JP2006235880A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及びこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及びこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 煩雑な操作を必要とすることなく、容易に単語等のコンテンツ構成要素単位で出力制限をかけられるようにする。
【解決手段】 出力を制限すべきコンテンツ構成要素を特定するための出力制限情報を記憶する制限情報記憶部107と、電子コンテンツを使用するユーザに関する情報であるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部108と、前記出力制限情報と前記ユーザ情報とに基づいて、電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素のうちから、出力を制限すべきコンテンツ構成要素を決定する出力制限決定部113とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子コンテンツ内においてユーザに鑑賞させたくない部分を鑑賞させないように制限する情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及びこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
現在、電子書籍の普及により、数多くの電子書籍をPDAなどの電子書籍端末で鑑賞することが可能である。これら電子書籍端末の中には、ユーザに鑑賞させたくない箇所を設定することができるものが存在する。
例えば、特許文献1では、ユーザが書籍の内容や問題集等における課題に対する解答状況に応じて、ページの表示を容易に制限することができる電子書籍装置が開示されている。この電子書籍装置では、各ページの内容から判断してページの表示を制限したり、表示を制限されたページの制限事項を解消する条件が得られた場合はそのページの表示を可能にしたりすることができる。
また、特許文献2では、重要単語が表示されたエリアを空白表示とすることでユーザから閲覧できないように制限する電子学習機が開示されている。この電子学習機は、重要単語を非表示にしたり、逆に当該重要単語を表示したりすることで、暗記や理解等の学習を段階的に効率よく進めることを目的としている。
また、特許文献3では、テキストの一部をマークに置き換えて表示したり、全てのテキストを表示させたりすることができる情報処理装置が開示されている。特許文献3で開示されている情報処理装置は、XMLなどのマークアップ言語で記述されたコンテンツデータ中において、マーク表示したいテキストの部分をタグで囲み、置き換えるマークを指定したコンテンツデータを利用することで、指定した箇所をマーク表示することができる。さらに、マーク表示する箇所はユーザ自らも指定することができる。
特開平11−232295号公報(平成11年8月27日公開) 特開2002−41012号公報(平成14年2月8日公開) 特開2003−67099号公報(平成15年3月7日公開)
しかしながら、特許文献1で開示されている電子書籍装置では、ページ単位でしか表示制限をかけることができない。このため、ページ内のある一部のみをユーザに見せたくない場合であっても、当該ページ全体に表示制限をかける必要があるため、ユーザにとって好ましくない。
一方、特許文献2で開示されている電子学習機、及び特許文献3で開示されている情報処理装置では、単語単位で空白表示を行ったり、マーク表示したりすることで、単語単位でユーザに対する表示制限をかけることができる。しかしながら、表示制限をかける単語は、予めコンテンツデータ内で指定しておくか、ユーザ自ら手動で指定する必要があり、ユーザにとっては面倒な操作である。
それゆえに、本発明の目的は、煩雑な操作を必要とすることなく、容易に単語などのコンテンツ構成要素単位で出力を制限することができる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及びこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
本発明の情報処理装置は、出力を制限すべきコンテンツ構成要素を特定するための出力制限情報を記憶する制限情報記憶手段と、電子コンテンツを使用するユーザに関する情報であるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、出力制限情報とユーザ情報とに基づいて、電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素のうちから、出力を制限すべきコンテンツ構成要素を決定する出力制限手段とを備えている。
本発明の情報処理方法は、出力を制限すべきコンテンツ構成要素を特定するための出力制限情報を記憶する制限情報記憶ステップと、電子コンテンツを使用するユーザに関する情報であるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶ステップと、出力制限情報とユーザ情報とに基づいて、電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素のうちから、出力を制限すべきコンテンツ構成要素を決定する出力制限ステップとを備えている。
上記の構成によれば、出力制限手段(出力制限ステップ)は、制限情報記憶手段(制限情報記憶ステップ)において記憶されている出力制限情報とユーザ情報記憶手段(ユーザ情報記憶ステップ)において記憶されているユーザ情報とに基づいて、電子コンテンツに含まれる出力が制限されるべきコンテンツ構成要素を決定する。
ここで、出力制限情報には、例えば、電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素の中で出力が制限されるべきコンテンツ構成要素、例えば単語などを記載したリストなどが含まれる。すなわち、当該リストに記載されたコンテンツ構成要素が電子コンテンツに含まれている場合は、当該コンテンツ構成要素に対して出力を制限することができる。
また、ユーザ情報とは、情報処理装置を使用するユーザに関する情報のことを指す。このユーザ情報には、例えばユーザの名前やユーザ識別番号などユーザを識別することができる情報、及びユーザの学年や生年月日などユーザの年齢を判別することができる情報などが含まれていても構わない。
これにより、制限情報記憶手段(制限情報記憶ステップ)において記憶されている出力制限情報と、ユーザ情報記憶手段(ユーザ情報記憶ステップ)において記憶されているユーザ情報とを使用して、電子コンテンツに含まれる出力が制限されるべきコンテンツ構成要素を決定することができる。
この結果、煩雑な操作を必要とすることなく、単語などのコンテンツ構成要素単位で容易に出力を制限することができる。
上記の情報処理装置は、好ましくは、電子コンテンツを構成する複数のコンテンツ構成要素に対する出力制限手段により決定された出力制限の状態に基づいて、電子コンテンツの出力方法を決定する出力方法決定手段と、出力方法決定手段により決定された電子コンテンツの出力方法に基づいて、電子コンテンツを出力する出力処理手段とを備えている。
上記の構成によれば、出力方法決定手段は、コンテンツ構成要素に対する出力制限の状態、例えば出力を制限されたコンテンツ構成要素の総数に基づいて、電子コンテンツの出力方法を決定し、出力処理手段は決定された出力方法に基づいて、当該電子コンテンツを出力する。
これにより、出力方法決定手段は、出力制限をかけられたコンテンツ構成要素を含めた電子コンテンツ全体を考慮して出力方法を決定することができる。
上記の情報処理装置において、好ましくは、コンテンツ構成要素は、単語、静止画像、動画像、及び音声のうちの少なくとも一つである。
これにより、電子コンテンツに含まれる単語、静止画像、動画像、及び音声のうちの少なくとも一つに対して、出力を制限することができる。この結果、例えばあるユーザの年齢では見るにはふさわしくないような静止画像や動画像に対して出力制限をかけることで、当該ユーザには当該静止画像や動画像を見せなくすることができる。
上記の情報処理装置において、好ましくは、制限情報記憶手段は出力制限情報として、さらにコンテンツ構成要素間の概念上の距離を示した概念辞書を備えており、概念辞書上において、電子コンテンツに含まれる出力が制限されるべきコンテンツ構成要素に対して、所定の概念上の距離内にある関連コンテンツ構成要素を検出する構成要素検出手段を備え、出力制限手段はさらに構成要素検出手段により検出された関連コンテンツ構成要素の出力を制限する。
上記の構成によれば、構成要素検出手段は、出力制限情報として記憶されたコンテンツ構成要素と概念辞書上において概念的に近い関係にある関連コンテンツ構成要素を検出し、出力制限手段は検出された関連コンテンツ構成要素に対しても出力を制限する。
ここで、概念辞書とは、コンテンツ構成要素間の概念上の距離を示しており、コンテンツ構成要素間の意味の関連付けを体系的に記憶したもので、シソーラスや類義語辞書などが相当する。図8には、コンテンツ構成要素が単語である場合のシソーラス構造の概念辞書を示す。この概念辞書は概念上の距離により単語間の意味の関連付けを行っており、概念上の距離が近い単語ほど単語間の意味が近いことを示している。さらに、図8では、単語間の概念的意味の包括関係を示しており、例えば、「海」の下位概念として「釣り」、「海水浴」及び「ダイビング」が位置しており、「海」の上位概念として「旅行」が位置している。
また、概念上の距離とは、二つのコンテンツ構成要素間の概念上の近さを数値で表したものである。概念上の距離として、例えば階層木でコンテンツ構成要素間の関係を記述し、当該階層木上の二つのコンテンツ構成要素間のパスの長さで表すものでも構わないが、必ずしもこれに限定されない。
これにより、出力制限情報として記憶されたコンテンツ構成要素に対してのみ出力を制限するだけでなく、概念上の辞書を使用することで出力制限情報として記憶されたコンテンツ構成要素と概念的に近い関係にある関連コンテンツ構成要素に対しても出力を制限することができる。この結果、例えば出力を制限したいコンテンツ構成要素全てをリストにして出力制限情報として制限情報記憶手段にて記憶させておく必要はなく、最低限出力を制限したいコンテンツ構成要素のみをリストにしておき、このリストを概念辞書と共に制限情報記憶手段にて記憶させておくことで、電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素に対して出力を制限することができる。
上記の情報処理装置において、好ましくは、コンテンツ構成要素が静止画像、動画像、もしくは音声の何れかであり、さらに当該コンテンツ構成要素にはメタ情報が付与されている場合、出力制限手段はメタ情報に出力制限情報が含まれる当該コンテンツ構成要素に対して、出力を制限する。
上記の構成によれば、出力制限手段はコンテンツ構成要素に付与されたメタ情報を参照して、当該コンテンツ構成要素に対して出力を制限するか否かを決定する。
これにより、コンテンツ構成要素が静止画像、動画像、もしくは音声の何れかであっても、当該コンテンツ構成要素に付与されたメタ情報を使用することで、出力制限手段は当該コンテンツ構成要素に対して出力を制限するか否かを決定することができる。
上記の情報処理装置において、好ましくは、制限情報記憶手段は出力制限情報として、さらにコンテンツ構成要素間の概念上の距離を示した概念辞書を備えており、コンテンツ構成要素が静止画像、動画像、もしくは音声の何れかであり、さらに当該コンテンツ構成要素にはメタ情報が付与されており、概念辞書上において、電子コンテンツに含まれる出力が制限されるべきコンテンツ構成要素に対して、所定の概念上の距離内にある関連コンテンツ構成要素を検出する構成要素検出手段を備え、出力制限手段はさらにメタ情報に構成要素検出手段により検出された関連コンテンツ構成要素が含まれるコンテンツ構成要素の出力を制限する。
上記の構成によれば、構成要素検出手段は、出力制限情報として記憶されたコンテンツ構成要素と概念辞書上において概念的に近い関係にある関連コンテンツ構成要素を検出し、検出された関連コンテンツ構成要素がメタ情報に含まれる場合は、出力制限手段は当該コンテンツ構成要素に対して出力を制限する。
これにより、コンテンツ構成要素が静止画像、動画像、及び音声の少なくとも一つであっても、当該コンテンツ構成要素に付与されたメタ情報を使用し、さらに概念辞書も併せて使用することで、出力制限情報として記憶されたコンテンツ構成要素をメタ情報に含むコンテンツ構成要素に対してのみ出力を制限するだけでなく、概念辞書上において概念的に近い関係にある関連コンテンツ構成要素をメタ情報に含むコンテンツ構成要素に対しても出力を制限することができる。
上記の情報処理装置において、好ましくは、出力方法決定手段は、電子コンテンツを構成する複数のブロックのうち、所定のブロック内に占める出力を制限されたコンテンツ構成要素の数、もしくは割合が所定の閾値以上である場合に、所定のブロック全体の出力を制限する。
上記の情報処理装置において、さらに好ましくは、所定のブロックは、一文、一段落、及び一場面のうちの少なくとも一つである。
これにより、例えば、ある一文内に含まれる出力を制限されたコンテンツ構成要素の数が所定の数以上である場合、当該の文全体の出力を制限することができる。この結果、あるユーザには見るにはふさわしくないようなコンテンツ構成要素が多く含まれるブロック、例えば文全体に対して出力制限をかけることで、当該ユーザには当該ブロック、例えば文全体を見せないようにすることができる。
上記ブロックは、一文だけでなく、一段落、及び一場面などであってもよく、このように所定のブロック単位に対して出力制限をかけることで、ユーザには当該ブロック全体を見せなくすることができる。さらに、所定のブロック内に占める出力を制限されたコンテンツ構成要素の数が所定の数以上である場合ばかりでなく、所定のブロック内に占める出力を制限されたコンテンツ構成要素の割合が所定の割合以上である場合に、当該ブロック全体の出力を制限するものであっても構わない。
上記の情報処理装置において、好ましくは、出力方法決定手段は、出力を制限されたコンテンツ構成要素、もしくは出力を制限されたブロックをブランクで出力する。
上記の情報処理装置において、好ましくは、出力方法決定手段は、出力を制限されたコンテンツ構成要素、もしくは出力を制限されたブロックを任意の色で塗りつぶして出力する。
上記の情報処理装置において、好ましくは、出力方法決定手段は、出力を制限されたコンテンツ構成要素、もしくは出力を制限されたブロックを所定のオブジェクトに置き換えて出力する。
上記の情報処理装置において、好ましくは、出力方法決定手段は、出力を制限されたコンテンツ構成要素の色、もしくは出力を制限されたブロックの色を背景色と同じにして出力する。
これにより、例えば、電子コンテンツを表示装置にて出力する場合、電子コンテンツ内に含まれる出力を制限されたコンテンツ構成要素、もしくはブロックをブランクにて出力したり、任意の色で塗りつぶして出力したり、絵やマークなどの所定のオブジェクトに置き換えて出力したり、背景色と同じにして出力したりすることができる。この結果、出力を制限されたコンテンツ構成要素、もしくはブロックをユーザに見せなくすることができる。
上記の情報処理装置において、好ましくは、出力を制限されたコンテンツ構成要素、もしくは出力を制限されたブロックに音声が含まれる場合、出力方法決定手段は、当該音声を出力しないようにする。
これにより、出力を制限されたコンテンツ構成要素、もしくはブロックに音声が含まれる場合、当該音声を出力しないようにすることができる。この結果、例えば、出力を制限されたコンテンツ構成要素、もしくはブロックに音声が含まれている場合でも、当該音声をユーザに聞かせなくすることができる。
上記の情報処理装置において、好ましくは、入力されたユーザ識別情報によりユーザを特定するユーザ特定手段を備え、出力制限手段は、ユーザ情報として、ユーザ情報記憶手段に記憶されているユーザ情報のうち、ユーザ特定手段にて特定されたユーザのユーザ情報を使用する。
上記の構成によれば、ユーザ特定手段は入力されたユーザ識別情報により、当該情報処理装置を使用するユーザを特定し、出力制限手段は、ユーザ情報として、特定されたユーザのユーザ情報を使用する。
これにより、一つの情報処理装置を複数人で使用する場合であっても、現在使用するユーザを特定し、当該ユーザに関するユーザ情報を使用することで、出力制限手段は、当該ユーザに応じて電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素に対して出力を制限することができる。
上記の情報処理装置において、好ましくは、ユーザ情報はユーザの年齢を示す情報を含んでおり、出力制限情報は、ユーザの年齢に応じた、出力を制限すべきコンテンツ構成要素に関する情報を含んでいる。
これにより、出力制限情報はユーザの年齢に応じた、出力を制限すべきコンテンツ構成要素に関する情報を含んでいるため、出力制限手段は、情報処理装置を使用するユーザの年齢に応じて、電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素に対して出力を制限することができる。この結果、例えば、電子コンテンツに青少年にとってはふさわしくないようなコンテンツ構成要素が存在する場合であっても、当該コンテンツ構成要素に対して出力を制限することで、当該コンテンツ構成要素を青少年に見せなくすることができる。
以上のように、本発明の情報処理装置は、出力を制限すべきコンテンツ構成要素を特定するための出力制限情報を記憶する制限情報記憶手段と、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、出力制限情報とユーザ情報とに基づいて、電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素のうちから、出力を制限すべきコンテンツ構成要素を決定する出力制限手段とを備えている構成である。
これにより、出力を制限すべきコンテンツ構成要素を記憶した出力制限情報と当該情報処理装置を使用するユーザに関するユーザ情報とに基づいて、当該ユーザに応じて出力を制限すべきコンテンツ構成要素を決定することができる。
さらに、コンテンツ構成要素間の概念上の距離を示した概念辞書を使用することで、出力制限情報として記憶されているコンテンツ構成要素と概念的に近い関連コンテンツ構成要素に対しても出力を制限することができる。
さらに、出力を制限するのはコンテンツ構成要素単位だけには限定されず、一文、一段落、及び一場面といった所定ブロック内に含まれる出力を制限されたコンテンツ構成要素の数、もしくは割合に応じて、当該ブロック全体に出力を制限することができる。
また、当該電子コンテンツを表示装置に出力する場合は、出力を制限されたコンテンツ構成要素、もしくはブロックをブランクにて出力したり、任意の色で塗りつぶして出力したり、絵やマークなどの所定のオブジェクトに置き換えて出力したり、背景色と同じにして出力したりすることができる。この結果、出力を制限されたコンテンツ構成要素、もしくはブロックをユーザに見せなくすることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施の形態について説明する。なお、以下の説明に用いる図面では、同一の機能を有する手段には同一の名称及び同一の符号を付与している。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
(機能的構成)
図1には、本実施の形態に係る情報処理装置100の機能的構成のブロック図を示す。
図1に示すように、情報処理装置100は、受信部101、入力部102、入力部103、入力部104、及びユーザ認識部105を備えている。さらに、情報処理装置100は、コンテンツ蓄積部106、制限情報記憶部107、ユーザ情報記憶部108、コンテンツ構成要素抽出部109、ユーザ情報抽出部110、制限情報抽出部111、構成要素検出部112、出力制限決定部113、出力方法決定部114、及び出力処理部115を備えている。
電子コンテンツ10は、例えば電子小説や電子雑誌などの電子書籍全般を対象とするものであり、当該電子書籍は単語等のテキストデータ、静止画像、動画像、及び音声の少なくとも一つを含んでいるものとする。
受信部101は、例えば無線もしくは有線を介して配信される電子コンテンツなどを入力するインタフェース部分であり、電子コンテンツ10を入力するためのものである。
入力部102は、例えば記録媒体を介して入力される電子コンテンツなどを入力するインタフェースであり、記録媒体11から電子コンテンツを入力するためのものである。
入力部103は、例えばユーザからの入力を受けるインタフェース、もしくは外部機器から入力を受けるインタフェースであり、電子コンテンツに含まれる出力を制限すべきコンテンツ構成要素を特定するための情報を出力制限情報12として入力するためのものである。
本実施の形態において、電子コンテンツに含まれる出力を制限すべきコンテンツ構成要素を特定するための情報(出力制限情報)としては、電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素の中で出力を制限すべきコンテンツ構成要素、例えば単語などを記載したリスト(以降、一般出力制限リスト、と称する)のことを指す。なお、この情報はリスト形式のものに限定されない。
なお、この一般出力制限リストは、ユーザ別に分けて記憶されていても構わないし、年齢別に分けて記憶されていても構わない。また、電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素としては、単語、静止画像、動画像、及び音声のうちの少なくとも一つのデータである。図7には、年齢別に分類された一般出力制限リストの一例を示す。図7では、年齢別の一般出力制限リスト500が「10歳未満」501、「10歳以上12歳未満」502、「12歳以上15歳未満」503、「15歳以上18歳未満」504、及び「18歳以上21歳未満」505にそれぞれ分類されて記憶されている。例えば、14歳のユーザには、「Word1」から「Word7」の7つの単語に対して出力を制限することを示している。ただし、一般出力制限リストは必ずしもこれに限定されない。
また、電子コンテンツに含まれる出力を制限すべきコンテンツ構成要素を特定するための情報として、コンテンツ構成要素間の概念上の距離を示した概念辞書を含んでいても構わない。
ここで、概念辞書とは、コンテンツ構成要素間の概念上の距離を示しており、コンテンツ構成要素間の意味の関連付けを体系的に記憶したもので、シソーラスや類義語辞書などが相当する。この概念辞書は概念上の距離によりコンテンツ構成要素間の意味の関連付けを行っており、概念上の距離が近いコンテンツ構成要素ほど概念的に意味が近いことを示している。
なお、概念上の距離とは二つのコンテンツ構成要素間の概念上の近さを数値で表したものである。概念上の距離として、例えば階層木でコンテンツ構成要素間の関係を記述し、当該階層木上の二つのコンテンツ構成要素間のパスの長さで表すものでも構わないが、必ずしもこれに限定されない。
図8には、コンテンツ構成要素が単語である場合のシソーラス構造の概念辞書520の一例を示す。ここで、概念上の距離を二つの単語間のパスの長さで表すものとすると、「旅行」と概念上の距離が「1」にある単語は「海」、「山」及び「温泉」であることを示し、「旅行」と概念上の距離が「2」である単語は「釣り」、「海水浴」、「ダイビング」、「登山」及び「ハイキング」であることを示している。
入力部104は、例えばユーザから入力を受けるインタフェース、もしくは外部機器から入力を受けるインタフェースを備えており、ユーザ情報13を入力するためのものである。なお、ユーザ情報13は情報処理装置100を使用するユーザに関する情報であり、例えばユーザの名前やユーザ識別番号などユーザを識別することができる情報、及びユーザの学年や生年月日などユーザの年齢を判別することができる情報などが含まれていても構わない。
ユーザ認識部105は、ユーザ識別情報14を入力し、情報処理装置100を使用するユーザを識別する。なお、ユーザ識別情報14、及びユーザの識別方法は特に限定しない。例えば、ユーザ識別情報14としてユーザにユーザの名前もしくはユーザ識別番号の少なくとも一方を入力させること、あるいは選択させることで、ユーザを識別する方法であっても構わない。また、ユーザの指紋や虹彩などの人体情報を予め登録しておき、情報処理装置100を使用する場合にそれらの情報を入力し、予め登録されていた情報と比較することでユーザを識別する方法であっても構わない。
コンテンツ蓄積部106は、受信部101もしくは入力部102を介して入力された電子コンテンツ10を蓄積する。
制限情報記憶部107は、入力部103を介して入力された出力制限情報12を記憶する。
ユーザ情報記憶部108は、入力部104を介して入力されたユーザ情報13を記憶する。なお、ユーザ認識部105を介してユーザ識別情報14が入力された場合は、ユーザ情報記憶部108はユーザ認識部105において識別されたユーザ毎にユーザ情報13を記憶する。
コンテンツ構成要素抽出部109は、コンテンツ蓄積部106において蓄積されている電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素を抽出する。なお、コンテンツ構成要素抽出部109において抽出されるコンテンツ構成要素は、電子コンテンツに含まれる単語等のテキストデータ、静止画像、動画像、及び音声のうちの少なくとも一つである。
ユーザ情報抽出部110は、ユーザ情報記憶部108において記憶されているユーザ情報を抽出する。
制限情報抽出部111は、制限情報記憶部107において記憶されている出力制限情報を抽出する。なお、制限情報抽出部111で抽出される出力制限情報は、上述のように、電子コンテンツに含まれる出力を制限すべきコンテンツ構成要素を特定するための情報である。出力制限情報には、例えば、一般出力制限リスト及び概念辞書などが含まれる。
構成要素検出部112は、制限情報抽出部111において抽出された概念辞書上で、あるコンテンツ構成要素から所定の概念上の距離内に含まれる関連コンテンツ構成要素を検出する。なお、検出する関連コンテンツ構成要素は一つとは限らず、所定の概念上の距離内に含まれる関連コンテンツ構成要素が複数存在する場合は複数の関連コンテンツ構成要素が検出されるものであっても構わない。
出力制限決定部113は、コンテンツ構成要素抽出部109において抽出されたコンテンツ構成要素に対して、制限情報抽出部111において抽出された出力制限情報、及びユーザ情報抽出部110において抽出されたユーザ情報に基づいて、出力を制限するか否かを決定する。
例えば、出力を制限すべきコンテンツ構成要素、例えば単語などを記載した一般出力制限リストが年齢別に分類されているような出力制限情報が制限情報抽出部111において抽出された場合、出力制限決定部113は、ユーザ情報抽出部110において抽出されたユーザの年齢情報を使用して、出力を制限すべきコンテンツ構成要素(単語)を決定する。
さらに、制限情報抽出部111が上述したコンテンツ構成要素間の概念上の距離を示した概念辞書も抽出した場合、出力制限決定部113は出力制限情報に記憶されたコンテンツ構成要素と概念上の距離が近い関連コンテンツ構成要素を検出するように構成要素検出部112に依頼する。構成要素検出部112は、概念辞書上で出力制限情報に記憶されたコンテンツ構成要素から所定の概念上の距離内に含まれる関連コンテンツ構成要素を検出し、出力制限決定部113に渡す。出力制限決定部113は、構成要素検出部112において検出された関連コンテンツ構成要素に対しても出力を制限するように決定する。
出力方法決定部114は、出力制限決定部113によって出力を制限されたコンテンツ構成要素に基づいて、電子コンテンツの出力方法を決定する。例えば、出力制限決定部113において出力を制限されたコンテンツ構成要素のみに対して出力を制限するというものであっても構わない。また、一文、一段落、もしくは一場面といった所定ブロック内に占める出力を制限されたコンテンツ構成要素の数、もしくは割合が所定の閾値以上である場合は、当該ブロック全体に対して出力を制限するというものであっても構わない。
さらに、出力方法決定部114は、出力を制限されたコンテンツ構成要素、もしくは出力を制限されたブロックをブランクで出力するのか、任意の色で塗りつぶして出力するのか、背景色と同じにして出力するのか、絵やマークといった所定のオブジェクトに置き換えて出力するのか、もしくは音声を含む場合は音声を鳴らさないように出力するのか等の出力方法の決定も行う。
出力処理部115は、出力方法決定部114において決定された出力方法に基づいて出力する。出力先が例えば表示装置15である場合は、出力処理部115は出力方法に基づいて表示装置15に電子コンテンツを出力する。
(情報処理装置100を実現するコンピュータシステムの構成)
本実施の形態に係る情報処理装置100は、実質的には、コンピュータハードウェアと、そのコンピュータハードウェアにより実行されるプログラムと、コンピュータハードウェアに格納されるデータとにより実現される。図2に、このコンピュータシステム200の内部構成を示す。
図2を参照して、このコンピュータシステム200は、光ディスクドライブ201及び磁気ディスクドライブ202を有するコンピュータ220と、モニタ203と、リモートコントローラ(以下、「リモコン」と呼ぶ)204とを含む。
コンピュータ220は、光ディスクドライブ201及び磁気ディスクドライブ202に加えて、リモコン204からの信号を受信するリモコンインタフェース(I/F)205と、CPU(中央処理装置)206と、リモコンインタフェース205、CPU206、光ディスクドライブ201及び磁気ディスクドライブ202に接続されたバス207と、バス207に接続され、ブートアッププログラム等を記憶する読出専用メモリ(ROM)208と、同じくバス207に接続され、プログラム命令、システムプログラム、及び作業データ等を記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)209とを含む。
ここでは示さないが、コンピュータ220はさらにローカルエリアネットワーク(LAN)への接続を提供するネットワークアダプタボードを含んでもよい。
コンピュータシステム200に情報処理装置100の機能を実現させるためのプログラム、電子コンテンツ10(図1参照)、出力制限情報12、ユーザ情報13、及びユーザ識別情報14はいずれも、光ディスクドライブ201又は磁気ディスクドライブ202に挿入される光ディスク210又は磁気ディスク211に記憶され、さらにハードディスク212に転送される。又は、プログラム、電子コンテンツ10(図1参照)、出力制限情報12、ユーザ情報13、及びユーザ識別情報14は図示しないネットワークを通じてコンピュータ220に送信されハードディスク212に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM209にロードされる。光ディスク210から、磁気ディスク211から、又はネットワークを介して、直接にRAM209にプログラムをロードしてもよい。
このプログラムは、コンピュータ220に本実施の形態に係る情報処理装置100の機能を実現させる複数の命令を含む。これら機能を実現させるのに必要な基本的機能のいくつかはコンピュータ220上で動作するオペレーティングシステム(OS)又はサードパーティのプログラム、若しくはコンピュータ220にインストールされる各種ツールキットのモジュールにより提供される。したがって、このプログラムはこの実施の形態に係る情報処理装置100の機能を実現するのに必要な機能全てを必ずしも含まなくてよい。このプログラムは、命令のうち、所望の結果が得られるように制御されたやり方で適切な機能又は「ツール」を呼出すことにより、上記した情報処理装置100の制御を実行する命令のみを含んでいればよい。コンピュータシステム200の動作は周知であるので、ここでは繰り返さない。
なお、情報処理装置100の機能を実現するためのプログラム、電子コンテンツ10(図1参照)、出力制限情報12、ユーザ情報13、及びユーザ識別情報14が記録される記録媒体は、CD−ROM(コンパクトディスク読取専用メモリ)、MO(Magneto−Optical disc)、MD(Mini Disc)、及びDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク210、FD(フレキシブルディスク)及びハードディスク等の磁気ディスク211に限らない。磁気テープ及びカセットテープ等のテープ、IC(Integrated Circuit)カード及び光カード等のカード型記録媒体、並びにマスクROM、EPROM(Erasable Programable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programable ROM)、及びフラッシュROM等の半導体メモリのいずれかでもよい。ただし、コンピュータシステム200は、これら記録媒体からの読出を行なうための読出装置を実装する必要がある。
(主要動作の概要)
図3は、情報処置装置100の主要動作の概要を示すフローチャートである。
図3を参照して、情報処理装置100の電源が入れられると、プログラム300が起動し、ステップS301へ進む。
ステップS301において、制限情報抽出部111が制限情報記憶部107において記憶されている出力制限情報を読み込み、ステップS302へ進む。
ステップS302において、ユーザ情報抽出部110がユーザ情報記憶部108にユーザ情報が存在するか否かの判定を行う。ユーザ情報が存在する場合はステップS303へ進み、ユーザ情報が存在しない場合はステップS304へ進む。
ステップS303において、ユーザ情報抽出部110がユーザ情報記憶部108において記憶されているユーザ情報を読み込み、ステップS305へ進む。
ステップS304において、入力部104を介してユーザ情報13を入力し、ユーザ情報記憶部108に記憶する。そして、ユーザ情報抽出部110がユーザ情報記憶部108において記憶されているユーザ情報を読み込み、ステップS305へ進む。
ステップS305において、出力制限決定部113がステップS301で読み込んだ出力制限情報12、及びステップS303もしくはステップS304で読み込んだユーザ情報13を使用して、当該電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素で出力制限をかけるコンテンツ構成要素のリスト(以降、出力制限リスト、と称する)を決定し、ステップS306へ進む。なお、出力制限リスト決定処理の詳細については後述する。
ステップS306において、コンテンツ構成要素抽出部109が当該電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素を抽出し、ステップS307へ進む。
ステップS307において、出力制限決定部113がステップS306において抽出されたコンテンツ構成要素に対して、出力制限決定処理を行い、ステップS308へ進む。なお、出力制限決定処理の詳細については後述する。
ステップS308において、出力制限決定部113は電子コンテンツに含まれる全てのコンテンツ構成要素に対して、出力制限の要否をチェックしたか否かを判定する。全てのコンテンツ構成要素に対してチェックを行った場合はステップS309へ進み、全てのコンテンツ構成要素に対してチェックを行っていない場合は、ステップS306へ処理を戻す。
ステップS309において、出力方法決定部114が例えば表示装置への出力方法を決定し、ステップS310へ進む。なお、出力方法決定処理の詳細については後述する。
ステップS310において、ステップS309において決定された出力方法に基づいて、出力処理部115が例えば表示装置への出力処理を行い、処理を終了する。
(出力制限リスト決定処理)
図4は、図3に示すステップS305で実行される出力制限リスト決定処理の詳細を示すフローチャートである。図4を参照して、出力制限リスト決定処理350が開始されると、ステップS351において、出力制限決定部113が図3のステップS301で読み込んだ一般出力制限リストから、図3のステップS303もしくはステップS304において読み込んだユーザ情報に応じて、出力制限をかけるコンテンツ構成要素を抽出し、出力制限リストに登録し、ステップS352へ進む。
この場合、例えば、一般出力制限リストに記載されているコンテンツ構成要素が図7に示すように年齢別に分類されている場合、情報処理装置を使用するユーザの年齢に相当するコンテンツ構成要素のみを抽出して、出力制限リストに登録する。また、例えば、一般出力制限リストに記載されているコンテンツ構成要素がユーザ毎に分類されている場合、情報処理装置を使用するユーザの一般出力制限リストから、コンテンツ構成要素のみを抽出して、出力制限リストに登録する。
ステップS352において、出力制限決定部113は図3のステップS301で読み込まれた出力制限情報内に概念辞書が存在するか否かの判定を行う。概念辞書が存在する場合はステップS353へ進み、概念辞書が存在しない場合は処理を終了する。
ステップS353において、出力制限決定部113は概念辞書を使用して、処理対象の電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素毎に出力制限の要否を決定するか否かの判定を行う。概念辞書を使用して出力制限の要否を決定する場合はステップS354へ進み、概念辞書を使用して出力制限の要否を判定しない場合は処理を終了する。すなわち、概念辞書を使用して、一般出力制限リストにあるコンテンツ構成要素と類似の関連コンテンツ構成要素に対しても出力制限をかける場合はステップS354へ進み、一般出力制限リストにあるコンテンツ構成要素のみに対して出力制限をかける場合は処理を終了する。
ステップS354において、構成要素検出部112は一般出力制限リストに登録されているコンテンツ構成要素と概念辞書上において概念上の距離が所定の閾値以下にある全ての関連コンテンツ構成要素を検出する。出力制限決定部113は、構成要素検出部112において検出された全ての関連コンテンツ構成要素を出力制限リストに追加し、ステップS355へ進む。
ステップS355において、出力制限決定部113が一般出力制限リストに登録されている全てのコンテンツ構成要素に対して、ステップS354の処理を行ったか否かの判定を行う。行っている場合は処理を終了するが、行っていない場合はステップS354へ処理を戻す。
(出力制限決定処理)
図5は、図3に示すステップS307で実行される出力制限決定処理の詳細を示すフローチャートである。図5を参照して、出力制限決定処理400が開始されると、ステップS401において、出力制限決定部113は、電子コンテンツから抽出されたコンテンツ構成要素の種類をチェックする。電子コンテンツから抽出されたコンテンツ構成要素が単語などのテキストである場合はステップS402へ進み、それ以外である場合はステップS403へ進む。
ステップS402において、出力制限決定部113は、ステップS401にて抽出されたコンテンツ構成要素が図3のステップS305で作成した出力制限リストに含まれるか否かの判定を行う。当該コンテンツ構成要素が出力制限リストに含まれる場合はステップS404へ進み、含まれない場合は処理を終了する。
ステップS403において、出力制限決定部113は、ステップS401にて抽出されたコンテンツ構成要素が図3のステップS305で作成した出力制限リストに含まれるか否かの判定を行う。当該コンテンツ構成要素が出力制限リストに含まれる場合はステップS404へ進み、含まれない場合はステップS405へ進む。
ステップS404において、出力制限決定部113は、ステップS401にて抽出されたコンテンツ構成要素に出力制限をかけ、処理を終了する。
ステップS405において、出力制限決定部113は、ステップS401にて抽出されたコンテンツ構成要素にメタ情報が存在するか否かを判定する。メタ情報が存在する場合はステップS406へ進み、メタ情報が存在しない場合は処理を終了する。
ここで、コンテンツ構成要素が保持するメタ情報としては、例えば当該コンテンツ構成要素名、当該コンテンツ構成要素の種類を示す情報、及び当該コンテンツ構成要素の内容を示す情報などを含んでいても構わない。
ステップS406において、出力制限決定部113は、出力制限リストに含まれるコンテンツ構成要素が、ステップS401にて抽出されたコンテンツ構成要素が保持するメタ情報に含まれるか否かを判定する。含まれる場合はステップS404へ進み、含まれない場合は処理を終了する。すなわち、ステップS401にて抽出されたコンテンツ構成要素が単語などのテキスト以外である場合、出力制限決定部113は当該コンテンツ構成要素が保持するメタ情報を使用して当該コンテンツ構成要素に対する出力制限の要否を判定する。
(出力方法決定処理)
図6は、図3に示すステップS309で実行される出力方法決定処理の詳細を示すフローチャートである。図6を参照して、出力方法決定処理450が開始されると、ステップS451において、出力方法決定部114は、ブロック毎に出力方法を決定するか否かを判定する。ブロック毎に出力方法を決定する場合はステップS452へ進み、ブロック毎に出力方法を決定しない場合はステップS454へ進む。
ここで、ブロックとは一文、一段落、及び一場面などをさす。すなわち、ステップS451において、出力方法決定部114は、コンテンツ構成要素単位で出力制限をかけるだけでなく、一文や一段落などのブロック単位で出力制限をかけるか否かの判定を行う。
ステップS452において、出力方法決定部114は、所定のブロック毎に出力制限の要否を判定し、ステップS453へ進む。
ここで、所定のブロックに対する出力制限の要否を判定する方法として、例えば、一文や一段落といった所定ブロック内に占める出力制限をかけるコンテンツ構成要素の数、もしくは割合が所定の閾値以上である場合は、当該ブロック全体に出力制限をかけるものであっても構わない。ただし、ブロック毎に出力制限の要否を判定する方法はこれに限定されない。
ステップS453において、出力方法決定部114は、出力制限をかけられたコンテンツ構成要素、及び出力制限をかけられたブロックの出力の仕方を決定し、処理を終了する。
ここで、出力制限をかけられたコンテンツ構成要素及びブロックの出力の仕方として、当該コンテンツ構成要素及びブロックをブランクで出力したり、任意の色で塗りつぶして出力したり、絵やマークなど所定のオブジェクトに置き換えて出力したり、背景色と同じ色で出力したり、もしくは音声である場合は音を鳴らさないように出力したりする方法であっても構わないが、必ずしもこれらに限定されない。
ステップS454において、出力方法決定部114は、出力制限をかけられたコンテンツ構成要素の出力の仕方を決定し、処理を終了する。
以下、情報処理装置100の具体的な動作として、実施例1から実施例3を例示する。
(実施例1)
以下に示す実施例1では、制限情報記憶部107に記憶されている一般出力制限リストに含まれる単語が年齢別に分類されており、当該一般出力制限リストを使用して、電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素に出力制限をかける場合の情報処理装置の動作を例示する。
制限情報記憶部107は、図7に示す年齢別に分類された一般出力制限リスト500を記憶しているものとする。
図9には、テキストのみからなる電子コンテンツを示す。図9では、電子コンテンツである「ドキュメントA」540の一部を示しており、「コンテンツA」540は複数の単語から構成されていることを示している。例えば、1段落目は4つの文から構成されており、その中の1文目は「Word1」、「Word8」、「Word10」、「Word6」、「Word7」及び「Word12」の6つの単語から構成されていることを示している。同様に、2段落目は2つの文から構成されており、その中の1文目は「Word1」、「Word23」、「Word21」及び「Word14」の4つの単語から構成されていることを示している。
このとき、「14歳」である「ユーザX」が「ドキュメントA」を鑑賞する場合に、図7に示す年齢別に分類された一般出力制限リスト500を使用して、情報処理装置が「ドキュメントA」内の単語に出力制限をかける場合の動作について説明する。
まず、情報処理装置が図7に示す年齢別に分類された一般出力制限リスト500を使用して、「ユーザX」に対する出力制限リストを作成する場合の動作について、図4に示すフローチャートに従って説明する。
ステップS351において、「ユーザX」の年齢が「14歳」であるため、出力制限決定部113は図7の年齢別に分類された一般出力制限リスト500から「12歳以上15歳未満」に分類されている単語を抽出し、出力制限リストに登録する。ここでは、「Word1」から「Word7」までの7つの単語が出力制限リストに登録される。
ステップS352において、出力制限情報内に概念辞書が存在しないため、出力制限リスト決定処理を終了する。
図10には、作成された出力制限リスト560を示す。
図10では、「Word1」から「Word7」の7つの単語が出力制限リストに登録されている。
次に、図10に示す出力制限リスト560を使用して、図9に示す「ドキュメントA」に含まれる各コンテンツ構成要素(単語)に対して出力制限決定処理を行う場合の動作について、図5に示すフローチャートに従って説明する。
ステップS401において、出力制限決定部113は「ドキュメントA」から抽出されたコンテンツ構成要素の種類をチェックする。ここでは、単語が抽出されるため、ステップS402に進む。
ステップS402及びステップS403において、「ドキュメントA」から抽出された単語が図10に示す出力制限リスト560に含まれるか否かを判定し、含まれる場合は出力制限決定部113が当該コンテンツ構成要素(単語)に出力制限をかける。
上記の操作を「ドキュメントA」から抽出される全ての単語に対して行う。その結果を図11に示す。
図11では、ステップS404において、出力制限決定部113が出力制限をかけた単語を太字かつ点で埋めた枠541で示している。ここでは、「Word1」が3個、「Word6」及び「Word7」がそれぞれ2個、「Word3」、「Word4」及び「Word5」がそれぞれ1個の合計10個の単語に出力制限がかけられている。
次に、出力制限がかけられた単語を含む「ドキュメントA」を表示装置に出力する場合の出力方法決定処理について、図6に示すフローチャートに従って説明する。
なお、ここでは出力制限をかけられた単語に対してのみ出力制限をかけるものとし、当該単語の出力の仕方はブランクで出力するものとする。
ステップS451において、出力方法決定部114は出力制限をかけられた単語に対してのみ出力制限をかけるため、ステップS454へ進む。
ステップS454において、出力方法決定部114は、出力制限をかけられた単語をブランクで出力するものと決定する。
その後、図3に示すステップS309において、出力処理部115は「ドキュメントA」の出力処理を行う。表示装置に「ドキュメントA」が出力された場合の様子560を図12に示す。
図12では、出力制限をかけられた単語をブランク(空白)561にて出力している。
ただし、出力制限をかけられた単語の出力の仕方は必ずしもこれに限定されない。例えば、出力制限をかけられた単語を黒色で塗りつぶすことで、当該単語を「ユーザX」に見えないようにして出力するようにしても構わない。表示装置に「ドキュメントA」が出力された場合の様子580を図13に示す。
図13では、出力制限をかけられた単語を黒色581にて出力している。
また、出力制限をかけられた単語の別の出力の仕方として、当該単語を図やマークなどの所定のオブジェクトと置き換えることで、当該単語を「ユーザX」に見えないようにして出力するようにしても構わない。表示装置に「ドキュメントA」が出力された場合の様子600を図14に示す。
図14では、出力制限をかけられた単語を別の図やマーク601に置き換えて出力している。
また、出力制限をかけられた単語の別の出力の仕方として、当該単語を背景色と同じ色にして出力することで、当該単語を「ユーザX」に見えないようにして出力するようにしても構わない。
ここでは、上述のように、出力制限をかけられた単語の出力の仕方として4通りの方法を示したが、必ずしもこれらに限定されない。
実施例1では、年齢別に分類された一般出力制限リストを使用することで、ユーザの年齢に応じて単語に出力制限をかけることができる。これにより、ユーザの年齢では見るにはふさわしくないような単語に出力制限をかけることで、当該ユーザには当該単語を見せなくすることができる。
(実施例2)
以下に示す実施例2では、制限情報記憶部107に記憶されている一般出力制限リストに含まれる単語が年齢別に分類されており、さらに制限情報記憶部107には単語間の概念上の距離を示した概念辞書を記憶しており、当該一般出力制限リスト及び当該概念辞書を使用して、電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素に出力制限をかける場合の情報処理装置の動作を例示する。
制限情報記憶部107は、図7に示す年齢別に分類された一般出力制限リスト500を記憶しているものとする。さらに、制限情報記憶部107は図15に示す概念辞書620も記憶しているものとする。
図15には、単語間の概念上の距離を示した概念辞書620の一例を示す。単語間の上位と下位との概念的関係は、例えば「Word1」の下位には「Word21」及び「Word41」であり、さらに「Word21」の下位には「Word29」及び「Word14」である。
また、概念上の距離を図15に示す概念辞書上の二つの単語間のパスの長さで表すものとする。例えば、「Word22」との概念上の距離が1である単語には「Word2」、「Word71」及び「Word72」の3つの単語が相当し、「Word22」との概念上の距離が2である単語には、「Word52」、「Word25」及び「Word75」の3つの単語が相当する。
このとき、「14歳」である「ユーザX」が「ドキュメントA」を鑑賞する場合に、図7に示す年齢別に分類された一般出力制限リスト500、及び図15に示す概念辞書620を使用して、情報処理装置が図9に示す「ドキュメントA」内の単語に出力制限をかける場合の動作について説明する。
まず、情報処理装置が図7に示す年齢別に分類された一般出力制限リスト500、及び図15に示す概念辞書620を使用して、「ユーザX」に対する出力制限リストを作成する場合の動作について、図4に示すフローチャートに従って説明する。
ステップS351において、「ユーザX」の年齢が「14歳」であるため、出力制限決定部113は図7の年齢別に分類された一般出力制限リスト500から「12歳以上15歳未満」に分類されている単語を抽出し、出力制限リストに登録する。ここでは、「Word1」から「Word7」までの7つの単語が出力制限リストに登録される。
ステップS352及びステップS353において、出力制限情報12内に概念辞書が存在し、当該概念辞書を使用して出力制限をかけるため、ステップS354へ進む。
ステップS354、及びステップS355において、構成要素検出部112が概念辞書上において概念上の距離が所定の閾値以下の関連コンテンツ構成要素(単語)を検出し、出力制限決定部113が出力制限リストに追加する。
ここで、閾値を1とし、構成要素検出部112は概念辞書上において概念上の距離が1以下の単語を検出するものとする。例えば、年齢別に分類された一般出力制限リスト500にある「Word1」と概念上の距離が1以下の単語は図15より「Word21」と「Word41」であるため、構成要素検出部112は「Word21」と「Word41」を検出し、出力制限決定部113はこれら二つの単語を出力制限リストに追加する。
同様にして、構成要素検出部112は年齢別に分類された一般出力制限リスト500に存在する残りの「Word2」から「Word7」までの単語に対して、概念辞書において概念上の距離が1以下の単語を検出し、出力制限決定部113は検出された単語を出力制限リストに追加する。
図16には、作成された出力制限リスト640を示す。図16では、「Word1」から「Word53」までの18個の単語が出力制限リストに登録されている。
次に、図16に示す出力制限リスト640を使用して、実施例1において説明した動作に従って、図9に示す「ドキュメントA」内の各コンテンツ構成要素(単語)の出力制限決定処理を行う。その結果を図17に示す。
図17では、図5におけるステップS404において、出力制限決定部113が出力制限をかけた単語を太字かつ点で埋めた枠661で示している。ここでは、「Word1」が3個、「Word6」、「Word7」、「Word14」及び「Word23」がそれぞれ2個、「Word3」、「Word4」、「Word5」、「Word21」及び「Word22」がそれぞれ1個の合計16個の単語に出力制限がかけられている。
次に、出力制限がかけられた単語を含む「ドキュメントA」を表示装置に出力する場合の出力方法を決定する処理を行う場合の動作について、図6に示すフローチャートに従って説明する。
なお、ここでは出力制限をかけられた単語に対して出力制限をかけ、さらに所定ブロックを一文としたとき、一文内に属する単語の「70%」以上の単語に出力制限がかけられている場合は、当該文の全体に出力制限をかけるものとし、当該単語及び当該文の出力の仕方はブランクにて出力を行うものとする。
ステップS451において、出力方法決定部114は出力制限をかけられた単語だけでなく一文毎に対しても出力制限をかけるため、ステップS452へ進む。
ステップS452において、一文毎に出力制限の要否を判定する。ここでは、図17に示す2段落目に含まれる1文目は、4個の単語のうち3個の単語に出力制限がかけられており、一文内に占める出力制限がかけられた単語の割合が「75%」で、閾値である「70%」を超えているため、出力方法決定部114は当該文の全体に出力制限をかけるように決定する。
出力方法決定部114は、全ての文に対して出力制限の要否を判定した後、図3に示すステップS309において、出力処理部115は「ドキュメントA」の出力処理を行う。表示装置に「ドキュメントA」が出力された場合の様子680を図18に示す。
図18では、出力制限をかけられた単語、及び出力制限をかけられた文をブランク(空白)681にて出力している。
ただし、出力制限をかけられた単語、及び出力制限をかけられた文の出力の仕方は必ずしもこれに限定されない。例えば、出力制限をかけられた単語、及び出力制限をかけられた文を黒色で塗りつぶすことで、当該単語及び当該文を「ユーザX」に見えないようにして出力するようにしても構わない。表示装置に「ドキュメントA」が出力された場合の様子700を図19に示す。
図19では、出力制限をかけられた単語、及び出力制限をかけられた文を黒色701にて出力している。
また、出力制限をかけられた単語、及び出力制限をかけられた文の別の出力の仕方として、当該単語、及び当該文を図やマークなどの所定のオブジェクトと置き換えることで、当該単語及び当該文を「ユーザX」に見えないようにして出力するようにしても構わない。表示装置に「ドキュメントA」が出力された場合の様子720を図20に示す。
図20では、出力制限をかけられた単語、及び出力制限をかけられた文を別の図やマーク721に置き換えて出力している。
また、出力制限をかけられた単語、及び出力制限をかけられた文の別の出力の仕方として、当該単語及び当該の文を背景色と同じ色にして出力することで、当該単語及び当該文を「ユーザX」に見えないようにして出力するようにしても構わない。
ここでは、上述のように、出力制限をかけられた単語、及び出力制限をかけられた文の出力の仕方として4通りの方法を示したが、必ずしもこれらに限定されない。
さらに、所定ブロックを一文としたが、所定ブロックとして一段落、もしくは一場面などであっても構わない。
実施例2では、年齢別に分類された一般出力制限リスト、及び単語間の概念上の距離を示した概念辞書を使用することで、一般出力制限リストに登録された単語だけでなく、当該一般出力制限リストに登録された単語と概念的に近い単語に対しても出力制限をかけることができる。これにより、ユーザの年齢では見るにはふさわしくないような単語だけでなく、当該単語に類似の単語にも出力制限をかけることで、当該ユーザには当該単語及び当該単語に類似の単語の両方を見せなくすることができる。
さらに、出力制限をかけると判定された単語のみをユーザに見せなくするだけでなく、出力制限をかけると判定された単語の数、もしくは割合に応じて、一文、一段落、もしくは一場面といった所定ブロック毎に出力制限をかけることで、所定ブロック全体をユーザに見せなくすることもできる。
(実施例3)
以下に示す実施例3では、電子コンテンツから抽出されたコンテンツ構成要素が単語以外である場合、当該コンテンツ構成要素毎に出力制限をかける場合の情報処理装置の動作を例示する。
図21には、テキストと画像からなる電子コンテンツ740を示す。図21では、電子コンテンツである「ドキュメントB」740の一部を示しており、テキスト部741及び画像742から構成されている。
また、制限情報記憶部107は、図7に示す年齢別に分類された一般出力制限リスト500、及び図15に示す単語間の概念上の距離を示した概念辞書620を記憶しているものとする。
このとき、「14歳」である「ユーザX」が「ドキュメントB」を鑑賞する場合に、図7に示す年齢別に分類された一般出力制限リスト500、及び図15に示す概念辞書620を使用して、情報処理装置が「ドキュメントB」内の単語及び画像に出力制限をかける場合の動作について説明する。
まず、実施例2において説明した動作に従って、「ユーザX」に対する出力制限リストを作成する。作成された出力制限リストを図16に示す。
次に、図16に示す出力制限リスト640を使用して、図21に示す「ドキュメントB」内の単語、及び画像の出力制限決定処理を行う場合の動作について、図5に示すフローチャートに従って説明する。
なお、図21に示す「ドキュメントB」内の単語に対する出力制限決定処理を行う場合の動作は実施例2において説明した動作に従う。
ここでは、図21に示す「ドキュメントB」内の画像742に対する出力制限決定処理を行う場合の動作について説明する。
ステップS401において、出力制限決定部113は「ドキュメントB」から抽出されたコンテンツ構成要素の種類をチェックする。ここでは、画像が抽出されるため、ステップS403に進む。
ステップS403において、出力制限決定部113は抽出された画像が出力制限リストに含まれているか否かをチェックする。ここでは、含まれていないため、ステップS405へ進む。
ステップS405において、出力制限決定部113は抽出された画像にメタ情報が存在するか否かを判定する。図21より、当該画像にはメタ情報743が付属しており、メタ情報743として当該画像を示すキーワード744が付与されているため、ステップS406へ進む。
ステップS406において、出力制限決定部113は出力制限リスト640に登録された単語が当該画像に付与されたメタ情報内に含まれるか否かを判定する。ここでは、キーワードの一つである「Word6」が出力制限リスト640に含まれているため、ステップS404へ進み、出力制限決定部113が当該画像に出力制限をかける。
なお、コンテンツ構成要素に付与されたメタ情報を使用して出力制限をかけるか否かの判定を行う方法は必ずしもこれに限定されない。例えば、上述のように、出力制限リストに登録されている単語が一つでも当該メタ情報内に存在すれば、当該コンテンツ構成要素に出力制限をかけるようにしても構わないし、当該メタ情報内に含まれる出力制限リストに登録されている単語が、所定の数もしくは所定の割合以上である場合は、当該コンテンツ構成要素に出力制限をかけるようにしても構わない。
上述のように、「ドキュメントB」内から抽出された全てのコンテンツ構成要素に対して、出力制限決定部113は出力制限の要否を判定する。
その後、実施例1及び実施例2において説明した動作に従って、出力方法決定部114は「ドキュメントB」の出力方法を決定し、出力処理部115にて出力処理を行う。
なお、ここでは出力制限をかけられた単語、及び画像に対してのみ出力制限をかけるものとし、当該単語、及び画像を黒色で塗りつぶすことで、当該単語を「ユーザX」に見えないようにして出力するものとする。表示装置に「ドキュメントB」が出力された場合の様子760を図22に示す。
図22では、出力制限をかけられた単語761、及び出力制限をかけられた画像762を黒色で塗りつぶして出力している。
ただし、出力制限をかけられたコンテンツ構成要素の出力の仕方は、必ずしもこれに限定されない。
例えば、出力制限をかけられたコンテンツ構成要素が音声である場合は、当該音声を鳴らさないようにして出力するものであっても構わない。
実施例3では、電子コンテンツから抽出されたコンテンツ構成要素が単語などのテキスト以外である場合であっても、当該コンテンツ構成要素に付与されたメタ情報を使用することで、当該コンテンツ構成要素に対して出力制限の要否を判定することができる。これにより、ユーザの年齢では見るにはふさわしくないような画像などのコンテンツ構成要素に対しても出力制限をかけることで、当該ユーザには当該画像などのコンテンツ構成要素を見せなくすることができる。
(変形実施例)
制限情報記憶部107に記憶されている一般出力制限リストは必ずしも単語などのテキストから構成される必要はない。例えば、静止画像、動画像、もしくは音声などが一般出力制限リストに登録されていても構わない。
ただし、静止画像、動画像、もしくは音声の少なくとも一つが含まれた一般出力制限リストを情報処理装置が使用する場合、当該情報処理装置には電子コンテンツから抽出されたコンテンツ構成要素(静止画像、動画像、もしくは音声)と一般出力制限リストに登録されたコンテンツ構成要素(静止画像、動画像、もしくは音声)を比較し、同じものか否か、あるいは同種ものか否かを判定する機能を保持している必要がある。
例えば、静止画像や動画像であれば、画像解析等を行い、二つの画像が同じか否か、あるいは同種ものか否かを判定する機能を保持している必要がある。具体的には、鑑賞する場合において例えば年齢制限を設定するのが好ましいような静止画像や動画像については、同一の画像に限らず同種の画像(類似の画像)か否かを判定する機能を保持しておく。
また、音声であれば、音声認識等を行い、二つの音声が同じか否か、あるいは同種のものか否かを判定する機能を保持している必要がある。具体的には、鑑賞する場合において例えば年齢制限を設定するのが好ましいような音声については、同一の音声に限らず同種の音声(類似の音声)か否かを判定する機能を保持しておく。
上記のような機能を保持している場合は、静止画像、動画像、もしくは音声であるコンテンツ構成要素にメタ情報が付与されていない場合であっても、当該コンテンツ構成要素自体を比較することで、出力制限決定部113は当該コンテンツ構成要素に対する出力制限の要否を判定することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本願発明は、煩雑な操作を必要とすることなく、容易に単語等のコンテンツ構成要素単位で出力制限をかけることができるため、電子書籍端末などの用途にも適用できる。
本発明の一実施の形態に係る情報処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る情報処理装置の各機能部を実現するコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。 図1に示した情報処理装置の主要動作を示すフローチャートである。 図3のステップS305で実行される出力制限リスト決定処理を示すフローチャートである。 図3のステップS307で実行される出力制限決定処理を示すフローチャートである。 図3のステップS309で実行される出力方法決定処理を示すフローチャートである。 図1に示した情報処理装置の一実施例、他の実施例、及びその他の実施例に関し、年齢別に分類された一般出力制限リストを示す説明図である。 図1に示した構成要素検出部が使用する、単語間の概念上の距離を示した概念辞書を示す説明図である。 図1に示した情報処理装置の一実施例、他の実施例に関し、電子コンテンツである「ドキュメントA」を示す説明図である。 図1に示した情報処理装置の一実施例に関し、出力制限リストを示す説明図である。 図1に示した情報処理装置の一実施例に関し、出力制限を加えられたコンテンツ構成要素(単語)を示す説明図である。 図1に示した情報処理装置の一実施例に関し、表示装置に出力制限を加えられた「ドキュメントA」が出力された場合の様子を示す説明図である。 図1に示した情報処理装置の一実施例に関し、表示装置に他の出力制限を加えられた「ドキュメントA」が出力された場合の様子を示す説明図である。 図1に示した情報処理装置の一実施例に関し、表示装置にさらに他の出力制限を加えられた「ドキュメントA」が出力された場合の様子を示す説明図である。 図1に示した情報処理装置の他の実施例に関し、概念辞書を示す説明図である。 図1に示した情報処理装置の他の実施例に関し、出力制限リストを示す説明図である。 図1に示した情報処理装置の他の実施例に関し、出力制限を加えられたコンテンツ構成要素(単語)を示す説明図である。 図1に示した情報処理装置の他の実施例に関し、表示装置に出力制限を加えられた「ドキュメントA」が出力された場合の様子を示す説明図である。 図1に示した情報処理装置の他の実施例に関し、表示装置に他の出力制限を加えられた「ドキュメントA」が出力された場合の様子を示す説明図である。 図1に示した情報処理装置の他の実施例に関し、表示装置にさらに他の出力制限を加えられた「ドキュメントA」が出力された場合の様子を示す説明図である。 図1に示した情報処理装置のさらに他の実施例に関し、電子コンテンツである「ドキュメントB」及び「ドキュメントB」に含まれる画像に付与されたメタ情報を示す説明図である。 図1に示した情報処理装置のさらに他の実施例に関し、表示装置に出力制限を加えられた「ドキュメントB」が出力された場合の様子を示す説明図である。
符号の説明
10 電子コンテンツ
12 出力制限情報
13 ユーザ情報
15 表示装置
100 情報処理装置
105 ユーザ認識部(ユーザ特定手段)
107 制限情報記憶部(制限情報記憶手段)
108 ユーザ情報記憶部(ユーザ情報記憶手段)
112 構成要素検出部(構成要素検出手段)
113 出力制限決定部(出力制限手段)
114 出力方法決定部(出力方法決定手段)
115 出力処理部(出力処理手段)

Claims (18)

  1. 出力を制限すべきコンテンツ構成要素を特定するための出力制限情報を記憶する制限情報記憶手段と、
    電子コンテンツを使用するユーザに関する情報であるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記出力制限情報と前記ユーザ情報とに基づいて、電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素のうちから、出力を制限すべきコンテンツ構成要素を決定する出力制限手段とを備えていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記電子コンテンツを構成する複数のコンテンツ構成要素に対する前記出力制限手段により決定された出力制限の状態に基づいて、前記電子コンテンツの出力方法を決定する出力方法決定手段と、
    前記出力方法決定手段により決定された前記電子コンテンツの出力方法に基づいて、前記電子コンテンツを出力する出力処理手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記コンテンツ構成要素は、単語、静止画像、動画像、及び音声のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制限情報記憶手段は前記出力制限情報として、さらにコンテンツ構成要素間の概念上の距離を示した概念辞書を備えており、
    前記概念辞書上において、前記電子コンテンツに含まれる出力が制限されるべきコンテンツ構成要素に対して、所定の概念上の距離内にある関連コンテンツ構成要素を検出する構成要素検出手段を備え、
    前記出力制限手段はさらに前記構成要素検出手段により検出された前記関連コンテンツ構成要素の出力を制限することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 前記コンテンツ構成要素が静止画像、動画像、もしくは音声の何れかであり、さらに当該コンテンツ構成要素にはメタ情報が付与されている場合、
    前記出力制限手段は、前記メタ情報に前記出力制限情報が含まれる当該コンテンツ構成要素に対して、出力を制限することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  6. 前記制限情報記憶手段は前記出力制限情報として、さらにコンテンツ構成要素間の概念上の距離を示した概念辞書を備えており、
    前記コンテンツ構成要素が静止画像、動画像、もしくは音声の何れかであり、さらに当該コンテンツ構成要素にはメタ情報が付与されており、
    前記概念辞書上において、前記電子コンテンツに含まれる出力が制限されるべきコンテンツ構成要素に対して、所定の概念上の距離内にある関連コンテンツ構成要素を検出する構成要素検出手段を備え、
    前記出力制限手段はさらに前記メタ情報に前記構成要素検出手段により検出された前記関連コンテンツ構成要素が含まれるコンテンツ構成要素の出力を制限することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  7. 前記出力方法決定手段は、電子コンテンツを構成する複数のブロックのうち、所定のブロック内に占める出力を制限された前記コンテンツ構成要素の数、もしくは割合が所定の閾値以上である場合に、所定のブロック全体の出力を制限することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  8. 前記所定のブロックは、一文、一段落、及び一場面のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記出力方法決定手段は、出力を制限された前記コンテンツ構成要素、もしくは出力を制限された前記ブロックをブランクで出力することを特徴とする請求項2または7に記載の情報処理装置。
  10. 前記出力方法決定手段は、出力を制限された前記コンテンツ構成要素、もしくは出力を制限された前記ブロックを任意の色で塗りつぶして出力することを特徴とする請求項2または7に記載の情報処理装置。
  11. 前記出力方法決定手段は、出力を制限された前記コンテンツ構成要素、もしくは出力を制限された前記ブロックを所定のオブジェクトに置き換えて出力することを特徴とする請求項2または7に記載の情報処理装置。
  12. 前記出力方法決定手段は、出力を制限された前記コンテンツ構成要素の色、もしくは出力を制限された前記ブロックの色を背景色と同じにして出力することを特徴とする請求項2または7に記載の情報処理装置。
  13. 出力を制限された前記コンテンツ構成要素、もしくは出力を制限された前記ブロックに音声が含まれる場合、前記出力方法決定手段は、当該音声を出力しないようにすることを特徴とする請求項2または7に記載の情報処理装置。
  14. 入力されたユーザ識別情報によりユーザを特定するユーザ特定手段を備え、
    前記出力制限手段は、ユーザ情報として、ユーザ情報記憶手段に記憶されているユーザ情報のうち、ユーザ特定手段にて特定されたユーザのユーザ情報を使用することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  15. 前記ユーザ情報はユーザの年齢を示す情報を含んでおり、前記出力制限情報は、ユーザの年齢に応じた、出力を制限すべきコンテンツ構成要素に関する情報を含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  16. 出力を制限すべきコンテンツ構成要素を特定するための出力制限情報を記憶する制限情報記憶ステップと、
    電子コンテンツを使用するユーザに関する情報であるユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶ステップと、
    前記出力制限情報と前記ユーザ情報とに基づいて、電子コンテンツに含まれるコンテンツ構成要素のうちから、出力を制限すべきコンテンツ構成要素を決定する出力制限ステップとを備えていることを特徴とする情報処理方法。
  17. 請求項1から15の何れか1項に記載の情報処理装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための情報処理プログラム。
  18. 請求項17に記載の情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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