JP2006234894A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 動摩擦係数の上昇を防止し、放電生成物の付着を抑えて画像流れやトナー付着等の発生を防止する。
【解決手段】 リフレッシュ制御部23によって、感光体ドラムのトルク電流を検出するトルク電流検出部21により検出されたトルク電流検出情報と、特性記憶部108に記憶された所定の使用基準時(例えば初期使用時)における感光体ドラムのトルク電流に関する特性情報(初期特性)とに基づいて、当該検出されたトルク電流値が、所定の使用基準時での基準値から所定量大きな所定値よりも小さい領域である第1のトルク電流値領域から、所定値以上の第2のトルク電流値領域に達したと判別された場合に、感光体ドラム表面を研磨手段(クリーニングローラ及びトナー)を用いて研磨する制御を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に、感光体表面を帯電する帯電器を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置では、例えば特許文献1に開示されるように、現像において感光体(感光体ドラム)の表面近傍で帯電器により放電して該感光体表面の帯電を行うが、特にこの感光体について、高い耐久性(耐候性)を備えるべく、表面硬度が高く削れ難いという特質をもつアモルファスシリコンからなる感光体を用いた場合には、該感光体表面を帯電する際に放電生成物(例えばMOx等の酸化物、オゾン)が付着することで、所謂「画像流れ」が発生したり、感光体表面にトナー(トナー成分)が付着するといった問題がある(通常の有機感光体(OPC)を用いた場合は放電生成物が付着しても感光体表面が削れて新しい面が形成され易い)。
ところで、一般的に、帯電ローラ(帯電器)の劣化レベルを検知する方法として、帯電ローラシャフトと感光体グランドとの間に直流電流を流し、その合成抵抗値から感光体分を除算して算出する方法や、帯電ローラに導電性の接触部材が存在するような場合に、その接触部材と帯電ローラシャフトとの間に直流電流を流し、所要の抵抗値を算出する方法がある。
しかしながら、上記の方法はあくまで帯電ローラの劣化を検知する手段であり、感光体表面の状態(劣化)に応じて、該表面状態を改善するべく帯電ローラ側で補正を行うといったことはできなかった。実際の使用においては、印刷枚数の増加や粗悪紙の使用、摺擦研磨能力の低下等の要因によって、感光体表面の動摩擦係数は増加する。すなわち感光体ドラム表面は、該ドラムの周縁に沿って配設された帯電ローラ、クリーニングローラ、クリーニングブレード等に接触しているが、これらに対する動摩擦力(接触抵抗)が増加することで感光体ドラムが回転し難くなる。このような場合に、帯電ローラ状態のみに基づいて帯電器(帯電電圧)による補正を行ったとしても、動摩擦係数は予想される値とは異なるものとなってしまい(例えば動摩擦係数が予想値より高くなってしまい)、結局、画像流れやトナー付着が発生してしまうことになる。
特開平6−208281号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、感光体ドラムに対する放電生成物等の付着を確実に防止することで画像流れやトナー付着等の発生を確実に防止することができ、ひいては好適な印刷画像を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、アモルファスシリコンからなる感光体と、前記感光体を回転駆動させるためのトルク電流を検出するトルク電流検出手段と、所定の使用基準時における感光体のトルク電流に関する特性情報を記憶する特性情報記憶手段と、前記感光体の表面を研磨する研磨手段と、前記トルク電流検出手段により検出されたトルク電流検出情報と、前記特性情報記憶手段に記憶された特性情報とに基づいて、該検出されたトルク電流値が、前記使用基準時での基準値から所定量大きな所定値よりも小さい第1のトルク電流値領域から、該所定値以上の第2のトルク電流値領域に達したと判別された場合に、感光体の表面を前記研磨手段を用いて研磨する制御を行う感光体研磨制御手段とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、感光体研磨制御手段によって、感光体(感光体ドラム)のトルク電流を検出するトルク電流検出手段により検出されたトルク電流検出情報と、特性情報記憶手段に記憶された所定の使用基準時(例えば初期使用時)における感光体のトルク電流に関する特性情報とに基づいて、当該検出されたトルク電流値が、所定の使用基準時での基準値から所定量大きな所定値よりも小さい領域である第1のトルク電流値領域から、所定値以上の領域である第2のトルク電流値領域に達したと判別された場合に、感光体の表面を研磨手段を用いて研磨する制御が行われる。
このように、感光体に対するトルク電流値が第2のトルク電流値領域に達すると研磨手段により感光体表面が研磨されるため、当該研磨によって感光体表面の放電生成物(付着物)が実際に除去されることになり、帯電電圧を補正して該帯電電圧と相関のあるトルク電流を低下させ、さらに該トルク電流と相関のある感光体の動摩擦係数を見かけ上減少させることで放電生成物の付着を防止しようとしても、実際における短時間での動摩擦係数の増加に伴う放電生成物付着による画像流れやトナー付着等の不具合の発生が回避されないといった事態を回避することができる。すなわち、トルク電流値が所定値以上に増加して帯電電圧の補正による不具合発生の回避が困難となるような場合でも感光体表面が研磨されるため、感光体ドラムに対する放電生成物等の付着が確実に防止され、画像流れやトナー付着等の発生を確実に防止することができ、ひいては好適な印刷画像を得ることができる。
請求項2に係る画像形成装置は、請求項1において、前記研磨手段は、感光体の表面と摺接可能に設けられたクリーニングローラと、研磨剤としてのトナーとからなり、前記感光体研磨制御手段は、該トナーを介してクリーニングローラにより感光体の表面を摺擦するよう前記研磨手段を用いて研磨する制御を行うことを特徴とする。この構成によれば、感光体研磨制御手段による研磨制御によって、感光体の表面が、研磨剤としてのトナーを介してクリーニングローラによって摺擦されることで研磨されるため、感光体の表面を研磨するための専用の装置を別途設けることなく、既設のクリーニングローラやトナーを利用した簡易な構成で、かつトナーを介してクリーニングローラで摺擦するという容易な方法で当該感光体表面を研磨することができる。
請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は2において、前記感光体を帯電させる帯電手段と、前記帯電手段に感光体帯電用の帯電電圧を印加する帯電電圧印加手段と、前記トルク電流検出手段により検出されたトルク電流検出情報と、前記特性情報記憶手段に記憶された特性情報とに基づいて、前記感光体研磨制御手段による研磨制御後、当該検出されたトルク電流値が前記第1のトルク電流値領域において前記基準値と異なると判別された場合に、該トルク電流値を基準値に戻すべく前記帯電電圧を補正する帯電電圧補正手段とをさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、帯電電圧補正手段によって、トルク電流検出手段により検出されたトルク電流検出情報と、特性情報記憶手段に記憶された所定の使用基準時(例えば初期使用時)における感光体のトルク電流に関する特性情報とに基づいて、前記感光体研磨制御手段による研磨制御後、すなわち所定値以上に高くなったトルク電流値を下げて動摩擦係数を低下させるべく研磨手段によって感光体表面を摺擦研磨した後、当該検出されたトルク電流値が、第1のトルク電流値領域において、所定の使用基準時での基準値と異なる(基準値よりも高い値又は低い値となっている)と判別された場合に、該基準値と異なる値となっているトルク電流値を基準値に戻すべく帯電電圧が補正される。ところで、一般的にトルク電流値と感光体の動摩擦係数とは相関関係があるため、このように帯電電圧が補正されることで感光体の動摩擦係数が補正されることになる。したがって、所定値以上に高くなったトルク電流値が感光体表面の研磨によって第1のトルク電流値領域まで低下したものの、基準値からはズレているような場合でも、さらにこのトルク電流値が基準値となるよう最適な帯電電圧に調整されて(最適な帯電電圧の値が選択されて)、動摩擦係数の使用基準時における動摩擦係数からの上昇が防止されるため、トルク電流が第2のトルク電流値領域に達した場合の感光体表面の研磨動作と併せて、感光体表面への放電生成物の付着をより確実に防止することが可能となり、画像流れやトナー付着等の発生をより確実に防止することができる。
請求項4に係る画像形成装置は、請求項3において、前記帯電電圧は、感光体の帯電を安定させるべく印加する交流電圧であって、前記帯電電圧補正手段は、該交流電圧の振幅を変化させることにより前記補正を行うことを特徴とする。この構成によれば、帯電電圧補正手段によって、交流電圧である帯電電圧の振幅を変化させることにより該帯電電圧の補正が行われるため、帯電電圧の振幅を変化させるという容易な方法によって、トルク電流が第1のトルク電流値領域にある場合での帯電電圧の補正(トルク電流を基準値に戻す制御)を行うことができる。
請求項1記載の発明によれば、感光体に対するトルク電流値が第2のトルク電流値領域に達すると研磨手段により感光体表面が研磨されるため、当該研磨によって感光体表面の放電生成物(付着物)が実際に除去されることになり、帯電電圧を補正して該帯電電圧と相関のあるトルク電流を低下させ、さらに該トルク電流と相関のある感光体の動摩擦係数を見かけ上減少させることで放電生成物の付着を防止しようとしても、実際における短時間での動摩擦係数の増加に伴う放電生成物付着による画像流れやトナー付着等の不具合の発生が回避されないといった事態を回避することができる。すなわち、トルク電流値が所定値以上に増加して帯電電圧の補正による不具合発生の回避が困難となるような場合でも感光体表面が研磨されるため、感光体ドラムに対する放電生成物等の付着が確実に防止され、画像流れやトナー付着等の発生を確実に防止することができ、ひいては好適な印刷画像を得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、感光体研磨制御手段による研磨制御によって、感光体の表面が、研磨剤としてのトナーを介してクリーニングローラによって摺擦されることで研磨されるため、感光体の表面を研磨するための専用の装置を別途設けることなく、既設のクリーニングローラやトナーを利用した簡易な構成で、かつトナーを介してクリーニングローラで摺擦するという容易な方法で当該感光体表面を研磨することができる。
請求項3記載の発明によれば、所定値以上に高くなったトルク電流値が感光体表面の研磨によって第1のトルク電流値領域まで低下したものの基準値からはズレているような場合でも、さらにこのトルク電流値が基準値となるよう最適な帯電電圧に調整されて(最適な帯電電圧の値が選択されて)、動摩擦係数の使用基準時における動摩擦係数からの上昇が防止されるため、トルク電流が第2のトルク電流値領域に達した場合の感光体表面の研磨動作と併せて、感光体表面への放電生成物の付着をより確実に防止することが可能となり、画像流れやトナー付着等の発生をより確実に防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、帯電電圧補正手段によって、交流電圧である帯電電圧の振幅を変化させることにより該帯電電圧の補正が行われるため、帯電電圧の振幅を変化させるという容易な方法によって、トルク電流が第1のトルク電流値領域にある場合での帯電電圧の補正(トルク電流を基準値に戻す制御)を行うことができる。
以下、本発明に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一例である複写機1の内部構成を概略的に示す断面図である。複写機1は、画像形成部100、画像形成部100を備える本体部10の上方に設置された原稿給送部200、本体部10の上部に設置された原稿読取部300、本体部10の下部に設置された給紙部400、及び本体部10のフロント部に設置された操作表示部500を備えている。
原稿読取部300は、原稿の読み取りを行って当該原稿に対応する画像データを生成するものである。原稿読取部300は、光学的に取得した原稿の画像から画像データを生成するCCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等を備えたスキャナ301などからなり、その上面に、装置原稿読み取り用の第1プラテンガラス302と、ADF原稿読み取り用の第2プラテンガラス303とを備えている。原稿読取部300は、第1プラテンガラス302上に載置された原稿、あるいは原稿給送部200によって第2プラテンガラス303に接するようにして搬送(移動)される原稿を走査しつつ取得した画像データを後述する主制御部20へ出力する。
原稿給送部200(ADF)は、原稿読取部300(第2プラテンガラス303の原稿読み取り位置)へ原稿を給送するとともに、原稿読取部300によって読み取られた原稿を原稿給送部200の排出部へ排出するものである。この原稿給送部200は、装置の背面側を回動支点(回転中心軸)として本体部10(原稿読取部300)の上面に対して可倒式に構成されており、第1プラテンガラス302(第2プラテンガラス303)の上面を開放するように上方かつ後方側に開くように持ち上げることにより、第1プラテンガラス302の上面に、例えば見開き状態にされた書籍等の読み取り用原稿を載置することが可能に構成されている。
給紙部400は、画像形成部100に対して用紙の給紙を行うものである。給紙部400は、各サイズの用紙(記録紙)が収納される給紙カセット401、402、及び本体部10の一側方部に開閉自在に構成された手差しトレイ4031等からなる手差し給紙部403を備えている。また、給紙部400は、給紙カセット401、402から画像形成部100へ用紙を搬送する搬送経路404、手差し給紙部403から画像形成部100へ用紙を搬送する搬送経路405を備えている。各給紙カセット401、402及び手差し給紙部403は、収納されている用紙を取り出すためのピックアップローラ406、407、408、及び用紙を1枚ずつ各搬送経路に送り出す給紙ローラ409、410、411を備えている。搬送経路404には、用紙を搬送する搬送ローラ412、413、及び搬送されてくる用紙を画像形成部100の手前で待機させるためのレジストローラ414が設けられている。なお、搬送経路405は、レジストローラ414の上流側で搬送経路404と合流している。
画像形成部100は、給紙部400によって搬送されてきた用紙に対して所定の画像を形成する(印刷する)ものである。画像形成部100は、ドラムユニット部110及び定着部120を備えている。ドラムユニット部110は、用紙に対して所謂現像を行うユニットである。ドラムユニット部110の詳細については後述する。定着部120は、ドラムユニット部110において用紙に転写されたトナー像を定着させるものである。定着部120は、具体的にはヒートローラ121及び圧ローラ122からなる定着ローラを備え、このヒートローラ121の熱によって用紙上のトナーを溶かし、圧ローラ122によって圧力を加えて該トナーを用紙上に定着させる。
本体部10の上部及び側面部には、用紙排出トレイ131、132が設けられており、定着部120から搬送されてきた用紙は、それぞれ排出ローラ133、134によって用紙排出トレイ131、132へ排出される。なお、用紙の搬送方向は、排出分岐ガイド135によって、排出ローラ133側と排出ローラ134側とに切り換え可能に構成されている。
操作表示部500は、ユーザの操作に応じて所定の指示入力を行うものである。操作表示部500は、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー501と、印刷部数等を入力するためのテンキー502と、各種複写動作の設定等を入力するための操作ガイド情報等を表示すると共に、種々の操作ボタン等が表示される液晶表示器(LCD)等からなる表示器503(ディスプレイ)とを備えている。
ここで、ドラムユニット部110について詳述する。
図2は、ドラムユニット部110の一構成例を示す概略断面図である。ドラムユニット部110は、感光体ドラム101と、感光体ドラム101の周囲に配設された帯電部102、現像部103、クリーニング部104、露光部105、転写部106、除電部107及び特性記憶部108とを備えて構成される。感光体ドラム101は、同図中に示す矢印方向に回転可能に支持された感光体である。ここでは、感光体ドラム101としてアモルファスシリコンからなる感光体ドラム(アモルファスシリコンドラム)が採用されている。このアモルファスシリコンドラムは、所定のドラム状体(円筒体)の表面にアモルファスシリコンの膜(例えば膜厚は20μm)が蒸着等により形成されてなるものである。このアモルファスシリコン膜は、膜表面硬度が例えばビッカース硬さで約1500〜2000と極めて硬度が高い(削られ難い)という特性がある。この感光体ドラム101の表面は、後述の帯電ローラ1021により約+250Vに一様に帯電され、該表面上に露光部105により静電潜像が形成される。なお、感光体ドラム101は、約210mm/secのスピード(ドラム線速)で回転駆動する。
帯電部102は、感光体ドラム101の表面を所定電位に均一に帯電させるものである。帯電部102は、感光体ドラム101と対向配置された帯電ローラ1021、帯電ローラ1021を回転可能に軸支する帯電シャフト1022、帯電シャフト1022を支持する帯電軸受け1023、帯電時に帯電ローラ1021を感光体ドラム101に押圧するべく荷重する、例えばバネ体からなる荷重部材1024等を備えて構成される。この帯電ローラ1021は、例えば直径約6mmの芯金に、ローラ径が例えば約12mmとなるようエピクロルヒドリンゴム等のイオン導電材(半導電特性を有する材料)からなる例えば厚さ約3mmの弾性層を形成し、さらにこの弾性層上に例えば約5μmの薄いポリアミド樹脂の塗膜を形成してなるものである。当該弾性層の電気抵抗は例えば約3×10Ωcmであり、このゴム硬度は例えば約40(JISA)である。また、ポリアミド樹脂の硬度、つまり帯電ローラ1021の表面硬度は例えば約41(JISA)である。
帯電部102の帯電時における帯電電圧は、例えばVdc=400V、Vpp=1.2kV(周波数f=1.5kHz)と印加される。ただし、このVdcとは、帯電電圧の直流成分(Direct Current) を示している。また、Vppとは、帯電電圧の交流成分(Peak to Peak)であり、帯電ローラ1021の帯電を安定させる(つまり表面電位を均一にする)ための交番電界(交流電圧)を示している。ただし、所要の帯電電位自体は直流成分のVdcにより決定される。なお、通常、帯電ローラ1021には上記のようにイオン導電材が用いられているため、環境(温度や湿度)或いは通電状態によりその抵抗値が変動するが(当該抵抗値が変化すると帯電電位Vppと感光体の表面電位との関係も変化する)、後述の温湿度センサを用いた補正に基づいて適切なVpp値設定を行っている(因みに、過剰な帯電電圧Vppの印加は、放電生成物の増加を促してしまう)。
現像部103は、静電潜像上にトナーを付着させて画像(原稿画像)を顕在化(現像)するものである。現像部103は、感光体ドラム101と非接触で対向配置された現像ローラ1031、トナーを収納するトナー収納部1032、及び層規制ブレード1033等を備えて構成される。層規制ブレード1033は、トナー収納部1032から現像ローラ1031(現像スリーブ)上に供給されるトナー量が適正量となるよう、すなわちトナーの薄層が形成されるようトナー量を規制する規制板である。現像部103は、現像ローラ1031の現像スリーブに例えば、振幅約1.1kV、周波数約3.0kHz、デューティ比約45パーセントの矩形波(パルス)を印加することでトナーを例えばプラスに帯電し、当該現像スリーブ上のトナーを感光体ドラム101表面の露光した部分(露光により静電気が除去されてなる静電潜像の部分)に吸着させる。これにより静電潜像がトナーによる実像に置き換えられる。
クリーニング部104は、クリーニングローラ1041及びクリーニングブレード1042等を備えて構成され、用紙への画像の転写が終了した後の感光体ドラム101の表面に残留しているトナー(転写残トナー)をクリーニング(清掃)するとともにドラム表面の除電を行うものである。具体的には、クリーニングローラ1041は、例えばEPDM(エチレンプロピレンゴム)材からなり、感光体ドラム101に摺接(摺擦研磨)しつつ回転し、該ドラム表面の放電生成物を除去する。また、クリーニングブレード1042は、例えば符号1043に示す端部を感光体ドラム101表面に圧接(摺接)し、該ドラム表面の残留トナーを機械的に除去する。
露光部105(レーザ走査ユニット)は、後述する画像記憶部30等から送信されてきた画像データに基づき、露光レーザ1051を感光体ドラム101の表面に照射し(ドラム表面をレーザービームで走査して露光し)、感光体ドラム101表面に静電潜像を形成するものである。
転写部106は、感光体ドラム101に対向配置される転写ローラ1061を備え、符号Aで示す矢印方向に搬送されてきた用紙を転写ローラ1061によって感光体ドラム101に押し当てた状態で、上記現像部103において感光体ドラム101上に顕在化されたトナー像を当該用紙(転写材)上に転写するものである。なお、顕在化されたトナー像は、転写部106(転写ローラ1061)において例えば転写バイアス−2.5kVで用紙上に転写される。除電部107(イレース光源)は、LED光等の除電用光線によって感光体表面を除電する即ち残留電位(電荷)を消去するものである。
特性記憶部108は、工場出荷時(製造)等の初期状態(初期使用時)における、感光体ドラム101のトルク電流の初期値に関する情報を記憶するメモリ(記憶素子)である。本実施形態では、例えば図4に示すような感光体ドラム101のトルク電流とその際の帯電電圧Vppとの相関関係を示す特性情報(以降、初期特性情報という)が記憶されている。この特性記憶部108は、複写機1における、例えば感光体ドラム101が設置される筐体U内の所定箇所に設けられている。なお、上記トルク電流とは、具体的には、感光体ドラム101を回転駆動させるための駆動モータ(図略)が必要とする電流を示している。
図4は、帯電電圧Vpp(kV)が増加するとこれに比例(略正比例)してトルク電流(mA)も増加する相関関係を示している。この相関関係を示す同図の初期特性701は、例えば所定の3つのVpp値それぞれに対する初期状態でのトルク電流値を測定し、これにより得られる3点つまり3つのプロット位置から補間して求めたものである。なお、当該測定点は3点に限定されず、要は、初期特性が求められればよい(少なくとも2点あれば補間等によって初期特性が求められる)。このような初期特性701は感光体ドラム毎に設定される情報(各感光体ドラムの固有情報)であり、したがって、特性記憶部108は個々の複写機(又はドラムユニット部)に対応したものが設けられる。これは、感光体の帯電能等に個体差があることに起因する。
ところで、上記トルク電流値は、感光体表面の動摩擦係数μと相関関係がある。図5は、ここでの感光体ドラム101に対するトルク電流と動摩擦係数との相関関係を示す特性図である。同図に示すトルク電流と動摩擦係数との相関関係を示す特性(以降、トルク動摩擦特性711という)は、トルク電流が増加するとこれに比例して動摩擦係数μも増加する関係を示している。なお、トルク動摩擦特性711は、初期特性情報と同様、予め、工場出荷時等に測定して求めたものである。実際には、動摩擦係数μを感光体ドラム101と対キムワイプ(産業用ワイパーの商品名)とを用いて測定し、一方、トルク電流は複写機1に実機搭載した状態で測定し、これら各測定値から相関をとって求める。このトルク動摩擦特性711は、上記初期特性情報とともに特性記憶部108に記憶しておき、適宜利用してもよい。
図3は、図1に示す複写機1の概略構成を示すブロック図である。複写機1は、装置全体の動作制御を司る主制御部20を備えている。主制御部20は、複写機1の制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、一時的にデータを保管するRAM(Random Access Memory)、及び上記制御プログラム等をROMから読み出して実行するマイクロコンピュータ等からなり、操作表示部500等において入力された所定の指示情報や、本装置の各所に設けられた各種センサからの検出信号に応じて装置全体の制御を行うものである。なお、主制御部20は、例えば所定期間、複写機1が使用されない即ちコピー動作が実行されないような場合に、複写機1各部を所謂スリープモードでの駆動状態に移行させる制御、或いはユーザがコピーを実行しようとした時点で当該スリープモードから自動的に通常印刷モードに復帰させる制御なども行う。この主制御部20には、上記画像形成部100、原稿給送部200、原稿読取部300、給紙部400及び操作表示部500、並びに温度/湿度計測部600、画像記憶部30及び画像処理部40などが接続されている。
温度/湿度計測部600は、複写機1内の温度及び湿度を計測するものである。具体的には、温度/湿度計測部600は、複写機1内の所定の位置(帯電ローラ1021に対する温度や湿度がより正確に計測できる場所)に設けられ、帯電部102に対する帯電電圧Vppを、帯電部102(帯電ローラ1021)の環境すなわち周囲の温度や湿度に応じて補正するべく、当該温度及び湿度を計測するための温湿度センサである。この温湿度センサは、温度及び湿度を同時に計測できる1つのセンサであるが、それぞれ温度と湿度とを計測する別体としての温度センサ及び湿度センサであってもよい。
画像記憶部30は、原稿読取部300によって読み取られた原稿の画像データや図略のネットワークI/F部等を介して外部装置から送信されてきた画像データを一時的に記憶するメモリである。
画像処理部40は、上記画像データに対する各種画像処理、例えばガンマ処理や拡大縮小処理を行うものである。画像処理部40では、例えば原稿読取部300による読み取りによって得られた原稿画像に対する画像データのA/D変換が行われ、当該A/D変換された画像データを用いて上記各種画像処理が行われる。なお、画像形成部100は、上記特性記憶部108を含んでいる。
ところで、主制御部20は、トルク電流検出部21、帯電部制御部22及びリフレッシュ制御部23を備えている。トルク電流検出部21は、感光体ドラム101の回転トルクの変動によって変化するトルク電流を検出するものである。
帯電部制御部22は、帯電部102の動作制御を行うものである。具体的には、帯電部制御部22は、帯電部102に対する帯電電圧(上述した帯電電圧Vdc、Vppや周波数f)の印加を制御したり、すなわち帯電部102に対する適正なバイアス設定を行ったり、感光体ドラム101に対する帯電部102の退避駆動等の駆動制御を行う。なお、帯電部制御部22(或いは後述の帯電電圧補正部221)は、温度/湿度計測部600により計測された複写機1内の温度及び湿度の情報に基づいて当該帯電電圧の補正制御を行う機能を有していてもよい。
ところで、印刷枚数の増加や粗悪紙の使用、感光体の製造バラツキ、使用環境等の要因により、感光体ドラム101表面が摺擦研磨される能力は低下する。研磨能力が低下すると放電生成物を好適に除去することができなくなり、感光体ドラム101表面の動摩擦係数は初期状態よりも高くなる。特に高温高湿環境下においては、感光体へのトナー付着が起こるとともに、放電生成物が水分と結び付くなどして画像流れを引き起こす可能性が高くなる。そのような状態であるときの感光体ドラム101のトルク電流は、初期状態よりも著しく増大している。
帯電部制御部22は、帯電電圧補正部221を備えている。帯電電圧補正部221は、所定値以上に高くなったトルク電流値を下げて動摩擦係数を低下するべく後述のリフレッシュモードにおいて感光体ドラム101表面が摺擦研磨された後、トルク電流検出部21により検出されたトルク電流値が初期状態でのトルク電流値(初期値)と異なると判別された場合に、帯電部102に印加するVpp値を、初期値と異なるこのトルク電流値が該初期値と一致する、或いは同等となるように適正なVpp値に補正する。この場合、具体的には、帯電電圧補正部221は、交流電圧としての帯電電圧Vppの振幅を変化させる(制御する)ことにより帯電電圧Vppの補正を行う。例えば、トルク電流値が初期値よりも高い値となっている場合には、トルク電流を初期値にまで低下させるべく帯電電圧Vppの振幅を小さくする制御を行う。
なお、帯電電圧補正部221は、リフレッシュモードでの動作終了後、特性記憶部108に予め記憶されている初期特性情報(初期特性701)、すなわち初期特性情報における初期トルク電流値と、トルク電流検出部21により検出されたトルク電流値との比較演算を行い、当該検出されたトルク電流値が、具体的には後述の座標点712に示す適正(基準)設定値としてのトルク電流値(300mA)が得られるVpp値(1.0kV)に対するトルク電流の値が、これに対応する初期トルク電流値と異なる値となっているか否かを判別するとともに、トルク電流値が初期トルク電流値と異なると判別した場合には、当該トルク電流値が初期トルク電流値からどれ位大きな値或いは小さな値であるかを算出(検出)する機能も備えている。
ところで、上述のように、検出されたトルク電流値が所定値以上に大きくなっている場合には、感光体ドラム101表面のリフレッシュ動作が実行される。このリフレッシュ動作について以下に説明する。
リフレッシュ制御部23は、トルク電流検出部21により検出されたトルク電流値が所定値以上に増加したと判別された場合、換言すれば、検出されたトルク電流値が、所定の使用基準時(ここでは初期使用時:上記動摩擦係数の適正設定状態)での基準値(初期使用時における初期値;後述の300mA)から所定量(例えば後述のΔ40mA)だけ大きな所定値(例えば後述の340mA)よりも小さい値となる領域(非リフレッシュ領域という)から、該所定値以上の値となる領域(リフレッシュ領域という)に達したと判別された場合に、この情報を受けて、感光体ドラム101表面を摺擦研磨するためのリフレッシュモードでの動作を実行するものである。
ただし、リフレッシュ制御部23は、特性記憶部108に予め記憶されている初期特性情報つまり初期トルク電流値と、トルク電流検出部21により検出されたトルク電流値との比較演算に基づき、当該検出されたトルク電流値の、初期トルク電流値からの増加量Δが所定量以上であるか否か(トルク電流値が所定値以上に達したか否か)を判別する機能も備えている。なお、リフレッシュ制御部23は、上記増加量Δの情報を予め記憶しており、当該所定値以上であるか否かの判別時に適宜使用される。
ここで、上記リフレッシュモードとは、感光体ドラム101の表面を研磨することで該表面に付着した放電生成物等の付着物の除去を行う、所謂感光体表面をリフレッシュするモードである。感光体ドラム101表面の研磨は、摺擦研磨ローラとしてのクリーニングローラ1041を用いて行う。具体的には、図7に示すように、まず、現像部103によって感光体ドラム101の表面に符号901で示す約50mm〜100mm程度の幅のトナーのベタ帯902を描く(帯状にトナーを付着させる)。そして、この感光体ドラム101を所定時間、例えば約3分間だけ回転(空回り)させ、上記ベタ帯のトナーを研磨剤として用い(トナーを感光体ドラム101とクリーニングローラ1041とに介在させて)、感光体ドラム101の回転に応じてクリーニングローラ1041を回転させることで感光体ドラム101表面を摺擦研磨する。このベタ帯は、感光体ドラム101表面の複数箇所に描いてもよい。また、この研磨剤としてのトナーの感光体ドラム101表面への付着は、ここで示すベタ帯状でなくともよい。要は、感光体ドラム101表面に摺接されるクリーニングローラ1041によって、このトナーを介在させて感光体表面が好適に摺擦研磨されるのであればいずれの形態であってもよい。
なお、リフレッシュモードでの動作時には、上記摺擦研磨に用いた感光体ドラム101表面上のトナーは、通常のクリーニング動作と同様、クリーニングブレード1042によって掃き落とされて除去される。また、このリフレッシュモードでの動作時には、感光体ドラム101は回転駆動されるものの、現像部103や転写部106による画像形成動作は行われない。また、リフレッシュモードにおける感光体ドラム101の回転駆動時間、すなわちリフレッシュモードでの動作時間は、上記3分間に限定されず、所要の研磨量あるいは研磨剤(トナー)の研磨能力などに応じて任意に設定される。ただし、このリフレッシュモードでの動作時間は1分間以上であることが研磨量(能力)の向上上好ましい。
また、上記研磨剤として用いるトナーは、リフレッシュモード専用に別途用意されるものではなく、例えばトナーに研磨剤である例えば酸化チタンが外添されてなるような、通常の印刷に用いられるトナーである。この場合、当該リフレッシュモード専用の研磨剤を供給するための供給部を別途備えてもよい。
ところで、本実施形態での複写機1では、図5に示すように、感光体ドラム101に対する適正な動摩擦係数μとして、例えば座標点712における「0.50」を設定しており、この動摩擦係数0.50でのトルク電流値は約300mAである。この適正時の動摩擦係数値0.50が座標点713での「0.60」以上に上昇すると、すなわち、検出したトルク電流値が初期値300mAよりもΔ40mA以上大きくなり、動摩擦係数が0.60以上になると、この動摩擦係数の増加に伴って上記トナー付着や画像流れ等の不具合が発生してしまう。そこで、トルク電流値の上昇がΔ40mA以上となると判別された時点で、上述のリフレッシュモードに移行する。
ただし、上記不具合が発生する(発生し始める)として設定する動摩擦係数は、座標点713での「0.60」に限定されず、これより高い値又は低い値を設定してもよい。また座標点712以外を適正(基準)位置として設定してもよい。要は、動摩擦係数(トルク電流)が、或る基準状態での値から所定値以上にまで増大した場合、つまり動摩擦係数又はトルク電流の増加量(ここではトルク電流の増加量Δを扱っている)が所定量以上となった場合に、リフレッシュモードによる駆動が行われる構成であればよい。
このように、トルク電流値が所定値以上になるとリフレッシュモードでの駆動を実施するのは、一般的に動摩擦係数μの上昇は短時間(瞬時的)に発生するため、感光体表面への放電生成物の付着を防止するべく帯電電圧Vppを補正し(Vpp値を低下させてトルク電流を低下させ)動摩擦係数を減少させたとしても、トルク電流がΔ40mA以上上昇(動摩擦係数値が0.60以上に上昇)していたならば、当該動摩擦係数を減少させてトナー付着や画像流れ等の不具合の発生防止効果を得ようとする速さよりも、実際にこれら不具合が発生する速度の方が速くなってしまい、つまり帯電電圧Vppによる動摩擦係数の補正による不具合発生防止効果が、実際の不具合発生速度に追いつかず、結果として画像欠陥を引き起こしてしまうということによる。
したがって、リフレッシュモードを設定して感光体ドラム101表面の研磨を行うことは、上記短時間での動摩擦係数の上昇に起因する付着物(放電生成物)を物理的に取り除くことが目的となる。リフレッシュモードでの動作が終了すれば、感光体ドラム101の表面状態は、補正したVpp値によって決まる(収束する)状態にまで、すなわち帯電電圧Vppの補正(トルク電流の補正及びこの補正による動摩擦係数の補正)によって画像流れやトナー付着が防止されるよう制御可能なクリーンな状態にまで(トルク電流値が上記所定値より小さい非リフレッシュ領域に入るまで)回復することになる。
図6は、トルク電流値が所定値以上に増加した場合の、すなわちトルク電流値が非リフレッシュ領域からリフレッシュ領域に達した場合の、ドラムリフレッシュ動作及び帯電電圧Vppの補正動作の一例を説明する図である。同図における符号801の特性は、前記図4に示す初期特性701を示している。この初期特性701において、帯電部102に印加される例えば1.0kVのVpp値に対する符号802に示す座標点(座標点802)のトルク電流値(300mA)が、所定値以上、ここでは340mA以上となる例えば符号803に示す座標点(座標点803)のトルク電流値まで増加した場合、まず第1のステップとして、このトルク電流値を当該340mAよりも小さい値にまで低下させるべく、具体的には、例えば座標点802でのトルク電流値レベルまで(座標点802のトルク電流値又はこのトルク電流値付近まで)低下させるべく、リフレッシュモードでの駆動(感光体ドラム101表面の研磨)を実行する。
このドラムリフレッシュ動作実行後、ドラム電流値を検出し、該検出したドラム電流値が初期値(座標点802での300mA)となっていない場合には、このトルク電流値が初期値となるように、次の第2のステップとして、Vpp値の補正を行う。すなわち、上記ドラムリフレッシュ動作により、座標点803のトルク電流値が、例えば座標点802のトルク電流値よりも幾分高いトルク電流値である座標点804に示すトルク電流値まで低下したとすると、この座標点804でのトルク電流値を、座標点802の初期値と同じトルク電流値となる座標点805のトルク電流値にまで低下させるべく、Vpp値を1.0kVから例えば0.8kVまで低下させる。換言すれば、初期状態において1.0kVのVpp値で得られていた座標点802でのトルク電流値300mAが、0.8kVのVpp値で得られるように、該Vpp値を低下させる補正処理を行う。これにより、座標点804が座標点802と同トルク電流値の座標点805となるように、すなわち、座標点804が、初期特性701(特性801)が見かけ上更新されてなる補正特性806上を座標点805へ向けて移動するように変化する。Vpp値を下げて該Vpp値に対するトルク電流値のレベルを低下させることにより、前記図4と図5との関係に示すようにトルク電流値の低下に応じて動摩擦係数μの値も低下することになる。
このように、第1のステップにおけるドラムリフレッシュ動作によって、トルク電流値つまり動摩擦係数μの値が先ず大幅に低下され、次の第2のステップにおける帯電電圧Vpp補正動作によって、該動摩擦係数の値がさらに低下されて初期状態での動摩擦係数の値に戻される(初期状態からの動摩擦係数の上昇が防止される)ことで、より確実に放電生成物の付着の防止が図られ、ひいては画像流れや感光体ドラム101表面へのトナー付着がより確実に防止される。
なお、ここでは、適正な動摩擦係数0.50が得られる帯電電圧Vpp値1.0kVに対するトルク電流値(300mA)の変化に基づいて補正を行っているが、特性801上におけるこのVpp値1.0kV以外のVpp値に対して当該補正を行ってもよい。
また、上記ドラムリフレッシュ動作により、トルク電流値を座標点803から低下させる際、必ずしも初期値(座標点802)より高いトルク電流値(座標点804)に低下させずともよい。すなわち、当該低下させる際の目標点としては座標点802が設定されるものの、実際のドラムリフレッシュ動作の結果、座標点802からズレた位置でのトルク電流値となることもあり、この場合には、当該ズレを帯電電圧Vppの補正によって微調整するようにすることが好ましい。ただし、ドラムリフレッシュ動作における動作設定量、例えばリフレッシュモードでの動作時間或いは感光体ドラム表面の研磨量は、上記座標点803から目標点の座標点802まで低下可能となるように設定されていることが好ましい。
また、上記説明では、座標点803から低下されたトルク電流値は、初期値よりも高い値(座標点804)となることを想定しているが、初期値よりも低い座標点(トルク電流値)まで低下されてもよく、この場合においても、同様にこのトルク電流値の初期値からの誤差(ズレ)に対する補正を行うべく帯電電圧Vppを補正する、具体的には帯電電圧の振幅を増加させてVpp値を増加させる補正処理を行う構成であってもよい。
図8は、リフレッシュモードでの動作及び帯電電圧Vppによる補正に関する動作の一例を示すフローチャートである。まず複写機1の主電源がオンされる、或いは複写機1がスリープモードから通常印刷モードに復帰された時点で(ステップS1)、トルク電流検出部21によって感光体ドラム101に対するトルク電流、具体的には上記1.0kVのVpp値に対するトルク電流値が検出される(ステップS2)。そして、この検出されたトルク電流値が初期値よりも所定量大きな所定値以上であるか否かがリフレッシュ制御部23によって判別され、該検出されたトルク電流値が所定値以上(ここでは340mA以上)であると判別された場合には、すなわち、トルク電流値が所定値以上の範囲内(リフレッシュ領域)に達したと判別された場合には(ステップS3のYES)、リフレッシュ制御部23によって、リフレッシュモードでの駆動すなわち感光体ドラム101の表面をクリーニングローラ1041及びトナーを用いて摺擦研磨することで感光体表面の付着物(放電生成物)の除去を行うドラムリフレッシュ処理が実行される(ステップS4)。該検出されたトルク電流値が所定値以上でないと判別された場合には、すなわち、トルク電流値が所定値より小さい範囲内(非リフレッシュ領域)にあると判別された場合には(ステップS3のNO)、通常印刷モードでの印刷処理がそのまま実行される(ステップS8)。上記ステップS4でのドラムリフレッシュ処理終了後、再びトルク電流検出部21によって現状のトルク電流値が検出され(ステップS5)、帯電電圧補正部221によって、当該検出されたトルク電流値が、使用基準時における基準値、つまり初期値(ここでは300mA)であるか否かが判別され、初期値であると判別された場合には(ステップS6のYES)、帯電電圧補正を行うことなく、フロー終了となる。一方、該トルク電流値が初期値でない、すなわちトルク電流値が初期値から所定量だけ大きい又は小さい値をとってズレていると判別された場合には(ステップS6のNO)、帯電電圧補正部221によって、帯電電圧Vppが変化(ここでは1.0kVから0.8kVまで低下)されて該Vpp値に対して得られるトルク電流値が基準値となるように補正する処理が実行される(ステップS7)。
以上のように本発明の画像形成装置(複写機1)によれば、リフレッシュ制御部23(感光体研磨制御手段)によって、感光体(感光体ドラム101)のトルク電流を検出するトルク電流検出部21(トルク電流検出手段)により検出されたトルク電流検出情報と、特性記憶部108(特性情報記憶手段)に記憶された所定の使用基準時(例えば初期使用時)における感光体ドラム101のトルク電流に関する特性情報(初期特性701)とに基づいて、当該検出されたトルク電流値が、所定の使用基準時での基準値から所定量大きな所定値よりも小さい第1のトルク電流値領域(上記非リフレッシュ領域)から、所定値以上の第2のトルク電流値領域(上記リフレッシュ領域)に達したと判別された場合に、感光体ドラム101表面を研磨手段を用いて研磨する制御が行われる。
このように、感光体ドラム101に対するトルク電流値が第2のトルク電流値領域に達すると研磨手段により感光体ドラム101表面が研磨されるため、この研磨によって感光体表面の放電生成物(付着物)が実際に除去されることになり、帯電電圧Vppを補正して該帯電電圧Vppと相関関係のあるトルク電流を低下させ、さらに該トルク電流と相関のある感光体ドラム101の動摩擦係数μを見かけ上減少させることで放電生成物の付着を防止しようとしても、実際における短時間での動摩擦係数の増加に伴う放電生成物付着による画像流れやトナー付着等の不具合の発生が回避されないといった事態を回避することができる。すなわち、トルク電流値が所定値(例えば340mA)以上に増加して帯電電圧Vppの補正による不具合発生の回避が困難となるような場合でも感光体ドラム101表面が研磨されるため、感光体ドラム101に対する放電生成物等の付着が確実に防止され、画像流れやトナー付着等の発生を確実に防止することができ、ひいては好適な印刷画像を得ることができる。
また、リフレッシュ制御部23による研磨制御によって、感光体ドラム101の表面が、研磨剤としてのトナーを介してクリーニングローラ1041によって摺擦されることで研磨されるため、感光体ドラム101表面を研磨するための専用の装置を別途設けることなく、既設のクリーニングローラ1041やトナーを利用した簡易な構成で、かつトナーを介してクリーニングローラ1041で摺擦するという容易な方法で当該感光体ドラム101表面を研磨することができる。
また、帯電電圧補正部221によって、トルク電流検出部21により検出されたトルク電流検出情報と、特性記憶部108に記憶された所定の使用基準時(例えば初期使用時)における感光体ドラム101のトルク電流に関する特性情報(初期特性701)とに基づいて、上記リフレッシュ制御部23による研磨制御後、すなわち所定値以上に高くなったトルク電流値を下げて動摩擦係数を低下させるべくクリーニングローラ1041やトナーによって感光体ドラム101表面を摺擦研磨した後、当該検出されたトルク電流値が、第1のトルク電流値領域(非リフレッシュ領域)において、所定の使用基準時での基準値と異なる(基準値よりも高い値又は低い値となっている)と判別された場合に、該基準値と異なる値となっているトルク電流値を基準値に戻すべく帯電電圧Vppが補正される。ところで、一般的にトルク電流値と感光体ドラム101の動摩擦係数μとは相関関係があるため、このように帯電電圧Vppが補正されることで感光体の動摩擦係数μが補正されることになる。したがって、所定値以上に高くなったトルク電流値が感光体ドラム101表面の研磨によって第1のトルク電流値領域まで低下したものの、基準値からはズレているような場合でも、さらにこのトルク電流値が基準値となるよう最適な帯電電圧に調整されて(最適な帯電電圧の値が選択されて)、動摩擦係数の使用基準時における動摩擦係数からの上昇が防止されるため、トルク電流が第2のトルク電流値領域(リフレッシュ領域)に達した場合の感光体ドラム101表面の研磨動作と併せて、感光体ドラム101表面への放電生成物の付着をより確実に防止することが可能となり、画像流れやトナー付着等の発生をより確実に防止することができる。
さらに、帯電電圧補正部221によって、交流電圧である帯電電圧Vppの振幅を変化させることにより該帯電電圧の補正が行われるため、帯電電圧Vppの振幅を変化させるという容易な方法によって、トルク電流が第1のトルク電流値領域にある場合での帯電電圧の補正(トルク電流を基準値(初期値)に戻す制御)を行うことができる。
なお、本発明は、以下の態様をとることもできる。
(A)上記実施形態では、トルク電流検出部21により検出したトルク電流(初期値からのトルク電流の増加情報)に基づいて、帯電電圧Vppの補正制御を行っているが、これに限らず、例えば、トルク電流の検出情報とともに、温度/湿度計測部600により計測された複写機1内の温度及び湿度の情報を用いて当該帯電電圧Vppの補正制御を行う構成であってもよい。これにより、温度・湿度の情報を加味したより精度の高い帯電電圧Vpp(或いはトルク電流、動摩擦係数)の補正を行うことができ、ひいては画像流れやトナー付着等の発生をより確実に防止することができる。
(B)特性記憶部108に記憶している初期特性情報(初期特性701)は、必要に応じて更新可能に構成されてもよい。すなわち、例えば上記トルク電流を低下されるべく帯電電圧Vppの補正を行った後に得られた新特性情報を、初期特性情報に替えて上書き更新する構成としてもよい。
(C)上記図8に示すフローチャートにおいて、ステップS4のドラムリフレッシュ処理を実行した後、トルク電流を検出してこれが所定値より小さい値となっているか判別し、所定値以上である場合には、つまり感光体表面の研磨が足りない場合には、再度ドラムリフレッシュ処理を実行するフローとしてもよい。また、ステップS7の帯電電圧補正処理を実行した後、トルク電流を検出して、これが初期値となっているか判別し、これが初期値となっていない場合には、再度、帯電電圧補正処理を実行するフローとしてもよい。
(D)上記実施形態では、例えば、実使用上における印刷枚数の増加や粗悪紙の使用、摺擦研磨能力の低下等の要因による感光体表面の動摩擦係数の増加に対し、該動摩擦係数の上昇(動摩擦係数上昇による放電生成物の付着)を防止するべく本発明における帯電電圧Vppによる補正処理を行っているが、このような場合に限らず、当該補正処理を、例えば初期性能において、温湿度センサの精度や1ジョブのボリュームによって選択される帯電電圧Vppが適正でないといった場合などにも適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例である複写機の内部構成を概略的に示す断面図である。 ドラムユニット部の一構成例を示す概略断面図である。 図1に示す複写機の概略構成を示すブロック図である。 感光体ドラムの初期状態における帯電電圧とトルク電流との相関関係を示す特性図である。 トルク電流と動摩擦係数との相関関係を示す特性図である。 トルク電流値が所定値以上に増加した場合のドラムリフレッシュ動作及び帯電電圧Vppの補正動作の一例を説明する図である。 リフレッシュモードにおいて感光体ドラムに研磨剤としてのトナーを付着させた状態の一例を説明する図である。 リフレッシュモードでの動作及び帯電電圧Vppによる補正に関する動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 複写機(画像形成装置)
101 感光体ドラム(感光体)
102 帯電部(帯電手段)
1041 クリーニングローラ(研磨手段)
108 特性記憶部(特性情報記憶手段)
110 ドラムユニット部
120 定着部
21 トルク電流検出部(トルク電流検出手段)
22 帯電部制御部(帯電電圧印加手段)
221 帯電電圧補正部(帯電電圧補正手段)
23 リフレッシュ制御部(感光体研磨制御手段)
701 初期特性(特性情報)

Claims (4)

  1. アモルファスシリコンからなる感光体と、
    前記感光体を回転駆動させるためのトルク電流を検出するトルク電流検出手段と、
    所定の使用基準時における感光体のトルク電流に関する特性情報を記憶する特性情報記憶手段と、
    前記感光体の表面を研磨する研磨手段と、
    前記トルク電流検出手段により検出されたトルク電流検出情報と、前記特性情報記憶手段に記憶された特性情報とに基づいて、該検出されたトルク電流値が、前記使用基準時での基準値から所定量大きな所定値よりも小さい第1のトルク電流値領域から、該所定値以上の第2のトルク電流値領域に達したと判別された場合に、感光体の表面を前記研磨手段を用いて研磨する制御を行う感光体研磨制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記研磨手段は、感光体の表面と摺接可能に設けられたクリーニングローラと、研磨剤としてのトナーとからなり、
    前記感光体研磨制御手段は、該トナーを介してクリーニングローラにより感光体の表面を摺擦するよう前記研磨手段を用いて研磨する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記感光体を帯電させる帯電手段と、
    前記帯電手段に感光体帯電用の帯電電圧を印加する帯電電圧印加手段と、
    前記トルク電流検出手段により検出されたトルク電流検出情報と、前記特性情報記憶手段に記憶された特性情報とに基づいて、前記感光体研磨制御手段による研磨制御後、検出されたトルク電流値が前記第1のトルク電流値領域において前記基準値と異なると判別された場合に、該トルク電流値を基準値に戻すべく前記帯電電圧を補正する帯電電圧補正手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記帯電電圧は、感光体の帯電を安定させるべく印加する交流電圧であって、
    前記帯電電圧補正手段は、該交流電圧の振幅を変化させることにより前記補正を行うことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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