JP2006226806A - 動き検出装置 - Google Patents

動き検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006226806A
JP2006226806A JP2005040393A JP2005040393A JP2006226806A JP 2006226806 A JP2006226806 A JP 2006226806A JP 2005040393 A JP2005040393 A JP 2005040393A JP 2005040393 A JP2005040393 A JP 2005040393A JP 2006226806 A JP2006226806 A JP 2006226806A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
processor
light emitting
reference voltage
emitting diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005040393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4810670B2 (ja
Inventor
Teppei Asano
哲平 浅野
Shuhei Kato
周平 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SSD Co Ltd
Original Assignee
SSD Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SSD Co Ltd filed Critical SSD Co Ltd
Priority to JP2005040393A priority Critical patent/JP4810670B2/ja
Priority to PCT/JP2006/303102 priority patent/WO2006088220A1/en
Priority to US11/816,106 priority patent/US7759632B2/en
Publication of JP2006226806A publication Critical patent/JP2006226806A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4810670B2 publication Critical patent/JP4810670B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B69/00Training appliances or apparatus for special sports
    • A63B69/36Training appliances or apparatus for special sports for golf
    • A63B69/3614Training appliances or apparatus for special sports for golf using electro-magnetic, magnetic or ultrasonic radiation emitted, reflected or interrupted by the golf club
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/64Devices characterised by the determination of the time taken to traverse a fixed distance
    • G01P3/68Devices characterised by the determination of the time taken to traverse a fixed distance using optical means, i.e. using infrared, visible, or ultraviolet light

Abstract

【課題】 撮像素子を搭載することなく、操作物の動きを検出して、コストの低減を図ることができる動き検出装置を提供することである。
【解決手段】 予め定められた周期で発光する赤外発光ダイオード42と、赤外発光ダイオード42が発光した光であって、操作物3の再帰反射シート40が反射した光を受光して、受光信号Spを出力するフォトトランジスタ44と、受光信号Spの高周波成分を通過させ、受光信号Ssとして出力するとともに、基準電圧を発生するハイパスフィルタユニット116とを備える。ハイパスフィルタユニット116は、受光信号Ssが出力されるノードに基準電圧を供給し、プロセッサ110は、受光信号Ssに含まれるパルスの数をカウントして、操作物3の速さを算出する。
【選択図】 図15

Description

本発明は、操作物に光を照射して、反射光を検知することにより、操作物の動きを検出する動き検出装置及びその関連技術に関する。
本件出願人による特許文献1に開示されているゴルフゲームシステムは、ゲーム機及びゴルフクラブ型入力装置(操作物)を含み、ゲーム機のハウジングの内部には撮像ユニットが収納され、この撮像ユニットは、イメージセンサ及び赤外発光ダイオード等から構成される。赤外発光ダイオードによって撮像ユニットの上方の所定範囲に赤外光が間欠的に照射され、したがって、イメージセンサは、その範囲内で移動するゴルフクラブ型入力装置に設けられた反射体を間欠的に撮影する。このような反射体のストロボ映像を処理することによって、ゴルフクラブ型入力装置の動きを検出する。
特開2004−85524号公報
ところが、要求されるコストは、ビジネスごとに異なるため、より低いコストで、製品の開発や製造が要求されることもある。
そこで、本発明の目的は、撮像素子を搭載することなく、操作物の動きを検出して、コストの低減を図ることができる動き検出装置及びその関連技術を提供することである。
本発明の観点によれば、動き検出装置は、オペレータに保持されて動きが与えられる操作物の動きを検出する動き検出装置であって、予め定められた周期で発光する発光手段と、前記発光手段が発光した光であって、前記操作物が反射した光を受光して、第1の受光信号を出力する受光手段と、前記第1の受光信号が入力され、前記第1の受光信号に含まれるパルスの数をカウントするカウント手段と、を備える。
この構成によれば、第1の受光信号に含まれるパルスの数は、検知対象の操作物の速さに応じて異なってくる。従って、第1の受光信号に含まれるパルスの数をカウントするだけで、操作物の速さを検出できる。このように、撮像素子を搭載しなくても、簡易な構成で操作物の動きを検出できるので、コストの低減を図ることができる。
上記動き検出装置は、前記発光手段が発光する光の出射範囲を規定する出射範囲規定手段と、前記受光手段の受光範囲を規定する受光範囲規定手段と、をさらに備えることができる。
この構成によれば、光出射範囲及び受光範囲を任意に設定できるため、光出射範囲及び受光範囲を狭くすることにより、発光手段及び受光手段の頭上を通過する操作物の高さに関係なく、操作物の速さを適切に検出できる。
上記動き検出装置は、前記第1の受光信号の高周波成分を通過させ、第2の受光信号として出力するハイパスフィルタと、基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、をさらに備えることができ、前記基準電圧発生手段は、前記第2の受光信号が出力されるノードに、前記基準電圧を供給し、前記カウント手段は、前記第2の受光信号に含まれるパルスの数をカウントする。
この構成によれば、基準電圧の上にパルスが現れるので、周囲の光源の影響を極力抑制しながら、安定してパルスの数をカウントできる。つまり、周囲の光源の種類に関係なく、安定して操作物の速さを検出できる。
この動き検出装置において、前記基準電圧発生回路は、第1の抵抗素子及び第2の抵抗素子を、第1電圧を供給する第1ラインと第2電圧を供給する第2ラインとの間に直列に接続して構成され、前記ハイパスフィルタは、コンデンサ及び前記第2の抵抗素子により構成され、前記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子との接続点が、前記第2の受光信号が出力される前記ノードである。
この構成によれば、ハイパスフィルタ及び基準電圧発生手段を構成する素子の数が極力抑制されるので、よりコストの低減を図ることができる。
上記動き検出装置において、前記発光手段は1個の発光ダイオードであり、前記受光手段は1個のフォトトランジスタである。
この構成によれば、より一層回路構成が簡素化され、より一層のコスト低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付してその説明を援用する。
図1は、本発明の実施の形態によるゲームシステムの全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、このゲームシステムは、ゲーム機1、操作物3、及びテレビジョンモニタ7を備える。
本実施の形態では、ゲーム機1がゴルフゲームを実行する例を挙げるので、プレイヤ11は、ゴルフクラブの形状を有する操作物3を振って、ゴルフゲームを行う。従って、操作物3を「ゴルフクラブ3」と呼ぶ。
ゲーム機1は、A/Vケーブル9により、テレビジョンモニタ7に接続される。さらに、ゲーム機1には、図示していないが、ACアダプタあるいは電池により電源電圧が供給される。このゲーム機1は、ゴルフクラブ3が振られた速さを検出して、その速さに応じて、テレビジョンモニタ7に表示されたボールオブジェクト65(後述の図9参照)の移動速度を算出する。
図2は、図1のゲーム機1の斜視図である。図2に示すように、ゲーム機1は、上側ハウジング20及び下側ハウジング22を含む。上側ハウジング20の上面には、その長さ方向に、回転体28及びゴルフボール状の球体24が配置される。回転体28は、円柱状に形成され、その端面には、周縁に沿って等間隔に4つの三角柱状の爪部30が形成される。隣り合う爪部30の側面は、互いに平行で、かつ、一定距離だけ離れている。従って、平面視において、回転体28の端面は、十字形の表面となる。
後述するが、プレイヤ11が、この十字形の部分にゴルフクラブ3のヘッド5を差し込み(後述の図14参照)、ゴルフクラブ3を回転させると、ヘッド5の側面が爪部30の側面に当接し、応じて、回転体28が回転する。また、プレイヤ11が、この十字形の部分にゴルフクラブ3のヘッド5を差し込み(後述の図14参照)、さらに押し込むことにより、後述のラバースイッチ88がオンされ、放すとオフされる。
球体24の頂部には、赤外光のみを透過する円形の赤外フィルタ26が露出している。後述するが、ゴルフクラブ3を検知する光センサは、この球体24の内部に配置される。なお、ゲーム機1の後部側面には、電源スイッチ32及びDCジャック34が設けられる。
図3は、図1のゴルフクラブ3のヘッド5底面の図解図である。図3に示すように、ヘッド5の底面には、長方形状で底が平坦な凹部が形成され、この凹部に、長方形状の再帰反射シート40(斜線部分)が貼り付けられる。このように、再帰反射シート40が、凹部に貼り付けられるので、ヘッド5が図2の回転体28の表面に当接しても、再帰反射シート40の破損を防止できる。
図4並びに図5(a)及び図5(b)は、図1のゴルフクラブ3の速さの検知方法の説明図である。図4に示すように、図2の球体24の内部に配置される赤外発光ダイオード42からの赤外光は、赤外フィルタ26を介して、ヘッド5の再帰反射シート40に照射され、さらに、反射されて、赤外フィルタ26を介して、フォトトランジスタ44に入射する。
このフォトトランジスタ44は、図5(b)に示すパルス信号により駆動され、ハイレベルでオン、ローレベルでオフとなる。つまり、赤外発光ダイオード42は、一定周期で、点灯及び消灯を繰り返す。従って、フォトトランジスタ44は、ヘッド5の再帰反射シート40から、間欠的に反射光を受光する。それ故、図5(a)に示すように、フォトトランジスタ44が出力する検知信号(受光信号)には、受光した反射光に応じて、パルスが含まれる。ヘッド5が振られた速さに応じて、このパルスの数は異なり、ヘッド5の速さが大きいほどパルスの数は少なくなり、ヘッド5の速さが小さいほどパルスの数は多くなる。従って、検知信号に含まれるパルスの数をカウントすることにより、ヘッド5が振られた速さを検出できる。
図6は、図2のゲーム機1に搭載される光センサユニットの斜視図である。図7は、図2のI−I線による断面図である。図6に示すように、光センサユニットは、赤外フィルタ26、検知範囲設定部材46、赤外発光ダイオード42、及びフォトトランジスタ44を含む。赤外発光ダイオード42及びフォトトランジスタ44により、光センサが構成される。検知範囲設定部材46は、2つの円筒部48及び50を含む。
図7も参照して、円筒部48及び50には、それぞれ光路52及び54が形成される。光路52及び54は、それぞれ、断面視において、先細りとなっている。
赤外フィルタ26は、検知範囲設定部材46に取り付けられ、この際、円筒部48及び50の先端が、赤外フィルタ26の裏面に当接あるいは近接する。また、円筒部48の基端において、赤外発光ダイオード42が、光路52に挿入され、円筒部50の基端において、フォトトランジスタ44が、光路54に挿入される。
また、赤外発光ダイオード42及びフォトトランジスタ44は、それぞれ基板56に取り付けられ、この基板56からの配線(図示せず)が基板58に接続される。基板58は、上側ハウジング20に固定され、基板56は、検知範囲設定部材46に固定され、検知範囲設定部材46は、上側ハウジング20に固定される。
図8(a)及び図8(b)は、上記の光センサによる検知範囲の説明図である。図8(a)及び図8(b)に示すように、赤外発光ダイオード42の出射範囲と、フォトトランジスタ44の受光範囲と、が重なる部分(斜線部分)が、この光センサの検知範囲となる。また、検知範囲設定部材46の先端を基準に高さHの位置を、ゴルフクラブ3のヘッド5が通過する最も低い位置とみなし、さらに、そこから高さRまでの範囲が、ヘッド5が通過する上下方向の範囲とみなす。
図8(a)に示すように、検知範囲設定部材46の高さが低い場合は、ヘッド5が、高さHの位置を通過する場合と、高さ(H+R)の位置を通過する場合とで、水平方向の検知範囲の差が大きい。このため、ヘッド5の速さが同じ場合でも、高さHの位置を通過するときの検知信号のパルスの数(図5(a)参照)と、高さ(H+R)の位置を通過するときの検知信号のパルスの数(図5(a)参照)と、に大きな差が生じる場合が発生する。上記のように、検知信号のパルスの数により、ヘッド5の速さを算出しているので、これは好ましくない。
そこで、図8(b)に示すように、検知範囲設定部材46の高さを高くして、ヘッド5が、高さHの位置を通過する場合と、高さ(H+R)の位置を通過する場合とで、水平方向の検知範囲の差を小さく設定する。これにより、ヘッド5が通過する高さが異なっていても、速さが同じならば、同じあるいはほぼ同じ数のパルスを得ることができる。従って、ヘッド5の通過位置の高低に関係なく、正確な速さを算出できる。
検知範囲設定部材46の高さは、高さH及び(H+R)並びに赤外発光ダイオード42のスペック(出射範囲や発光強度等)に応じて定められる。
ここで、検知範囲設定部材46の円筒部48は、その長さを調整することにより、赤外発光ダイオード42の出射範囲を規定できるので、出射範囲規定部と呼ぶこともできる。また、検知範囲設定部材46の円筒部50は、その長さを調整することにより、フォトトランジスタ44の受光範囲を規定できるので、受光範囲規定部と呼ぶこともできる。
図9及び図10は、図1のテレビジョンモニタ7に表示されるゲーム画面の例示図である。図9に示すように、このゲーム画面は、ゴルフコースを含み、その上に複数のオブジェクトobjが配置される。また、ボールの移動方向を設定するための打球方向設定オブジェクト64及びボールオブジェクト65が、スタート地点に表示される。ゲーム機1は、上記の光センサにより、プレイヤ11が振ったゴルフクラブ3の速さを検知して、その速さに応じて、打球方向設定オブジェクト64が向いている方向にボールオブジェクト65を移動させる。
従って、プレイヤ11は、ゴルフクラブ3のスイングの速さを調整することにより、ボールオブジェクト65の移動距離や速さを調整できる。また、ゲーム機1は、図2の回転体28の回転方向及び回転量に応じて、打球方向設定オブジェクト64を、ボールオブジェクト65の周りに回転させる。従って、プレイヤ11は、回転体28を回転させることにより、打球方向設定オブジェクト64を回転させ、打球方向を設定できる。この場合、図10に示すように、ゲーム機1は、打球方向設定オブジェクト64の向いている方向に応じて、映っている背景を更新する。つまり、打球方向設定オブジェクト64の向いている方向の景色が広く映るように背景を更新する。
ゴルフクラブ3のスイングに応じて、スタート地点からボールオブジェクト65が移動し、停止すると、停止した位置に打球方向設定オブジェクト64が表示される。また、ボールオブジェクト65が、オブジェクトobjに衝突すると、その向きと速さに応じて、ボールオブジェクト65の移動方向が変化する。
ここで、打球方向設定オブジェクト64の当初の向きは、スタート地点では、スタート地点に対応して予め定められた方向であり(図9参照)、それ以外では、ボールオブジェクト65が停止した領域に対応して予め定められた方向である。その後は、回転体28の回転により、任意の向きに設定できる。
図11は、図2のゲーム機1に搭載される回転体28の回転検知機構及びプッシュ機構の説明図である。図11に示すように、回転体28の裏面には、円筒部材72が固定される。従って、回転体28の回転に伴って、円筒部材72も回転する。この円筒部材72の側壁は櫛形に形成され、これにより、光の遮断部(遮光部)と通過部とが交互に形成される(櫛形部74)。
円筒部材72及びフォトインタラプタ90により、ロータリエンコーダ118が構成され、円筒部材72の回転量及び回転方向、つまり、回転体28の回転量及び回転方向が検知される。フォトインタラプタ90は、発光ダイオード92並びに2つのフォトトランジスタ150及び152からなるフォトトランジスタユニット94からなる。
また、回転体28の裏面中心から突き出たボス84は、円筒部材72の中心に設けられた開口78を貫通して、決定ボタン等として使用されるラバースイッチ88に当接可能である。従って、回転体28を押し下げることにより、ボス84により、ラバースイッチ88が押下されて、オンになり、放すとオフになる。
以上のように、回転体28は、ロータリエンコーダ118の円筒部材72を回転させる機能の他に、ラバースイッチ88のオン/オフのためのボタンとしての機能を併有している。これにより、ゲーム機1の表面に、回転体28のスペースとラバースイッチ88のオン/オフのためのボタンのスペースとを別個に確保する必要がなく、省スペース化の実現と美観の向上を図ることができる。また、プレイヤ11は、ゴルフクラブ3のヘッド5を回転体28に載せるという1つの動作で、回転体28の回転あるいはラバースイッチ88のオン/オフを行うことができる。以上のような構造を詳細に説明する。
図12は、図2のゲーム機1の分解斜視図である。ただし、図12では、回転体28の回転検知機構及びプッシュ機構に関連する部材を図示し、他は省略している。図13は、図2のゲーム機1から回転体28を取り外した状態を示す斜視図である。
図12に示すように、開口83が形成された円筒部材70が、開口81を覆うように、上側ハウジング20に取り付けられる。開口83の直径は、円筒部材72の下半分(つまり櫛形部74)の直径より小さく、上半分の直径より大きい。また、開口81の直径は、円筒部材72の下半分(つまり櫛形部74)の直径より大きい。
従って、円筒部材72は、開口81及び83を介して、回転体28に取り付けられる。より具体的には、図11も参照して、開口81及び83を介して、円筒部材72の上面に形成された2つの筒76に、回転体28の2つのボス82を挿入し、ビスをねじ込んで、これらを固定する。この場合、回転体28のボス84を、円筒部材72の開口78を貫通させる。
支持部材100は、対応する付勢部材96及びスプリング98を支持しつつ、上側ハウジング20の内面に固定される。この場合、図13に示すように、付勢部材96は、上側ハウジング20の対応する開口80から露出するとともに、はめ込まれたスプリング98の弾発力により、上方向に力が加えられる。回転体28の裏面が、付勢部材96に当接するので、スプリング98の弾発力に抗して、回転体28を押し下げると、回転体28のボス84が、ラバースイッチ88を押し、オンになる。そして、押し下げている力を解放すると、スプリング98の弾発力により、回転体28は押し戻され、ラバースイッチ88はオフになる。
ここで、上側ハウジング20、下側ハウジング22、及び回転体28は、例えば、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)で形成される。また、円筒部材70及び72は、例えば、POM(ポリアセタール)で形成される。ABS同士を擦り合わせる場合と、POM同士を擦り合わせる場合と、を比較すると、擦り合せにより生じる屑は、POM同士の方が少ない。従って、円筒部材70及び72をPOMで形成することにより、発生する屑を極力少なくして、フォトインタラプタ90による検知が屑の影響を受けることを極力回避できる。
図14は、図2のゲーム機1の回転体28をゴルフクラブ3のヘッド5で回転させる状態を示す図である。図14に示すように、プレイヤ11は、ヘッド5を回転体28に載せて、回転させることにより、テレビジョンモニタ7に表示された打球方向設定オブジェクト64を回転させることができる。また、プレイヤ11は、ヘッド5を回転体28に載せて、押し込むことにより、ラバースイッチ88をオンすることができる。
図15は、図2のゲーム機1の電気的構成を示す図である。図15に示すように、ゲーム機1は、プロセッサ110、ROM(read only memory)112、バス114、フォトトランジスタ44、ハイパスフィルタユニット116、赤外発光ダイオード42、及びロータリエンコーダ118を含む。
プロセッサ110は、赤外発光ダイオード42を間欠的に駆動して、赤外光をゴルフクラブ3の再帰反射シート40に間欠的に照射する。フォトトランジスタ44は、再帰反射シート40からの反射赤外光を受光して、ハイパスフィルタユニット116を介して、検知信号(受光信号)をプロセッサ110に与える。プロセッサ110は、入力された検知信号に基づいて、ゴルフクラブ3のスイングの有無及び速さを検出する。また、プロセッサ110は、ロータリエンコーダ118からの二本のパルス信号を受けて、回転体28の回転量及び方向を検出する。
プロセッサ110は、図示しないが、CPU(central processing unit)、グラフィックプロセッサ、サウンドプロセッサおよびDMAプロセッサ等の各種プロセッサを含むとともに、アナログ信号を取り込むときに用いられるA/Dコンバータや、外部の電子回路や電子部品等から入力信号を受け、かつ出力信号をそれらに与える入出力制御回路を含む。
このA/Dコンバータに、アナログ入力ポートを介して、ハイパスフィルタユニット116からの検知信号が入力され、デジタルデータに変換される。また、赤外発光ダイオード42は、この入出力制御回路を介してCPUにより制御される。さらに、入出力制御回路に含まれる図示しないカウンタ(以下、「内蔵カウンタ」と呼ぶ。)が、ロータリエンコーダからの二本のパルス信号を受けて、回転体28の回転量及び回転方向を検出する。なお、入出力制御回路に対する入出力は、入出力ポートを介して行われる。
CPUは、ROM112に格納されたゲームプログラムを実行し、各種演算を行う。グラフィックプロセッサやサウンドプロセッサは、CPUによる演算結果に従って、ROM112に格納された画像データや音声データを読み込んで、ビデオ信号やオーディオ信号を生成し、A/Vケーブル9に出力する。
さらに、プロセッサ110には、図示しないが内部メモリが設けられ、この内部メモリは、例えば、RAM(random access memory)により構成される。内部メモリは、ワーキング領域、カウンタ領域、レジスタ領域、テンポラリデータ領域、及び/又はフラグ領域等として利用される。
図16は、図15のフォトトランジスタ44、ハイパスフィルタユニット116、及び赤外発光ダイオード42の回路図である。図16に示すように、フォトトランジスタ44及び抵抗素子121は、電源Vcc0(例えば3.3V)と接地との間に直列に接続される。これらの接続点は、コンデンサ124の一方端に接続され、他方端は、抵抗素子120と122との接続点に接続される。抵抗素子120及び122は、電源Vcc0と接地との間に直列に接続される。抵抗素子120、抵抗素子122、及びコンデンサ124は、ハイパスフィルタユニット116を構成しており、抵抗素子120と122との接続点は、プロセッサ110のアナログ入力ポートに接続される。
一方、赤外発光ダイオード42及び抵抗素子142は、トランジスタ136とダイオード138との接続点と、接地と、の間に直列に接続される。トランジスタ136、ダイオード138、及び抵抗素子140は、電源Vcc1(例えば6V)と接地との間に直列に接続される。トランジスタ134のコレクタはトランジスタ136のベースに、トランジスタ134のエミッタは、ダイオード138のカソードに接続される。トランジスタ134のベースは、電解コンデンサ130のマイナス電極及び抵抗素子132の一方端に接続される。電解コンデンサ130のプラス電極は、プロセッサ110の特定の入出力ポートに接続される。
プロセッサ110が、電解コンデンサ130のプラス電極に対して、上記特定の入出力ポートからパルス信号Plsを与えると、トランジスタ134がオン/オフを繰り返す。パルス信号Plsのローレベルでは、トランジスタ134及び136がオフし、赤外発光ダイオード42は消灯する。一方、パルス信号Plsのハイレベルでは、トランジスタ134及び136がオンし、赤外発光ダイオード42は点灯する。従って、プロセッサ110は、パルス信号Plsの周波数を調整することで、赤外発光ダイオード42のオン/オフの周期を調整できる。なお、電解コンデンサ130は、プロセッサ110が暴走して、常にハイレベルが入力された場合でも、赤外発光ダイオード42の発光状態が維持されるのを防止する。
一方、ハイパスフィルタユニット116の抵抗素子122及びコンデンサ124は、ハイパスフィルタを構成し、フォトトランジスタ44が出力する検知信号(受光信号)Spの高周波成分のみを通過させ、検知信号(受光信号)Ssとして、プロセッサ110の上記アナログ入力ポートに出力する。また、ハイパスフィルタユニット116の抵抗素子120及び122は、基準電圧発生回路を構成し、抵抗素子120と122との接続点に常に基準電圧Vrefを供給する。
従って、フォトトランジスタ44が受光していないときは、検知信号Ssのレベルは、基準電圧Vrefのレベルとなって、プロセッサ110に入力される。一方、フォトトランジスタ44が間欠的に赤外光を受光すると、受光した赤外光のレベルに応じた振幅を有するパルスが、基準電圧Vrefの上に現れ、検知信号Ssとしてプロセッサ110に入力される。次に、ハイパスフィルタユニット116を設けた理由を説明する。
図17は、白熱灯光源がない場合の図15のハイパスフィルタユニット116の前後における検知信号Ss及びSp並びに赤外発光ダイオード42をオン/オフするパルス信号Plsのタイムチャートである。図18は、白熱灯光源の下で速いスイングをした場合の図15のハイパスフィルタユニット116の前後における検知信号Ss及びSp並びに赤外発光ダイオード42をオン/オフするパルス信号Plsのタイムチャートである。図19は、白熱灯光源の下で遅いスイングをした場合の図15のハイパスフィルタユニット116の前後における検知信号Ss及びSp並びに赤外発光ダイオード42をオン/オフするパルス信号Plsのタイムチャートである。
図17〜図19に示すように、プロセッサ110からのパルス信号Plsにより、赤外発光ダイオード42がオンすると、フォトトランジスタ44は、ゴルフクラブ3の再帰反射シート40からの反射赤外光を受光して、パルスを含む検知信号Sp及びSsを出力する。そして、プロセッサ110は、検知信号Ssを受けて、所定レベルLevを超えるパルスの数をカウントして、このカウント値に基づいて、ゴルフクラブ3が振られた速さを算出する。
ここで、所定レベルLevは、ハイパスフィルタユニット116が生成した基準電圧Vrefの平均値に所定値を加算することにより決定される。
図17に示すように、白熱灯光源がゲーム機1周辺に存在せず、フォトトランジスタ44が白熱灯光源の影響を受けない場合は、ハイパスフィルタユニット116の前後において、検知信号Spと検知信号Ssとで波形が、ほぼ同じである。従って、このような環境下では、検知信号Spにおいても、所定の基準値(所定レベルLevに相当)基づいて、パルスの数をカウントできるので、ハイパスフィルタユニット116を必ずしも設ける必要はない。例えば、日本のように、室内の光源として、蛍光灯を多用している場合等である。
ところが、図18や図19に示すように、白熱灯光源がゲーム機1周辺に存在する場合は(例えば、アメリカ合衆国のように、室内の光源として、白熱灯を多用している場合は)、フォトトランジスタ44が白熱灯光源の影響を受け、検知信号Spに、白熱灯光源からの光による信号が含まれてしまう。なぜなら、白熱灯光源に含まれる光の波長は広範囲にわたっているため、フォトトランジスタ44が受光できる波長の範囲(例えば、700nm〜1050nm)に属する光が、白熱灯光源に含まれるからである。
しかも、この白熱灯光源による影響は、一定しておらず、光源の強さ、数、及び位置、並びにその他の部屋の環境、さらには、プレイヤ11の位置や動きによって異なってくる。
このため、上記した所定の基準値(所定レベルLevに相当)によるカウント処理が困難になって、検知信号Spに含まれるパルスを安定してカウントできなくなる可能性がある。つまり、パルス発生の有無を検知するための所定の基準値を設定できなくなる。
この点、本実施の形態では、検知信号Spはハイパスフィルタユニット116を通過するので、検知信号Ssに含まれるパルスは、基準電圧Vrefの上に現れる。従って、プロセッサ110は、所定レベルLevによるパルスのカウントを安定して行うことができる。
ところで、図17の例では、所定レベルLevを超えたパルスの数は6個である。また、図18の例では、プレイヤ11が速いスイングをしており、所定レベルLevを超えるパルスの数は7個である。一方、図19の例では、プレイヤ11が遅いスイングをしており、所定レベルLevを超えるパルスの数は14個である。
また、図17〜図19で明らかなように、プロセッサ110は、ゴルフクラブ3のスイングの終了後、つまり、検知信号Ssに含まれるパルスが所定レベルLev以下になったときに、パルス信号Plsの出力を停止する。そして、次にボールオブジェクト65を打つシーンが到来したときに、再びパルス信号Plsを出力して、赤外発光ダイオード42を駆動する。このようにすることで、消費電力の抑制を図ることができる。
図20は、図15のロータリエンコーダ118の回路図である。図20に示すように、ロータリエンコーダ118は、発光ダイオード92並びに2つのフォトトランジスタ150及び152を含む。抵抗素子158及び発光ダイオード92は、電源Vcc0と接地との間に直列に接続される。フォトトランジスタ150及び152のコレクタは、電源Vcc0に接続され、エミッタは、それぞれプロセッサ110の特定の入出力ポートに接続される。
図12の円筒部材72が回転すると、その櫛形部74により、発光ダイオード92の光が間欠的に、フォトトランジスタ150及び152に入力される。これにより、フォトトランジスタ150及び152のエミッタからはパルス信号が出力される。ただし、フォトトランジスタ150及び152は、一定間隔で配置されているため、2つのパルス信号の位相は、フォトトランジスタ150及び152の間隔並びに櫛形部74の隣り合う遮光部同士の間隔に応じて異なったものとなる。
上記のように、プロセッサ110は、この二本のパルス信号に基づいて、円筒部材72の回転量及び方向を検出する。
図21は、図15のプロセッサ110によるゴルフクラブ3の検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。図21に示すように、ステップS1にて、プロセッサ110は、BIOS(basic input/output system)を実行して、赤外発光ダイオード42の消灯時の検知信号Ssのレベル(つまり、基準電圧Vrefのレベル)の平均値を算出する。例えば、赤外発光ダイオード42の消灯時において、ビデオフレームを更新するたびに検知信号Ssのデジタルデータを取得して、8ビデオフレーム分の検知信号Ssの平均値を算出する。ステップS2にて、プロセッサ110は、算出した平均値に所定値を加算して、所定レベルLevの値とする(後述のステップS13参照)。
ステップS3にて、プロセッサ110は、アプリケーションプログラム(つまりゴルフゲームプログラム)に従った処理を実行する。アプリケーションプログラムの実行中にBIOSが呼ばれると、ステップS4にて、プロセッサ110は、内部メモリ上のパルス入力フラグを、パルスが無入力(初期状態)であることを示す値にセットする。このパルス入力フラグは、図15のハイパスフィルタユニット116から入力される検知信号Ssにパルスが含まれるか否かを示すフラグである。
ここで、ステップS4の処理のためにBIOSが呼ばれるのは、後述の図22のステップS103において、ステートがスイング前と判断されたときである。従って、他のステートでは、ステップS4の処理のためにBIOSが呼ばれることはなく、それ故、赤外発光ダイオード42も点灯しないので、消費電力の低減を図ることができる。
ステップS5にて、プロセッサ110は、内部メモリ上のパルスカウンタをクリアする。パルスカウンタは、検知信号Ssに含まれるパルスの数をカウントするカウンタである。ステップS6にて、プロセッサ110は、赤外発光ダイオード42を制御するためにタイマをセットする。このタイマは、プロセッサ110に内蔵されている。以下、このタイマを内蔵タイマと呼ぶ。
そして、BIOSから呼び出し元に戻ると、ステップS7にて、プロセッサ110は、アプリケーションプログラムに従った処理を実行する。そして、アプリケーションプログラムの実行中に、内蔵タイマによる割り込みが入ると、BIOSが呼び出され、ステップS8にて、プロセッサ110は、ハイレベルの信号を、図16の電解コンデンサ130のプラス電極に与え、赤外発光ダイオード42を点灯する。
ステップS9にて、プロセッサ110は、図16のハイパスフィルタユニット116からの検知信号Ssを取得するため、内蔵タイマを再びセットする。そして、BIOSから呼び出し元に戻ると、ステップS10にて、プロセッサ110は、アプリケーションプログラムに従った処理を実行する。そして、アプリケーションプログラムの実行中に、内蔵タイマによる割り込みが入ると、BIOSが呼び出され、ステップS11にて、プロセッサ110は、内蔵の上記A/Dコンバータによって、検知信号Ssをデジタルデータに変換する。
ステップS12にて、プロセッサ110は、ローレベルの信号を図16の電解コンデンサ130のプラス電極に与え、赤外発光ダイオード42を消灯する。ステップS13にて、プロセッサ110は、デジタルデータに変換された検知信号Ssのレベルが、所定レベルLev(図17〜図19参照)を超えているか否かを判定して、超えている場合はステップS14に進み、それ以外はステップS17に進む。
ステップS14にて、プロセッサ110は、パルス入力フラグを、パルスが入力中であることを示す値にセットする。ステップS15にて、プロセッサ110は、パルスカウンタを1つインクリメントして、ステップS16にて、赤外発光ダイオード42を制御するために再び内蔵タイマをセットして、ステップS7に進む。
一方、ステップS17では、プロセッサ110は、現在のパルスカウンタの値が「0」か否かを判定し、「0」の場合はステップS16に進み、それ以外はステップS18に進む。
つまり、検知信号Ssのレベルが所定レベルLev以下で、しかも現在のパルスカウンタの値が「0」ということは、まだゴルフクラブ3が検知されていない(スイングされていない)ことを意味するので、ステップS16に進んで、検知に備えなければならない。一方、検知信号Ssのレベルが所定レベルLev以下で、しかも現在のパルスカウンタの値が「0」より大きいということは、前回は所定レベルLevを超えるパルスが検知されたが、今回は所定レベルLevを超えるパルスが検知されなかったことを意味し、ゴルフクラブ3のスイングが終了したことを意味する。
従って、ステップS18では、プロセッサ110は、内蔵タイマをオフにする。なぜなら、ボールオブジェクト65の移動中であるため、ゴルフクラブ3のスイングを検知する必要はなく、消費電力低減のため、赤外発光ダイオード42をオフにするためである。ステップS19にて、プロセッサ110は、パルス入力フラグを、パルスの入力が終了したことを示す値にセットして、ステップS3に進む。
図22は、図15のプロセッサ110によるゲーム処理の流れの一例を示すフローチャートである。図22に示すように、ステップS100にて、プロセッサ110は、システムの初期設定を実行する。ステップS101にて、プロセッサ110は、内蔵カウンタの値を取得する。上記のように、この内蔵カウンタは、ロータリエンコーダ118からの回転量及び回転方向を表す二本のパルス信号を受けて、二本のパルス信号の位相関係に応じて、アップカウント(例えば回転体28が時計回りに回転する場合)あるいはダウンカウント(例えば回転体28が反時計回りに回転する場合)を実行して、入力パルスの数をカウントする。ステップS102にて、プロセッサ110は、内蔵カウンタをクリアする。
ステップS103では、プロセッサ110は、現在のステートに応じて、ステップS104,S105,S107及びS108のいずれかに進む。ただし、最初のステートは、ゲームモード(プレイ人数やコースなど)を選択するためのステートであり、プロセッサ110は、ステップS104に進んで、ゲームモードを選択するための処理を実行する。
ステートがスイング前の場合は、プロセッサ110は、ステップS105に進んで、ボールオブジェクト65の打球方向を設定するための処理を実行し、さらに、ステップS106にて、ゴルフクラブ3のスイングの有無を判定する処理を実行する。ステートがスイング後の場合は、プロセッサ110は、ステップS107に進んで、ステップS106で検知したスイングの速さ、打球方向、及びコースの仮想摩擦力に基づいて、ボールオブジェクト65の次の表示位置を計算する。ステートがスコア計算の場合は、ステップS108にて、プロセッサ110は、スコアを計算する。
ステップS109では、プロセッサ110は、ビデオ同期信号による割り込みが発生したときは(例えば、1/60秒ごと)、ステップS110に進み、ビデオ信号を新たに生成して表示画像を更新し、割り込み待ちの状態であれば、同じステップS109に進む。ステップS110では、プロセッサ110は、ステップS104〜S108の処理結果に応じて、テレビジョンモニタ7に表示される画像(ビデオフレーム)の更新処理を実行する。
ステップS111の音声処理は、音声割り込みが発生したときに実行され、それによって、プロセッサ110は、オーディオ信号を生成して、音楽や効果音を出力する。
図23は、図22のステップS105の打球方向設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図23に示すように、ステップS200にて、プロセッサ110は、打球方向設定オブジェクト64が、予め定められた方向を向いて表示済みであるか否かを判断し、表示済みである場合はステップS203に進み、表示済みでない場合はステップS201に進む。ここで、予め定められた方向とは、打球方向設定オブジェクト64の当初の向きであり、スタート地点では、スタート地点に対応して定められた方向であり、それ以外では、ボールオブジェクト65が停止した領域に対応して定められた方向である。特に、スタート地点での予め定められた方向を「基準方向」と呼ぶこともある。ただし、単に、打球方向設定オブジェクト64の予め定められた方向と言うときは、基準方向も含まれる。
ステップS201では、プロセッサ110は、ボールオブジェクト65の移動方向を、打球方向設定オブジェクト64の予め定められた方向に設定する。ステップS202にて、プロセッサ110は、打球方向設定オブジェクト64が予め定められた方向を向くように表示位置を設定する。
一方、ステップS203では、プロセッサ110は、ステップS101で取得した内蔵カウンタの値(つまり回転体28の回転量)に応じて、現在設定されているボールオブジェクト65の移動方向を修正する。ステップS204にて、プロセッサ110は、打球方向設定オブジェクト64が修正後のボールオブジェクト65の移動方向を向くように表示位置を設定する。
図24は、図22のステップS106のスイング判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図24に示すように、ステップS300にて、プロセッサ110は、パルス入力フラグをチェックする。ステップS301にて、プロセッサ110は、パルス入力フラグが入力終了(ステップS19参照)を示している場合はステップS302に進み、それ以外はメインルーチンにリターンする。
ステップS302にて、プロセッサ110は、パルスカウンタの値(ステップS15参照)を取得する。ステップS303にて、プロセッサ110は、取得したカウント値が所定の閾値(例えば「3」)より大きいか否かを判定して、大きい場合はステップS304に進み、それ以外はメインルーチンにリターンする。ステップS304にて、プロセッサ110は、ステップS302で取得したカウント値に応じて、ボールオブジェクト65の初速度を算出する。ステップS305にて、プロセッサ110は、算出した初速度及び仮想摩擦力並びにステップS105で設定された打球方向に基づいて、ボールオブジェクト65の次の表示位置を算出/設定する。
さて、以上のように、本実施の形態によれば、検知信号(受光信号)Ssに含まれるパルスの数は、検知対象のゴルフクラブ3のスイングの速さに応じて異なってくる。従って、検知信号Ssに含まれるパルスの数をカウントするだけで、ゴルフクラブ3の速さを検出できる。このように、撮像素子(例えばイメージセンサ)を搭載しなくても、簡易な構成でゴルフクラブ3の動きを検出できるので、コストの低減を図ることができる。
また、本実施の形態では、検知範囲設定部材46を設けて、検知範囲を狭くすることにより、赤外発光ダイオード42及びフォトトランジスタ44の頭上を通過するヘッド5の高さに関係なく、ヘッド5の速さを適切に検出できる。
さらに、本実施の形態では、ハイパスフィルタユニット116を設けて、検知信号Spの高周波成分のみを通過させ、必要な成分(パルス)を取り出すと共に、基準電圧Vrefを生成して、検知信号Ssが出力されるノード(抵抗素子120と122との接続点)に供給しているので、パルスはこの基準電圧Vrefの上に現れる。従って、白熱灯のような周囲の光源の影響を極力抑制しながら、安定してパルスの数をカウントできる。つまり、周囲の光源の種類に関係なく、安定してゴルフクラブ3の速さを検出できる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば、以下のような変形も可能である。
(1)上記では、操作物としてゴルフクラブ3を例に挙げたが、操作物の形状はこれに限定されない。また、操作物に取り付ける再帰反射シートの形状は、再帰反射シート40の形状に限定されない。
(2)上記では、ゴルフゲームを例に挙げたが、プロセッサ110が実行するアプリケーションプログラムは、これに限定されない。
本発明の実施の形態によるゲームシステムの全体構成を示すブロック図。 図1のゲーム機1の斜視図。 図1のゴルフクラブ3のヘッド5底面の図解図。 図1のゴルフクラブ3の速さの検知方法の説明図。 図1のゴルフクラブ3の速さの検知方法の説明図。 図2のゲーム機1に搭載される光センサユニットの斜視図。 図2のI−I線による断面図。 図2のゲーム機1に搭載される光センサによる検知範囲の説明図。 図1のテレビジョンモニタ7に表示されるゲーム画面の例示図。 図1のテレビジョンモニタ7に表示されるゲーム画面の他の例示図。 図2のゲーム機1に搭載される回転体28の回転検知機構及びプッシュ機構の説明図。 図2のゲーム機1の分解斜視図。 図2のゲーム機1から回転体28を取り外した状態を示す斜視図。 図2のゲーム機1の回転体28をゴルフクラブ3のヘッド5で回転させる状態を示す図。 図2のゲーム機1の電気的構成を示す図。 図15のフォトトランジスタ44、ハイパスフィルタユニット116、及び赤外発光ダイオード42の回路図。 白熱灯光源がない場合の図15のハイパスフィルタユニット116の前後における検知信号Ss及びSp並びに赤外発光ダイオード42をオン/オフするパルス信号Plsのタイムチャート。 白熱灯光源の下で速いスイングをした場合の図15のハイパスフィルタユニット116の前後における検知信号Ss及びSp並びに赤外発光ダイオード42をオン/オフするパルス信号Plsのタイムチャート。 白熱灯光源の下で遅いスイングをした場合の図15のハイパスフィルタユニット116の前後における検知信号Ss及びSp並びに赤外発光ダイオード42をオン/オフするパルス信号Plsのタイムチャート。 図15のロータリエンコーダ118の回路図。 図15のプロセッサ110によるゴルフクラブ3の検知処理の流れの一例を示すフローチャート。 図15のプロセッサ110によるゲーム処理の流れの一例を示すフローチャート。 図22のステップS105の打球方向設定処理の流れの一例を示すフローチャート。 図22のステップS106のスイング判定処理の流れの一例を示すフローチャート。
符号の説明
1…ゲーム機、3…操作物(ゴルフクラブ)、5…ヘッド、7…テレビジョンモニタ、26…赤外フィルタ、28…回転体、30…爪部、40…再帰反射シート、42…赤外発光ダイオード、44,150,152…フォトトランジスタ、46…検知範囲設定部材、64…打球方向設定オブジェクト、72…円筒部材、74…櫛形部、88…ラバースイッチ、90…フォトインタラプタ、92…発光ダイオード、94…フォトトランジスタユニット、96…付勢部材、98…スプリング、100…支持部材、110…プロセッサ、112…ROM、116…ハイパスフィルタユニット、118…ロータリエンコーダ。

Claims (5)

  1. オペレータに保持されて動きが与えられる操作物の動きを検出する動き検出装置であって、
    予め定められた周期で発光する発光手段と、
    前記発光手段が発光した光であって、前記操作物が反射した光を受光して、第1の受光信号を出力する受光手段と、
    前記第1の受光信号が入力され、前記第1の受光信号に含まれるパルスの数をカウントするカウント手段と、を備える動き検出装置。
  2. 前記発光手段が発光する光の出射範囲を規定する出射範囲規定手段と、
    前記受光手段の受光範囲を規定する受光範囲規定手段と、をさらに備える請求項1記載の動き検出装置。
  3. 前記第1の受光信号の高周波成分を通過させ、第2の受光信号として出力するハイパスフィルタと、
    基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、をさらに備え、
    前記基準電圧発生手段は、前記第2の受光信号が出力されるノードに、前記基準電圧を供給し、
    前記カウント手段は、前記第2の受光信号に含まれるパルスの数をカウントする、請求項1又は2記載の動き検出装置。
  4. 前記基準電圧発生回路は、第1の抵抗素子及び第2の抵抗素子を、第1電圧を供給する第1ラインと第2電圧を供給する第2ラインとの間に直列に接続して構成され、
    前記ハイパスフィルタは、コンデンサ及び前記第2の抵抗素子により構成され、
    前記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子との接続点が、前記第2の受光信号が出力される前記ノードである、請求項3記載の動き検出装置。
  5. 前記発光手段は1個の発光ダイオードであり、
    前記受光手段は1個のフォトトランジスタである、請求項1から4記載の動き検出装置。
JP2005040393A 2005-02-17 2005-02-17 動き検出装置、コンピュータプログラム、及び、ゲーム機 Expired - Fee Related JP4810670B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005040393A JP4810670B2 (ja) 2005-02-17 2005-02-17 動き検出装置、コンピュータプログラム、及び、ゲーム機
PCT/JP2006/303102 WO2006088220A1 (en) 2005-02-17 2006-02-15 Motion detection apparatus and entertainment system
US11/816,106 US7759632B2 (en) 2005-02-17 2006-02-15 Motion detection apparatus and entertainment system having a pulse counting unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005040393A JP4810670B2 (ja) 2005-02-17 2005-02-17 動き検出装置、コンピュータプログラム、及び、ゲーム機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006226806A true JP2006226806A (ja) 2006-08-31
JP4810670B2 JP4810670B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=36916615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005040393A Expired - Fee Related JP4810670B2 (ja) 2005-02-17 2005-02-17 動き検出装置、コンピュータプログラム、及び、ゲーム機

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7759632B2 (ja)
JP (1) JP4810670B2 (ja)
WO (1) WO2006088220A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180097118A (ko) * 2017-02-22 2018-08-30 오므론 가부시키가이샤 광학식 변위 센서 및 그것을 구비하는 시스템

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8330108B2 (en) * 2009-11-16 2012-12-11 Godex International Co., Ltd. Power control circuit of a variable-frequency opto-interrupter for a printer
US8907264B2 (en) * 2012-06-14 2014-12-09 Intersil Americas LLC Motion and simple gesture detection using multiple photodetector segments

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5697750U (ja) * 1979-12-27 1981-08-03
JPS57106866A (en) * 1980-12-23 1982-07-02 Sumitomo Rubber Ind Ltd Golf measuring device
JPS5964174U (ja) * 1982-10-22 1984-04-27 三菱電機株式会社 スウイング測定装置
JPH0654935A (ja) * 1992-02-19 1994-03-01 Light Harp Of America Inc 制御信号を発生するダイナミック起動光学式装置
JPH0737401A (ja) * 1993-07-22 1995-02-07 Matsushita Electric Works Ltd 照明器具
JPH07273814A (ja) * 1994-02-10 1995-10-20 Sharp Corp ノイズ除去装置及びノイズ除去方法、及びそれを用いた受信装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7064670B2 (en) * 2004-02-25 2006-06-20 Dmatek, Ltd. Method and apparatus for portable transmitting devices

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5697750U (ja) * 1979-12-27 1981-08-03
JPS57106866A (en) * 1980-12-23 1982-07-02 Sumitomo Rubber Ind Ltd Golf measuring device
JPS5964174U (ja) * 1982-10-22 1984-04-27 三菱電機株式会社 スウイング測定装置
JPH0654935A (ja) * 1992-02-19 1994-03-01 Light Harp Of America Inc 制御信号を発生するダイナミック起動光学式装置
JPH0737401A (ja) * 1993-07-22 1995-02-07 Matsushita Electric Works Ltd 照明器具
JPH07273814A (ja) * 1994-02-10 1995-10-20 Sharp Corp ノイズ除去装置及びノイズ除去方法、及びそれを用いた受信装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180097118A (ko) * 2017-02-22 2018-08-30 오므론 가부시키가이샤 광학식 변위 센서 및 그것을 구비하는 시스템
KR102124099B1 (ko) * 2017-02-22 2020-06-17 오므론 가부시키가이샤 광학식 변위 센서 및 그것을 구비하는 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
US20090050793A1 (en) 2009-02-26
JP4810670B2 (ja) 2011-11-09
US7759632B2 (en) 2010-07-20
WO2006088220A1 (en) 2006-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7326328B2 (ja) 光学式位置追跡デバイスの電力管理
TWI628465B (zh) 發射結構光的照明模組
US20120023423A1 (en) Orientation free user interface
JP4810670B2 (ja) 動き検出装置、コンピュータプログラム、及び、ゲーム機
JP4742247B2 (ja) ゲーム装置及びゲームプログラム
WO2013114709A1 (ja) 押ボタン装置及び遊技機
EP3254739B1 (en) Game controller
TW201307990A (zh) 手持式投影裝置及其投影方法
JP2011101822A (ja) カートリッジ
US20180149497A1 (en) Scroll wheel decoder with two sensors for determining rotation amount and rotation direction of scroll wheel respectively
TWI599920B (zh) 滑鼠
JP2013164907A (ja) 押ボタン装置及び遊技機
JP4760025B2 (ja) 脈拍測定装置及び脈拍測定回路
JPH0515996U (ja) マリオネツト
JP4779071B2 (ja) 撮像装置及びそれを含むシステム
JP2005021654A5 (ja)
JP5061271B2 (ja) ゲーム機、ゲーム制御方法、及び、ゲームプログラム
JP2007334857A (ja) 操作信号生成装置
JP4735802B2 (ja) ゲーム装置、ゲームプログラム、及び、ゲーム装置の制御方法
JP2008510497A (ja) 入力装置
JP3098423U (ja) 自動演奏装置及び自動演奏システム
JP3098424U (ja) ゲーム装置
JP3535806B2 (ja) 歩数計
JP2002158575A (ja) 光電スイッチの取付装置
JP2001202193A (ja) トラックボール装置およびこれを用いた電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees