JP2006234065A - 電磁弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 外部入力のための端子側の体格の小型化が図れる電磁弁を提供する。
【解決手段】 駆動コイル60、62に接続し、外部入力のためのターミナル63、64と、絶縁ブッシュ72と、Oリング71と、これらを収容するハウジング11、12、12とを備え、ターミナル63をハウジング10の上部ハウジング部11へ挿通させ、ターミナル63と上部ハウジング部11との間に絶縁ブッシュ72およびOリング71を配置する電磁弁1において、
ターミナル63と上部ハウジング部11との絶縁ブッシュ72の外周は、大径部72bと、大径部72bより外形の小さい小径部72aを有し、
大径部72bが、上部ハウジング部11の挿入穴11h内で上部ハウジング部11に係止されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電磁弁に関する。
従来、電磁弁としては、駆動コイルを収容するハウジングと、ハウジングを挿通し、外部入力のための端子としてのターミナルとの間には絶縁を目的とした樹脂ブッシュと、シールを目的としたOリングが設けられているものが知られている(特許文献1参照)。Oリングを2つ使用し、ハウジング内周と樹脂ブッシュの外周、および樹脂ブッシュ内周とターミナル外周をそれそれOリングで気密確保するものがある。この方法では、ハウジングと樹脂ブッシュの形状が複雑になり、Oリングを2つ使用するため、電磁弁が大型化するとともにコストアップしてしまう。
これに対して特許文献1の開示する技術では、ハウジング内周に、樹脂ブッシュおよびOリングを配置し、内周のうち、樹脂ブッシュを外部側の上部内周に、Oリングを内部側の下部外周に配置することで、1つのOリングで気密確保している。
なお、一般に、ターミナルとハウジングとの間に配置した後には、ターミナルを収容するコネクタを形成するため、ターミナルが延出する電磁弁側を樹脂モールドしてターミナルとコネクタを一体樹脂成形する。
特開平9−72260号公報
特許文献1による従来技術では、Oリングを1つにすることでコストを低減することは可能であるが、電磁弁の体格、特に軸方向体格が大きくなるおそれがある。詳しくは特許文献1の技術を適用する場合、実際には、図2に示すように、コネクタ565を樹脂成形する際に樹脂ブッシュ572が樹脂成形圧により沈み込まないように、樹脂ブッシュ572を段付き円筒状に形成して外部側の大径部572bの外形を大きくしなけれならず、また、樹脂成形圧で大径部572bがせん断しないようにある程度厚くする必要がある。このため、電磁弁の高さや外形が大きくなり電磁弁体格が大きくなるおそれがあるという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、外部入力のための端子側の体格の小型化が図れる電磁弁を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
本発明の請求項1乃至5に記載の発明では、駆動コイルに接続し、外部入力のためのターミナルと、絶縁部材と、シール部材と、これらを収容するハウジングとを備え、ターミナルをハウジングへ挿通させ、ターミナルとハウジングとの間に絶縁部材およびシール部材を配置する電磁弁において、
ターミナルとハウジングとの絶縁部材の外周は、大径部と、大径部より外形の小さい小径部を有し、大径部が、ハウジングの穴内でハウジングに係止されていることを特徴としている。
これにより、ターミナルとハウジングとの間に配置する絶縁部材は、大径部と小径部を有し、大径部が、ハウジングの穴内でハウジングに係止されているので、従来技術のように絶縁部材の大径部全体がハウジング端面から延出することはない。したがって、外部入力のための端子としてのターミナル側の電磁弁の体格の小型化が可能である。
また、本発明の請求項2に記載の発明では、大径部のハウジングに係止される係止部は、絶縁部材の大径部から小径部へ延伸方向に対してテーパを有していることを特徴としている。
これによると、大径部のハウジングに係止される係止部は、絶縁部材の大径部から小径部へ延伸方向に対してテーパを有していることが好ましい。これにより、電磁弁の製造工程にてターミナルとハウジングとの間に配置した絶縁部材に樹脂成形圧が加わる場合があっても、係止部のテーパでその樹脂成形圧を受けることができるので、大径部の大きさが小さくてもテーパによって受圧面積の確保が可能である。
また、本発明の請求項3に記載の発明では、大径部のハウジングに係止される係止部は、絶縁部材の大径部から小径部へ延伸方向に段差を有していることを特徴としている。これによると、電磁弁の製造工程にてターミナルとハウジングとの間に配置した絶縁部材に加わる樹脂成形圧が比較的低い場合には、同一の大径部の大きさに対して受圧面積を有効に稼げるテーパでなくとも、曲面もしくは略直角面を有する段差によって受圧面積の確保が可能である。
また、本発明の請求項4に記載の発明では、小径部の駆動コイル側には、シール部材が挿入されていることを特徴としている。
これによると、絶縁部材の小径部の駆動コイル側には、ハウジング穴内に例えばOリング等のシール部材が挿入されているので、ハウジング、ターミナル、および絶縁部材間の気密がOリング一つで確保される。
また、本発明の請求項5に記載の発明では、ハウジングの穴の内周は、大径部を保持する段差を有していることを特徴としている。
これによると、ハウジングの穴の内周は、大径部を挿入可能とするとともに、段差により、例えば電磁弁の製造工程にて加わる樹脂成形圧に抗して大径部を保持できる。
以下、本発明の電磁弁を、具体化した実施形態を図面に従って説明する。図1は、本実施形態の電磁弁を示す部分断面図である。なお、図2は、比較例の電磁弁を示す部分断面図である。
図1に示すように、電磁弁1は、コイル60と、図示ない可動コア(以下、アーマチャと呼ぶ)と、固定コア(以下、ステータと呼ぶ)54と、コイル60接続し、外部入力のための端子(以下、ターミナルと呼ぶ)63、64と、これら部材を収容するハウジング10と、ハウジング10を挿通するターミナル63、64とハウジング10の間に配置される絶縁部材としての絶縁ブッシュ72と、シール部材としてのOリング71とを含んで構成されている。
コイル60は、樹脂製のスプール62に直接巻回され、スプール62およびコイル60の外周側は樹脂モールドにより覆われている。なお、巻回装置により巻回されたコイル(以下、巻回コイルとも呼ぶ)60の外周を図示しない樹脂モールドにより被覆した後に、被覆された巻回コイル60に2次樹脂成形を行ってスプール62と一体に成形されるものであってもよい。なお、ここで、コイル60とスプール62は請求範囲に記載の駆動コイルを構成する。
ステータ54は、略円筒状に形成されており、内周側コア部と、外周コア部と、これら両コア部に両端が接続する上端部とを備えている。内周側コア部と外周コア部とは、それぞれ略筒状体に形成されており、これら略筒状体の間にコイル60が挟み込まれている。ステータ54は軟磁性材で形成されており、例えば圧粉体で形成された純鉄(Fe)で形成されている。なお、軟磁性材は、例えばパーメンジュール(材料組成を主要な元素で表すとFe:49〜50%、Co:49〜50%、V:2%以下)でもよい。ステータ54の図1中の下部側には、アーマチャがステータ54に向き合うように配置されており、ステータ54の下端面(以下、磁極面と呼ぶ)とアーマチャの上端面(以下、磁極面)が当接および離間可能に配置されている。詳しくは、内周側コア部および外周側コア部と、アーマチャとは、互いに端面同士で対向している。電流供給によりコイル60に発生する電磁力を利用し、内周側コア部および外周側コア部の各磁極面からアーマチャの磁極面に向けて磁束が流れ、磁束密度に応じた吸引力がアーマチャに作用する。なお、このステータ54の中央(詳しくは内周側コア部の内側)には、筒状部材56が挿入固定されており、筒状部材56内には、図示しない付勢スプリング等が配置されている。この付勢スプリングの付勢力はアーマチャに作用し、アーマチャの磁極面とステータ54の磁極面のエアギャプが広がる方向に付勢する。
アーマチャは、例えば略平板状に形成された平板部を有しており、平板部の上端面は、内側コア部および外側コア部の各磁極面に対向して配置される磁極面を形成している。アーマチャは軟磁性材からなり、例えばパーメンジュールで形成されている。平板部の下部側には弁部材が形成されている。なお、アーマチャと弁部材は一体成形されるものに限らず、別部材で一体的に形成されているものであってよい。この弁部材は、例えばハウジング10内に配置される弁座に着座および離座可能であり、着座および離座することで電磁弁の開弁および閉弁が行なわれる。
なお、ここで、本実施例では、電磁弁1は開弁および閉弁により高圧流体の流通および遮断を行なうことで、高圧流体を所定圧に減圧する。なお、電磁弁1は、高圧流体を所定圧に減圧するものに限らず、高圧流体の流量特性を調節するものであってもよく、高圧流体を操作するものであればいずれでもよい。なお、本実施例ではこの流体は燃料であり、電磁弁1の開弁および閉弁により高圧燃料の流通および遮断が行なわれる。
ターミナル63、64は、コイル60の端部に電気的に接続されている。具体的には、コイル60の端部をターミナル63に巻回する等により、ターミナル63、64とコイル60が電気的に接続している。ターミナル63、64は、図1に示すように略L字状に形成されており、ターミナル63とターミナル64は、別部材で形成され、溶接等による接合により一体的形成されている。なお、ターミナル63、64は、別部材で一体的形成されるものに限らず、一体形成されているものであってもよい。
なお、以下で説明する実施形態では、ターミナル63とターミナル64は、別部材で形成され、溶接により一体的形成されるものとする。
ターミナル63は、スプール62にインサート成形されて一体樹脂成形されている。ターミナル63は、ステータ54の反アーマチャ側の部分(詳しくは上端部)のターミナル穴54aを挿通可能である。ターミナル64およびターミナル63は、コネクタ65内に収容され、電気的に外部接続が可能である。コネクタ65は、ハウジング10(詳しくは上部ハウジング部11)に樹脂モールドされ、ターミナル63、64を一体樹脂成形されている。
ハウジング10は、図1に示すように、上部ハウジング部11と、フランジハウジング部12と、中間ハウジング部13と、図示しない下部ハウジング部とを備えている。中間ハウジング13は略筒状に形成され、ステータ54を収容している。ステータ54は段付きの略有底円筒状に形成され、中間ハウジング部13の下端部の内周側に挿入されている。ステータ54の外周は、段付きを境に下方に向かって縮径している。そして段付きが、中間ハウジング13の内周側に形成された段差と当接することにより、ステータ54が中間ハウジング部13から脱落するのを防止している。なお、中間ハウジング部13は、フランジハウジング部12の内周にねじ等により組付け固定されている。
フランジハウジング部12は略筒状に形成されてり、内部に上部ハウジング11とステータ54と中間ハウジングを配置している。詳しくは、フランジハウジング部12は、段付き内周に形成され、その内周の上部側に上部ハウジング11および中間ハウジングが挿入されている。また、内周の下部側には、弁座が配置されている下部ハウジング部が、アーマチャとともに挿入され、ねじ等により固定される。なお、フランジハウジング部12内周と上部ハウジング11の外周との間には、気密のためOリング91が配置されている。
上部ハウジング部11は略円筒状に形成され、上端面と下端面とを貫通する穴(以下、挿入穴と呼ぶ)11hが設けられている。この穴11h内には、ターミナル63と絶縁ブッシュ72とOリング71とが挿入されている。なお、詳しくは挿入穴11hの内周は、第1内周11haと第2内周11hbと第3内周11hcとから構成されており、第1内周11haは第2内周11hbの大きさより大きく形成されている。第1内周11haは、挿入穴11h内に反ステータ54側からステータ54側に向かう挿入方向に対し、段差部を形成する。第2内周11hb内にはOリング71を配置する。第1内周11haおよび第2内周11hb内には樹脂ブッシュ71を配置する。
なお、第3内周11hcは、第2内周11hbの大きさに比べて大きく形成するもの(図1参照)に限らず、ほぼ同じ大きさ、もしくは小さく形成されているものであってもよい。なお、第3内周11hcを第2内周11hbの大きさより大きく形成するものの場合には、ターミナル63をスプール62にインサート成形するためのスプール62の付根部の大きさの設計自由度の向上が図れる。
Oリング71は、挿入穴11h内(詳しくは第2内周11hb内)に配置され、上部ハウジング部11とターミナル63との間の気密を確保する。なお、Oリング71に限らず、Dリングなどであってもよく、上部ハウジング部11とターミナル63との間に挿入配置しこの間の気密を確保するものであればいずれのシール部材でもよい。Oリング71は、図1に示すように、絶縁ブッシュ72のコイル60側の端部側に配置されている。
絶縁ブッシュ72は略円筒状に形成されており、上部ハウジング部11とターミナル63との間の絶縁性を確保する。この絶縁ブッシュ72は、大径部72bと、大径部72bより外形の小さい小径部72aを備えている。なお詳しくは、絶縁ブッシュ72は、挿入穴11hへの挿入順に、小径部71a、大径部72bに配置されている。
図1に示すように、大径部72bが挿入穴11hに係止されている。これにより、大径部72bが、上部ハウジング部11の挿入穴11h内で上部ハウジング部11に係止されているので、図2に示す比較例のように絶縁ブッシュ572の大径部572b全体が上部ハウジング部511端面から延出することはない。したがって、外部入力のための端子としてのターミナル63、64側の電磁弁1の体格の小型化が可能である。なお、大径部72bの外周の形状は、内周11hの段差(第1内周11ha)と係止可能であるものであれば、曲面、あるいは略直角のような段差を形成するもののいずれの形状でもよい。
なお、本実施形態では、大径部72bは、絶縁ブッシュ72の挿入方向に対してテーパ72btを有していることが好ましい。これにより、電磁弁1の製造工程にて、ターミナル63と上部ハウジング部11との間に配置した絶縁ブッシュ72に、コネクタ65を樹脂成形する際の樹脂成形圧が加わる場合があっても、樹脂ブシュ72は、テーパ72btでその樹脂成形圧を受けることができるので、大径部72bの大きさが小さくてもテーパ72btの面積によって受圧面積の確保が可能である。
なお、上記曲面、あるいは略直角のような段差と、同一の大径部72bの大きさで比較する場合において、テーパ72btの方が受圧面積を効率的に稼ぐことができる。したがって、外部入力のための端子としてのターミナル側の電磁弁の上記延伸方向および径方向に小型化が可能である。
なお、ここで、大径部72の外周の段差は請求範囲の絶縁部材72の大径部72bから小径部72aへの延伸方向に対する段差を構成する。また、テーパ72btは請求範囲の絶縁部材72の大径部72bから小径部72aへの延伸方向に対するテーパを構成する。大径部72の外周の段差、およびテーパ72btは、それぞれ請求範囲に記載の係止部を構成する。
なお、本実施形態では、上部ハウジング部11は反コイル60側に延伸する配管部17を有している。電磁弁1は内部に流入した燃料を筒状部材56の内周56aおよび配管部17の内周17aを通して図示しない燃料タンク等の燃料低圧側へ燃料を戻すように構成されている。ターミナル63の上端部側は、ターミナル64等と溶接により接合される。このため、ターミナル63の上部側から比較的近い範囲に配置される配管部17には、溶接作業時に溶接電極との干渉防止のための逃がし17kが設けられている。図2に示す比較例のように大径部572b全体が上部ハウジング部511端面から延出することはないため、本実施形態では、図2中の逃がし517kに比べて逃がし17kの軸方向長さを短くできる。したがって、外部入力のための端子としてのターミナル63、64側の電磁弁1の体格、とくに軸方向の体格の小型化ができる。
なお、上部ハウジング部11から突き出たターミナル63を絶縁ブッシュ上でターミナル64と溶接接合する際に、図1に示すように、絶縁ブッシュ72(詳しくは大径部72b)は上部ハウジング部11の挿入穴11h内に収容されているので、溶接電極を上部ハウジング部11に近づけて溶接することができる。
次に、本実施形態の作用効果を説明すると、(1)駆動コイル60、62に接続し、外部入力のためのターミナル63、64と、絶縁ブッシュ72と、Oリング71と、これらを収容するハウジング11、12、12とを備え、ターミナル63をハウジング10の上部ハウジング部11へ挿通させ、ターミナル63と上部ハウジング部11との間に絶縁ブッシュ72およびOリング71を配置する電磁弁1において、ターミナル63と上部ハウジング部11との絶縁ブッシュ72の外周は、大径部72bと、大径部72bより外形の小さい小径部72aを有し、大径部72bが、上部ハウジング部11の挿入穴11h内で上部ハウジング部11に係止されるように構成されている。
これにより、大径部72bが、上部ハウジング11の挿入穴11h内で上部ハウジング部11に係止されているので、図2に示す比較例のように絶縁ブッシュ572の大径部572b全体が上部ハウジング部511端面から延出することはない。したがって、外部入力のための端子としてのターミナル63、64側の電磁弁1の体格の小型化が可能である。
(2)なお、本実施形態では、大径部72bの上部ハウジング部11に係止される係止部は、絶縁ブッシュ72の大径部72bから小径部72aへ延伸方向に対してテーパ72btを有していることが好ましい。これにより、電磁弁1の製造工程にて、ターミナル63と上部ハウジング部11との間に配置した絶縁ブッシュ72に、例えばコネクタ65を樹脂成形する際の樹脂成形圧が加わる場合があっても、樹脂ブシュ72は、テーパ72btでその樹脂成形圧を効果的に受けることができる。したがって、大径部72bの大きさが小さくてもテーパ72btの面積によって受圧面積の確保が可能である。
(3)なお、上記大径部72bの係止部の形状として、曲面、あるいは略直角のような段差を係止部とするものと、同一の大径部72bの大きさで比較する場合において、テーパ72btの方が受圧面積を効率的に稼ぐことができる。したがって、外部入力のための端子としてのターミナル側の電磁弁の上記延伸方向および径方向に小型化が可能である。
(4)上記大径部72bの係止部の形状として、曲面、あるいは略直角のような段差を係止部とするように構成してもよい。これによると、電磁弁1の製造工程にて、ターミナル63と上部ハウジング部11との間に配置した絶縁ブッシュ72に加わる樹脂成形圧が比較的低い場合には、同一の大径部72bの大きさに対して受圧面積を効率的に稼げるテーパでなくとも、曲面もしくは略直角面を有する段差によって受圧面積の確保が可能である。
(5)なお、本実施形態では、絶縁ブッシュ72の小径部72aのコイル60側つまり駆動コイル60、62側には、上部ハウジング部11穴内にOリング71が挿入されているので、上部ハウジング部11、ターミナル63、および絶縁ブッシュ72間の気密がOリング71一つで確保される。
(6)なお、本実施形態では、上部ハウジング部11の挿入穴11hの内周11ha、11hb、11hcは、大径部72bを保持する段差を有する第1内周11haが設けられているように構成されている。これにより、上部ハウジング部11の挿入穴11hの内周は、大径部72bを挿入可能とするとともに、段差を有する第1内周11haにより、例えば電磁弁1の製造工程にて加わる樹脂成形圧に抗して大径部72bを保持できる。
(7)なお、上部ハウジング部11が反コイル60側に延伸する配管部17を有している場合において、配管部17がターミナル63から比較的近い範囲に配置される可能性がある。この場合、ターミナル63の上端部側をターミナル64等と溶接により接合する製造工程において、溶接作業時に溶接電極との干渉防止のための逃がし17kを配管部17に設ける必要がある。
これに対して本実施形態では、図2に示す比較例のように大径部572b全体が上部ハウジング部511端面から延出することはないため、逃がし17kの軸方向長さを図2中の逃がし517kに比べて短くすることができる。したがって、外部入力のための端子としてのターミナル63、64側の電磁弁1の体格、とくに軸方向の体格の小型化ができる。
(その他の実施形態)
以上説明した本実施形態では、上部ハウジング部11とターミナル63との間の気密確保のためにOリング71を用いたが、Oリング71に限らず、Dリングなどであってもよく、上部ハウジング部11とターミナル63との間に挿入配置しこの間の気密を確保するものであればいずれのシール部材でもよい。
以上説明した本実施形態では、上部ハウジング部11が反コイル60側に延伸する配管部17を有するものにおいて、上部ハウジング部11に配管部17を設ける理由として、電磁弁1内に流入する燃料を戻すリターン燃料通路を電磁弁1の略軸方向(図1では軸方向上方)に設けるために配管部17を設けたが、アーマチャへの付勢力を調節するために付勢スプリングの付勢荷重を調節する調節用スクリュ等の付勢荷重調整装置を設けるために配管部17を設けるようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態の電磁弁を示す部分断面図である。 比較例の電磁弁を示す部分断面図である。
符号の説明
1 電磁弁
10 ハウジング
11 上部ハウジング部(ハウジングの一部)
11h 挿入穴(穴)
11ha 第1内周(段差)
11hb 第2内周
11hc 第3内周
12 フランジハウジング部(ハウジングの一部)
13 中間ハウジング(ハウジングの一部)
17 配管部
17k 逃がし
54 ステータ(固定コア)
60 コイル(駆動コイルの一部)
63 ターミナル
64 ターミナル
65 コネクタ
71 Oリング(シール部材)
72 絶縁ブッシュ(絶縁部材)
72a 小径部
72b 大径部
72bt テーパ

Claims (5)

  1. 駆動コイルに接続し、外部入力のためのターミナルと、絶縁部材と、シール部材と、これらを収容するハウジングとを備え、前記ターミナルを前記ハウジングへ挿通させ、前記ターミナルと前記ハウジングとの間に前記絶縁部材および前記シール部材を配置する電磁弁において、
    前記ターミナルと前記ハウジングとの前記絶縁部材の外周は、大径部と、前記大径部より外形の小さい小径部を有し、
    前記大径部が、前記ハウジングの穴内で前記ハウジングに係止されていることを特徴とする電磁弁。
  2. 前記大径部の前記ハウジングに係止される係止部は、前記絶縁部材の前記大径部から前記小径部へ延伸方向に対してテーパを有していることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記大径部の前記ハウジングに係止される係止部は、前記絶縁部材の前記大径部から前記小径部へ延伸方向に段差を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁弁。
  4. 前記小径部の前記駆動コイル側には、前記シール部材が挿入されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電磁弁。
  5. 前記ハウジングの前記穴の内周は、前記大径部を保持する段差を有していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電磁弁。
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WO2008062703A1 (fr) * 2006-11-21 2008-05-29 Sanden Corporation Solénoïde

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WO2008062703A1 (fr) * 2006-11-21 2008-05-29 Sanden Corporation Solénoïde

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