JP2006234515A - 容器内の異物検査方法およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体を充填した容器に光源からの光を透過させTVカメラで撮像する(S1)。画像処理装置は、TVカメラに撮像した濃淡画像内に検査領域を設定し(S2)、検査領域内で気泡の候補となる気泡候補領域を抽出する(S3〜S6)。気泡候補領域の中の画素に対して気泡候補領域の外周縁からの距離に応じたラベルを付け、同じラベルを付けた領域を単位として気泡候補領域の中央寄りの内側領域と外周寄りの外側領域とを設定する(S7〜S9)。内側領域の明度の平均値が外側領域の明度の平均値よりも高く、かつ内側領域の明度と外側領域の明度との分離度が規定の閾値以上であるときに当該気泡候補領域を気泡と判定する(S10)。
【選択図】 図1
Description
本実施形態では、図2に示すように、検査対象である容器Xの側面を撮像手段としてのTVカメラ2により撮像し、TVカメラ2から出力された濃淡情報を含む映像信号を用いて容器Xに充填された液体の中の異物の有無を判定する。容器Xを挟んでTVカメラ2の反対側には光源3が配置される。光源3は透過照明用であって、光源3から出射された容器Xを透過した光がTVカメラ2により撮像される。
実施形態1では、ステップS10において条件が満たされない場合には、ただちに異物と判断していたが、本実施形態はステップS10において条件が満たされない場合に、内側領域Daと外側領域Dbとの範囲を変化させた後に、ステップS10の条件判断を再び実行し、内側領域Daと外側領域Dbとの範囲を変化させることによってステップS10で条件が満たされたときには気泡と判断するようにしたものである。つまり、図6のように外側領域Dbをラベルが1の領域のみと設定したときにステップS10で気泡と判断する条件が満たされなければ、図10に示すように、外側領域Dbをラベルが1、2の領域を外側領域Dbとし、内側領域Daをラベルが3〜6の領域に縮小する。内側領域Daと外側領域Dbとをこのように変更した後に、ステップS10の条件判断を行うのである。
上述した実施形態では、内側領域Daと外側領域Dbとの境界が一致する例を示したが、本実施形態は、図11に示すように、内側領域Daと外側領域Dbとの間に隙間を設けている。図11に示す例では、内側領域Daをラベルが5、6の領域とし、外側領域Dbをラベルが1の領域としている。
本実施形態は、実施形態3の技術に実施形態2と同様に、図1のステップS10の判定過程において条件が満たされない場合にただちに異物と判定するのではなく、外側領域Dbの大きさを変化させた後にステップS10の判定を再度行うことで、気泡を異物と誤認する可能性を低減するものである。たとえば、内側領域Daと外側領域Dbとを図11のように設定した状態では、ステップS10の条件が満たされなかった場合には、図12に示すように、外側領域Dbを内側に拡張し(ラベルが1、2の領域を外側領域Dbとし)、ステップS10の判定を再度行うのである。このようにして、ステップS10の条件が満たされるか、外側領域Dbが内側領域Daに接してもステップS10の条件が満たされない場合に、異物と判断することになる。他の構成および動作は実施形態3と同様である。
上述した各実施形態では、気泡候補領域D2において外側領域Dbが環状に連続し、かつ外側領域Dbの明度が気泡候補領域D2の外周縁の周方向においてはほぼ等しいと想定しているが、TVカメラ2と光源3と気泡との位置関係によっては、図13に示すように、外側領域Dbが環状に連続せず(実線で囲んだ領域を参照)、また気泡候補領域D2の外周縁の周方向において明度にむらを生じることも多い。ただし、このような場合でも、気泡であれば内側領域Daの明度の平均値は外側領域Dbの明度の平均値よりも高く(明るく)なる。
本実施形態は、候補領域抽出過程においてエッジを抽出し、当該エッジ上の画素を対象とするハフ変換を行うことにより気泡の輪郭を抽出して気泡候補領域D2を楕円で近似するものである。
実施形態6において示した文献に記載されている方法を用い、一部が連続し一部が分断されているエッジからハフ変換により近似する楕円を求める手順は次のようになる。
2 TVカメラ(撮像手段)
3 光源
10b 候補領域抽出手段
10c 評価領域設定手段
10d 判定手段
X 容器
Claims (7)
- 液体の入った透光性材料からなる容器を光源により照明するとともに容器を透過した光を撮像手段で撮像し、撮像手段で得られた濃淡画像に画像処理を施して評価することにより容器内の液中における気泡と異物とを識別する異物検査方法であって、濃淡画像において明度に変化を生じている領域を気泡の存在する領域の候補である気泡候補領域として抽出する候補領域抽出過程と、気泡候補領域の外周縁との距離を条件に用いて気泡候補領域内に内側領域と外側領域との2領域を設定する評価領域設定過程と、内側領域の明度の平均値が外側領域の明度の平均値よりも高く、かつ内側領域の明度と外側領域の明度との分離度が規定の閾値以上であるときに当該気泡候補領域を気泡と判定する判定過程とを有することを特徴とする容器内の異物検査方法。
- 前記評価領域設定過程で前記内側領域と前記外側領域とは境界が接するように設定され、前記判定過程で気泡と判定できないときには、前記評価領域設定過程における条件の距離を変更することにより外側領域を広げ内側領域を狭めて判定過程を再度実行し、評価領域設定過程で次の外側領域を設定できなくなるか判定過程で気泡と判定できるようになるまで評価領域設定過程と判定過程とを繰り返すことを特徴とする請求項1記載の容器内の異物検査方法。
- 前記評価領域設定過程で前記内側領域と前記外側領域とは互いの間に隙間を持つように設定されることを特徴とする請求項1記載の容器内の異物検査方法。
- 前記判定過程で気泡と判定できないときには、前記評価領域設定過程における条件の距離を変更することにより前記外側領域を広げて判定過程を再度実行し、評価領域設定過程で次の内側領域を設定できなくなるか判定過程で気泡と判定できるようになるまで評価領域設定過程と判定過程とを繰り返すことを特徴とする請求項3記載の容器内の異物検査方法。
- 前記判定過程では、前記内側領域の明度の平均値を求めた後、前記外側領域の明度の平均値との大小の判定に代えて、外側領域において内側領域の明度の平均値よりも明度の低い画素からなる規定の画素数以上の連結領域の存否を判定し、当該連結領域が存在するときに分離度を閾値と比較することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の容器内の異物検査方法。
- 前記候補領域抽出過程では、背景との明度値の差を用いて求めた前候補領域の外周縁を楕円で近似し、当該楕円内を前記気泡候補領域とすることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の容器内の異物検査方法。
- 液体の入った透光性材料からなる容器に光を照射する光源と、光源から容器に照射され容器を透過した光を撮像する撮像手段と、撮像手段で得られた濃淡画像に画像処理を施して評価することにより容器内の液中における気泡と異物とを識別する画像処理装置とを備え、画像処理装置は、濃淡画像において明度に変化を生じている領域を気泡の存在する領域の候補である気泡候補領域として抽出する候補領域抽出手段と、気泡候補領域の外周縁との距離を条件に用いて気泡候補領域内に内側領域と外側領域との2領域を設定する評価領域設定手段と、内側領域の明度の平均値が外側領域の明度の平均値よりも高く、かつ内側領域の明度と外側領域の明度との分離度が規定の閾値以上であるときに当該気泡候補領域を気泡と判定する判定手段とを有することを特徴とする容器内の異物検査装置。
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