JP2006236136A - コンテンツ伝送システム,コンテンツ伝送方法,コンテンツ保持装置,およびそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 仕様の公開にも拘わらず,他の管理者や不正者によるコンテンツの改竄を防止可能なICタグを提供する。
【解決手段】 コマンドおよびコンテンツの通信を行う保持通信部200と,コンテンツと,書き込みフラグと,書き込みパスワードとを記憶するデータ記憶部202と,入力されたコマンドの書き込みパスワードが上記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードと等しいか判断するパスワード判断部204と,等しいと判断された場合のみ,書き込みフラグを更新するフラグ更新部206と,書き込みフラグが書き込み可となっていた場合のみ,入力されたコンテンツをデータ記憶部に記憶するコンテンツ書き込み部208と,コンテンツの読み取り要求に応じて,データ記憶部に記憶されたコンテンツを読み取るコンテンツ読み取り部210とを備えたコンテンツ保持装置が提供される。
【選択図】 図2

Description

本発明は,コンテンツの伝送システムに関し,さらに詳細には,コンテンツの改竄を防止するコンテンツ伝送システム,コンテンツ伝送方法,コンテンツ保持装置,およびそのプログラムに関する。
今日では,携帯電話等の携帯端末にインターネット等の公衆通信網から様々な情報をダウンロードし,利用するといったことが当然の如く行われている。また,駅等に掲示してある広告用ポスターに埋設されたICタグやICカードに携帯電話等の携帯端末を翳してそのポスターに関連したURL等の情報を入手し,その情報を元に新たな処理を行う技術(例えば,特許文献1)も実施段階にある。
かかるポスターに埋設されたICタグやICカードは,無線通信により非接触式にデータ通信を行うことができ,ポスターの外観を美しく保つことが可能で,メンテナンスのコストを削減できるなどの利点も有している。
上記のICタグやICカードには,別体の外部機器を利用してコンテンツが書き込まれる。ポスターの管理者はその内容が改竄されないように独自の暗号化技術を使ってデータを保護している。このように管理者毎にコンテンツ保護を行うと保護プログラム領域やコストの増大を招く。しかし,保護プログラムを統一しその仕様を公開すると,コンテンツの安全性が損なわれる可能性がある。
特開2001−160105号公報
本発明は,従来のコンテンツの保護方法が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,コンテンツの保護方法を統一し,その仕様を公開することによってICタグやICカードの使い勝手を改善し,仕様の公開にも拘わらず,他の管理者や不正者によるコンテンツの改竄を防止可能な,新規かつ改良されたコンテンツ伝送システム,コンテンツ伝送方法,コンテンツ保持装置,およびそのプログラムを提供することである。
上述したように従来コンテンツ保持装置を管理する管理者は,それぞれ独自にコンテンツ保護を行っていた。その内容は,専ら,コンテンツ書き込み装置からコンテンツ保持装置に,独自の暗号通信を利用してコンテンツを書き込むといったものである。
本発明は,このような暗号通信を行わず,書き込みフラグによってコンテンツの書き込みを許可するといった単純な制限で,コンテンツの改竄を確実に防止することを特徴としている。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,コンテンツを保持するコンテンツ保持装置と,上記コンテンツ保持装置にコンテンツを書き込むコンテンツ書き込み装置と,上記コンテンツ保持装置からコンテンツを読み取るコンテンツ読み取り装置とからなるコンテンツ伝送システムであって:上記コンテンツ保持装置は,コマンドおよびコンテンツの通信を行う保持通信部と;コンテンツと,該コンテンツの「書き込み可/不可」を示す書き込みフラグと,該書き込みフラグを更新するための書き込みパスワードとを記憶するデータ記憶部と;上記保持通信部に入力されたコマンドの書き込みパスワードが上記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードと等しいか判断するパスワード判断部と;上記パスワード判断部で等しいと判断された場合,上記コマンドに従って上記書き込みフラグを更新するフラグ更新部と;上記書き込みフラグが「書き込み可」となっていた場合のみ,上記保持通信部に入力されたコンテンツをデータ記憶部に記憶または上書きするコンテンツ書き込み部と;コンテンツの読み取り要求に応じて,上記書き込みフラグに拘わらず,データ記憶部に記憶されたコンテンツを読み取るコンテンツ読み取り部と;を備え,上記コンテンツ書き込み装置は,上記書き込みパスワードを含むコマンドと,コンテンツの通信を行う書き込み通信部;を備え,上記コンテンツ読み取り装置は,コンテンツを読み取る読み取り通信部;を備えることを特徴とする,コンテンツ伝送システムが提供される。
上記構成によると,コンテンツ保持装置の管理者は,コンテンツ書き込み装置を利用して,コンテンツ保持装置に当該コンテンツを書き込む。ただし,上記コンテンツ書き込み部によってコンテンツの書き込みが制限されるので,まず,フラグ更新部によって書き込みフラグをコンテンツの書き込みが可能なように変更しなくてはならない。かかる書き込みフラグの変更には,さらに管理者に付与された書き込みパスワードが必要となる。かかる書き込みパスワードと書き込みフラグの連動によって,他の管理者もしくは不正者からのコンテンツの改竄を防止する。
また,コンテンツ保持装置のコンテンツ読み取り部は,上記コンテンツ書き込み部のような制限は設けられておらず,コンテンツ読み取り装置を有するユーザは,自由に当該コンテンツを読み取り,読み取ったURLから目的場所の地理的位置を把握するなど,さらなる処理を行うことができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コマンドおよびコンテンツの通信を行う保持通信部と;コンテンツと,該コンテンツの「書き込み可/不可」を示す書き込みフラグと,該書き込みフラグを更新するための書き込みパスワードとを記憶するデータ記憶部と;上記保持通信部に入力されたコマンドの書き込みパスワードが上記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードと等しいか判断するパスワード判断部と;上記パスワード判断部で等しいと判断された場合,上記コマンドに従って上記書き込みフラグを更新するフラグ更新部と;上記書き込みフラグが「書き込み可」となっていた場合のみ,上記保持通信部に入力されたコンテンツをデータ記憶部に記憶または上書きするコンテンツ書き込み部と;コンテンツの読み取り要求に応じて,上記書き込みフラグに拘わらず,データ記憶部に記憶されたコンテンツを読み取るコンテンツ読み取り部と;を備えたコンテンツ保持装置が提供される。このコンテンツ保持装置は,接触または非接触にデータを伝送できるICタグやICカードであるとしても良い。
かかる構成によると,上記コンテンツ伝送システムで説明したように,当該コンテンツ保持装置が他の外部機器と暗号通信を行わず,書き込みフラグによってコンテンツの書き込みを許可するといった単純な制限で,コンテンツの改竄を確実に防止することができる。上記の書き込みフラグは,書き込みパスワードを有する者(例えばコンテンツ保持装置の管理者)のみが更新することができる。この管理者等は,書き込みフラグを「書き込み可」に更新し,コンテンツを書き込んだ後,書き込みフラグを「書き込み不可」に戻すことによってコンテンツの改竄を防止する。
上記構成では,書き込みフラグや書き込みパスワードを外部に読み出し不可とすることができるので,他の管理者や不正者が上記書き込みパスワードを得ることはできない。
また,上記パスワード判断部で等しいと判断された場合,上記コマンドに従って,上記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードを,新たな書き込みパスワードに更新するパスワード更新部をさらに備えるとしても良い。
上記パスワード更新部により,書き込みパスワードを管理者毎に変更することが可能となる。従って,コンテンツ保持装置の製造者は,出荷時に共通の書き込みパスワードを設定することができ,各管理者は,運用時において独自に書き込みパスワードを更新できる。このようにしてコンテンツ保持装置毎にユニークな書き込みパスワードが設定され得る。また,セキュリティを向上するため,所定期間毎もしくはコンテンツの書き換え時に書き込みパスワードを更新することも考えられる。
特定のコマンド(強制変更コマンド)が入力された場合,上記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードを,予め定められた初期パスワードに強制的に変更するパスワード強制変更部をさらに備えるとしても良い。また,上記パスワード強制変更部は,特定のコマンド(強制変更コマンド)に加えてマスタパスワードも入力された場合にのみ,予め定められた初期パスワードに強制的に変更するとしても良い。この初期パスワードやマスタパスワードは,コンテンツ保持装置に予め設けらる。
何らかの原因で上記書き込みパスワードが漏洩した場合,不正な利用者により,コンテンツ保持装置のコンテンツが書き換えられ,また,書き込みパスワード自体も書き換えられる。書き込みパスワードが変更されると,更新前の書き込みパスワードのみを有する管理者は,もはやコンテンツ保持装置を操作することができない。
上記パスワード強制変更部により,不正に変更された書き込みパスワードに拘わらず,例えばコンテンツ保持装置の製造者のみが知る予め定められたマスタパスワードを利用して,書き込みパスワードを初期パスワードに強制的に変更することができ,その初期パスワードを利用して,管理者は,新たな書き込みパスワードを設定することが可能となる。
また,上記コンテンツ保持装置として機能するプログラムも提供される。かかるプログラムでは,コンピュータが,上記コンテンツ保持装置の各構成要素を実行する。また,このようなプログラムを記憶した記憶媒体も提供される。さらに上記コンテンツ書き込み装置およびコンテンツ読み取り装置も提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コンテンツ保持装置が,外部機器からのコンテンツの書き込み要求を受信するステップと;コンテンツの「書き込み可/不可」を示す書き込みフラグが「書き込み可」となっているかどうか判断するステップと;書き込みフラグが「書き込み可」となっていた場合のみ,上記外部機器から入力されたコンテンツをデータ記憶部に記憶または上書きするステップと;上記外部機器または他の外部機器からコンテンツの読み取り要求があった場合,上記データ記憶部に記憶されたコンテンツを送信するステップと;を含むことを特徴とする,コンテンツ伝送方法が提供される。
かかる構成によりコンテンツ保持装置が他の外部機器と暗号通信を行わず,書き込みフラグによってコンテンツの書き込みを許可するといった単純な制限で,コンテンツの改竄を確実に防止することができる。
上記外部機器から入力されたコマンドの書き込みパスワードが上記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードと等しいか判断するステップと;書き込みパスワードが等しいと判断された場合,上記コマンドに従って,上記書き込みフラグを更新するステップと;をさらに含むとしても良く,さらに,上記書き込みパスワードが等しいと判断された場合,上記コマンドに従って,上記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードを,新たな書き込みパスワードに更新するステップをさらに含むとしても良い。
さらに,特定のコマンド(強制変更コマンド)が入力された場合,上記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードを,予め定められた初期パスワードに強制的に変更するステップをさらに含むとしても良い。また,上記予め定められた初期パスワードに強制的に変更するステップは,特定のコマンド(強制変更コマンド)に加えてマスタパスワードも入力された場合にのみ行われるとしても良い。
上記コンテンツ書き込み装置およびコンテンツ読み取り装置と,コンテンツ保持装置との通信は,有線または無線で行うとしても良く,接触式または非接触式で行うこともできる。
また,かかるコンテンツ書き込み装置とコンテンツ読み取り装置とは,1つの装置で構成することもできる。さらに,コンテンツ保持装置のデータ記憶部の内容はそれぞれ別の記憶装置に記憶されるとしても良く,コンテンツ保持装置の各構成要素は,別体の装置に分散して設けられるとしても良い。
以上説明したように本発明によれば,コンテンツの保護方法を統一し,その仕様を公開することによってICタグやICカードの使い勝手を改善でき,従来のような暗号通信を行わないので,コストの低減も可能になる。
また,上記のように仕様は公開されるが,書き込みフラグを利用することによって他の管理者や不正者によるコンテンツの改竄を確実に防止することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
例えば,駅等に掲示してある広告用ポスターの内容に関するURLや地図情報を入手しようとした場合,そのポスターに埋設されたICタグやICカードに携帯電話等の携帯端末を翳すといった行為のみで,非接触に情報をダウンロードすることができる。
上記のような非接触な無線通信としては,例えば,近距離無線規格(NFC:Near Field Communication)を利用することができる。かかるNFCは,その利用範囲が10cm程度と狭いので,ハンドアクションにより通信相手を限定する等セキュリティにも優れている。
上記広告用ポスターに関する情報(コンテンツ)は,ICタグやICカードに保持され,かかるポスターの管理者により更新される。ポスターの管理者はその内容が改竄されないように独自の暗号化技術,例えば,個別の暗号通信を実施している。このような運用において,ICタグの製造者は,ICタグに様々な暗号通信に対応する汎用性を求められ,管理者は,独自の暗号通信の構築およびICタグへの暗号通信プログラムのインストールを迫られ,お互いコストの増大が余儀なくされる。
このような不都合から,コンテンツの書き込み方法を統一し,その仕様を公開することが望まれるが,何人もコンテンツの書き込みが可能となると,当然,不正なアクセスによりそのコンテンツを改竄する者が現れる。よって,単にコンテンツの書き込み方法を統一するのみではコンテンツの安全性を確保することができない。
(第1の実施形態:コンテンツ伝送システム)
本実施形態では,管理者毎の暗号通信を実施せず,新たに書き込みフラグを設け,該書き込みフラグによってコンテンツの書き込みを許可するといった単純な制限でコンテンツの改竄を確実に防止する。
図1は,本実施形態におけるコンテンツ伝送システムの概略的な構成を示したブロック図である。かかるコンテンツ伝送システムは,コンテンツを保持するコンテンツ保持装置100と,コンテンツ保持装置100にコンテンツを書き込むコンテンツ書き込み装置110と,コンテンツ保持装置100からコンテンツを読み取るコンテンツ読み取り装置120とを含んで構成される。
上記コンテンツ保持装置100は,ポスター等の有体物130に設置される。かかる有体物130は,広告,ポスター,掲示板,看板等の公共物を含み,ユーザに何かしらの情報を伝える目的に使用され得る。
上記コンテンツ書き込み装置110およびコンテンツ読み取り装置120は,上記コンテンツ保持装置100とは別体に設けられ,ユーザによって移動自在な携帯電話,PDA(Personal Digital Assistant),モバイルパーソナルコンピュータ,時計,電卓,マウス等により実施される。
ポスター等の有体物130の管理者は,ポスターの設置時またはそれ以前に,コンテンツ保持装置100としてのICタグに対して,ポスターの内容に関連した情報(URL,概略情報,詳細情報,地図情報,料金,日時等)を書き込む。ユーザは,そのポスターの内容に興味を示すと,ポスターの内容を記録するため,もしくは,新たな情報を得るためにかかるポスターのICタグに携帯端末を近づけ,簡単な操作によってダウンロードを開始する。
本実施形態では,管理者がコンテンツをICタグに書き込むところに特徴を有す。また,ユーザがそのポスターのコンテンツをダウンロードすることに関しては制限をかけていない。即ち,自由にダウンロードできる。
図2は,本実施形態におけるコンテンツ保持装置100,コンテンツ書き込み装置110,コンテンツ読み取り装置120の概略的な構成を示したブロック図である。
(コンテンツ保持装置100)
上記コンテンツ保持装置100は,保持通信部200と,データ記憶部202と,パスワード判断部204と,フラグ更新部206と,コンテンツ書き込み部208と,コンテンツ読み取り部210と,パスワード更新部212と,パスワード強制変更部214とを含んで構成される。
上記保持通信部200は,コンテンツ書き込み装置110およびコンテンツ読み取り装置120に対して,コンテンツの書き込みや書き込みパスワードの変更といったコマンド,および,当該コンテンツ保持装置100が保持するコンテンツ230等の通信を行う。かかる通信は,有線または無線で行うとしても良く,接触式または非接触式で行うこともできる。
上記データ記憶部202は,少なくとも,コンテンツ書き込み装置110から入力されるコンテンツ230と,コンテンツ230の「書き込み可/不可」を示す書き込みフラグ232と,該書き込みフラグを更新するための書き込みパスワード234と,強制変更コマンドによって参照される初期パスワード236とを記憶する。
上記パスワード判断部204は,コンテンツ書き込み装置110からのコンテンツ書き込み要求があった場合,上記保持通信部に入力された書き込み要求コマンドにおける書き込みパスワードがデータ記憶部202に記憶された書き込みパスワード234と等しいかどうか判断する。
上記フラグ更新部206は,パスワード判断部204でデータ記憶部202に記憶された書き込みパスワード234と等しいと判断された場合,上記コマンドに示された新たな書き込みフラグの状態になるように,書き込みフラグ232を更新する。上記コマンドに示された書き込みフラグが更新前の書き込みフラグと同一であった場合,書き込みフラグを上書きするとしても良く,更新しないとしても良い。また,書き込みフラグは,少なくとも「書き込み可」と「書き込み不可」の2値を排他的に示し,例えば,1,0といった論理符号で1または2以上のビットもしくはバイトで表すとしても良い。
上記コンテンツ書き込み部208は,書き込みフラグ232が「書き込み可」となっていた場合のみ,保持通信部200に入力されたコンテンツ230をデータ記憶部202に記憶または上書きする。
コンテンツ保持装置100の管理者は,コンテンツ書き込み装置110を利用して,上記コンテンツ書き込み部208を介し,コンテンツ保持装置100にコンテンツ230を書き込む。コンテンツ書き込み部208は,コンテンツの改竄を防止するため,コンテンツの書き込みを制限する。管理者は,まず,フラグ更新部206によって書き込みフラグを「書き込み可」に更新する。かかる書き込みフラグの更新には,さらに管理者に付与された書き込みパスワード234が必要となる。かかる書き込みパスワード234と書き込みフラグ232の連動によって,他の管理者もしくは不正者からのコンテンツの改竄を防止する。
また,上記の書き込みフラグは,管理者等書き込みパスワードを知っている者のみが更新することができる。このような管理者等は,書き込みフラグを「書き込み可」に更新し,コンテンツを書き込んだ後,書き込みフラグを「書き込み不可」に戻すといった一連の処理によりコンテンツを書き込む。
上記コンテンツ読み取り部210は,コンテンツ読み取り装置からのコンテンツの読み取り要求に応じて,書き込みフラグ232の状態に拘わらず,データ記憶部202に記憶されたコンテンツを読み取り,保持通信部200に送信する。
かかる,コンテンツ読み取り部210は,コンテンツ書き込み部208のような制限は設けられておらず,コンテンツ読み取り装置120を有するユーザは,自由に当該コンテンツ230を読み取り,例えば,読み取ったコンテンツ230に含まれるURLから目的場所の地理的位置を把握するなど,さらなる処理を行うことができる。
上記パスワード更新部212は,パスワード判断部204でデータ記憶部202に記憶された書き込みパスワード234と等しいと判断された場合,上記コマンドに示された,新たな書き込みパスワードを参照して,データ記憶部202に記憶された更新前の書き込みパスワード234を,新たな書き込みパスワードに更新する。
データ記憶部202に記憶される書き込みパスワード234は,数字やローマ字を混合した一連の文字列で表される。パスワード更新部212により,この書き込みパスワード234を管理者毎に変更することが可能となる。従って,コンテンツ保持装置100の製造者は,出荷時に共通の書き込みパスワード234を初期値として設定することができ,各管理者は,運用時に自由に書き込みパスワード234を変更できる。このようにしてコンテンツ保持装置100毎にユニークな書き込みパスワード234が設定される。また,所定期間毎またはコンテンツの書き換え時に書き込みパスワード234を変更する等の処理を行うことによって,セキュリティの向上が図れる。
上記パスワード強制変更部214は,特定のコマンド(強制変更コマンド)およびマスタパスワードが入力された場合,上記データ記憶部に記憶された書き込みパスワード234を,予め定められた初期パスワード(新たな書き込みパスワード)236に強制的に変更する。
本実施形態におけるコンテンツ伝送システムにおいては,何らかの原因で上記書き込みパスワード234が漏洩することも想定している。このように書き込みパスワード234が漏洩した場合,不正な利用者によりコンテンツ保持装置100のコンテンツ230が書き換えられ,また,書き込みパスワード234自体も書き換えられる可能性がある。書き込みパスワード234が変更されると,更新前の書き込みパスワードのみを有する管理者は,もはやコンテンツ保持装置100の改竄されたコンテンツを元に戻すことも,新たに上書きすることもできない。
パスワード強制変更部214は,不正に変更された書き込みパスワード234に拘わらず,例えばコンテンツ保持装置100の製造者のみが知る予め定められたマスタパスワードを利用して,書き込みパスワードを初期パスワード236に強制的に変更することができる。そして,その強制的に変更された初期パスワード236を利用して,管理者は,別途,新たな書き込みパスワードを設定することが可能となる。
また,上記コンテンツ保持装置100として機能するプログラムやそのプログラムを記憶した記憶媒体も提供される。
(コンテンツ書き込み装置110)
上記コンテンツ書き込み装置110は,書き込み記憶部250と,書き込み通信部252とを含んで構成される。
上記書き込み記憶部250は,コンテンツ260と,コンテンツを書き込むときに必要な書き込みパスワード262とを記憶する。
上記書き込み通信部252は,コンテンツ保持装置100に対して,コンテンツ260,および書き込みパスワード262を含んだ書き込み要求コマンドの通信を行う。
上記のコンテンツ保持装置100,コンテンツ書き込み装置110により,暗号通信を行わず,書き込みフラグによってコンテンツの書き込みを許可するといった単純な制限で,コンテンツの改竄を確実に防止することができる。
(コンテンツ読み取り装置120)
上記コンテンツ読み取り装置120は,読み取り通信部270と,読み取り記憶部272とを含んで構成される。
上記読み取り通信部270は,コンテンツ保持装置100からコンテンツ230を読み取る。
上記読み取り記憶部272は,読み取り通信部270から読み取ったコンテンツ230を記憶する。このように記憶されたコンテンツは,コンテンツ読み取り装置のユーザによってさらに処理される。
(第2の実施形態:コンテンツ伝送方法)
第1の実施形態においては,コンテンツ伝送システムの各装置の詳細な構成を説明した。本実施形態では,コンテンツ伝送システムにおける具体的な処理の流れを詳述する。
当該コンテンツ伝送方法は,大きく,コンテンツの書き込み,コンテンツの読み取り,書き込みフラグの更新,書き込みパスワードの更新,書き込みパスワードの強制変更の処理を含む。以下では,かかる処理に分けて説明する。
(コンテンツの書き込み)
図3は,コンテンツ伝送方法のうち,コンテンツの書き込みに関する処理の流れを示したフローチャートである。
先ず,コンテンツ保持装置100は,コンテンツ書き込み装置110等外部機器からのコンテンツの書き込み要求を受信する(S300)。かかる書き込み要求を受けてコンテンツ保持装置100のコンテンツ書き込み部208は,データ記憶部202の書き込みフラグ232を参照し,該書き込みフラグ232が「書き込み可」となっているかどうか判断する(S302)。
ここで,書き込みフラグ232が「書き込み可」となっていた場合には,上記の外部機器から入力されたコンテンツ230をデータ記憶部202に記憶または上書きし(S304),書き込み要求があった外部機器に対してコンテンツの書き込みが完了したことを,例えばACK信号等によって伝える(S306)。また,上記書き込みフラグ判断ステップ(S302)において書き込みフラグ232が「書き込み不可」となっていた場合には,コンテンツ230の書き込みは行われず,外部機器に対して書き込みが不可であることを伝えるかもしくは全く応答しない(S308)。
上記コンテンツの書き込みは,書き込みフラグ232が「書き込み可」になっていなければ実施できない。従って,実際は,以下に示す書き込みフラグの更新により一旦書き込みフラグを「書き込み可」に更新して,書き込み完了後,さらに「書き込み不可」に戻す処理を伴う。
(コンテンツの読み取り)
図4は,コンテンツ伝送方法のうち,コンテンツの読み取りに関する処理の流れを示したフローチャートである。
コンテンツ読み取り装置120等の外部機器からコンテンツの読み取り要求を受信した場合(S400),データ記憶部202に記憶されたコンテンツ230を送信する(S402)。ここでは,コンテンツの読み取りを制限していないが,上記書き込みフラグ232のようにフラグ等を利用して,特定のユーザ,例えば,そのコンテンツのダウンロードに関するライセンスを有しているユーザ等にのみコンテンツを提供することもできる。
(書き込みフラグの更新)
図5は,コンテンツ伝送方法のうち,書き込みフラグの更新に関する処理の流れを示したフローチャートである。
まず,コンテンツ保持装置100は,コンテンツ書き込み装置110等外部機器から書き込みフラグの更新要求コマンドを受信し(S500),その更新要求コマンドの書き込みパスワードがデータ記憶部202に記憶された書き込みパスワード234と等しいか判断する(S502)。
ここで,要求コマンド内の書き込みパスワードがデータ記憶部202の書き込みパスワード234と等しいと判断された場合,上記コマンドに従って,上記書き込みフラグ232を更新し(S504),書き込みフラグの更新要求があった外部機器に対して書き込みフラグ232の更新が完了したことを伝える(S506)。また,上記書き込みパスワード判断ステップ(S502)において書き込みパスワード234が等しくないと判断された場合には,書き込みフラグ232の更新は行われず,外部機器に対して書き込みフラグの更新が不可であることを伝えるかもしくは全く応答しない(S508)。
図6は,上記書き込みフラグの更新における書き込みフラグ更新要求コマンドの一例を示す説明図である。かかる書き込みフラグ更新要求コマンドは,ヘッダ600,コマンドコード602,更新後の書き込みフラグ604,書き込みパスワード606,フッダ608とを含んで成る。
上記ヘッダ600は,上記フッダ608と共に,当該書き込みフラグ更新要求コマンドの先頭と後尾を示し,上記コマンドの一単位を表す。
上記コマンドコード602は,ヘッダ600とフッダ608に挟まれた当該コマンドが書き込みフラグの更新要求を示すコードであることを示す。
上記更新後の書き込みフラグ604は,更新希望の書き込みフラグの状態を示し,コンテンツを書き込む直前は,「書き込み可」を記し,コンテンツの書き込み後に「書き込み不可」を記す。
上記書き込みパスワード606は,コンテンツ書き込み装置110が有する,コンテンツ保持装置100を操作するためのパスワードである。当該コンテンツをコンテンツ保持装置100に書き込むためには,コンテンツ保持装置100に保持されている書き込みパスワードと,当該書き込みパスワード606が等しくなくてはならない。
(書き込みパスワードの更新)
図7は,コンテンツ伝送方法のうち,書き込みパスワードの更新に関する処理の流れを示したフローチャートである。
まず,コンテンツ保持装置100は,コンテンツ書き込み装置110等外部機器から書き込みパスワードの更新要求コマンドを受信し(S700),その更新要求コマンドの書き込みパスワードがデータ記憶部202に記憶された書き込みパスワード234と等しいか判断する(S702)。
ここで,要求コマンド内の書き込みパスワードがデータ記憶部202の書き込みパスワード234と等しいと判断された場合,上記コマンドに従って,上記書き込みパスワード234を新たな書き込みパスワードに更新し(S704),書き込みパスワードの更新要求があった外部機器に対して書き込みパスワード234の更新が完了したことを伝える(S706)。また,上記書き込みパスワード判断ステップ(S702)において書き込みパスワード234が等しくないと判断された場合には,書き込みパスワード234の更新は行われず,外部機器に対して書き込みパスワードの更新が不可であることを伝えるかもしくは全く応答しない(S708)。
図8は,上記書き込みパスワードの更新における書き込みパスワード更新要求コマンドの一例を示す説明図である。かかる書き込みパスワード更新要求コマンドは,ヘッダ800,コマンドコード802,現状の書き込みパスワード804,新規の書き込みパスワード806,フッダ808とを含んで成る。
図6における書き込みフラグ更新要求コマンドにおいて既に述べたヘッダ,コマンドコードおよびフッダは,実質的に機能が同一なので重複説明を省略する。
上記現状の書き込みパスワード804は,現状コンテンツ保持装置100に保持されている書き込みパスワード804と同一であるべきパスワードである。かかる書き込みパスワードが等しい場合のみ新規のパスワードへの更新が許される。
上記新規の書き込みパスワード806は,更新される新たなパスワードである。
(書き込みパスワードの強制変更)
図9は,コンテンツ伝送方法のうち,書き込みパスワードの強制変更に関する処理の流れを示したフローチャートである。
まず,コンテンツ保持装置100は,コンテンツ書き込み装置110等外部機器から書き込みパスワードの強制変更コマンドおよびマスタパスワードを受信し(S900),かかるマスタパスワードをコンテンツ法事装置100が有するマスタパスワードと比較して(S902),マスタパスワードが等しければ,コマンドが入力された時点における書き込みパスワード234に拘わらず,データ記憶部202に記憶された書き込みパスワード234を,予め定められた初期パスワード236に強制的に変更する(S904)。
続いて,書き込みパスワードの強制変更コマンドを送信した外部機器に対して初期パスワード書き込みパスワード234の変更が完了したことを伝える(S906)。また,上記マスタパスワード判断ステップ(S902)においてマスタパスワードが等しくないと判断された場合には,書き込みパスワード234の変更は行われず,外部機器に対して書き込みパスワードの変更が不可であることを伝えるかもしくは全く応答しない(S908)。
上記書き込みパスワードの強制変更コマンドは,図6や図8に示したコマンド例のうち,ヘッダと,強制変更を示すコマンドコードと,フッダを含んで成る。この強制変更コマンドは,コンテンツ保持装置の製造者のみが保持した方が良いので,管理者は,ブラックボックスとなる初期化ツール等によってその提供を受けるとしても良い。
上記のようなコンテンツ伝送方法により,暗号通信に頼らず,その仕様を公開することが可能となり,ICタグやICカードの使い勝手を改善することができる。また,仕様は公開されるが,書き込みフラグによって他の管理者や不正者によるコンテンツの改竄を確実に防止することができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上記コンテンツ伝送システムにおいては,1つの管理者(事業者)を挙げて説明しているが,1つのコンテンツ保持装置(例えば,ICタグやICカード)に複数の管理者を含むとしても良く,ポスター等の有体物に複数の広告を示すことも勿論可能である。
なお,本明細書のコンテンツ伝送方法における各ステップは,必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく,並列的あるいは個別に実行される処理(例えば,並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むとしても良い。
本発明は,コンテンツの伝送システムに関し,さらに詳細には,コンテンツの改竄を防止するコンテンツ伝送システム,コンテンツ伝送方法,コンテンツ保持装置,およびそのプログラムに適用可能である。
第1の実施形態におけるコンテンツ伝送システムの概略的な構成を示したブロック図である。 第1の実施形態におけるコンテンツ保持装置,コンテンツ書き込み装置,コンテンツ読み取り装置の概略的な構成を示したブロック図である。 コンテンツの書き込みに関する処理の流れを示したフローチャートである。 コンテンツの読み取りに関する処理の流れを示したフローチャートである。 書き込みフラグの更新に関する処理の流れを示したフローチャートである。 書き込みフラグの更新における書き込みフラグ更新要求コマンドの一例を示す説明図である。 書き込みパスワードの更新に関する処理の流れを示したフローチャートである。 書き込みパスワードの更新における書き込みパスワード更新要求コマンドの一例を示す説明図である。 書き込みパスワードの強制変更に関する処理の流れを示したフローチャートである。
符号の説明
100 コンテンツ保持装置
110 コンテンツ書き込み装置
120 コンテンツ読み取り装置
200 保持通信部
202 データ記憶部
204 パスワード判断部
206 フラグ更新部
208 コンテンツ書き込み部
210 コンテンツ読み取り部
212 パスワード更新部
214 パスワード強制変更部
252 書き込み通信部
270 読み取り通信部

Claims (12)

  1. コンテンツを保持するコンテンツ保持装置と,前記コンテンツ保持装置にコンテンツを書き込むコンテンツ書き込み装置と,前記コンテンツ保持装置からコンテンツを読み取るコンテンツ読み取り装置とからなるコンテンツ伝送システムであって:
    前記コンテンツ保持装置は,
    コマンドおよびコンテンツの通信を行う保持通信部と;
    コンテンツと,該コンテンツの書き込み可/不可を示す書き込みフラグと,該書き込みフラグを更新するための書き込みパスワードとを記憶するデータ記憶部と;
    前記保持通信部に入力されたコマンドの書き込みパスワードが前記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードと等しいか判断するパスワード判断部と;
    前記パスワード判断部で等しいと判断された場合,前記コマンドに従って前記書き込みフラグを更新するフラグ更新部と;
    前記書き込みフラグが書き込み可となっていた場合のみ,前記保持通信部に入力されたコンテンツをデータ記憶部に記憶または上書きするコンテンツ書き込み部と;
    コンテンツの読み取り要求に応じて,データ記憶部に記憶されたコンテンツを読み取るコンテンツ読み取り部と;
    を備え,
    前記コンテンツ書き込み装置は,
    前記書き込みパスワードを含むコマンドと,コンテンツの通信を行う書き込み通信部;
    を備え,
    前記コンテンツ読み取り装置は,
    コンテンツを読み取る読み取り通信部;
    を備えることを特徴とする,コンテンツ伝送システム。
  2. コマンドおよびコンテンツの通信を行う保持通信部と;
    コンテンツと,該コンテンツの書き込み可/不可を示す書き込みフラグと,該書き込みフラグを更新するための書き込みパスワードとを記憶するデータ記憶部と;
    前記保持通信部に入力されたコマンドの書き込みパスワードが前記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードと等しいか判断するパスワード判断部と;
    前記パスワード判断部で等しいと判断された場合,前記コマンドに従って前記書き込みフラグを更新するフラグ更新部と;
    前記書き込みフラグが書き込み可となっていた場合のみ,前記保持通信部に入力されたコンテンツをデータ記憶部に記憶または上書きするコンテンツ書き込み部と;
    コンテンツの読み取り要求に応じて,データ記憶部に記憶されたコンテンツを読み取るコンテンツ読み取り部と;
    を備えたコンテンツ保持装置。
  3. 前記パスワード判断部で等しいと判断された場合,前記コマンドに従って,前記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードを,新たな書き込みパスワードに更新するパスワード更新部をさらに備えることを特徴とする,請求項2に記載のコンテンツ保持装置。
  4. 特定のコマンド(強制変更コマンド)が入力された場合,前記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードを,予め定められた初期パスワードに強制的に変更するパスワード強制変更部をさらに備えることを特徴とする,請求項3に記載のコンテンツ保持装置。
  5. 前記パスワード強制変更部は,特定のコマンド(強制変更コマンド)に加えてマスタパスワードも入力された場合にのみ,予め定められた初期パスワードに強制的に変更することを特徴とする,請求項4に記載のコンテンツ保持装置。
  6. 前記コンテンツ保持装置は,ICタグであることを特徴とする,請求項2に記載のコンテンツ保持装置。
  7. コンピュータを,
    コマンドおよびコンテンツの通信を行う保持通信部と;
    コンテンツと,該コンテンツの書き込み可/不可を示す書き込みフラグと,該書き込みフラグを更新するための書き込みパスワードとを記憶するデータ記憶部と;
    前記保持通信部に入力されたコマンドの書き込みパスワードが前記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードと等しいか判断するパスワード判断部と;
    前記パスワード判断部で等しいと判断された場合,前記コマンドに従って前記書き込みフラグを更新するフラグ更新部と;
    前記書き込みフラグが書き込み可となっていた場合のみ,前記保持通信部に入力されたコンテンツをデータ記憶部に記憶または上書きするコンテンツ書き込み部と;
    コンテンツの読み取り要求に応じて,データ記憶部に記憶されたコンテンツを読み取るコンテンツ読み取り部と;
    して機能させるためのプログラム。
  8. コンテンツ保持装置が,
    外部機器からのコンテンツの書き込み要求を受信するステップと;
    コンテンツの書き込み可/不可を示す書き込みフラグが書き込み可となっているかどうか判断するステップと;
    書き込みフラグが書き込み可となっていた場合のみ,前記外部機器から入力されたコンテンツをデータ記憶部に記憶または上書きするステップと;
    前記外部機器または他の外部機器からコンテンツの読み取り要求があった場合,前記データ記憶部に記憶されたコンテンツを送信するステップと;
    を含むことを特徴とする,コンテンツ伝送方法。
  9. 前記外部機器から入力されたコマンドの書き込みパスワードが前記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードと等しいか判断するステップと;
    書き込みパスワードが等しいと判断された場合,前記コマンドに従って,前記書き込みフラグを更新するステップと;
    をさらに含むことを特徴とする,請求項8に記載のコンテンツ伝送方法。
  10. 前記書き込みパスワードが等しいと判断された場合,前記コマンドに従って,前記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードを,新たな書き込みパスワードに更新するステップをさらに含むことを特徴とする,請求項9に記載のコンテンツ伝送方法。
  11. 特定のコマンド(強制変更コマンド)が入力された場合,前記データ記憶部に記憶された書き込みパスワードを,予め定められた初期パスワードに強制的に変更するステップをさらに含むことを特徴とする,請求項10に記載のコンテンツ伝送方法。
  12. 前記予め定められた初期パスワードに強制的に変更するステップは,特定のコマンド(強制変更コマンド)に加えてマスタパスワードも入力された場合にのみ行われることを特徴とする,請求項11に記載のコンテンツ伝送方法。
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