JP2006222616A - 異種網間移動制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 PDNの運用者にモバイルIPの運用を強制することなく、異種網間のシームレス接続サービスの普及、促進を図ることができ、HA−FA間のメッセージ処理遅延を削減することにより、シームレス接続に要するハンドオーバ遅延を削減することができるネットワークシステムを提供する。
【解決手段】 3GPPシステムのGGSN101にHAを、WLANシステムのPDG102にFAをそれぞれ設置し、HAとFAとの間にモバイルIPトンネルを確立し、HAがPDNから転送された下りデータパケットを、この下りデータパケットの宛先となる端末の属する3GPP側又はWALN側に転送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、異種網間移動制御システムに関する。
3GPP(3rd Generation Partner Project)システムとWLAN(Wireless Local Area Network)システムを含むネットワークシステムの構成を図4に示す。このネットワークシステムでは、3GPPシステムとWLANシステム間の端末のローミングを可能としている。図4では、パケットデータネットワーク(以下、「PDN」という)11、3GPPのGPRSコアネットワーク12、WLANインターワークネットワーク17の3つのネットワークを示している。なお、GPRSコアネットワーク12とWLANインターワークネットワーク17を3GPPホームネットワークという。
PDN11は、一般に、上位に存在する外部のIPネットワークであり、オペレータの外部の公衆又はプライベートのIPネットワークでもよい。
GPRSコアネットワーク12は、HLR(Home Location Register)/AAA(Authentication, Authorisation and Accounting)13、GGSN(Gateway GPRS Support Node)14、SGSN(Serving GPRS Support Node)15、RNC(Radio Network Controller)16を備えている。
HLR/AAA13は、3GPP加入者の位置登録情報、認証情報及び加入データ等を管理し、GGSN14は、PDN11とのインターワークを行い、パケットの転送ルートの設定を行う。また、SGSN15は、3GPPシステムにおける端末位置の把握、パケット転送及びモビリティ制御を行い、RNC16は、無線リソースの管理及びハンドオーバ制御等を行う。なお、図4では、RNC16に第1BTS(Base Transceiver Station)及び第2BTSが接続されている。
一方、WLANインターワークネットワーク17は、PDG(Packet Data Gateway)18、WAG(WLAN Access Gateway)19を備えている。
PDG18は、PDN11とのインターワークを行い、WAG19は、WLANインターワークネットワーク17と端末間で送受信するデータのルーティングを行う。
端末は、PDG18との間にローカルIPによるトンネル(ローカルIPトンネル)を確立し、確立したローカルIPトンネルを経由してユーザデータをPDG18に送出する。
ここで使用されるIPアドレスとしては、リモートIPアドレスとローカルIPアドレスの2つがある。リモートIPアドレスは、PDN11のアドレス体系に基づいて端末に付与されるグローバルなIPアドレスであり、ローカルIPアドレスは、WLANのアドレス体系に基づいて端末に付与されるアドレスであり、WLANシステム内でパケットを転送するためのアドレスである。
WLANインターワークネットワーク17とWLAN AN間、及び、WLAN ANと端末間でそれぞれパケットが転送されるとき、リモートIPアドレスを有するパケットは、ローカルIPアドレスによるIPカプセリングが行われて転送される。端末はローカルIPによるカプセリングをひもといて、リモートIPによる受信処理を行う。端末がパケットを送信するときは、その逆を行う。
上述したネットワークシステムでは、3GPPシステムとWLANシステム間のローミングは可能であるが、シームレス接続は困難である。そこで、シームレス接続を行う場合、モバイルIPを用いることが知られている。このモバイルIPを用いてシームレス接続を行うネットワークシステムの構成を図5に示す。
図5では、ホームエージェント(以下、「HA」という)をPDN11に設置し、フォーリンエージェント(以下、「FA」という)をGGSN14及びPDG18にそれぞれ設置している。なお、HAは3GPPホームネットワークに設置してもよい。
3GPP側では、PDN11のHAとGGSN14のFAとの間にモバイルIPの気付けアドレス(以下、「CoA:Care of Address」という))によるトンネルが確立され、GGSN14のFAとRNC16との間にSGSN15を介した3GPPによるトンネルが確立される。これらのトンネルの中をリモートIPのヘッダを有するパケットが転送される。
一方、WLAN側では、PDN11のHAとPDG18のFAとの間にモバイルIPのCoAによるトンネルが確立され、PDG18のFAとW端末との間にWAG19及びWLAN ANを介したローカルIPによるトンネルが確立される。これらのトンネルの中をリモートIPのヘッダを有するパケットが転送される。なお、ここでは、端末にモバイルIPのクライアントが搭載されていない場合を想定し、固定のHAをPDN毎に1つ設置することを想定している。
上述した構成を有するネットワークのWALN側の制御処理について図6を用いて説明する。図6において、ステップ(以下、「ST」という)31では、端末がWLAN側で起動、あるいは3GPP網からWLAN側に移動することにより、端末とWLAN ANのAP(Access Point)間で新たに無線用コネクションを確立する。
ST32では、端末とWLAN、及び、端末と3GPP網でEAP(Extensible Authentication Protocol)認証処理により相互認証を行い、認証が成功すると、ST33において、WLAN ANから端末にローカルIPが付与される。
ST34では、端末は3GPP側のDNS(Domain Name System)などを用いてHLR/AAA13からPDG18のIPアドレスを取得し、ST35では、端末はPDG18にトンネル確立要求を行う。
ST36では、PDG18が端末からのトンネル確立要求を検知し、ST37では、何らかの方法で保持しているPDN(HA)11のIPアドレスを用いて、モバイルIPの位置登録要求メッセージ、すなわち、端末のリモートIPの位置をPDN11に送信する。
ST38では、PDN11がPDG18から位置登録要求メッセージを受信し、位置登録及びテーブル更新を行う。ST39では、PDN11自身のIPアドレスを設定した位置登録応答メッセージをPDG18に返送し、ST40では、PDG18がPDN11から送られた位置登録応答メッセージを端末に転送する。
このように、WLAN側の制御処理を行うことにより、端末はユーザデータの送受信を行うことができる。なお、上りのユーザデータパケットはPDN(HA)11を経由する必要はない。
次に、上述した構成を有するネットワークの3GPP側の制御処理について図7を用いて説明する。図7において、ST41では、端末が3GPP網で起動、あるいはWLAN側から3GPP網に移動することにより、端末とGGSN14の間で3GPP用コネクションを確立し、ST42では、端末がGGSN14と3GPPプロトコル処理を行うことにより、GGSNに対する3GPP用トンネル確立要求、端末に割り当てられたリモートIPの通知、及び、端末と3GPP間の相互認証などを行う。
ST43では、GGSN14が端末から3GPP用トンネル確立要求を検知し、ST44では、記憶しているPDN(HA)11のIPアドレスを用いて、モバイルIPの位置登録要求メッセージをPDN11に送信する。
ST45では、HAがGGSNから位置登録要求メッセージを受信し、位置登録及びテーブル更新を行う。ST46では、PDN11自身のIPアドレスを設定した位置登録応答メッセージをGGSN14に返送し、ST47では、GGSN14がPDN11から送られた位置登録応答メッセージを端末に転送する。
このように、WLAN側の制御処理を行うことにより、端末はユーザデータの送受信を行うことができる。なお、上りのユーザデータパケットはPDN11を経由する必要はない。
ここで、上述したGGSN14の内部構成について図8を用いて説明する。図8において、3GPP用送受信処理部51は、ユーザデータパケットのトンネル処理及び転送処理などを行い、また、制御データパケットの振り分けを行う。制御データパケットについては、3GPP用プロトコル処理部52に転送する場合と、ユーザデータパケットと同様にトンネル処理及び転送処理などを行う場合とがある。
3GPP用プロトコル処理部52は、端末とのローカルIPによるトンネル確立処理を行い、また、端末から通知されたリモートIPを3GPP用FA処理部53に転送する。
3GPP用FA処理部53は、メッセージの送受信などによる位置登録の状態変化を管理する。また、位置登録用メッセージの作成及び解析を行う。さらに、ルーティングテーブルの更新を行う。特に、端末のリモートIPを参照していずれの3GPP用トンネルに下りパケットを転送するかを管理するルーティングテーブルを更新する。
次に、図5に示したネットワークシステムにおけるパケット転送手順について説明する。まず、3GPPシステム側でのパケット転送手順について説明する。端末が下位レイヤの接続、すなわち、GGSN14と端末間のGPRS接続が確立したことを検出し、その旨、GGSN14のFAに通知する。
GGSN14のFAは、端末から下位レイヤとの接続が確立したことを通知されると、PDN11のHAに端末のCoAを通知(Binding Update)する。
ここで、通信相手端末(以下、「CN:Correspondent Node」という)から端末へパケットを転送する場合について説明する。CNが端末のホームIPアドレス(リモートIPアドレス)を宛先アドレスに格納し、CN自身のIPアドレスを出力元アドレスに格納してIPパケットを送出する。
PDN11のHAがCNから送出されたIPパケットを受信すると、HAはバインディングのテーブルを参照し、IPパケットの宛先となっている端末に対応するGGSN14のアドレスを検索する。該当するGGSN14のアドレスが検索されたら、そのGGSN14に対してIPパケットを転送する。このとき、該当するGGSN14のIPアドレスを宛先アドレスに格納し、PDN11のHA自身のIPアドレスを出力元アドレスに格納してIPパケットをカプセル化する。
GGSN14の3GPP用FA処理部53がカプセル化されたIPパケットを受信し、カプセル化を解除することにより、CNが送出した元のIPパケットを抽出する。そして、抽出したIPパケットを3GPP用プロトコル処理部52に出力する。
3GPPプロトコル処理部52はGPRSを用いてIPパケットをRNC16に転送し、RNC16はPDCP(Packet Data Convergence Protocol)を用いてIPパケットのデータフォーマットを変換し、端末に伝送する。
端末は、データフォーマットが変換されたIPパケットを受信すると、PDCPを解除し、IPパケットを復元する。
次に、WLANシステム側でのパケット転送手順について説明する。端末が下位レイヤの接続、すなわち、PDG18と端末間のトンネルが張られたことを検出し、その旨、PDG18のFAに通知する。
PDG18のFAは、端末から下位レイヤとの接続が確立したことを通知されると、PDN11のHAに端末のCoAを通知(Binding Update)する。
ここでも、CNから端末へパケットを転送する場合について説明する。CNが端末のホームIPアドレス(リモートIPアドレス)を宛先アドレスに格納し、CN自身のIPアドレスを出力元アドレスに格納してIPパケットを送出する。
PDN11のHAがCNから送出されたIPパケットを受信すると、HAはバインディングのテーブルを参照し、IPパケットの宛先となっている端末に対応するPDG18のアドレスを検索する。該当するPDG18のアドレスが検索されたら、そのPDG18に対してIPパケットを転送する。このとき、該当するPDG18のIPアドレスを宛先アドレスに格納し、HA自身のIPアドレスを出力元アドレスに格納してIPパケットをカプセル化する。
PDG18は、カプセル化されたIPパケットを受信し、カプセル化を解除することにより、CNが送出した元のIPパケットを抽出する。そして、PDG18自身のIPアドレスを宛先アドレスに格納し、端末のローカルIPアドレスを出力元アドレスに格納してIPパケットを再びカプセル化する。カプセル化されたIPパケットは端末に送出される。
ローカルIPアドレスはWLANインターワークネットワーク17内でルーティング可能であるため、ローカルIPアドレスを用いてカプセル化されたIPパケットはWAG19とWLAN ANによって中継され、端末まで伝送される。
端末は、ローカルIPアドレスによってカプセル化されたIPパケットを受信すると、カプセル化を解除し、IPパケットを復元する。
Apostolis K. Salkintzis, Chad Fors and Rajesh Pazhyannur, "WLAN-GPRS integration for next-generation mobile data networks", IEEE Wireless Communications, vol.9, no.5, October 2002, pp. 112-124.
しかしながら、上述した技術では、PDNにHAを設置するため、PDNがモバイルIP機能を備える必要があり、様々なオペレータ及びISP(Internet Service Provider)がPDNの運用者であることを考えると、モバイルIPの運用をPDN運用者に強制することは困難である。このため、異種網間のシームレス接続サービスの普及、促進を図ることが困難である。また、PDNのHAとPDGあるいはGGSNのFA間で移動制御のためのメッセージ処理が行われ、制御遅延が発生する。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、PDNの運用者にモバイルIPの運用を強制することなく、異種網間のシームレス接続サービスの普及、促進を図ることができ、HA−FA間のメッセージ処理遅延を削減することにより、シームレス接続に要するハンドオーバ遅延を削減することができるネットワークシステムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、3GPPシステムと、WLANシステムとを備える異種網間移動制御システムであって、前記3GPPシステムのGGSNに設けられたホームエージェントと、前記WLANシステムと前記3GPPシステムとを仲介するパケットデータゲートウェイに設けられたフォーリンエージェントと、を具備し、前記ホームエージェントと前記フォーリンエージェントとの間を論理的又は物理的に接続する異種網間移動制御システムである。
本発明の第2の態様は、WLANシステムと、3GPPシステムとを備える異種網間移動制御システムであって、前記WLANシステムと前記3GPPシステムとを仲介するパケットデータゲートウェイに設けられたホームエージェントと、前記3GPPシステムのGGSNに設けられたフォーリンエージェントと、を具備し、前記ホームエージェントと前記フォーリンエージェントとの間を論理的又は物理的に接続する異種網間移動制御システムである。
これらの構成によれば、3GPPシステム及びWLANシステムでモビリティ制御を行う場合に、3GPPオペレータの運用ネットワークである3GPPシステム及びWLANシステム内でモビリティ制御を行うことができる。
本発明によれば、PDNの運用者にモバイルIPの運用を強制することなく、異種網間のシームレス接続サービスの普及、促進を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(一実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。この図において、ホームエージェント(以下、「HA」という)をGGSN101に設置し、フォーリンエージェント(以下、「FA」という)をPDG102に設置している。また、HAとFAの間にはCoAによるモバイルIPトンネルが確立される。なお、GPRSコアネットワーク及びWLANインターワークネットワークを3GPPオペレータの運用ネットワークである3GPPオペレータマネジメントという。
3GPP側では、GGSN101のHAがWLAN側へのデータと3GPP側へのデータの振り分けを行い、WLAN側への振り分けの場合には、モバイルIPトンネルの中をリモートIPのヘッダを有するパケットが転送される。3GPP側への振り分けの場合には、3GPPトンネルの中をリモートIPのヘッダを有するパケットが転送される。
一方、WLAN側では、端末とPDG102のFAとの間にWAG及びWLAN ANを介したローカルIPトンネルが確立され、このトンネルの中をリモートIPのヘッダを有するパケットが転送される。なお、ここでは、端末にモバイルIPのクライアントが搭載されていない場合を想定し、固定のHAをPDN毎に1つ設置することを想定している。
上述した構成を有するネットワークのWALN側の制御処理について図2を用いて説明する。図2において、ST201では、端末がWLAN側で起動、あるいは3GPP網からWLAN側に移動することにより、端末とWLANのAP(Access Point)間で新たに無線用コネクションを確立する。
ST202では、端末とWLAN、及び、端末と3GPP網でEAP認証処理により相互認証を行い、認証が成功すると、ST203において、WLAN ANから端末にローカルIPが付与される。
ST204では、端末は3GPP側のDNS(Domain Name System)などを用いてHLR/AAAからPDG102のIPアドレスを取得し、ST205では、端末はPDG102にトンネル確立要求を行う。
ST206では、PDG102が端末からのトンネル確立要求を検知し、ST207では、記憶しているHA(GGSN101)のIPアドレスを用いて、モバイルIPの位置登録要求メッセージ、すなわち、端末のリモートIPの位置をHA(GGSN101)に送信する。
ST208では、HA(GGSN101)がPDG102から位置登録要求メッセージを受信し、位置登録及びテーブル更新を行う。ST209では、HA自身のIPアドレスを設定した位置登録応答メッセージをPDG102に返送し、ST210では、PDG102がHAから送られた位置登録応答メッセージを端末に転送する。
このように、WLAN側の制御処理を行うことにより、端末はユーザデータの送受信を行うことができる。なお、上りのユーザデータパケットはGGSN101のHAを経由する必要はない。
ここで、上述したGGSN101の内部構成について図3を用いて説明する。図3において、3GPP用送受信処理部301は、ユーザデータパケットのトンネル処理及び転送処理などを行い、また、制御データパケットの振り分けを行う。制御データパケットについては、3GPP用プロトコル処理部302に転送する場合と、ユーザデータパケットと同様にトンネル処理及び転送処理などを行う場合とがある。
3GPP用プロトコル処理部302は、端末とのローカルIPによるトンネル確立処理を行い、また、端末から通知されたリモートIPをHA処理部305に転送する。
WLAN用送受信処理部303は、ユーザデータパケットのトンネル処理及び転送処理などを行い、また、制御データパケットの振り分けを行う。制御データパケットについては、WLAN用トンネル確立処理部304に転送する場合と、ユーザデータパケットと同様にトンネル処理及び転送処理などを行う場合とがある。
WLAN用トンネル確立処理部304は、端末とのローカルIPによるトンネル確立処理を行う。
HA処理部305は、メッセージの送受信などによる位置登録の状態変化を管理する。また、位置登録用メッセージの作成及び解析を行う。さらに、ルーティングテーブルの更新を行う。特に、端末のリモートIPを参照して、3GPP側に転送するのかWLAN側に転送するのか、3GPP側に転送する場合にはいずれの3GPP用トンネルに転送するのか、WLAN側に転送する場合にはいずれのWLAN用トンネルに転送するのかを管理するルーティングテーブルを更新する。
次に、上述したネットワークシステムおけるパケット転送手順について説明する。まず、3GPPシステム側でのパケット転送手順について説明する。端末が下位レイヤの接続、すなわち、GGSN101と端末間のGPRS接続が確立すると、これをトリガとしてGGSN101のHAはこの端末宛のパケットを3GPP側に振り分けるように登録する。
ここで、通信相手端末(以下、「CN:Correspondent Node」という)から端末へパケットを転送する場合について説明する。CNが端末のホームIPアドレス(リモートIPアドレス)を宛先アドレスに格納し、CN自身のIPアドレスを出力元アドレスに格納してIPパケットを送出する。
GGSN101は、PDNから送出されたIPパケットを受信すると、受信したIPパケットの宛先に基づいて、3GPP側、すなわちSGSNにIPパケットを転送する。
SGSNは、GPRSを用いてIPパケットをRNCに転送し、RNCはPDCP(Packet Data Convergence Protocol)を用いてIPパケットのデータフォーマットを変換し、端末に伝送する。
端末は、データフォーマットが変換されたIPパケットを受信すると、PDCPを解除し、IPパケットを復元する。
次に、WLANシステム側でのパケット転送手順について説明する。端末が下位レイヤの接続、すなわち、PDG102と端末間のトンネルが確立されたことを検出すると、端末が自身のCoAをGGSN101のHAに通知(Binding Update)する。
GGSN101が端末からのCoAを受信し、受信したCoAとリモートIPアドレスとを対応付けて記憶する。
PDG102のFAは、端末からのCoAとローカルIPトンネルとの対応関係を記憶する。
ここでも、CNから端末へパケットを転送する場合について説明する。CNが端末のホームIPアドレス(リモートIPアドレス)を宛先アドレスに格納し、CN自身のIPアドレスを出力元アドレスに格納してIPパケットを送出する。
GGSN101は、CNから送出されたIPパケットを受信し、受信したIPパケットの宛先アドレスに格納されたリモートIPアドレスから宛先がPDG102側、すなわち、WLANシステム側であることを認識する。そして、IPパケットの宛先となっている端末に対応するPDG102のアドレスを検索し、該当するPDG102のアドレスが検索されたら、該当するPDG102のIPアドレスを宛先アドレスに格納し、GGSN101のHA自身のIPアドレスを出力元アドレスに格納してIPパケットをカプセル化する。カプセル化したIPパケットはPDG102に転送される。
PDG102のFAは、GGSN101から転送されたIPパケットを受信し、カプセル化を解除することにより、CNが送出した元のIPパケットを抽出する。そして、PDG102自身のIPアドレスを宛先アドレスに格納し、端末のローカルIPアドレスを出力元アドレスに格納してIPパケットを再びカプセル化する。カプセル化されたIPパケットは端末に送出される。
ローカルIPアドレスはWLANインターワークネットワーク内でルーティング可能であるため、ローカルIPアドレスを用いてカプセル化されたIPパケットはWAGとWLAN ANによって中継され、端末まで伝送される。
端末は、ローカルIPアドレスによってカプセル化されたIPパケットを受信すると、カプセル化を解除し、IPパケットを復元する。
このように、3GPPオペレータマネジメント内のGGSN101がPDNから転送された下りデータパケットを、宛先となる端末が属するシステム、すなわち、3GPP側又はWLAN側に振り分けることができ、下りデータパケットをWLAN側に転送する場合には、GGSN101のHAとPDG102のFAとの間にモバイルIPによって確立されたトンネルを通すことにより、モバイルIPを用いたモビリティ制御を3GPPオペレータマネジメント内で行うことができる。
このように本実施の形態によれば、3GPPシステムのGGSNにHAを、WLANシステムのPDGにFAをそれぞれ設置し、GGSNとPDGとを論理的又は物理的に接続することにより、モビリティ制御を3GPPオペレータの運用ネットワーク内で閉じることができ、PDN運用者にモバイルIPの運用を強制することなく、異種網間のシームレス接続を容易に実現することができる。これにより、異種網間のシームレス接続サービスの普及、促進を図ることができる。
なお、上述した実施の形態では、GGSNにHAを、PDNにFAを配置した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、PDGにHAを、GGSNにFAを配置してもよい。
また、HA及びFAは、PDG及びGGSNと物理的に統合される必要はなく、PDG及びGGSNの外部に設置されてもよい。
また、端末にモバイルIPが搭載されていない場合を想定したが、モバイルIPが搭載されていてもよい。その場合は、GGSNあるいはPDGのFAは端末が送受信するモバイルIPのメッセージを中継することになるだけである。
本発明にかかる異種網間移動制御システムは、PDNの運用者にモバイルIPの運用を強制することなく、異種網間のシームレス接続サービスの普及、促進を図ることができ、3GPPシステムとWLANシステムとの異種網を備えるシステムに適用することができる。
本発明の一実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図 図1に示すネットワークのWALN側の制御処理を示すシーケンス図 図1に示すGGSNの内部構成を示すブロック図 3GPPシステムとWLANシステムを含むネットワークシステムの構成を示すブロック図 モバイルIPを用いてシームレス接続を行うネットワークシステムの構成を示すブロック図 図5に示すネットワークのWALN側の制御処理を示すシーケンス図 図5に示すネットワークの3GPP側の制御処理を示すシーケンス図 図5に示すGGSNの内部構成を示すブロック図
符号の説明
101 GGSN
102 PDG
301 3GPP用送受信処理部
302 3GPP用プロトコル処理部
303 WLAN用送受信処理部
304 WLAN用トンネル確立処理部
305 HA処理部

Claims (2)

  1. 3GPPシステムと、WLANシステムとを備える異種網間移動制御システムであって、
    前記3GPPシステムのGGSNに設けられたホームエージェントと、
    前記WLANシステムと前記3GPPシステムとを仲介するパケットデータゲートウェイに設けられたフォーリンエージェントと、
    を具備し、
    前記ホームエージェントと前記フォーリンエージェントとの間を論理的又は物理的に接続することを特徴とする異種網間移動制御システム。
  2. WLANシステムと、3GPPシステムとを備える異種網間移動制御システムであって、
    前記WLANシステムと前記3GPPシステムとを仲介するパケットデータゲートウェイに設けられたホームエージェントと、
    前記3GPPシステムのGGSNに設けられたフォーリンエージェントと、
    を具備し、
    前記ホームエージェントと前記フォーリンエージェントとの間を論理的又は物理的に接続することを特徴とする異種網間移動制御システム。
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