JP2006224598A - インクジェットヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006224598A
JP2006224598A JP2005043930A JP2005043930A JP2006224598A JP 2006224598 A JP2006224598 A JP 2006224598A JP 2005043930 A JP2005043930 A JP 2005043930A JP 2005043930 A JP2005043930 A JP 2005043930A JP 2006224598 A JP2006224598 A JP 2006224598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
supply port
flow path
substrate
ink supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005043930A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Suzuki
敏夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005043930A priority Critical patent/JP2006224598A/ja
Publication of JP2006224598A publication Critical patent/JP2006224598A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】強度が高く工程が簡単で設備投資の少ないサイドシューター型インクジェットヘッドを提供する。
【解決手段】1.インク供給口5a内に基板面より流路高さ分だけ低い梁を有する。2.流路型材をドライフィルムにした樹脂6で形成し張りの部分で保持する。3.インク供給口5aは研作加工で形成し、裏面側はほとんどつながっている。4.被履樹脂7を塗布、パターニングする。5.酸素プラズマエッチングで吐出口8を形成する。6.樹脂6を除去し流路を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットヘッドの製造方法に関するものである。
インク吐出圧発生素子が形成された面に対して垂直方向に記録液的を吐出する所謂サイドシューター型インクジェットヘッドの製造方法の一例について説明する。
この方式のヘッドは基体に貫通のインク供給口を設ける必要がある。
貫通口が形成された基体に対して、吐出口部をドライフィルムで形成する方法が特開昭62-264957に記載されている。これは、インク流路壁となる樹脂層を溶媒に塗かして塗布する方法では樹脂が貫通口に入り込み均一に成膜できないためである。
ところが、ドライフィルムには
1)貫通口部へのドライフィルムの垂れ込みが生じる。
等の欠点がある。
ドライフィルムの問題点を回避する方法が特開平09−011479に提案されている。図7に示す。これは、液路形成にドライフィルムを用いず、インク供給口を異方性エッチングにより行う。この結果図7にあるように高精度でシャープなインク供給口を形成できる。
しかしこの方法にも
1)工程が煩雑
2)基板が特定方位のシリコンに限られる。
3)設備投資が大きい。
4)全面貫通の供給口なので強度が弱い。
等の欠点がある。
さらに図7の形状ではインク供給口上部のオリフィスプレートの厚さtが薄いため機械的強度が低い。
特開平9−11479
ドライフィルムを用いても垂れこみが少なく、工程が簡単で機械的強度が高く設備投資が少ない製法を提供するのが本件の目的である。
1.貫通後部へのドライフィルムの垂れ込みを防止するため
1)インク供給口の数箇所に梁を設け、この上面でドライフィルムを支える。
2.機械的強度を高くするため
1)インク供給口を全面またはほとんど貫通としないで溝構造とする。
2)梁上面と基板面との距離をインク流路の高さとほぼ等しくすることでこの部分のオリフィスプレート材の厚さを厚くし強度を高める。
本発明によれば、ドライフィルムを用いても垂れこみが少なく、工程が簡単で機械的強度が高く設備投資が少ないヘッドの作成が可能となる。また、異方性エッチング法によるものと異なりどのような基板材料にも適用できる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
図1(1)
まず、板厚0.8mmのSiC基板1a上に蓄熱層、吐出圧発生素子3としてヒータ、ヒータ保護膜が形成される。SiC基板はSi基板と異なり耐インク性があるため、内壁に耐食処理をする必要が無い。
図1(2−A)、(2−B):
表面のインク供給口5aをダイサーにより溝加工する。この時の長手方向断面を図2(1)に示す。溝の幅は150ミクロン、梁部の深さd1は20ミクロンとした。貫通穴5bは溝幅と同じ直径0.15mmで10mmピッチでレーザーにより加工した。
尚、図1(2−A)は図2(1)のAA断面を、図1(2−B)はBB断面を示している。
図1(3−A)、(3−B)
表面にインク流路型剤となる樹脂6をドライフィルムにして、基体全面に張りパターニングする。樹脂6としては東京応化製フォトレジストODUR1010Aを用いた。厚さは20μmである。梁部の深さd1とODURの厚さが等しいためインク供給口5aでのODURの上面は基板上面と等しい。梁で垂れ込みを抑制される。
図1(4−A)(4−B)
被覆樹脂7を塗布、パターニングする。乾燥後の膜厚は25μmである。インク供給口5aでのODURの上面は基板上面と等しいためインク供給口上部の皮膜樹脂層7の平坦面が形成される。
またインク供給口中央の皮膜樹脂層7は厚さが25ミクロンとヒーター3上の皮膜樹脂層7の厚さに比べ厚いため強度が高い。この時の長手方向断面を図2(2)に示す。
図1(5−A)(5−B)
酸素プラズマエッチングで吐出口8を形成する。
図1(6−A)(6−B)
上部からDeepUVを15J/cm照射し、ODURを除去液に可溶にする。除去液エチルセロソルブでインク流路型剤である樹脂6を除去する。
供給口の裏面は従来のように貫通していないので強度が高い。
また。溝加工は、浅いのでSiCのような加工しにくい基板であってもチッピングが少なく精度よく加工できる。
本実施例では基板材料としてSiCを用いたがAlNでも耐インク性があるのでインク供給口に保護膜を形成する必要はない。
実施例1では溝深さd1がヘッド全域で20μしかないため流抵抗が大きい。これを改善し高周波吐出を可能にしたのが実施例2である。
これを図3,4に示す。
工程は実施例1とほとんど同じであるが溝形状を図4のようにしている。
溝の幅は150ミクロン、梁部の深さd1は20μと実施例1と同様。溝の深さd2は0.2mmとし、梁部の長さw1は0.1mm、円弧状の溝の長さw2は10mmとした。これはダイサーにより加工した。貫通穴5bは直径0.1mmでレーザーにより加工した。
図5(1)
図1(1)と異なり板厚0.8mmのSi基板1b上に蓄熱層、吐出圧発生素子3としてヒータ、ヒータ保護膜を形成する。
図5(2−A)(2−B)
図1(2)と同じく加工する。
図5(3−A)(3−B)
基板表面に耐インク層として日立化成製ハイマル11を2ミクロン塗布する。塗布には、ノードソン(株)製マイクロスプレーを用いた。これにより、溝、穴にも均一に塗布できた。ハイマルは250℃1時間の硬化を行った。次に東京応化製フォトレジストOFPR800を同じくマイクロスプレーで塗布後パターニングする。その後プラズマアッシャーでハイマルをパターニングする。
図5(4)以降
図1と同じ。
基板材料をSiCから単結晶Siに変えたことで耐インク保護膜は必要となるが、基板にドライバーICを内蔵できる利点がある。
実施例1とほぼ同じだが加工形状を図6のようにする。すなわち、梁のひとつをCに示すように基板面と同じ高さにする。
(1)は加工形状、(2)は被服樹脂7をパターニングした状態である。
(3)は裏面にインクタンク9を接着した状態である。
このようにすることでC部の梁で独立のインク流路が形成できるためが、多色のインクジェットヘッドとなる。また、(3)でわかるように、従来の貫通供給口と異なり左右の供給口が接近していないため、タンクの接着も容易にできる。
本発明の実施例1による工程図。 実施例1のヘッド長手方向断面図。 本発明の実施例2による工程図。 実施例2のヘッド長手方向断面図。 本発明の実施例3による工程図。 実施例4のヘッド長手方向断面図。 従来例の断面図。
符号の説明
1a SiC基板
1b シリコン基板
3 インク吐出圧発生素子
5 インク供給口
5−1 貫通口
5−2 インク供給開口部
5a 表面のインク供給口
5b 裏面のインク供給口
5c 中央供給口
6 溶解可能な樹脂層で形成されたインク流路パターン
7 被覆樹脂層
8 インク吐出口
9 インクタンク
11 有機保護膜
12 保護膜

Claims (7)

  1. サイドシューター型インクジェットヘッドにおいて、
    インク供給口内部に1箇所以上の基板表面より低い梁を有することを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 基板表面と梁上部との差が、インク流路高さとほぼ等しいことを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド。
  3. 梁と梁の間に貫通穴を有することを特徴とする請求項1、2記載のインクジェットヘッド。
  4. 梁と梁の間には未貫通の溝が形成されその一部が貫通されていることを特徴とする請求項1、2、3記載のインクジェットヘッド。
  5. 一部梁の上面は基板面と同一高さに形成され、この梁の間で独立のヘッドを構成することを特徴とする請求項1−5記載のインクジェットヘッド。
  6. 供給口内壁が、耐インク性保護膜で被覆されていることを特徴とする請求項1−5記載のインクジェットヘッド。
  7. 請求項1−6記載の基板上にドライフィルムを貼りこれをパターニングしてインク流路とすることをインクジェットヘッドの製造方法。
JP2005043930A 2005-02-21 2005-02-21 インクジェットヘッドおよびその製造方法 Withdrawn JP2006224598A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005043930A JP2006224598A (ja) 2005-02-21 2005-02-21 インクジェットヘッドおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005043930A JP2006224598A (ja) 2005-02-21 2005-02-21 インクジェットヘッドおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006224598A true JP2006224598A (ja) 2006-08-31

Family

ID=36986350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005043930A Withdrawn JP2006224598A (ja) 2005-02-21 2005-02-21 インクジェットヘッドおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006224598A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014108550A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Canon Inc 液体吐出ヘッドの製造方法
US9090067B2 (en) 2013-11-13 2015-07-28 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing liquid discharge head
JP2016199009A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法
JP2016221866A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法
US10364142B2 (en) 2016-08-03 2019-07-30 Canon Kabushiki Kaisha Method of forming space for use in analysis devices

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014108550A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Canon Inc 液体吐出ヘッドの製造方法
US9090067B2 (en) 2013-11-13 2015-07-28 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing liquid discharge head
JP2016199009A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法
JP2016221866A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法
US10364142B2 (en) 2016-08-03 2019-07-30 Canon Kabushiki Kaisha Method of forming space for use in analysis devices

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8091234B2 (en) Manufacturing method for liquid discharge head substrate
JPH0226864B2 (ja)
KR100687570B1 (ko) 잉크젯 헤드용 노즐 및 그 제조방법
US20090212008A1 (en) Liquid ejection head and manufacturing method thereof
KR20060131936A (ko) 마이크로 디바이스, 프린트헤드 및 유체 분사 장치
US20060214995A1 (en) Ink jet recording head and manufacture method for the same
JP2005205916A (ja) モノリシック・インクジェット・プリントヘッドの製造方法
JP2014028351A (ja) ノズルプレート、ノズルプレートの製造方法、インクジェットヘッド及びインクジェット印刷装置
JP2006224598A (ja) インクジェットヘッドおよびその製造方法
US8329047B2 (en) Method for producing liquid discharge head
JP7166851B2 (ja) 液体吐出ヘッドおよび液体吐出ヘッドの製造方法
JP5224929B2 (ja) 液体吐出記録ヘッドの製造方法
JP2008143068A (ja) パターン形成方法及び液滴吐出ヘッドの製造方法
US8808553B2 (en) Process for producing a liquid ejection head
JP4375865B2 (ja) インクジェットノズルの微細製造方法
JPH05124200A (ja) インクジエツトヘツドおよびその製造方法
KR100428650B1 (ko) 잉크젯 프린터의 헤드 제조방법
US6684504B2 (en) Method of manufacturing an imageable support matrix for printhead nozzle plates
US9205654B2 (en) Method of manufacturing a liquid ejection head
JP2005212131A (ja) インクジェット記録ヘッド及びその製造方法
JPH10315461A (ja) インクジェットヘッドおよびその製造方法
JP2002326360A (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法
JP7195792B2 (ja) 基板の加工方法、並びに、液体吐出ヘッド用基板およびその製造方法
JP2007290204A (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP2002326363A (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513