JP2006236312A - 印刷システム、印刷制御方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】機密性を保持した地紋データを用いて、文書の出所証明および原本証明を容易に実現することを可能にする。
【解決手段】複合機205が、ICカード(可搬性記録媒体)201から該ICカードに格納された地紋データ203を読み出す一方、原稿202に対して画像読み取りを行い、印刷すべき画像データ(1)204を取得する。この取得された画像データ(1)204に、前記読み出された地紋データ203を合成して印刷データを作成し、この作成された印刷データに基づいて印刷を行い、地紋付き文書206を出力する。地紋データ203は、複写により残存する画像(ICカードの所有者を特定する識別符号)と消失する画像(地紋模様)とを表すデータからなる。
【選択図】図5
【解決手段】複合機205が、ICカード(可搬性記録媒体)201から該ICカードに格納された地紋データ203を読み出す一方、原稿202に対して画像読み取りを行い、印刷すべき画像データ(1)204を取得する。この取得された画像データ(1)204に、前記読み出された地紋データ203を合成して印刷データを作成し、この作成された印刷データに基づいて印刷を行い、地紋付き文書206を出力する。地紋データ203は、複写により残存する画像(ICカードの所有者を特定する識別符号)と消失する画像(地紋模様)とを表すデータからなる。
【選択図】図5
Description
本発明は、印刷システム、印刷制御方法、プログラム、及び記録媒体に関し、特に、出所証明および原本証明を行うことができる文書を印刷するための印刷システム、該印刷システムに適用される印刷制御方法、該印刷制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、及び該プログラムを格納した記録媒体に関する。
従来、文書の正当性を示すために、捺印やサインといった手法が利用され、これによって、文書の出所証明や原本の証明が行われてきた。また、それら原本の複写を抑制するために、コピー牽制地紋や、電子透かしといった手法が利用され、これによって、原本の正当性が証明されてきた。
原本の複写を抑制するために行われる電子透かしでは、原本となる文書に、電子的に解析可能な模様または情報を印刷しておき、この電子透かしが施されている文書を複写しようとした場合、複写機がその模様または情報を検出して、原本では目視できない文字または模様を、複写された用紙に付加するようにする。このような電子透かし技術を用いることにより、複写されたものが原本として扱われることを防止することができる。
また、複写機で複写すると一部が消失してしまう地紋を帳票文書に付加することにより、帳票文書の複写を抑制するようにした印刷装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−324898号公報
ところで、上記従来の電子透かし技術を用いて、複写されたものが原本として扱われることを防止するためには、すべての複写機が、電子透かしを検出可能な複写機である必要がある。しかしながら、これは現実的ではなく、そのため、電子透かし技術に対応していない複写機、すなわち、電子透かしを検出することが不可能な複写機によって、原本が複写されてしまう恐れがある。
また、電子透かし等の技術を利用して、文書の出所を明示する個人証明を行う場合には、電子透かしのデータなどの個人証明に利用する情報が必要となる。そうした電子透かし情報を他人が簡単に入手できてしまう場合、個人証明とならないため、この電子透かし情報を機密に保持する必要がある。
また、特殊な地紋を文書に付加することにより、帳票文書の複写を抑制するようにした上記従来の印刷装置では、その特殊な地紋のデータを機密に保持する有効な方法がないと、該特殊な地紋を、文書の出所を証明するための手段としては利用することができないという問題点があった。
上記の特殊な地紋のデータを機密に保持する方法として、印刷装置の記憶装置に、パスワードや認証によって機密保護される記憶領域を設け、該記憶領域に地紋データを予め格納する方法が存在する。しかし、この方法では、地紋データを記憶領域に予め格納しておく必要があるため、ユーザが外出先などにある任意の印刷装置を利用して、地紋データが付加された文書を印刷することは容易でないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、機密性を保持した地紋データを用いて、文書の出所証明および原本証明を容易に実現することを可能にした印刷システム、印刷制御方法、プログラム、及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、ユーザが情報を書き込むことが可能な可搬性記録媒体から該可搬性記録媒体に格納された地紋データを読み出す読出手段と、印刷すべき画像データを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された画像データに、前記読出手段によって読み出された地紋データを合成して印刷データを作成する合成手段と、前記合成手段によって作成された印刷データに基づいて印刷を行う印刷手段とを有することを特徴とする印刷システムが提供される。
また、請求項16記載の発明によれば、ユーザが情報を書き込むことが可能な可搬性記録媒体から該可搬性記録媒体に格納された地紋データを読み出す読出ステップと、印刷すべき画像データを取得する取得ステップと、前記取得ステップによって取得された画像データに、前記読出ステップによって読み出された地紋データを合成して印刷データを作成する合成ステップと、前記合成ステップによって作成された印刷データに基づいて印刷を行う印刷ステップとを有することを特徴とする印刷制御方法が提供される。
さらに、上記印刷制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
またさらに、上記プログラムを格納した記録媒体が提供される。
本発明によれば、ユーザが情報を書き込むことが可能な可搬性記録媒体から該可搬性記録媒体に格納された地紋データを読み出す一方、印刷すべき画像データを取得する。この取得された画像データに、前記読み出された地紋データを合成して印刷データを作成し、この作成された印刷データに基づいて印刷を行う。
なお、前記可搬性記録媒体に格納された地紋データは、複写により残存する画像と消失する画像とを表すデータからなり、前記複写により残存する画像は、前記可搬性記録媒体の所有者を特定する識別符号を表す画像であり、前記複写により消失する画像は、地紋模様を表す画像である。
これにより、文書の出所証明および原本証明を容易に実現でき、しかも、個人証明を可能にする地紋データは可搬性記録媒体に格納されるため、地紋データを特定の印刷システムに予め登録することなく、本発明が適用された任意の印刷システム上で文書の印刷が可能となる。
また、可搬性記録媒体から地紋データを読み出すために、ユーザ認証や所定のプロトコルによる読み取り処理または地紋データの復号化処理が必要となる。これが、地紋データの機密性を確保することにつながる。
さらに、可搬性記録媒体をICカードで構成した場合には、ICカード内の演算装置によって、地紋データそのものを生成するようにする。これによって、予め生成された地紋データをICカードに記録する方法に比較して、地紋データが外部に流出する可能性を低く抑えることができ、機密性をより保つことが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置としての複合機の構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置としての複合機の構成を示すブロック図である。
この複合機は、画像読取機能、印刷機能、ファクシミリ通信機能等を備えた機器であり、q01は、こうした複合機全体を制御するためのコントローラであり、コントローラq01の内部構成については、図2を参照して後述する。
q02は、コントローラq01が複合機の外部装置と通信するための通信インターフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)インターフェース、IEEE1284インターフェース、またはその他の通信インターフェースからなる。
q03は、画像読取機能を持つスキャナエンジンであり、コントローラq01によって制御される。
q04は、印刷機能を持つプリンタエンジンであり、コントローラq01によって制御される。該プリンタエンジンq04は、レーザービームプリンタ、インクジェットプリンタ、またはその他のプリンタからなる。
q05は、画像のファクシミリ送受信時の通信制御などを行う、ファクシミリ通信機能を実現させるためのFAXボードであり、コントローラq01によって制御される。
q06はユーザインターフェースであり、LCDディスプレイとキーボードとから構成されており、コントローラq01から送られた情報の表示を行うとともに、ユーザからの操作入力された情報をコントローラq01に伝える。
q7はICカードなどの可搬性記録媒体の記録情報を読み込むための可搬性記録媒体読取装置であり、コントローラq01により制御される。可搬性記録媒体読取装置q7は、コントローラq01からの指示により可搬性記録媒体へのアクセスを行い、可搬性記録媒体から情報を読み出して、コントローラq01に通知する。
以上のような構成を有する複合機において、プリンタエンジンq04を選択することでプリントジョブの発行が可能となる。また、スキャナエンジンq03を選択することで、スキャンジョブの発行が可能となる。さらに、プリンタエンジンq04とスキャナエンジンq03とを選択することで、コピージョブの発行が可能となる。また、プリンタエンジンq04とスキャナエンジンq03とFAXボードq05とを選択することで、ファクシミリ受信ジョブ及びファクシミリ送信ジョブの発行が可能となる。
図2は、図1に示すコントローラq01の内部構成と、その周辺装置とを示すブロック図である。
コントローラq01は、CPUp01と、RAMp02と、ROMp05と、DISKp10とから構成され、それらがシステムバスp20を介して、通信インターフェースq02と、スキャナエンジンq03と、プリンタエンジンq04と、FAXボードq05と、ユーザインターフェースq06(LCDディスプレイp03、キーボードp04)と、可搬性記録媒体読取装置q07とに相互に接続される。
コントローラq01を制御するプログラムは、ROMp05またはDISKp10に記憶されており、必要に応じてRAMp02に読み出され、CPUp01によって実行される。また、ROMp05、DISKp10には、制御プログラム以外に、複合機や該複合機で処理されるジョブの機能及び状態を示す属性情報や出力の対象となるジョブデータなどが記憶されている。
また、CPUp01がLCDディスプレイp03に対して表示を行うとともに、キーボードp04からユーザ指示を受ける。また、CPUp01が通信インターフェースq02を介して外部装置と通信を行う。また、CPUp01は、可搬性記録媒体読取装置q07を介して可搬性記録媒体と通信を行って、可搬性記録媒体の記憶内容を読み取るとともに、可搬性記録媒体読取装置q07から可搬性記録媒体の着脱を示す検知情報を受け取る。
図14は、可搬性記録媒体を用いて複合機において行われる第1の実施の形態における地紋付き文書の印刷処理の手順を示すフローチャートである。
この印刷処理の実行の前提条件として、地紋データを所定の演算方法にて予め暗号化して得られた暗号化地紋データが、可搬性記録媒体に保持されているものとする。なお、該暗号化地紋データは、コントローラq01を制御するプログラムをCPUp01が実行することによって復号化され得るものとする。なお、これらの暗号化および復号化の方法は、本実施の形態における方法に限定されず、共通鍵暗号化方式、公開鍵暗号化方式、またはその他の暗号化方式であってよい。また、暗号化または復号化に必要な鍵の入力を、ユーザがユーザインターフェースq06を用いて、または他の入力方法によって行うようにする入力処理が介在してもよい。
まずステップT01において、複合機のスキャナエンジンq03が原稿を読み取り、画像データ(1)を複合機のDISKp10へ格納する。
ステップT02では、複合機のCPUp01が、可搬性記録媒体読取装置q07からの出力信号に基づき、可搬性記録媒体が可搬性記録媒体読取装置q07に接続されているか否かを判別する。可搬性記録媒体が装着されていない場合は、ステップT03へ進んで、LCDディスプレイp03に、可搬性記録媒体を装着するように表示して、ユーザの操作を促し、ステップT02へ戻る。可搬性記録媒体が装着されている場合には、ステップT04へ進む。
ステップT04では、複合機のCPUp01が、可搬性記録媒体に保持されている暗号化された地紋データを、可搬性記録媒体読取装置q07を介して読み出し、RAMp02に書き込む。
ステップT05では、ステップT04にてRAMp02に書き込まれた暗号化された地紋データをCPUp01が読み出し、あらかじめ定義された復号化ロジックにて、あらかじめ定義された復号鍵を利用して地紋データを復号化し、再びRAMp02に書き込む。こうした地紋データの復号化が成功した場合にはステップT07に進み、また、エラー等が発生して復号化に失敗した場合にはステップT06に進む。
ステップT06では、地紋データの取得に失敗した旨をLCDディスプレイp03に表示し、印刷処理を終了する。
ステップT07では、複合機のCPUp01が、DISKp10に記憶されている画像データ(1)を読み出してRAMp02に書き込み、ステップT05にてRAMp02に書き込まれた地紋データと合成して、画像データ(2)を生成する。
ステップT08では、複合機のCPUp01が、ステップT07で生成された画像データ(2)に基づき、プリンタエンジンq04に印刷を行わせ、本処理を終了する。
こうした第1の実施の形態における作用効果については、下記の第2の実施の形態における作用効果の説明において、まとめて行う。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態の構成は、第1の実施の形態の構成と類似しているので、第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の構成と同一部分についてはその説明を省略し、異なる部分だけを説明する。
図3は、可搬性記録媒体読取装置q07に装着される可搬性記録媒体のハードウェア構成を示すブロック図である。ただしここでは、可搬性記録媒体がICカードである場合を示す。
図3においてt01はCPUであり、RAMt02とROMt03とEEPROMt04とにシステムバスt05を介して接続されている。RAMt02は、CPUt01がデータ処理に利用するメモリであり、ROMt03は、CPUt01によって実行されるプログラムを記憶する。EEPROMt04は、アプリケーション情報などの情報を記憶する。
図4は、図3に示す不揮発性メモリEEPROMt04におけるファイルフォーマットを示す図である。
図4において101は、EEPROMt04に、地紋データが記憶されていることを示す情報を記憶するための専用ファイル領域(DF)である。102は、地紋データを記憶するためのエレメンタリファイル領域である。エレメンタリファイル領域102は、識別子F0により識別され、個人認証用の個人識別番号(personal identification number)を示す数字列からなるPINコード(例えば1234)により保護されている。本実施の形態では、エレメンタリファイル領域102に、ICカードの所有者個人を特定することが可能な地紋のデータが記憶されている。
なお、エレメンタリファイル領域102がPINコードにより保護されない別の実施の形態もあり得る。しかし、ICカードから地紋データを取得するためには特定のプロトコルに従った取得処理が必要であることや、地紋データが暗号化されていることによって、ICカード内の地紋データの機密が保護される。
図5は、上記のICカードを用いて複合機において行われる第2の実施の形態における地紋付き文書の印刷処理の手順を示す図である。
図5において201はICカードであり、図3および図4で示したICカードに相当し、また205は複合機であり、図1および図2で示した第1の実施の形態における複合機に相当する。
ICカード201には、該ICカード201の所有者個人を特定することが可能な地紋データ203が記憶されている。複合機205は、スキャナエンジンq03を用いて原稿202を読み取り、また、可搬性記録媒体読取装置q07を介してICカード201から地紋データ203を読み取る。そして読み取った画像データ(1)204と地紋データ203とを合成して印刷を行い、地紋付き文書206を出力する。
図6は、図5に示す複合機205において行われる第2の実施の形態における地紋付き文書の印刷処理の手順を示すフローチャートである。
まずステップS401において、複合機205のスキャナエンジンq03が原稿202を読み取り、画像データ(1)204を複合機205のDISKp10へ格納する。
ステップS402では、複合機205のCPUp01が、可搬性記録媒体読取装置q07からの出力信号に基づき、ICカードが可搬性記録媒体読取装置q07に装着されているか否かを判別する。ICカードが装着されていない場合は、ステップS403へ進んで、LCDディスプレイp03に、ICカードを装着するように表示して、ユーザの操作を促し、ステップS402へ戻る。ICカードが装着されている場合には、ステップS404へ進む。
ステップS404では、キーボードp04を介してユーザから入力されたPINコードに対して、ICカード201のPINコードに基づきユーザ認証を行う。その結果、PIN認証が成功しない場合、ステップS408へ進んで、LCDディスプレイp03にPIN認証失敗表示を行い、本処理を終了する。PIN認証が成功した場合には、ステップS405へ進む。なお、エレメンタリファイル領域102がPINコードによって保護されていない場合には、ステップS404の処理実行は省略される。
ステップS405では、複合機205のCPUp01が、ICカード201のEEPROMt04に保持されている地紋データ203を、CPUp01が可搬性記録媒体読取装置q07に対し、所定のプロトコルによって取得コマンドを送信し、地紋データを読み出し、RAMp02に書き込む。また、地紋データが暗号化されている場合には、CPUp01による復号化処理が行われた後、地紋データをRAMp02に書き込む。
ステップS406では、複合機205のCPUp01が、DISKp10に記憶されている画像データ(1)204を読み出してRAMp02に書き込み、ステップS405にてRAMp02に書き込まれた地紋データ203と合成して、画像データ(2)を生成する。
ステップS407では、複合機205のCPUp01が、ステップS406で生成された画像データ(2)に基づき、プリンタエンジンq04に印刷を行わせ、本処理を終了する。
図7は、図5に示す複合機205によって作成される地紋付き文書の一例を示す図である。
601は、文書を表す、地紋を含まない画像データであり、602は、ICカード内に記憶された地紋データである。この地紋データ602は、印刷者(ICカード所有者)の名前や識別符号(例えばABCD)と地模様とからなる画像を表すデータである。この印刷者の名前や識別符号は、印刷後の複写において画像として複写結果の印刷物に残存し、地模様は印刷後の複写において画像として複写結果の印刷物に残存せず消失してしまうように、それらのデータが構成されている。
なお、地紋データ602によって表される画像を小さく設定するようにしてもよい。そして画像データ601と地紋データ602との合成の際に、画像データ601によって印刷される文書の用紙及び印刷可能サイズに合わせて、地紋データ602によって表される小画像が用紙上に連続して印刷されるように合成を行うようにしてもよい。これにより、ICカード内に記憶されるべき地紋データのデータサイズを小さくすることが可能となり、記録容量の少ないICカードを使用することが可能となるとともに、各種サイズの用紙に対して地紋画像を印刷することが可能となる。
603は、図6のステップS406,S407に相当する合成印刷処理を表し、この合成印刷処理603によって、地紋付き印刷物604が生成される。この地紋付き印刷物604においては、画像データ601及び地紋データ602に基づく両画像の合成印刷が行われているが、この地紋付き印刷物604においては、画像データ601に基づき印刷された画像(図7に示す例では破線)だけが鮮明に目視され得、地紋データ602に基づき印刷された画像は、用紙の単なる背景模様のようになっていて、特に、その地模様画像に含まれる印刷者の名前や識別符号(例えばABCD)はほとんど目視され得ないようになっている。
次に、こうした地紋付き印刷物604に対して一般の複写機によって複写処理605を行った場合、得られる複写結果の印刷物606においては、地紋データ602に基づく地模様の画像は消えてしまい、地紋データ602に基づく印刷者の名前や識別符号(例えばABCD)の残存する画像が鮮明に浮かび上がる。なお無論、画像データ601に基づき印刷された画像(図7に示す例では破線)は、鮮明に目視され得る。
これにより、この印刷物606は、印刷者ABCDによって印刷された原本を複写したものであることが明示される。したがって、第1及び第2の実施の形態では、複写物606が原本として扱われることが防止され、その結果、原本である地紋付き印刷物604の複写を抑制することができる。また、原本と思われる文書を複写することにより、原本の出所である作成者を証明することができると共に、その文書こそが複写物の原本であることを証明することができるので、文書の出所証明および原本証明を容易に実現できる。
しかも、個人証明、即ち原本の作成者証明を可能にする地紋データは可搬性記録媒体に格納され、ユーザが各個人固有の情報を書き込むことができる。このユーザは、使用者本人であっても、管理者であってもよい。また、該可搬性記録媒体は、ユーザが書き込み可能な可搬性記録媒体であってもよい。よって、ユーザは、各個人固有の情報を、追加書き込み、全情報もしくは一部情報の書き換えを行うことが可能である。該可搬性記録媒体から地紋データを読み出すためには、ユーザ認証処理または特定のプロトコルに従った取得処理が必要になる。また地紋データそのものが暗号化されている。そうした特徴により、第1及び第2の実施の形態では、地紋データの機密性が確保され得る。
なお、上記の第2の実施の形態では、ICカードが可搬性記録媒体読取装置q07に装着される、いわゆる接触式の構成となっているが、これに代わって、「TypeA,TypeB,TypeC」と呼ばれるような非接触式ICカードや、その他の形態の非接触ICカードを使用するようにしてもよい。その場合、ICカードが複合機から所定距離の範囲内に位置するか否かを判断し、位置する場合にPIN認証及び地紋データの取得処理を行うようにすればよい。
また、上記の第1の実施の形態における可搬性記録媒体は、磁気カード、RFID(Radio Frequency Identification)等の媒体であって、地紋データが予め記憶されているものであってもよい。特に、磁気カードやRFIDなどは、データの記憶に特殊な装置を利用し、またプロトコルも様々である。そのような可搬性記録媒体を用い、可搬性記録媒体の製造時または出荷時に、可搬性記録媒体毎に異なるユニークな地紋データを記録する形態を採用すれば、可搬性記録媒体と地紋データとが一対一に関連付けられる。そのような場合、地紋データは可搬性記録媒体の持ち主毎に異なり、また特定の地紋データはその持ち主に関連付けられるため、出所の証明としての効果が高まる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態の構成は、第1及び第2の実施の形態の構成と類似しているので、第3の実施の形態の説明においては、第1及び第2の実施の形態の構成と同一部分についてはその説明を省略し、異なる部分だけを説明する。
図8は、第3の実施の形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。
印刷システムは、複合機s01とPC(パーソナルコンピュータ)s02,s03とで構成される。複合機s01は、図1及び図2に示す第1の実施の形態における複合機と同一の構成を備え、ネットワークs04を介して、画像生成装置であるPCs02,s03に接続される。
図9は、図8に示すPCs02,s03の内部構成を示すブロック図である。PCs02,s03は同一の構成を備えているので、その1つの内部構成を示す。
図9において、CPUr01と、RAMr02と、LCDディスプレイr03と、キーボードr04と、ROMr05と、通信インターフェースr06と、DISKr07と、可搬性記録媒体読取装置r08とが、システムバスr20を介して相互に接続されている。
PC全体を制御するプログラムは、ROMr05またはDISKr07に記憶されており、必要に応じてRAMr02に読み出され、CPUr01によって実行される。また、CPUr01が、可搬性記録媒体読取装置r08を介して、該可搬性記録媒体読取装置r08に装着された可搬性記録媒体と通信を行い、可搬性記録媒体の記憶内容を読み出したり、可搬性記録媒体に情報を書き込んだりする。またCPUr01は可搬性記録媒体読取装置r08から、可搬性記録媒体の着脱を示す検知信号を受け取る。
第3の実施の形態では、印刷を行うべく画像データを生成及び合成するためのプログラムがROMr05またはDISKr07に記憶されており、このプログラムがRAMr02に読み出され、CPUr01によって実行されて画像データが生成され、この画像データが、通信インターフェースr06とネットワークs04とを介して複合機s01に送信され、複合機s01において印刷される。
図10は、可搬性記録媒体を用いてPCs02,s03(画像生成装置)において行われる第3の実施の形態における地紋付き文書の印刷制御の手順を示す図である。
図10において301は可搬性記録媒体であり、第1の実施の形態における可搬性記録媒体または図3および図4で示した第2の実施の形態におけるICカードに相当する。また、図10においては、PCs02を例に挙げて動作説明を行なうが、PCs03であっても全く同一の動作を行う。
可搬性記録媒体301には、第2の実施の形態におけるICカード201と同様に、該可搬性記録媒体301の所有者個人を特定することが可能な地紋データ303が記憶されている。ユーザは、各個人固有の情報を用いて地紋データを該可搬性記録媒体301に書き込むことができる。このユーザは、使用者本人であっても、管理者であってもよい。また、ユーザは、各個人固有の情報を、追加書き込み、全情報もしくは一部情報の書き換えを行うことが可能である。
PCs02では、CPUr01による画像データの生成合成プログラムの実行により、画像データ(1)302が生成される。また、CPUr01は、可搬性記録媒体読取装置r08を介して可搬性記録媒体301から地紋データ303を読み取る。そしてCPUr01は、生成された画像データ(1)302と、読み取った地紋データ303とを合成して、画像データ(2)307を生成する。この画像データ(2)307は、通信インターフェースr06とネットワークs04とを介して複合機s01に送信され、複合機s01は、画像データ(2)307に基づき印刷を行い、地紋付き文書305を出力する。
なお、第1または第2の実施の形態と同じように、可搬性記録媒体301を複合機s01の可搬性記録媒体読取装置r08に装着して、地紋データ303を複合機s01で読み取り、一方、PCs02から複合機s01へ、画像データ(1)302を送信し、複合機s01において地紋データ303と画像データ(1)302とを合成し、地紋付き文書305を出力するようにしてもよい。
図11は、図10に示すPCs02において行われる第3の実施の形態における地紋付き文書の作成処理の手順を示すフローチャートである。
まずステップS501において、PCs02のCPUr01が、該PCs02で生成された画像データ(1)302、またはDISKr07に記憶されている画像データ(1)302を、RAMr02に書き込む。
ステップS502では、PCs02のCPUr01が、可搬性記録媒体読取装置r08からの出力信号に基づき、可搬性記録媒体が可搬性記録媒体読取装置r08に装着されているか否かを判別する。可搬性記録媒体が装着されていない場合は、ステップS503へ進んで、LCDディスプレイr03に、可搬性記録媒体を装着するように表示して、ユーザの操作を促し、ステップS502へ戻る。一方、可搬性記録媒体がICカードであり、PINコードによって、地紋データの格納されるエレメンタリファイル領域が保護されている場合は、該ICカードが挿入されていればステップS504へ進む。なお、可搬性記録媒体が装着されているが、可搬性記録媒体がICカードでない場合や、可搬性記録媒体がICカードであっても、PINコードによってエレメンタリファイル領域が保護されていない場合は、ステップS504を飛ばしてステップS505へ進む。
ステップS504では、キーボードr04を介してユーザから入力されたPINコードに対して、可搬性記録媒体301のPINコードに基づきユーザ認証を行う。その結果、PIN認証が成功しない場合、ステップS510へ進んで、LCDディスプレイr03にPIN認証失敗表示を行い、本処理を終了する。PIN認証が成功した場合には、ステップS505へ進む。
ステップS505では、PCs02のCPUr01が、可搬性記録媒体301に保持されている地紋データ303を、可搬性記録媒体読取装置r08を介して読み出し、RAMr02に書き込む。また、可搬性記録媒体301に記憶されている地紋データ303が暗号化されている場合は、予め定義された復号化ロジックにて、予め定義された復号鍵を利用して地紋データ303を復号化し、RAMr02に書き込む。なお、これらの暗号化および復号化の方法は、本実施の形態における方法に限定されず、共通鍵暗号化方式、公開鍵暗号化方式、またはその他の暗号化方式であってよい。また、暗号化または復号化に必要な鍵の入力を、ユーザがユーザインターフェースq06を用いて、または他の入力方法によって行うようにする入力処理が介在してもよい。
ステップS506では、PCs02のCPUr01が、RAMr02に書き込まれている画像データ(1)302を、ステップS505にてRAMr02に書き込まれた地紋データ303と合成して、画像データ(2)307を生成する。
なお、地紋データ303に対応する画像は、任意の大きさや数で設定される。例えば、画像データ(1)302と地紋データ303との合成の際に、画像データ(1)302によって印刷される文書の用紙及び印刷可能サイズに合わせて、地紋データ303によって表される小画像が用紙上に連続して複数個印刷されるように合成を行うようにしてもよい。これにより、可搬性記録媒体301内に記憶されるべき地紋データ303のデータサイズを小さくすることが可能となり、記録容量の少ない可搬性記録媒体を使用することが可能となるとともに、各種サイズの用紙に対して地紋画像を印刷することが可能となる。
ステップS507では、PCs02のCPUr01が、ステップS506で生成された画像データ(2)307を、ネットワークs04と通信インターフェースr06とを介して複合機s01へ送信し、本処理を終了する。
図12は、図11に示すステップS507において送信された画像データ(2)307を受信した複合機s01側での印刷処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS508では、複合機s01が、図11に示すステップS507においてPCs02から送信された画像データ(2)307を、通信インターフェースq02を介して受信する。
ステップS509では、複合機s01が、ステップS508にて受信した画像データ(2)307に基づいてプリンタエンジンq04に印刷を行わせ、紋付き文書305を出力し、本処理を終了する。
これにより、第3の実施の形態における紋付き文書305も、第2の実施の形態における地紋付き文書206と同様に、図7に示すように、文書の出所証明および原本証明を容易に実現できる。しかも、個人証明を可能にする地紋データは可搬性記録媒体に格納され、該可搬性記録媒体から地紋データを読み出すためには、ユーザ認証処理または特定のプロトコルに従った取得処理が必要になる。また地紋データそのものが暗号化されている。そうした特徴により、第3の実施の形態でも、地紋データの機密性が確保され得る。
なお、上記の第3の実施の形態では、可搬性記録媒体がICカードである場合、ICカードが可搬性記録媒体読取装置r08に装着される、いわゆる接触式の構成となっているが、これに代わって、非接触式ICカードを使用するようにしてもよい。その場合、ICカードが複合機から所定距離の範囲内に位置するか否かを判断し、位置する場合にPIN認証及び地紋データの取得処理を行うようにすればよい。
また、第3の実施の形態では、可搬性記録媒体301からの地紋データ303の読み取りや、地紋データ303と画像データ(1)302との合成をPCs02(またはPCs03)で行い、合成された画像データ(2)307を複合機s01に送信するようにしている。しかし、これに代わって、可搬性記録媒体301からの地紋データ303を複合機s01で読み取るようにする。そして、PCs02(またはPCs03)からは、画像データ(1)302のみを複合機s01に送信し、複合機s01において地紋データ303と画像データ(1)302とを合成するようにしてもよい。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
第4の実施の形態の構成は、第1及び第2の実施の形態の構成と類似しているので、第4の実施の形態の説明においては、第1及び第2の実施の形態の構成と同一部分についてはその説明を省略し、異なる部分だけを説明する。
第4の実施の形態では、印刷物における地紋データの印刷位置を指定できるようにする。
図13は、第4の実施の形態における複合機のLCDディスプレイに表示される画面を示す図である。
図13において701は、複合機のLCDディスプレイp03に表示される画面であり、702は、印刷されるべき地紋付き文書206のレイアウト枠である。703は、印刷者の名前や識別符号と地模様とからなる地紋画像である。
第4の実施の形態では、キーボードp04を介したユーザの指示により、レイアウト枠702内のどの位置に地紋画像703を印刷すべきかを指定することができるようにする。
すなわち、画像データ(1)に地紋データを合成した場合、画像データ(1)に基づく画像に、地紋データに基づく画像が重なり、画像データ(1)に基づく画像が見難くなってしまうことがあり得る。そこで、第4の実施の形態では、レイアウト枠702内のどの位置に地紋画像703を印刷すべきかを指定することにより、画像データ(1)に基づく画像が見難くならない位置に地紋データに基づく画像を移動でき、画像をより見やすくすることが可能となる。
〔第5の実施の形態〕
つぎに、本発明の第5の実施の形態を説明する。
つぎに、本発明の第5の実施の形態を説明する。
第5の実施の形態の構成は、基本的に第2の実施の形態の構成と同じであるので、第5の実施の形態の説明においては、第2の実施の形態の構成と同一部分についてはその説明を省略し、異なる部分だけを説明する。
第5の実施の形態では、地紋データ203をICカード201内で生成する。
第5の実施の形態におけるICカード201では、CPUt01が公開鍵暗号化方式の演算を行うことが可能であり、演算に利用される秘密鍵はEEPROMt04に記録されている。また、秘密鍵および公開鍵は、ICカード201の保持する鍵生成機能によって、CPUt01が生成するとともに、秘密鍵を外部に取り出すことはできない。
ICカード201では、公開鍵暗号化方式による演算を行う場合、入力値と内部に保持する秘密鍵または公開鍵とを用いて演算処理を行う。
本実施の形態においては、ROMt03に記憶されている地紋データ作成プログラムをCPUt01が実行することによって、入力値と秘密鍵とを用いて公開鍵演算が行われ、演算結果のデータが地紋データに変換されてEEPROMt04に書き込まれる。
図15は、第5の実施の形態におけるICカード201内で行われる地紋データ作成処理の手順を示すフローチャートである。
ステップU01では、複合機のユーザインターフェースq06を介してユーザから入力された公開鍵暗号化方式に利用するための入力値が、可搬性記録媒体読取装置q07を介してICカード201に送られ、ICカード201内のCPUt01が、この入力値をRAMt02に書き込む。
ステップU02では、CPUt01が、EEPROMt04に予め記録されている秘密鍵を取得し、RAMt02に書き込まれた入力値に対して公開鍵暗号化演算を行い、暗号化データを作成する。
ステップU03では、CPUt01が、ROMt03に記憶されている地紋データ作成プログラムを実行して、暗号化データを地紋データに変換する。すなわち、暗号化データを文字列とみなし、この文字列を消失した模様とするとともに、エレメンタリファイル領域102に記憶されたICカードの所有者個人を特定することが可能な特定情報(例えば地紋データ)を、印刷後の複写時に残存する画像(例えば模様画像)のデータとして地紋データを生成する。
なお、ROMt03に記憶されているプログラムによって乱数を発生し、これを暗号化の入力値として利用するようにしてもよい。また、暗号化処理を行わず、プログラムによって、エレメンタリファイル領域102に記憶された特定情報を基に地紋データを作成するようにしてもよい。本実施の形態では、ICカード内部のプログラム及びCPUを利用して地紋データを生成する特徴さえ備えていれば、暗号化方法、変換方法、入力方法等は、他の方法であってもよい。
ステップU04では、ステップU03で生成された地紋データを、エレメンタリファイル領域102の地紋データ記録領域に記録し、地紋データ生成処理を終了する。
なお、この地紋データを、所定の暗号化方式によって暗号化し、記録するようにしてもよい。
このように、第5の本実施の形態では、ICカード内の演算装置によって、地紋データそのものを生成する。これにより、予め生成された地紋データをICカードに記録する方法に比較して、地紋データが外部に漏洩する可能性が低く、機密性をより保つことが可能となる。
また、第5の本実施の形態では、地紋データ生成時に、ICカード内に保持された秘密鍵を用いて演算を行う。すなわち、地紋模様は、ICカードを利用しないと作成できないものであり、したがって、こうした地紋模様の上に印刷された文書は、明確な出所証明のなされた文書となる。
なお、本実施の形態におけるICカードは、演算機能さえ備えていれば、接触、非接触のどちらの方式のICカードであってもよい。
〔他の実施の形態〕
また、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
また、本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
p01 CPU
p02 RAM
p03 LCDディスプレイ
p04 キーボード
p05 ROM
p10 DISK
p20 システムバス
q01 コントローラ(合成手段)
q02 通信インターフェース
q03 スキャナエンジン(取得手段)
q04 プリンタエンジン(印刷手段)
q05 FAXボード
q06 ユーザインターフェース
q07 可搬性記録媒体読取装置(読出手段)
r01 CPU(合成手段、生成手段)
r02 RAM
r03 LCD
r04 キーボード
r05 ROM
r06 通信インターフェース
r07 DISK
r08 可搬性記録媒体読取装置(読出手段)
r20 システムバス
s01 複合機(印刷装置)
s02 PC(情報処理装置)
s03 PC(情報処理装置)
s04 ネットワーク
201 ICカード(可搬性記録媒体)
202 原稿
203 地紋データ
204 画像データ(1)
205 複合機
206 地紋付き文書
301 可搬性記録媒体
302 画像データ(1)
303 地紋データ
305 地紋付き文書
307 画像データ(2)
p02 RAM
p03 LCDディスプレイ
p04 キーボード
p05 ROM
p10 DISK
p20 システムバス
q01 コントローラ(合成手段)
q02 通信インターフェース
q03 スキャナエンジン(取得手段)
q04 プリンタエンジン(印刷手段)
q05 FAXボード
q06 ユーザインターフェース
q07 可搬性記録媒体読取装置(読出手段)
r01 CPU(合成手段、生成手段)
r02 RAM
r03 LCD
r04 キーボード
r05 ROM
r06 通信インターフェース
r07 DISK
r08 可搬性記録媒体読取装置(読出手段)
r20 システムバス
s01 複合機(印刷装置)
s02 PC(情報処理装置)
s03 PC(情報処理装置)
s04 ネットワーク
201 ICカード(可搬性記録媒体)
202 原稿
203 地紋データ
204 画像データ(1)
205 複合機
206 地紋付き文書
301 可搬性記録媒体
302 画像データ(1)
303 地紋データ
305 地紋付き文書
307 画像データ(2)
Claims (18)
- ユーザが情報を書き込むことが可能な可搬性記録媒体から該可搬性記録媒体に格納された地紋データを読み出す読出手段と、
印刷すべき画像データを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された画像データに、前記読出手段によって読み出された地紋データを合成して印刷データを作成する合成手段と、
前記合成手段によって作成された印刷データに基づいて印刷を行う印刷手段と
を有することを特徴とする印刷システム。 - 前記可搬性記録媒体に格納された地紋データは、複写により残存する画像データを含むことを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 前記複写により残存する画像データは、該可搬性記録媒体のユーザを特定する情報を表す画像データであることを特徴とする請求項2記載の印刷システム。
- 前記可搬性記録媒体に格納された地紋データは、複写により消失する画像データを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷システム。
- 前記複写により消失する画像データは、前記印刷すべき画像の背景模様を表す画像データであることを特徴とする請求項4記載の印刷システム。
- 前記印刷システムは、原稿から画像データを読み取る画像読取手段を備えた印刷装置から成り、
前記読出手段と、前記取得手段と、前記合成手段と、前記印刷手段とは、前記印刷装置に含まれ、前記取得手段は、前記画像読取手段によって読み取られた画像データを取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 前記印刷システムは、ネットワークを介して接続された情報処理装置と印刷装置とから成り、前記情報処理装置は、画像データを生成する生成手段を備え、
前記読出手段と、前記取得手段と、前記合成手段とは、前記情報処理装置に含まれ、前記取得手段は、前記生成手段によって生成された画像データを取得し、
前記印刷手段は前記印刷装置に含まれることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 前記印刷システムは、ネットワークを介して接続された情報処理装置と印刷装置とから成り、前記情報処理装置は、画像データを生成する生成手段を備え、
前記取得手段は前記情報処理装置に含まれ、前記取得手段は、前記生成手段によって生成された画像データを取得し、
前記読出手段と、前記合成手段と、前記印刷手段とは、前記印刷装置に含まれることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷システム。 - 前記可搬性記録媒体に記録される地紋データが、前記可搬性記録媒体に暗号化された状態で記録されている場合に、前記暗号化された地紋データの復号化を行う復号化手段をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の印刷システム。
- 前記取得手段によって取得された画像データによって印刷される画像に対して、前記合成される地紋データに対応する画像の位置を設定する設定手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の印刷システム。
- 前記可搬性記録媒体は、カード状であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の印刷システム。
- 前記カード状の可搬性記録媒体は、ICカードであることを特徴とする請求項11に記載の印刷システム。
- 前記ICカードは接触方式のICカードであり、
前記読出手段は、該読出手段に装着されたICカードから地紋データを読み出すことを特徴とする請求項11に記載の印刷システム。 - 前記ICカードは非接触方式のICカードであり、
前記読出手段は、前記ICカードから地紋データを非接触方式で読み出すことを特徴とする請求項11に記載の印刷システム。 - 前記ICカードは、前記地紋データを生成するための演算処理を行う演算部が内部に設けられており、
前記読出手段は、前記ICカード内の演算部で生成された地紋データを取得することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の印刷システム。 - ユーザが情報を書き込むことが可能な可搬性記録媒体から該可搬性記録媒体に格納された地紋データを読み出す読出ステップと、
印刷すべき画像データを取得する取得ステップと、
前記取得ステップによって取得された画像データに、前記読出ステップによって読み出された地紋データを合成して印刷データを作成する合成ステップと、
前記合成ステップによって作成された印刷データに基づいて印刷を行う印刷ステップと
を有することを特徴とする印刷制御方法。 - 印刷制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
ユーザが情報を書き込むことが可能な可搬性記録媒体から該可搬性記録媒体に格納された地紋データを読み出す読出ステップと、
印刷すべき画像データを取得する取得ステップと、
前記取得ステップによって取得された画像データに、前記読出ステップによって読み出された地紋データを合成して印刷データを作成する合成ステップと、
前記合成ステップによって作成された印刷データに基づいて印刷を行う印刷ステップと
を有することを特徴とするプログラム。 - 請求項17に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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JP2005357871A JP2006236312A (ja) | 2005-01-31 | 2005-12-12 | 印刷システム、印刷制御方法、プログラム、及び記録媒体 |
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JP2005357871A JP2006236312A (ja) | 2005-01-31 | 2005-12-12 | 印刷システム、印刷制御方法、プログラム、及び記録媒体 |
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JP2005357871A Pending JP2006236312A (ja) | 2005-01-31 | 2005-12-12 | 印刷システム、印刷制御方法、プログラム、及び記録媒体 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008301480A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Ricoh Co Ltd | Cacセキュリティ及びドキュメントセキュリティの向上 |
JP2009055611A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Toshiba Corp | 画像形成装置、画像形成方法および画像形成システム |
JP2009303048A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Canon Inc | 画像形成装置、制御方法、制御プログラム |
-
2005
- 2005-12-12 JP JP2005357871A patent/JP2006236312A/ja active Pending
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US9159179B2 (en) | 2007-05-31 | 2015-10-13 | Ricoh Company, Ltd. | Common access card security and document security enhancement |
JP2009055611A (ja) * | 2007-08-27 | 2009-03-12 | Toshiba Corp | 画像形成装置、画像形成方法および画像形成システム |
US8208178B2 (en) | 2007-08-27 | 2012-06-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus, image forming method, and image forming system using ground pattern prints |
JP2009303048A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Canon Inc | 画像形成装置、制御方法、制御プログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
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