JP2008040373A - 音声ガイダンスシステム - Google Patents

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健司 永松
Ryota Kamoshita
亮太 鴨志田
Yusuke Fujita
雄介 藤田
Yoshinori Kitahara
義典 北原
Yuichi Mori
森  有一
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Abstract

【課題】利用者の情報提供履歴、情報提供嗜好を取得し、それを活用することで、その利用者により効果的に情報を提供、または音声ガイダンスを行うことを可能にする音声ガイダンスシステムおよび音声ガイダンス方法を提供する。
【解決手段】利用者の情報提供履歴、情報提供嗜好に応じて、情報提供、あるいは音声ガイダンスを行う音声ガイダンスシステムにおいて、利用者を特定する利用者判定手段と、前記利用者判定手段で判定された利用者情報をもとに利用者に提供すべき情報およびその音声ガイダンス方法を変更するガイダンス方法変更手段とを持つ。
【効果】利用者が過去にどのような情報提供、音声ガイダンスを受けたか、または提供方法、音声ガイダンス方法に関してどのような嗜好があるのかという情報を取得し、それを活用することで、その利用者により効果的に情報を提供、または音声ガイダンスを行うことが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は音声ガイダンスシステムおよび音声ガイダンス方法に関係する。特に、利用者が過去にガイダンスを受けた、または受けている内容に応じて、提供する情報を変更するとともにガイダンス音声のパラメータを変更してガイダンスを行う音声ガイダンスシステムに関係する。
自動車のカーナビゲーション装置に代表される車載用情報端末の発展やGPS付き携帯電話の登場などにより、利用者と共に移動し、利用者に様々な情報を音声で提供する装置が大きく普及してきている。
これまでは地図に現在地点、経路を表示するだけであったり、通っている経路の近くにある店舗などの情報を検索して表示する機能が主なものであったが、今後は通信機能をさらに活用して、より多くの情報を利用者に提供できるような仕組みが求められるようになってきている。
このような状況により、移動体用の情報提供装置・音声ガイダンス装置に対して様々な機能を付与するための発明がなされてきており、例えば、装置が情報を取得する情報提供センタ側に、個々の利用者の嗜好情報を管理しておき、利用者に提供する情報をそれらの嗜好情報に応じてカスタマイズする機能がある(例えば、特許文献1参照)。
また、利用者個々人の移動履歴を記録しておき、それぞれの利用者に対しては、その移動履歴と類似した移動履歴を持つ利用者が過去に移動した場所・施設に関する情報を優先的に提供することも開示されている(例えば、特許文献2参照)。
また、移動体の移動履歴を記録しておき、その移動履歴に基づいて、次の移動先を予測し、そこに関する情報を提供する機能、また頻繁に移動しているエリア、長時間滞在している場所などの情報を移動履歴情報から抽出することで、それらに関する情報を提供する機能もある(例えば、特許文献3参照)。また、その移動の目的に応じて提供する情報を切り替えるという発明もある(例えば、特許文献4参照)。
特開2002−132645号公報 特開2002−140362号公報 特開2000−324246号公報 特開2004−144531号公報
ところで、利用者が情報提供、あるいは音声ガイダンスを受けるに際して、その利用者が過去にどのような情報提供を受けたか、またはその利用者の情報提供に関する嗜好が、新たな情報提供、または音声ガイダンスのあり方に大きく影響する。すなわち、まったく新しい情報を提供、音声ガイダンスする場合は、簡単な情報から提供すべきであるし、音声ガイダンスとしてもゆっくりとした音声で聞かせた方が効果的である。一方、すでに過去に提供を受けた事物に関する情報であれば、さらに新しい内容を提供すべきであるし、音声ガイダンスの話速も早めにして情報量を増やすなどすることも効果的である。
しかるに、従来の技術では、利用者の過去の情報提供履歴や嗜好に合わせて、提供される情報の内容や音声ガイダンスのパラメータ等を変化させて、情報提供、あるいは音声ガイダンスを行う技術は存在しなかった。
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、利用者が過去にどのような情報提供、音声ガイダンスを受けたか、または提供方法、音声ガイダンス方法に関してどのような嗜好があるのかという情報を取得し、それを活用することで、その利用者により効果的に情報を提供、または音声ガイダンスを行うことを可能にする音声ガイダンスシステムおよび音声ガイダンス方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明は、利用者の情報提供履歴、情報提供嗜好に応じて、情報提供、あるいは音声ガイダンスを行う音声ガイダンスシステムにおいて、利用者を特定する利用者判定手段と、前記利用者判定手段で判定された利用者情報をもとに利用者に提供すべき情報、およびその音声ガイダンス方法を変更するガイダンス方法変更手段とを持つことを特徴とする。
本発明により、利用者が過去にどのような情報提供、音声ガイダンスを受けたか、または提供方法、音声ガイダンス方法に関してどのような嗜好があるのかという情報を取得し、それを活用することで、その利用者により効果的に情報を提供、または音声ガイダンスを行うことが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の音声ガイダンスシステムおよび音声ガイダンス方法の基本的構成について説明するための図である。同図に示されるように、本発明の音声ガイダンスシステムおよび音声ガイダンス方法の基本的構成は、音声ガイダンス装置の利用者を検出・判定する利用者判定手段10と、音声ガイダンスの内容もしくは音声ガイダンス方法をどのように変化させるかを示すガイダンス変更情報を前記判定手段10で判定された利用者情報に応じて決定するガイダンス変更情報決定手段20と、さまざまな利用者情報に対応するガイダンス変更情報を格納したガイダンス変更情報格納手段30と、前記ガイダンス変更情報決定手段20で決定されたガイダンス変更情報に基づいてガイダンス内容または音声ガイダンス方法を変更するガイダンス方法変更手段40と、音声ガイダンスの情報そのものを格納した音声ガイダンス情報格納手段50と、前記音声ガイダンス情報格納手段50から選択された音声ガイダンス情報を前記音声ガイダンス方法変更手段40によってそのガイダンス方法を変更した結果を利用者に提示する音声ガイダンス手段60とで構成される。
次に、本発明の基本的構成図1において、各要素を具体的にどのような装置として構成すればよいかを説明する。
まず、利用者判定手段10は、この音声ガイダンスシステムの利用者が誰かを検出・判定するものであり、たとえば、本発明をPCのヘルプシステムとして実施する場合には、OCのログインユーザ情報を取得することで実現できる。また、本発明を博物館等の音声ガイダンス端末として実施する場合には、端末を利用者に渡す際にその利用者の属性(年齢/性別/興味等)を端末IDとともに記録しておき、その情報を端末IDから決定する手段を設けることで実現可能である。
次に、ガイダンス変更情報決定手段20は、その利用者が音声ガイダンスをどのような内容で、またはどのような方法で受け取りたいかを判定・決定するための手段である。
音声ガイダンス内容の違いに関しては、例えば、日本語/英語等の言語の違いであったり、または標準語/関西弁のように方言の違いであったりしてよい。さらには、ですます調/である調などの表現の違いや、特定の基本単語集合n語以外は含まないなどの語彙制限に関する違いなども考えられる。さらには、その利用者に前回提示したガイダンス内容に応じて、前回提示した情報は提示しないようにしたり、前回提示した内容のさらに詳細な情報を提示するなどのガイダンス内容に関する違いなどが含まれうる。
一方、音声ガイダンス方法の違いに関しては、例えば、音声ガイダンスの話者(男声/女声/子供声)の違いであったり、声の高さ・速さ・大きさなどの違いがある。さらには、特定の周波数領域を強調したりするなどのフィルタ処理の違いなども考えられる。
次に、ガイダンス変更情報格納手段30は、上述の音声ガイダンス内容や音声ガイダンス方法の様々な組み合わせを格納した記憶手段であり、前記前記ガイダンス変更情報決定手段20によって、それらの中からこのシステムの利用者にもっとも適した音声ガイダンス内容や音声ガイダンス方法が選択されるものである。
次に、ガイダンス方法変更手段40は、前記前記ガイダンス変更情報決定手段20によって選択された音声ガイダンス変更情報に基づいて、音声ガイダンス情報のガイダンス内容やガイダンス方法を変更する手段である。例えば、音声ガイダンス情報が音声合成用テキストデータで提供される場合であれば、そのテキストデータを音声ガイダンス変更情報が指定する言語や方言に応じて翻訳したり、同情報が指定する文末表現への置換処理を行う。また、同情報が指定する話者で音声合成を行うように音声ガイダンス手段60に指示したり、合成音声の声の高さ・速さ・大きさを音声ガイダンス変更情報が指定する値に変更するなどの処理を行う。
次に、ガイダンス情報格納手段50は、利用者に提供される音声ガイダンス情報そのものが格納されているものであり、例えば、音声合成用の読み上げテキストデータや、または音声再生用の音声データそのものが格納されていることが考えられる。さらには、複数の音声ガイダンス情報が格納されている実施形態も考えられる。
最後に、音声ガイダンス手段60は、前記ガイダンス情報変更手段40によって、その内容やガイダンス方法が変更された音声ガイダンス情報を、利用者に対して音声提示するための手段である。例えば、音声ガイダンス情報がテキストデータとして提供されている場合には音声合成装置として実施することが可能であり、または音声ガイダンス情報が音声データそのものである場合にはDAコンバータなどの音声再生装置として実施することも可能である。
以上の構成により、利用者が過去にどのような情報提供、音声ガイダンスを受けたか、または提供方法、音声ガイダンス方法に関してどのような嗜好があるのかという情報を取得し、それを活用することで、その利用者により効果的に情報を提供、または音声ガイダンスを行うことが可能となる。
以下では、上記の基本的構成を基に、具体的なシステムとして実施する方法について記述する。
図2は本発明を博物館などの展示物に関する音声ガイダンス端末として実施する場合の構成を図示したものである。この実施例は、音声ガイダンス端末側と利用者情報サーバ側とで構成される。このシステムでは、音声ガイダンス端末を持っている利用者が次の展示物の前に移動した際に音声ガイダンスとして提供される情報の内容と提供方法が、その利用者に合わせて変更される。すなわち、その利用者がそれまでの展示経路でどのようなガイダンス情報の提供を受けたか、また、その利用者の年齢・性別などの属性に応じて、この展示物に関するガイダンス情報の内容、およびその音声ガイダンス方法(音声合成による読み上げスタイル)が変更される。
以下、図2の各構成要素について、その処理の流れに沿って説明する。
まず、位置情報検出手段90は、この音声ガイダンス端末の位置を検出するための手段である。すなわち、この端末がどの展示物の前にあるかを検出するものであり、例えば、GPS(Global Positioning System)装置のほか、電波・赤外線による測位装置、RFタグなど、すでに公知の様々な手段を利用することができる。
次に、端末ID検出手段100は、この音声ガイダンス端末の端末IDを検出し、それを利用者情報サーバ側に送信するための手段である。端末IDは音声ガイダンス端末のフラッシュメモリやROMなどの記録装置に格納しておき、それを読み取り装置で読み出すことで検出することができる。こうして検出された端末ID情報は、例えば無線LAN装置などの無線通信手段を用いて、サーバ側に送信される。
端末ID検出手段100から送信された端末ID情報は、利用者情報サーバ内の利用者情報判定手段170によって受信され、同手段170はその端末IDの端末を利用している利用者に関する情報、すなわち利用者情報を、利用者情報格納手段180から選択される。
利用者情報格納手段180は、その博物館内において、音声ガイダンス端末を利用している利用者すべての情報を、その利用端末IDと対応づけて格納した情報記憶手段である。
この利用者情報格納手段180に格納されている情報の一例を図3に示す。図3の情報のレコード一つ一つが端末ID200に示す端末IDの音声ガイダンス端末を持つ利用者の属性を示している。例えば、端末ID「2」の音声ガイダンス端末を持つ利用者は、利用言語が「日本語」であり、年齢は「高校生」、また、現在までに「#1」と「#2」と「#3」のガイダンス情報の提供を受けていることを示している。図3のような利用者情報が利用者情報格納手段180に格納されている場合、利用者情報格納手段180は音声ガイダンス端末から受け取った端末IDを端末IDフィールド200と比較することで、その音声ガイダンス端末の利用者に関する利用者情報を検索することができる。こうして検索された個々の利用者情報は、元の音声ガイダンス端末内のガイダンス変更情報決定手段110に送信される。
一方、利用者情報格納手段180に格納される利用者情報は、利用者情報入力手段190によって、入力・格納される。利用者情報入力手段190は、音声ガイダンス端末を利用者に渡す際にオペレータが利用者情報を入力するための装置であり、通常のキーボード、マウスなどの入力手段やGUIなどによる入力インタフェース表示手段を備えたPCとして実現することができる。
次に、ガイダンス変更情報決定手段110は、利用者情報サーバ内の利用者情報判定手段170から送信された利用者情報を受け取り、その利用者、すなわちこの音声ガイダンス端末を利用している者に対して、音声ガイダンスの内容や提示方法をどのように変更すべきかを指定するガイダンス変更情報を選択する。
ガイダンス変更情報格納手段120は、そのガイダンス変更情報各種を格納した記憶手段である。このガイダンス変更情報格納手段120に格納されているガイダンス変更情報の一例を図4に示す。
図4の最初のレコードの意味は、音声ガイダンス端末が現在位置「11」にあり、利用者の言語が「日本語」、年齢が「小学生」、提供済み情報は「条件なし」の場合に提供すべき次提供情報が「#23」の音声ガイダンス情報であり、それを声種「女声」で、話速「5」として音声合成で読み上げさせるということを示す。
例えば、端末ID「2」の音声ガイダンス端末が現在位置「11」にある場合、ガイダンス変更情報決定手段110は利用者情報サーバから図3の2番目のレコードに相当する利用者情報を受け取る。こうして受け取った利用者情報を、ガイダンス変更情報格納手段120内に格納されたガイダンス変更情報データベース(図4)と照合することで、図4の4番目のレコードに相当するガイダンス変更情報が選択されることになる。
こうして選択されたガイダンス変更情報は次に、図2のガイダンス文章選択手段130と合成パラメータ変更手段150へと渡される。
ガイダンス文章選択手段130では、渡されたガイダンス変更情報内の次提供情報フィールドを参照して、ガイダンス文章格納手段140の中から対応するガイダンス文章データを選択する。このガイダンス文章格納手段140に格納されているガイダンス文章データベースの一例を図5に示す。例えば、図5の1番目のレコードは、提供情報ID「#1」のガイダンス情報は、言語が「日本語」、対象となる利用者の年齢は「小学生」であり、その文章内容は「こんにちはー、・・・」という内容であることを示している。こうして、ガイダンス変更情報決定手段110から渡されたガイダンス変更情報内の次提供情報のIDに対応するガイダンス文章が選択されて、合成パラメータ変更手段150へと渡される。
次に、合成パラメータ変更手段150では、ガイダンス文章選択手段130から渡されたガイダンス文章情報、すなわち音声合成用テキストデータと、ガイダンス変更情報決定手段110から渡されたガイダンス変更情報内の音声合成用パラメータ(声種、話速等)を用いて、音声合成用データへの変換を行う。この変換は、例えば、ガイダンス文章情報(漢字かな混じりテキスト)を音声合成装置が受理可能な中間言語表現に変換し、指定された音声合成用パラメータ(声種、話速等)をその中間言語データ内に制御情報として埋め込むなどの処理として実現される。具体的には、図6に示すように、漢字かな混じりテキストのガイダンス文章データ「こんにちはー、・・・」に対して、読み・アクセント情報解析処理を行うことで中間言語表現データ「コンニチワー、・・・」へと変換し、さらに声種「女声」、話速「5」という音声合成用パラメータ情報を制御情報として中間言語表現に埋め込むことで、パラメータ埋め込み中間言語表現データ「<PARAM VOICE=1><PARAM SPEED=5>コンニチワー、・・・」へと変換される。読み・アクセント情報解析処理としては、従来の音声合成処理における読み・アクセント情報解析処理、または日本語解析処理を用いることが可能であり、すでに多くの技術が公知となっている。また、制御情報の埋め込み処理は単純な文字列置換、または文字列挿入処理として実現可能であり、ここで埋め込むべき制御情報の書式は、この中間言語データを受理する音声合成手段によって定められる。図6では、制御情報をXMLタグ書式で指定する例を図示したが、この他にも様々な書式がありえる。
最後に、音声合成手段160は、合成パラメータ変更手段150から渡されたパラメータ埋め込み中間言語表現データを入力とし、それを音声データに変換、さらにスピーカ等の音声出力装置によって利用者に音声ガイダンスとして提示する。この音声合成処理としては、すでに多くの技術が公知となっており、それらを実施することによって実現可能である。
この実施例1では、合成パラメータ変更手段150によって、音声合成手段160が受理可能なパラメータ埋め込み中間言語表現へのデータ変換処理を行う例を示したが、音声合成手段によっては、ガイダンス文章選択手段130から受け取った漢字かな混じりテキストのままのガイダンス情報をそのまま受理可能な場合も存在する。その場合、音声合成用パラメータ情報はその読み上げテキストとは別途入力することで、指定されたパラメータでその読み上げテキストを音声読み上げすることが可能である。
こうして、ある展示物に関する音声ガイダンスが行われると、利用者情報サーバ内の利用者情報格納手段180内のこの利用者に関するレコードの情報は新たな内容で更新される。
以上の処理により、図2を実施した実施例1においては、音声ガイダンス端末を持っている利用者が次の展示物の前に移動した際に音声ガイダンスとして提供される情報の内容と提供方法が、その利用者に合わせて変更されるという効果が得られる。すなわち、その利用者がそれまでの展示経路でどのようなガイダンス情報の提供を受けたか、また、その利用者の年齢・性別などの属性に応じて、この展示物に関するガイダンス情報の内容、およびその音声ガイダンス方法(音声合成による読み上げスタイル)が変更されるという機能が実現される。
図7は本発明を携帯ガイダンス端末として実施した場合の構成を示すものである。この端末は利用者固定であり、その利用者がこの端末を様々な家電機器に接続することで、その機器に関するガイダンス情報(利用方法等)をその利用者に特化した内容、提示方法で音声提示することを可能とするものである。例えば、この端末は、PCやHDDレコーダー等にUSB等のインタフェースで接続可能な音声ガイダンス端末として実現することも可能であるし、例えば端末側の機能を音声ガイダンスプログラムとして格納した記憶装置(フラッシュメモリ等)として実現し、その記憶装置を家電機器に接続することで家電機器側のCPU機能を利用して、その音声ガイダンスプログラムを動作させるという実現方法も可能である。
以下、実施例2を示す図7が実施例1を示す図2と異なる点について説明する。
まず、図7の利用者情報格納手段180は、この携帯ガイダンス端末を所有する利用者に関する情報のみを格納する点で、図2の利用者情報格納手段180とは異なる。
次に、ガイダンス文章格納手段140は、音声ガイダンス端末側ではなく、ガイダンスが行われるべき家電機器側に内蔵される。携帯ガイダンス端末を家電機器に接続することで、家電機器内のガイダンス文章格納手段140と、ガイダンス端末内のガイダンス文章選択手段130との接続が確立され、携帯ガイダンス端末で家電機器に対するガイダンス内容を取得することが可能となる。この接続方法については、例えば、家電機器のOSのファイルシステムの特定の位置に、このガイダンス文章データファイルを格納しておいたり、またはOSの情報データベース(レジストリ等)の特定のレコードにこのデータファイル、またはデータベースの所在を記述しておくなどの方法を採用することが可能である。
最後に、ガイダンス対象表示入力手段500は、携帯ガイダンス端末が現在接続されている家電機器において、どのような内容のガイダンスが可能であるかを表示するとともに、利用者からその中のどのガイダンスを音声提示するかを指定させるための手段である。このガイダンス対象表示入力手段500としては、LCD等の表示装置と、マウス、タッチパネル、ボタン、キーボードなどの入力装置を利用することができる。
その他の構成要素については、図2に示す実施例1の場合と同様の機能を担う。
以上の構成によって、音声ガイダンス機能を持つ携帯ガイダンス端末を、様々な家電機器等に接続することで、その機器に関するガイダンス情報を、その利用者が他の家電機器等に接続した際にどのようなガイダンス情報の提供を受けたか、また、その利用者の年齢・性別などの属性に応じて、この家電機器に関するガイダンス情報の内容、およびその音声ガイダンス方法(音声合成による読み上げスタイル)が変更されるという機能が実現される。
以上説明したように、本発明によれば、利用者が過去にどのような情報提供、音声ガイダンスを受けたか、または提供方法、音声ガイダンス方法に関してどのような嗜好があるのかという情報を取得し、それを活用することで、その利用者により効果的に情報を提供、または音声ガイダンスを行うことが可能となる。
本発明の音声ガイダンスシステムおよび音声ガイダンス方法の基本的構成例である。 本発明の実施例1における音声ガイダンス端末と利用者情報サーバの構成例である。 本発明の実施例1における利用者情報格納手段180に格納されている情報の一例である。 本発明の実施例1におけるガイダンス変更情報格納手段120に格納されているガイダンス変更情報の一例である。 本発明の実施例1におけるガイダンス文章格納手段140に格納されているガイダンス文章データベースの一例である。 本発明の実施例1のガイダンス文章情報、および合成パラメータ変更手段150において変換される中間言語表現、パラメータ埋め込み中間言語表現の一例である。 本発明の実施例2における携帯ガイダンス端末とガイダンス情報を提供する家電機器の構成例である。
符号の説明
10:利用者判定手段、20:ガイダンス変更情報決定手段、30:ガイダンス変更情報格納手段、40:ガイダンス方法変更手段、50:ガイダンス情報格納手段、60:音声ガイダンス手段、90:位置情報検出手段、100:端末ID検出手段、110:ガイダンス変更情報決定手段、120:ガイダンス変更情報格納手段、130:ガイダンス文章選択手段、140:ガイダンス文章格納手段、150:合成パラメータ変更手段、160:音声合成手段、170:利用者情報判定手段、180:利用者情報格納手段、190:利用者情報入力手段、200:端末ID、210:利用者の言語、220:利用者の年齢、230:提供済み情報、300:現在位置、310:利用者の言語、320:利用者の年齢、330:提供済み情報、340:次提供情報、350:声種、360:話速、400:提供情報ID、410:利用者の言語、420:利用者の年齢、430:ガイダンス文章、500:ガイダンス対象表示入力手段。

Claims (8)

  1. 音声ガイダンスデータを格納するガイダンス情報格納手段と、その音声ガイダンスデータを音声として利用者に提示する音声ガイダンス手段とを持つ音声ガイダンスシステムであって、加えて、
    該音声ガイダンスシステムの利用者を特定する利用者決定手段と、
    音声ガイダンスデータを変更する方法を定義した情報であるガイダンス変更情報を、該音声ガイダンスシステムの利用者に関する情報に基づいて決定するガイダンス変更情報決定手段と、
    前記ガイダンス変更情報に基づいて前記音声ガイダンスデータを変更するガイダンス方法変更手段とを
    持つことを特徴とする音声ガイダンスシステム。
  2. 前記ガイダンス変更情報は、前記音声ガイダンスデータの言語・方言・口調などの内容そのものの変更を定義することを特徴とする請求項1に記載の音声ガイダンスシステム。
  3. 前記ガイダンス変更情報は、前記音声ガイダンスデータの声種・話速・音高・音量などの音声再生方法の変更を定義することを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の音声ガイダンスシステム。
  4. 前記利用者決定手段は、利用者が過去に提示を受けた音声ガイダンスデータの履歴情報を取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の音声ガイダンスシステム。
  5. 前記利用者決定手段は、利用者の年齢、性別、言語等の利用者属性情報を取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の音声ガイダンスシステム。
  6. 前記利用者決定手段は、該音声ガイダンスシステムのIDを取得し、加えて、
    すべての音声ガイダンスシステムの利用者に関する利用者情報を管理する利用者情報サーバに前記IDを送信する送信手段と、
    前記利用者情報サーバから前記IDに対応する利用者に関する利用者情報を受け取る受信手段と、
    を持つことを特徴とする請求項1乃至3に記載の音声ガイダンスシステム。
  7. 前記ガイダンス情報格納手段はガイダンス文章のテキストデータを格納し、前記音声ガイダンス手段は該テキストデータを音声合成技術によって音声に変換して再生することを特徴とする請求項1乃至6に記載の音声ガイダンスシステム。
  8. 音声ガイダンスデータを音声として利用者に提示する音声ガイダンス手段とを持つ音声ガイダンスシステムであって、加えて、
    音声ガイダンスデータを変更する方法を定義した情報であるガイダンス変更情報を、該音声ガイダンスシステムの利用者に関する情報に基づいて決定するガイダンス変更情報決定手段と、
    前記ガイダンス変更情報に基づいて前記音声ガイダンスデータを変更するガイダンス方法変更手段と、
    該音声ガイダンスシステムが接続されている機器内に存在するガイダンス情報格納手段から、利用者に提示すべきガイダンス情報を選択するガイダンス文章選択手段とを持つことを特徴とする音声ガイダンスシステム。
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