JP2006223867A - ゴルフ用クラブの展示用支持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ゴルフ用クラブの展示において、クラブが必ず一定方向にきれいに揃い、なおかつ展示用支持装置は出来るだけ小さく、コストもかからず、客が展示用支持装置からゴルフクラブを取り外し、手に持ち、試し振りなどを行なうに際し、より取り外しやすく、また戻しやすくしたゴルフ用クラブの展示用支持装置を提供する。
【解決手段】展示用支持装置の正面方向から、ゴルフ用クラブが懸架できるように同クラブのシャフト14を懸架する案内部の入口が同正面方向に開口するようにフック部材6を構成し、なおかつ、同クラブのヘッドとシャフトの結合部16が同正面方向から見てとれることができ、さらに同フック部材に同クラブを懸架した時、同クラブは同案内部の開口部から外れることがないように、同ヘッドと同シャフトを支持するように構成した。
【選択図】図1
【解決手段】展示用支持装置の正面方向から、ゴルフ用クラブが懸架できるように同クラブのシャフト14を懸架する案内部の入口が同正面方向に開口するようにフック部材6を構成し、なおかつ、同クラブのヘッドとシャフトの結合部16が同正面方向から見てとれることができ、さらに同フック部材に同クラブを懸架した時、同クラブは同案内部の開口部から外れることがないように、同ヘッドと同シャフトを支持するように構成した。
【選択図】図1
Description
ゴルフ用品などのスポーツ用品の展示・陳列用品に関する。
商品の販売のための陳列用品装置は、ともすればなかなか改良、改善されない。理由は以下のようにいくつかある。
▲1▼販売するのは商品であり、その商品を売るために改良、改善に力を注ぎ、お金をかけるが陳列用品が商品の販売にどのように寄与しているのかが、なかなか分からない。
▲2▼商品をつくるメーカーは販促用に陳列用品を作ることはあるが、一つのメーカーの販促用の陳列用品はどうしても生産量が少なくなり、割高になり、短発的なものになりがちとなる。
▲3▼スーパーにしろ、百貨店にしろ、売場の現場に於いて、改良・改善すればよい事案に当面することはあるが、個々の商品の陳列用品を開発することまで手が回らない。
▲4▼商品を生産するメーカーと商品を販売する流通業者が大きく分れているため、商品をより良く見せて、販売するための陳列用品として、どのようなものがよいのか研究や開発が遅れてしまった。
▲1▼販売するのは商品であり、その商品を売るために改良、改善に力を注ぎ、お金をかけるが陳列用品が商品の販売にどのように寄与しているのかが、なかなか分からない。
▲2▼商品をつくるメーカーは販促用に陳列用品を作ることはあるが、一つのメーカーの販促用の陳列用品はどうしても生産量が少なくなり、割高になり、短発的なものになりがちとなる。
▲3▼スーパーにしろ、百貨店にしろ、売場の現場に於いて、改良・改善すればよい事案に当面することはあるが、個々の商品の陳列用品を開発することまで手が回らない。
▲4▼商品を生産するメーカーと商品を販売する流通業者が大きく分れているため、商品をより良く見せて、販売するための陳列用品として、どのようなものがよいのか研究や開発が遅れてしまった。
以上のような要因で、陳列用品は商品の販売に適合したものを作ることが難しかった。
本題は、スポーツ用品の展示・陳列用品のうち、ゴルフクラブの展示用支持装置に関し、商品販売の実際を調査し、そこで問題点をチェックする中でできる展示用支持装置の開発を目的とした。背景の技術として従来の技術を検討していくと、次のような点があげられる。
本題は、スポーツ用品の展示・陳列用品のうち、ゴルフクラブの展示用支持装置に関し、商品販売の実際を調査し、そこで問題点をチェックする中でできる展示用支持装置の開発を目的とした。背景の技術として従来の技術を検討していくと、次のような点があげられる。
ゴルフ用クラブの陳列用の支持装置としては、本出願人は「特公平4−42925」で、金属やプラスチックで成形した基部材と、合成ゴムやシリコン樹脂等の弾性部材からなる表装部材を組み合わせた支持装置を提案している。ここでは、展示するゴルフクラブは、グリップ部を、穴状部材に挿入し、シャフト部を支持することによって、支えている。図11は、この他クラブのヘッドを置き、シャフトを支える展示用指示装置の条例である。ここでの実施例としては、アイアンを支持する支持装置を示している。
ウッドの場合も、シャフトの部分の2点を、支持して支える図10のような支持装置も知られている。これら2点支持の方式は、どこで支持するのかは別にして、一定の距離・間隔を置いた2点を支持することが必要となり、その場合、「特公平4−42925」のように、支持する部材が、別部材のときには、それぞれを調整して固定する事が必要となり、そのために部材も必要であった。
また、図9のように、支持する部材が、1体で作られている時でも、クラブを固定するためには、支持する2点間の間隔を大きく取ることが必要であり、そうするとこの一体に出来た支持装置は、どうしても大きいものとなりコストがかかるとともに展示物としてのクラブに対し、展示用支持装置が目立ち、展示場の装飾性を損なうことになった。
また、ウッドの場合、ヘッドの形状に、型を作り、ヘッドのデコ部(凸部)に対し、型をボコ部(凹部)とし、デコボコ(凸凹)に組み合わせて、陳列支持する支持装置も、既製品として作られている。
また、ウッドの場合、ヘッドの形状に、型を作り、ヘッドのデコ部(凸部)に対し、型をボコ部(凹部)とし、デコボコ(凸凹)に組み合わせて、陳列支持する支持装置も、既製品として作られている。
ゴルフクラブの展示用装置としてアイアンクラブなどは、従来は図10や図11に見るように2点支持による展示方法が主流であった。図10では、複数の凹部設けた板を対向位置に設置しその凹部にシャフト部を置き、シャフト部を2点で支持する方法である。図11は、グリップ部の端部を穴に投入し、一方で複数の凹部を持つ支持板でシャフト部を支える方法である。
特許文献1 特公平4−42925
特許文献2 特開2004−136069
特許文献1 特公平4−42925
特許文献2 特開2004−136069
ウッド用ゴルフクラブを、シャフトやグリップ部の2点で支持固定しようとする方式は、支持装置が大がかりになりコストがかかるとともに、クラブのヘッド部の展示方向が定まらず、客が取り出して見た後は、展示がバラバラになってしまう問題があった。
型を作って固定する方式も、1つの展示用の支持装置としてウッドを三つ並べて表示することを考えると、図9のようにその型自体が大変大がかりなものとなり、そこで、ヘッド部を保持する部分を出来るだけ薄くし、コスト面での負荷を軽減しようとすると、どうしてもシャフトが真下に固定されず、3つ並べたクラブのシャフトが不揃いになってしまうということになった。
2点支持によるアイアンクラブの場合も、展示方法図10や図11のような2点支持では支持が不安定であり、クラブヘッドが安定的に展示できなかった。店員が展示するときにヘッドに刻印されたメーカー名やブランド名を見えるように揃えて展示しても、客が重さやバランスの具合を見、試し振りなどをするためクラブを展示装置から取り出した後、元のように整理して戻されるとは、限られず、店員がきれいに展示し直すことも必要だった。
そのため、アイアンクラブでも客がクラブを展示装置に戻せば再び元のように展示できるような展示装置の開発が課題となっていた。ただ、アイアンクラブは、10本がワンセットとなっていて、それらをセットにして並べて展示することが不可欠となっている。ところが1つ1つヘッドの形が異なっているため、装飾性を考えかつ販売促進につながる展示効率を考えるとそれなりの工夫が必要となった。
また図11のように縦置きで並べた時も基本的には2点支持であるため不安定さは変わらずシャフトの長さの違いによって展示したヘッド部の高さが異なり写真のように綺麗に揃って並べている時にはいいが、ヘッド部の方向が互い違いなった時には展示物としての装飾性や客へのアピールなどの点で欠陥を持つという問題があった。また、そうした点を考え本出願人が出願した先の出願「特開2004−136069」では上記問題を解決するために、クラブヘッドをフックする部材とこれらのフック部材とを連結する部材とを、別部材とした。フックする部材を、厚みがあり、クラブヘッドを凸部として置けば、凹部として、きっちりと安定的に喰え込めるような構造にし、そうしたことを可能なように素材としてゴムやシリコン樹脂などの弾性部材を使用した。また連絡部材は、金属やプラスチックを素材として利用した。そして全体として、展示用支持装置はそれほど大きくならず、展示物としての装飾性を損なうことがないようにした。
ウッドクラブとしては、シャフトをはさむウッドのフェイス面と、ウッド面(裏面)との両面に1部のみ当接し、かつシャフト部をシャフトに添って、弾性的に長く喰え込むことによって、安定的に固定する方法を見つけた。このことによって、大きな支持装置とすることなくウッド用のクラブを支持する装置となっている。
ゴルフ用アイアンクラブについては、
▲1▼ヘッド部を上方にし、略同じ高さもしくは略一定間隔で高さを下げて展示するようにした。
▲2▼そのためにヘッド部を懸架し線と面で支持し、シャフトを長さ方向の2点を結ぶ線支持するようにして展示し、
▲3▼かつ、ヘッド部に刻印表示されたブランドマークや社名等をユーザが見やすい方向に固定表示できるようにし、
▲4▼しかもそれらが一定間隔でかつ、シャフトが互いに略平行になるようにした。
▲1▼ヘッド部を上方にし、略同じ高さもしくは略一定間隔で高さを下げて展示するようにした。
▲2▼そのためにヘッド部を懸架し線と面で支持し、シャフトを長さ方向の2点を結ぶ線支持するようにして展示し、
▲3▼かつ、ヘッド部に刻印表示されたブランドマークや社名等をユーザが見やすい方向に固定表示できるようにし、
▲4▼しかもそれらが一定間隔でかつ、シャフトが互いに略平行になるようにした。
本発明は特開2004−136069に示したゴルフ用クラブの展示用支持装置を更に使いやすく、改良を図ることが課題である。展示用支持装置は、▲1▼展示されている時、より見易く展示されていること▲2▼客が手に取って試し振りなどした後、きちっと元通りに展示することを促し▲3▼客が元通りに戻しやすいこと、この点が基本である。従って、この3点の方向でより使い易く、改良を図ることが本願の課題である。
そこで特開2004−136069に示したゴルフ用クラブの展示用支持装置を更に改良する点として、第1に、この展示用支持装置では客がゴルフクラブをフック部材から取り外した後、元に戻す時にシャフトを懸架する案内部の入口は、展示正面方向から言うと真横にあり、横方向から戻さねばならない。そのためにその案内部入口は見えない。取り外す時はクラブのヘッド部を持って外せば良いが、戻す時に案内部入口に正対できない為、客は戻しづらくなり、それが適当に戻したり、戻さなくなっていることにつながることもあった。特に、従来のものは右横に案内部の入口があり、左利きの人には特に取り外しや元に戻すのが難しかった。
第二に、ゴルフクラブはクラブヘッドにメーカーやブランド名が書かれてあり、これを客に見易い方向に展示することは大切であるが、ゴルフクラブはこのヘッド部からシャフト部につながる結合部が、各クラブメーカーが工夫し、各メーカーの独自性を発揮している要部である。又、そこにメーカー名などを表記したものもある。従って、ヘッド部とシャフト部の結合部が、展示正面方向から見えるようにしたい。
第三に、客がこの展示装置から取り外した時、元に戻すことをそれとなく促す仕掛けを作っておきたい。そして、こうしたゴルフクラブの陳列された商品を陳列された種類ごとに小さな範囲で(例えば、一つの連結部材ごとに)紹介する等の工夫をしたいということ、こうしたことが発明での課題である。
そこで、本願では上述した課題を解決する為の手段として、ゴルフ用クラブのクラブヘッドをフックする部材と、該フック部材を複数個連結する連結部材とからなる展示用支持装置において、懸架するクラブのシャフトを展示正面方向から懸架できるように、該フック部材のシャフト懸架用の案内部の入口を、正面方向に開口するように構成した。
また、そうした時に懸架したシャフトがその開口部から外れないようにすることが大切である。そこでクラブヘッドはフック部材で上方向から下に向かって喰え込むように構成した。その上でクラブのヘッド部をフック部材で支えるに当って、ウッドクラブの場合、懸架したクラブの重心位置がシャフトの略垂直位置ないし、正面から見たとき、シャフトがシャフト懸架用の案内部にあたる重心位置に来るように、フック部材の受け面の形状を工夫した。また、アイアンクラブの場合、ヘッドのフェイス面他フック部材と当接する三面と、略V字型ないしU字型で受け、かつ、シャフトの懸架用案内部で規制した。いずれの場合も、懸架したクラブのグリップはシャフトの懸架用の案内部入口とは反対方向に振れるように懸架安定位置をもつように工夫した。
要するに本願では、ヘッド部をフック部材に懸架した時ヘッド部が展示正面方向に倒れてこないようにフック部を構成するとともに、グリップ部が正面方向に振れて懸架状態から外れないようにシャフトが、案内部(奥の壁)に当接する方向に向かうように構成した。
フック部材のクラブヘッドを受ける面に、「貸出中」「RENT」などを表記しておき、展示用支持装置に懸架されているクラブを客が素振りなどをする為に手に取った時、その表記が見えるようにし、それが通常の展示状態ではないことを示し、元の通常の状態、すなわちクラブを展示用支持装置に懸架し、元に戻すことを促すようにした。
また、一つの連結部材に連結した複数のフック部材に展示するものを、一つの種類として分類し、これを展示に当たってミニプレートで表示するようにした。その為、フック部材にこのミニプレートを取り付けるための案内部を、フック部材の連結部材への取付案内部に隣接し設けるようにした。
この他、この展示装置を、より見易く、そして展示装置そのものを利用し易くする為にコストを削減する方法を考えた。
本発明のゴルフクラブの展示用支持装置は、特開2004−136069で本件出願人が提案した展示用支持装置の従来になかった良さをさらに改良し、使いやすくしたものである。すなわち、フック部材と連結部材に分けて作る事により、展示用支持装置としては展示スペースを取らない様にし、販売したいゴルフクラブを目立ち、客が選択しやすい様にした。
こうした特開2004−136069の持ち味に加え、本発明では展示用支持装置の正面方向から出し入れを可能にし、客がクラブを取り外し易く、また元に戻し易くし、その結果、店員の整理の手間を省くことができた。しかも、ゴルフクラブのヘッドとシャフトの結合部やシャフトをその正面位置から客が見てとることが出来るようにし、クラブの特徴をより見え易く展示し、展示用支持装置の品質を上げることができた。こうした結果、客の購買意欲を増し、販売増進につなげることができる。
その他、懸架したゴルフクラブを外すと「貸出中」などの表示が出て、客に対し戻すことを促したり、連結部材のフラットバーの一系列に対してミニプレートで展示種類を表示出来るようにするなど、同品質のアップを計ることができた。
図1は、本発明によるゴルフクラブの展示用支持装置の1実施例で、ウッドクラブを懸架した時の外観図である。(2)はフラットバー(4)は固定部材で、それぞれ連結部材(1)を構成する。(6)はフック部材、(8)はウッドクラブで(10)はそのフェイス面、(12)はそのウッド面で広告刻印表示がなされている。(14)はそのシャフト、(16)はヘッドとシャフトの結合部である。
図2は、この図1と同じ展示用支持装置とウッドクラブを写真にとった図であり、番号は図1と同じ物を示す。
図3は、図1で示したフック部材(6)の詳細図であり、(18)はウッドヘッド(凸部)を受ける凹部、(20)は、ウッドクラブのシャフトが入る案内部、(22)と(24)は連結部材のフラットバーを挿入し、連結する案内部で(22)は床面に対し水平になっているフラットバーと連結する案内部であり(24)は、角度をもつフラットバーと連結する案内部である。
図1では、説明が、わかりやすい様にフック部材(6)を連結部材(1)に一つしか連結していないが、このフック部材(6)と同様の部材を用意すれば、複数個取り付けることが可能であり、このフック部材(6)は弾性をもつゴムやプラスチック素材で作っている為、その案内部(22,24)を連結部材に差し込めば、しっかりと固定され複数のゴルフクラブを懸架する展示用支持装置ができる。
フック部材(6)のウッドヘッド(凸部)を受ける凹部(18)は、あらかじめいくつかの種類の、ウッドクラブのヘッド(凸部)を懸架した時、その凸部と凹部が噛み合い安定的に静置できる形状としている。ここでは、図1でみるように連結部材(1)にフック部材(6)を取り付けた状態で、シャフト(14)が入る案内部(20)の入口は、展示正面方向に対して開口され、展示正面からゴルフクラブ(8)を懸架できるようにしている。
そのため、図3で見るように、フック部材(6)の連結部材との連結用案内部とシャフトを懸架するための案内部の開口方向が略同一方向となっている。もちろんこれは本発明の請求項1から言うとあくまで一実施例であり、例えば図1の連結部材(1)のフラットバー(2)に直角に同様の形状で短く裁断したフラットバーを溶接などで取り付け、これにフック部材を連結するようにすれば、連結部材との連結用の案内部とシャフトを懸架する為の案内部のそれぞれの開口方向は、略直角となる。しかし、その場合、連結部材自体の構造が複雑になり、コストもかかる為、図1及び図2で示した開口方向が略同一の事例のものがコストや展開スペースなどの関係で、最も合理的な作り方となる。
図1、図3に示したフック部材(6)は、懸架したウッドクラブを安定的に懸架し、シャフトを懸架する案内部(20)の開口部から逆に外れることがないように、ウッドヘッド裏面(凸部)を受ける凹部(18)を構成した。この凹部(18)は、ウッドヘッド(裏面)を直接受ける支え面(19)とウッドクラブ(8)のフェイス面(10)を支える支え面(26)と、ウッドヘッド(12)とシャフト(14)の結合部(16)を支える支え面(29)、(図3の上で(28)の裏面側となる。)からなり、ウッドクラブの重心が垂直に立てたシャフトの延長線上にほぼ来るか、案内部(20)の開口部とは反対側の壁にシャフトがやや押圧されるように、フック部材(6)を作った。
このようにフック部材(6)を作っているため、ウッドクラブ(8)をフック部材(6)に懸架するに当ってヘッドを上にしてシャフト(14)をもって展示正面から案内部(20)の開口部を目指してシャフト(14)を移動し、シャフト(14)が案内部(20)に入ったら、ウッドクラブ(8)を上から下に降ろすようにして、ウッドクラブ(8)を展示用支持装置のフック部材(6)に懸架することができる。
このとき、ウッドクラブ(8)のウッドヘッド(12)のウッドヘッド裏面(凸部)は、フック部材(6)の支え面(19)で支えられ、ウッドヘッド(12)全体は、この支え面(19)、支え面(26)、支え面(29)によって懸架される。
このとき、ウッドクラブ(8)のウッドヘッド(12)とシャフト(14)との結合部(16)は、展示正面から見え、ウッドクラブ(8)の特徴が瞬時のうちに見て取れるようになっている。
また、ウッドヘッド(12)部分は、フック部材(6)の凹部(18)にすっぽりと収まるように懸架され、一方懸架したウッドクラブ(8)の重心位置は、シャフト(14)上にほぼ来るがこのシャフト(14)をフック部材(6)の案内部(20)の奥の壁に当接する方向に働くようにしているため、一度懸架したウッドクラブ(8)はフック部材(6)に安定的に懸架するようになっている。
連結部材(1)のフラットバー(2)は、図1や図2の事例では、床面に対して水平方向になるように作っているが、展示場所によっては、このフラットバー(2)の先端部を床面に近づけ複数個のゴルフクラブを展示した時、奥に展示されたものがより高い位置を取り、先端で表示したものはより低い位置をとり、それらがいずれもよく見えるようにすることが考えられる。実際の展示に際しては、同一種類のクラブの展示ものならば、フラットバーを水平にし、同一の高さで表示してもよいが、それぞれ異なるものの場合は、一つ一つが見易く、またより手に取りやすくする為に高低差をつけることが考えられる。
図3のフック部材(6)は、フラットバー(2)が床面に対し、水平方向であっても先端を低くした場合であっても、どちらにも使えるようにし、量産効率を良くし、低コスト化を計り、この部材の商品管理の面での合理化を計っている。案内部(22)は水平用、案内部(24)は傾斜用である。
図4は、本発明によるゴルフクラブの展示用支持装置の一実施例で、アイアンクラブを懸架する展示用支持装置の外観図である。(30)は連結部材のフラットバー、(32)はフック部材である。
図5は、図4に示したフック部材を、三角法で描いた外観図である。(34)(36)は、シャフトが懸架される案内部、(38)はフラットバー(30)と連結する案内部、(40)(42)(44)はアイアンクラブのヘッド部を受ける支持面である。
図6は図4に示した展示用支持装置にアイアンクラブを実際に懸架した時の写真であり、(46)はアイアンクラブ、(48)はシャフト、その他は図4、図5と同じである。
このフック部材(32)は、図5、図6で見るようにアイアンクラブ(46)を上にしてシャフト(48)を持って案内部(34,36)に懸架するに当って、この案内部(34,36)の入口は展示正面方向にある。通常連結部材のフラットバー(30)は、展示正面方向に向かって配置されている為、これを差し込み連結する案内部(38)とこの案内部(34,36)は同一方向に開口している。
このため、この展示用支持装置からアイアンクラブ(46)を取り外し、客が手に持ったり、試し振りをした後、再び展示用支持装置にアイアンクラブ(46)を戻そうとする時、この案内部(34,36)が展示正面方向に開口している為、クラブを手に持って戻すに当って動線が短く、しかもその開口部を見ながら戻すことが出来る為極めて容易に戻すことが出来る。
これまでのように開口部が正面から見て右横にある時、直接見ながら懸架する訳ではなかったので戻しづらかった。特に客が高齢者の場合や、左利きの人の場合、戻しづらいということがあったが、本発明の場合、開口部が展示正面に来るようにしたのでそうした人の場合も容易に取り外したものを戻せるようになった。
また、これまでのように開口部が横にあった時には、展示しているゴルフクラブが取り外せることが客に伝達されず、またそうしたメッセージが客に伝わっていた時でもどのように外すのか分からないということがあった。このように本発明では、展示用支持装置に展示されているゴルフクラブは簡単に取り外すことが出来ることが客に分かり、また、取り外しや元に戻すに当って極めて容易に出来るようにした。
この結果、客にとっては簡単に手に持ち、試し振りをでき、そのゴルフクラブの品定めをでき、店では客がきちっと戻してくれる確率が多くなる為、店員による商品陳列の手間が省けるようになった。
このフック部材(32)はアイアンクラブ(46)のヘッド部(47)を受ける三つの支持面(40,42,44)を備え、ヘッド部を懸架した時当接する三つの面を点、線、もしくは面で支えるようにしている。特にこれらの支持面(40,42,44)は断面形状がV字型からU字型になって案内部(34,36)の方向に傾斜させている為、懸架したアイアンクラブは支持面(40,42,44)で支持され、規制されつつも展示正面から見た時右横側にある案内部の方に滑り落ちる力も働きそこでシャフトが二本の案内部(34,36)に当って規制されるようになっている。
つまり、アイアンクラブ(46)はクラブヘッド(47)を支持面(40,42,44)で点、線、面的に支持され、かつシャフトが案内部(34,36)の2点で規制される形で、懸架されるようにしている。その為、アイアンクラブは案内部(34,36)の開口部がある正面からは外れることはない。
アイアンクラブは、ワンセット(#3,4,5,6,7,8,9,PW,AW,SW)を考えると10本で、それぞれヘッドの形状もシャフトとの結合部の形状が異なるが本発明は、フック部材の支持面(40,42,44)での支持の仕方が点、線、面で支持するように多様にすると共に案内部(34,36)の懸架スペースも大きくとることで、どのアイアンクラブも懸架できる支持面(40)、(44)、これで大きく規制しながら、傾斜をつけた支持面(42)の働きで、シャフトを案内部(36)に滑らせるような形を取り、シャフトが正面から外れることのない略垂直な懸架を可能にした。
図7は図1に示した連結部材(1)に連結するウッドクラブ用のフック部材の一実施例の外観図である。ここでは、ゴムないしプラスチックからなるこのフック部材の表面部に文字印刷したり、連結部材(1)との連結用の案内部に隣接して、ミニプレートをとりつけるようにしたことが特徴である。
図7で(50)はフック部材、(52)は展示正面に面した展示面、(54)はメーカー名、(56)はウッドクラブのヘッド(凸部)を受ける凹部で、(58)はこの凹部に印刷した「貸出中」のマーク、(60)は連結部材を挿入する案内部、(62)はミニプレートの挿入端を挿入する案内部である。
図8は図7に示したフック部材(50)の案内部(62)に挿入して、展示広告表示するミニプレートの外観図で、(64)はミニプレート、(66)は広告面、(68)は案内部(62)への挿入端である。
図7に示したフック部材(50)は展示正面に面した展示面(52)に展示したゴルフクラブのメーカー名や、ブランド名などを表示することにより、展示物の紹介をより分かり易くさせることが出来る。また、ゴルフクラブを客が手に持って取り外した時「貸出中」のマーク(58)が見て取ることが出来、これを客自身が元に戻すことを自然に促すようにしている。
展示用支持装置の連結部材に連結した複数のフック部材に展示されているメーカー名やブランド名、そしてクラブの種別などについて表示しておくことは、商品展示の上で大切なことである。しかしながらこの展示装置は中空上にあり、それら連結部材ごとに表示をすることはなかなか難しかった。しかし、連結部材に連結した複数のフック部材のうち最先頭に連結するフック部材が図7のように構成され、その案内部(62)に図8に示したミニプレート(64)の挿入端(68)を挿入し、このミニプレート(64)の広告面(66)にそうしたメーカー名、ブランド名、クラブの種別、その他キャッチコピーやCMなどを表示するようにすれば、客に対して展示商品を見分け、内容を訴え選別することを助けることが出来る。
特開2004−136069に示したゴルフ用クラブの展示用支持装置はすでにゴルフクラブを販売する店舗で、販促、展示装置として利用されているが、以上紹介したように本願発明も更に実施利用されていくことは確実である。なお、上記説明した実施例はあくまで一実施例であり、本願はそれら実施例にとどまるものではない。
Claims (8)
- ゴルフ用クラブの展示用支持装置として、該クラブのヘッドをフックし、該クラブのシャフトを略垂直に懸架するフック部材と、該フック部材を複数個連結する連結部材とから構成されかつ、該フック部材は、展示正面方向から該クラブがワンタッチで懸架できるように、該シャフトの懸架の為の案内部の入口が該展示正面方向に開口し、かつ該クラブの該ヘッドと該シャフトの結合部が該展示正面から見えるように構成した事を特徴とする展示用支持装置
- 前記クラブをウッドクラブとし、該ウッドクラブのウッドヘッド(裏面)を凸部とし、前記フックを凹部とし、前記展示用支持装置に該ウッドクラブを懸架した時、該凸部に対し凹凸に略噛み合い、安定的に懸架されるとともに、該ウッドクラブの自重によって、前記シャフトが前記懸架の為の案内部に押圧され、安定的に展示され、該クラブを懸架した時、該クラブのウッド面の広告刻印表示が、前記展示正面に向き合うよう、該フック部を構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に示した展示用支持装置
- 前記クラブをアイアンクラブとし、該アイアンクラブのヘッドを懸架した時、前記フック部材は該ヘッドの当接する三面を、略V字型ないし略U字型の三面で受け止め、かつ前記シャフトを前記懸架の為の案内部で受け止めるように構成し該クラブのヘッドの広告刻印表示を前記展示正面に向き合うようにしことを特徴とする特許請求の範囲第1項に示した展示用支持装置
- 前記フック部材の前記連絡部材を連結する為の案内部の開口方向と、前記シャフトを懸架する為の案内部の開口方向とが略同一方向に開口していることを特徴とする特許請求の範囲第1項に示した展示用支持装置
- 前記両開口方向を互いに、略直角方向に開口するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第4項に示した展示用支持装置
- 前記フック部材には、前記連絡部材と連結する為の案内部を複数個備え、前記連絡部材の構成部材であって、異なった水平角度をもつフラットバーのいずれにも連絡可能なように構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に示した展示用支持装置
- 前記ブック部材には前記連結部材と連結する前記案内部の他に、宣伝掲示用のミニプレートを差し込みできる案内部を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に示した展示用支持装置
- 前記フック部材の表面に、「貸出中」「RENT」等、前記クラブを取り外していることを示す表示を表記し、該クラブヘッドを外した時、該表記が見えるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に示した展示用支持装置
Priority Applications (1)
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2006
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