色光、UVおよび青色光を照射したときのRGBセンサ46における赤色、緑色および青色の光強度の値を測定結果記憶手段55から取り出し、予め記憶させておいたディスク判別用データである各光強度の閾値を記憶手段50から取り出し、対応するそれぞれの値を比較する(ステップS218)。
比較の結果、測定した全ての光強度の値が閾値を越えている場合には、特定の光ディスクであると判別する(ステップS220)。
ステップS218において、CPU48は、予め測定して記憶させておいた白色光、UVおよび青色光を照射したときのそれぞれのRGBセンサ46における赤色、緑色および青色の光強度の値のうち、記憶手段50から取り出した閾値を越えないものが1つでも存在している場合には、特定の光ディスクでは無いと判別する(ステップS219)。
このように、ATIP情報では特定の光ディスクであると判別された場合であっても、実際にUV、白色および青色のそれぞれの光を照射して反射光を測定することによって、判別の正確を期すことができる。
すなわち、通常の光ディスクに偽のATIP情報を記録し、蛍光体を混入させたように見た目の色を特定の光ディスクに模した偽特定光ディスクの製造も可能であるので、このような偽特定光ディスクを精度良く判別することができる。
なお、特定の光ディスクではないと判別された場合(ステップS219)には、CPU48の制御手段54は、この光ディスクに対してはデータ書き込みをしないようにスピンドルモータ22、光ピックアップ24、エンコーダ30等の各構成要素を制御する(ステップS221)。
一方、特定の光ディスクであると判別された場合(ステップS220)には、この光ディスクに対しては、ユーザの操作通りにデータの書き込みを実行すべく、CPU48の制御手段54は、スピンドルモータ22、光ピックアップ24、エンコーダ30等の各構成要素を制御する(ステップS222)。
なお、上述してきた実施例においては、UV、白色光、青色光の3種類の光を照射する場合についてのみ説明したが、本発明としては、UVと可視光線を照射するのであれば、実施例の組み合わせに限定されることはない。
(実施例2)
上述した実施例においては、補正用反射板58は光ピックアップ24のレーザ光照射面と反対側の面に配置されているものであった。
しかし、補正用反射板58の配置位置はこのようなものに限定することはなく、図9に示すように、光ディスク装置20の外壁を構成するトップケース62の内壁面であってもよい。
かかる場合であっても、補正手段56の補正動作は上述した実施例と同様であり、ここでは詳述しない。なお、本実施例においては、光ピックアップ24がトップケース62に設けられた補正用反射板60と各LED40〜44との間に存在していると照射光の照射に支障をきたすので、図4のステップS106においては補正手段56が光ピックアップ24を各LED40〜44の上方から他の位置へ移動させるようにする。ただし、もともと光ピックアップ24が各LED40〜44の上方に存在しない場合には、補正手段56は光ピックアップ24をそのままの位置に保持する。
(他の実施例)
なお、上述した各実施例において、補正手段56が補正動作を行なうときは、光ディスク21の着脱が所定の回数を越えた場合についてのみ説明した。しかし、補正動作を実行するのはこのような場合には限定されない。
例えば、光ディスク装置の電源がオン−オフされる都度、補正手段56が補正動作を実行するようにしてもよい。また、補正手段56は、光ピックアップ24の発光回数を常時カウントしており、光ピックアップ24の発光回数が予め設定された所定回数を超えた場合に補正を実行してもよいし、光照射手段である各LED40〜44の発光回数を常時カウントしており、各LED40〜44の発光回数が予め設定された所定回数を超えた場合に補正を実行するようにしてもよい。
さらに、補正動作実行のタイミングをユーザが指定できるように設けてもよい。
なお、補正動作実行中にトレイ(図示せず)が開閉すると、装置外部からの光が差し込んでしまうので正確な補正動作が実行できないと考えられる。このため、補正動作実行中においては、CPU48はトレイの開閉が行なわれないように制御すると好適である。
また、補正動作実行中にユーザがトレイの開閉動作をしないように、補正動作中であることをユーザに示す表示手段(図示せず)を設けても良い。表示手段としては、光ディスク装置30のパネル面側に設けられているLEDを用い、該LEDの発光パターンを変更することによって補正動作中であることを表示してもよい。
なお、上述してきた各実施例においては、UV、白色光、青色光の3種類の光を照射するLEDを設けた場合についてのみ説明したが、本発明としては、LEDの種類はこれに限定されることはない。
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
本発明にかかる光ディスク装置の内部構成を示すブロック図である。 光ディスクのリードイン領域について説明する光ディスクの断面図である。 補正手段の周辺構造について説明するブロック図である。 補正手段の補正動作について説明するフローチャートである。 図4のフローチャートの続きである。 光ディスクの判別方法について説明するフローチャートである。 図6のフローチャートの続きである。 光ディスク判別のために光ディスク装置が検出する光の種類をまとめた説明図である。 実施例2における補正手段の周辺構造について説明するブロック図である。
符号の説明
1 実施例
1 特許文献
2 実施例
2 特許文献
7 特開平
20 各光ディスク装置
20 光ディスク装置
21 光ディスク
21 当該光ディスク
22 スピンドルモータ
24 光ピックアップ
24a 対物レンズ
25 スレッド軸
26 RFアンプ
27 送りモータ
28 サーボプロセッサ
29 リードイン
30 エンコーダ
31 PLL回路
32 レーザドライバ
46 RGBセンサ
50 記憶手段
52 判別手段
54 制御手段
55 測定結果記憶手段
56 補正手段
58 補正用反射板
60 初期値記憶手段
62 トップケース
a レーザ反射光強度信号
b トラッキングエラー信号
c フォーカスエラー信号
d ウォブル信号
e 同期信号
f オン−オフ制御信号
g フィルター切換信号
h 回転制御信号
i 送り制御信号

Claims (5)

  1. 特定の光ディスク以外の光ディスクにはデータを書き込まないようにする光ディスク装置であって、
    装着された光ディスクに対して所定の波長の光を照射する光照射手段と、
    光ディスクに該光照射手段が照射した光の反射光を受光する受光手段と、
    装着されている光ディスクが特定の光ディスクであるか否かを判別するために、前記受光手段が受光した反射光と比較するための判別用データが予め記憶されている判別用データ記憶手段と、
    前記受光手段が受光した反射光と前記記憶手段内の判別用データとを比較し、装着されている光ディスクが特定の光ディスクであるか否かを判別する判別手段と、
    該判別手段が、装着されている光ディスクが前記特定の光ディスクではないと判別した場合には、データ書き込みを実行しないように制御する制御手段と、
    前記光照射手段が照射した光を反射可能な位置に配置された補正用反射板と、
    該補正用反射板によって反射される反射光強度の初期値が予め記憶されている初期値記憶手段と、
    前記補正用反射板からの反射光強度と、初期値記憶手段に記憶されている初期値とを比較し、該比較した結果に基づいて、前記光照射手段が照射する光の強度または前記受光手段の受光感度を補正する補正手段とを具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記補正手段は、
    前記光ディスクの装着が所定回数実行されるごとに動作することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記補正手段は、
    当該光ディスク装置の電源がオンになるごとに動作することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 前記光照射手段は、光ディスクにデータ読み書き用のレーザ光を照射する光ピックアップよりも光ディスクから離間した位置に設けられ、
    前記補正用反射板は、光ピックアップのレーザ光を照射する面と反対の面に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項記載の光ディスク装置。
  5. 前記補正用反射板は、
    トップケースの内壁面に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項記載の光ディスク装置。
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