JP2006232555A5 - - Google Patents

Claims (3)

1. 複数階を有する既設建物の各階のユーザに光ケーブルを敷設する方法であって、
   幹線光ケーブルを建物に引き込み各階に分岐させて接続するための階別分配器を建物の下層階に設置する工程と、
   階別分配器から各階までの長さを有し、各階ごとに長さの異なる複数の階別光ケーブルをそれぞれ作成する工程と、
   複数の階別光ケーブルを既設建物のエレベータかごに載せ、エレベータかごをメンテナンス運転モードで最初の敷設階に移動させる工程と、
   最初の敷設階において、エレベータかご側から、エレベータ昇降路の垂直壁に、階別ケーブルを通すための配線用孔をあける孔あけ工程と、
   エレベータかご側から、配線用孔を通してその階の階別光ケーブルの一方端をその階に置く設置工程と、
   階別光ケーブルを通した状態で、エレベータかご側から、配線用孔を熱膨張用材料からなるキャップで塞ぎ、エレベータ昇降路を防火区画の状態に戻す孔塞ぎ工程と、
   メンテナンス運転モードで次の敷設階に移動し、その階においてエレベータかご側から、孔あけ工程と設置工程と孔塞ぎ工程とを行い、これを各階ごとに順次繰り返し、すべての敷設階にそれぞれ階別光ケーブルの一方端を設置する各階設置工程と、
   階別分別器に、各階用の階別光ケーブルの他方端をそれぞれ接続する接続工程と、
   を含むことを特徴とする建物内光伝送路の敷設方法。
2. 請求項１に記載の建物内光伝送路の敷設方法において、
   前記階別光ケーブルを作成する工程は、階別光ケーブルの終端に光分配器を固定する工程を含むことを特徴とする建物内光伝送路の敷設方法。
3. 請求項１または請求項２に記載の建物内光伝送路の敷設方法において、
   前記設置工程及び前記各階設置工程は、
   前記エレベータかご室内に前記階別光ケーブルを載せ、前記エレベータかごの天井部に設けられている一般救出用口から前記エレベータかごの外側上部に前記階別光ケーブルを順次繰り出すことを特徴とする建物内光伝送路の敷設方法。