JP2006223231A - 美容台および美容台セット - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量で、かつ、移動や収納が容易で、温度調整装置を設けることなく温風を排出することが可能な美容台を提供することを目的とする。
【解決手段】美容台10は、犬や猫などのペットをのせるための作業台1と、作業台1にのせたペットの毛を乾燥するための空気を排出する送風部23と、作業台1に着脱可能な蓋6とにより構成される。作業台1の底面には吸引部12が設けられ、吸引部12より、掃除機20の吸引力により作業台1に落ちたペットの毛が吸い込まれる。また、掃除機20の排気口22から排気された空気は、送風部23を構成する排気取込管8、排気送風管3、L字状の排気送風管3a,3bを通ってホース17に取り付けられたブラシ15の排出口より排出される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、犬や猫などの愛玩動物(ペット)の毛を刈り込んだり、シャンプーやシャンプー後のペットの毛を乾燥したりして手入れするための美容台および美容台セットに関する。
近年の加熱するペットブームにより、ペットショップによる各種サービスを受ける犬や猫などのペットが増えている。ペットショップによるサービスの代表としてはトリミングが挙げられ、このトリミングには、ペットの毛を刈り込んだり長さを整えたりすることの他に、シャンプーをしたり乾燥やブラッシングを行う作業も含まれる。
特許文献1には、トリミングを行うトリマーがトリミング中に発生するペットの毛を吸い込んでしまうことや、トリマーの服にペットの毛が付着してしまうことを防止する美容台が記載されている。
図7に示すように、特許文献1に記載の美容台は、作業台31と、吸引部33と、外筒34と、フィルタ36と、送風機38と、吐出部39と、温度調整部32と、ドライヤー部35とを備えている。この美容台によれば、送風機38を稼働させると、吸引部33からペットの毛が吸い込まれ、フィルタ36を通過して吐出部39より吐き出される空気の温度を温度調整部32により調整してドライヤー部35から排出することができる。
ペットショップによるトリミングには多額の費用がかかるため、自宅において自分の手でトリミングを行いたい飼い主も多い。現状としては、庭や風呂場などでペットの毛を刈ったりシャンプーをしたりし、濡れたペットの毛をある程度タオル等で拭き取った後、別の場所へ移動させ、ドライヤーを使ってペットの毛をブラッシングしながら乾かしている。この一連の作業を行うと、ペットの毛があちこちに散乱したり、床が水で濡れたりするなどの問題が出てくるため、一般の家庭においてもトリミング用の美容台が望まれている。
特開平1−289427号公報
しかしながら、トリミングのためだけに、ペットショップなどに設置されている大型の美容台を設置する場所を家庭内に設けることは、近年の住宅事情上容易ではない。従って、必要な時にだけ適当な場所に美容台を設置してトリミングを行うことが望まれる。また、ペットショップにおいても、移動を容易にしたり設置スペースを縮小したりするためにできるだけ小型で軽量の美容台が望まれている。
特許文献1に記載の美容台は、作業台31に、フィルタ36、送風機38、温度調整部32が一体となって形成されているので、美容台全体としての重量も大きくなり、移動したり収納したりすることが想定される家庭用としては不向きである。また、特許文献1に記載の美容台は、吸引部33からペットの毛を吸引するための吸引力を発生させるために送風機38を用いているので、ドライヤー部35から乾燥に適した温風を出すためには、必ず温度調整部32を設けて空気の温度の調整を行わなければならず、送風機38だけでなく温度調整部32を稼働するためのエネルギーも必要となる。
そこで、本発明は、軽量で、かつ、移動や収納が容易で、さらに、温度調整装置を改めて設けることなく温風を排出することが可能な美容台を提供することを目的とする。
本発明の美容台は、掃除機の吸引力により愛玩動物の毛等を吸い込む吸引部を備えた作業台と、掃除機の排気を取り込んで、作業台にのせた愛玩動物の毛を乾燥するための空気を通過させて排出する送風部とを備えたことを特徴とする。
本発明の美容台は、家庭用や業務用などの一般に広く普及している掃除機と接続するだけで、掃除機の吸引力により犬や猫などの愛玩動物の毛等を作業台の吸引部から吸い込むとともに、掃除機の排気を取り込んで、作業台にのせた愛玩動物の毛を乾燥するための空気を送風部から排出することができる。従って、トリミング中に、作業台に落下したペットの毛を吸引部から吸い込むとともに、掃除機から出る空気を送風部から排出させて、シャンプー等により濡れたペットの毛を乾燥することができる。家庭用や業務用などの掃除機においては、掃除機から排気される空気は、掃除機内部に設置されている直流モータにおいて、直流モータのブラシが摩擦熱を発生することによりすでに暖められた状態で排気されるので、このような掃除機の排気を取り込む本発明の美容台には、ペットの毛の乾燥に適した温度となるように温度調整装置を別途設ける必要がない。さらに、本発明の美容台は、掃除機から分離すれば、作業台と送風部のみの構成となるので、軽量かつ小型なものとすることができる。
本発明の美容台の送風部には、愛玩動物の毛を整えるためのブラシが取り付けられ、ブラシは、掃除機の排気を排出する排出口と、掃除機の吸引力を分岐する分岐管と連通して掃除機の吸引力により愛玩動物の毛等を吸い込む吸入口とを有するものである方が望ましい。
送風部に取り付けられたブラシが掃除機の吸引力を分岐する分岐管と連通することにより、作業台の吸引部からだけでなく、ブラシの吸入口からもペットの毛を吸引することができる。従って、ブラシをペットの体に当てて毛を整えながら、排出口から排出される温風により毛を乾燥することができ、同時に、ブラシの吸入口からペットの抜け毛を吸い込むことができる。従って、抜け毛が舞い上がって作業者が吸引してしまったり、作業台以外に抜け毛が落ちてしまったりすることを防止することができる。
また、本発明の美容台の作業台には着脱可能な蓋体が設けられ、蓋体は手を挿入するための挿入部を有するものである方が望ましい。
まず、蓋体を取り付ける前にペットを作業台の上に置く。そして蓋体を作業台に取り付け、挿入部から手を挿入してトリミングを行う。これにより、作業台は蓋体で覆われた状態となり、トリミング中に発生するペットの抜け毛が舞い上がって作業者が吸い込んだり、作業者の体に付着したりすることが防止される。また、抜け毛が作業台以外に落ちることも防止される。なお、この蓋体は半円柱状に形成され、片側半分がもう片側半分の外周面に沿って開閉可能に可動するように形成されたものでもよい。これにより、蓋体を作業台に取り付けた状態のまま、ペットを作業台にのせたり降ろしたりすることができる。
本発明の作業台は、中空管で形成された脚部に支持され、脚部は、掃除機の排気を取り込み、送風部の一部として、取り込んだ排気を通過させるように形成されたものである方が望ましい。
作業台が中空管で形成された脚部に支持されることによって、作業者が立った状態でトリミングを行いやすくなる。また、中空管で形成された脚部は、掃除機の排気を取り込み、送風部の一部として、取り込んだ掃除機の排気を通過させることができるので、掃除機の排気を送るためのパイプ等を別途設ける必要がない。
本発明の美容台は、家庭用や業務用などの一般に広く普及している掃除機に接続するだけで、作業台に落下したペットの毛を吸い込むとともに、シャンプー等により濡れたペットの毛を乾燥することができる。また、本発明の美容台は掃除機を利用するので、排気される空気はすでに暖められており、温度調整装置を別途用いる必要がない。さらに、本発明の美容台は、掃除機から分離すれば軽量かつ小型なものとなるので、容易に移動したり収納したりすることができる。
また、本発明のペット用美容台によれば、ブラシをペットの体に当ててペットの毛を整えながら乾燥することができるとともに、作業台の吸引部からだけでなくブラシの吸入口からもペットの抜け毛を吸い込むことができるので、抜けた毛が舞い上がって作業者が吸い込んだり、作業台以外に落ちたりすることを防止することができる。
作業台には着脱可能な蓋体が設けられたことにより、トリミング中に発生するペットの抜け毛を作業者が吸い込んだり、作業者の体に付着したりすることが防止できる。また、抜け毛が作業台以外に落ちることも防止することができる。
中空管で形成され、作業台を支持する脚部に、掃除機の排気を取り込み、送風部の一部として、取り込んだ掃除機の排気を通過させることができるので、掃除機の排気を送るためのパイプ等を別途作業台に設ける必要がなく、作業台周りがすっきりとし、トリミングの効率を上げることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態の美容台の分解図である。
図1に示すように、本実施形態における美容台10は、犬や猫などのペットをのせるための作業台1と、作業台1にのせたペットの毛を乾燥するための空気を排出する送風部23と、作業台1に着脱可能な蓋体である蓋6とにより構成される。
作業台1は、錆を防止するためにステンレス製の薄板で平面視矩形状に形成されており、ペットをシャンプーする際に水があふれ出たりしない程度の深さを有する。作業台1の底面にはプラスチック製や木製の簀の子2が載置されており、ペットを作業台1に置く際、作業台1の底面から離した状態とすることができる。これにより、シャンプーを行う際にペットの足が洗浄液に浸ってペットがいやがったり、洗い流した洗剤が再びペットの足先に付着したりすることを防止することができる。
作業台1の底面には、トリミングにより抜けて作業台1に落ちたペットの毛を吸い込むための吸引部12が設けられている。吸引部12は、作業台1の底面に形成された吸引孔12aと、この吸引孔12aに接続された吸引管12bとから構成され、吸引管12bは後述する掃除機の吸気口と連通する。
また、作業台1の底面には排水孔11aが形成されている。この排水孔11aには排水管11が接続されており、排水管11に蛇腹状のホースなどをとりつけて適切な場所へ排水することができる。排水孔11aには、排水管11からペットの毛が外部へ流れ出ないようにフィルタ11bが取り付けられている。
また、作業台1の縁部には、ペットの首輪やハーネスに取り付けられた鎖やひもなどを括り付けるための係止具13が設けられている。この係止具13は縁部に数カ所設けてもよい。これにより、トリミングに慣れていない犬や猫などのペットを作業台の上に置いただけでは、ペットが暴れて作業ができない場合、首の部分だけでなくハーネスの胴体部分に取り付けた鎖やひもを括り付けて、トリミングに慣れていないペットが作業台1の中で動かないようにすることができ、作業者がトリミングを行いやすい状態をつくることができる。
作業台1は、作業者がトリミングを行いやすいような高さに形成された脚部7に取り外し可能に支持される。図1に示すように、脚部7は、4本の中空管に補強材7aを交差させて組み立てられている。この脚部7は、ヒンジ7bにより折りたたみ可能となっている。これにより、美容台10を使用しない場合は、作業台1から脚部7を取り外し、折りたたんでコンパクトに収納することが可能となる。
蓋6は、作業台1に着脱可能となるように形成されている。蓋6は、透明な樹脂製の材料等により半円柱状に形成されており、片側半分の蓋体6cがもう片側半分の蓋体6d外周面に沿って開閉可能に可動する。蓋体6dには蓋6を閉じた状態でトリミングを行うことができるように、作業者が手を挿入するための腕挿入部6aが形成されている。また、蓋6の上部には、後述するブラシを挿入するための挿入孔6bが形成されている。
送風部23は、脚部7の4本の中空管のうちの一本である排気取込管8と、作業台1の角に設けられ排気取込管8に接続される中空の排気送風管3と、この排気送風管3に接続される2本のL字状の排気送風管3a,3bと、排気送風管3bの先端に取り付けられ、可撓性を有する材料で形成された排出管5とにより構成される。この排出管5からペットの毛を乾燥するための空気が排出される。
排気取込管8の中央付近には、排気取込口8aが設けられており、後述する掃除機の排気口にアタッチメント用のホース18aを介して連通される。また、排気取込管8と排気送風管3との嵌合部分には、空気の漏れを防ぐためのOリング14が嵌め込まれている。
吸入部24は、脚部7の4本の中空管のうち、排気取込管8に隣接する中空管である吸気排出管9と、作業台1の角に設けられ吸気排出管9に接続される中空の吸気送風管4と、この吸気送風管4に接続されるL字状の吸気送風管4aと、可撓性を有する材料で形成された吸入管16とにより構成され、後述する掃除機の吸入力を利用した吸入を行う。L字状の吸気送風管4aは排気送風管3bに沿うように設けられており、吸入管16は排出管5とともに蛇腹状のホース17に収納される。排出管5および吸入管16は、可撓性を有する材料で形成されているので、作業者がトリミングを行う際に、広範囲に動かすことができるようになっている。また、ホース17の先端には排出管5および吸入管16がそれぞれ接続されたブラシ15が取り付けられている。
吸気排出管9の中央付近には吸気排出口9aが設けられており、後述する掃除機の吸気口にアタッチメント用のホース18bを介して連通される。なお、吸気排出管9と吸気送風管4との嵌合部分にも、空気の漏れを防ぐためのOリング14が嵌め込まれている。なお、空気が滞留するのを防止するために、吸気排出管9と排気取込管8とにおいては、吸気排出口9aおよび排気取込口8aよりも下部は中実で形成する方が望ましい。
ここで、本実施形態の美容台10に接続される掃除機について説明する。図2は、本実施形態の美容台10に接続される掃除機の背面図である。
図2に示すように、本実施形態の掃除機20は、家庭用および業務用の掃除機を利用したものである。掃除機20の吸気口21にはY字状の分岐管19が接続され、分岐した一方の管19aはアタッチメント用のホース18cを介して吸引管12bに、分岐した他方の管19bは同じくアタッチメント用のホース18bを介して吸気排出管9の吸気排出口9aに連通される。また、筒状に形成されている排気口22には、アタッチメント用のホース18aを介して排気取込管8の排気取込口8aが連通される。
掃除機20内には、吸い込んだ毛やゴミを取り除いたり、吸入した空気を清浄化したりするフィルタが備えられているので、このフィルタによりきれいな空気を排気口22から排気することができる。また、掃除機20内に設けられた直流モータは、直流モータのブラシが周囲と接触することによる摩擦熱や、電線で発生するロスが銅損となることによる熱を発生するので、これらの熱により掃除機20内を通過する空気は暖められて排気口22から排気される。
次に、本実施形態の美容台10に用いられるブラシ15について説明する。図3は、本実施形態の美容台10に用いられるブラシ15を示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は断面図である。
図3に示すように、ブラシ15の本体15sは円柱状に形成されており、この本体15sのペットの体に当てる部分となる下面側には、刷毛15cが植え付けられている。また、同じく下面側の中央部には、掃除機20の吸引力により抜けたペットの毛を吸入する吸入口15dが形成され、この吸入口15dの周囲に、掃除機20の排気を排出する排出口15eが4箇所形成されている。
ブラシ15の上面には吸入管16および排出管5の先端がそれぞれ接続可能な吸入管取付孔15aおよび排出管取付孔15bが形成されている。吸入管取付孔15aは本体15s内部に形成された吸入路15fを介して吸入口15dと連通している。また、排出管取付孔15bは本体15s内で4つに分岐する排出路15gを介して排出口15eと連通している。
次に、本実施形態の美容台10の使用態様について図に基づいて説明する。図4は、本実施形態の美容台10の使用態様を説明する図である。
図1および図4に示すように、美容台10は、簀の子2を底面に載置した作業台1が脚部7に支持され、蓋6が作業台1に装着された状態で使用される。トリミングを行う場合、まず蓋体6cを回動させて開け、作業者Bは犬Aを作業台1に載せ、犬Aの首輪に取り付けられた鎖を係止具13に括り付けて固定した後、蓋体6cを回動させて閉める。
そして、シャンプーを行う場合は、水道に取り付けたホース等を挿入孔6bより挿入し、作業者Bは腕挿入部6aより腕を挿入して犬Aに対してシャンプーを行う。シャンプーの際に発生した排水は排水孔11aから排水管11を通って外部へ排出される。
次に、犬Aの毛を乾燥する作業に入る。ホース17を挿入孔6bより挿入してブラシ15を取り付け、掃除機20のスイッチを入れて稼働させる。そして、作業者Bは犬Aにブラシ15を当て、ブラシ15の刷毛15cで犬Aの毛を繰り返しブラッシングする。
掃除機20の吸引力により、ブラッシングで抜けた犬Aの毛は、ブラシ15の本体15sの中央部に設けられた吸入口15dから吸い込まれ、吸入路15fを通って吸入管取付孔15aから吸入管16へと吸入される。そして、L字状の吸気送風管4aから直線状の吸気送風管4を通り、吸気排出管9の吸気排出口9aからアタッチメント用のホース18bを通って吸気口21から掃除機20に吸引される。これと同時に、ブラッシングにより抜けて作業台1に落下した犬Aの毛は、掃除機20の吸引力により、吸引孔12aから吸い込まれ、吸引管12bおよびアタッチメント用のホース18cを通って、吸気口21から掃除機20に吸引される。
掃除機20に吸引された犬Aの毛やトリミングで発生したゴミや埃、およびこれらといっしょに吸い込まれた空気は、掃除機20内に設けられているフィルタを通過する。このとき、犬Aの毛やゴミおよび埃はこのフィルタにより取り除かれ、また空気清浄機能がついたフィルタ等により空気は清浄化される。また、掃除機20内には直流モータが設けられており、犬Aの毛やゴミとともに掃除機20内に吸い込まれた空気は、掃除機20内を通過する間に暖められ、温風となって排気口22から排出される。
掃除機20の排気口22より排出される暖かい空気は、アタッチメント用のホース18aを通って、排気取込管8の排気取込口8aから送風部23に取り込まれる。そして、2本のL字状の排気送風管3a,3bから排出管5を通って排出管取付孔15bよりブラシ15内に排出される。そして、ブラシ15の本体15s内に排出された空気は、途中で分岐して、4箇所設けられた排出口15eより外部に排出され、この温風により犬Aの毛が乾燥されていく。
このように、本実施形態の美容台10によれば、排気取込口8aから送られてきた空気を排出口15eから排出して、刷毛15cで毛を整えながら犬Aの毛を乾燥するとともに、同時に、ブラシ15の吸入口15dおよび作業台1の吸引部12から犬Aの毛を吸引することができる。これにより、犬Aから抜けた毛が作業台1上で舞い上がったりすることがないので、作業者Bの作業効率を上げることができる。なお、ブラッシングだけを行いたい場合は、排出管取付孔15bから排出管5を取り外すとよい。
トリミングが終了すると、作業者Bは蓋体6cを回動させて開け、係止具13から鎖を外して犬Aを床に降ろす。次に、作業台1を清掃し、アタッチメント用のホース18a,18b,18cをそれぞれ掃除機20から取り外す。そして、蓋6および脚部7を作業台1から外し、脚部7を折りたたんで所定の場所に収納する。
以上のように、本実施形態の美容台10は、掃除機20に接続するだけで、ペットの毛を乾燥するとともに、乾燥作業により抜けたペットの毛を吸い込むことができる。また、掃除機20を利用したことにより、排気される空気はすでに暖められているので、温度調整装置を別途用いる必要もない。さらに、掃除機20から分離すれば美容台10は軽量かつ小型なものとなるので、容易に移動したり収納したりすることができる。
なお、作業台1はステンレスに限らず、より軽量化が図れるプラスチック製のものであってもよい。また、特に小型のペットをトリミングする場合は、作業台1の形状は平面視矩形状に限らず、作業性を上げるために平面視円形に形成してもよい。
なお、蓋6の腕挿入部6aは蓋体6cにも形成することができる。これにより、作業者二人で作業台1の両側から作業を行うことができる。また、腕挿入部6aの縁部にゴム製の布体を取り付けて、この布体に形成した穴から腕を挿入するようにしてもよい。これにより腕挿入部6aが密閉されるので水が飛び散ったり毛が散乱したりするのを防止することができる。
また、掃除機20の吸気口21には、分岐管19を用いる代わりに、途中で管路が分岐した二股のアタッチメント用のホースを用いてもよい。これにより、分岐管19を用いることなく、二股のアタッチメント用のホースの基端部を吸気口21に接続し、分岐したそれぞれのホースの先端を吸引管12bおよび吸気排出口9aに接続させることができ、掃除機20の吸引力による吸引を吸引部12および吸入部24の2箇所から行うことができる。
また、本実施形態に用いたブラシ15の他の実施例として、図5に示すような略矩形状のブラシ25を用いてもよい。図5はブラシの他の実施例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図(c)は側面図である。ブラシ25もブラシ15と同様に、本体25sの下面側には刷毛25cが植え付けられている。また、ブラシ25の側面には吸入管16および排出管5の先端がそれぞれ接続可能な吸入管取付孔25aおよび排出管取付孔25bが形成されている。
本実施形態のブラシ15と同様に、排出管取付孔25bよりブラシ25内に排出される空気は、途中で分岐して、4箇所設けられた排出口25eより外部に排出される。また、掃除機の吸引力を利用して、ブラシ25の中心部に設けられた吸入口25dより空気を吸入し、この空気は吸入管取付孔25aから吸入管16へと吸入される。このようなブラシ25を用いることにより、ペットの体への接触面積が増えるので、大型のペットに対してトリミングを行う場合にブラッシングが容易となる。
また、図6に示すような本体部の背面に突出することなく形成された排気口27を有する掃除機26の場合には、図6に示すアタッチメント用のホース28を用いるとよい。
アタッチメント用のホース28の先端には、排気口27の形状に合わせた矩形状の取込部28aが設けられ、この取込部28aの外周部には排気口27から排出される空気の漏れを防ぐためのゴム製のパッキン28bが形成されている。このアタッチメント用のホース28は、取込部28aに設けられたゴム製の取付バンド28cの係止部28dを掃除機26の吸気口21に係止させて取り付けることができる。このアタッチメント用のホース28を用いることにより、掃除機26の排気口27から排出される暖かい空気を取り込んで、ブラシ15の排出口15eから排出することができる。
本発明の美容台は、家庭用および業務用の掃除機を利用することができるので、軽量で、かつ、移動や収納が容易で、温度調整装置を改めて設けることなく温風を排出することができる美容台として有用である。
本発明の実施の形態の美容台の分解図である。 本実施形態の美容台に接続される掃除機の背面図である。 本実施形態の美容台に用いられるブラシを示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は断面図である。 本実施形態の美容台の使用態様を説明する図である。 ブラシの他の実施例を示す図であり、(a)平面図、(b)は底面図、(c)は側面図である。 本実施形態とは異なる排気口を有する掃除機に取り付けられるアタッチメント用のホースの図である。 従来の美容台の図である。
符号の説明
10 美容台
1 作業台
2 簀の子
3,3a,3b 排気送風管
4,4a 吸気送風管
5 排出管
6 蓋
6c,6d 蓋体
6a 腕挿入部
6b 挿入孔
7 脚部
7a 補強材
7b ヒンジ
8 排気取込管
8a 排気取込口
9 吸気排出管
9a 吸気排出口
11 排水管
11b フィルタ
11a 排水孔
12 吸引部
12a 吸引孔
12b 吸引管
13 係止具
14 Oリング
15,25 ブラシ
15s,25s 本体
15a,25a 吸入管取付孔
15b,25b 排出管取付孔
15c,25c 刷毛
15d,25d 吸入口
15e,25e 排出口
15f 吸入路
15g 排出路
16 吸入管
17 ホース
18,18a,18b,18c,28 アタッチメント用のホース
19 分岐管
19a,19b 管
20,26 掃除機
21 吸気口
22,27 排気口
23 送風部
24 吸入部
28a 取込部
28b パッキン
28c 取付バンド
28d 係止部
A 犬
B 作業者

Claims (5)

  1. 掃除機の吸引力により愛玩動物の毛等を吸い込む吸引部を備えた作業台と、
    前記掃除機の排気を取り込んで、前記作業台にのせた前記愛玩動物の毛を乾燥するための空気を通過させて排出する送風部とを備えた美容台。
  2. 前記送風部には、前記愛玩動物の毛を整えるためのブラシが取り付けられ、
    前記ブラシは、前記掃除機の排気を排出する排出口と、前記掃除機の吸引力を分岐する分岐管と連通して前記掃除機の吸引力により前記愛玩動物の毛等を吸い込む吸入口とを有するものである請求項1に記載の美容台。
  3. 前記作業台に着脱可能な蓋体が設けられ、
    該蓋体は、手を挿入するための挿入部を有するものである請求項1または2に記載の美容台。
  4. 前記作業台は、中空管で形成された脚部に支持され、
    前記脚部は、前記掃除機の排気を取り込み、前記送風部の一部として、取り込んだ排気を通過させるように形成されたものである請求項1から3のいずれかの項に記載の美容台。
  5. 請求項1から4のいずれかの項に記載の美容台と、
    掃除機とを備えた美容台セット。
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