JP2006235470A - 現像剤補給容器 - Google Patents

現像剤補給容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006235470A
JP2006235470A JP2005053001A JP2005053001A JP2006235470A JP 2006235470 A JP2006235470 A JP 2006235470A JP 2005053001 A JP2005053001 A JP 2005053001A JP 2005053001 A JP2005053001 A JP 2005053001A JP 2006235470 A JP2006235470 A JP 2006235470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
supply container
rotation
shaft
developer supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005053001A
Other languages
English (en)
Inventor
Bunro Tazawa
文朗 田澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005053001A priority Critical patent/JP2006235470A/ja
Publication of JP2006235470A publication Critical patent/JP2006235470A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】簡単な撹拌構成でコストアップすることなく、初期の起動トルクの大幅な増大や、粗大粒子を発生することなく、長期停止時及び本体駆動源による加振によって排出開口付近が閉塞した場合でも、良好な排出性能を発揮する現像剤補給容器を提供すること。
【解決手段】回転部材が、前記現像剤収納部に収容され回転可能に支持された軸部と、前記軸部に取り付けられ、前記軸部が回転することで、前記現像剤を前記軸部の回転軸線方向に前記排出口に向けて搬送する搬送翼部と、前記軸部が回転することで前記排出開口部付近の現像剤を前記軸部の回転軸線方向及び回転半径方向について排出口から遠ざかる方向に搬送するよう構成された解し部とで現像剤補給容器を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、現像剤を使用して画像を形成する電子写真画像形成装置(以下、単に「画像形成装置」とも言う)に粉体現像剤を供給するための現像剤補給容器に関し、特に現像剤を撹拌しながら現像剤供給開口に搬送する現像剤撹拌翼を有する現像剤補給容器に関するものである。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
電子写真複写機や、レーザービームプリンタ等の画像形成装置は、一様に帯電させた感光体ドラムに選択的な露光をして潜像を形成し、その潜像を現像剤で現像して現像剤像を形成し、該現像剤像を記録媒体に転写して画像記録を行う。このような装置にあっては、現像剤が無くなる都度補給しなければならないが、ここで画像形成装置に現像剤を補給するための現像剤補給容器は、収納した現像剤を画像形成装置本体の現像剤受入容器に一度に全量補給する所謂一括補給型現像剤補給容器と、画像形成装置本体に現像剤補給容器を装着後、そのまま該現像剤補給容器を据え置き、現像剤を使い切るまで徐々に現像装置に現像剤を補給する、所謂据え置き型現像剤補給容器とに大別される。
特に、近年においては、現像剤補給時の汚れや操作性の観点から、前記据え置き型現像剤補給容器が数多く提案されており、現像剤補給容器の内部に回転する撹拌・搬送部材を内装し、画像形成装置本体に装着された状態で前記撹拌・搬送部材が回転することで内部に収納された現像剤を搬送・排出するよう構成されたものが実用化されている。
上述したような、本体据え置き型の現像剤補給容器にあっては、ユーザー先に届くまでの物流やユーザー先等での長期保管等により現像剤が或る程度締まった状態で、複写機本体に装着されることが充分想定されることから、パッキングした現像剤を確実に崩し、画像形成装置本体の要求に従って補給を行うよう設計する必要がある。又、本体に装着された後においても、長期停止等による長期放置や本体稼動中の各部駆動源による振動等により、物流によるパッキングに比べて緩いものの、やはり現像剤がパッキングしてしまう場合もあり、そのようなケースにおいても同じく画像形成装置本体の要求に従って補給ができるよう構成する必要がある。
上記のような課題を解決するために、パッキングした現像剤を解すためのパドル状の解し部材を設けたもの(例えば、特許文献1参照)や、丸棒状の突起からなる解し部材を設けたもの(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
特開平7−013420号公報(図9) 特開平8−123166号公報(図4)
上記に挙げた現像剤補給容器の提案により、上述したような理由により内部に収納した現像剤がパッキングしたような場合でも、画像形成装置本体からの要求補給量を満足する排出量を得ることが可能となった。
しかしながら、例えば特許文献1の構成においては、パッキングした現像剤中をパドル状の解し部材が回転・攪拌する構成であるために回転トルクが高くなるという問題があった。そのため、部材の強度アップや画像形成装置本体自体の強度アップ、又はモータの許容量アップ等、コスト的にもスペース的にも不利になる因子が多かった。
又、例えば特許文献2の構成においては、パッキングした現像剤を解すための解し部材が丸棒状の突起であるため、上述したような回転トルクの大幅な増大は避けられるものの、解し効果は特許文献1に示されるパドル状の解し部材に比して若干低くならざるを得なかった。但し、本例にて挙げた現像剤補給容器は、現像剤収納部の略全域に渡って現像剤排出開口が設けられている構成であるため、解し効果が低いながらも解したそばから別途設けられたアジテータ部材によってそのまま排出されれば良いため、特に問題はなかった。
しかしながら、後述する本発明にて示すような現像剤補給容器のように、排出開口が現像剤収納部の一部分に設けられており、内装された搬送部材により前記収納部内の現像剤を排出開口部まで搬送する構成の現像剤補給容器においては、前記解し部材によりパッキングした現像剤を解しても、直ぐに搬送部材により解した部分に現像剤が送り込まれ、再び現像剤がパッキングに近い状態となってしまい、充分に解し効果を発揮することができない場合があった。特に、背景技術にて説明した解し部材は、回転方向に対して現像剤を横方向に避ける機能は若干有しているものの、前記搬送部材の搬送能力に比してその能力は低いため、パッキングした現像剤を解すのに充分なスペースを稼ぐことができなかった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、搬送部により送り込まれる現像剤によって再び現像剤が締まってしまうことなく、効率的に解し効果を発揮するとともに、コストアップを抑えることができる現像剤補給容器を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、電子写真画像形成装置本体に装着された状態で、前記電子写真画像形成装置本体に設けられた被供給部に現像剤を供給するための容器であって、現像剤を収納する現像剤収納部と、前記現像剤収納部に形成され、前記現像剤収納部の収納スペース全長よりも短い長さを有する現像剤排出開口部と、前記現像剤収納部の内部に回転可能に配設された回転部材と、を有する現像剤補給容器において、前記回転部材が前記現像剤収納部に収容され回転可能に支持された軸部と、前記軸部に取り付けられ、前記軸部が回転することで、前記現像剤を前記軸部の回転軸線方向に前記排出口に向けて搬送する搬送翼部と、前記軸部が回転することで前記排出開口部付近の現像剤を前記軸部の回転軸線方向及び回転半径方向について排出口から遠ざかる方向に搬送するよう構成された解し部とから成ることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記解し部は、前記軸部から回転半径方向に延出する腕部と、前記腕部先端付近に設けられた送り部とから成り、前記送り部には回転することで前記排出開口部付近の現像剤を、前記軸部の回転軸線方向や前記軸部の回転半径方向に排出口から遠ざかる方向へ搬送するよう、該送り部の進行方向に対して斜面を形成して成ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記送り部に設けられた斜面は、回転軸線に遠い側よりも回転軸線に近い側が前記送り部の進行方向に対して遅れるよう20〜70°傾けて設けられ、更に前記斜面は、前記軸部の回転軸線に対しても20〜70°傾けて設けられていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記送り部は、容器内壁面と少なくとも、0.5〜10mm程度のクリアランスを有していることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記回転部材の回転に伴い、前記搬送翼部により前記排出開口方向に搬送される現像剤量は、前記解し部により前記排出開口から遠ざかる方向に搬送される現像剤量よりも多いことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の発明において、前記搬送翼部は可撓性材料から成り、前記解し部は剛性の高い材料から成ることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、パッキングした現像剤を解すための部材が単なる突起状のものではなく、排出開口から、現像剤を解し部の回転軸線方向及び回転半径方向について遠ざけるように搬送する機能を有するような形状とすることで、解し部が通過する領域に存在する開口付近に固まった現像剤を解すのみでなく、開口部付近に充分なスペースを生み出すことで、搬送部により送り込まれる現像剤によって再び現像剤が締まってしまうことなく、効率的に解し効果を発揮することが可能となる。又、単なるパドル状の解し部材の場合に比べて、格段に低い回転トルクで前述した解し効果が得られることから、該部材や本体強度を必要以上に上げることがないため、コストアップを抑えることが可能となる。
更に、本発明にて示すような小開口の現像剤補給容器においても、現像剤のパッキング等による排出量不足を解消することが可能となったため、排出量不足を補うために排出開口を大きくする必要がなくなり、延ては現像剤補給時の汚れを低減することが可能となった。又、補給量不足となった場合には、従来はユーザーに現像剤補給容器を一旦画像形成装置本体から脱着し、現像剤補給容器を振る作業が必要となる恐れがあったが、本構成により容器を振る必要がなくなり、ユーザーフレンドリー性をも向上させる現像剤補給容器の提供が可能となった。
請求項2記載の発明によれば、軸部から延出する腕部と、該腕部の先端に設けられた斜面、という一体成形も可能な簡単な構成にて、上述した効果を発揮し得る解し部を達成することができ、組み立て工数アップや、部品点数増等のコストアップをすることなく、排出性能を満足できる現像剤補給容器を提供することが可能となった。
請求項3記載の発明によれば、前記斜面を、それぞれ回転軸線方向及び回転半径方向に20〜70°傾けるよう形成することで、回転トルクの影響を極力低減し、且つ、排出性能を充分に満足し得る解し部材を有する現像剤補給容器の提供が可能となった。
請求項4記載の発明によれば、前記解し部の送り部が、現像剤補給容器の内壁面との間に0.5〜10mmのクリアランスを有するよう構成することで、該解し部が内壁面と摺擦することで発生する可能性のある現像剤の粗大粒子(以下、「粗粒」とも言う)の発生を防止するとともに、適正なクリアランスを設けることで、必要以上の回転トルクの増大を抑えることが可能な現像剤補給容器を提供することが可能となった。
又、排出後期のように現像剤補給容器内の現像剤量が少なくなり、現像剤補給容器の開口部付近の閉塞の懸念がなくなった場合には、前記クリアランスがあることにより、前記送り部による現像剤の開口から遠ざける方向への送り作用の影響を受けなくなる。従って、排出後期において搬送部材による現像剤の搬送量が減ってきた場合でも、前記排出開口から排出される現像剤量を安定に保つことができるため、排出の初期から後期に渡って良好な排出性能を得ることが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、前記解し部材により排出開口から遠ざかる方向に搬送される現像剤量を、前記搬送部材により排出開口方向に送られる現像剤量よりも少なくし、適正量とすることで、前記画像形成装置本体からの必要補給量を満足する現像剤補給容器を提供することが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、搬送翼部を可撓性を有する部材、前記解し部材を比較的剛性の高い部材にて形成することで、現像剤の搬送に対して必要充分な能力を低トルクにて発揮することができる搬送部材と、確実にパッキングした現像剤を解す効果を有する解し部材を達成することが可能となり、簡単な構成にてより信頼性の高い現像剤補給容器の提供が可能となる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
<実施の形態1>
(全体構成)
図2は本発明に係る現像剤補給容器が装着される電子写真画像形成装置の一例である電子写真複写装置の構成を示す概略断面図である。
図2において、100は電子写真複写装置本体(以下、「装置本体」とも言う)である。又、101は原稿であり、原稿台ガラス102の上に置かれ、光学部103の複数のミラーMとレンズLnにより、ドラム104上に現像の情報が結像するように配置されている。105〜108はカセットであり、これらカセット105〜108に積載された用紙Pのうち、操作部(不図示)から使用者が入力した情報若しくは原稿101の紙サイズから最適な用紙をカセット105〜108の用紙サイズ情報から選択する。
そして、給紙、分離装置105A〜108Aにより搬送された1枚の用紙Pを、搬送部109を経由してレジストローラ110まで搬送し、ドラム104の回転と、光学部103のスキャンのタイミングを同期させて搬送する。尚、111,112は転写、分離帯電器である。
その後、搬送部113により搬送された用紙Pは、定着部114において熱と圧により用紙上の現像剤Tを定着させた後、片面コピーの場合には、排紙反転部115を通過し、排紙ローラ116により排紙トレイ117へ排出される。又、両面コピーの場合には、排紙反転部115のフラッパ118の制御により、再給紙搬送路119,120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路を辿って排紙トレイ117へ排出される。
又、多重コピーの場合には、用紙Pは排紙反転部115を通り、一度排紙ローラ116により一部が装置外へ排出される。そして、その後、用紙Pの終端がフラッパ118を通過し、排紙ローラ116に未だ挟持されているタイミングでフラッパ118を制御すると共に排紙ローラ116を逆回転させることにより、再度装置内へ搬送される。更に、その後、再給紙搬送部119,120を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路を辿って排紙トレイ117へ排出される。
ところで、上記構成の装置本体100において、ドラム104の周りには現像機201、クリーナ部202、一次帯電器203が配置されている。ここで、現像機201は、原稿101の情報を光学部103によりドラム104に静電潜像として結像した情報を顕在化するために現像剤Tをドラム104上に吸着させるものであり、この現像機201へ現像剤Tを補給するための現像剤補給容器10が装置本体100に着脱可能に設けられている。
尚、本実施の形態においては、電子写真画像形成装置の一例として電子写真複写装置を挙げたが、他にも例えばスキャナー部を持たない所謂レーザービームプリンタやファクシミリであっても構わない。
(現像剤補給容器)
次に、本実施の形態に係る現像剤補給容器を、図1及び図3〜図9に基づいて説明する。
図3は本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器10の斜視図である。尚、前記現像剤補給容器10は、前記画像形成装置本体100に装着される際は、本図に示される姿勢にて装着されるものである。図8は図3に示す現像剤補給容器10の断面図であり、(A)は撹拌軸17に平行な平面で切った断面、(B)は撹拌軸17に垂直な面で切った断面を示す。又、図1は本実施の形態にて用いられている撹拌軸17を示す斜視図、図4は同撹拌軸17を示す(A)上面図、(B)左側面図、()正面図である。又、図5は本実施の形態にて用いられている搬送部材16を示す正面図であり、図6は前記搬送部材16を前記撹拌軸17に装着した際の斜視図、図7は図6に示した搬送部材16を装着した撹拌軸17の(A)が正面図、(B)上面図である。
図3に示す現像剤補給容器10は装置本体100に装着され、そのまま据え置いて現像剤Tを使い切るまで徐々に被供給部である現像機201へ現像剤Tを補給する、所謂据え置き型のものである。
本実施の形態において現像剤補給容器10は、現像剤Tを収納する現像剤収納容器本体11にフタ部12を超音波溶着等の従来公知の手段にて接合して形成され、他にツマミ部13、下方には前記現像剤Tを供給する現像剤排出開口部11a(図8及び図9参照)を有し、通常はシャッター部材14により封止されており、画像形成装置本体に装着され前記ツマミ部13を操作することで開封される構成となっている。
又、容器本体10の内部に現像剤撹拌部材15(図6等参照)を設けている。現像剤補給容器10は、上述のように現像手段に現像剤Tを供給するものであり、使用者が前記ツマミ部13を操作することにより装置本体100に挿脱可能に構成している。
但し、現像剤補給容器10の組立て方法や装置本体100への挿脱方法については、本発明の主旨とは関係ないため、その他の方法・構成であっても何ら問題ない。
次に、前記現像剤補給容器10の形態について詳述する。
前記現像剤補給容器10は、図3等に示すように、下部が半円筒形状で、上部には幅を下部の半円筒部の直径と略等しい直方体形状から成る中空箱体を成している。本実施の形態では、容器10の幅寸法(半円筒部の直径、図8(B)のW寸法)を約90mmとした例を示している。又、図8に示されるように、前記下部の半円筒部の略中心部には後述する撹拌部材15が回転可能に軸支されており、内部に収納された現像剤Tを撹拌・搬送することが可能となる。更に、前記下部の半円筒部の円筒面上、前記撹拌部材15の回転軸線方向の略中央部、鉛直真下から約60°の位置には、前記現像剤Tを排出し、前記画像形成装置本体100に供給するための前記現像剤排出開口11aが撹拌部材の回転軸線方向に約20mm、撹拌部材の回転方向に約10mmの大きさで設けられている。
ここで、容器10の幅寸法については、本発明の主旨により限定されるものではないが、本発明にて示すような可撓性部材で形成された搬送翼16を用いる場合には、回転中心から容器内壁面までの距離が大きくなると、前記搬送翼16を形成する可撓性部材の剛性が足りなくなり、現像剤Tの撹拌・搬送能力が低下する恐れがあるため、300mm程度以下が望ましい。又、後述する解し部材17aの回転半径が大きくなってしまい、トルクアップの懸念が生じることからも、やはり容器10の幅寸法については300mm程度以下が好ましい。但し、前記可撓性部材の剛性不足を補うために、前記撹拌部材15を前記可撓性部材のみで構成するのではなく、前記撹拌軸17から翼16を補助する突起等を設けた場合や、本容器が装着される画像形成装置本体の撹拌トルク許容値等のスペック次第では、この限りではない。
又、前記現像剤排出開口11aの配置位置、大きさについては、画像形成装置本体100の設計上の制約や、収納される現像剤Tの粉体特性等により適宜設定することが好ましく、本発明の主旨により特に制約を受けるものではない。
(現像剤撹拌部材)
本実施の形態に用いられる現像剤撹拌部材15は、図6に示すように、撹拌軸17とこれに接合される撹拌翼16から成り、図8及び図9に示すように、現像剤補給容器10内部に配置されている。撹拌軸17は、棒状部材であり、一端には前記現像剤補給容器側壁を挟んでカップリング18を嵌入する嵌入部が形成される(このカップリング18は前記画像形成装置本体100からの駆動力を前記現像剤撹拌部材15に伝えるものである)。又、他端は現像剤補給容器内に設けられた軸支穴19に挿入されている。前記撹拌軸17と前記撹拌翼16との接合方法は、パッチン止めや熱カシメ、ネジ止め等、従来公知の方法を用いて構わない。
ここで、前記撹拌軸17には、前記撹拌軸の回転半径方向に延出する腕部17a1と、更に該腕部の先端部に設けられた送り部17a2とから成る解し部17aが設けられており、前記解し部17aは前記軸部17が回転することで前記排出開口部11a付近の現像剤Tを前記撹拌軸部17の回転軸線方向及び回転半径方向について排出口から遠ざかる方向に搬送するように構成されている。
ここで、前記腕部17a1の配置について本実施の形態に基づき詳述する。
先ず、前記撹拌軸17に対する配置角度は、後述する搬送翼16が設けられる部位から180°反転した位置に設けられている。又、前記撹拌軸17の回転軸線方向の配置位置については、前記排出開口11aに相当する部分に設けられており、更にその先端が、容器内壁面とクリアランスを有するように設けられている。
ここで、腕部17a1の配置位置、位相については前述した搬送翼16の装着及び機能に影響のない位置であれば問題なく、本発明の主旨により制約を受けるものではない。但し、回転軸線方向の位置については、前記排出開口11aから外れる部分に設け、後述する送り部17a2を前記排出開口部11aにかかるように設けることで本発明の主旨は達成されるため制約を受けるものではないが、該送り部17a2を極力短くすることが部材の強度やトルク低減を図る上で望ましく、又、前記腕部17a1の両側に該送り部17a2を設ける方が、強度バランス的に優れるため本実施の形態においては、図8(A)に示される位置とした。
更に、前記腕部17a1の長さについては、容器10の内壁面とのクリアランスが2mmとなるよう配置した。このクリアランス量については、0.5mm以下である場合には、部品の成形精度や組み付け精度、又は回転トルク付加時の部材の変形等により、前記解し部が現像剤補給容器内壁面と摺擦してしまい、トルクアップの要因となるとともに、粗粒の発生の原因となり好ましくない。又、クリアランスが10mmよりも大きいと、解し部が前記排出開口部付近のパッキングした現像剤を充分に解すことができず、充分な排出性能が得られなくなる可能性があることから、先述のように、クリアランスについては0.5〜10mmの間が好ましく、より好ましくは1〜5mm程度が望ましい。
又、該腕部17a1の回転方向先端面には図1に見られるようにパッキングした現像剤中を進行する際の抵抗を低減しトルク付加を抑えるような形状としている。尚、この形状については、該腕部17a1の進行方向両側面から進行方向に対して山型となるように形成しても構わず、進行方向に対して片側の面からのみ傾斜面を有する片刃形状にする等、成形上の制約等により適宜設定しても構わない。
又、該腕部17a1の材質については、パッキングした現像剤中を進行し、崩す役割を担う部位であることから、比較的剛性の高い材質を用いることが好ましく、金属等により形成し前記撹拌軸17に従来公知の手段にて接合しても構わず、前記撹拌軸をPS等の比較的剛性の高い樹脂にて成形し、該腕部17a1をも一体的に形成する等しても構わない。尚、本実施の形態においては、撹拌軸部17と一体的に設ける構成としたことより、ハイインパクトポリスチレンにて形成した。
次に、送り部17a2の構成について説明する。
前記送り部17a2は、前述したように、前記腕部17a1の先端部より前記送り部17a2が回転することで前記排出開口部11a付近の現像剤Tを、前記軸部17aの回転軸線方向及び前記軸部の回転半径方向に排出口11aから遠ざかる方向へ搬送するよう、前記解し部の進行方向に対して斜面を形成するよう構成されている。この斜面は、前記撹拌軸17の回転軸線方向については、前記腕部17a1との接合部から先端部に向かうに従って回転位相が遅れるよう形成され(図4(A)中θ1部)、更に前記撹拌軸17の回転接線方向には、前記撹拌軸17の回転方向上流側に向かうに従って回転半径が小さくなるよう角度を付けて形成されている(図4(B)中θ2部)。
この斜面の効果により、前記撹拌軸部17が回転し、前記送り部17a2がトナー中を進行すると、前記送り部17a2が通過した領域に存在した現像剤は、前記撹拌軸17の回転軸線方向及び回転半径方向に前記排出開口11aから遠ざかる方向に搬送されることとなる。
ここで、前記斜面の傾斜角度については、それぞれ前記撹拌軸17の回転軸線方向及び回転半径方向に20〜70°傾けるよう形成することで、回転トルクの影響を極力低減し、且つ、排出性能を充分に満足し得る解し部材17aを有する現像剤補給容器10の提供が可能となり望ましい。ここで、前記斜面の角度が20°よりも小さい場合には該解し部材17aの(排出口から遠ざかる方向への)搬送効果が低くなり過ぎてしまい、別途設けられている搬送部16の搬送によって現像剤が次から次へと押し込まれてしまい、充分な解し効果が得られず、逆に70°よりも大きいと、回転時の回転方向への解し部材17aの投影面積が大きくなってしまい、回転トルクの大幅な増大を招いてしまうため好ましくない。
以上から傾斜面の角度については20〜70°程度が好ましく、より好ましくは40〜50°程度が望ましい。尚、本実施の形態においては、傾斜面の角度はそれぞれ前記撹拌軸17の回転軸線方向及び回転半径方向いずれにおいても45°となるよう設定した。
又、送り部17a2は、図8(A)に見られるように、前記腕部17a1の先端部より、前記撹拌軸17の回転軸線方向において前記排出開口部11aが設けられている領域(図8(A)中L1寸法部)よりもその先端が突出する長さ(図8(A)中L2寸法部)となるよう設けられている。
更に、該送り部17a2においても前記容器本体内壁面とのクリアランスについては腕部1aa 1にて説明したのと同様の理由により、その全長に渡って0. 5〜20mmとなるよう構成されている。そのため、本実施の形態に用いられる送り部17a2は、図1等に見られるように、前記腕部17aより延びる螺旋状突起様を成している(本実施の形態においては、該送り部17a2は螺旋状突起のごく一部より成る)。
この送り部17a2の材質については、前記腕部17a1と同様、比較的剛性は必要であることから金属等で形成し、前記腕部17a1に接合しても構わないが、本実施の形態のように腕部17a1を前記軸部17と一体的に剛性の高い樹脂にて成形したような場合には、やはり前記腕部17a1や軸部17と一体的に形成するのが、コスト等の面でメリットが大きく好ましい。
尚、本実施の形態においては、前記撹拌軸17から解し部17aを1方向に設け、更に該解し部17aには送り部17a2をその腕部17a1の先端部に一対設けた例を示したが、例えば図10に示すように、前記送り部17a2を腕部17a1の複数箇所に設けても構わず、図11に示すように、前記複数の解し部17aを前記撹拌軸17より位相を変化させて配置する等しても構わず、本体の要求排出量や許容トルク等に応じて適宜設定することができる。
又、搬送翼16は平面状の可撓性部材から形成されたものであり、適当な材質としては、適度な弾性と耐クリープ性のあるものが利用でき、例えばポリアセタールシートや、ポリウレタンのゴムシート、ゴム引き布等でも良いが、特に好ましいのはポリエステル(PET)のフィルムであり、本実施の形態においてはPETフィルムを用いた例を示している。
そして、前記ポリエステルフィルムの厚さは、前記現像剤補給容器10の大きさ(特に下部円筒部の半径)や、収納される現像剤Tの種類、又は後述する撹拌翼16の形状によって適宜設定が可能であるが、約50〜500μm程度が好ましく、特に150〜250μmが好適である。尚、厚さが50μmよりも薄いと撹拌翼16の剛性が弱くなってしまい、現像剤搬送力の低下や撹拌軸17との接合強度の低下、更には組立て時のハンドリング性も低下するため好ましくない。逆に500μmよりも厚くなると剛性が強くなり過ぎて、撹拌翼16が現像剤補給容器10本体内にて回転する際に大きな回転トルクを必要としたり、又、変形し難いために、組立ての際にも困難が生じる等の問題がある。尚、本実施の形態では、188μmのフィルムを用いている。更に、撹拌翼16の加工方法としては、前記のような材質をプレス加工で打ち抜いて製造するのが高精度且つ安価であるため好ましい。
次に、搬送翼16の形状、構成、前記現像剤補給容器10本体内での作用について詳述する。
一枚の可撓性部材から成る前記搬送翼16は、前記撹拌軸17から略対向する2方向に張り出すよう構成されており、その役割はほぼ同じであることから、片側のみについて説明する。
前記搬送翼16は、翼部本体16aと、摺擦部16bとに分けられる。本実施の形態では、前記容器本体10の前記現像剤排出開口11aが、容器本体下円筒部の現像剤収納スペースよりも短く、且つ、円筒部の略中央部に設けられているため、該撹拌翼16が回転することで、内部に収納されている現像剤を、排出開口11a方向に搬送可能ななように、以下に説明するような構成を有している。
先ず、摺擦部16b の端面と撹拌軸17との距離は、少なくとも摺擦部16bの端面が容器本体10の円筒部の下方内壁面と摺擦し得る距離に設定される。本実施の形態においては、後述する理由により、前記摺擦部16bの摺擦量が、前記現像剤排出開口11aに向かうほど大きくなるよう先端部、即ち前記現像剤排出開口11a側の方がより長くなるよう前記現像剤排出開口11aに向かって傾斜した形状となっている。
又、前記搬送翼部16は、前記現像剤補給容器10の撹拌軸の回転軸線方向略全域の現像剤補給容器10内壁面と摺擦するよう構成されており、前記現像剤補給容器10の撹拌軸の回転軸線方向略全域にある現像剤Tを確実に前記排出開口11a方向に搬送し、補給容器10内の現像剤Tを画像形成装置本体100に供給することができる。
次に、前記撹拌部材15の回転中心位置及び前記搬送翼部16の長さ設定について説明する。
前述したように、前記撹拌部材15は、前記現像剤補給容器10内の前記現像剤Tを、画像形成装置本体100からの要求に従って排出・供給しなければならないため、適当な現像剤搬送力を必要とする。当然、前記搬送翼部16の先端と前記容器内壁面との摺擦量(侵入量)が多ければ摺擦圧も高くなり、高い現像剤搬送能力を得ることができる。
しかしながら、一方で前記搬送翼部16による摺擦圧により、内部に収納される現像剤Tがダメージを受けてしまい、粗大粒子が発生してしまう可能性もあることから、両者の間でうまくバランスが取れる摺擦圧となるよう摺擦量(侵入量)を設定することが重要となる。従って、本実施の形態に見られるような容器形状の場合には、最も前記現像剤Tの撹拌・搬送能力が発揮されるべき領域が、前記現像剤補給容器10の前記現像剤排出開口11aが設けられた位置から前記撹拌部材15の回転方向上流側の或る限定された領域まで(例えば、図8(B)のa領域)であることから、この領域にて最も強く安定した摺擦圧が得られるよう、前記撹拌翼16の回転中心位置及び前記搬送翼部16の長さを設定することが好ましい。
尚、ここで撹拌翼16の侵入量(摺擦量)とは、撹拌翼16の回転中心から搬送翼部16の先端までの回転半径方向の長さと、前記搬送翼16の回転中心から容器本体10内壁面までの距離の差のことを指す。本実施の形態においては、前記撹拌翼16の回転中心位置は、前記現像剤補給容器10の下部半円筒部の略中心とし、前記搬送翼部16の長さは、前記回転中心から下部半円筒部の内壁面までの距離よりも2〜3mm長い、約47〜48mmに設定した(前述したように前記搬送翼16の摺擦部16bは、前記現像剤排出開口11a側に向かうほど長くなるよう設定されているため、最も長い部分で48mm、最も短い部分で47mmとなる。尚、ここで説明した前記搬送翼16の長さの差については、翼に必要とされる搬送能力に応じて更に差を付ける等しても構わない)。
ここで、前記搬送翼部16の長さについては該翼部16の形状や、収納される現像剤の性状により適宜設定して構わないが、好ましくは前記回転中心から下部半円筒部の内壁面までの距離よりも0.1〜10mm程度、より好ましくは1〜4mm程度長く形成するのが望ましい。
以上に説明したような搬送翼構成とすることで、画像形成装置本体の要求に応じた排出量を確保しつつ、現像剤補給容器内に残留する現像剤量を極めて少なくすることが可能となる。
(実験結果)
以上にて説明した撹拌部材15を用いた現像剤補給容器10にて、実際に現像剤Tの排出実験を行った。
先ず、第1の実験例として、本発明の効果を確認するべく、本実施の形態の現像剤補給容器を用いて、画像形成装置本体内設置され、駆動源の振動を受けた状態を再現した下記の条件にてテストを行った。
・現像剤充填量:約250g、
・所定量の現像剤を充填した容器を画像形成装置本体に装着する際の姿勢にて10分間静置し、その後、加振機にて、振幅2mm、100Hzの振動を現像剤補給容器の画像形成装置本体装着時の姿勢において、上下方向に90sec間掛け、現像剤の締まった状態を再現した。
・撹拌翼の回転数:60rpm
・実験終了条件:撹拌翼1回転当たりの現像剤排出量が、0. 4g未満となった時点で終了とした。
結果は撹拌初期から撹拌軸1回転当たりの排出量が1. 27g以上あり、本体からの補給要求量(本画像形成装置本体の場合には撹拌軸1回転当たり0. 8g)を充分に満足する結果となった。又、回転開始時の起動トルクも3. 0〜3. 5kgf・cm程度であり、本体の許容トルク値(本画像形成装置本体の場合には4. 5kgf・cm)内にて充分に撹拌、搬送が可能な系であることが確認できた。又、実験終了後に現像剤補給容器10内に残存する現像剤T量も4〜6g程度(初期の充填量比で約1.2〜1.7%)であり、非常に良好な排出性能であることが実証された。
又、過酷環境(40℃/90%)に10日間放置した後に、同様の実験を行い確認したところ、撹拌翼のクリープ変形等の環境の影響は殆ど見られず、上記と同様の良好な排出性能であった。
次に、第2の実験例として、本発明の構成を用いない撹拌部材を装着した場合についても同様の実験を行った。
図12は本実験にて用いた撹拌部材を示す(A)正面図、(B)斜視図である。
本実験例では、送り部17a2が傾斜面を有しておらず、該送り部17a2が該撹拌軸の回転軸線方向及び回転接線方向の何れの方向においても、現像剤に対して進行方向に垂直に進入するような、所謂パドル形状を成している場合について、比較検討を行った。尚、本実施の形態における撹拌軸17と比較するべく、前記送り部17a2の進行方向への投影面積が略同面積となるよう、図8(A)中L2寸法と図12(A)中L’2寸法及び同L3寸法と同L’3寸法を等しく形成した(その他の構成については第1の実験例と同じのため説明を省略する)。
(実験結果)
実験条件は、第1の実験例と同じ条件にて行った。
結果は、初期の排出量については、撹拌軸1回転当たりの排出量が1.31g以上あり、先に述べた本体からの要求量0. 8g/1回転を充分満足する結果となった。又、実験終了後に現像剤補給容器10内に残存する現像剤T量も4〜6g程度(初期の充填量比で約1.2〜1.7%)であり、第1の実験例にて用いた構成と同等の非常に良好な排出性能であることが実証された(過酷環境保管についても同様の結果であった)。
但し、回転開始時の起動トルクについては、4. 7〜5. 3kgf・ cmとなってしまい、本実施の形態にて用いた画像形成装置本体の許容起動トルク4. 5kgf・ cm以内を満足することができなかった。
次に、第3の実験例として、本実施の形態にて用いた撹拌部材15から、送り部17a2を無くした撹拌部材を用いた例を説明する(その他の構成については第1の実験例と同じのため説明を省略する)。
ここで、図13は本実験にて用いた撹拌部材を示す斜視図である。
(実験結果)
実験条件は、第1の実験例と同じ条件にて行った。
結果は、回転開始時の起動トルクについては、2.
2〜2. 5kgf・cm程度であり、本実験にて用いた画像形成装置本体の許容トルク4. 5kgf・ cmに対し、充分余裕のある結果となった。又、実験終了後に現像剤補給容器10内に残存する現像剤T量も4〜6g程度(初期の充填量比で約1.2〜1.7%)であり、第1の実験例にて用いた構成と同等の非常に良好な結果を得た(過酷環境保管についても同様の結果であった)。
但し、初期の排出量については、排出開口部付近に閉塞した現像剤を解す効果が小さくなり、初期の撹拌軸1回転当たりの排出量が0. 78〜0. 83gと本体要求量の0. 8g/1回転を切ってしまう場合があることが判明した。
以上にて説明したように、本実施の形態にて説明した撹拌構成を用いることにより、簡単な撹拌構成でコストアップすることなく、又、初期の起動トルクの大幅な増大や、粗大粒子を発生することなく、長期停止時及び本体駆動源による加振によって排出開口付近が閉塞した場合でも、良好な排出性能を発揮する現像剤補給容器を提供することが可能となった。
本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器に用いられる撹拌部材を示す斜視図である。 現像剤補給容器が装着される電子写真画像形成装置本体の縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器に用いられる撹拌部材を示す(A)上面図、(B)左側面図、(C)正面図、である。 本発明の実施の形態に係る搬送翼を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る撹拌部材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る撹拌部材を示す(A)正面図、(B)上面図である。 本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器の(A)撹拌軸に平行な面での断面図、(B)撹拌軸に垂直な面における断面図である。 本発明の実施の形態に係る現像剤補給容器の斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係る撹拌部材を装着した現像剤補給容器を示す断面斜視図である。 本発明の他の形態に係る撹拌部材を装着した現像剤補給容器を示す断面斜視図である。 第2の実験例に用いた撹拌部材を示す(A)正面図、(B)斜視図である。 第3の実験例に用いた撹拌部材を示す斜視図である。
符号の説明
10 現像剤補給容器
11 現像剤収納容器(現像剤補給容器下部)
11a 現像剤排出開口部
12 現像剤補給容器フタ部
13 ツマミ部
14 シャッター部材
15 現像剤撹拌部材
16 搬送翼
16a 翼部本体
16b 摺擦部
17 撹拌軸
17a 解し部
17a1 腕部
17a2 送り部
18 カップリング
19 軸支穴部
100 画像形成装置本体

Claims (6)

  1. 電子写真画像形成装置本体に装着された状態で、前記電子写真画像形成装置本体に設けられた被供給部に現像剤を供給するための容器であって、現像剤を収納する現像剤収納部と、前記現像剤収納部に形成され、前記現像剤収納部の収納スペース全長よりも短い長さを有する現像剤排出開口部と、前記現像剤収納部の内部に回転可能に配設された回転部材と、を有する現像剤補給容器において、
    前記回転部材が前記現像剤収納部に収容され回転可能に支持された軸部と、前記軸部に取り付けられ、前記軸部が回転することで、前記現像剤を前記軸部の回転軸線方向に前記排出口に向けて搬送する搬送翼部と、前記軸部が回転することで前記排出開口部付近の現像剤を前記軸部の回転軸線方向及び回転半径方向について排出口から遠ざかる方向に搬送するよう構成された解し部とから成ることを特徴とする現像剤補給容器。
  2. 前記解し部は、前記軸部から回転半径方向に延出する腕部と、前記腕部先端付近に設けられた送り部とから成り、前記送り部には回転することで前記排出開口部付近の現像剤を、前記軸部の回転軸線方向や前記軸部の回転半径方向に排出口から遠ざかる方向へ搬送するよう、該送り部の進行方向に対して斜面を形成して成ることを特徴とする請求項1記載の現像剤補給容器。
  3. 前記送り部に設けられた斜面は、回転軸線に遠い側よりも回転軸線に近い側が前記送り部の進行方向に対して遅れるよう20〜70°傾けて設けられ、更に前記斜面は、前記軸部の回転軸線に対しても20〜70°傾けて設けられていることを特徴とする請求項2記載の現像剤補給容器。
  4. 前記送り部は、容器内壁面と少なくとも、0.5〜10mm程度のクリアランスを有していることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の現像剤補給容器。
  5. 前記回転部材の回転に伴い、前記搬送翼部により前記排出開口方向に搬送される現像剤量は、前記解し部により前記排出開口から遠ざかる方向に搬送される現像剤量よりも多いことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の現像剤補給容器。
  6. 前記搬送翼部は可撓性材料から成り、前記解し部は剛性の高い材料から成ることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の現像剤補給容器。
JP2005053001A 2005-02-28 2005-02-28 現像剤補給容器 Withdrawn JP2006235470A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005053001A JP2006235470A (ja) 2005-02-28 2005-02-28 現像剤補給容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005053001A JP2006235470A (ja) 2005-02-28 2005-02-28 現像剤補給容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006235470A true JP2006235470A (ja) 2006-09-07

Family

ID=37043145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005053001A Withdrawn JP2006235470A (ja) 2005-02-28 2005-02-28 現像剤補給容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006235470A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008276076A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Fuji Xerox Co Ltd トナーカートリッジ
JP2008281806A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Fuji Xerox Co Ltd トナーカートリッジ
JP2009098547A (ja) * 2007-10-19 2009-05-07 Fuji Xerox Co Ltd 現像剤収容器および画像形成装置
JP2015082058A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
EP3257676A1 (en) * 2016-06-15 2017-12-20 Funai Electric Co., Ltd. Fluidic dispensing device having features to reduce stagnation zones
EP3272537A1 (en) * 2016-07-21 2018-01-24 Funai Electric Co., Ltd. Fluidic dispensing device
US9908335B2 (en) 2016-07-21 2018-03-06 Funai Electric Co., Ltd. Fluidic dispensing device having features to reduce stagnation zones
US9931851B1 (en) 2016-09-28 2018-04-03 Funai Electric Co., Ltd. Fluidic dispensing device and stir bar feedback method and use thereof
US10105955B2 (en) 2016-08-17 2018-10-23 Funai Electric Co., Ltd. Fluidic dispensing device having a moveable stir bar

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008276076A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Fuji Xerox Co Ltd トナーカートリッジ
JP2008281806A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Fuji Xerox Co Ltd トナーカートリッジ
JP2009098547A (ja) * 2007-10-19 2009-05-07 Fuji Xerox Co Ltd 現像剤収容器および画像形成装置
JP2015082058A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
EP3257676A1 (en) * 2016-06-15 2017-12-20 Funai Electric Co., Ltd. Fluidic dispensing device having features to reduce stagnation zones
EP3272537A1 (en) * 2016-07-21 2018-01-24 Funai Electric Co., Ltd. Fluidic dispensing device
CN107639939A (zh) * 2016-07-21 2018-01-30 船井电机株式会社 流体分配装置
US9908335B2 (en) 2016-07-21 2018-03-06 Funai Electric Co., Ltd. Fluidic dispensing device having features to reduce stagnation zones
US10105955B2 (en) 2016-08-17 2018-10-23 Funai Electric Co., Ltd. Fluidic dispensing device having a moveable stir bar
US10913278B2 (en) 2016-08-17 2021-02-09 Funai Electric Co., Ltd. (Jp) Fluidic dispensing device having a moveable stir bar
US9931851B1 (en) 2016-09-28 2018-04-03 Funai Electric Co., Ltd. Fluidic dispensing device and stir bar feedback method and use thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4208645B2 (ja) 現像剤補給容器
JP2006235470A (ja) 現像剤補給容器
JP5564612B1 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP5919254B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP6233243B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP2015187693A (ja) 現像剤収納容器、現像剤補給装置及び画像形成装置
JP5740324B2 (ja) 現像剤収容容器及びこれが適用された画像形成装置
JP6159674B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
US8290407B2 (en) Toner supply apparatus with a drive member for driving an agitator and with a film covering the periphery of the drive member
JP2009204631A (ja) トナーカートリッジ及びこれを用いたトナー補給装置と画像形成装置
JP2005077572A (ja) トナー補給装置
JP6089120B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP5970619B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP5830579B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP4208809B2 (ja) 現像剤補給容器の梱包方法
CN107209470B (zh) 显影剂容器以及具有该显影剂容器的图像形成装置
JP5167688B2 (ja) トナーカートリッジ
US20180052408A1 (en) Developer container and image forming device equipped with same
JP5919256B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP5619246B2 (ja) 現像剤収容容器及びこれが適用された画像形成装置
JP6069231B2 (ja) 現像剤収容容器、およびこれを備えた画像形成装置
JP5802800B2 (ja) トナー収納容器及び画像形成装置
JP6199829B2 (ja) 画像形成装置
JP6213490B2 (ja) 現像剤収容容器、および、これを備えた画像形成装置
JP2006235471A (ja) 現像剤補給容器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513