JP2006222506A - 移動体無線通信システム、基地局制御局および通信チャネル切替方法 - Google Patents

移動体無線通信システム、基地局制御局および通信チャネル切替方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信チャネルの切替を適正化し、移動局が期待する伝送レートを保証する移動体無線通信システムを提供する。
【解決手段】基地局制御局、基地局および移動局とを含む移動体無線通信システムにおいて、基地局制御局は、通信チャネル切替判定に必要な情報として所定の判定条件を移動局に通知するとともに、移動局からの通信チャネル切替要求に基づいて、基地局および移動局間の通信チャネルの再割り当て処理を行い、移動局は、判定条件に基づいて測定を行い、判定条件を満たすときに、通信チャネル切替要求を基地局制御局に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基地局制御局、基地局、移動局で構成される移動体無線通信システム、および当該移動体無線通信システムの通信チャネル切替方法に関するものである。
基地局制御局、基地局、および移動局で構成される移動体無線通信システムにおいて、基地局と移動局との間の通信チャネルに関しては、上り方向と下り方向とで、夫々伝送レートおよびアクセス方式が異なる様々なチャネルが用意されている。例えば、W−CDMAの場合、下りチャネル用として、DCH(Dedicated Channel)、FACH(Forward Access Channel)、DSCH(Dedicated Shared Channel)、HS−DSCH(High Speed Dedicated Channel)が用意されている。一方、上りチャネル用としては、DCH(Dedicated Channel)、RACH(Random Access Channel)、CPCH(Common Packet Channel)、E−DCH(Enhanced Dedicated Channel)が用意されている。これらのうち、どのチャネルを移動局に割り当てるかは、基地局制御局が決定する。
例えば、WEBブラウジングを行う場合のように、利用者の操作入力によってトラヒック量が変化する場合は、基地局制御局あるいは移動局がトラヒック量を監視しており、トラヒック量が多くなるとDCHを用いて、一方、トラヒック量が少なくなるとFACHを用いるというように、通信チャネルの切替を制御している(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−513534号公報
W−CDMAでは、下り通信チャネルには、DCH(Dedicated Channel)、HS−DSCH(High Speed Dedicated Channel)があり、DCHは、基地局制御局が、下り送信タイミングを決定する仕組みである。そして、高速送信電力制御を行うことによって、移動局が期待した伝送レートを保証することができる。
一方、HS−DSCHは、基地局が、下り送信タイミングを決定する仕組みである。図6に示すように、基地局は、基地局配下の移動局の下りトラヒック量および下り受信品質に基づいて、送信タイミングおよび変調方式などを決定する。そのため、必ずしも、移動局が期待した伝送レートが保証されるわけではない。
W−CDMAでは、上り通信チャネルとして、DCH(Dedicated Channel)、E−DCH(Enhanced Dedicated Channel)があり、DCHは、移動局が、自律的に上り送信を行う仕組みである。高速送信電力制御により、移動局が期待した伝送レートが保証される。一方、E−DCHは、基地局配下の移動局が送信要求を基地局へあげて、基地局が移動局に対して、送信許可を返信するという、基地局が移動局の上り送信タイミングを集中制御する仕組みである。図7に示すように、基地局は、基地局配下の移動局の上りトラヒック量、上り受信品質および基地局の干渉量に基づいて、送信タイミング、変調方式などを決定する。そのため、必ずしも、移動局が期待した伝送レートが保証されるわけではない。
特に、E−DCHの場合、図8に示すように、隣接基地局の送信許可も考慮する必要があるため、隣接基地局から送信レートを落とすように指示された場合は、在圏基地局から許可された送信レートが使えない場合がある。そのため、基地局が密集しているエリアでは、移動局が期待した伝送レートと実際の伝送レートとの乖離が激しくなる可能性がある。
このように送信タイミングは、基地局が監視している受信品質、干渉量、上り送信要求に基づいて、基地局が決定する。そして、基地局制御局が監視しているトラヒック量では、最適な通信チャネルが割り当てられているのかを判定することができない、あるいは、判定が遅れるという問題があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、第1の目的として、基地局が送信タイミングを決定する通信チャネルと、基地局制御局が送信タイミングを決定する通信チャネルの切替を適正化し、移動局が期待する伝送レートを保証する移動体無線通信システム、基地局制御局および通信チャネル切替方法を提供することを目的とする。
また、第2の目的として、通信チャネルの切替条件を満たした場合でも、切替要求を送信するか否かを、確率によって決定することにより、通信チャネル間の負荷分散を図るだけでなく、エグゼクティブユーザと定額サービスユーザを区別し、エグゼクティブユーザを優先するといった制御を実現することができる移動体無線通信システム、基地局制御局および通信チャネル切替方法を提供することを目的とする。
さらに、第3の目的として、通信チャネルの切替条件を移動局個別に指定できるようにすることにより、通信チャネル間の負荷分散を図るだけでなく、エグゼクティブユーザと定額サービスユーザを区別し、エグゼクティブユーザを優先するといった制御を実現することができる移動体無線通信システム、基地局制御局および通信チャネル切替方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の移動体無線通信システムは、基地局制御局、基地局および移動局とを含む移動体無線通信システムにおいて、基地局制御局は、通信チャネル切替判定に必要な情報として所定の判定条件を移動局に通知するとともに、移動局からの通信チャネル切替要求に基づいて、基地局および移動局間の通信チャネルの再割り当て処理を行い、移動局は、判定条件に基づいて測定を行い、判定条件を満たすときに、通信チャネル切替要求を基地局制御局に送信することを特徴とする。
また、本発明の基地局制御局は、基地局および移動局とともに移動体無線通信システムを構成して基地局および移動局間の通信チャネルの割り当てを行う基地局制御局において、通信チャネル切替判定に必要な情報として所定の判定条件を移動局に通知するとともに、移動局が、判定条件に基づいて測定を行い、判定条件を満たすときに送信する通信チャネル切替要求に基づいて、基地局および移動局間の通信チャネルの再割り当て処理を行うことを特徴とする。
さらに、本発明の通信チャネル切替方法は、基地局制御局、基地局および移動局とを含む移動体無線通信システムの基地局および移動局間の通信チャネル切替方法において、基地局制御局が、移動局に対して、通信チャネル切替判定に必要な情報として所定の判定条件を通知する判定条件通知工程と、移動局が、判定条件に基づいて測定を行い、判定条件を満たすときに、通信チャネル切替要求を基地局制御局に送信する条件判定工程と、基地局制御局が移動局からの通信チャネル切替要求に基づいて基地局および移動局間の通信チャネルの再割り当て処理を行う再割り当て工程とを有する。
この発明によれば、基地局制御局から指定された条件式、判定パラメータに基づいて、移動局が、通信チャネルの切替要求を基地局制御局に通知することにより、従来のように、トラヒック量、上り受信品質および基地局の干渉量といった固定的な条件のみに基づいて決定される場合よりも、さらに柔軟で多くの条件により決定されるので、基地局が送信タイミングを決定する通信チャネルと、基地局制御局が送信タイミングを決定する通信チャネルの切替が適正化され、これにより、移動局が期待する伝送レートを保証することができるようになる。
実施の形態.
図1はこの発明の移動体無線通信システムの移動局、基地局、基地局制御局の制御シーケンスの一例を示すシーケンスチャートである。図1において、
(1)判定条件通知工程
まず、基地局制御局は、通信チャネル切替判定に必要な情報として、条件式および判定パラメータなどの判定条件を移動局に通知する。基地局配下のすべての移動局に共通な情報を送る場合は、報知情報として、報知チャネルを用いて通知する。ある移動局に限定された情報を送る場合は、個別チャネルを用いて通知する。個別チャネルを用いるかどうかは、基地局制御局が、各移動局の契約情報などから判断するものとする。
(2)条件判定工程
次に、通信チャネル切替判定に必要な情報を受信した移動局は、この指定された情報に基づいて、測定を実施し、測定結果を条件式に代入し、指定された条件を満たした場合、基地局制御局に通信チャネル切替要求を送信する。
(3)再割り当て工程
そして、基地局制御局は、移動局からの通信チャネル切替要求に基づいて、基地局および移動局間の通信チャネルの再割り当て処理を行う。つまり、基地局制御局は、通信チャネル切替要求を受信すると、有線リソース、無線リソースの空き状態を調べ、通信チャネルを切り替えることができる場合は、基地局および移動局に対して、通信チャネル切替指示を送信し、通信チャネルを切り替える。
図2は本実施の形態の発明の移動体無線通信システムの移動局の一例を示すブロック図である。本ブロック図では、基地局制御局から指定される判定条件を判定するために、上り・下りの伝送レート、下りの受信品質、上り・下りの遅延量を測定することを前提としている。
図2において、移動局1は、制御部2および無線機回路部3から構成される。制御部2は、上り・下りの伝送レートを測定する伝送レート測定部4、下りの受信品質を測定する受信品質測定部5、上り・下りの遅延量を測定する遅延量測定部6、上り・下りの再送回数を測定する再送頻度測定部7、これらの測定結果から通信チャネルの切替の要否を判定する通信チャネル切替条件判定部8および条件判定に用いる条件式、判定パラメータを格納したメモリ9から構成される。なお、実際の移動局の制御部2には、これら以外の機能ブロックが含まれるが、本発明の動作を説明するのに、不要なので省略する。
図3は制御部2の内部動作シーケンスの一例を示すシーケンスチャートである。図3を用いて、移動局の動作について説明する。まず、無線機回路部3から制御情報受信結果を得て、制御部2は、基地局が指定してきた通信チャネル切替条件判定に用いる条件式、判定パラメータを抽出し、メモリ9に格納する。この制御情報は、報知情報によって、基地局配下のすべての移動局に共通なものと、移動局個別に指定されるものがある。移動局個別に指定された場合は、移動局個別情報に従うため、メモリ9の内容を上書きする。
制御部2は、メモリ9の内容に応じて、伝送レート測定部4、受信品質測定部5、遅延量測定部6、再送頻度測定部7に対して、指定された測定を指示する。通信チャネル切替条件として、伝送レートを測定する必要がある場合、制御部2は、伝送レート測定部4に対して、上り・下りの伝送レートを測定するように指示する。通信チャネル切替条件として、下りの受信品質を測定する必要がある場合、制御部2は、受信品質測定部5に対して、伝送レートを測定するように指示する。通信チャネル切替条件として、遅延量を測定する必要がある場合、制御部2は、遅延量測定部6に対して、上り・下りの遅延量を測定するように指示する。通信チャネル切替条件として、再送頻度を測定する必要がある場合、制御部2は、再送頻度測定部7に対して、上り・下りの再送頻度を測定するように指示する。伝送レート測定部4、受信品質測定部5、遅延量測定部6、再送頻度測定部7は、それぞれ、指定された測定結果を、通信チャネル切替条件判定部8へ通知する。
通信チャネル切替条件判定部7では、メモリ9の内容に応じて、条件判定を行う。指定された条件を満たした場合は、通信チャネル切替条件判定部7は、制御部2へイベント情報を送信する。制御部2は、通信チャネル切替要求に相当する制御情報送信要求を無線機回線回路部3へ指示し、無線回線を経由して、通信チャネル切替要求が基地局制御局へ報告される。
図4は移動局1の通信チャネル切替条件判定部8の動作を示すフローチャートである。図4に沿って通信チャネル切替条件判定部8の詳細な動作を説明する。通信チャネル切替条件判定部8は、常に測定結果受信待ち状態にある。そして、伝送レート測定部4、受信品質測定部5、遅延量測定部6および再送頻度測定部7のいずれかから測定結果を受信したことをトリガとして判定動作を開始する。
そして、まず、メモリ9に書き込まれた制御情報に基づいて、受信した測定結果に対して、フィルタ処理を実行する(フィルタ処理工程:ステップS1)。次に、メモリ9に書き込まれた条件式にフィルタ結果を代入して条件式の値を求める(条件演算処理工程:ステップS2)。次いで、条件式の値が、メモリ9に書き込まれた閾値を満足しているか否かを判定する(条件判定処理工程:ステップS3)。そして、もし条件式の値が満足するものでなければ、処理を抜けて測定結果受信待ち状態に戻る。一方、条件式の値が満足している場合には、次に内部で乱数を生成する(乱数生成工程:ステップS4)。次いで、この乱数の値が、メモリ9に書き込まれた閾値を満足するものであるか否かを判定する(乱数判定処理工程:ステップS5)。そして、もし閾値を満足するものでなければ、処理を抜けて測定結果受信待ち状態に戻る。一方、乱数の値が閾値を満足するものである場合には、通信チャネル切替要求を基地局制御局に通知するために必要なイベント情報を発行する(イベント情報発行処理:ステップS6)。しかる後に、測定結果受信待ち状態に戻る。
次に、基地局制御局から通知される条件式、判定パラメータの一例を説明する。
[伝送レート]
伝送レートに関しては、以下のような条件式および判定パラメータが通知される(なお、以降、判定パラメータを「」でくくることにより明示する)。
(1)伝送レートのフィルタ結果が、「期待値」と比べて、「オフセット」分、高くなった。あるいは低くなった。
(2)伝送レートのフィルタ結果と「期待値」の比が、「閾値」より、高くなった。あるいは低くなった。
(3)伝送レートのフィルタ結果の単位時間あたりの増減分が、「閾値」より、高くなった。あるいは低くなった。
[受信品質]
受信品質に関しては、以下のような条件式が通知される。
(1)通信中の基地局の「受信品質」のフィルタ結果が、「基準値」と比べて、「オフセット」分、高くなった。あるいは低くなった。
(2)通信中の基地局の「受信品質」のフィルタ結果が、最良の「受信品質」をもつ隣接基地局の受信品質のフィルタ結果と比べて、「オフセット」分、高くなった。あるいは低くなった。
(3)通信中の基地局の「受信品質」のフィルタ結果と「基準値」の比が、「閾値」より、高くなった。あるいは低くなった。
(4)通信中の基地局の「受信品質」のフィルタ結果の単位時間あたりの増減分が、「閾値」より、高くなった。あるいは低くなった。
なおここで、「受信品質」として、パイロットチャネルのRSCP(Received Signal Code Power)、Ec/Io、Path Lossを選択可能とする。
[遅延量]
遅延量に関しては、以下のような条件式および判定パラメータが通知される。
(1)遅延量のフィルタ結果が、「期待値」と比べて、「オフセット」分、高くなった。あるいは低くなった。
(2)遅延量のフィルタ結果と「期待値」の比が、「閾値」より、高くなった。あるいは低くなった。
(3)遅延量の分散が、「閾値」より、高くなった。あるいは低くなった。
[再送頻度]
再送頻度に関しては、以下のような条件式および判定パラメータが通知される。再送頻度は、「単位時間」あたりに発生した再送の回数とする。
(1)再送頻度のフィルタ結果が、「期待値」と比べて、「オフセット」分、高くなった。あるいは低くなった。
(2)再送頻度のフィルタ結果と「期待値」の比が、「閾値」より、高くなった。あるいは低くなった。
(3)再送頻度のフィルタ結果の単位時間あたりの増減分が、「閾値」より、高くなった。あるいは低くなった。
また、上記の条件式および判定パラメータに加え、夫々に共通な判定パラメータとして、以下が通知される。
(1)フィルタ係数
(2)フィルタ次数
(3)保護段数
(4)上記、条件式の組み合わせパターン
なお、条件式の組み合わせパターンには、各条件式を、AND,ORで組み合わせる方法や、各条件式を満たした場合は1点、満たさなかった場合は0点として、組み合わせる条件式のポイントを重み付き加算して、そのポイントがある閾値を超えた場合、条件を満足したとみなす方法もある。後者の方法では、各条件式に対する「重み」や条件を満足したとみなす「閾値」が判定パラメータとなる。
さらに、通信チャネル切替要求の頻発を避けるため、以下のような条件式が通知される。
(1)一度、送信してから、次に送信できるようになるまで、タイマ値を設ける。つまり、「閾値」で指定された時間が経過するまで、通信チャネル切替要求の送信を不可とする。
(2)伝送レート、受信品質、遅延量に関する条件式を満足した場合、乱数を生成し、その値が、「閾値」を超えた場合のみ、通信チャネル切替要求の送信を不可とする。
以上のように、本実施の形態の移動体無線通信システムにおいては、基地局制御局から指定された条件式、判定パラメータに基づいて、移動局が、通信チャネルの切替要求を基地局制御局に通知することにより、移動局が期待する伝送レートを保証することができるようになる。
また、移動局が期待する伝送レートだけでなく、無線回線の受信品質、再送頻度も考慮することにより、無線回線品質の実力に応じた制御を実現できるようになる。
また、通信チャネルの切替条件を満たした場合でも、切替要求を送信するか否かは、確率によって決定することにより、通信チャネル間の負荷分散を図るだけでなく、エグゼクティブユーザと定額サービスユーザを区別し、エグゼクティブユーザを優先するといった制御を実現できるようになる。
さらに、通信チャネルの切替条件を移動局個別に指定できるようにすることにより、通信チャネル間の負荷分散を図るだけでなく、エグゼクティブユーザと定額サービスユーザを区別し、エグゼクティブユーザを優先するといった制御を実現できるようになる。
[実施例]
図5は実施例の制御シーケンスの一例を示すシーケンスチャートである。図5は実施の形態1の図1に相当する。本実施例は、制御シーケンスに、W−CDMAのメッセージを用いている。なお、実施の形態1の図1中の通信チャネル切替条件指定は、本実施の形態においては、図5に示されるように、SIB11/12あるいはMeasurement Controlに相当する。SIB11/12は、報知情報であるため、移動局共通に通知される情報である。一方、Measurement Controlは移動局個別に通知される情報である。また、実施の形態1の図1中の通信チャネル切替要求は、本実施の形態においては、図5に示されるように、Measurement Reportに相当する。3GPPで規定されている現行のメッセージ仕様では、通信チャネル切替条件指定、つまり、上述の[伝送レート]、[受信品質]、[遅延量]、[再送頻度]他の条件式および判定パラメータを移動局に通知することができないため、例えば以下に述べる変更により通知できるようにする。具体的にどのように変更或いは追加するかは任意である。
SIB11のメッセージフォーマットを以下の表1に示す。SIB11を直接変更する必要はないが、表1中に網がけにて示したMeasurement control system informationというメッセージの情報要素の詳細構成を変更することにより、通信チャネル切替条件指定を移動局に通知できるようにする。
Figure 2006222506
SIB12のメッセージフォーマットを以下の表2に示す。SIB11と同様に、SIB12を直接変更する必要はないが、表2中に網がけにて示したMeasurement control system informationというメッセージの情報要素の詳細構成を変更することにより、通信チャネル切替条件指定を移動局に通知できるようにする。
Figure 2006222506
Measurement control system informationのメッセージフォーマットを以下の表3に示す。Measurement control system informationのメッセージフォーマットに関しては、表3中に網がけにて示したChannel Switching Measurementなる情報要素を追加することにより、通信チャネル切替条件指定を移動局に通知できるようにする。
Figure 2006222506
Measurement controlのメッセージフォーマットを以下の表4に示す。Measurement Controlのメッセージフォーマットに関しては、Measurement Typeという情報要素のひとつとして、表4中に網がけにて示したChannel Switching Measurementなる値を追加することにより、通信チャネル切替条件指定を移動局に通知できるようにする。
Figure 2006222506
Measurement Reportのメッセージフォーマットを以下の表5に示す。Measurement Reportのメッセージフォーマットを直接変更する必要はないが、表5中に網がけにて示したMeasured Resultという情報要素の詳細構成を変更して、通信チャネル切替条件指定を移動局に通知できるようにする。
Figure 2006222506
Measurement Resultsのメッセージフォーマットを以下の表6に示す。Measurementという情報要素のひとつとして、表6中に網がけにて示したChannel Switching Measured Resultなる値を追加することにより、通信チャネル切替条件指定を移動局に通知できるようにする。
Figure 2006222506
以上のように、本発明は、基地局制御局、基地局、移動局で構成される移動体無線通信システムに有用であり、特に、利用者の操作入力によってトラヒック量が変化するような移動体無線通信システム、および当該移動体無線通信システムの通信チャネル切替方法に適している。
この発明の移動体無線通信システムの移動局、基地局、基地局制御局の制御シーケンスの一例を示すシーケンスチャートである。 本実施の形態の発明の移動体無線通信システムの移動局の一例を示すブロック図である。 制御部の内部動作シーケンスの一例を示すシーケンスチャートである。 移動局の通信チャネル切替条件判定部の動作を示すフローチャートである。 実施例の制御シーケンスの一例を示すシーケンスチャートである。 DCHとHS−DSCHの違いを説明するための模式図である。 DCHとE−CHの違いを説明するための模式図である。 従来のハンドオーバー時の問題点を説明する模式図である。
符号の説明
1 移動局
2 制御部
3 無線機回路部
4 伝送レート測定部
5 受信品質測定部
6 遅延量測定部
7 再送頻度測定部
8 通信チャネル切替条件判定部
9 メモリ

Claims (19)

  1. 基地局制御局、基地局および移動局とを含む移動体無線通信システムにおいて、
    前記基地局制御局は、通信チャネル切替判定に必要な情報として所定の判定条件を前記移動局に通知するとともに、前記移動局からの通信チャネル切替要求に基づいて、前記基地局および前記移動局間の通信チャネルの再割り当て処理を行い、
    前記移動局は、前記判定条件に基づいて測定を行い、前記判定条件を満たすときに、前記通信チャネル切替要求を前記基地局制御局に送信する
    ことを特徴とする移動体無線通信システム。
  2. 前記移動局は、前記判定条件を満たすときに、乱数を生成させ、該乱数が所定の条件を満たしたとき、前記通信チャネル切替要求を前記基地局制御局に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動体無線通信システム。
  3. 前記基地局制御局は、前記判定条件を前記基地局配下の複数の前記移動局に同時に報知することを特徴とする請求項1または2に記載の移動体無線通信システム。
  4. 前記基地局制御局は、前記移動局の夫々のタイプに基づいて、前記基地局制御局配下の所定のタイプの前記移動局に前記判定条件を送付する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の移動体無線通信システム。
  5. 前記基地局制御局は、前記判定条件として、前記移動局が測定する上り・下りの伝送レートを通知する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の移動体無線通信システム。
  6. 前記基地局制御局は、前記判定条件として、前記移動局が測定する下りの受信品質を通知する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の移動体無線通信システム。
  7. 前記基地局制御局は、前記判定条件として、前記移動局が測定する上り・下りの遅延量を通知する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の移動体無線通信システム。
  8. 前記基地局制御局は、前記判定条件として、前記移動局が測定する再送頻度を通知する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の移動体無線通信システム。
  9. 前記基地局制御局は、前記判定条件として、前記移動局が測定する上り・下りの伝送レート、前記移動局が測定する下りの受信品質、前記移動局が測定する上り・下りの遅延量、および前記移動局が測定する再送頻度のうち少なくとも2つを組み合わせたものを通知する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の移動体無線通信システム。
  10. 基地局および移動局とともに移動体無線通信システムを構成して前記基地局および前記移動局間の通信チャネルの割り当てを行う基地局制御局において、
    通信チャネル切替判定に必要な情報として所定の判定条件を前記移動局に通知するとともに、前記移動局が、前記判定条件に基づいて測定を行い、前記判定条件を満たすときに送信する通信チャネル切替要求に基づいて、前記基地局および前記移動局間の通信チャネルの再割り当て処理を行う
    ことを特徴とする基地局制御局。
  11. 基地局制御局、基地局および移動局とを含む移動体無線通信システムの前記基地局および前記移動局間の通信チャネル切替方法において、
    前記基地局制御局が、前記移動局に対して、通信チャネル切替判定に必要な情報として所定の判定条件を通知する判定条件通知工程と、
    前記移動局が、前記判定条件に基づいて測定を行い、前記判定条件を満たすときに、通信チャネル切替要求を前記基地局制御局に送信する条件判定工程と、
    前記基地局制御局が、前記移動局からの通信チャネル切替要求に基づいて、前記基地局および前記移動局間の通信チャネルの再割り当て処理を行う再割り当て工程とを有する
    ことを特徴とする通信チャネル切替方法。
  12. 前記条件判定工程においては、移動局は、前記判定条件を満たすときに、乱数を生成させ、該乱数が所定の条件を満たしたとき、通信チャネル切替要求を前記基地局制御局に送信する
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信チャネル切替方法。
  13. 前記判定条件通知工程においては、前記基地局制御局は、前記判定条件を前記基地局配下の複数の移動局に同時に報知する
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の通信チャネル切替方法。
  14. 前記判定条件通知工程においては、前記基地局制御局は、前記移動局の夫々のタイプに基づいて、基地局制御局配下の所定のタイプの前記移動局に前記判定条件を送付する
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の通信チャネル切替方法。
  15. 前記判定条件通知工程においては、前記基地局制御局は、前記判定条件として、前記移動局が測定する上り・下りの伝送レートを用いる
    ことを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載の通信チャネル切替方法。
  16. 前記判定条件通知工程においては、前記基地局制御局は、前記判定条件として、前記移動局が測定する下りの受信品質を用いる
    ことを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載の通信チャネル切替方法。
  17. 前記判定条件通知工程においては、前記基地局制御局は、前記判定条件として、前記移動局が測定する上り・下りの遅延量を用いる
    ことを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載の通信チャネル切替方法。
  18. 前記判定条件通知工程においては、前記基地局制御局は、前記判定条件として、前記移動局が測定する再送頻度を用いる
    ことを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載の通信チャネル切替方法。
  19. 前記判定条件通知工程においては、前記基地局制御局は、前記判定条件として、前記移動局が測定する上り・下りの伝送レート、前記移動局が測定する下りの受信品質、前記移動局が測定する上り・下りの遅延量、および前記移動局が測定する再送頻度のうち少なくとも2つを組み合わせたものを用いる
    ことを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載の通信チャネル切替方法。




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