JP2006223217A - 水産養殖飼料及び水産養殖飼料用添加物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 養殖魚介類の成長速度が早く、また養殖魚介類が健全になる効果があり、飼料効率が良い水産養殖飼料を提供すること、並びに養殖魚介類の脂質過酸化物含量を抑制して、安全な養殖魚介類を提供すること、を目的とする。
【解決手段】 1)麦若葉を配合したことを特徴とする水産養殖飼料;2)麦若葉を含有する水産養殖飼料用添加物;3)前記1)記載の水産養殖飼料を給餌してなる、養殖魚介類の飼育方法;4)前記2)記載の水産養殖飼料用添加物を給餌してなる、養殖魚介類の飼育方法;5)前記3)記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類;6)前記4)記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類を提供する。
【選択図】 なし
【解決手段】 1)麦若葉を配合したことを特徴とする水産養殖飼料;2)麦若葉を含有する水産養殖飼料用添加物;3)前記1)記載の水産養殖飼料を給餌してなる、養殖魚介類の飼育方法;4)前記2)記載の水産養殖飼料用添加物を給餌してなる、養殖魚介類の飼育方法;5)前記3)記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類;6)前記4)記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類を提供する。
【選択図】 なし
Description
本発明は水産養殖飼料及び水産養殖飼料用添加物に関し、詳しくは麦若葉を配合した水産養殖飼料、麦若葉を含有する水産養殖飼料用添加物、前記飼料水産養殖又は前記水産養殖飼料用添加物を給餌する養殖魚介類の飼育方法、並びにこれらの飼育方法で飼育された養殖魚介類に関する。
魚介類、特に魚類は、良質の蛋白質及び脂質を含有する栄養価の高い食品である。
また、魚類は、近年では単なる食品としての枠に留まらず、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの高度不飽和脂肪酸を含んでいることから、更に鮭鱒等ではカロチノイドを、甲殻類ではタウリンやHDL−コレステロール等、健康に寄与するといわれている成分を含んでいることからも再評価されている。
また、魚類は、近年では単なる食品としての枠に留まらず、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの高度不飽和脂肪酸を含んでいることから、更に鮭鱒等ではカロチノイドを、甲殻類ではタウリンやHDL−コレステロール等、健康に寄与するといわれている成分を含んでいることからも再評価されている。
そのような状況の中、近年の漁業は海洋資源の枯渇や海洋の生態系の保全の考えがなされるようになってきており、捕る漁業だけではなく、育てる漁業が重要と考えられるようになってきた。それに伴い、水産養殖飼料を含む水産養殖に関する様々な技術が発展してきた。
その一方、近年の水産養殖は、養殖魚介類の価格の低迷が続いており、生産者は苦しい経営を強いられている。更に、BSE発生や食の安全に関する様々な事件が起こり、「食の安全」が重要視されるようになってきている。水産養殖においても例外ではなく、安全な養殖魚介類を生産するためにこれまで以上にコストがかかるようになっている。
そのような状況のもと、水産養殖飼料に求められる性能は、養殖魚介類の成長速度が早いこと、養殖魚介類が健全で生存率が良いこと、飼料効率が良いこと、である。
水産養殖飼料は、魚粉、穀類、糟糠類、油脂、ビタミン、ミネラル等をペレットマシンやエクストルーダーにより造粒して製造される。
これらの原料の中でも、油脂は、養殖魚介類の成長速度を上げて生産効率を高くすることができる点で、油脂含量が重要な要素となっている(例えば、非特許文献1参照)。
水産養殖飼料は、魚粉、穀類、糟糠類、油脂、ビタミン、ミネラル等をペレットマシンやエクストルーダーにより造粒して製造される。
これらの原料の中でも、油脂は、養殖魚介類の成長速度を上げて生産効率を高くすることができる点で、油脂含量が重要な要素となっている(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、油脂含量が高い水産養殖飼料を製造するのには、物性上限度がある。
また、油脂含量が高い水産養殖飼料で育成された養殖魚介類は体内に脂肪を蓄積させており、脂質過酸化物が生成され易い環境となっている。脂質過酸化物は脂質(特に多価不飽和脂肪酸)が活性酸素種により酸化されることで生成するが、脂質過酸化物が更に脂質過酸化を誘導したり、他の生体組織の酸化をも誘引することから、生体にとって悪影響を及ぼすものである。また、脂質過酸化物は栄養価の低下や毒性の発現等を引き起こすこともあり、食品としてみた場合にも品質や安全性の低下につながるものである。
また、油脂含量が高い水産養殖飼料で育成された養殖魚介類は体内に脂肪を蓄積させており、脂質過酸化物が生成され易い環境となっている。脂質過酸化物は脂質(特に多価不飽和脂肪酸)が活性酸素種により酸化されることで生成するが、脂質過酸化物が更に脂質過酸化を誘導したり、他の生体組織の酸化をも誘引することから、生体にとって悪影響を及ぼすものである。また、脂質過酸化物は栄養価の低下や毒性の発現等を引き起こすこともあり、食品としてみた場合にも品質や安全性の低下につながるものである。
従って、脂質含量に頼らない方法で成長促進効果や健全性を確保し、飼料効率が良く、生存率が良好になる水産養殖飼料の開発が非常に重要になっている。また、水産養殖用飼料は得てして脂質含量が高いものも多く、養殖魚介類の脂質過酸化物含量が少なくなるような飼料の開発が求められている。
「養魚と飼料脂質」、日本水産学会編、水産学シリーズ22巻(1978年)、112〜119頁
本発明は、上記した如き要望に応えたものであって、養殖魚介類の成長速度が早く、また養殖魚介類が健全になる効果があり、飼料効率が良い水産養殖飼料を提供することを目的とするものである。
更に、本発明は、脂質含量に頼らない方法でそれを実現し、養殖魚介類の脂質過酸化物含量を抑制して、安全で高品質な養殖魚介類を提供することを目的とするものである。
更に、本発明は、脂質含量に頼らない方法でそれを実現し、養殖魚介類の脂質過酸化物含量を抑制して、安全で高品質な養殖魚介類を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、上記の諸課題を解決する為に、鋭意研究を重ねた結果、養殖魚介類に麦若葉を摂取させることにより目的を達成しうることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
即ち、請求項1に係る本発明は、麦若葉を配合したことを特徴とする水産養殖飼料を提供するものである。
請求項2に係る本発明は、麦若葉を含有する水産養殖飼料用添加物を提供するものである。
請求項3に係る本発明は、請求項1記載の水産養殖飼料を給餌してなる、養殖魚介類の飼育方法を提供するものである。
請求項4に係る本発明は、請求項2記載の水産養殖飼料用添加物を給餌してなる、養殖魚介類の飼育方法を提供するものである。
請求項5に係る本発明は、請求項3に記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類を提供するものである。
請求項6に係る本発明は、請求項4に記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類を提供するものである。
請求項2に係る本発明は、麦若葉を含有する水産養殖飼料用添加物を提供するものである。
請求項3に係る本発明は、請求項1記載の水産養殖飼料を給餌してなる、養殖魚介類の飼育方法を提供するものである。
請求項4に係る本発明は、請求項2記載の水産養殖飼料用添加物を給餌してなる、養殖魚介類の飼育方法を提供するものである。
請求項5に係る本発明は、請求項3に記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類を提供するものである。
請求項6に係る本発明は、請求項4に記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類を提供するものである。
本発明によれば、養殖魚介類の成長速度が早く、養殖魚介類が健全になる効果があり、飼料効率が良い水産養殖飼料、水産養殖飼料用添加物、更には養殖魚介類の飼育方法が提供される。特に成長促進効果、生残率向上効果が見られる。
また、本発明によれば、脂質含量に頼らない方法でそれが実現され、養殖魚介類の脂質過酸化物含量を抑制して、安全な養殖魚介類が提供される。養殖魚介類の脂質過酸化物の生成抑制効果が見られる。
また、本発明によれば、脂質含量に頼らない方法でそれが実現され、養殖魚介類の脂質過酸化物含量を抑制して、安全な養殖魚介類が提供される。養殖魚介類の脂質過酸化物の生成抑制効果が見られる。
即ち、本発明の水産養殖飼料、水産養殖飼料用添加物、更には養殖魚介類の飼育方法によれば、養殖魚類の成長・飼料効率を改善すると共に、脂質過酸化物の生成を抑制することにより、養殖魚類の健全性への貢献、安全な食品としての養殖魚類を供給することができる。
本発明の水産養殖飼料、水産養殖飼料用添加物、更には養殖魚介類の飼育方法によれば、水産養殖飼料に麦若葉を配合することで、成長促進効果が得られ、飼料効率の改善を図ることができる。また、脂質過酸化物生成が抑制され、体表粘液量も増加するころから、養殖魚類の健全性に貢献できると共に、安全で高品質な食品としての養殖魚類を供給することができる。
本発明の水産養殖飼料、水産養殖飼料用添加物、更には養殖魚介類の飼育方法によれば、水産養殖飼料に麦若葉を配合することで、成長促進効果が得られ、飼料効率の改善を図ることができる。また、脂質過酸化物生成が抑制され、体表粘液量も増加するころから、養殖魚類の健全性に貢献できると共に、安全で高品質な食品としての養殖魚類を供給することができる。
請求項1に係る本発明は、麦若葉を配合したことを特徴とする水産養殖飼料である。
即ち、請求項1に係る本発明の水産養殖飼料は、麦若葉を配合したことを特徴とするものである。
麦若葉とは、麦類の若葉、より具体的には麦類の葉又は茎を含む葉であって、結実前の背丈が20〜40cm程度の時期(若葉の時期)に収穫されたものを指す。出穂期前頃までに収穫された若葉が最も好ましい。
ここで麦類とは、イネ科に属する大麦、小麦、ライ麦、えん麦、裸麦等の総称である。
本発明においては、そのような麦類の若葉であれば、いずれの麦類の若葉を用いることもできる。
即ち、請求項1に係る本発明の水産養殖飼料は、麦若葉を配合したことを特徴とするものである。
麦若葉とは、麦類の若葉、より具体的には麦類の葉又は茎を含む葉であって、結実前の背丈が20〜40cm程度の時期(若葉の時期)に収穫されたものを指す。出穂期前頃までに収穫された若葉が最も好ましい。
ここで麦類とは、イネ科に属する大麦、小麦、ライ麦、えん麦、裸麦等の総称である。
本発明においては、そのような麦類の若葉であれば、いずれの麦類の若葉を用いることもできる。
また、本発明においては、麦類の若葉であれば、いかなる形態のものであるかを問わない。
つまり麦若葉の形態としては、麦若葉そのものやこれを乾燥させた麦若葉乾燥粉末、麦若葉の細片化物やその乾燥粉末、麦若葉搾汁やその乾燥粉末、麦若葉のエキスやその乾燥粉末等が挙げられ、特に制限はない。
これらの中でも、本発明で用いる麦若葉としては、麦若葉乾燥粉末、麦若葉の細片化物の乾燥粉末、麦若葉搾汁の乾燥粉末、麦若葉のエキスの乾燥粉末のような乾燥粉末を用いることがより好ましい。それらは乾燥した粉体であるため、水産養殖飼料の製造時に造粒しやすいためである。乾燥させる方法については特に制限はない。
つまり麦若葉の形態としては、麦若葉そのものやこれを乾燥させた麦若葉乾燥粉末、麦若葉の細片化物やその乾燥粉末、麦若葉搾汁やその乾燥粉末、麦若葉のエキスやその乾燥粉末等が挙げられ、特に制限はない。
これらの中でも、本発明で用いる麦若葉としては、麦若葉乾燥粉末、麦若葉の細片化物の乾燥粉末、麦若葉搾汁の乾燥粉末、麦若葉のエキスの乾燥粉末のような乾燥粉末を用いることがより好ましい。それらは乾燥した粉体であるため、水産養殖飼料の製造時に造粒しやすいためである。乾燥させる方法については特に制限はない。
請求項1に係る本発明においては、このような麦若葉を飼料の風乾物(水分含量10%)に対し、乾重量として0.01〜2.0質量%、好ましくは0.05〜1.5質量%、より好ましくは0.1〜1.2質量%配合する。
ここで麦若葉の配合量が少な過ぎると目的を達成することができない。つまり、養殖魚介類の成長促進効果、脂質過酸化物生成の抑制効果、体表粘液量の増加効果を得ることはできない。一方、麦若葉を2.0質量%を超えて配合したとしても、配合量に見合うだけの効果を得ることはできない。
ここで麦若葉の配合量が少な過ぎると目的を達成することができない。つまり、養殖魚介類の成長促進効果、脂質過酸化物生成の抑制効果、体表粘液量の増加効果を得ることはできない。一方、麦若葉を2.0質量%を超えて配合したとしても、配合量に見合うだけの効果を得ることはできない。
本発明における水産養殖飼料とは、トウモロコシ等の穀類、糟糠類、植物性油粕、油脂、ビタミン、ミネラル等をペレットマシンやエクストルーダーにより造粒して製造される固形状飼料、固形状飼料を粉砕したクランブル状飼料、原料を粉砕混合した粉状飼料、粉状飼料に水を加えて練って給餌される飼料、生餌と粉状飼料を混合して製造するモイストペレットなどの全てを含む。
本発明の実施例においては、養殖魚介類としてはニジマス、ブリを用いたが、本発明に関する魚介類の種類はそれらに制限されるものではない。
即ち、本発明において養殖魚介類とは、ハマチ、ブリ、マダイ、ヒラメ、カンパチ、ヒラマサ、ギンザケ、フグ、イサキ、サバ、シマアジ、スギ、アユ、マス、ウナギ、コイ、クルマエビ、カニ、アワビなどを指しており、海水魚、淡水魚、甲殻類、貝類など広く適用することができる。
麦若葉を配合した水産養殖飼料を給餌するときの魚介類の成育サイズについては、例えば魚類であれば、これらの稚魚期から出荷される成魚までのサイズが該当し、適用範囲が広い。
給餌期間は特に制限はないが、効果を充分に引き出すためには、1ヶ月間以上連続給餌することが好ましい。
即ち、本発明において養殖魚介類とは、ハマチ、ブリ、マダイ、ヒラメ、カンパチ、ヒラマサ、ギンザケ、フグ、イサキ、サバ、シマアジ、スギ、アユ、マス、ウナギ、コイ、クルマエビ、カニ、アワビなどを指しており、海水魚、淡水魚、甲殻類、貝類など広く適用することができる。
麦若葉を配合した水産養殖飼料を給餌するときの魚介類の成育サイズについては、例えば魚類であれば、これらの稚魚期から出荷される成魚までのサイズが該当し、適用範囲が広い。
給餌期間は特に制限はないが、効果を充分に引き出すためには、1ヶ月間以上連続給餌することが好ましい。
次に、請求項2に係る本発明は、麦若葉を含有する水産養殖飼料用添加物を提供するものである。
請求項2に係る本発明における水産養殖飼料用添加物とは、請求項1に係る本発明において述べた全ての水産養殖飼料に対して添加使用されるものを指し、顆粒状、粉末状、液体状、ペースト状等、その形態を問わない。
また、請求項2に係る本発明の水産養殖飼料用添加物においては、麦若葉を含有するものであればよく、麦若葉のみからなるものであってもよいし、麦若葉の他に、賦形剤、油脂、ビタミン、ミネラル等を配合添加したものであってもよい。
請求項2に係る本発明における水産養殖飼料用添加物とは、請求項1に係る本発明において述べた全ての水産養殖飼料に対して添加使用されるものを指し、顆粒状、粉末状、液体状、ペースト状等、その形態を問わない。
また、請求項2に係る本発明の水産養殖飼料用添加物においては、麦若葉を含有するものであればよく、麦若葉のみからなるものであってもよいし、麦若葉の他に、賦形剤、油脂、ビタミン、ミネラル等を配合添加したものであってもよい。
請求項2に係る本発明の水産養殖飼料用添加物の配合量については、上記請求項1に係る本発明において述べたと同様に、飼料の風乾物(水分含量10%)に対し、乾重量として0.01〜2.0質量%、好ましくは0.05〜1.5質量%、より好ましくは0.1〜1.2質量%配合するとよい。
さらに、請求項3に係る本発明は、請求項1記載の水産養殖飼料を給餌してなる、養殖魚介類の飼育方法を提供するものであり、請求項4に係る本発明は、請求項2記載の水産養殖飼料用添加物を給餌してなる、養殖魚介類の飼育方法を提供するものである。
請求項3に係る本発明と請求項4に係る本発明における養殖魚介類の飼育方法は、それぞれ麦若葉を配合した水産養殖飼料、或いは麦若葉を含有する水産養殖飼料用添加物を給餌することの他には、特に制限されず、従来から採用されている何れの方法で飼育しても良い。
また、請求項3に係る本発明の水産養殖飼料、或いは請求項4に係る本発明の麦若葉を含有する水産養殖飼料用添加物を養殖魚介類へ給餌する期間は特に限定されない。例えば、魚類であれば、稚魚期から出荷される成魚までのいずれの期間でもよい。
請求項3に係る本発明と請求項4に係る本発明における養殖魚介類の飼育方法は、それぞれ麦若葉を配合した水産養殖飼料、或いは麦若葉を含有する水産養殖飼料用添加物を給餌することの他には、特に制限されず、従来から採用されている何れの方法で飼育しても良い。
また、請求項3に係る本発明の水産養殖飼料、或いは請求項4に係る本発明の麦若葉を含有する水産養殖飼料用添加物を養殖魚介類へ給餌する期間は特に限定されない。例えば、魚類であれば、稚魚期から出荷される成魚までのいずれの期間でもよい。
このようにして飼育された養殖魚介類を提供するのが、請求項5に係る本発明であり、また請求項6に係る本発明である。
即ち、請求項3に記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類を提供するのが、請求項5に係る本発明である。
また、請求項4に記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類を提供するのが、請求項6に係る本発明である。
即ち、請求項3に記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類を提供するのが、請求項5に係る本発明である。
また、請求項4に記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類を提供するのが、請求項6に係る本発明である。
このようにして飼育された養殖魚介類は、成長速度が早く、健全であって、飼料効率が良いものである。
本発明において魚が健全であるとは、実施例にも示したように、体表の糜爛の出現率と体表粘液の量を指標としている。体表粘液は浸透圧調整に関与するだけでなく、免疫学的にもウイルスや最近の体内への侵入を防ぐ生体防御機能の重要な位置を占めている(例えば、「日本水産学会誌」、53号、昭和62年、425〜431頁参照)。体表粘液の量を増やすことで、体表の糜爛の出現率も抑制でき、ウイルスや細菌感染に対する抵抗性を上げ、それらによる疾病の発生を抑制できると共に、商品価値の低下も防ぐことができる。
本発明において魚が健全であるとは、実施例にも示したように、体表の糜爛の出現率と体表粘液の量を指標としている。体表粘液は浸透圧調整に関与するだけでなく、免疫学的にもウイルスや最近の体内への侵入を防ぐ生体防御機能の重要な位置を占めている(例えば、「日本水産学会誌」、53号、昭和62年、425〜431頁参照)。体表粘液の量を増やすことで、体表の糜爛の出現率も抑制でき、ウイルスや細菌感染に対する抵抗性を上げ、それらによる疾病の発生を抑制できると共に、商品価値の低下も防ぐことができる。
また、このようにして飼育された養殖魚介類は、脂質過酸化物含量が抑制されており、安全な養殖魚介類となっている。
本発明において脂質過酸化物含量の抑制とは、血合肉中のチオバルビツール酸(TBA)価等の脂質過酸化に対する指標数値の上昇を抑制することを指標としている。
チオバルビツール酸価を測定するチオバルビツール酸法(TBA法)とは、脂質過酸化の二次生成物であるアルデヒド類のうち、酸性条件下でチオバルビツール酸と反応する物質(TBA-reactive substance:TBARS)を測定する方法である。
本発明において脂質過酸化物含量の抑制とは、血合肉中のチオバルビツール酸(TBA)価等の脂質過酸化に対する指標数値の上昇を抑制することを指標としている。
チオバルビツール酸価を測定するチオバルビツール酸法(TBA法)とは、脂質過酸化の二次生成物であるアルデヒド類のうち、酸性条件下でチオバルビツール酸と反応する物質(TBA-reactive substance:TBARS)を測定する方法である。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
実施例1
(1)2種の試験用飼料の作成
日本配合飼料(株)製の養鱒育成用飼料半製品を基礎飼料とし、これに麦若葉(麦若葉乾燥粉末)を内割で0.1質量%添加し、エクストルーダーにより、2mm径に成型した後、高温乾燥したものを本発明区1の試験飼料とした。なお、比較のために、麦若葉を配合しないこと以外は本発明区1の試験飼料と同様にして、対照区1の試験飼料を得た。
(1)2種の試験用飼料の作成
日本配合飼料(株)製の養鱒育成用飼料半製品を基礎飼料とし、これに麦若葉(麦若葉乾燥粉末)を内割で0.1質量%添加し、エクストルーダーにより、2mm径に成型した後、高温乾燥したものを本発明区1の試験飼料とした。なお、比較のために、麦若葉を配合しないこと以外は本発明区1の試験飼料と同様にして、対照区1の試験飼料を得た。
(2)飼育試験
50L容のガラス水槽6面に、平均魚体重約7gのニジマス稚魚30尾を収容し、水槽2面1群として、平均水温14℃の環境下で飼育試験を実施した。給餌は、朝夕各1回の飽食給餌として、上記2種類の試験飼料を用い、試験期間は約2ヶ月間とした。
開始時平均体重、終了時平均体重、斃死尾数、生残率、給餌量、飼料効率、増肉係数、日間摂餌率、日間成長率及び成長倍率を表1に示す。
50L容のガラス水槽6面に、平均魚体重約7gのニジマス稚魚30尾を収容し、水槽2面1群として、平均水温14℃の環境下で飼育試験を実施した。給餌は、朝夕各1回の飽食給餌として、上記2種類の試験飼料を用い、試験期間は約2ヶ月間とした。
開始時平均体重、終了時平均体重、斃死尾数、生残率、給餌量、飼料効率、増肉係数、日間摂餌率、日間成長率及び成長倍率を表1に示す。
表1の結果によれば、麦若葉0.1質量%を添加した、本発明区1の試験飼料を給餌した試験区は、飼料効率、成長倍率が優れていることが判明した。
実施例2
(1)2種の試験用飼料の作成
日本配合飼料(株)製の養鱒育成用飼料半製品を基礎飼料とし、これに麦若葉(麦若葉乾燥粉末)を内割で0.2質量%添加し、エクストルーダーにより、4.8mm径に成型した後、高温乾燥したものを本発明区2の試験飼料とした。なお、比較のために、麦若葉を配合しないこと以外は本発明区2の試験飼料と同様にして、対照区2の試験飼料を得た。
(1)2種の試験用飼料の作成
日本配合飼料(株)製の養鱒育成用飼料半製品を基礎飼料とし、これに麦若葉(麦若葉乾燥粉末)を内割で0.2質量%添加し、エクストルーダーにより、4.8mm径に成型した後、高温乾燥したものを本発明区2の試験飼料とした。なお、比較のために、麦若葉を配合しないこと以外は本発明区2の試験飼料と同様にして、対照区2の試験飼料を得た。
(2)飼育試験
500L容のFRP水槽に、平均魚体重約85gのニジマス30尾を収容し、平均水温14℃の環境下で飼育試験を実施した。給餌は、朝夕各1回の飽食給餌として、上記2種類の試験飼料を用い、試験期間は約2ヶ月間(飼育日数59日間)とした。
500L容のFRP水槽に、平均魚体重約85gのニジマス30尾を収容し、平均水温14℃の環境下で飼育試験を実施した。給餌は、朝夕各1回の飽食給餌として、上記2種類の試験飼料を用い、試験期間は約2ヶ月間(飼育日数59日間)とした。
開始時平均体重、終了時平均体重、斃死尾数、生残率、給餌量、飼料効率、増肉係数、日間摂餌率、日間成長率及び成長倍率を表2に示す。
次に、被鱗長、肥満度の結果を表3に示す。
また、筋肉中の一般成分の分析結果を表4に示す。
更に、脂質過酸化物含量(TBARS)の分析結果を表5に示す。なお、脂質過酸化物含量(TBARS)は、「衛生試験法・注解2005」日本薬学会編、金原出版株式会社、2005年、207〜209頁の記載に従って測定した。
次に、被鱗長、肥満度の結果を表3に示す。
また、筋肉中の一般成分の分析結果を表4に示す。
更に、脂質過酸化物含量(TBARS)の分析結果を表5に示す。なお、脂質過酸化物含量(TBARS)は、「衛生試験法・注解2005」日本薬学会編、金原出版株式会社、2005年、207〜209頁の記載に従って測定した。
表2の結果によれば、麦若葉0.2質量%を添加した、本発明区2の試験飼料を給餌した試験区は、飼料効率、成長倍率が優れていることが判明した。
表3の結果によれば、本発明区2の試験飼料を給餌した試験区は、麦若葉給餌によりバラツキが少なく、満遍なく成長していたことが示された。
表4から明らかなように、筋肉中の一般成分には有意差がなく、麦若葉給餌は生体組織へ大きく影響を及ぼすような作用はないことが分かる。
表5から明らかなように、血合筋中の脂質過酸化物含量は麦若葉給餌によって、減少する傾向が認められた。表2の結果から明らかであるが、より成長しているのにも拘らず、脂質過酸化物含量が減少する傾向にあることから、麦若葉は生体の抗酸化能を亢進する作用があることが示された。
実施例3
日本配合飼料(株)製のブリ育成用飼料半製品を基礎飼料とし、これに麦若葉(麦若葉乾燥粉末)を内割で0.5質量%、1.0質量%添加し、エクストルーダーにより、12mm径に成型した後、高温乾燥し、魚油を内割15質量%添加したものを、それぞれ本発明区3の試験飼料、本発明区4の試験飼料とした。なお、比較のために、麦若葉を配合しないこと以外は本発明区3、4の試験飼料と同様にして、対照区3の試験飼料を得た。
日本配合飼料(株)製のブリ育成用飼料半製品を基礎飼料とし、これに麦若葉(麦若葉乾燥粉末)を内割で0.5質量%、1.0質量%添加し、エクストルーダーにより、12mm径に成型した後、高温乾燥し、魚油を内割15質量%添加したものを、それぞれ本発明区3の試験飼料、本発明区4の試験飼料とした。なお、比較のために、麦若葉を配合しないこと以外は本発明区3、4の試験飼料と同様にして、対照区3の試験飼料を得た。
4×4×4mの化繊網生簀に、平均魚体重約800gのブリ稚魚200尾を収容し、平均水温24℃の環境下で飼育試験を実施した。給餌は、朝1回の飽食給餌として、上記3種類の試験飼料を用い、試験期間は約1.5ヶ月間(飼育日数44日間)とした。
開始時平均体重、終了時平均体重、斃死尾数、生残率、給餌量、飼料効率、増肉係数、日間摂餌率、日間成長率及び成長倍率を表6に示す。
次に、尾叉長、肥満度の結果を表7に示す。
また、筋肉中の一般成分の分析結果を表8に示す。
更に、脂質過酸化物含量(TBARS)の分析結果を表9に示す。なお、脂質過酸化物含量(TBARS)は、実施例2と同様に、「衛生試験法・注解2005」日本薬学会編、金原出版株式会社、2005年発行、207〜209頁の記載に従って測定した。
また、体表の糜爛出現率と体表粘液分泌量の測定結果を表10に示す。なお、体表の糜爛出現率は目視により判定した。また、体表粘液分泌量の測定は、「水産増殖」、第44巻、第4号(平成8年発行)、427〜432頁の記載に従って行った。
次に、尾叉長、肥満度の結果を表7に示す。
また、筋肉中の一般成分の分析結果を表8に示す。
更に、脂質過酸化物含量(TBARS)の分析結果を表9に示す。なお、脂質過酸化物含量(TBARS)は、実施例2と同様に、「衛生試験法・注解2005」日本薬学会編、金原出版株式会社、2005年発行、207〜209頁の記載に従って測定した。
また、体表の糜爛出現率と体表粘液分泌量の測定結果を表10に示す。なお、体表の糜爛出現率は目視により判定した。また、体表粘液分泌量の測定は、「水産増殖」、第44巻、第4号(平成8年発行)、427〜432頁の記載に従って行った。
表6の結果から明らかなように、麦若葉を給餌することによる、著しい成長の阻害は見られなかった。
表7の結果から明らかなように、麦若葉を給餌しても、肥満度や尾叉長へはほとんど影響を及ぼさなかったことが分かる。
表8の結果によれば、筋肉中の一般成分には差がなく、麦若葉給餌が生体組織へ大きく影響を及ぼすような作用はないことが分かる。
表9の結果によれば、血合筋中の脂質過酸化物含量は麦若葉を給餌するほど、減少する傾向が認められた。表2の結果から明らかであるが、より成長しているのにも拘らず、脂質過酸化物含量が減少する傾向にあることから、麦若葉は生体の抗酸化能を亢進する作用があることが示された。
表10に体表の糜爛出現率と体表粘液分泌量の結果を示したが、網などによる体表の糜爛の出現率は、特に麦若葉を1.0質量%添加することで、大幅に改善したことが分かる。また、このとき、体表粘液分泌量も多くなっていた。この結果から、麦若葉の添加は、体表粘液分泌量を多くし、これにより生体防御に影響を与え、ウイルスや細菌感染に対する抵抗性を上げることが示された。
なお、本発明区3では、体表の糜爛出現率において、対照区3と殆ど差がないと認められたため、体表粘液分泌量については測定しなかった。
なお、本発明区3では、体表の糜爛出現率において、対照区3と殆ど差がないと認められたため、体表粘液分泌量については測定しなかった。
本発明の水産養殖用飼料は、麦若葉を添加することで成長と飼料効率に優れている。
また、本発明の水産養殖用飼料は、養殖魚介類の体表粘液の量を増加すること、脂質過酸化物含量を抑制することにより、健全で商品価値の高い養殖魚介類を供することができる。更に、脂質過酸化物含量を抑制することで、安全な養殖魚介類を供することに貢献する。
従って、本発明は、水産業において有効に利用することができる。
また、本発明の水産養殖用飼料は、養殖魚介類の体表粘液の量を増加すること、脂質過酸化物含量を抑制することにより、健全で商品価値の高い養殖魚介類を供することができる。更に、脂質過酸化物含量を抑制することで、安全な養殖魚介類を供することに貢献する。
従って、本発明は、水産業において有効に利用することができる。
Claims (6)
- 麦若葉を配合したことを特徴とする水産養殖飼料。
- 麦若葉を含有する水産養殖飼料用添加物。
- 請求項1記載の水産養殖飼料を給餌してなる、養殖魚介類の飼育方法。
- 請求項2記載の水産養殖飼料用添加物を給餌してなる、養殖魚介類の飼育方法。
- 請求項3に記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類。
- 請求項4に記載の飼育方法で飼育された養殖魚介類。
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---|---|---|---|
JP2005042507A JP2006223217A (ja) | 2005-02-18 | 2005-02-18 | 水産養殖飼料及び水産養殖飼料用添加物 |
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JP (1) | JP2006223217A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0330638A (ja) * | 1989-06-29 | 1991-02-08 | Shiyuushichi Takahashi | 魚介類用飼料添加物 |
JP2001069923A (ja) * | 1999-09-06 | 2001-03-21 | Ito En Ltd | 養殖魚用飼料および脂質改善剤 |
JP2002065175A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-05 | Toyo Shinyaku:Kk | 動物飼料 |
JP2002335888A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-26 | Tomoji Tanaka | 健康緑米加工と健康加工食品及び飲料及び飼料と複合制癌剤 |
-
2005
- 2005-02-18 JP JP2005042507A patent/JP2006223217A/ja active Pending
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