JP2006232772A - ジフェニルメチルピペラジン誘導体及びそれを含有する医薬組成物 - Google Patents

ジフェニルメチルピペラジン誘導体及びそれを含有する医薬組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】薬剤耐性株の薬剤耐性を解除する作用を有し、従来の薬剤耐性解除化合物に比しカルシウム拮抗作用の増強を伴わずに、薬剤耐性を解除する作用が更に向上した化合物の提供。
【解決手段】次の一般式(1)
【化1】

(式中、Xは水素原子又はハロゲン原子を示し、nは0〜3の整数を示し、R1は水酸基を有していてもよい炭素数1〜4のアルキル基、水酸基を有していてもよい炭素数2〜4のアルケニル基又は水酸基を有していてもよい炭素数2〜4のアルキニル基を示す)
で表される化合物又はその塩。

Description

本発明は、ジフェニルメチルピペラジン誘導体及びそれを有効成分として含有する医薬組成物に関する。
化学療法剤の分野において、近年最も大きな問題となっているのは、化学療法剤に対する耐性株の出現である。薬剤耐性株は、癌等の悪性新生物、黄色ブドウ状球菌、腸炎菌、結核菌等の細菌類、マラリア、リーシュマニア、トリパノソーマ等の原虫類、ヘルペス、HIV等のウイルス類等大きく種を越えて出現している。これらの耐性株における耐性発現のメカニズムは、ATP−駆動性トランスポーターによる化学療法剤の細胞外への排出機構が大きく係わっていると言われている。この様な観点から、種々のトランスポーターを阻害する作用を有する化合物が開発され、例えば、ベラパミル等のカルシウム拮抗剤が有用であることが知られている。そのため耐性解除作用を有しながらカルシウム拮抗作用を減じるような構造活性相関研究がなされ、ジフェニルメチルピペラジン骨格(特許文献1〜6)、ジベンゾスベリルピペラジン骨格(特許文献7〜9)、ジフェニルアセチルピペラジン骨格(特許文献10)等を有する誘導体が見出されている。しかしながら、ジベンゾスベリルピペラジン誘導体(特許文献7〜9)、ジフェニルアセチルピペラジン誘導体(特許文献10)等は、カルシウム拮抗作用が著しく低下した反面、耐性解除作用もジフェニルメチルピペラジン誘導体と比較すると減少している。一方、ジフェニルメチルピペラジン骨格を有する誘導体は、耐性解除作用はジベンゾスベリルピペラジン誘導体、ジフェニルアセチルピペラジン誘導体と比較すると優れているが、同時にカルシウム拮抗作用も高いため、50mg/kg程度の投与濃度でカルシウム拮抗作用に起因する副作用が発現し、実際上は、耐性解除薬剤としては適用できないのが現状である(特許文献1〜6)。したがって、カルシウム拮抗作用の増強を伴わない薬剤耐性解除作用の優れた化合物の開発が望まれている。
特開平4−69377号公報 WO92/05165号公報 特開平09−268177号公報 特開平07−316144号公報 特開平06−092932号公報 特開2001−163785号公報 特表2001−504481号公報 特表2001−504481号公報 特開平08−092220号公報 特開2004−339073号公報
本発明の目的は、薬剤耐性株の薬剤耐性を解除する作用を有し、従来の薬剤耐性解除化合物に比しカルシウム拮抗作用の増強を伴わずに、薬剤耐性を解除する作用が更に向上した化合物を提供することにある。
この様な状況に鑑みて、本発明者等は、薬剤耐性株の薬剤耐性を解除する化合物であって、従来の薬剤耐性解除化合物と比較してもカルシウム拮抗作用の増強を伴わずに、更なる薬剤耐性を解除する作用が向上した化合物を求め鋭意研究努力を重ねた結果、後記一般式(1)で表される化合物又はその塩が、カルシウム拮抗作用が増強されず、薬剤耐性解除効果が優れていることを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、次の一般式(1)
(式中、Xは水素原子又はハロゲン原子を示し、nは0〜3の整数を示し、R1は水酸基を有していてもよい炭素数1〜4のアルキル基、水酸基を有していてもよい炭素数2〜4のアルケニル基又は水酸基を有していてもよい炭素数2〜4のアルキニル基を示す)
で表される化合物又はその塩を提供するものである。
また、本発明は前記一般式(1)で表される化合物及び/又はその塩を含有する医薬組成物を提供するものである。
一般式(1)で表される化合物は、薬剤耐性株の薬剤耐性を解除する作用を有し、従来の薬剤耐性解除化合物に比しカルシウム拮抗作用の増強を伴わず、薬剤耐性を解除する作用が優れる。これを有効成分とする医薬組成物は、薬剤耐性疾患の治療、特に薬剤耐性マラリアの耐性解除に優れ有用である。
一般式(1)におけるXのハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、フッ素原子等が挙げられるが、特にフッ素原子が好ましい。
一般式(1)の二つのベンゼン核上のXは、同じでもよく又は互いに異なってもよいが、ともに同じものであると対称性が維持できるので好ましい。
一般式(1)のXとしては、水素原子が好ましい。
nは0〜3の整数を示し、nは0又は3が好ましく、特に0が好ましい。
1は、水酸基を有していてもよい炭素数1〜4のアルキル基、水酸基を有していてもよい炭素数2〜4のアルケニル基又は水酸基を有していてもよい炭素数2〜4のアルキニル基を示す。R1には置換基として水酸基を有すると、薬剤耐性解除効果が更に向上するので好ましい。R1としては、不飽和結合を有するアルケニル基又はアルキニル基が好ましい
。水酸基の数は0個又は1個が好ましく、特に水酸基を1個有するのが好ましい。
1がアルキル基である場合は、メチル基、エチル基、プロピル基、1−メチルエチル基
、1−メチルプロピル基、2−メチルプロピル基、1,1−ジメチルエチル基、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、1−ヒドロキシメチルプロピル基、2−ヒドロキシメチルプロピル基、3−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル基、3−ヒドロキシ−1−メチルプロピル基、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル基、3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル基、1−ヒドロキシメチル−1−メチルエチル基等が挙げられる。
1がアルケニル基である場合は、エテニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、2−ヒドロキシエテニル基、1−メチル−エタン−1−エン−1−イル基、1−ヒドロキシプロパン−2−エン−1−イル基
、2−ヒドロキシプロパン−2−エン−1−イル基、3−ヒドロキシメチルプロパン−2−エン−1−イル基、1−ヒドロキシ−1−メチル−エタン−1−エン−1−イル基 、1−ヒドロキシメチル−エタン−1−エン−1−イル基、4−ヒドロキシブタン−2−エン−1−イル基、4−ヒドロキシブタン−3−エン−1−イル基、2−ヒドロキシブタン−1−エン−1−イル基、2−ヒドロキシブタン−2−エン−1−イル基、2−ヒドロキシブタン−3−エン−1−イル基等が挙げられる。
1がアルキニル基である場合は、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、3−ヒドロキシプロパン−2−イン−1−イル基、4−ヒドロキシブタン−2−イン−1−イル基、4−ヒドロキシブタン−3−イン−1−イル基等が挙げられる。
1としては、特に1−ヒドロキシメチルプロパン−2−エン−1−イル基、2−ヒドロキシブタン−3−エン−1−イル基又は4−ヒドロキシブタン−2−イン−1−イルが好ましい。
一般式(1)で表される化合物は、対応する酸と、常法に従って反応させて塩とすることができる。塩としては、好ましくは塩酸塩、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩、炭酸塩等の鉱酸塩;酒石酸塩、蓚酸塩、クエン酸塩等の有機酸塩が挙げられる。かくして得られた塩は、所望により、水又はジエチルエーテルを添加したエタノール等で再結晶することにより、精製することができる。
一般式(1)で表わされる化合物としては、次の一般式(2)
(式中、R2は水酸基を有する炭素数2〜4のアルケニル基又は水酸基を有する炭素数2〜4のアルキニル基を示す)
で表される化合物が好ましい。
更に、一般式(1)に表される化合物として、特に1−ジフェニルメチル−4−(1−ヒドロキシメチルプロパン−2−エン−1−イル)ピペラジン(化合物1)、1−ジフェニルメチル−4−(4−ヒドロキシブタン−2−イン−1−イル)ピペラジン(化合物2)、1−ジフェニルメチル−4−(2−ヒドロキシブタン−3−エン−1−イル)ピペラジン(化合物3)、1−ジフェニルメチル−4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン(化合物4)、1−アリル−4−ジフェニルメチルピペラジン(化合物5)、1−ジフェニルメチル−4−プロパルギルピペラジン(化合物6)、1−ジフェニルメチル−4−メチルピペラジン(化合物7)、1−(ブタン−3−エン−1−イル)−4−ジフェニルメチルピペラジン(化合物8)、1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル−4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン(化合物9)、1−アリル−4−ビス(4−フルオロフェニル)メチルピペラジン(化合物10)、1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル−4−プロパルギルピペラジン(化合物11)、1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル−4−メチルピペラジン(化合物12)又は1−(ブタン−3−エン−1−イル)−4−ビス(4−フルオロフェニル)メチルピペラジン(化合物13)が好ましく、これらの内、1−ジフェニルメチル−4−(1−ヒドロキシメチルプロパン−2−エン−1−イル)ピペラジン(化合物1)、1−ジフェニルメチル−4−(4−ヒドロキシブタン−2−イン−1−イル)ピペラジン(化合物2)又は1−ジフェニルメチル−4−(2−ヒドロキシブタン−3−エン−1−イル)ピペラジン(化合物3)が取り分け好ましい。
本発明の一般式(1)で表される化合物は、次に示す反応式に従って製造することができる。
(式中、Yは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子又はパラトルエンスルホニル基を示し、X、n及びR1は前記と同じものを示す)
すなわち、フェニルピペラジン類(3)と化合物(4)をアルカリ存在下に反応させることにより一般式(1)の化合物が得られる。より詳細には、一般式(1)で表わされる化合物は、ジフェニルメチルピペラジン(3)に対して、1〜5倍当量のアルコールの水酸基を塩素原子、臭素原子もしくはヨウ素原子で置換したハライド又はアルコールの水酸基をパラトルエンスルホニルクロリドで処理して得たパラトルエンスルホニル化(トシル化)物(4)とをトリエチルアミン、水素化ナトリウム等のアルカリ存在下、ジメチルホルムアミド等を溶媒とし、20〜100℃で1〜72時間反応させて製造することができる。また、該化合物は、上記反応終了後、減圧濃縮し、次いで酢酸エチルと水とを等量用いて液液抽出を行い、酢酸エチル層を取り、減圧濃縮して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製することにより単離される。好ましい溶出溶媒としては、クロロホルム−メタノール混合溶媒系が挙げられる。
本発明の医薬組成物は、一般式(1)で表される化合物及び/又はその塩を有効成分とし、薬剤耐性株の薬剤耐性解除剤として有用である。ここで、薬剤耐性株としては、癌等の悪性新生物、黄色ブドウ状球菌、腸炎菌、結核菌等の細菌類、マラリア、リーシュマニア、トリパノソーマ等の原虫類、ヘルペス、HIV等のウイルス類等が挙げられる。
本発明の医薬組成物は、一般式(1)で表される化合物及び/又はその塩を化学療法剤と併用し、更には化学療法剤に先だって又は化学療法剤と同時に投与するのが好ましい。化学療法剤としては、メチシリン、ペニシリン、セファロスポリン、セファロスポロール、ニューキノロン、フォスフォマイシン、リファンピシリン、ストレプトマイシン、テトラサイクリン、バンコマイシン等の抗生物質;アンチモン系薬剤等の抗リーシュマニア剤;クロロキン、メフロキン、プリマキン、ピリメタミン、タフェノキン等の抗マラリア剤;アドリアマイシン、マイトマシン、シスプラチン、タキソール等の抗ガン剤等が好ましい。化学療法剤としては、グルタチオン抱合体によって代謝される化学療法剤が好ましく、特に一般式(1)で表される化合物及びその塩は薬剤耐性マラリアの耐性解除に優れた効果を発揮するので、抗マラリア剤が好ましい。
一般式(1)で表される化合物又はその塩の投与量は、成人1人1日あたり、一般式(1
)で表される化合物に換算して1〜1000mgであって、これを1回又は数回に分けて投与する。
また、一般式(1)に表される化合物及び/又はその塩と化学療法剤を1つの製剤に含有させて投与してもよく、また別々の製剤に調製して同時に投与してもよい。
本発明の医薬組成物の投与経路は、経口投与、注射による静脈内、動脈内、門脈内、腹腔内、皮下乃至は病巣内投与、座剤による直腸内投与等特段の限定はされないが、一般式(1)で表される化合物が、酸にも強く経消化器吸収にも優れるため、経口投与することが好ましい。
本発明の医薬組成物は、一般式(1)に表される化合物及び/又はその塩以外に、通常使用される医薬の製剤化のための任意成分を併用して医薬製剤として調製される。かかる任意成分としては、例えば、賦形剤、増量剤、結合剤、崩壊剤、着色剤、矯味矯臭剤、分散剤、乳化剤、被覆剤、安定剤、pH調整剤、等張剤等が挙げられる。また、医薬製剤としては、通常知られている医薬製剤であれば特段の限定はされず、例えば粉剤、顆粒剤、錠剤、注射剤、坐薬等が挙げられ、これらには糖衣や腸溶性高分子、水溶性高分子、胃溶性高分子等で被覆してもよい。これらの加工調製法は常法に従えばよい。例えば流動層造粒や転動層造粒、押出造粒等を行い、適宜マルメライザー等で球状化加工して顆粒剤とすることができる。粉剤又は顆粒剤を打錠し、適宜、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、シェラック、ツェイン、オイドラギット等で被覆して錠剤とすることができる。ココア脂、サポジトリベース、固形パラフィン、流動パラフィン、モクロウ等とともに溶解し、金型に流し込み剤ことにより坐剤することができる。無菌条件下で一般式(1)で表される化合物及び/又はその塩を、カルボキシメチルセルロース、界面活性剤、等張剤とともに水性担体に均一に分散させ、密閉することにより注射剤とすることができる。
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明はかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
実施例1
ジフェニルメチルピペラジン(252mg、1.00mmol)の無水メタノール(5.0 mL)溶液にアルゴン気流下室温で1,3−ブタジエンモノオキシド(185μL、2.3mmol、2当量)、DBU(165μL、1.1mmol)を順次加え終夜攪拌した。反応用液を減圧濃縮し、得られた残差をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl3:MeOH=10:1)で分離精製し、1−ジフェニルメチル−4−(2−ヒドロキシブタン−3−エン−1−イル)ピペラジン(化合物3)の白色結晶(31.2mg、53%)、1−ジフェニルメチル−4−(1−ヒドロキシメチルプロパン−2−エン−1−イル)ピペラジン(化合物1)の白色結晶(79mg、25%)を得た。
化合物3;
mp:96−97℃
1H NMR(CDCl3、600MHz)δ:2.14(1H,P), 2.33(2H,H−1), 2.39(2H,P),2.64 1H,P), 3.47,3.72(2H,P),4.13(1H,H−2),5.15(1H,H−4a),5.19(1H,CH(ph)2),5.31(1H,H−4a),5.74(1H,H−3),7.20−7.35(10H,benzene)
13C NMR(CDCl3、150MHz)δ:42.15,45.96,52.76,52.92(P),54.86(CH(ph)2),63.54(C−1),67.76(C−2),116.12(C−4),137.92(C−3),170.18(C=O)
MS(FAB) m/z 351 (M+H)+,373 (M + Na)+
Anal.Calcd for C21262O:C,78.22;H,8.13;N8.69. Found:C,78.08;H,8.16;N,8.74.
化合物1;
mp:107−108℃
1H NMR(CDCl3、600MHz)δ:2.22(1H,P),2.46(2H,
P),2.73(1H,P),3.12(1H,H−2),3.53(2H,P),3.55(2H,H−1),3.78(2H,P),5.15(1H,CH(ph)2),5.19,5.30(1H,H−4a,4b),5.60(1H,H−3),7.15 − 7.30(10H,benzene)
13C NMR(CDCl3、150MHz)δ:41.74,45.59,48.54,48.69(P),54.83(CH(ph)2),60.42(C−1),69.04(C−2),131.00(C−3),121.68(C−4),137.92(C−3),170.18(C=O)
MS(FAB) m/z 351 (M+H)+,373 (M+Na)+
実施例2 化合物3の酒石酸塩
化合物3(49mg,0.158 mmol)のエーテル(1.0mL)溶液にD−酒石酸(22.9mg,0.152mmol)のエタノール(1.0mL)溶液を加え室温で終夜攪拌した。析出沈殿物を濾過し、化合物3の酒石酸塩を白色固体として定量的に得た。mp:108−109℃
実施例3 化合物1の酒石酸塩
化合物1(51 mg,0.158mmol)のエーテル(2.0 mL)溶液にD−酒石酸(23.7mg,0.158mmol)のエタノール(2.0 mL)溶液を加え室温で終夜攪拌した。析出沈殿物を濾過し、化合物1の酒石酸塩を白色固体として75mg得た。
mp:103−104℃
実施例4
ジフェニルメチルピペラジン(305mg,1.207mmol)の無水ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に室温で4−クロロ−1−アセトキシ−2−ブチン(200 mg,1.36mmol)、DBU(204μL,1.36mmol)を順次加え、終夜攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl3:MeOH=10:1)で分離精製し、1−ジフェニルメチル−4−(4−ヒドロキシブタン−2−イン−1−イル)ピペラジンのアセチル化物を(429mg,98%)で得た。化合物2のアセチル化物(429mg,1.182mmol)の無水メタノール溶液(8.0mL)に炭酸カリウム(980mg,7.092mmol)を加え、終夜室温で攪拌した。反応溶液を濾過し、得られた残渣を減圧濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl3:MeOH=10:1)で分離精製し、1−ジフェニルメチル−4−(4−ヒドロキシブタン−2−イン−1−イル)ピペラジン(化合物2)を(225mg,60%)で得た。
化合物2;
mp:121−122℃
1H NMR(CDCl3、600MHz)δ: 2.23,2.49(2H,P),3.24(2H,H−1),3.47,3.72(2H,P),4.24(2H,H−4),5.17(1H,CH(ph)2),7.15−7.25(10H,benzene)
13C NMR(CDCl3、150MHz)δ:41.99,45.80(P),47.05(C−1),51.09(C−4),51.69,51.77(P),54.86(CH(ph)2),80.28,83.70(C−2,3),170.18(C=O)
MS(FAB) m/z 349 (M+H)+,371 (M + Na)+
実施例5 化合物2の酒石酸塩
化合物2(100mg,0.357mmol)のエーテル(2.0mL)溶液にD−酒石酸(23.7 mg,0.158mmol)のエタノール(2.0 mL)溶液を加え室温で終夜攪拌した。析出沈殿物を濾過し、化合物2の酒石酸塩を白色固体として定量的に得た。
mp:107℃
実施例6
ジフェニルメチルピペラジン(305mg、1.207mmol)の無水ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に室温で2−クロロエタノール(120mg、1.49mmol)、DBU(204μL, 1.36mmol)を順次加え、実施例5と同様に操作し、1−ジフェニルメチル−4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン(化合物4)をアモルファスとして145mg(40.8%)得た。
MS(FAB) m/z 296 (M+H)+
実施例7
ジフェニルメチルピペラジン(305mg、1.207mmol)の無水ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に室温でアリルクロリド(110mg、1.44mmol)、DBU(204μL、1.36mmol)を順次加え、実施例5と同様に操作し、1−アリル−4−ジフェニルメチルピペラジン(化合物5)をアモルファスとして120mg(33.9%)得た。
MS(FAB) m/z 293 (M+H)+
実施例8
ジフェニルメチルピペラジン(305mg、1.207mmol)の無水ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に室温でプロパルギルクロリド(120mg、1.61mmol)、DBU(204μL、1.36mmol)を順次加え、実施例5と同様に操作し、1−ジフェニルメチル−4−プロパルギルピペラジン(化合物6)をアモルファスとして185mg(52.6%)得た。
MS(FAB) m/z 291 (M+H)+
実施例9
ジフェニルメチルピペラジン(305mg、1.207mmol)の無水ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に室温でメチルアイオダイド(200mg、1.40mmol)、炭酸カリウム0.1gを加えて、100℃で48時間加熱し、反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl3:MeOH=9:1)で分離精製し、1−ジフェニルメチル−4−メチルピペラジン(化合物7)をアモルファスとして165mg(51.2%)得た。
MS(FAB) m/z 267 (M+H)+
実施例10
ジフェニルメチルピペラジン(305mg、1.207 mmol)の無水ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に室温で1−ブロモ−4−ブテン(150mg、1.44 mmol)、DBU(204μL、1.36mmol)を順次加え、実施例5と同様に操作し、1−(ブタン−4−エン−1−イル)−4−ジフェニルメチルピペラジン(化合物8)をアモルファスとして140mg(38.1%)得た。
MS(FAB) m/z 307 (M+H)+
実施例11
ビス(4−フルオロフェニル)メチルピペラジン(400mg、1.404mmol)の無水ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に室温で2−クロロエタノール(120mg、1.36mmol)、DBU(204μL、1.36 mmol)を順次加え、実施例5と同様に操作し、1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル−4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン(化合物9)をアモルファスとして150mg(33.4%)得た。
MS(FAB) m/z 330 (M+H)+
実施例12
ビス(4−フルオロフェニル)メチルピペラジン(400 mg、1.404mmol)の無水ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に室温でアリルクロリド(allylchloride:110mg、1.44mmol)、DBU(204μL、1.36mmol)を順次加え、実施例5と同様に操作し、1−アリル−4−ビス(4−フルオロフェニル)メチルピペラジン(化合物10)をアモルファスとして140mg(30.5%)得た。
MS(FAB) m/z 327 (M+H)+
実施例13
ビス(4−フルオロフェニル)メチルピペラジン(400mg、1.404mmol)の無水ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に室温でプロパルギルクロリド(120mg、1.61mmol)、DBU(204μL、1.36mmol)を順次加え、実施例5と同様に操作し、1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル−4−プロパルギルピペラジン(化合物11)をアモルファスとして200mg(43.8%)得た。
MS(FAB) m/z 325 (M+H)+
実施例14
ビス(4−フルオロフェニル)メチルピペラジン(400mg、1.404mmol)の無水ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に室温でメチルアイオダイド(Methyliodide:200 mg、1.40mmol)、炭酸カリウム0.1gを加えて、100℃で48時間加熱し、反応溶液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(CHCl3:MeOH=9:1)で分離精製し、1−ビス(4−フルオロフェニル)メチル−4−メチルピペラジン(化合物12)をアモルファスとして180mg(42.7%)得た。
MS(FAB) m/z 301 (M+H)+
実施例15
ビス(4−フルオロフェニル)メチルピペラジン(400mg、1.404 mmol)溶液に室温で1−ブロモ−4−ブテン(150mg、1.44 mmol)、DBU(204μL、1.36 mmol)を順次加え、実施例5と同様に操作し、1−(ブタン−4−エン−1−イル)−4−ビス(4−フルオロフェニル)メチルピペラジン(化合物13)をアモルファスとして170mg(33.4%)得た。
MS(FAB) m/z 364 (M+H)+
実施例16
クロロキン耐性ネズミマラリア株(P.chabaudi AS strain)を用いて、化合物1の塩酸塩、化合物2の塩酸塩及び化合物3の塩酸塩のクロロキン耐性解除作用を試験した。動物は1群4匹とし、1群は感染コントロール群、1群は被験化合物のみ投与する被験化合物群、1群はクロロキンのみ投与するクロロキン投与群、残りの1群はクロロキンと被験化合物を投与する耐性解除群とした。操作は以下の通りである。
<操作>
(1)動物:
ICR−crjマウス(CD−1:Charles River Japan Inc.
)、雌性、4週齢、体重25〜35gを使用した。
(2)感染:
Chloroquin−resistant P.chabaudi AS strain5×106をDay0に尾静脈より接種した。
(3)クロロキンの投与:
3mg/Kgのドーズで、生理食塩水をベヒクルとしてDay0,Day1,Day2及びDay3に腹腔内投与した。
(4)薬剤の投与:
50mg/Kgのドーズで、生理食塩水をベヒクルとしてDay0,Day1,Day2及びDay3に経口投与した。
(5)観察:
Day4に血液塗沫標本を作成し、メタノール固定後、ギムザ染色を行い、これについて、顕微鏡下赤血球10000個当たりの感染赤血球を計数した。
Day4の感染赤血球数の結果を表1に示す。
表1から明らかのように、本発明の化合物は、クロロキン耐性マラリアの耐性を解除する作用に優れていた。

Claims (5)

  1. 次の一般式(1)
    (式中、Xは水素原子又はハロゲン原子を示し、nは0〜3の整数を示し、R1は水酸基を有していてもよい炭素数1〜4のアルキル基、水酸基を有していてもよい炭素数2〜4のアルケニル基又は水酸基を有していてもよい炭素数2〜4のアルキニル基を示す)
    で表される化合物又はその塩。
  2. 一般式(1)で表される化合物が、次の一般式(2)
    (式中、R2は水酸基を有する炭素数2〜4のアルケニル基又は水酸基を有する炭素数2
    〜4のアルキニル基を示す)
    で表される化合物である請求項1記載の化合物又はその塩。
  3. 一般式(1)で表される化合物が、1−ジフェニルメチル−4−(1−ヒドロキシメチルプロパン−2−エン−1−イル)ピペラジン、1−ジフェニルメチル−4−(4−ヒドロキシブタン−2−イン−1−イル)ピペラジン又は1−ジフェニルメチル−4−(2−ヒドロキシブタン−3−エン−1−イル)ピペラジンである請求項1又は2記載の化合物又はその塩。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載の化合物及び/又はその塩を含有する医薬組成物。
  5. 薬剤耐性マラリアの耐性解除のための医薬である請求項4記載の医薬組成物。
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