JP2006221697A - 光ディスク記録装置及び光ディスク記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画サイズなどの変更を伴う記録モードの変更の際、記録動作を中断することなく変更できるようにする。
【解決手段】 設定手段2で設定された記録モードに応じて、データ圧縮手段6で圧縮するビットレートを複数段階に変化させると共に、記録が行われている最中に、記録モードを所定の状態に変化させる指示があった場合に、変更前のビットレートでデータ圧縮された記録データによる現在記録中の記録単位を終了させ、終了処理中に入力又は生成した記録データをバッファメモリ8aに蓄積させて、その蓄積された記録データから、変更後のビットレートでデータ圧縮させて新たな記録単位で記録させる制御を行うようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 設定手段2で設定された記録モードに応じて、データ圧縮手段6で圧縮するビットレートを複数段階に変化させると共に、記録が行われている最中に、記録モードを所定の状態に変化させる指示があった場合に、変更前のビットレートでデータ圧縮された記録データによる現在記録中の記録単位を終了させ、終了処理中に入力又は生成した記録データをバッファメモリ8aに蓄積させて、その蓄積された記録データから、変更後のビットレートでデータ圧縮させて新たな記録単位で記録させる制御を行うようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光ディスクに映像データなどを記録する光ディスク記録装置及び記録方法に関する。
近年、映像、音声等のデジタルデータを記録する小型で大容量の記録媒体として、DVD(Digital Versatile Disk)といった光ディスクが実用化されている。DVD等のディスクは、ビデオテープと比べると、ランダムアクセスによる頭出し、あるいは、編集作業等を容易に行うことができ、操作性に優れており、広く一般に用いられるようになってきた。
また、従来、ビデオカメラとVTR(Video Tape Recorder)を一体に組み込んだカメラ一体型VTRが広く一般に普及しており、屋内外で使用されていた。そして近年では、DVD等の光ディスクを記録媒体として用いたカメラ一体型光ディスク記録装置も市場に登場してきた。記録媒体に光ディスクを用いる場合、デジタルデータを記録/再生するため、画質/音声が向上すると共に、記録データの保存にも優れ、また、各種AV機器との接続も容易に行うことが可能である。
DVDの記録媒体には数種類あるが、例えばDVD−R(追記型ディスク)、DVD−RW(書換え型ディスク)等の記録媒体が用いられる。DVDレコーダにより映像データを記録する際には、DVDの記録フォーマットに則り、チャプタまたはタイトルと称される記録単位が用いられる。例えばカメラ一体型DVDレコーダの場合には、記録開始/記録停止ボタンの度に“チャプタ“が設定され、インデックス画面上では各チャプタの代表画像が表示される。また、ディスクを取り出すとそれまでの記録がタイトルとして設定される。また、デッキタイプのDVDレコーダの場合には録画開始ボタンを押して録画を開始させてから、録画停止ボタンが押されて、その録画が停止するまでの1単位の映像データの記録が、1タイトルのデータとして記録される場合が多い。DVDの1枚の光ディスクには、99タイトルまで記録させることができる。
また、DVDレコーダでの映像データの記録時には、例えば、高画質モード(HQ:High Quality)、標準モード(SP:Standard Play)、長時間モード(LP:Long Play)と称される、どれだけの画質で録画するかという記録モードの設定があり、ユーザが選択したそれぞれの記録モードによってDVD1枚に録画できる時間が異なる。そして、記録モードにより、ビットレートと画サイズ(1フレームの映像を構成する画素数で決まるサイズ)が決定される。HQ、SP、LPなどのモードの名称は、レコーダを製造するメーカによって異なる場合がある。
ビットレートには、フォーマット、使用するコーデック等により固定ビットレート(CBR:Constant Bit Rate)と、可変ビットレート(VBR:Variable Bit Rate)の二方式が使い分けられる。固定ビットレートでは、常に同じビットレートでエンコードを行う。一方、可変ビットレートでは状況によりビットレートを可変させ、データ量の無駄を最小にして画質を向上させることが可能である。通常、レコーダは可変ビットレートを用い、目標とするビットレート値としてターゲットビットレートを設定することで、この値でデータが記録されるようビットレートの制御を行う。なお、ターゲットビットレートの値は、HQモードが一番高く、SP、LPモードの順に低く設定される。
また、画サイズの値は、例えば、HQ、SPモードでは640×480ピクセル、LPモードでは320×240ピクセルで設定され、この画サイズで映像データの記録が行われる。DVDの記録フォーマットにおいては、画サイズはタイトル毎に設定されるため、1タイトル内で画サイズが異なる映像データが混在することはない。
通常、光ディスク記録装置において、動画の記録はMPEG(Moving Picture Experts Group)−2方式の圧縮技術が使われており、1枚の光ディスクに記録できるデータ量は決まっているために、記録可能な時間はMPEGストリームのビットレートによって定まる。ビットレートは記録対象映像の画サイズ、圧縮率等によって定まるが、記録対象映像の細かさ、動きの速さなどによってもビットレートはリアルタイムに変化する。平均ビットレートが一定になるように制御を行うと、記録可能時間はほぼ一定に保たれるため、光ディスクの残容量から残りの記録可能時間を計算することができる。
ところで、記録中に記録可能時間をもう少し延ばしたいという状況がある。例えば、記録可能な時間は残り5分であるが、記録対象の事象があと10分位かかりそうな場合を想定する。このような場合、光ディスクを入れ替えるために記録を中断すると記録チャンスを逃してしまう可能性がある。また、予備の光ディスクがない場合、現在記録中の光ディスクにできる限り継続して記録を行うことができればよい。このようなとき、記録中に記録モードを変えることで記録可能時間を延長するという機能が望まれる。
特許文献1では、記録動作中にユーザが希望する記録可能時間を指定することでビットレートを計算し調整する技術が述べられている。
特開2000−30370号公報(図4)
ところで、記録媒体にDVDを想定した場合、記録可能時間を延長させるために、例えば、HQ又はSPモード(画サイズ大)から、LPモード(画サイズ小)へ記録モードを変更して、記録可能時間を延長したいケースがあるとする。このような記録モード変更の場合、上述したように、画サイズを変更させるモード変更であるため、一旦録画を停止させる操作を行った後、再度録画を開始させる操作が必要であり、これまでは記録動作を一旦中断しなければならなかった。
こうした記録動作の中断を避けるために、画サイズを変えず、ビットレートだけを低下させるようなモード変更を行うことで、記録動作を継続しながら、記録可能時間を延長させる処理が想定される。しかしながら、このような処理を行った場合、画サイズを変更させるよりも、ユーザは画質低下を顕著に認識してしまうという問題があった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、画サイズなどの変更を伴う記録モードの変更の際、記録動作を中断することなく記録可能時間を延長することを目的とする。
本発明は、設定された記録モードに応じて、圧縮するビットレートを複数段階に変化させると共に、記録が行われている最中に、記録モードを所定の状態に変化させる指示があった場合に、変更前のビットレートでデータ圧縮された記録データによる現在記録中の記録単位を終了させ、終了処理中に入力又は生成した記録データを蓄積させて、その蓄積された記録データから、変更後のビットレートでデータ圧縮させて新たな記録単位で記録させる制御を行うようにしたものである。
このようにしたことで、タイトルなどの記録単位で設定される記録条件を変更して、記録を連続的に行うことができる。
本発明によれば、タイトルなどの記録単位で設定される記録条件を変更して、記録を連続的に行うことができ、記録モードを変更させて連続的に記録が可能になる。
この場合、記録データは映像データであり、記録モードの所定の状態の変化は、映像の1フレームの画素数又はサイズを変えるモード変化であることで、1フレームの画素数又はサイズを変えるモード変更があっても、連続して映像データの記録を行うことができる。
また、記録は、所定のデータ量ずつ間欠的に光ディスクに記録する記録であり、間欠的な記録で記録待機状態である間に、記録単位の終了処理及び新たな記録単位の開始処理を行うことで、間欠記録の待機期間を利用して必要な処理が行われ、記録単位の終了処理や開始処理のために余計な処理時間を発生させずに記録が行える。
また、記録中の光ディスクの残容量と、設定された記録モードとに応じた残りの記録可能時間を表示し、記録モードの変更で表示記録可能時間を対応した時間に変更することで、モード変更を行った場合の記録可能時間が正確に判るようになる。
以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。本実施の形態では、映像、音声データを光ディスクに記録する、カメラ一体型光ディスク記録装置に適用した例としてある。ここでは、記録媒体である光ディスクとして、DVDを使用した記録装置としてある。
まず、本例のカメラ一体型光ディスク記録装置の内部構成例について説明する。図1は、本例のカメラ一体型光ディスク記録装置1の内部構成例を示したブロック図である。カメラ一体型光ディスク記録装置1は、ケースが合成樹脂等で小型、薄型に形成しており、大容量の光ディスク15を着脱可能とし、光ディスク15の記録及び再生を行う機能を有している。
カメラ一体型光ディスク記録装置1は、ユーザが操作を行う操作部2と、被写体を撮像すると共にその映像信号を生成するカメラブロック5と、カメラブロック5で撮像された映像、又は光ディスク15の再生映像等を表示させる出力部4と、機器制御を行うヒューマンインタフェース(Human Interface)処理ブロック2と、撮像映像の圧縮処理等を行うデータ処理ブロック6と、光ディスク15の記録及び再生を行うドライブブロック7から構成される。
操作部2には、メニュー選択用のカーソルボタン等が配してあり、カメラ一体型光ディスク記録装置1の記録モードの設定、録画動作の開始、停止等の操作を行うことができる。そして、ヒューマンインタフェース処理ブロック3は、ヒューマンインタフェースを処理するブロックであり、カメラ一体型光ディスク記録装置1に対するユーザ操作を解釈し、カメラ一体型光ディスク記録装置1全体の電子機器を制御したり、出力部4への表示制御を行う。出力部4は、LCD(Liquid Crystal Display)パネルやビューファインダ用LCD、スピーカ、外部出力端子等で構成され、撮影/再生映像、及び操作メニューアイコン、環境数値等が表示される。
映像/音声の記録時には、図示しないCCD(Charge Coupled Device)イメージャ等の撮像素子とレンズ、及びマイクロフォン等を備えたカメラブロック5が、映像や音声として取り込んだアナログデータをデジタルデータに変換して、データ処理ブロック6に供給する。データ処理ブロック6は、カメラブロック5から供給されたデータに対して、ファイル圧縮のためのエンコード処理を施し、バッファメモリ8aに蓄えていく。データ処理ブロック6における圧縮処理の詳細は後述するが、記録データの圧縮処理やその制御処理についても、データ処理ブロック6内で行われる。バッファメモリ8aに蓄えられたデータは、所定の量に達するとドライブブロック7内のバッファメモリ8bに転送される。この転送速度は、データ処理ブロック6における圧縮処理によるデータ生成速度より十分に速いものである。
光ディスクへの記録再生を行う手段であるドライブブロック7では、バッファメモリ8bに蓄えたデータを読み出して、光ディスク15に記録するための記録信号を作成し、その記録信号に基づいてピックアップ10内のレーザ光源の駆動を行い、レーザ光源から照射されるレーザ光によって光ディスク15にデータを書込む。この書込み速度は前出の圧縮処理によるデータ生成速度より十分に速いものである。この結果、次のデータが送られてくるまで、ドライブブロック7は待機状態となり、書込み動作と待機状態が繰返されるため、いわゆる間欠記録が行われる。
一方、映像/音声の再生時には、ドライブブロック7内のピックアップ10によって光ディスク15の記録データを読込む。読込まれた記録データは、データ処理ブロック6に供給され、デコード処理が施された後、映像データは出力部4に供給され、LCDパネルやビューファインダで映像表示が行われる。また、音声データは出力部4のスピーカによって放音される。あるいは、出力部4内の外部出力端子によって、外部のAV機器に映像/音声データを供給することも可能である。また、データ処理ブロック6は、読み込んだ光ディスク15の管理情報を元に、ドライブブロック7の動作をコントロールする役目も持つ。
なお、本例のカメラ一体型光ディスク記録装置1は、不揮発性メモリ20を備えることで、ヒューマンインタフェース処理ブロック3を介して、ビデオデータやオーディオデータなどを記録し再生することもできる構成としてある。また、不揮発性メモリ20には、パラメータ等の設定データも格納してあり、随時読み出すことが可能である。
次に、データ処理ブロック6の内部構成例を図2のブロック図を参照して説明する。映像/音声の記録時には、カメラブロック5から供給されたデータが、バッファメモリ8a内の原画データエリア24に収められる。原画データエリア24と、後述する圧縮データエリア25では、2フレーム分のエリアが用意されて2フレーム分の映像データを格納できる構成としており、順次切り替えて使うことで処理時間が確保される。原画データエリア24に収められたデータは、高速にデータ処理を行えるDSP(Digital Signal Processor)21と、圧縮処理を行う圧縮エンジン22によって、画サイズ変換等の圧縮処理が施され圧縮データエリア25に収められる。なお、本例のDSP21は、音声処理についても行うようにしてある。圧縮データエリア25の圧縮データは、さらにMPEG−2方式による変換処理を施された後、ストリームデータエリア26へ移され制御部23によって所定のブロック毎にヘッダを付加する等の加工が成される。加工後のデータは、ストリームデータエリア26でバッファリングされ、所定の量を蓄えるとドライブブロック7内のバッファメモリ8bに転送される。なお、DSP21、圧縮エンジン22、制御部23、バッファメモリはシステムバスを介して互いにデータ通信する構成としてある。
ここで、DSP21、及び圧縮エンジン22が、圧縮処理をどのように行っているかを説明する。映像記録時には、事前に操作部2のユーザ選択によって、複数の記録モード(例えば、高画質モード、標準モード、長時間モード)の内から一つの記録モードが選択されている。選択された記録モードはヒューマンインタフェース処理ブロック3によって管理され、データ処理ブロック6の制御部23に記録モードの設定パラメータが供給される。制御部23は受け取った記録モードから、ターゲットビットレートとデフォルト圧縮率を決定する。記録処理を行うとき、制御部23はデフォルト圧縮率を圧縮エンジン22に設定して、DSP21の高速演算により圧縮処理を開始する。圧縮率設定を変えない場合は、生成される圧縮データのビットレートは記録している対象映像によって変化するので、制御部23はビットレートを監視し、所定の平均化を行って平均ビットレートを算出し、平均ビットレートがターゲットビットレートと一致する様に、圧縮エンジン22の圧縮率設定を制御している。
ここで、本例のカメラ一体型光ディスク記録装置1を用いた映像記録動作における、各記録モードでの画サイズ、ビットレート、記録時間について具体的な数値の例を示す。
(1)HQモード:640×480ピクセル,ビットレート高,20分
(2)SPモード:640×480ピクセル,ビットレート中,30分
(3)LPモード:320×240ピクセル,ビットレート低,60分
DVDに記録する際には、予め記録モードを設定する必要があり、各記録モードに対して画サイズ、ビットレートが決定され、記録時間も変化する。例えば、HQモードで撮影を行っている場合、画サイズは640×480ピクセルであり、ビットレートが高く設定されるため、20分間だけ記録が行えることが分かる。このとき同時に第1のタイトルが決定される。今、HQモードからSPモードに記録モードを変更した場合、画サイズは変化せず、圧縮率の操作だけでビットレートが低下する。このとき映像データは、引き続き第1のタイトルに記録することが可能であり、記録時間も延長される。ここで、SPモードからLPモードに記録モードを変更すると、画サイズが320×240ピクセルに減少し、ビットレートが低下する。画サイズの変更は、タイトルの変更を伴うため、映像データは、第1のタイトルに継続して記録することができず、新しく、第2のタイトルに記録されることで記録時間が延長される。
(1)HQモード:640×480ピクセル,ビットレート高,20分
(2)SPモード:640×480ピクセル,ビットレート中,30分
(3)LPモード:320×240ピクセル,ビットレート低,60分
DVDに記録する際には、予め記録モードを設定する必要があり、各記録モードに対して画サイズ、ビットレートが決定され、記録時間も変化する。例えば、HQモードで撮影を行っている場合、画サイズは640×480ピクセルであり、ビットレートが高く設定されるため、20分間だけ記録が行えることが分かる。このとき同時に第1のタイトルが決定される。今、HQモードからSPモードに記録モードを変更した場合、画サイズは変化せず、圧縮率の操作だけでビットレートが低下する。このとき映像データは、引き続き第1のタイトルに記録することが可能であり、記録時間も延長される。ここで、SPモードからLPモードに記録モードを変更すると、画サイズが320×240ピクセルに減少し、ビットレートが低下する。画サイズの変更は、タイトルの変更を伴うため、映像データは、第1のタイトルに継続して記録することができず、新しく、第2のタイトルに記録されることで記録時間が延長される。
次に、図3の記録中の記録モード変更に関するフローチャートを参照して、映像記録中に記録モード、画サイズを変更する処理の例について説明する。
まず、ユーザが記録モードを変更する操作を行ったかどうか判断する(ステップST1)。記録モードの変更操作がない場合は、処理を終了する。一方、記録モードの変更操作が行われた場合には、ヒューマンインタフェース処理ブロック3の管理により記録モードが変更される(ステップST2)。記録モードが変更されると、ヒューマンインタフェース処理ブロック3はデータ処理ブロック6内の制御部23に対して記録モード変更の指示を出す。制御部23は、DSP21と圧縮エンジン22を制御して、都合の良いタイミングで新しく生成するデータに対して記録モードを変更する。
そして、画サイズの変更があるか判断する(ステップST3)。画サイズ変更がない場合(例えば、HQモードからSPモードへの変更)、処理を終了する。画サイズ変更がある場合(例えば、SPモードからLPモードへの変更)、制御部23はフレームの切れ目までの映像デ−タを、ストリームデータエリア26からドライブブロック7内のバッファメモリ8bに供給し、光ディスク15への書込みを指示する(ステップST4)。そして、旧タイトルのストリームファイルを閉じる(ステップST5)。
そして、制御部23は、旧タイトルのストリームファイルを閉じるための後処理を開始する。具体的には、録画情報を元にしてVTSI(Video Title Set Information)と呼ばれる再生管理情報を作成し(ステップST6)、制御部23の指示により、ドライブブロック7に送信して光ディスク15に書込む(ステップST7)。これらの処理を行ってモードライブブロック7としてはもともと間欠記録を行っていた待機の時間が少しの間、書込み動作に専念することになるだけで、処理として破綻することはない。その後、ストリームデータエリア26より、新タイトルのストリームファイルを開いて(ステップST8)、以降の処理は新タイトルの記録処理を行う。なお、旧タイトルのストリームファイルを閉じる処理と、新タイトルのストリームファイルを開く処理は、時間がかからない処理である。一方、録画情報を元に再生管理情報を作成する処理と、再生管理情報を光ディスク15に書き込む処理は、ある程度の時間を要する処理である。
画サイズ変更に伴うタイトル変更の処理において、ストリームデータエリア26に格納してあるストリームデータファイルは、リングバッファ状にアドレス管理してあるため、旧タイトルのクローズ処理、及び新タイトルのオープン処理がそれぞれ独立して並行処理される。通常のデータ記録処理では、バッファメモリ8a内のストリームデータエリア26に一定の閾値を設けてあり、この閾値を超えた場合に蓄えたデータを一括してドライブブロック7内のバッファメモリ8bに転送して光ディスク15に書き込んでいる。しかしながら、本例のようにデータ記録処理中に画サイズ変更を行う場合は、閾値に満たなくてもバッファメモリ8bへの転送処理を開始し、旧タイトルのデータを全て光ディスク15に書き込むこととなる。
ここで、ドライブブロック7における間欠記録動作の例を、図4を参照して説明する。ここでは、図4(a)をHQモード、図4(b)をSPモード、図4(c)をLPモードとして各記録モードにおける間欠記録動作の例を示している。
記録動作は、光ディスク15への書込み速度が、データ処理ブロック6でのデータ生成速度よりも十分速いため、書込みと待機を交互に繰り返す間欠記録状態になる。図4(a)のHQモードでは、頻繁に書込みが行われるため待機時間が短くなる。しかしながら、図4(b)のSPモード、及び図4(c)のLPモードでは、順に書込み頻度が減少しているため、待機時間が長くなる。なお、具体的な間欠記録の例を示すと、光ディスク15への書込み時間は、どの記録モードでも1回につき約5〜6秒間である。そして、HQモードでは、約11秒毎に1回書込みが行われるが、LPモードでは、約33秒毎に1回書込みが行われるというように、ターゲットビットレートが下がるにつれて単位時間のデータ生成量が減るため、HQ,SP,LPモード領域の順に待機中の時間的割合が増えることが分かる。これにより、間欠記録の待機時間は十分確保することができるため、この間にストリームファイルのオープン、クローズ処理を行うことが可能となる。なお、この例で挙げた間欠記録の各時間の数値はバッファサイズやバッファ余裕の設定などによって異なる。
この時、旧タイトルの映像データを光ディスク15に書き込んでいる処理と並行して、新タイトルの映像データをバッファメモリ8aに格納しているため、上述した新タイトルのストリームファイルを開く処理(ステップST8)が実行されると速やかに新タイトルでの記録処理に遷移可能である。このため、ユーザは記録処理を中断することなく画サイズを変更することが可能であり、記録可能時間を延長できるという効果がある。
また、光ディスク15の残容量、及び、バッファメモリ8a,8bのデ−タ量は、デ−タ処理ブロック6内の制御部23が常時管理している。制御部23は、ユーザが記録モードを変えた場合の記録可能時間を計算し、その結果をヒューマンインタフェース処理ブロック3へ常時渡している。これによってヒューマンインタフェース処理ブロック3は、記録モードを変えることによって記録可能時間がどのように変化するかの情報を出力部4のLCDディスプレイ等に表示して、ユーザに示すことが可能であり、ユーザは記録モードを変更するための判断材料を得ることができるという効果がある。
また、記録可能な残り時間が所定時間(例えば、残り10分)になったら、自動的に残り時間を出力部4のLCDディスプレイ等に表示させるようにしてもよい。こうすることでユーザに記録可能な残り時間について注意を促すことができるため、ユーザは、記録モードの変更による撮影時間の延長、又は予備の光ディスクに入れ替える等の動作を選択することが可能であり、記録中に突然記録終了することによる撮影機会の喪失といった事態を免れる可能性が高まる。
また、記録モードを切り替えて記録可能時間の延長を行う操作の前に、それぞれの記録モードを適用したときの記録可能時間を出力部4のLCDディスプレイ等に表示させるようにしてもよい。例えば、残り時間が、HQモードでは5分、SPモードでは7分、LPモードでは15分というようにメニュー表示させて、ユーザに記録モードの選択をさせるようにしてもよい。
なお、上述した実施の形態では、画サイズが変更される記録モード変更として、映像の1フレームを構成する画素数を変更させるモード変更としたが、例えば録画される映像の各フレームのアスペクト比を、16:9のワイドサイズから4:3のスタンダードサイズへ変換する記録モード変更を録画中に行った場合にも、上述した実施の形態と同様に、記録タイトルを終了させる処理と新たなタイトルを開く処理を行って、連続的に記録させるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、記録媒体としてDVDを使用したカメラ一体型光ディスク記録装置に適用した例としたが、カメラ一体型でないDVDレコーダにも本発明は適用可能であると共に、DVD以外の光ディスクに記録を行う光ディスク記録装置にも本発明は適用可能である。上述した実施の形態では、記録媒体としてDVDを使用したので、タイトルと称される記録単位の終了処理及び開始処理を行うようにしたが、適用される記録媒体で規定された記録単位について、同様の終了処理及び開始処理を行うようにすればよい。光ディスクに記録するデータについても、映像・音声データ以外の圧縮率を可変設定できるデータあれば、適用可能である。カメラ一体型レコーダの場合には、装置の内部で生成された映像データなどを記録データとしたが、他のレコーダの場合には、例えば外部入力端子に入力したデータを記録するようにしてもよい。
1…カメラ一体型光ディスク記録装置、2…操作部、3…ヒューマンインタフェース処理ブロック、4…出力部、5…カメラブロック、6…データ処理ブロック、7…ドライブブロック、8a,8b…バッファメモリ、10…ピックアップ、15…光ディスク、20…不揮発性メモリ、21…DSP、22…圧縮エンジン、23…制御部、24…原画データエリア、25…圧縮データエリア、26…ストリームデータエリア
Claims (8)
- 記録モードを設定する設定手段と、
入力又は生成した記録データを一時蓄積させるバッファメモリと、
前記バッファメモリに記憶された映像データを取り出して、所定のビットレートに圧縮するデータ圧縮手段と、
前記データ圧縮手段で圧縮された記録データを光ディスクに記録する記録手段と、
前記設定手段で設定された記録モードに応じて、前記データ圧縮手段で圧縮するビットレートを複数段階に変化させると共に、記録が行われている最中に、記録モードを所定の状態に変化させる前記設定手段からの指示があった場合に、変更前のビットレートでデータ圧縮された記録データによる現在記録中の記録単位を終了させ、終了処理中に入力又は生成した記録データを前記バッファメモリに蓄積させて、その蓄積された記録データから、変更後のビットレートでデータ圧縮させて新たな記録単位で記録させる制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする
光ディスク記録装置。 - 請求項1記載の光ディスク記録装置において、
前記記録データは映像データであり、前記記録モードの所定の状態の変化は、映像の1フレームの画素数又はサイズを変えるモード変化であることを特徴とする
光ディスク記録装置。 - 請求項1記載の光ディスク記録装置において、
前記記録手段での記録は、所定のデータ量ずつ間欠的に前記光ディスクに記録する記録であり、
前記制御手段は、前記間欠的な記録で記録待機状態である間に、前記記録単位の終了処理及び新たな記録単位の開始処理を行うことを特徴とする
光ディスク記録装置。 - 請求項1記載の光ディスク記録装置において、
前記記録手段で記録中の前記光ディスクの残容量と、前記設定手段で設定された記録モードとに応じた残りの記録可能時間を表示する表示手段を備え、
前記制御手段は、前記記録モードの変更で前記表示手段の表示記録可能時間を対応した時間に変更することを特徴とする
光ディスク記録装置。 - 記録モードを設定し、
入力又は生成した記録データを一時蓄積し、
記憶された映像データを取り出して、所定のビットレートに圧縮し、
圧縮された記録データを光ディスクに記録し、
設定された記録モードに応じて、圧縮するビットレートを複数段階に変化させると共に、記録が行われている最中に、記録モードを所定の状態に変化させる指示があった場合に、変更前のビットレートでデータ圧縮された記録データによる現在記録中の記録単位を終了させ、終了処理中に入力又は生成した記録データを蓄積させて、その蓄積された記録データから、変更後のビットレートでデータ圧縮させて新たな記録単位で記録させる制御を行うことを特徴とする
光ディスク記録方法。 - 請求項5記載の光ディスク記録方法において、
前記記録データは映像データであり、前記記録モードの所定の状態の変化は、映像の1フレームの画素数又はサイズを変えるモード変化であることを特徴とする
光ディスク記録方法。 - 請求項5記載の光ディスク記録方法において、
所定のデータ量ずつ間欠的に前記光ディスクに記録し、
前記間欠的な記録で記録待機状態である間に、前記記録単位の終了処理及び新たな記録単位の開始処理を行うことを特徴とする
光ディスク記録方法。 - 請求項5記載の光ディスク記録方法において、
記録中の前記光ディスクの残容量と、設定された記録モードとに応じた残りの記録可能時間を表示し、
前記記録モードの変更で表示記録可能時間を対応した時間に変更することを特徴とする
光ディスク記録方法。
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JP2011028837A (ja) * | 2010-09-17 | 2011-02-10 | Hitachi Ltd | 映像音声記録再生装置 |
JP2012059356A (ja) * | 2011-11-04 | 2012-03-22 | Hitachi Ltd | 撮像装置及び記録再生方法 |
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