JP2006226390A - 軸受および血液ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体をハウジング内で、ポンプ軸線方向においては磁気軸受で支持し、半径方向においては流体軸受で支持する軸受において、回転体の周回運動を抑制する。
【解決手段】回転体であるインペラの外周には軸受磁石36が設けられ、ハウジングの内周には軸受磁石36に対向する位置に磁気コア38が配置される。軸受磁石36と磁気コア38により磁気軸受が構成される。また、インペラ外周面と、ハウジング内周面により流体軸受が構成される。ハウジングには、磁気コア38に加えてバイアス磁石46が配置される。バイアス磁石46と軸受磁石36の相互作用によりインペラに作用する力が非対称となって、インペラの動きが抑制される。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体により発生する力と磁力とにより回転体を支持する軸受に関し、またこの軸受を使用して、インペラを支持する遠心形の血液ポンプに関する。
ハウジング内の回転体を非接触で支持する軸受が必要とされている。例えば、回転するインペラ等により血液を送り出す遠心形血液ポンプにおいては、軸受部分の狭い隙間の部分にて血液の成分、例えば赤血球が損傷し、いわゆる溶血を起こす可能性がある。また、血液の流路が狭くなり、この部分で血液が滞留し、凝固する可能性もある。そこで、インペラ等を浮上させ、ハウジングと非接触で回転させる軸受が必要とされている。
このような軸受を採用した血液ポンプが知られている。この血液ポンプにおいて、インペラの回転軸は鉛直方向に配置され、インペラは水平面内で回転駆動される。インペラの外周には磁石が埋め込まれ、これに対向するようにハウジング内にも磁石が配置される。これらの磁石の相互作用力によりインペラは軸方向に浮上し、支持される。一方、半径方向の動きに対しては、インペラの一部がジャーナル軸受となってインペラを支持する。インペラには、円筒の部分を設け、この外周面と、これに対向するハウジングの内周面とでジャーナル軸受が構成される。インペラの回転により、インペラ内周面とハウジング外周面の狭くなったくさび状の隙間に流体、この場合血液が送り込まれ、ここで圧力が高まり、インペラがハウジングに接触することが防止される。
しかし、インペラとハウジングが半径方向において接触することを防止するように発生する圧力は、インペラをその回転中心に向かう分力のみではなく、周方向の分力も発生させる。これにより、インペラは、ハウジング内で一定の位置に留まらず、ハウジング内周面に沿って周回する。このような周回運動を抑えるために下記特許文献1においては、楕円断面のハウジングを用いる技術が記載されている。
米国特許第5,890,883号明細書
前述の磁気軸受は、回転体がハウジングの内周に沿って周回する場合がある。この軸受を血液ポンプに採用した場合、この周回運動のために溶血が増えることが指摘されている。前記の特許文献1においては、ハウジング内周を楕円断面としているが、通常の円形断面に加工するよりも工数を要する。
本発明は、簡易な構成で、回転体の周回運動を抑制することができる磁気軸受、およびこれを使用した血液ポンプを提供することを目的とする。
本発明の軸受は、回転体と、この回転体の周囲を囲んで配置されるハウジングとを有し、回転体のハウジングに対向する外周面に軸受磁石が備えられ、ハウジング内周面に軸受磁石の磁束が流れる磁気コアが配置されて、軸受磁石と磁気コアの相互作用によって回転体を軸線方向に支持する磁気軸受が構成され、また、回転体の周面とこれに対向するハウジングの周面の間の流体により回転体を半径方向に支持する流体軸受が構成された、軸受であって、ハウジングには、軸受磁石との相互作用力が、回転体の回転軸に対し非対称となるように偏らせて配置されたバイアス磁石が備えられている。
回転体の軸受磁石は、周方向に均等に配置され、回転体に備えられた磁気コアとの相互作用力、特に吸引力により、回転体を、その回転軸方向について支持する。また、回転軸が傾く動きについても支持する。軸受磁石は、周方向に均等に、言い換えれば軸に対して対称に配置されるため、この磁力により回転体に対して半径方向に作用する力は発生させない。軸受磁石とバイアス磁石の相互作用力を非対称にすることにより、回転体を一定の半径方向へ付勢するようにし、この付勢する力によってロータを一定の位置にとどめるようにする。これにより回転体の周回運動を抑制する。
バイアス磁石は、周方向の1カ所に配置するようにできる。回転体に面する磁極の極性は、いずれの極性を採ることもできる。
また、バイアス磁石は、90°で交わる半径方向上の2カ所に、同じ極性の極を回転体に向けて、配置することもできる。90°より小さい角度で交わる半径方向上の2カ所に配置することもできる。これらの場合、二つの半径を2等分する方向に、バイアス磁石の合力が生じる。
さらに、回転体を挟んで対向するよう2カ所に、異なる磁極を回転体に向けて配置することもできる。この場合、二つの磁石の極性が反対なので、磁石の強さが同じであれば、二つの磁石を含む直径に沿う向きに一つの磁石の磁力の2倍の磁力が生じる。
さらに、バイアス磁石は、その回転軸方向の位置を、前記軸受磁石の両極に対し均等に対向するように配置することができる。
また、磁石の相互作用力を回転体の回転軸に対し非対称とするために、磁気コアを用いるのではなく、軸受磁石を分割して配置し、その磁力を異ならせるようにできる。
さらに、本発明の別の態様では、ハウジング内で回転駆動されるインペラを有し、インペラの回転により血液を送り出す遠心形の血液ポンプにおいて、回転体であるインペラには軸受磁石が備えられ、ハウジングには磁気コアが備えられて、軸受磁石と磁気コアの相互作用によって回転体を軸線方向に支持する磁気軸受が構成され、また、回転体の周面とこれに対向するハウジングの周面の間の流体により回転体を半径方向に支持する流体軸受が構成される。そして、ハウジングには、軸受磁石との相互作用力が、インペラの回転軸線に対し非対称となるように偏らせて配置されたバイアス磁石が備えられている。
さらに、本発明の別の態様では、ハウジング内で回転駆動されるインペラを有し、インペラの回転により血液を送り出す遠心形の血液ポンプにおいて、回転体であるインペラには軸受磁石が備えられ、ハウジングには磁気コアが備えられて、軸受磁石と磁気コアの相互作用によって回転体を軸線方向に支持する磁気軸受が構成され、また、回転体の周面とこれに対向するハウジングの周面の間の流体により回転体を半径方向に支持する流体軸受が構成される。そして、磁気コアの一部を磁石とすることにより、前記軸受磁石との相互作用力が非対称となっている。
以下、本発明の実施形態を、図面に従って説明する。図1は、本実施形態の磁気軸受を採用した血液ポンプ10の概略構成を示す断面図である。この血液ポンプ10は、使用時にも図1に示す上下の向きに配置される。ハウジング12内にインペラ14が納められており、インペラ14はここで駆動機構16により回転駆動される。インペラ14は、外側の側面が円柱の側面となっている基部18と、基部18の、図1において上側の面上に、放射状に配置された羽根20とを有している。さらに、基部18の中心には、中心穴22が設けられている。ハウジング12には、その中心に、軸線に沿って延びるように吸込管24が設けられ、また外周面に吐出管26が設けられている。また、ハウジング12の底面(図1中、下側の面)には、インペラの基部18に設けられた中心穴22にはまり込むように、円柱突起部28が設けられている。
インペラの基部18の外周面は、前述のように円柱の側面となっており、この面に対向するハウジング12の円筒の内周面とにより、流体軸受が構成される。インペラ14の軸線がハウジング12の軸線とずれていると、インペラ14の外周面とハウジング12の内周面のクリアランスが狭い部分が形成される。インペラ14の回転によって、流体(本実施形態では血液)が前記のクリアランスの狭い部分に送り込まれ、ここで圧力を発生させる。このジャーナル軸受の効果により、インペラ14が半径方向において支持される。なお、流体軸受は、インペラ14の外周面とハウジング12の内周面との間に形成するだけでなく、本実施形態のようにインペラ基部の中心穴22とそれにはまり込むハウジング12の円柱突起28を形成した場合、この穴の内周面と突起の外周面により流体軸受を構成するようにもできる。インペラの外周側にのみ流体軸受を構成することもできるし、内周側のみに構成することもできる。
駆動機構16は、駆動モータ30と、この駆動モータの軸に固定され、回転駆動される永久磁石である駆動磁石32を含む。駆動磁石32は、前述のハウジングの円柱と基部18の内部に配置され、ここで回転する。また、この駆動磁石32に対向するように、前述のインペラの中心穴22の内周面にも永久磁石である従動磁石34が配置される。駆動磁石32、従動磁石34共に、周方向に極性が交互になるように複数個配置され、対向する駆動磁石、従動磁石が磁気結合している。駆動モータ30により駆動磁石32が回転すると、磁気結合している従動磁石34に回転力が伝わり、インペラ14を回転させるトルクとなる。
インペラの基部18の外周には軸受磁石36が配置され、これに対向するハウジング12の内周面には磁気コア38が配置されている。軸受磁石36は、図中上下にそれぞれN極、S極が配置された永久磁石40と、この永久磁石の両極にそれぞれ接続されたヨーク42,44とを含む。永久磁石40とヨーク42,44は、全体として、インペラの外側に開いたコの字形状となっている。磁気コア38は、このコの字形状と対向するコの字形状となった軟磁性材料、例えば鋼で構成される。軸受磁石36と磁気コア38の対向するコの字形状により磁気回路が形成され、吸引力が作用し、磁気軸受が構成される。この磁気軸受によりインペラ14を軸線方向の所定の位置に支持する。軸受磁石および磁気コアについては、後に詳述する。
前述の駆動モータ30により、駆動磁石32を回転駆動すると、これと磁気結合している従動磁石34にトルクが伝わり、磁気軸受により浮上されているインペラ14が回転する。この回転により羽根20は、ハウジング内の血液に半径方向外側へ向けた速度を与え、吐出管26より送り出す。一方、インペラの中心部分に向けて吸込管24より血液が流入する。このように、血液ポンプ10は、遠心ポンプの構成を採る。
図2には、軸受磁石36と磁気コア38の位置関係が、ポンプの軸線方向よりみた状態で示されている。軸受磁石36は円環形状を有し、磁気コア38は、周方向に4つに分割されて配置されている。磁気コア38の間には、バイアス磁石46が配置される。バイアス磁石46は、軸受磁石38との間で相互作用し、インペラに対し半径方向の力を発生させる。バイアス磁石46は、4個まで配置できるが、適切な個数、配置、極性については、後述する。
図3および図4には、軸受磁石36、磁気コア38とバイアス磁石46の位置関係が、ポンプの軸線の直交方向よりみた状態で示されている。図3の場合、バイアス磁石46は、軸受磁石36の正面に位置し、二つのヨークに均等に対向するように配置される。したがって、一方のヨークとの間には斥力が発生し、他方のヨークと間には引力が発生する。図3に示すように磁極を配置すれば、下側のヨーク42との間は斥力で、上側のヨーク44との間は引力となる。
図4の場合、バイアス磁石は、上にずれて配置される。ほぼ、上側のヨーク44の正面に位置する。この場合、主に上側のヨークとの間の相互作用が大きくなる。図4の磁極の配置では、引力が大きくなる。
図5から図7は、バイアス磁石46の配置例を示した図である。円はインペラ14を、円の回りに位置する長方形はバイアス磁石46を模している。バイアス磁石46は、斜線の施された長方形の位置に配置され、白抜きの長方形部分には配置されていない。また、バイアス磁石46のインペラ14に面する側の極性が図に示されている。円の中に記された符号は、バイアス磁石46の配置を特定するための識別記号であり、左の数字がバイアス磁石46の個数を示し、右の数字が磁石が同数の場合の個々の配置を特定する番号である。なお、「0」は、バイアス磁石46が配置されない場合である。
図8および図9は、ある磁石配置における回転速度とインペラの動きの振幅の関係を示す図であり、図8が、図3のようにバイアス磁石を軸受磁石の正面に対向させた場合、図9が、図4のようにバイアス磁石を軸受磁石に対してずらして配置した場合の結果を示す。振幅は、両振幅、すなわち、最大値と最小値の差で表され、単位はμmである。また、この実験で用いたハウジング12とインペラ14の直径クリアランスは設計値で120μm(半径クリアランス60μ)である。
さらに、図10は、図8に示す実験結果の代表的な磁石の配置について、グラフ化したものである。配置2−4,2−6,4−1は、ほぼ全域でバイアス磁石46がない場合より悪化していることが分かる。配置2−4,2−6は、2個の磁石をステータを挟んで対向する位置に、ステータに向かう極が同極性となるように配置した例である。この場合、二つの磁石がステータに及ぼす力は、非対称とならず、互いに打ち消し合ってしまっている。また配置4−1に関しても同様に4個の磁石がステータに及ぼす力は、互いに打ち消しあっている。このような、配置はインペラの動きを抑えられないことが分かる。
これに対し、配置1−1,1−2,2−1,2−3,2−5は、ほぼ全域で、バイアス磁石46を配置した効果が認められる。バイアス磁石46を1個配置した場合、すなわち配置1−1,1−2の場合、バイアス磁石がステータに及ぼす力が形成され、ステータに作用する力が非対称となる。また、バイアス磁石の極性についても、特にその違いはない。バイアス磁石46を2個用いた配置2−1,2−3は、二つの磁石を、90°間隔で配置した場合である。この場合は、二つの磁石のステータへの作用力が、二つの磁石の中間を通る直径上に作用すると考えられる。また、磁極の極性についても差異はほとんどない。
また、2個用いた配置2−2については、グラフ化していないが、図8の表、すなわちバイアス磁石46の配置を図3のようにしたときの結果からは、ステータの動きを抑制していることが理解できる。一方、図9の表、すなわち図4の配置の場合にあっては、ステータが大きく動く速度域もあるため、バイアス磁石の軸方向の位置に敏感である可能性がある。よって、配置2−2は、採用しないことが好ましい。
バイアス磁石46を3個配置した場合は、図8,9の表より概ね良好な特性を示している。3個を配置した場合は、いずれの場合も、各バイアス磁石がステータに及ぼす力は打ち消し合わずに残り、この結果ステータに作用する力は非対称となる。また、3個配置する場合には、当然使用する永久磁石の量が多くなるため高価となり、必要な性能が得られるのであれば、1個または2個を用いる配置をすることが好ましい。
バイアス磁石46を4個配置した場合は、配置4−1,4−4,4−6など対称性のある配置については、効果がない、または限定的であることが理解される。それ以外の配置でも、効果が少ない場合があり、磁石の数を増やしただけの効果はないと考えられる。
バイアス磁石46の軸線方向の位置、すなわち図3のように配置した場合と、図4のように配置した場合では、図3のように配置した方が有利となる傾向がある。例えば、配置1−1において、1800rpmでは、図3の場合が約32%、図4の場合が約99%となっている。その他の配置においても、図4の方が不利となる場合が多い。したがって、バイアス磁石46の軸線方向の位置については、軸受磁石に正対する位置、言い換えれば、軸受磁石の両極に均等に対向するような位置であることが望ましい。
また、血液ポンプの使用条件によって、配置を考慮する必要がある。血液ポンプの使用回転域は、比較的限定されているので、その領域で必要な性能が得られれば良いとも考えられる。以上を考慮し、バイアス磁石46の配置を決定することが好ましい。
図11および図12は、ステータ14に作用する力を非対称とする他の実施形態の軸受の構成を示す図である。この実施形態においては、前述のバイアス磁石46を用いる代わりに、図2に示すように4個配置された磁気コア38の一つを軸受磁石36と同様の構成を有するハウジング側軸受磁石48に置き換える。図12に示すようにハウジング側軸受磁石48は、ポンプの軸線方向に着磁されている永久磁石50と、これの両極に接続されるヨーク52,54からなる。結果としてコの字形状が形成される。軸受磁石36とハウジング側軸受磁石48は極性が逆になるように配置されており、この結果、二つの磁石の間には吸引力が作用する。
図13は、ハウジング側軸受磁石48を用いず、4個の磁気コア38を用いた場合のインペラ14の軌跡を示している。半径方向のクリアランスが60μmの場合のデータであり、ハウジングの内壁に沿って周回している様子が分かる。一方、図14は、図11および図12で示す構成を採用した場合のインペラ14の動きを示す。図は、ハウジング内のどの位置にあるかを示すものではなく、その振幅のみを示したものである。つまり、インペラ14がハウジングの中心で回転していることを示すものではない。しかしながら、その振幅は、図13の場合に比して十分小さくなっていることが理解される。
以上のように、ハウジングに所定個数のバイアス磁石46を配置すること、またハウジング側軸受磁石48を配置することなどにより、インペラ14に作用する半径方向の力を非対称として偏らせることにより、インペラの周回運動を抑制することができる。
以上の各実施形態においては、ハウジング内に配置される磁気コア38、または磁気コア38とハウジング側軸受磁石48が、4個の例を示したが、その数は、これに限定されない。例えば、120°間隔で配置される3個とすることもでき、また5個以上としてもよい。
本実施形態の軸受およびこれを採用した血液ポンプの概略構成を示す図である。 図1の軸受の磁気軸受の構成を示す図であり、ポンプ軸線方向からみた図である。 図1の軸受の磁気軸受の構成を示す図であり、軸線直交方向からみた図である。 図1の軸受の磁気軸受の他の構成を示す図であり、軸線直交方向からみた図である。 バイアス磁石46の配置例を示す図である。 バイアス磁石46の配置例を示す図である。 バイアス磁石46の配置例を示す図である。 バイアス磁石46の配置ごとのインペラの動きを示す図である。 バイアス磁石46の配置ごとのインペラの動きを示す図である。 インペラの動きの、バイアス磁石46の配置よる違いを示す図である。 他の実施形態の軸受の構成を示す図であり、ポンプ軸線方向からみた図である。 図11の軸受の構成を示す図であり、軸線直交方向からみた図である。 図11の軸受を用いないときのインペラの動きを示す図である。 図11の軸受を用いたときのインペラの動きを示す図である。
符号の説明
10 血液ポンプ、12 ハウジング、14 インペラ、36 軸受磁石、38 磁気コア、46 バイアス磁石、48 ハウジング側軸受磁石。

Claims (8)

  1. 回転体と、この回転体の周囲を囲んで配置されるハウジングとを有し、
    回転体の、ハウジングに対向する外周面に軸受磁石が備えられ、ハウジング内周面に軸受磁石の磁束が流れる磁気コアが配置されて、軸受磁石と磁気コアの相互作用によって回転体を軸線方向に支持する磁気軸受が構成され、
    回転体の周面とこれに対向するハウジングの周面の間の流体により回転体を半径方向に支持する流体軸受が構成された、
    軸受であって、
    ハウジングには、軸受磁石との相互作用力が、回転体の回転軸線に対し非対称となるように偏らせて配置されたバイアス磁石が備えられた、
    軸受。
  2. 請求項1に記載の軸受であって、
    軸受磁石は、両極が回転体の回転軸に沿う方向に並ぶように配置され、
    バイアス磁石は、極が回転体の回転半径方向に向かうように配置された、
    軸受。
  3. 請求項2に記載の軸受であって、バイアス磁石が1カ所に配置されている、軸受。
  4. 請求項2に記載の軸受であって、バイアス磁石が2カ所に配置され、二つの磁石の同じ極性の極が回転体に面し、二つの磁石が配置された半径のなす角度が90°以下である、軸受。
  5. 請求項2に記載の軸受であって、バイアス磁石が2カ所に配置され、二つの磁石の異なる極性の極が回転体に面し、二つの磁石が回転体を挟んで対向する、軸受。
  6. 請求項2から5のいずれか1項に記載の軸受であって、バイアス磁石は、その回転軸方向の位置が軸受磁石の両極に対し均等になるように配置される、軸受。
  7. 回転体と、この回転体の周囲を囲んで配置されるハウジングとを有し、
    回転体の、ハウジングに対向する外周面に軸受磁石が備えられ、ハウジング内周面に軸受磁石の磁束が流れる磁気コアが配置されて、軸受磁石と磁気コアの相互作用によって回転体を軸線方向に支持する磁気軸受が構成され、
    回転体の周面とこれに対向するハウジングの周面の間の流体により回転体を半径方向に支持する流体軸受が構成された、
    軸受であって、
    ハウジングに備えられた磁気コアの一部を磁石とし、これにより前記軸受磁石との相互作用力が非対称となっている、
    軸受。
  8. ハウジング内で回転駆動されるインペラを有し、インペラの回転により血液を送り出す遠心形の血液ポンプであって、回転体であるインペラには軸受磁石が備えられ、ハウジングには磁気コアが備えられて、請求項1から7のいずれか1項に記載の軸受が構成され、この軸受によりインペラが支持される、血液ポンプ。
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