JP2006222631A - 輻輳制御装置、および、ネットワークの輻輳制御方法 - Google Patents

輻輳制御装置、および、ネットワークの輻輳制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】IPネットワークにおいて負荷の高いWebサーバへのアクセスを効率的に規制し、トータルのスループットを向上させ、Webサーバやシステムの停止を防止すると同時に、ユーザへのサービス効率の向上を実現する。
【解決手段】IPネットワークに設置する輻輳制御装置において、IPアドレスとホスト名との対応関係を記憶しておき、新たにクライアントからWebサーバに要求があったときに、DNSサーバによりWebサーバのIPアドレスを取得し、当該IPアドレスのWebサーバが輻輳状態であると判定された場合には、記憶した対応関係の中の同じホスト名に対する輻輳状態でない異なるIPアドレスを検索して、そのIPアドレスのWebサーバに対して、クライアントからの要求を振り分ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、クライアントとWebサーバ間の通信を中継する輻輳制御装置、および、ネットワークの輻輳制御方法に係り、特に、WebサーバがDNSラウンドロビンによって複数のIPアドレスのWebサーバで構成されている際の輻輳制御に用いて好適な輻輳制御装置、および、ネットワークの輻輳制御方法に関する。
インターネットが急速に普及し、インターネットを通した情報提供・各種サービスが、より身近におこなわれるようになってきた。また、PC端末からだけでなく携帯端末からのアクセスも快適におこなえるようになり、携帯ユーザの増大に伴い、Webサーバへのアクセスも増加の傾向にある。
このようなネットワーク環境においては、各ユーザが直接Webサーバにアクセスするような従来方式では、特定のWebサーバ、例えば、チケット予約、証券取引や人気コンテンツのダウンロードといったサービスを提供するWebサーバへアクセスが集中する場合が多くある。その結果、集中するアクセス要求に、通信回線容量やWebサーバの処理能力が追い付かず、応答に時間がかかったり、無応答になったり、最悪の場合、Webサーバ自体がダウンしたりすることもある。
こういった問題に対して、Webサーバ側の対策として、DNSラウンドロビンを利用した負荷分散を用いる方法が以前よりおこなわれてきた。DNSラウンドロビンは、以下の非特許文献1に記載されているように、ホスト名の解決をおこなうDNSサーバに、あるホスト名に対するIPアドレスを複数登録しておき、クライアントからホスト名解決の要求があった際には、順に異なるIPアドレスを回答することにより、実際にアクセスされるWebサーバを分散させる方法である。この方法により、登録したIPアドレスに対応した複数のWebサーバを設置することで負荷分散を実現することができる。
一方、インターネット環境を提供する側の対策として、クライアントとWebサーバとの間に輻輳制御装置と呼ばれる中継装置を設け、Webサーバへのアクセスを制御する方法が行われている。輻輳制御装置は、クライアントのWebサーバへのアクセスを中継する一方で、各Webサーバへの同時アクセス数や、レスポンス時間、タイムアウト回数等を監視し、各々予め設定した閾値を超えた場合、当該Webサーバを輻輳状態と判定し、以後、同時アクセス数や、レスポンス時間が閾値を下回る等、輻輳状態が解除されたと判定されるまで、クライアントへ輻輳メッセージを返信することにより、当該Webサーバへのアクセスを規制する。このようにして、Webサーバへの過剰なアクセス集中やサーバダウンを未然に防止することができる。
通常、輻輳制御装置は、Webサーバへのアクセス制御をホスト名単位で管理しているため、上記DNSラウンドロビンを用いたWebサーバへの輻輳制御の際、複数のWebサーバの一つが輻輳状態と判定された場合、他のWebサーバの状態に拘わらず、当該ホストへのリクエストは全て規制されてしまうという問題がある。
これに対しては、輻輳制御装置で、Webサーバへのアクセス制御をホスト名単位ではなく、IPアドレス単位で管理する方法が用いられてきた。この方法により、DNSラウンドロビンを用いたWebサーバのIPアドレスの一つが輻輳状態と判定されても、同じホスト名で、異なるIPアドレスのWebサーバに対するアクセスに関しては通常通り処理できる。
また、別のアプローチとして、クライアント側やDNSサーバ側で、DNSラウンドロビンにより構成される複数のWebサーバの負荷状態を常時または定期的に監視し、アドレス解決要求に対して、負荷の低い、あるいは接続要求の応答が速いサーバのIPアドレスを順に返信する方法がある。これにより、あるWebサーバが輻輳状態となった場合でも、当該WebサーバのIPアドレスを避け、同一ホスト名に対する別のIPアドレスを返信することにより、輻輳状態と判定されたWebサーバへのアクセスを規制することができる。例として、以下の特許文献1には、クライアント側のリゾルバが、DNSサーバで解決された複数のIPアドレス全てに対してTCPの接続要求をおこない、一番速く応答が返ってきたIPアドレスを選択するという技術が開示されている。
米国特許出願公開番号US2003/0055979 RFC1034 "DOMAIN NAMES CONCEPTS AND FACILITIES"(http://www.rfc-editor.org/download.htmlよりダウンロード可)
上記従来技術のように、輻輳制御装置が、IPアドレス単位で輻輳を制御管理している場合には、DNSラウンドロビンを用いた複数台のWebサーバのうちの1台が輻輳状態であると判定された場合、例えば、あるWebサーバのホスト名に対してn台のWebサーバで構成されていると、クライアントからのアクセスのDNSに対するアドレス解決要求のうち、n回に1回は輻輳状態であると判定されたWebサーバのIPアドレスが返されることになり、当該IPアドレスが輻輳状態である期間中は、当該ホスト名に対する要求のn回に1回に対しては規制メッセージを返信することになってしまい、ユーザへのサービス効率が低下してしまうという問題がある。
また、クライアント側やDNSサーバ側で、DNSラウンドロビンによる複数のWebサーバの負荷状態を常時または定期的に監視し、アドレス解決要求に対して、負荷の低いサーバのIPアドレスを順に返信する方法を実現するためには、個々のWebサーバの負荷状態をチェックするため、常時あるいは定期的に何らかの通信をおこなう必要があり、Webサーバが多数存在する場合、個々のWebサーバの負荷状態管理のための負荷が増大したり、負荷チェックのための通信でネットワークが混雑したりするという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、複数のIPアドレスに割り当てられたWebサーバの中で、輻輳を回避し、トータルのスループットを向上させることができ、サービスの信頼性を向上することができる輻輳制御装置を提供することにある。
さらに本発明の目的は、従来のDNSサーバやクライアント、Webサーバに手を加えることなく、この輻輳制御装置のみで上記サービス効率の向上を実現することができ、導入コストを削減することができる輻輳制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の輻輳制御装置は、クライアントからWebサーバ宛の要求メッセージを中継する際に、DNSサーバにより宛先WebサーバのIPアドレスを取得し、宛先Webサーバのホスト名と取得したIPアドレスとの対応関係を記憶しておき、 DNSサーバによって、新たにクライアントから送信された要求メッセージの宛先Webサーバのホスト名より、IPアドレスを取得し、そのIPアドレスのWebサーバが輻輳状態であると判定された場合には、別のIPアドレスを検索する。そして、検索された別のIPアドレスのWebサーバが輻輳していない場合に、輻輳していないその別のIPアドレスのWebサーバに要求メッセージを送信する。
これにより、DNSラウンドロビンで構成された複数のIPアドレスのWebサーバの中で、輻輳状態と判定されたIPアドレスのWebサーバ宛の要求メッセージを、輻輳していない別のIPアドレスのWebサーバ宛に振り分け、クライアントへ返す輻輳メッセージを減らし、クライアントに対するサービス効率を向上させることができる。
さらに、DNSサーバがDNS逆引き機能に対応している場合には、 検索された別のIPアドレスが現在ネットワーク上で有効か否かということをDNS逆引き機能により確認することもできる。これは、Webサーバ側のネットワークの構成変更に対応するためである。
また、あるIPアドレスのWebサーバが輻輳中のときには、再度、DNSサーバに対応するWebサーバを問い合わせて、その別のIPアドレスが現在ネットワーク上で有効かということを確認することもできる。この手法でも、Webサーバ側のネットワークの構成変更に対応することができる。また、このときに、再問い合わせの上限回数を規定しておいてもよい。
以上の本発明の輻輳制御装置により、DNSラウンドロビンで構成された複数のIPアドレスのWebサーバの中で、輻輳状態と判定したIPアドレスのWebサーバ宛の要求を、輻輳していない別のIPアドレスのWebサーバ宛に振り分けることができ、クライアントへ返す輻輳メッセージを減らし、クライアントに対するサービス効率を向上させることができると同時に、新たに振り分けるIPアドレスの有効性を確認することができ、サービスの信頼性を向上させることができる。
さらには、従来のDNSサーバやクライアント、Webサーバに手を加えることなく、この輻輳制御装置のみで上記サービス効率の向上を実現することができ、導入コストを削減することができる。
本発明によれば、複数のIPアドレスに割り当てられたWebサーバの中で、輻輳を回避し、トータルのスループットを向上させることができ、サービスの信頼性を向上することができる輻輳制御装置を提供することができる。
さらに、本発明によれば、従来のDNSサーバやクライアント、Webサーバに手を加えることなく、この輻輳制御装置のみで上記サービス効率の向上を実現することができ、導入コストを削減することができる。
以下、本発明に係る各実施形態について、図1ないし図8を用いて説明する。
なお、以下の各実施形態では、宛先WebサーバのIPアドレスを取得する手段として、インターネット上で最も成功している名前解決データベースであるDNSシステムのDNSサーバを用いた形態について記述しているが、IPアドレスを取得する手段としては、DNSサーバに限定したものではない。
〔輻輳制御装置の構成〕
先ず、図1および図2を用いて本実施形態に係る輻輳制御装置の構成について説明する。
図1は、本実施形態の輻輳制御装置を用いたネットワーク構成を示すブロック図である。
図2は、本実施形態に係る輻輳制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
先ず、図1を用いて本実施形態の輻輳制御装置の機能構成とそれを用いたネットワーク構成について説明する。
本実施形態の輻輳制御装置103は、図1に示されるようにWebサーバ102、通信処理部112、HTTP処理部111、DNS処理部105、IPアドレスキャッシュ部107、輻輳制御管理部104、および内部通信路113から構成される。
通信処理部112は、クライアント101やWebサーバ102、DNSサーバ106と外部通信回線114を介して通信をおこない、IPパケットのやり取りをおこなう。HTTP処理部111は、クライアント101やWebサーバ102間のHTTP(HyperText Transfer Protocol)プロトコルを中継し、それに関する処理をおこなう。DNS処理部105は、DNSに関する処理をおこなう。IPアドレスキャッシュ部107は、DNSサーバで解決されたIPアドレスとホスト名の対応関係をキャッシュとして保持する。輻輳制御管理部104は、IPアドレスごとに対応するWebサーバの輻輳状態を保持し管理する。内部通信路113は、各部を結ぶ通信のためのバスである。
Webサーバ102は、DNSサーバ106に登録されている複数のIPアドレスに割り当てられたWebサーバ1:108、Webサーバ2:109、…、Webサーバn:110で構成される。
そして、クライアント101からWebサーバ102にWebページ取得などの要求メッセージを送ると、輻輳制御装置103は、その要求メッセージのIPパケットを受信し、DNSサーバ106に問い合わせて、ホスト名からIPアドレスを求め、そのIPアドレスに対応するWebサーバ1、Webサーバ2、…、WebサーバnのいずれかのWebサーバに要求メッセージを転送する。
本実施形態の輻輳制御装置103のハードウェア構成としては、図2に示される通り、プロセッサ401、メモリ装置402、入力装置403、ディスク装置404、通信制御装置405、内部通信回線406、表示装置407から構成される。
プロセッサ401は、メモリ装置402に読み込まれたプログラムを実行し、入出力装置に関する動作の指令を与え、装置全体を制御する。メモリ装置402は、処理を実行するプログラムやデータを読み込んで一時的に保持したり、後述のIPアドレス管理表201や輻輳管理表301などのテーブルを、プログラムの実行中に読み書きするために記憶する。入力装置403は、輻輳制御設定等の指示や情報を入力するため装置であり、キーボード、マウスなどの装置がこれに含まれる。ディスク装置404は、この輻輳制御装置103で実行されるプログラム、IPアドレス管理表201や輻輳管理表301のテーブル、その他の必要なデータを格納する装置であり、通常、メモリ装置402より大容量である。通信制御装置405は、輻輳制御装置103内部と外部通信回線114を介しておこなわれる外部とのデータのやり取りを制御する。内部通信回線406は、内部の構成要素間でデータのやり取りをおこなう。表示装置407は、入力情報、プログラムの実行状態、管理情報、各種データなどを表示させて確認をおこなうため装置である。
〔輻輳制御装置のデータ構造〕
次に、図3および図4を用いて本発明の輻輳制御装置で用いられるデータ構造について説明する。
図3は、IPアドレス管理表201の一例を示す図である。
図4は、輻輳管理表301の一例を示す図である。
IPアドレス管理表201は、ホスト名とそれに対応するIPアドレスを保持するテーブルであり、図3に示されるように、一つのホスト名202に複数のIPアドレス203が対応している。ここで、IPアドレス管理表201のエントリとしては、一つのホスト名202に一つのIPアドレス203が対応していてもよいが、本発明においてメリットがあるのは、図3に示されるような一つのホスト名202に複数のIPアドレス203が対応している場合である。
再問い合わせ回数204は、後述の輻輳制御の処理例4でDNSサーバ106に対して再度、問い合わせを実際におこなった回数であり、再問い合わせ規定回数205は、再問い合わせ回数の上限を規定する回数であり、再問い合わせの数は、この回数を超えないように制限される。
輻輳管理表301は、IPアドレスごとに、Webサーバの輻輳状態を管理するためのテーブルであり、図4に示されているように、IPアドレス302に対して当該IPアドレス302に割り当てられたWebサーバの輻輳状態303が規定され、その管理情報として、輻輳と判定された回数304、当該IPアドレス302宛に要求を振り分けた最新日時305を保持する。なお、この輻輳管理表301は、図1に示される輻輳制御管理部104で保持され、参照される。
〔輻輳制御の処理例1〕
次に、図5を用いて本実施形態の輻輳制御装置103の第一の処理例について説明する。
図5は、本実施形態の輻輳制御装置103の第一の処理例を示すフローチャートである。
なお、処理の説明中、適宜、上記の図1ないし図4を参照する。
先ず、図1に示される輻輳制御装置103がクライアント101からの要求メッセージ(以下、単に「リクエスト」ともいう)を通信処理部112を介して受信すると(501)、HTTP処理部111でリクエストの解析をおこない、 リクエストは、通常、Webサーバを指定するためにホスト名が含まれているが、 DNS処理部105により、その宛先ホスト名のIPアドレスの解決をおこなうために、通信処理部112を介してDNSサーバ106に問い合わせる(502)。
そして、通信処理部112を介して、解決されたIPアドレスを受信すると、そのIPアドレスをIPアドレスキャッシュ部107にキャッシュし、当該IPアドレスに対応するWebサーバ102が輻輳状態か否かを、輻輳制御管理部104で図4に示される輻輳管理表301のIPアドレス302と対応する輻輳状態303を用いて判定する(503)。
当該IPアドレスに対応するWebサーバが輻輳状態でなかった場合には、HTTP処理部111により通信処理部112を介して当該IPアドレスのWebサーバ102宛にリクエストを送信し(506)、Webサーバ102からのデータ受信(507)後、クライアント101にデータを送信する(508)。
ステップ503で、当該IPアドレスが輻輳状態であった場合には、IPアドレスキャッシュ部107で、図3に示されるIPアドレス対応表201を用いて、当該IPアドレスのホスト名202に対応する異なるIPアドレス203で、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものがキャッシュされているか否かを調べる(504)。当該IPアドレスと異なるIPアドレスで、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものがキャッシュされていない場合には、宛先のホスト名に対するWebサーバ102が輻輳状態として、HTTP処理部111で規制のための輻輳メッセージを作成し、通信処理部112を介してクライアント101に対して輻輳メッセージを送信する(509)。
一方、ステップ504で、当該IPアドレスと異なるIPアドレスで、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものがキャッシュされている場合には、その中の1つのIPアドレスを選択し(505)、HTTP処理部111により通信処理部112を介して、選択したIPアドレスのWebサーバ102宛にリクエストを送信し(506)、Webサーバ102からのデータ受信(507)後、クライアント101にデータを送信する(508)。
ステップ505で、当該IPアドレスと異なるIPアドレスで、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものが複数キャッシュされていた場合には、例えば、図4に示された輻輳回数304の少ない順に、または、振り分け日時305の最新の順にIPアドレスを選択するなどのように決めておけばよい。
〔輻輳制御の処理例2〕
次に、図6を用いて本実施形態の輻輳制御装置103の第二の処理例について説明する。
図6は、本実施形態の輻輳制御装置103の第二の処理例を示すフローチャートである。
第二の処理例は、第一の処理例と全く同様の輻輳制御装置103の構成であって、第一の処理例のステップ505において、選択されたIPアドレスの有効性を、DNSサーバ106に対して逆引き問い合わせをおこなうことにより確認する形態となっている。もちろん、DNSサーバ106がDNS逆引き機能(IPアドレスからホスト名を求める機能)を備えていることが前提となる。
このように、IPアドレスの有効性をDNSサーバ106に確認するのは、Webサーバ側で、構成変更によりIPアドレスの割り当てが変更になる場合がありうるから、そのような事態に対応するためである。
先ず、図6に示されるように、輻輳制御装置103がクライアント101からのリクエストを通信処理部112を介して受信すると(501)、HTTP処理部111でリクエストの解析を行い、DNS処理部105により、リクエストの宛先ホスト名のIPアドレスの解決を、通信処理部112を介してDNSサーバ106に問い合わせる(502)。
そして、通信処理部112を介して、解決されたIPアドレスを受信すると、そのIPアドレスをIPアドレスキャッシュ部107にキャッシュし、当該IPアドレスが輻輳状態か否かを、輻輳制御管理部104で図4の輻輳管理表301のIPアドレス302と対応する輻輳状態303を用いて判定する(503)。
当該IPアドレスが輻輳状態でなかった場合には、HTTP処理部111により通信処理部112を介して当該IPアドレスのWebサーバ102宛にリクエストを送信し(506)、Webサーバ102からのデータ受信(507)後、クライアント101にデータを送信する(508)。
ステップ503で、当該IPアドレスが輻輳状態であった場合には、IPアドレスキャッシュ部107で、図3に示されるIPアドレス対応表201を用いて、当該IPアドレスのホスト名202に対応する異なるIPアドレス203で、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものがキャッシュされているか否かを調べる(504)。当該IPアドレスと異なるIPアドレスがキャッシュされていない場合には、宛先のホスト名に対するWebサーバ102が輻輳状態であるとして、HTTP処理部111で規制のための輻輳メッセージを作成し、通信処理部112を介してクライアント101に対して輻輳メッセージを送信する(509)。
一方、ステップ504で、当該IPアドレスと異なるIPアドレスで、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものがキャッシュされている場合には、その中の1つのIPアドレスを選択する(505)。
ステップ505で、当該IPアドレスと異なるIPアドレスで、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものが複数キャッシュされていた場合には、例えば、図4に示される輻輳回数304の少ない順に、または、振り分け日時305の最新の順にIPアドレスを選択するなどのように決めておけばよい。
次に、DNS処理部105により、ステップ505で選択されたIPアドレスの逆引き問い合わせを通信処理部112を介してDNSサーバ106に対しておこない(601)、問い合わせが成功したか否かを判定し(602)、成功した場合には、HTTP処理部111により通信処理部112を介して、選択したIPアドレスのWebサーバ102宛にリクエストを送信し(506)、Webサーバ102からのデータ受信(507)後、クライアント101へデータを送信する(508)。
ステップ602において、選択されたIPアドレスの逆引き問い合わせが失敗した場合には、選択されたIPアドレスは有効でないことになる。すなわち、この場合には、Webサーバ側で構成変更があり、IPアドレスの割り当てが変わり、このIPアドレスは使えなくなったことになる。この場合には、ステップ504へ戻ってさらに、異なるIPアドレスで、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものがキャッシュされているか否かを調べる。以下同様に504ないし602のステップを繰り返すものとする。
〔輻輳制御の処理例3〕
次に、図7を用いて本実施形態の輻輳制御装置103の第三の処理例について説明する。
図7は、本実施形態の輻輳制御装置103の第三の処理例を示すフローチャートである。
第三の処理例は、第一の処理例と全く同様の輻輳制御装置の構成であって、DNSサーバ106が必ずしも逆引き問い合わせに対応していない場合に、第一の処理例のステップ505において、異なるIPアドレスを選択する代わりに、再度DNSサーバ106に対してIPアドレス解決をおこない、解決結果のIPアドレスがキャッシュされているIPアドレスに一致するか否かを判定することにより、異なるIPアドレスの有効性を確認する形態となっている。
このようにする趣旨は、第二の処理例と同様にWebサーバ側の構成変更に対応するためである。
先ず、図7に示されるように、輻輳制御装置103がクライアント101からのリクエストを通信処理部112を介して受信すると(501)、HTTP処理部111でリクエストの解析をおこない、DNS処理部105により、リクエストの宛先ホスト名のIPアドレスの解決を、通信処理部112を介してDNSサーバ106に問い合わせる(502)。
そして、通信処理部112を介して、解決されたIPアドレスを受信すると、そのIPアドレスをIPアドレスキャッシュ部107にキャッシュし、当該IPアドレスが輻輳状態か否かを、輻輳制御管理部104で図4に示される輻輳管理表301のIPアドレス302と対応する輻輳状態303を用いて判定する(503)。当該IPアドレスが輻輳状態でなかった場合には、HTTP処理部111により通信処理部112を介して当該IPアドレスのWebサーバ102宛にリクエストを送信し(506)、Webサーバ102からのデータ受信(507)後、クライアント101へデータを送信する(508)。
ステップ503で、当該IPアドレスが輻輳状態であった場合、IPアドレスキャッシュ部107で、図3に示されるIPアドレス対応表201を用いて、当該IPアドレスのホスト名202に対応する異なるIPアドレス203で、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものがキャッシュされているか否かを調べる(504)。当該IPアドレスと異なるIPアドレスで、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものがキャッシュされていない場合には、宛先のホスト名に対するWebサーバ102が輻輳状態であるとして、HTTP処理部111で規制のための輻輳メッセージを作成し、通信処理部112を介してクライアント101に対して輻輳メッセージを送信する(509)。
一方、ステップ504で、当該IPアドレスと異なるIPアドレスで、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものがキャッシュされている場合には、DNS処理部105によりリクエストの宛先ホスト名のIPアドレスの解決を通信処理部112を介してDNSサーバ106に再度問い合わせる(701)。通信処理部112を介して、解決されたIPアドレスを受信すると、IPアドレスキャッシュ部107でキャッシュし、そのIPアドレスが、ステップ502で最初に問い合わせた結果のIPアドレスと異なるIPアドレスか否かを判定し(702)、同一のIPアドレスであった場合、宛先のホスト名に対するWebサーバ102が輻輳状態であるとして、HTTP処理部111で規制のための輻輳メッセージを作成し、通信処理部112を介してクライアント101に対して輻輳メッセージを送信する(509)。
ステップ702で、異なるIPアドレスであった場合、再度問い合わせた結果のIPアドレスが輻輳状態でないか、すなわち通常状態か否かを輻輳制御管理部104で判定し(703)、輻輳状態の場合には、ステップ701へ戻ってリクエストの宛先ホスト名のIPアドレスの解決をDNSサーバ106に再度問い合わせる。以下同様にステップ701ないし703の処理を繰り返すものとする。
ステップ703において、再度問い合わせた結果のIPアドレスに対応するWebサーバが輻輳状態でなかった場合、HTTP処理部111により通信処理部112を介して、再度問い合わせた結果のIPアドレスのWebサーバ102宛にリクエストを送信し(506)、Webサーバ102からのデータ受信(507)後、クライアント101へデータを送信する(508)。
〔輻輳制御の処理例4〕
次に、図8を用いて本実施形態の輻輳制御装置103の第四の処理例について説明する。
図8は、本実施形態の輻輳制御装置103の第四の処理例を示すフローチャートである。
第四の処理例は、第三の処理例と全く同様の構成であって、第三の処理例のステップ702において、DNSサーバ106に対して再度IPアドレスの解決の問い合わせをおこなった結果、最初の問い合わせ結果と同じIPアドレスであった場合に、輻輳状態と判定しすぐに輻輳メッセージを送信するのではなく、一定回数まで問い合わせを繰り返す形態となっている。また、ステップ703において、再度問い合わせた結果のIPアドレスが輻輳状態であった場合に、再度問い合わせをおこなう回数を一定回数まで制限した形態となっている。
先ず、輻輳制御装置103がクライアント101からのリクエストを通信処理部112を介して受信すると(501)、HTTP処理部111でリクエストの解析を行い、DNS処理部105により、リクエストの宛先ホスト名のIPアドレスの解決を、通信処理部112を介してDNSサーバ106に問い合わせる(502)。通信処理部112を介して、解決されたIPアドレスを受信すると、そのIPアドレスをIPアドレスキャッシュ部107でキャッシュし、当該IPアドレスが輻輳状態か否かを、輻輳制御管理部104で図4に示される輻輳管理表301のIPアドレス302と対応する輻輳状態303を用いて判定する(503)。当該IPアドレスが輻輳状態でなかった場合には、HTTP処理部111により通信処理部112を介して当該IPアドレスのWebサーバ102宛にリクエストを送信し(506)、Webサーバ102からのデータ受信(507)後、クライアント101へデータを送信する(508)。
ステップ503で、当該IPアドレスが輻輳状態であった場合には、IPアドレスキャッシュ部107で、図3に示されるIPアドレス対応表201を用いて、当該IPアドレスのホスト名202に対応する異なるIPアドレス203で、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものがキャッシュされているか否かを調べる(504)。当該IPアドレスと異なるIPアドレスで、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものがキャッシュされていない場合には、宛先のホスト名に対するWebサーバ102が輻輳状態として、HTTP処理部111で規制のための輻輳メッセージを作成し、通信処理部112を介してクライアント101に対して輻輳メッセージを送信(509)する。
ステップ504で、当該IPアドレスと異なるIPアドレスで、その異なるIPアドレス203に割り当てられたサーバが輻輳していないものがキャッシュされている場合には、DNS処理部105によりリクエストの宛先ホスト名のIPアドレスの解決を通信処理部112を介してDNSサーバ106に再度問い合わせ(701)、図3の宛先ホスト名に対応する再問い合わせ回数204を1増加させる(801)。通信処理部112を介して、解決されたIPアドレスを受信すると、IPアドレスキャッシュ部107でキャッシュし、そのIPアドレスが、ステップ502で最初に問い合わせた結果のIPアドレスと異なるIPアドレスか否かを判定し(702)、同一のIPアドレスであった場合には、図3に示された再問い合わせ回数204が予め指定された再問い合わせ規定回数205に達しているか否かを調べ(802)、規定回数205に達している場合、Webサーバ102が輻輳状態であるとみなして、HTTP処理部111で規制のための輻輳メッセージを作成し、通信処理部112を介してクライアント101に対して輻輳メッセージを送信する(509)。
ステップ802で、再問い合わせ回数204が規定回数205未満であった場合、または、ステップ702で、異なるIPアドレスであった場合、再度問い合わせた結果のIPアドレスが輻輳状態でない、すなわち通常状態か否かを輻輳制御管理部104で判定し(703)、輻輳状態である場合には、図3に示される再問い合わせ回数204が規定回数205に達しているか否かを調べ(803)、規定回数205に達している場合には、Webサーバ102が輻輳状態として、HTTP処理部111で規制のための輻輳メッセージを作成し、通信処理部112を介してクライアント101に対して輻輳メッセージを送信する(509)。
ステップ803で、再問い合わせ回数204が規定回数205未満であった場合、ステップ701へ戻ってリクエストの宛先ホスト名のIPアドレスの解決をDNSサーバ106に再度問い合わせる。以下同様に701ないし703のステップを繰り返すものとする。
ステップ703において、再度問い合わせた結果のIPアドレスに対応するWebサーバが輻輳状態でなかった場合、HTTP処理部111により通信処理部112を介して、再度問い合わせた結果のIPアドレスのWebサーバ102宛にリクエストを送信し(506)、Webサーバ102からのデータ受信(507)後、クライアント101にデータを送信する(508)。
本実施形態の輻輳制御装置を用いたネットワーク構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る輻輳制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 IPアドレス管理表201の一例を示す図である。 輻輳管理表301の一例を示す図である。 本実施形態の輻輳制御装置103の第一の処理例を示すフローチャートである。 本実施形態の輻輳制御装置103の第二の処理例を示すフローチャートである。 本実施形態の輻輳制御装置103の第三の処理例を示すフローチャートである。 本実施形態の輻輳制御装置103の第四の処理例を示すフローチャートである。
符号の説明
101…クライアント
102…Webサーバ
103…輻輳制御装置
104…輻輳制御管理部
105…DNS処理部
106…DNSサーバ
107…IPアドレスキャッシュ部
108…Webサーバ1
109…Webサーバ2
110…Webサーバn
111…HTTP処理部
112…通信処理部
113…内部通信路
114…外部通信回線
201…IPアドレス対応表
202…ホスト名
203…IPアドレス
204…再問い合わせ回数
205…再問い合わせ規定回数
301…輻輳状態管理表
302…IPアドレス
303…輻輳状態
304…輻輳回数
305…振り分け日時
401…プロセッサ
402…メモリ装置
403…入力装置
404…ディスク装置
405…通信制御装置
406…内部通信回線
407…表示装置
501…クライアントからの要求を受信
502…宛先のWebサーバのホスト名のIPアドレスをDNSサーバに問い合わせ
503…解決されたIPアドレスが輻輳状態か否か判定
504…IPアドレス対応表に輻輳状態でない異なるIPアドレスがあるか否かの判定
505…IPアドレス対応表の輻輳状態でない異なるIPアドレスから一つを選択
506…選択したあるいは解決されたIPアドレス宛にリクエストを送信
507…Webサーバからデータを受信
508…クライアントへデータを送信
509…クライアントへ輻輳メッセージを送信
601…DNSサーバに対して選択したIPアドレスの逆引き問い合わせ
602…逆引き問い合わせしたIPアドレスが有効か否か判定
701…宛先のWebサーバのホスト名のIPアドレスをDNSサーバに再度問い合わせ
702…最初に解決されたIPアドレスと異なるIPアドレスか否かの判定
703…再度解決されたIPアドレスが通常(輻輳でない)状態か否かの判定
801…DNSサーバに2回目以降問い合わせた回数をカウントアップ
802…DNSサーバに再度問い合わせた回数が規定回数未満か否か判定
803…DNSサーバに再度問い合わせた回数が規定回数未満か否か判定

Claims (8)

  1. ネットワークを介してクライアントからサーバに送信される要求メッセージを受信し、前記サーバが輻輳状態のときには前記要求メッセージを前記サーバに転送せずに前記クライアントに輻輳メッセージを返信する輻輳制御装置において、
    前記要求メッセージに含まれるホスト名から前記サーバのIPアドレスを取得する手段と、
    前記サーバのホスト名とIPアドレスの対応関係の情報を保持する手段とを備え、
    前記要求メッセージに含まれるホスト名から前記サーバのIPアドレスを取得して、前記サーバのホスト名とIPアドレスの対応関係の情報より、そのIPアドレスに対応したサーバを求め、そのサーバが輻輳状態であるか否かを判定し、輻輳状態であるときには、輻輳状態であると判定されたサーバのホスト名に対応する別のIPアドレスが存在し、かつ、その別のIPアドレスが割り当てられたサーバが輻輳状態でないときに、その別のIPアドレスが割り当てられたサーバに対して、前記クライアントの要求メッセージを送信することを特徴とする輻輳制御装置。
  2. 前記ネットワーク上にDNS(Domain Name System)逆引き機能を有するDNSサーバを有し、
    輻輳状態であると判定されたサーバのホスト名に対応する別のIPアドレスが存在し、かつ、その別のIPアドレスが割り当てられたサーバが輻輳状態でないときに、前記DNSサーバのDNS逆引き機能により、その別のIPアドレスの有効性を確認し、有効であると判定したときに、その別のIPアドレスが割り当てられたサーバに対して、前記クライアントの要求メッセージを送信することを特徴とする請求項1記載の輻輳制御装置。
  3. 前記ネットワーク上にDNSサーバを有し、
    輻輳状態であると判定されたサーバのホスト名に対応する別のIPアドレスが存在し、かつ、その別のIPアドレスが割り当てられたサーバが輻輳状態でないときに、
    前記DNSサーバに対して、前記サーバのホスト名によるIPアドレスの問い合わせをおこなうことにより、前記別のIPアドレスの有効性を確認し、有効であると判定したときに、その別のIPアドレスが割り当てられたサーバに対して、前記クライアントの要求メッセージを送信することを特徴とする請求項1記載の輻輳制御装置。
  4. IPパケットを送受信するネットワークにより、クライアントからWebサーバに送信される要求メッセージを、DNSサーバにより宛先のWebサーバを求めて、そのWebサーバに送信し、前記Webサーバが輻輳状態のときには前記要求メッセージを前記Webサーバに送信せずに前記クライアントに輻輳メッセージを返信する輻輳制御装置において、
    ネットワーク上のパケットの送受信を処理するための通信処理部と、
    前記Webサーバとのプロトコルを制御するHTTP処理部と、
    前記DNSサーバとのプロトコルを制御するDNS処理部と、
    ホスト名とIPアドレスの対応情報を保持するIPアドレスキャッシュ部と、
    前記IPアドレスごとに割り当てられたWebサーバの輻輳状態を保持する輻輳制御管理部とを有し、
    前記DNS処理部は、前記DNSサーバに問い合わせて、前記要求メッセージに含まれるホスト名より対応するIPアドレスを求め、
    前記IPアドレスキャッシュ部は、ホスト名とIPアドレスの対応を記録し、
    前記HTTP処理部は、前記輻輳制御管理部の保持する輻輳状態と前記IPアドレスキャッシュ部の保持するホスト名とIPアドレスの対応情報とに従って、
    前記要求メッセージが送られるIPアドレスに割り当てられたWebサーバが輻輳状態のときには、輻輳状態であると判定されたWebサーバのホスト名に対応する別のIPアドレスを求め、その別のIPアドレスが割り当てられたWebサーバが、輻輳状態でないときに、その別のIPアドレスが割り当てられたWebサーバに対して、前記クライアントの要求メッセージを送信し、
    前記要求メッセージが送られるIPアドレスに割り当てられたWebサーバが輻輳状態でないときには、前記Webサーバに前記要求メッセージを送信することを特徴とする輻輳制御装置。
  5. ネットワークを介してクライアントからサーバに送信される要求メッセージを受信し、前記サーバが輻輳状態のときには前記要求メッセージを前記サーバに転送せずに前記クライアントに輻輳メッセージを返信するネットワークの輻輳制御方法において、
    前記要求メッセージに含まれる情報から前記サーバのIPアドレスを取得する手順と、
    前記サーバのホスト名とIPアドレスの対応関係の情報を記録する手順と、
    前記要求メッセージに含まれる情報から前記サーバのIPアドレスを取得して、前記サーバのホスト名とIPアドレスの対応関係の情報より、そのIPアドレスに対応したサーバを求める手順と、
    そのサーバが輻輳状態であるか否かを判定し、輻輳状態であるときには、輻輳状態であると判定されたサーバのホスト名に対応する別のIPアドレスで、かつ、その別のIPアドレスが割り当てられたサーバが輻輳状態でないものを検索する手順と、
    検索されたその別のIPアドレスが割り当てられたサーバに対して、前記クライアントの要求メッセージを送信する手順と、
    輻輳状態でないときには、そのIPアドレスに対応したホスト名を持つサーバにその要求メッセージを送信する手順とを有することを特徴とするネットワークの輻輳制御方法。
  6. 前記ネットワーク上にDNS逆引き機能を有するDNSサーバを有し、
    さらに、前記DNSサーバのDNS逆引き機能により、前記別のIPアドレスの有効性を確認する手順を有し、
    有効であると判定されたその別のIPアドレスが割り当てられたサーバに対して、前記クライアントの要求メッセージを送信することを特徴とする請求項5記載のネットワークの輻輳制御方法。
  7. 前記ネットワーク上にDNSサーバを有し、
    さらに、前記DNSサーバに対して、前記サーバのホスト名によるIPアドレスの問い合わせをおこなうことにより、前記別のIPアドレスの有効性を確認する手順を有し、有効であると判定されたその別のIPアドレスが割り当てられたサーバに対して、前記クライアントの要求メッセージを送信することを特徴とする請求項5記載のネットワークの輻輳制御方法。
  8. IPアドレスごとに輻輳状態と、前記DNSサーバへの問い合わせ回数の上限数を保持し、その問い合わせ回数の上限数を超えない範囲で、前記DNSサーバへの問い合わせをおこなうことを特徴とする請求項7記載のネットワークの輻輳制御方法。
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