JP2006226165A - ベーンポンプ - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 ロータ3の回転により、ベーン4はロータ部13によって形成された溝13cに沿って往復動し、ベーン4は遠心力によって上記ロータ部13より離隔した位置のキャップ5へと移動し、それぞれ当該ベーン4及びキャップ5に形成されたベーン側当接面4cとキャップ側当接面5dとで相互に当接する。
一方、ロータ部13に接近した位置のキャップ5との間では、遠心力によって上記ベーン側当接面4cとキャップ側当接面5dとは相互に離隔し、これらの間には連通路19が形成される。そしてこの当該連通路19により、高圧となった空間から、気体や潤滑油が隣接したより低圧な空間に移動するようになる。
【効果】 圧縮された気体や潤滑油により発生する超高圧によってベーンやキャップが破損するのを防止し、また部分摩耗によるベーンやキャップの破損を防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はベーンポンプに関し、詳しくはロータによって回転するベーンの先端にポンプ室の内周面と摺接するキャップを設けたベーンポンプに関する。
略円形のポンプ室を備えたハウジングと、ポンプ室の中心に対して偏心した位置で回転するロータと、ロータの直径方向に形成された溝に沿って往復動し、ポンプ室を複数の空間に区画しながら回転するベーンと、当該ベーンの両端部にそれぞれベーンの長手方向に出没自在に連結され、ポンプ室の内周面に摺接するキャップとを備えたベーンポンプが知られている。
このようなベーンポンプの場合、ベーンの回転により、当該ベーンによって区画された空間の容積を増減させることで負圧等の発生を行っているが、上記ベーンによって区画された空間のうち、容積が減少してゆく空間においては、その容積の減少に伴って内部の気体や潤滑油が圧縮される。
これら圧縮された気体や潤滑油は、ポンプ室内に形成された吐出口からほとんど排出されるが、一部の気体や潤滑油は吐出口を通過したベーンとハウジングとロータとの間に形成されたわずかな空間内に残留する。
そして上記空間はベーンの回転によってさらに容積が減少するため、この空間内部に閉じ込められた気体や潤滑油は逃げ場の無いままさらに圧縮されてしまい、その結果当該空間内部が超高圧となってベーンやキャップに多大な力が作用し、ベーンが破損してしまうおそれがある。
この問題に対し、上記ポンプ室に逃がし形状(膨出径部、座繰り)を形成して、上記ベーンやキャップが当該逃がし形状を通過する際に、当該逃がし形状によってベーンによって区画された空間を連通させるようになっている。(特許文献1、2)
これにより、圧縮された気体や潤滑油が上記逃がし形状を介して高圧となった空間から、より低圧な隣接する空間に移動するため、ベーンやキャップが破損してしまうのが防止される。
また特許文献2のベーンポンプでは、上記ベーンが遠心力によっていずれか一方のキャップ側に移動して当該キャップがベーン側に退没し、他方のキャップがベーンから相対的に突出するようになっている。
特開昭61−61994号公報 実開平3−10092号公報
このように、上記特許文献1、2によれば、上記逃がし形状によって、圧縮された気体や潤滑油によって発生する超高圧により、ベーンやキャップが破損してしまうのを防止することができるが、上記逃がし形状をベーンやキャップが通過する際に、これらベーンやキャップには局部摩耗が発生してしまう。
このベーンやキャップの局部摩耗が進行すると、上記逃がし形状の位置以外でのベーンやキャップによるポンプ室の気密性の維持ができなくなり、ベーンポンプの性能低下や、ベーンやキャップの破損の原因となる。
このような問題に鑑み、本発明は、ベーンポンプの性能を維持しつつ、ベーンやキャップの破損を防止することの可能なベーンポンプを提供するものである。
すなわち、本発明のベーンポンプは、略円形のポンプ室を備えたハウジングと、ポンプ室の中心に対して偏心した位置で回転するロータと、ロータの直径方向に形成された溝に沿って往復動し、ポンプ室を複数の空間に区画しながら回転するベーンと、当該ベーンの両端部にそれぞれベーンの長手方向に出没自在に連結され、ポンプ室の内周面に摺接するキャップとを備え、
上記ベーンは遠心力によっていずれか一方のキャップ側に移動されて当該キャップがベーン側に退没されるとともに、他方のキャップがベーンから突出されるようになっているベーンポンプにおいて、
上記各キャップとベーンとの間に、それらが区画した回転方向前後の空間を相互に連通させる連通路をそれぞれ形成し、各連通路は、上記キャップがベーン側に退没された際に閉鎖され、キャップがベーンから突出された際に開放されることを特徴としている。
本発明において、キャップがベーンから突出するのは、ポンプ室とロータとが相互に接近している時であり、このときベーンとロータとによって区画される空間はその容積が減少することで高圧となる。
ここで、本発明のベーンポンプではキャップがベーンから突出すると同時に上記連通路が開放されるようにしているので、当該連通路を介して高圧となった空間からより低圧の空間に向けて気体や潤滑油が移動し、ベーンやキャップに作用する力が低減することから、これらが破損するのを防止することができる。
すなわち、上記特許文献1、2のような逃がし形状をポンプ室に形成する必要がないため、ベーンやキャップに局部摩耗が生じることはなく、局部摩耗によるベーンポンプの性能低下や、ベーンやキャップの破損を防止することができる。
また、キャップがベーン側に退没する間は連通路が閉鎖されているので、その間隣接する空間はこれらキャップ及びベーンによって区画され、従来のベーンポンプと同等の性能を発揮することができる。
以下図示実施例について説明すると、図1、図2は本発明にかかるベーンポンプ1を示し、このベーンポンプ1は図示しない自動車のエンジンの側面に固定され、図示しないブレーキ装置の倍力装置に負圧を発生させるようになっている。
このベーンポンプ1は下記ポンプ室11の形成されたハウジング2と、ポンプ室11の中心に対して偏心した位置に設けられ、エンジンの駆動力によって回転するロータ3と、上記ロータ3によってポンプ室11を常に複数の空間に区画しながら回転するベーン4と、当該ベーン4の両端に連結されてベーンと共にポンプ室11を区画するキャップ5と、上記ハウジング2と共に上記ポンプ室11を閉鎖するカバー6とを備えている。
上記ハウジング2には、ポンプ室11の上方に上記ブレーキの倍力装置と連通して当該倍力装置からの気体を吸引するための吸気通路7と、ポンプ室11の下方に倍力装置から吸引された気体を排出するための排出通路8とがそれぞれ設けられている。そして、上記吸気通路7には特にエンジン停止の際、倍力装置の負圧を保持するために逆止弁9が設けられている。
上記ハウジング2は略円形の内周面11aを備えたポンプ室11と、上記ポンプ室11に隣接して上記ロータ3を保持する軸受部12とから構成され、上記ロータ3はポンプ室11内で回転する円筒状のロータ部13と、上記軸受部12によって軸支される軸部14とから構成されている。
上記軸部14は上記軸受部12より外部に突出し、この突出した先端部はカップリング15を介してエンジンのカムシャフトに連結されている。
上記ロータ部13の外周面13aの一部は、上記ポンプ室11の内周面11aの一部と相互に接触するように設けられており、このロータ部13と内周面11aとが接触する位置に隣接して、ロータ部13の回転方向上流側には上記吸気通路7が形成され、下流側には上記排出通路8が形成されている。
また、ロータ部13の中央には中空部13bが形成され、ロータ部13の直径方向には当該ロータ部13を貫通する溝13cが形成されており、上記ベーン4を当該溝13cに沿って摺動自在に往復動させるようになっている。
次に、上記軸部14にはその中央に潤滑油を流通させる給油通路16が形成され、この給油通路16は所要位置から軸部14の直径方向に分岐して、当該軸部14の外周面14aに開口するようになっている。
また上記軸受部12の下方には、上記軸部14との摺動部に上記ポンプ室11と上記給油通路16とを連通させる給油溝17が形成されており、給油通路16の開口部と給油溝17とが一致すると、給油通路16からの潤滑油が給油溝17を介してポンプ室11内へと流入するようになっている。
さらに、上記ロータ3に形成された溝13cの底面は、ポンプ室11とベーン4とが摺接する面よりも若干軸部14側に形成されており、上記ベーン4と当該底面とによって油通路18が形成されている。
このため、上記給油溝17からポンプ室11内に流入した潤滑油の一部は、上記油通路18からロータ部13の中空部13b内に流入し、その後ベーン4と溝13cとの間からロータ部13の外周側へと流出し、またその他の潤滑油はロータ3とポンプ室11の内壁との間からロータ部13の外周側へと流出する。
次に、上記ベーン4は板状に形成されており、上記ロータ部13の溝13cと摺動可能に製造され、上記カバー6とポンプ室11における軸受部12側の内壁面12aと摺動するようになっている。
また、上記ベーン4は中空構造を有しており、図1、図2に示すように、ベーン4の長手方向両端部には、それぞれ凹部としての開口部4aが形成され、またベーン4内部には、ベーン4の長手方向にリブ4bが形成され、このリブ4bはベーン4の端部に対して若干退没した位置に形成されている。
上記キャップ5は樹脂製となっており、図1に示すように上記ポンプ室11の内周面11aに常時接触する断面略円形の摺接部5aと、当該摺接部5aよりベーン4側に突出し、上記ベーン4の開口部4aと出没可能に嵌合する凸部5bとを備え、当該凸部5bは上記リブ4bに嵌合する嵌合部5cが形成されている。
図3は上記ベーン4の開口部4aとキャップ5とを拡大した図であり、ベーン4の先端部には、開口部4aを囲繞するようにして平坦なベーン側当接面4cが形成され、一方のキャップ5には、上記摺接部5aと凸部5bとの間に、当該凸部5bを囲繞するように形成された平坦なキャップ側当接面5dが形成されている。
そして上記ベーン側当接面4cとキャップ側当接面5dとは互いに平行に加工されており、上記凸部5bが開口部4a内に収容されて退没すると、ベーン側当接面4cとキャップ側当接面5dとが相互に密着するようになっている。
さらに、図1、図2に示すように、上記ベーン4のいずれか一方のベーン側当接面4cが、一方のキャップ5のキャップ側当接面5dに当接すると、他方のベーン側当接面4cが他方のキャップ5のキャップ側当接面5dに当接しないよう、ベーン4の寸法が定められている。
このため、ベーン4の一方のベーン側当接面4cが一方のキャップ5のキャップ側当接面5dに当接すると、他方のキャップ5における凸部5bが開口部4aから突出し、ベーン側当接面4cとキャップ側当接面5dとが離隔して連通路19が形成され、当該位置においてベーン4及びキャップ5に区画されている空間が相互に連通することとなる。
以上の構成を有するベーンポンプ1について、以下にその動作を説明すると、ロータ3がエンジンの作動によって回転することにより、ベーン4がロータ3の溝13c内を往復動しながら回転し、キャップ5の摺接部5aはポンプ室11の内周面11aに接した状態で移動を開始する。
最初に、ベーン4が図1に示す位置にあるとすると、当該ベーン4によって区画された空間のうち、上記吸気通路7の位置する空間Aの容積は、ベーン4の回転に伴って増大してゆく。
このとき、ロータ3の回転による遠心力によって、ベーン4は図示上方側、すなわちロータ3より離隔した位置のキャップ5へと移動し、当該ベーン4及びキャップ5のベーン側当接面4cとキャップ側当接面5dとが相互に当接する。
このため、上記空間Aはベーン4及びキャップ5とによって隣接する空間Bとは気密の守られた状態で区画され、その後も遠心力によって上記ベーン4とキャップ5とは当接した状態を維持するので、空間Aの容積が増大するのに伴って当該空間Aには負圧が生じ、吸気通路7を介して倍力装置から気体が吸引され、倍力装置には負圧が発生する。
そして、図4に示すように、ロータ3の回転によりベーン4がポンプ室11の中心とロータ3の回転中心とを結んだ線に対して直交する角度に位置したとき、ロータ部13の外周面13aから両キャップ5までの位置が略同一となる。
この図4となるまで、空間Aと空間Bとを区画していたベーン4とキャップ5とは、遠心力によりベーン側当接面4cとキャップ側当接面5dとが当接した状態が維持されるので、ベーン4の回転により移動した空間A’と、隣接する空間B’とは、これらベーン4及びキャップ5によって気密を守った状態で区画されている。
ここで、空間B’はロータ3の回転によって図1のBの状態から排出通路8と連通するようになっており、空間B’内の気体や潤滑油は当該排出通路8より排出されるようになる。
しかしながら、空間B’は図1のBの状態からその容積が減少しており、また排出通路8が潤滑油により塞がれて空間B’内の気体や潤滑油が良好に排出されない等の理由から、空間B’の内部は圧縮された気体や潤滑油によって高圧となる。
ここで、本実施例のベーンポンプ1では、この図4の状態から図1に示すベーン4の角度となるまでの間に、それまで当接していたベーン4とキャップ5とが離隔して、上記連通路19が形成されることにより、上記高圧を解消することができる。
すなわち、図4の状態からさらにロータ3が回転すると、ロータ部13の外周面13aからキャップ5までの距離がそれまでとは逆転するので、それまで離隔していたベーン4とキャップ5とが、ベーン側当接面4c及びキャップ側当接面5dにより相互に当接し、それまで相互に当接していたベーン側当接面4cとキャップ側当接面5dとが相互に離隔して、上記連通路19が形成される。
このため、上記ベーン4の回転によって移動した空間A’’と空間B’’とは上記連通路19によって相互に連通し、その結果、内圧の高い空間B’’から空間A’’へと、気体や潤滑油が移動し、空間B’’の高圧が解消される。
従来、特許文献1、2においては、圧縮された気体や潤滑油により発生する超高圧によってベーンやキャップが破損するのを防止するため、ポンプ室に逃がし形状を形成していた。
しかしながら、これらの特許文献1,2の場合、ポンプ室のベーン若しくはキャップが上記逃がし形状を通過するたび、部分摩耗によりベーンやキャップが破損してしまい、上記逃がし形状以外の部分で、隣接する空間の気密を十分に確保することができず、ベーンポンプの性能低下を招き、最終的にはベーンやキャップの破損につながるといった問題が生じていた。
これに対し、本実施例のベーンポンプ1の場合、ベーン4とキャップ5とを相互に離隔すると連通路19が形成されるようになっているので、上述したような部分摩耗が発生することはなく、ベーンポンプ1の性能低下やベーン4やキャップ5が破損することは無い。
また、図3に示すようにベーン4とキャップ5との連結部の形状が、キャップ5の凸部5bをベーン4のベーン側当接面4cによって囲繞するように形成しているので、例えば図4において空間B’から空間A’に向けて力が作用しても、ベーン4の先端部が破損してしまうことはない。
つまり、従来のベーンとキャップは、特許文献2にあるように、キャップからベーンに向けて突出する凸部が、ベーンをベーンの回転方向に直交する方向に貫通するように形成されているため、ベーンの先端部はこの凸部を挟むような形状となり、上述したような力が作用すると、上記凸部を挟む形状のうち、より低圧な空間側に多大な力が作用し、当該部分が破損してしまうおそれがあった。
図5は本発明に係るベーンポンプ(発明品)と、従来のベーンポンプ(従来品)との比較を行った実験結果をグラフにして示したものであり、ここで、従来品とは本実施例に記載した連通路19や、特許文献1,2の逃がし形状の形成されていないベーンポンプのことをいう。
そしてこのグラフの横軸は経過時間を示し、縦軸は上記図4における空間B’近傍での内圧を示している。
この結果から明らかなように、空間B’近傍の内圧は発明品のほうが少なく、空間B’近傍においてベーンに作用する力が少ないことが理解でき、上記連通路19により、ベーン4やキャップ5に作用する力がそれだけ解消されていることが理解できる。
なお、上記実施例では、図3に示すようにリブ4bはベーン側当接面4cよりも退没した位置に形成されているが、このリブ4bの位置をベーン側当接面4cと同一とし、上記キャップ5における嵌合部5cの底部をキャップ側当接面5dに一致させることも可能である。
これにより、ベーン側当接面4cとキャップ側当接面5dとが離隔すると、上記リブの先端部とキャップ5の嵌合部5cとの間に形成される間隙が、上記連通路19として機能するので、より効率的に気体や潤滑油の流通をさせることができる。
また、上記実施例では、ベーン側当接面4cは開口部4aを囲繞するように形成されていたが、上記凹部として、上記開口部4aの代に代えてベーンの回転方向に対して直交する方向に溝形状を設け、キャップ5には当該溝形状に合わせて凸部を形成してもよい。
この場合、ベーン側当接面4cとキャップ側当接面5dとが相互に離隔して上記凸部が溝形状から出没したときに、当該出没部に合わせて、ベーンの回転方向に貫通する連通路を上記凸部に形成することで、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
この連通路を形成することで、ベーンの先端部が溝形状となっていても、上記連通路によって気体や潤滑油を流通させることができるので、ベーンの先端部が破損してしまうことはない。
さらに、上記各実施例では1枚のベーン4を備えたベーンポンプ1を用いて説明を行ったが、従来知られるような複数枚のベーンを備えたベーンポンプであっても適用可能である。
第1の実施例におけるベーンポンプ1の正面図。 図1におけるII−IIでの断面図。 ベーン4及びキャップ5についての拡大図。 ベーン4の回転状態を示すベーンポンプ1の正面図。 発明品と従来品とについて行った実験結果を示すグラフ。
符号の説明
1 ベーンポンプ 2 ハウジング
3 ロータ 4 ベーン
5 キャップ 11 ポンプ室
13 ロータ部 19 連通路

Claims (2)

  1. 略円形のポンプ室を備えたハウジングと、ポンプ室の中心に対して偏心した位置で回転するロータと、ロータの直径方向に形成された溝に沿って往復動し、ポンプ室を複数の空間に区画しながら回転するベーンと、当該ベーンの両端部にそれぞれベーンの長手方向に出没自在に連結され、ポンプ室の内周面に摺接するキャップとを備え、
    上記ベーンは遠心力によっていずれか一方のキャップ側に移動されて当該キャップがベーン側に退没されるとともに、他方のキャップがベーンから突出されるようになっているベーンポンプにおいて、
    上記各キャップとベーンとの間に、それらが区画した回転方向前後の空間を相互に連通させる連通路をそれぞれ形成し、各連通路は、上記キャップがベーン側に退没された際に閉鎖され、キャップがベーンから突出された際に開放されることを特徴とするベーンポンプ。
  2. 上記ベーンの両端部には、上記キャップに形成されたキャップ側当接面と相互に当接するベーン側当接面と、ベーンの回転方向に直交する方向において上記ベーン側当接面よりも短く形成された凹部とが形成され、上記キャップには上記キャップ側当接面と、上記凹部と摺動可能に嵌合する凸部とを設け、
    上記凸部が凹部内を摺動して上記ベーン側当接面とキャップ側当接面とが接離することにより、上記連通路が開閉されることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
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