JP2008232440A - 電磁弁装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 信頼性が高く、小形および簡素化を図ることができる電磁弁装置を提供する。
【解決手段】 コイル17に電力が導かれ、弁体16が磁気的作用によって変位駆動され、弁通路43の開度が調整される。このように弁体16を駆動するための電力は、導電線体18によってコイル17に導かれる。導電線体18は、ハウジング15のタンク11から露出する部分およびコイル17が設けられる部分にわたって設けられ、ハウジング15内部を挿通する状態でハウジング15に保持される。このように導電線体18は、ハウジング15を挿通して設けられ、ハウジング15に保持されているので、外部から加わる振動および衝撃に対して保護されている。これによって導電線体18の耐振動および耐衝撃の信頼性を高くすることができる。また導電線体18をハウジング15に収めることによって、導電線体18をハウジング15にすっきりと収めることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高圧ガス装置などの圧力装置に設けられる電磁弁装置に関する。
図4は、従来の技術の電磁弁1を示す斜視図である。電磁弁1は、非特許文献1に示されている。電磁弁1は、天然ガス自動車用のタンクの開口部に、軸線方向一端部2寄りの部分をタンク内に装入した状態で、軸線方向他端部3を螺着して設けられる。電磁弁1は、コイルへの電力供給が制御されることによって、開閉制御される構成であり、コイルに電力を導くためのリード線4を有している。このリード線4は、弁体などが収容されるハウジング5外に剥き出しの状態で設けられている。また電磁弁1では、タンク内のガスを取り込むための一次ポート6は、軸線方向中間部に半径方向外方に開口して形成されている。このような電磁弁1は、インタンクバルブなどと呼ばれ、たとえば米国のスーペリア(Superior)社製の弁が知られている。
ソレノイド操作型バルブに関する株式会社ハマイ発行のパンフレット、p.34
従来の技術の電磁弁1では、リード線4がタンク内で剥き出しの状態で設けられている。このリード線4は、中途部が結束具7で結束されてはいるが、振動および衝撃などが外部から加わると、これに伴って振動するなど変位してしまう。これによって電磁弁1の信頼性が低くなってなってしまう。さらにリード線4が剥き出しであると、電磁弁1のタンク内に装入される部分が、大形および複雑化してしまう。また一次ポート6が、半径方向外方に開口する構成では、この一次ポート6がタンク内に臨む位置まで、電磁弁1をタンク内に無駄に装入しなければならない。これによっても電磁弁1のタンク内に装入される部分が、大形および複雑化してしまう。
本発明の目的は、信頼性が高く、小形および簡素化を図ることができる電磁弁装置を提供することである。
本発明は、圧力流体を扱う圧力装置に、部分的に圧力装置から露出する状態で内蔵される電磁弁装置であって、
弁通路によって連通される一次ポートおよび二次ポートが形成されるハウジングと、
変位可能に設けられ、この変位によって弁通路の開度を変化させる弁体と、
電力を利用して磁気的作用によって、弁体を変位駆動する電磁駆動手段と、
ハウジングの圧力装置から露出する部分および電磁駆動手段が設けられる部分にわたって、ハウジング内部に挿入する状態で、複数のハウジング部が連結された構造を有するハウジングに保持され、電磁駆動手段に電力を導くための導電手段と、
各ハウジング間に介在される合成樹脂製のスペーサとを有し、
少なくとも、ハウジング、弁体および電磁駆動手段は、予め定める基準軸線に沿って配置され、
一次ポートは、ハウジングの基準軸線に沿う方向の圧力装置内部に配置される端部に形成され、
前記導電手段は、各ハウジング部にそれぞれ保持される導電片が接続されて構成され、
各導電片は、各ハウジング部の連結操作に伴って接続され、
二次ポートが形成されるハウジング部と、このハウジング部に保持される導電片との間には、シール部材が設けられることを特徴とする電磁弁装置である。
本発明に従えば、電磁駆動手段に電力が導かれ、弁体が磁気的作用によって変位駆動され、弁通路の開度が調整される。このように弁体を駆動するための電力は、導電手段によって電磁駆動手段に導かれる。導電手段は、ハウジングの圧力装置から露出する部分および電磁駆動手段が設けられる部分にわたって設けられ、ハウジング内部を挿通する状態でハウジングに保持される。このように導電手段は、ハウジングを挿通して設けられ、ハウジングに保持されているので、外部から加わる振動および衝撃に対して保護されている。これによって導電手段の耐振動および耐衝撃の信頼性を高くすることができる。また導電手段をハウジングに収めることによって、導電手段をハウジングにすっきりと収めることができる。
また、導電手段は、複数の導電片を有し、各導電片が各ハウジング部にそれぞれ保持されている。各ハウジング部が連結されると、これに伴って各導電片が接続される。このように各ハウジング部の連結作業と個別に導電片の接続作業を必要とすることなく、各ハウジング部を連結して構成されるハウジングに、導電手段を設けることができる。
また、一次ポートが、ハウジングの基準軸線に沿う方向の圧力装置内部に配置される端部に形成される。このように一次ポートを端部に形成することによって、軸線に沿う方向の中間部に基準軸線と交差する方向に開口する一次ポートを形成する場合に比べて、一次ポートが圧力装置内部で開口するように構成する上での制限を少なくすることができる。
また、二次ポート側のハウジング部と導電片との間にシール部材が設けられる。このシール部材を設けることによって、ハウジング部と導電片との間を経て、流体が漏れることを防止することができる。
また本発明は、相互に接続される2つの導電片は、一方の導電片の端部がピン状に形成され、他方の導電片の端部がソケット状に形成され、
一方の導電片のピン状の端部を、他方の導電片のソケット状の端部に挿入することによって、他方の導電片のソケット状の端部によって、一方の導電片のピンの端部を弾発的に挟持することを特徴とする。
本発明に従えば、各導電片は、ピン状の端部をソケット状の端部に挿入することによって、ピン状の端部がソケット状の端部によって弾発的に挟持され、相互に接続される。このようにして各導電片の接続が可能であり、ハウジング部の連結に伴って接続することができる導電手段を実現することができる。
本発明によれば、導電手段をハウジング内部を挿通するように設けることによって、導電手段の信頼性を高くし、電磁弁装置の信頼性を高くすることができる。また導電手段をハウジングに収めることによって、電磁弁装置を、小形および簡素化、つまりコンパクト化することができる。このように信頼性が高く、かつコンパクトな電磁弁装置を得ることができる。
また、ハウジング部を連結することによって、ハウジングの内部を挿通させて導電手段を設けることができる。したがって小形かつ簡素な構成で、組立性の良好な電磁弁装置を実現することができる。
また、一次ポートが圧力装置内部の端部に形成されるので、一次ポートを圧力装置内部で開口させるための制限が少なくなり、電磁弁をコンパクト化することができる。
また、シール部材が二次ポート側のハウジング部と導電片との間に設けられるので、流体の漏れを防止できる好適な電磁弁装置を実現することができる。
また本発明によれば、ハウジング部を突き合せるようにして連結することによって、ピン状の端部がソケット状の端部に挿入され、各導電片が接続される。したがって各ハウジング部の簡単な連結操作で、同時に導電片の接続を達成することができ、組立性の良好にすることができる。
図1は、本発明の実施の一形態の電磁開閉弁10を示す断面図である。電磁開閉弁10は、流体であるガスを取扱う圧力装置に設けられる電磁弁装置である。圧力装置は、たとえば圧力容器、さらに具体的には高圧ガスタンク(以下、単に「タンク」という)11であり、特に、天然ガス自動車用の燃料タンクなど、可燃ガスを収容するタンク11に、電磁開閉弁10が好適に用いられる。
この電磁開閉弁10は、タンク11内の空間(以下「タンク内空間」という)12からタンク内空間12よりも低圧のタンク11外の空間(以下「タンク外空間」という)13へのガスの排出を制御する。具体的に述べると、電磁開閉弁10は、タンク11の開口部14に設けられ、開口部14を開閉制御して、ガスの排出を許容する状態と、ガスの排出を停止する状態とに切換える。
電磁開閉弁10は、ハウジング15と、弁体16と、コイル17と、導電線体19と、駆動ばね部材18とを有する。ハウジング15に、弁体16と、コイル17と、導電線体19と、駆動ばね部材18とが保持されて、電磁開閉弁10が構成される。電磁開閉弁10は、予め定める基準軸線L10を有しており、基準軸線L10に平行な方向(以下「軸線方向」という)X1,X2の一方X1側の部分がタンク内空間12に配置され、他方X2側の部分がタンク外空間13に露出するように設けられる。
ハウジング15は、複数のハウジング部、本実施の形態では、第1および第2の2つのハウジング部21,22が連結されて構成される。ハウジング15は、その軸線が基準軸線L10と一致しており、軸線方向一方X1側に第1ハウジング部21が設けられ、他方X2側に第2ハウジング部22が設けられる。
第1ハウジング部21は、内挿体24と、外套体25とを有する。内挿体24は、固定磁極部材26と、非磁性ガイド部材27と、磁性ガイド部材28と、連結筒部材29とを有する。固定磁極部材26は、たとえば鋼である強磁性材料から成り、大略的に円柱状に形成される。非磁性ガイド部材27は、非磁性材料から成り、円筒状に形成される。磁性ガイド部材28は、たとえば鋼である磁性材料から成り、円筒状に形成される。連結筒部材29は、大略的に円筒状に形成される。
非磁性ガイド部材27および磁性ガイド部材28は、内径、外径および厚み寸法が相互にほぼ同一であり、磁性ガイド部材28の内径が、非磁性ガイド部材27の内径よりも大きく形成されている。また非磁性ガイド部材27および磁性ガイド部材28は、固定磁極部材26および連結筒部材29の各平均外径とほぼ同一の外径を有している。
固定磁極部材26、非磁性ガイド部材27、磁性ガイド部材28および連結筒部材29が、軸線方向一方X1側から軸線方向他方X2側に向けて、この順に並べられ、接着または溶接などによって、相互に機械的に結合されて一体化される。このようにして軸線方向他方X2に開放する第1ハウジング凹所35が形成される有底筒状の内挿体24が構成される。
外套体25は、ソレノイドケース部材30と、コイルボビン部材31とを有する。ソレノイドケース部材30は、軸線方向一方X1の端部に内向きのフランジ部を有する円筒状である。コイルボビン部材31は、軸線方向両端部に外向きのフランジ部を有する円筒状である。ソレノイドケース部材30のフランジ部を除く部分の内径は、コイルボビン部材31のフランジ部を除く部分の外径よりも大きく形成されている。
コイルボビン部材31が、ソレノイドケース部材30に、軸線方向他方X2側から内挿され、ソレノイドケース部材30の軸線方向他方X2側の端部に継鉄部材32が嵌め込まれて抜止めされ、ソレノイドケース部材30とコイルボビン部材31とが連結される。このようにして円筒状の外套体25が構成される。この外套体25は、ソレノイドケース部材30およびコイルボビン部材31によって規定されるコイル室34を有し、内挿体24の固定磁極部材26から磁性ガイド部材28にわたる位置に、外嵌されて設けられる。
第2ハウジング部22は、軸線方向一方X1に開放する第2ハウジング凹所36が、基準軸線L10に沿って形成されている。この第2ハウジング部22の軸線方向一方X1の端部には、内周部に内ねじが刻設されている。
第1ハウジング部21の内挿体24を構成する連結筒部材29には、軸線方向他方X2側の部分の外周部に外ねじが刻設されている。この連結筒部材29が第2ハウジング部22に螺着されて、第1ハウジング部21の内挿体24が第2ハウジング部22に連結される。
第1ハウジング部21の内挿体24を構成する固定磁極部材26には、軸線方向一方X1側の端部の外周部に外ねじが刻設されている。内挿体24が第2ハウジング部22に連結された状態で、内挿体24に外套体25が外嵌される。外套体25よ第2ハウジング部22との間には、環状の樹脂製スペーサ37が介在され、固定磁極部材26に内ねじが刻設された固定ナット部材38が螺着される。
これによって第2ハウジング部22と固定ナット部材38とによって、外套体25およびスペーサ37を挟持するようにして固定される。このようにして、第1および第2ハウジング部21,22が連結され、ハウジング15が構成され、ハウジング15内に、第1および第2ハウジング凹所35,36によって、弁室空間200が形成される。
第1ハウジング部21の内挿体24を構成する固定磁極部材26には、基準軸線L10に沿って貫通する一次通路39が形成される。また第2ハウジング部22には、基準軸線L10に沿って貫通する二次通路40が形成される。弁室空間200は、一次通路39を介してハウジング15の外部空間となるタンク内空間12に連通され、二次通路40を介してハウジング15の外部空間となるタンク外空間13に連通される。
一次通路39のタンク内空間12に開放する開口が一次ポート41となり、二次通路40のタンク内空間12に開放する開口が二次ポート42となる。また弁室空間200には、弁体16などが設けられ、この状態で、弁室空間200、一次通路39および二次通路40によって、弁通路43構成される。このようにして、ハウジング15には、一次ポート41および二次ポート42ならびに弁通路43が形成され、一次ポート41および二次ポート42は弁通路43によって連通される。図1には、二次ポート42の部分が省略されて示されているが、理解を容易にするために、図中における二次通路40の端に二次ポートの符号「42」を付す。
図2は、図1の弁体16付近を拡大して示す断面図である。図1を併せて参照して、弁体16は、弁通路43を開閉するための手段であって、主弁体44と、パイロット弁体45と、可動鉄心46とを有する。パイロット弁体45と可動鉄心46とは一体に構成され、これらパイロット弁体45および可動鉄心46と、主弁体44とは、相互に変位可能に構成され、弁体16は、二段形の弁体として構成される。主弁体44、パイロット弁体45および可動鉄心46は、軸線を基準軸線L10と一致させて、弁室空間200に、ハウジング15と同軸に設けられる。
主弁体44は、筒部50と、筒部50の一端部を塞ぐ底部51とを有し、大略的に有底筒状に形成される。主弁体44は、底部51を軸線方向他方X2側に配置して、第2ハウジング部22に嵌まり込み、軸線方向X1,X2へ変位可能に第2ハウジング部22に支持されている。
第2ハウジング部22には、二次通路40の弁室空間200に開放する開口を囲むように主弁座47が形成されている。主弁体44は、底部51に形成される主弁シート部分49が主弁座47に着座する主弁閉位置と、主弁シート部分49が主弁座47から離間する主弁開位置とにわたって、主弁閉位置から主弁開位置に向かう主弁開方向、および主弁開位置から主弁閉位置に向かう主弁閉方向に変位可能である。
主弁体44には、外周部に、凹溝48が軸線方向X1,X2に貫通して形成されており、この凹溝48を利用して、主弁体44とハウジング15との間に主通路59が形成される。主弁体44は、主弁閉位置にあるとき、主通路59を閉鎖して、主通路59と二次通路40とを遮断する。また主弁体44は、主弁開位置にあるとき、主通路59を開放して、主通路59と二次通路40とを接続する。
主弁開方向は、軸線方向一方X1であり、以下、主弁開方向にも同一の符号X1を付す場合がある。また主弁閉方向は、軸線方向他方X2であり、以下、主弁閉方向にも同一の符号X2を付す場合がある。
パイロット弁体45は、大略的に円柱状であり、軸線方向一方X1側の端部63寄りの部分で、連結筒部材29に軸受部材64を介して、軸線方向X1,X2へ変位可能に支持されている。この状態で、パイロット弁体45の軸線方向他方X2側の端部55は、主弁体44の筒部50に緩やかに嵌まり込んでいる。
パイロット弁体45の軸線方向他方X2側の端部55には、パイロット弁体45の軸線(基準軸線L10と一致)と直交して、貫通する連結孔56が形成されている。主弁体44には、筒部50に、主弁体44の軸線(基準軸線L10と一致)と直交して、軸状の連結部材57が設けられており、この連結部材57が、連結孔56に緩やかに挿通されて、パイロット弁体45は主弁体44に連結されている。この状態で、パイロット弁体45は、主弁体44に対して、軸線方向X1,X2へ変位可能である。
パイロット弁体45の軸線方向他方X2側の端部55と、主弁体44の筒部50との間に、隙間をあけており、パイロット通路52が形成されている。また主弁体44の底部51には、基準軸線L10に沿う弁孔60が形成されており、さらにこの弁孔60の筒部50内に開放する開口を囲むようにパイロット弁座61が形成されている。
パイロット弁体45は、軸線方向他方X2側の端部55に形成されるパイロット弁シート部分62がパイロット弁座61に着座するパイロット弁閉位置と、パイロット弁シート部分62がパイロット弁座61から離間するパイロット弁開位置とにわたって、パイロット弁閉位置からパイロット弁開位置に向かうパイロット弁開方向、およびパイロット弁開位置からパイロット弁閉位置に向かうパイロット弁閉方向に変位可能である。
パイロット弁体45は、パイロット弁閉位置にあるとき、パイロット通路52を閉鎖して、パイロット通路52と弁孔60とを遮断する。またパイロット弁体45は、パイロット弁開位置にあるとき、パイロット通路52を開放して、パイロット通路52と弁孔60とを接続する。
パイロット弁開方向は、軸線方向一方X1であり、以下、パイロット弁開方向にも同一の符号X1を付す場合がある。またパイロット弁閉方向は、軸線方向他方X2であり、以下、パイロット弁閉方向にも同一の符号X2を付す場合がある。
可動鉄心46は、強磁性材料から成り、大略的に円柱状に形成される。可動鉄心46は、軸線方向一方X1側の案内部66と、軸線方向他方X2側の外周通路形成部67とを有する。案内部66には、その軸線(基準軸線L10)と一致に沿って軸線方向X1,X2に延び、軸線方向一方X1へ開放する軸通路68が形成される。外周通路形成部67には、外周部に軸線方向X1,X2に延び、軸線方向他方X2へ開放する外周通路69が形成される。さらに可動鉄心46には、軸通路68と外周通路69とを連通する連絡通路72が形成されている。
可動鉄心46は、固定磁極部材26と連結筒部材28との間に嵌まり込んでいる。この状態で、案内部66は、非磁性ガイド部材27に嵌まり込んでいる。可動鉄心46と磁性ガイド部材28とは、可動鉄心46と非磁性ガイド部材27とよりも、大きな隙間をあけており、可動鉄心46は、非磁性ガイド部材27に支持され、軸線方向X1,X2に変位可能に案内される。
パイロット弁体45と可動鉄心46とは、螺着されるなどして、相互に機械的に結合されている。このようにパイロット弁体45と可動鉄心46とは、連結されて一体化されており、一体の構成体として変位する。この場合、この構成体は、パイロット弁体45の軸受64による支持と、可動鉄心46の非磁性ガイド部材27による支持との、2カ所で支持され、高精度の案内性を達成して、円滑に変位させることができる。
電磁駆動手段であるコイル17は、通電されることによって、言い換えれば電力が与えられることによって、磁気力を発生させ、その磁気力で弁体16を変位駆動する手段である。このコイル17は、ソレノイドコイルであり、その軸線を基準軸線L10と一致させて、固定磁極部材26の少なくとも一部および可動鉄心46の少なくとも一部を半径方向外方から覆うように設けられる。具体的には、コイル17は、第1ハウジング部21の外套体25のコイル室34に嵌まり込んで、ハウジング21内部に保持されている。
コイル17は、通電されると、固定磁極部材26および可動鉄心46を、共に磁化し、固定磁極部材26および可動鉄心46に、相互に近接するように軸線方向X1,X2の磁気吸引力を与える。これによってハウジング15の一部を成す固定磁極部材26に近づくように、可動鉄心46を軸線方向一方X1へ変位駆動する。可動鉄心46を変位駆動することによって、パイロット弁体45をパイロット弁開方向X1へ変位駆動し、さらにパイロット弁体45に連結される主弁体44を主弁開方向X1へ変位駆動することができる。したがってコイル17は、弁体16を開方向X1へ変位駆動する。
弾性押圧手段である駆動ばね部材18は、弾性回復力であるばね力を利用して弁体16を変位駆動する手段である。この駆動ばね部材18は、圧縮コイルばねであって、その軸線を基準軸線L10と一致させて、パイロット弁体45に外嵌されて、弁室空間200に設けられる。
パイロット弁体45には、主弁体44と連結筒部材29との間の部分に、半径方向外方に突出するフランジ状のばね受片70が形成されている。また連結筒部材29には、ばね受け部71が形成されている。駆動ばね部材18は、軸線方向一方X1側の端部が連結筒部材29のばね受け部71に支持され、軸線方向他方X2側の端部がパイロット弁体45のばね受け片70に支持されている。
駆動ばね部材18は、パイロット弁体45に、軸線方向他方X2へのばね力を与える。これによってパイロット弁体45を、可動鉄心46とともに、軸線方向他方となるパイロット弁閉方向X2へ変位駆動し、さらにパイロット弁体45に連結される主弁体44を主弁閉方向X2へ変位駆動することができる。したがって駆動ばね部材18は、弁体16を閉方向X1へ変位駆動する。この駆動ばね部材18による駆動力は、コイル17による駆動力よりも小さい。
図3は、図1の導電線体19付近を拡大して示す断面図である。図1を併せて参照して、導電手段である導電線体19は、コイル17に電力を導くための手段である。この導電線体19は、ハウジング15のタンク11から露出する部分、つまりタンク外空間13に露出する部分と、ハウジング15のコイル17が設けられる部分、つまりコイル室34とにわたって、ハウジング15内部を挿通する状態で設けられ、ハウジング15に保持されている。
換言すれば、導電線体19は、コイル17に接続され、タンク内空間12に露出させることなく、また弁室空間43に露出させることなく、ハウジング15内部を挿通してタンク外空間13に引出される。この導電線体19は、第1および第2ハウジング部21,22にそれぞれ保持される第1および第2導電片75,76が接続されて構成される。
第1導電片75は、第1ハウジング部21に、具体的には、外套体25におけるコイルボビン部材31の軸線方向他方X2側のフランジ部(以下、「保持フランジ」という)78に保持されている。この保持フランジ78には、接続部を収納するための凹所(以下「接続凹所」という)80が形成されており、この接続凹所80に、コイル17を構成する巻き線82の端部が引出されている。
第1導電片75は、導電性の材料から成るターミナルピンによって実現され、段差部83を有し、軸線方向一方X1側の部分84が、軸線方向他方X2側の部分85に比べて外径が小さく形成されている。この第1導電片75は、段差部83が保持部78の接続凹所80よりも軸線方向他方X2側の部分(以下「保持部分」という)81内部に配置される状態で、この保持部分81を軸線方向X1,X2に挿通している。これによって第1導電片75は、軸線方向一方X1への変位が確実に阻止された状態で、保持部分81に保持されている。
第1導電片75の軸線方向一方X1側の部分84は、端部が接続凹所80に突出し、この接続凹所80内で、コイル17の巻き線82の端部に、はんだ付けまたは溶接などによって電気的に接続されている。この状態で、接続凹所80には合成樹脂から成る充填材83が充填され、第1導電片75と巻き線82との接続部が保護されている。第1導電片75の軸線方向他方X2側の端部85は、保持部78が軸線方向他方X2へ突出している。
第2導電片76は、導電性材料から成るリード線88と、導電性材料から成るターミナルソケット89とを有し、リード線88の一端部にターミナルソケット89が電気的に接続されている。この第2導電片76は、ターミナルソケット89を軸線方向一方X1側に配置して、第2ハウジング22を軸線方向X1,X2に挿通して設けられ、第1および第2ハウジング部21,22が連結された状態で、第1導電片であるターミナルピン85が設けられる位置と軸線方向X1,X2に対向する位置に、配置されている。
ターミナルソケット89は、リード線88に接続される側と反対側の端部となる軸線方向一方X1側の端部に、筒状の嵌合部90を有し、嵌合部90よりも軸線方向他方X2側に半径方向外方に突出するフランジ状の係止部91が形成される。このターミナルソケット89は、軸線方向一方X1側の部分を第2ハウジング部22から部分的に軸線方向一方X1へ突出させて設けられる。またターミナルソケット89は、係止部91の外周端部92が、第2ハウジング部22に形成される環状の係止凹所93に嵌まり込んで係止されている。これによって軸線方向他方X2への変位が阻止されている。
第1導電片であるターミナルピン75は、保持部分81から軸線方向他方X2へ突出した部分を、スペーサ37に挿入させている。また第2導電片76は、ターミナルソケット89の第2ハウジング部22から突出した部分を、スペーサ37に挿入させている。このスペーサ37内部で、ターミナルピン75が、ターミナルソケット89の嵌合部90に部分的に挿入され、嵌合部90によって弾発的に挟持される。このようにして第1および第2導電片75,76が、機械的および電気的に接続される。
第1および第2ハウジング21,22は、まず内挿体24を第2ハウジング部22に連結し、その後、外装体25を第2ハウジング部22に対して近づけるようにして、内挿体24に外嵌して装着するようにして、連結される。このような第1および第2ハウジング部21,22を連結するときに、第1および第2導電片75,76を、第1および第2ハウジング部21,22に予め保持させておくと、ターミナルピン75の軸線方向一方X1への変位が阻止され、ターミナルソケット89の軸線方向他方X2への変位が阻止されているので、つまりターミナルピン75をターミナルソケット89に挿入するときに受ける力に効して変位が阻止されるので、第1および第2ハウジング部21,22を連結することに伴って、ターミナルピン75がターミナルソケット89に挿入され、第1および第2導電片75,76が相互に接続される。
またターミナルソケット89における係止部91よりも軸線方向他方X2側の部分を外囲するように、たとえばOリングである環状のシール部材95が設けられ、ターミナルソケット89と第2ハウジング95との間が気密にシールされる。これによって導電線体19を、ハウジング15内部に設けても、ハウジング15と導電線体19との間からのガス漏が防止される。またシール部材95は、ターミナルピン89の係止部91が軸線方向一方X1から臨み、第2ハウジング部22の一部が軸線方向他方X2から臨む空間に設けられており、ターミナルピン75をターミナルソケット89に挿入するときに、ターミナルソケット89が受ける力の方向は、シール部材95が配置される空間を小さくする方向の力であり、シール性が高くなる方向に作用し、高いシール性を達成される。
再び図1を参照して、電磁開閉弁10は、軸線方向一方X1側をタンク内空間に挿入し、第2ハウジング部22の外周部に係止した外ねじを利用してタンク11に螺着され、タンク11に装着される。このように電磁開閉弁10は、弁体16、コイル17などの主要な構成部がタンク11内に入り込んだ状態で、タンク11に装着される。
このような電磁開閉弁10の連結筒部材29には、軸線方向X1,X2に貫通するバイパス通路99が形成されている。ハウジング15内には、一次通路39、軸通路68、連絡通路72、外周通路69およびバイパス通路99を含む一次側部分と、主通路59、パイロット通路52および弁孔60を含む開閉部分と、二次通路40を含む二次側部分と、を有し、一次ポート41と二次ポート42とを連通する弁通路43が形成される。弁通路43の開閉部分は、主通路59を含む通路と、パイロット通路52および弁孔60を含む通路との、2系統の通路を有している。
コイル17への電力供給が停止されている状態では、駆動ばね部材18のばね力によって弁体16が駆動されて、閉位置にあり、具体的には主弁体44が主弁閉位置にあるとともに、パイロット弁体45がパイロット弁閉位置にある。これによって主通路59およびパイロット通路52の両方とも、換言すれば前記2系統の通路が共に閉鎖されている。このように、弁通路43が閉鎖されて、一次ポート41と二次ポート42とが遮断され、電磁開閉弁10が閉状態にあり、タンク内空間12のガスのタンク外空間13への排出が阻止されている。
導電線体19によって、コイル17へ電力が供給されると、コイル17による磁気力で、可動鉄心46およびパイロット弁体45が共にパイロット弁開方向X1へ変位される。そしてパイロット通路52が開放され、このパイロット通路52によって一次ポート41と二次ポート42とが接続され、ガスがタンク外空間13に排出される。
このとき主弁体44は、一次ポート41に導かれるタンク内空間12のガスの圧力である一次圧を主弁閉方向X2に受け、かつ二次ポート42に導かれるタンク外空間13のガスの圧力である二次圧を主弁開方向X1に受けている。一次圧を有効的に受ける有効一次受圧面積と、二次圧を有効的に受ける有効二次受圧面積とは同一である。パイロット弁体45が開駆動された直後では、一次圧と二次圧との差が大きく、主弁体44は、一次圧および二次圧に基づく力の合力として、主弁閉方向X2のガス圧駆動力を受けている。コイル17による磁気力は、このガス圧駆動力に抗することができず、主弁体44は、主弁閉位置にある。このようにまず、
この状態で、ガスが排出されると、二次圧が除々に高くなり、一次圧と二次圧との差が除々に小さくなる。このようにしてガス圧駆動力が低下して、やがてコイル17による磁気力が、このガス圧駆動力に抗することができるようになり、パイロット弁体45に連結される主弁体44も主弁開方向X1へ変位駆動する。これによって主通路59が開放され、パイロット通路52とこの主通路59とを経てガスがタンク外空間13に排出される。このように2段階の動作によって、弁体16が開動作し、電磁開閉弁10が開状態になる。
この開状態から、コイル17への電力供給を停止すると、弁体16は、駆動ばね部材18のばね力で閉方向X2へ変位され、閉状態に戻る。このようにして、電磁開閉弁10は、弁通路43を開閉し、タンク内空間12のガスの排出を制御することができる。
本実施の形態の電磁開閉弁10によれば、コイルに電力が導かれ、弁体16が磁気的作用によって変位駆動され、弁通路43の開度が調整される。弁体16は、二段形の弁体であり、前述のように二段階の開動作によって、弁通路43を開く構成であり、開動作にガス圧による駆動力を利用することができる。したがってコイル17による駆動力が小さくて済み、コイル17を小形化して、電磁開閉弁10を小さくすることができる。
このように弁体16を駆動するための電力は、導電線体19によってコイル17に導かれる。導電線体19は、ハウジング15のタンク11から露出する部分およびコイル17が設けられる部分にわたって設けられ、ハウジング15内部を挿通する状態でハウジング15に保持される。このように導電線体19は、ハウジング15を挿通して設けられ、ハウジング15に保持されているので、外部から加わる振動および衝撃に対して保護されている。これによって導電線体19の耐振動および耐衝撃の信頼性を高くし、電磁開閉弁10の信頼性を高くすることができる。また導電線体19をハウジング15に収めることによって、導電線体19をハウジング15にすっきりと収めることができる。これによって電磁開閉弁10を、小形および簡素化、つまりコンパクト化することができる。このように信頼性が高く、かつコンパクトな電磁開閉弁10を得ることができる。
また導電線体19は、複数、本実施の形態では第1および第2導電片75,76を有し、各導電片75,76が、ハウジング15を構成する第1および第2ハウジング部21,22にそれぞれ保持されている。各ハウジング部21,22が連結されると、これに伴って各導電片75,76が接続される。このように各ハウジング部21,22の連結作業と個別に各導電片75,76の接続作業を必要とすることなく、各ハウジング部21,22を連結して構成されるハウジング15に、導電線体19を設けることができる。したがって小形かつ簡素な構成で、組立性の良好な電磁開閉弁10を実現することができる。
また各導電片75,76は、ピン状の端部をソケット状の端部に挿入することによって、ピン状の端部がソケット状の端部によって弾発的に挟持され、相互に接続される。このようにして各導電片75,76の接続が可能であり、ハウジング部21,22の連結に伴って接続することができる導電線体19を実現することができる。したがって各ハウジング部21,22の簡単な連結操作で、同時に導電片75,76の接続を達成することができ、組立性の良好にすることができる。
またハウジング15と導電線体19との間にシール部材95が設けられる。このシール部材15を設けることによって、ハウジング15と導電線体19との間を経て、ガスが漏れることを防止することができる。したがって好適な電磁弁装置10を実現することができる。またターミナルソケット89の外周表面には、比較的厚い絶縁被膜が係止柄されており、第2ハウジング部22との電気絶縁性を確保しシール部材との密着性を良好にしてシール性を高くしている。
また一次ポート41が、ハウジング15における軸線方向X1,X2のタンク内空間12に配置される端部に形成される。このように一次ポート41を端部に形成することによって、軸線方向X1,X2の中間部に基準軸線L10と交差する方向に開口する一次ポートを形成する場合に比べて、一次ポート41がタンク内空間12で開口するように構成する上での制限を少なくすることができる。これによって、電磁開閉弁10をコンパクト化することができる。
さらにハウジング15のソレノイドケース30には、ハウジング15の外部空間、ここではタンク内空間12に開放する開放孔100を有し、コイル室34内を外部の圧力と均一にして、コイル17に不所望な外力が働くことを防止している。このようにして電磁開閉弁10の信頼性を高くしている。
前述の実施の形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内で構成を変更することができる。
本発明は、次の実施の形態が可能である。
(1)圧力流体を扱う圧力装置に、部分的に圧力装置から露出する状態で内蔵される電磁弁装置であって、
弁通路によって連通される一次ポートおよび二次ポートが形成されるハウジングと、
変位可能に設けられ、この変位によって弁通路の開度を変化させる弁体と、
電力を利用して磁気的作用によって、弁体を変位駆動する電磁駆動手段と、
ハウジングの圧力装置から露出する部分および電磁駆動手段が設けられる部分にわたって、ハウジング内部を挿通する状態でハウジングに保持され、電磁駆動手段に電力を導くための導電手段とを含むことを特徴とする電磁弁装置。
電磁駆動手段に電力が導かれ、弁体が磁気的作用によって変位駆動され、弁通路の開度が調整される。このように弁体を駆動するための電力は、導電手段によって電磁駆動手段に導かれる。導電手段は、ハウジングの圧力装置から露出する部分および電磁駆動手段が設けられる部分にわたって設けられ、ハウジング内部を挿通する状態でハウジングに保持される。このように導電手段は、ハウジングを挿通して設けられ、ハウジングに保持されているので、外部から加わる振動および衝撃に対して保護されている。これによって導電手段の耐振動および耐衝撃の信頼性を高くすることができる。また導電手段をハウジングに収めることによって、導電手段をハウジングにすっきりと収めることができる。
導電手段をハウジング内部を挿通するように設けることによって、導電手段の信頼性を高くし、電磁弁装置の信頼性を高くすることができる。また導電手段をハウジングに収めることによって、電磁弁装置を、小形および簡素化、つまりコンパクト化することができる。このように信頼性が高く、かつコンパクトな電磁弁装置を得ることができる。
(2)ハウジングは、複数のハウジング部が連結されて構成され、
導電手段は、各ハウジング部にそれぞれ保持される導電片が接続されて構成され、
各導電片は、各ハウジング部の連結操作に伴って接続されることを特徴とする電磁弁装置。
導電手段は、複数の導電片を有し、各導電片が各ハウジング部にそれぞれ保持されている。各ハウジング部が連結されると、これに伴って各導電片が接続される。このように各ハウジング部の連結作業と個別に導電片の接続作業を必要とすることなく、各ハウジング部を連結して構成されるハウジングに、導電手段を設けることができる。
ハウジング部を連結することによって、ハウジングの内部を挿通させて導電手段を設けることができる。したがって小形かつ簡素な構成で、組立性の良好な電磁弁装置を実現することができる。
(4)ハウジングと導電手段との間に設けられるシール手段を含むことを特徴とする電磁弁装置。
ハウジングと導電手段との間にシール手段が設けられる。このシール手段を設けることによって、ハウジングと導電手段との間を経て、流体が漏れることを防止することができる。
流体の漏れを防止できる好適な電磁弁装置を実現することができる。
(5)少なくとも、ハウジング、弁体および電磁駆動手段は、予め定める基準軸線に沿って配置され、
一次ポートは、ハウジングの基準軸線に沿う方向の圧力装置内部に配置される端部に形成されることを特徴とする電磁弁装置。
一次ポートが、ハウジングの基準軸線に沿う方向の圧力装置内部に配置される端部に形成される。このように一次ポートを端部に形成することによって、軸線に沿う方向の中間部に基準軸線と交差する方向に開口する一次ポートを形成する場合に比べて、一次ポートが圧力装置内部で開口するように構成する上での制限を少なくすることができる。
一次ポートを圧力装置内部で開口させるための制限が少なくなり、電磁弁をコンパクト化することができる。
本発明の実施の一形態の電磁開閉弁10を示す断面図である。 図1の弁体16付近を拡大して示す断面図である。 図1の導電線体19付近を拡大して示す断面図である。 従来の技術の電磁弁1を示す斜視図である。
符号の説明
10 電磁開閉弁
11 タンク
15 ハウジング
16 弁体
17 コイル
18 駆動コイルばね
19 導電線体
44 主弁体
45 パイロット弁体
75 第1導電片(ターミナルピン)
76 第2導電片
88 リード線
89 ターミナルソケット

Claims (2)

  1. 圧力流体を扱う圧力装置に、部分的に圧力装置から露出する状態で内蔵される電磁弁装置であって、
    弁通路によって連通される一次ポートおよび二次ポートが形成されるハウジングと、
    変位可能に設けられ、この変位によって弁通路の開度を変化させる弁体と、
    電力を利用して磁気的作用によって、弁体を変位駆動する電磁駆動手段と、
    ハウジングの圧力装置から露出する部分および電磁駆動手段が設けられる部分にわたって、ハウジング内部に挿入する状態で、複数のハウジング部が連結された構造を有するハウジングに保持され、電磁駆動手段に電力を導くための導電手段と、
    各ハウジング間に介在される合成樹脂製のスペーサとを有し、
    少なくとも、ハウジング、弁体および電磁駆動手段は、予め定める基準軸線に沿って配置され、
    一次ポートは、ハウジングの基準軸線に沿う方向の圧力装置内部に配置される端部に形成され、
    前記導電手段は、各ハウジング部にそれぞれ保持される導電片が接続されて構成され、
    各導電片は、各ハウジング部の連結操作に伴って接続され、
    二次ポートが形成されるハウジング部と、このハウジング部に保持される導電片との間には、シール部材が設けられることを特徴とする電磁弁装置。
  2. 相互に接続される2つの導電片は、一方の導電片の端部がピン状に形成され、他方の導電片の端部がソケット状に形成され、
    一方の導電片のピン状の端部を、他方の導電片のソケット状の端部に挿入することによって、他方の導電片のソケット状の端部によって、一方の導電片のピンの端部を保持することを特徴とする請求項1記載の電磁弁装置。
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