JP2006221677A - メモリカード - Google Patents

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健司 小堺
Yusuke Kino
雄介 城野
Sakaki Kanamori
賢樹 金森
Kazunori Furusawa
和則 古沢
Junji Yomo
淳史 四方
Yosuke Yugawa
洋介 湯川
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Abstract

【課題】プログラムメモリを新たに追加すること無く内蔵データ処理装置にテスト用などの新たなプログラムを実行可能なメモリカードを提供する。
【解決手段】電気的にデータの書換可能な不揮発性メモリ(4)と、プログラムを格納可能な揮発性メモリ(7)と、メモリカード外部からのコマンド入力を可能とするコマンド端子と、前記コマンド端子からの第1の転送制御コマンド(CMD2)の入力に応じて、前記メモリカード外部からの第1のプログラムを前記揮発性メモリへ格納させる、前記不揮発性メモリに格納された第1の転送プログラムを実行し、前記コマンド端子からの実行コマンド(CMD1)の入力に応じて、前記揮発性メモリに格納された第1のプログラムを実行するデータ処理装置とを設け、テスト用などの新たなプログラムの実行を可能にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ファイルメモリのようなメモリカードに関し、例えば1チップにファイルメモリの機能を搭載したメモリカードに適用して有効な技術に関するものである。
ファイルメモリはハードディスクにおけるFAT(ファイル・アロケーション・テーブル)によるファイル配置の管理と同じような手法でファイルデータを格納することができるメモリカードである。ファイルメモリには例えば電気的に書換え可能なフラッシュメモリをファイルデータの格納領域として用いる。ファイルデータのアクセスに際して、データは一旦、バッファメモリに蓄えられる。書き込みのためにバッファメモリに格納されたファイルデータは、例えばECC回路によってECCコードが付されてからフラッシュメモリに書き込まれ、また、フラッシュメモリから読み出されてバッファメモリに格納されたファイルデータはECCコードによるエラーチェックと訂正が行なわれた後に外部へ出力される。
ファイルメモリは、ファイル管理やバッファメモリのアクセス制御用などにマイクロコンピュータなどのデータ処理装置を内蔵している場合が多い。
尚、ファイルメモリの一種であるPCMCIA−ATA方式のフラッシュメモリーカードについて「日経エレクトロニクス(1994年4月11日発行)」の第78頁及び第79頁に記載がある。
日経エレクトロニクス(1994年4月11日発行、第78頁及び第79頁)
本発明者はデータ処理装置を有するファイルメモリの制御用プログラム領域について検討した。ファイルメモリには通常のファイル管理のためのプログラムの他に、デバッグ若しくはテスト用のプログラムも必要である。ファイルメモリにマイクロコンピュータなどのデータ処理装置が内蔵されていても、本来そのようなデータ処理装置はメモリカードの外部をアクセスする機能は不要であるから、必要なプログラムをメモリカード内部に内蔵させておくのが普通である。そうすると、デバッグ若しくはテスト用のプログラム等によってプログラム格納用のROMの記憶容量が大きくなり、回路規模が増大すると言う問題点が有る。特に、ファイルメモリのようなメモリカードの機能を1チップに搭載して半導体集積回路化しようとするとき、チップサイズ等の制約からROMの記憶容量をむやみに増すことが許されない場合には、新たな対策を施す必要性が本発明者によって見出された。
本発明の目的は、プログラムメモリを新たに追加すること無く内蔵データ処理装置にテスト用又はデバッグ用などの新たなプログラムを実行させることができるメモリカードを提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、電気的に書換え可能な不揮発性メモリ(4)と、命令実行機能を有し前記不揮発性メモリにおけるファイルデータの配置を管理可能なデータ処理装置(3)と、外部とのインタフェース機能を有し外部からコマンドを受け付けて前記データ処理装置による命令実行を制御すると共に前記不揮発性メモリに対するアクセス制御を行うインタフェース制御回路(2)と、前記ファイルデータを一時的に格納するバッファメモリ(7)と、を有するメモリカード(1)において、前記バッファメモリをプログラムメモリとして流用可能にするものである。詳しくは、前記インタフェース制御回路に、外部から与えられる第1のコマンド(CMD1)を解読して前記データ処理装置に前記バッファメモリから命令をフェッチして動作することを指示するコマンド制御手段(24,26)を設ける。したがって、プログラムメモリを新たに追加すること無く内蔵データ処理装置にテスト用又はデバッグ用等の新たなプログラムを実行させることができるようになる。
前記バッファメモリに格納されたプログラム(PGM1)をデータ処理装置に実行させる制御方式として割り込みを用いてもよい。このとき、前記コマンド制御手段には、前記第1のコマンドを解読することによって、前記データ処理装置に、割り込みを要求し、且つ、第1の割り込み要因を通知する構成を採用すればよい。
割り込み制御方式としてベクタ制御を用いる場合、前記データ処理装置は、割込み要因に応じてベクタテーブル(340)から検索したベクタによって示される命令アドレスに処理を移して割り込みに応答可能な中央処理装置(30)と、前記中央処理装置によってアクセスされるROM(34)とを有する。このとき、前記ROMは、前記ベクタテーブル(340)とプログラム領域(341)を有し、前記ベクタテーブルは、前記第1の割り込み要因に対応する第1のベクタ(VCT1)を有する。これによって、中央処理装置は、第1のベクタで示されるバッファメモリ内のプログラムの先頭から命令を実行することができる。
前記バッファメモリへのプログラム(PGM1)の転送は外部から、或いは内蔵フラッシュメモリから行えばよい。このバッファメモリへのプログラムの転送処理についてもファイルメモリそれ自体が制御できるようにすることが、ファイルメモリの使い勝手を向上させる。例えばファイルメモリの外部からバッファメモリにプログラム(PGM1)をストア可能にする場合には、前記コマンド制御手段は更に、外部から与えられる第2のコマンド(CMD2)を解読することによって前記データ処理装置に割り込みを要求し、且つ、第2の割り込み要因を通知する。前記ROMのベクタテーブルは更に、前記第2の割り込み要因に応答する第2のベクタ(VCT2)を有する。前記ROMのプログラム領域は更に、外部から供給されるプログラムを前記バッファメモリの第1のアドレスを起点に格納させる転送制御プログラム(PGM2)を有する。このとき、前記第2のベクタは前記転送制御プログラムの先頭アドレスを示す情報であり、前記第1のアドレスは前記第1のベクタ(VCT1)が指すアドレスに一致するアドレスである。
ファイルメモリ内蔵の不揮発性メモリからバッファメモリにプログラム(PGM1)をストア可能にする場合には、前記コマンド制御手段は更に、外部から与えられる第3のコマンド(CMD3)を解読することによって前記データ処理装置に割り込みを要求し、且つ、第3の割り込み要因を通知する。前記ROMのベクタテーブルは更に、前記第3の割り込み要因に応答する第3のベクタ(VCT3)を有する。前記ROMのプログラム領域は更に、前記不揮発性メモリから供給されるプログラムを前記バッファメモリの第1のアドレスを起点に格納させる転送制御プログラム(PGM3)を有する。このとき、前記第3のベクタは前記転送制御プログラムの先頭アドレスを示す情報であり、前記第1のアドレスは前記第1のベクタが指すアドレスに一致するアドレスである。
1チップで構成された前記メモリカード(1)においては、チップサイズ等の制約からROMの記憶容量をむやみに増すことが許されない場合にも、その制約を満足してデバッグ若しくはテスト用プログラム等の実行を可能にできる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、ファイルデータの書き込み及び読み出しに利用されるバッファメモリをプログラムメモリとして流用可能にするから、プログラムメモリを新たに追加すること無く、バッファメモリを流用してメモリカードのテスト用又はデバッグ用等の新たなプログラムを実行させることができるようになる。1チップで構成されたメモリカードにおいては、チップサイズ等の制約からROMの記憶容量をむやみに増すことが許されない場合にも、その制約を満足してデバッグ若しくはテスト用プログラム等の実行を可能にできる。また、前記バッファメモリへの拡張プログラムの転送制御は、外部から供給される拡張プログラム、或いは内蔵フラッシュメモリに格納された拡張プログラムをファイルメモリそれ自体が転送制御できるので、拡張プログラムに関するファイルメモリの使い勝手も良好である。
《メモリカードLSIの概要》
図1には本発明の一例に係るメモリカード用の半導体集積回路が示される。同図に示される半導体集積回路は、特に制限されないが、ファイルメモリの最小ユニットを構成するシステムオンチップのLSI(半導体集積回路)として位置付けることができ、単結晶シリコンのような1個の半導体基板(チップ)に形成されている。
図1に示される半導体集積回路(単にメモリカードLSIとも称する)1は、インタフェース制御回路2、データ処理装置の一例であるマイクロコンピュータ3、電気的に書換え可能な不揮発性メモリの一例であるフラッシュメモリ4、リセット回路5、振動子を用いたクロック発振回路6、バッファRAM7、及びワークRAM8を備えている。
メモリカードLSI1は動作電源として電源電圧Vccと接地電圧Vssを外部から入力する。入力された電源電圧Vcc及び接地電圧Vssは上記各回路に供給される。
前記インタフェース制御回路2は、相互にバス10で接続されたホストインタフェース回路(ホストI/F)11、マイコンインタフェース(マイコンI/F)12、ファイルコントロールロジック(FCL)13、及びデータ転送ロジック(DTL)14を有する。
前記ホストインタフェース回路11は外部からクロック信号(Clock)2Aとカードセレクト信号(Card Select)2Dを入力し、コマンド(Command)2B及びデータ(Data)2Cの入出力を行う。特に制限されないが、コマンド2B、データ2Cは、夫々ビットシリアルに入出力される。ホストインタフェース回路11は、外部から供給されるコマンド2Bを受け付け、これを解読して、前記マイクロコンピュータ3及びフラッシュメモリ4の動作を指示し、前記フラッシュメモリ4に対するファイルデータのアクセス制御を行う。
前記マイクロコンピュータ3に対する動作の指示は、ホストインタフェース回路11からマイコンインタフェース12を介して割込み信号NMIと割込み要因をマイクロコンピュータ3に与えることによって行なわれる。マイコンインタフェース12は前記割り込み信号NMI、制御信号Ctl、データ情報や制御情報等の各種データをマイクロコンピュータ3との間で受け渡しする。
ファイルコントロールロジック13は、マイクロコンピュータ3の制御にしたがって、或いはホストインタフェース回路11によるコマンド解読結果にしたがって、フラッシュメモリ4に対するファイルデータのアクセス制御を行う。
前記バッファRAM7は、外部からホストインタフェース回路11に供給されたファイルデータを一時的に蓄え、或いはフラッシュメモリ4から読み出したファイルデータを一時的に蓄えるファイルデータバッファメモリとして利用される。更に、マイクロコンピュータ3の拡張プログラムメモリとして利用される。
前記バッファRAM7に対するアクセス制御はデータ転送ロジック14を介して行なわれる。データ転送ロジック14はECC回路14Aを有し、バッファRAM7のアクセスに際してECCによるエラーチェックと訂正を行う。
バッファRAM7がファイルデータバッファメモリとして利用されるとき、ファイルデータの書き込み動作では、ファイルデータはデータ転送ロジック14によってバッファRAM7からバス10に読み出され、読み出されたファイルデータはファイルコントロールロジック13の制御でフラッシュメモリ4に書き込まれる。ファイルデータの読み出し動作では、ファイルデータがファイルコントロールロジック13の制御でフラッシュメモリ4からバス10に読み出され、読み出されたファイルデータがファイル転送ロジック14の制御でバッファRAM7に書き込まれる。バッファRAM7がファイルデータのバッファメモリとして利用される状態は、外部からファイルアクセスコマンドがインタフェース制御回路2に供給され、そのコマンドの解読結果にしたがった割り込みがマイクロコンピュータに受け付けられ、且つ、そのコマンドの解読結果がファイルコントロールロジック13やファイル転送ロジック14に与えられることによって得られるものである。
マイクロコンピュータ3(特に後述するCPU30)のアドレス空間には前記バッファRAM7がマッピングされている。マイクロコンピュータ3は、データ転送ロジック14を通してワークRAM8をアクセスするのと同じようにバッファRAM7をアクセスすることができる。このアクセス態様は、例えば、バッファRAM7をマイクロコンピュータ3の拡張プログラムメモリとして利用する場合である。マイクロコンピュータ3がバッファRAM7を拡張プログラムメモリとして利用する状態は、外部から拡張プログラム実行コマンドがインタフェース制御回路2に供給され、そのコマンドの解読結果に従った割り込みがマイクロコンピュータ3に受け付けられることによって得られるものである。その詳細は後述する。
特に制限されないが、ファイルメモリLSI1は、ハードディスク装置と互換性のあるファイルデータアクセス方式を有する。例えばアクセスの管理単位領域である1クラスタに4セクタを含め、各クラスタ毎に管理領域が割り当てられている。管理領域は、ファイルを構成するクラスタの配列を決定するためのポインタ情報、書換え回数の情報、セクタの良否識別情報等を保有している。更に、フラッシュメモリ4は、格納ファイルのファイル名とその先頭クラスタを特定するディレクトリ領域を有している。
前記マイクロコンピュータ3は、フラッシュメモリ4のクラスタに対するファイルデータの配列を管理するため、前記管理領域やディレクトリ領域の情報に基づいて前記内蔵SRAM35に、管理テーブルを生成する。マイクロコンピュータ3は、この管理テーブルの生成と更新を制御し、ファイルデータのアクセスに際して前記管理テーブルを用いてアクセス対象となる管理単位領域を指示する情報を生成する。ファイルデータのアクセス制御情報はマイコンインタフェース12を介してファイルコントロールロジック13に与えられる。
前記マイクロコンピュータ3は、夫々内部バス38に接続された中央処理装置(CPU)30、CPU30の動作プログラムなどが格納された内蔵ROM(リード・オンリ・メモリ)34、CPU30のワーク領域若しくはデータの一時記憶領域などに利用される内蔵SRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)35、CPU30のアクセス対象が外部アドレス空間であるとき外部バス37のバスサイクルを制御するバスコントローラ(BSC)33、ブレークポイント制御などのデバッグを支援するためのユーザブレークコントローラ(UBC)31を有する。割り込み制御回路(INTC)32は割り込み信号NMIや割り込み要因を入力し、割り込みに対する優先制御を行ってCPU30に割込みを要求する。割り込み処理プログラムは、特に制限されないが、前記内蔵ROM34に格納されている。
マイクロコンピュータ3の外部バス37には、前記バスコントローラ33の他に、CPU30の暴走等を監視するウォッチドッグタイマ(WDT)36が接続され、更に、前記ワークRAM8及びマイコンインタフェース12がバスで接続されている。マイクロコンピュータ3は、その他のインタフェース回路として一つのI/Oポート39Aを有している。このI/Oポート39Aは、割り込み信号NMIの入力、Ctlで代表される制御信号の出力に専用化されている。特に制限されないが、汎用I/Oポートは備えられていない。
前記マイクロコンピュータ3は、低消費電力モードとして、特に制限されないが、スリープモード、スタンバイモードを有している。CPU30は、図示を省略するコントロールレジスタに設けられているスタンバイ制御ビットが第1の論理値のときにスリープ命令を実行することによって、スリープモードに遷移される。CPU30はスリープモードに遷移すると、レジスタの状態などをそのまま維持して動作を停止する。周辺回路は動作を続ける。スリープモードは割り込みやリセットによって解除される。一方、CPU30は、コントロールレジスタに設けられているスタンバイ制御ビットが第2の論理値のときにスリープ命令を実行することによって、スタンバイモードに遷移される。CPU30はスタンバイモードに遷移すると、レジスタの状態などをそのまま維持して動作を停止すると共に、周辺回路の動作も停止される。スタンバイモードは割り込みやリセットによって解除される。
マイクロコンピュータ3のクロックパルスジェネレータ39Bには発振回路6からクロック信号CLK2が供給される。例えばマイクロコンピュータ3にスタンバイモードが設定されたとき、発振回路6は、それに応答してマイクロコンピュータ3から出力される信号によって、クロック信号CLK2の出力を停止する。この状態でマイコンインタフェース12からポート39Aに割り込み信号NMIがアサートされると、その状態をクロック制御回路15が検出する。これによって、クロック制御回路15は、発振回路6にクロック信号CLK2の供給を再開させる。したがって、CPU30が前記割り込みに応答するとき、既にクロック信号CLK2の供給が再開されているので、マイクロコンピュータ3はスタンバイモードから抜け出すことができる。
前記リセット回路5は、リセット信号RES1によってインタフェース制御回路2をリセットし、リセット信号RES2によってマイクロコンピュータ3をリセットする。フラッシュメモリ4のリセット動作はファイルコントロールロジック(FCL)13内の制御レジスタに設けられているリセットイネーブルビットRSBの値に従って制御されるリセット信号RES3で行なわれる。
図2、図3には前記メモリカードLSI1を用いたデータ処理システムの例が示される。図示は省略するが、メモリカードLSI1はコネクタを露出させた樹脂モールド等の手法でパッケージングされている。100はホストシステム、101はメモリカードの装着スロットである。図2、図3は、一度に複数枚のメモリカードLSI1を装着可能とする構成を例示している。双方においてクロック2A、コマンド2B、及びデータ2Cの各信号線は各メモリカードLSI1に共通である。複数枚装着されたメモリカードLSI1に対するカード選択は、図2の例では、メモリカードLSI1毎に固有の前記カードセレクト信号2Dを利用し、図3の例では、コマンドに付随して送られてくるカードアドレスを利用するようになっている。図3の例では、メモリカードLSI1は、初期化動作で自らに割り当てられたカードアドレスが入力されることによって自分が選択されたことを認識する。
図4には前記ホストインタフェース回路11のブロック図が示される。図4に従えば、前記ホストインタフェース回路11は、コマンド2Bを入力するコマンド入力レジスタ20、コマンド入力に対する応答を返す応答制御回路21、データ2Cを入力するデータ入力レジスタ22、データ2Cを出力するデータ出力レジスタ23を有する。入力されたコマンドはコマンドデコーダ24で解読され、その解読結果に従って制御ロジック回路26が、マイクロコンピュータ3に対する割込み制御、データ入出力制御、ホスト装置への応答制御等を行う。27で示されるものは制御ロジック26が利用する一時記憶メモリである。
《拡張プログラムの実行》
次に、前記バッファRAM7を前記拡張プログラムメモリとして利用可能にする構成を詳細に説明する。
拡張プログラムの実行には例えばマイクロコンピュータ3のベクタ方式による割込み制御を用いる。マイクロコンピュータ3によるベクタ割り込みは以下のように行なわれる。即ち、マイクロコンピュータ3はインタフェース制御回路2から割り込み信号NMIで割り込みが通知される。割り込みコントローラ32は割り込み信号NMIによる割り込みに対して割り込み優先制御などを行い、その割り込みを受け付けるとき、割り込み要求信号INTをCPU30にアサートする。インタフェース制御回路2はその割り込みが受け付けられたことを検出すると、マイコンインタフェース12を介してその割り込み要因を示す情報を外部バス37に供給する。CPU30は、その割込み要因に応ずるベクタをベクタテーブルから検索する。CPU30は検索したベクタによって示される命令アドレスに処理を移して割り込みに応答する処理に分岐する。尚、割り込み応答処理の後に割り込み直前の状態に復帰すべき割り込みの場合には、割り込み応答処理の前に状態保存を行うことは言うまでもない。
図5にはCPU30が管理可能なドレス空間に対する内蔵ROM34、ワークRAM8、バッファRAM7及び内蔵SRAM35のアドレスマッピングが示されている。
前記バッファRAM7において、特に制限されないが、拡張プログラムメモリとして兼用可能な領域(プログラム兼用領域)70はその一部とされる。このプログラム兼用領域70に格納されるプログラムを拡張プログラムPGM1と称する。
前記内蔵ROM34は、前記ベクタテーブル340とプログラム領域341を有する。前記ベクタテーブル340は代表的に示された第1のベクタVCT1、第2のベクタVCT2及び第3のベクタVCT3を有する。プログラム領域341は、サブルーチンとしての第1の転送制御プログラムPGM2、第2の転送制御プログラムPGM3を有する。その他に、リセット処理や、ファイル管理処理などのプログラムも記憶されているが、図示を省略してある。
前記ベクタVCT1は前記プログラム兼用領域70の先頭アドレスの情報を有している。拡張プログラムPGM1はプログラム兼用領域70の先頭アドレスを起点に格納されることになる。前記ベクタVCT2は前記第1の転送制御プログラムPGM2の格納領域の先頭アドレスの情報を有している。前記ベクタVCT3は前記第2の転送制御プログラムPGM3の格納領域の先頭アドレスの情報を有している。
前記第1の転送制御プログラムPGM2は、メモリカードLSI1の外部から供給される拡張プログラムPGM1を前記プログラム兼用領域70の先頭アドレスを起点に格納させる転送制御プログラムである。前記第2の転送制御プログラムPGM3は、フラッシュメモリ4にファイル転送され、或いは製造段階で予め格納された拡張プログラムPGM1を読み出して前記プログラム兼用領域70の先頭アドレスを起点に格納させる転送制御プログラムである。
図6には前記プログラム兼用領域70に格納された拡張プログラムPGM1の実行過程の概略が示される。前記プログラム兼用領域70に格納された拡張プログラムPGM1の実行は、インタフェース制御回路2に外部から与えられる拡張プログラム実行コマンドCMD1によって指定される。インタフェース制御回路2は、拡張プログラム実行コマンドCMD1をコマンド入力レジスタ24に入力すると、これをコマンドデコーダ24はデコードし、そのデコード結果を受ける制御ロジック回路26は割込み信号NMIを出力すると共に拡張プログラム実行コマンドに対応される第1の要因をCPU30に通知する。CPU30は、必要な状態退避処理等を行った後、その第1の要因に対応付けられた第1のベクタVCT1をベクタテーブル340から検索し、これによってプログラム兼用領域70の拡張プログラムPGM1の実行に移る。
図7には前記第1の転送制御プログラムPGM2の実行過程の概略が示される。前記第1の転送制御プログラムPGM2の実行は、インタフェース制御回路2に外部から与えられる拡張プログラムの外部転送制御実行コマンドCMD2によって指定される。インタフェース制御回路2は、拡張プログラムの外部転送制御実行コマンドCMD2をコマンド入力レジスタ24に入力すると、これをコマンドデコーダ24はデコードし、そのデコード結果を受ける制御ロジック回路26は割込み信号NMIを出力すると共に当該外部転送制御実行コマンドに対応される第2の要因をCPU30に通知する。CPU30は、必要な状態退避処理等を行った後、その第2の要因に対応付けられた第2のベクタVCT2をベクタテーブル340から検索し、これによって第1の転送制御プログラムPGM2の実行に移る。
図8には前記第2の転送制御プログラムPGM3の実行過程の概略が示される。前記第2の転送制御プログラムPGM3の実行は、インタフェース制御回路2に外部から与えられる拡張プログラムの内部転送制御実行コマンドCMD3によって指定される。インタフェース制御回路2は、前記内部転送制御実行コマンドCMD3をコマンド入力レジスタ24に入力すると、これをコマンドデコーダ24はデコードし、そのデコード結果を受ける制御ロジック回路26は割込み信号NMIを出力すると共に当該内部転送制御実行コマンドに対応される第3の要因をCPU30に通知する。CPU30は、必要な状態退避処理等を行った後、その第3の要因に対応付けられた第3のベクタVCT3をベクタテーブル340から検索し、これによって第2の転送制御プログラムPGM3の実行に移る。
上記より、プログラムメモリを新たに追加すること無く、バッファRAM7を流用してCPU30にテスト用又はデバッグ用等の新たなプログラムを実行させることができるようになる。1チップで構成されたメモリカードLSI1にあっては、チップサイズ等の制約からROM34の記憶容量をむやみに増すことが許されない場合にも、その制約を満足してデバッグ若しくはテスト用プログラム等の実行を可能にできる。また、前記バッファRAM7への拡張プログラムPGM1の転送制御は、外部から供給される拡張プログラムPGM1、或いは内蔵フラッシュメモリ4に格納された拡張プログラムPGM1を、ファイルメモリ1それ自体が転送制御できるので、拡張プログラムに関するファイルメモリ1の使い勝手も良好である。
尚、バッファRAM7を用いたその他のデータ転送形態には、前述のように、ファイルデータをフラッシュメモリ4に書き込む時のデータバッファ(図9)、フラッシュメモリ4が保有するファイルデータを外部に読み出すときのデータバッファ(図10)としての、ファイルメモリ本来の利用形態が有る。更に、図11に示されるようにCPU30のワークデータを外部との間で入出力するときのデータバッファ、図12に示されるようにCPU30のワークデータをフラッシュメモリ4との間で入出力するときのデータバッファとしての利用形態もある。
《メモリ》
ここで、参考として、前記フラッシュメモリ4の一例を説明する。先ず図13を参照してフラッシュメモリの情報記憶原理について説明する。
図13の(A)に例示的に示されたメモリセルは、2層ゲート構造の絶縁ゲート型電界効果トランジスタにより構成されている。同図において、431はP型シリコン基板、432は上記シリコン基板431に形成されたP型半導体領域、433,434はN型半導体領域である。435はトンネル絶縁膜としての薄い酸化膜436(例えば厚さ10nm)を介して上記P型シリコン基板431上に形成されたフローティングゲート、437は酸化膜438を介して上記フローティングゲート435上に形成されたコントロールゲートである。ソースは434によって構成され、ドレインは433,432によって構成される。このメモリセルに記憶される情報は、実質的にしきい値電圧の変化としてトランジスタに保持される。以下、特に述べないかぎり、メモリセルにおいて、情報を記憶するトランジスタ(以下メモリセルトランジスタとも記す)がNチャンネル型の場合について述べる。
メモリセルへの情報の書込み動作は、例えばコントロールゲート437及びドレインに高電圧を印加して、アバランシェ注入によりドレイン側からフローティングゲート435に電子を注入することで実現される。この書込み動作により記憶トランジスタは、図13の(B)に示されるように、そのコントロールゲート437からみたしきい値電圧が、書込み動作を行わなかった消去状態の記憶トランジスタに比べて高くなる。
一方消去動作は、例えばソースに高電圧を印加して、トンネル現象によりフローティングゲート435からソース側に電子を引き抜くことによって実現される。図13の(B)に示されるように消去動作により記憶トランジスタはそのコントロールゲート437からみたしきい値電圧が低くされる。図13の(B)では、書込み並びに消去状態の何れにおいてもメモリセルトランジスタのしきい値は正の電圧レベルにされる。すなわちワード線からコントロールゲート437に与えられるワード線選択レベルに対して、書込み状態のしきい値電圧は高くされ、消去状態のしきい値電圧は低くされる。双方のしきい値電圧とワード線選択レベルとがそのような関係を持つことによって、選択トランジスタを採用することなく1個のトランジスタでメモリセルを構成することができる。記憶情報を電気的に消去する場合においては、フローティングゲート435に蓄積された電子をソース電極に引く抜くことにより、記憶情報の消去が行われるため、比較的長い時間、消去動作を続けると、書込み動作の際にフローティングゲート435に注入した電子の量よりも多くの電子が引く抜かれることになる。そのため、電気的消去を比較的長い時間続けるような過消去を行うと、メモリセルトランジスタのしきい値電圧は例えば負のレベルになって、ワード線の非選択レベルにおいても選択されるような不都合を生ずる。尚、書込みも消去と同様トンネル電流を利用して行うこともできる。
読み出し動作においては、上記メモリセルに対して弱い書込み、すなわち、フローティングゲート435に対して不所望なキャリアの注入が行われないように、ドレイン及びコントロールゲート7に印加される電圧が比較的低い値に制限される。例えば、1V程度の低電圧がドレインに印加されるとともに、コントロールゲート437に5V程度の低電圧が印加される。これらの印加電圧によってメモリセルトランジスタを流れるチャンネル電流の大小を検出することにより、メモリセルに記憶されている情報の論理値“0”、“1”を判定することができる。
図14は前記メモリセルトランジスタを用いたメモリセルアレイの構成原理を示す。同図には代表的に4個のメモリセルトランジスタQ1乃至Q4が示される。X,Y方向にマトリクス配置されたメモリセルにおいて、同じ行に配置されたメモリセルトランジスタQ1,Q2(Q3,Q4)のコントロールゲート(メモリセルの選択ゲート)は、それぞれ対応するワード線WL1(WL2)に接続され、同じ列に配置された記憶トランジスタQ1,Q3(Q2,Q4)のドレイン領域(メモリセルの入出力ノード)は、それぞれ対応するデータ線DL1(DL2)に接続されている。上記記憶トランジスタQ1,Q3(Q2,Q4)のソース領域は、ソース線SL1(SL2)に結合される。
図15の(A)、(B)、(C)にはメモリセルに対する消去動作及び書込み動作のための電圧条件の一例が示される。同図においてメモリ素子はメモリセルトランジスタを意味し、ゲートはメモリセルトランジスタの選択ゲートとしてのコントロールゲートを意味する。同図において負電圧方式の消去はコントロールゲートに例えば−10Vのような負電圧を印加することによって消去に必要な高電界を形成する。同図に例示される電圧条件から明らかなように、正電圧方式の消去にあっては少なくともソースが共通接続されたメモリセルに対して一括消去を行うことができる。したがって図14の構成においてソース線SL1,SL2が接続されていれば、4個のメモリセルQ1乃至Q4は一括消去可能にされる。ソース線分割方式には図14に代表的に示されるようなデータ線を単位とする場合(共通ソース線をデータ線方向に延在させる)の他にワード線を単位とする場合(共通ソース線をワード線方向に延在させる)がある。一方、負電圧方式の消去にあっては、コントロールゲートが共通接続されたメモリセルに対して一括消去を行うことができる。
図16には前記フラッシュメモリ4の一例が示される。図16において403で示されるものはメモリアレイであり、メモリマット、センスラッチ回路を有する。メモリマットは電気的に消去及び書き込み可能な不揮発性のメモリセルトランジスタを多数有する。メモリセルトランジスタは、例えば、図13で説明したように、半導体基板若しくはメモリウェルに形成されたソース及びドレインと、チャンネル領域にトンネル酸化膜を介して形成されたフローティングゲート、そしてフローティングゲートに層間絶縁膜を介して重ねられたコントロールゲートを有して構成される。コントロールゲートはワード線406に、ドレインはビット線405に、ソースは図示を省略するソース線に接続される。
外部入出力端子I/O0〜I/O7は、アドレス入力端子、データ入力端子、データ出力端子、コマンド入力端子に兼用される。外部入出力端子I/O0〜I/O7から入力されたXアドレス信号はマルチプレクサ407を介してXアドレスバッファ408に供給される。Xアドレスデコーダ409はXアドレスバッファ408から出力される内部相補アドレス信号をデコードしてワード線を駆動する。
特に図示はしないが、前記メモリアレイ403に含まれるメモリマットはセンスラッチ回路のアレイの左右に構成される。即ち、センスラッチ回路の双方の入出力ノードには夫々、プリチャージ回路及びビット線などが配置されている。ビット線405はYアドレスデコーダ411から出力される選択信号に基づいてYゲートアレイ回路413で選択される。外部入出力端子I/O0〜I/O7から入力されたYアドレス信号はYアドレスカウンタ412にプリセットされ、プリセット値を起点に順次インクリメントされたアドレス信号が前記Yアドレスデコーダ411に与えられる。
Yゲートアレイ回路413で選択されたビット線は、データ出力動作時には出力バッファ415の入力端子に導通され、データ入力動作時にはデータ制御回路416を介して入力バッファ417の出力端子に導通される。出力バッファ415、入力バッファ417と前記入出力端子I/O0〜I/O7との接続は前記マルチプレクサ407で制御される。入出力端子I/O0〜I/O7から供給されるコマンドはマルチプレクサ407及び入力バッファ417を介してモード制御回路418に与えられる。前記データ制御回路416は、入出力端子I/O0〜I/O7から供給されるデータの他に、モード制御回路418の制御に従った論理値のデータをメモリアレイ403に供給可能にする。
制御信号バッファ回路419には、アクセス制御信号としてチップイネーブル信号CEb、出力イネーブル信号OEb、書き込みイネーブル信号WEb、シリアルクロック信号SC、リセット信号RESb及びコマンドイネーブル信号CDEbが供給される。
モード制御回路418は、それら信号の状態に応じて外部との信号インタフェース機能などを制御し、また、コマンドコードに従って内部動作を制御する。入出力端子I/O0〜I/O7に対するコマンド又はデータ入力の場合、前記信号CDEbがアサートされ、コマンドであれば更に信号WEbがアサート、データであればWEbがネゲートされる。アドレス入力であれば、前記信号CDEbがネゲートされ、信号WEbがアサートされる。これにより、モード制御回路418は、外部入出力端子I/O0〜I/O7からマルチプレクス入力されるコマンド、データ及びアドレスを区別できる。モード制御回路418は、消去や書込み動作中にレディー・ビジー信号R/Bbをアサートしてその状態を外部に知らせることができる。
内部電源回路420は、書込み、消去ベリファイ、読み出しなどのための各種動作電源421を生成して、前記Xアドレスデコーダ409やメモリセルアレイ403などに供給する。
前記モード制御回路418は、コマンドに従ってフラッシュメモリ4を全体的に制御する。フラッシュメモリ4の動作は、基本的にコマンドによって決定される。
フラッシュメモリに割り当てられているコマンドは、例えば、読み出し、消去、書込み、などの各コマンドとされる。読み出しコマンドは第1コマンドによっ
て構成され、それ以外のコマンドは第1及び第2コマンドから構成される。
フラッシュメモリ4はその内部状態を示すためにステータスレジスタ423を有し、その内容は、信号OEbがアサートされることによって入出力端子I/O0〜I/O7から読み出すことができる。
前記書込みコマンドによって書込み動作が指示されると、前記センスラッチ回路はYゲートアレイ回路413を介して供給される書込みデータをラッチすることができる。この例に従えば、フラッシュメモリ4は、8ビットの入出力端子I/O0〜I/O7を有するから、1回の書込みデータ入力によって8個のセンスラッチ回路に書込みデータをセットすることができる。ここでの説明では、書込みの単位をワード線単位とするので、1本分のワード線に選択端子が結合する全てのメモリセルのビット線に関するセンスラッチ回路に書込みデータをセットした後、書込み電圧が印加されて書込み動作が行なわれることになる。例えば、書込み動作では、予め全てのビット線が所定レベルにプリチャージされており、書込み選択されたメモリセルのビット線はグランド電位にディスチャージされ、書込み非選択とされたメモリセルのビット線はプリチャージレベルを維持し、書込み選択されたワード線に書き込み高電圧が印加されると、書込み選択されたメモリセルのコントロールゲートとドレインとの間に高電圧が印加され、これによって、書き込み選択されたメモリセルの閾値電圧が高くされ、書込み状態にされる。書込み動作の前にメモリセルは閾値電圧が低くされた消去状態にされている。尚、書込み、消去の閾値電圧状態を上記とは逆に定義してもよい。
尚、図16のリセット信号RESbは図1のリセット信号RES3に相当する信号である。図16においてマルチプレクサ407及び制御信号バッファ回路419の入出力信号は図1のFCL13とやり取りされる。
次に、前記内蔵SRAM35、ワークRAM8、バッファRAM7を構成するスタティックメモリセルの一例を参考に説明する。図17には代表的に1個のスタティックメモリセル70が示される。このスタティックメモリセル70は、nチャンネル型MOSトランジスタ71とpチャンネル型MOSトランジスタ72とから成るCMOSインバータを一対有し、相互に一方CMOSインバータのの入力端子を他方のCMOSインバータの出力端子に交差的に結合してスタティックラッチを構成する。前記スタティックラッチの一対の記憶ノードはnチャネル型選択MOSトランジスタ75,76を介して相補ビット線78t,78bに結合される。選択MOSトランジスタ75,76のゲートはワード線77に結合されている。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、バッファメモリに格納されるプログラムはテスト又はデバッグ用プログラムに限定されず、ファイルデータの圧縮プログラム等であっても良い。また、この明細書においてメモリカードはその他の機能を排除する意味出はなく、少なくともファイルデータを記憶する機能を有すると言うことを意味しており、MODEM(モデム)やTA(ターミナルアダプタ)等の通信用インタフェース機能、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワーク機能、ヴィデオキャプチャー、音声認識などの機能を兼ね備えるものであってもよい。従って、そのような機能に利用されるプログラムをバッファメモリに格納するようにしてもよい。
また、前記プログラム兼用領域はバッファメモリの一部の記憶領域に限定されず、全体であってもよい。
また、前記コマンドやデータはシリアル信号に限定されず、パラレル信号であってもよい。
クラスタサイズは4セクタに限定されない。フラッシュメモリのメモリマット構成、管理テーブルを展開する内蔵SRAMの記憶容量などによって、適宜決定することができる。
マイクロコンピュータは命令をフェッチして実行する機能を備えた論記回路ユニットを意味しており、必ずしも、マイクロコンピュータ単体で対応するLSIの検証済み設計データを流用して構成されるもに限定されない。新たにカスタム設計された回路であってもよい。
また、前記メモリカードLSIは1チップとして説明した。1チップにすることにより、マルチチップ構成に比べて動作の高速化と低消費電力を期待できる。
本発明に係るメモリカードの一例であるメモリカードLSIのブロック図である。 メモリカードLSI毎に固有の前記カードセレクト信号を利用したデータ処理システムの一例を示すブロック図である。 コマンドに付随して送られてくるカードアドレスを利用するデータ処理システムの一例を示すブロック図である。 ホストインタフェース回路の一例を示すブロック図である。 ROMが保有するベクタ及びバッファRAMのプログラム兼用領域をCPUのアドレスマップと共に示した説明図である。 拡張プログラム実行状態の一例を示す説明図である。 バッファRAMに外部から拡張プログラムを格納する第1の転送制御プログラムの実行状態を示す説明図である。 バッファRAMにフラッシュメモリから拡張プログラムを格納する第2の転送制御プログラムの実行状態を示す説明図である。 バッファRAMをデータバッファに利用してファイルデータをフラッシュメモリに書き込む時のデータの流れを示す説明図である。 バッファRAMをデータバッファに利用してファイルデータをフラッシュメモリから読み出す時のデータの流れを示す説明図である。 バッファRAMをデータバッファに利用してCPUと外部との間でワークデータを入出力する時のデータの流れを示す説明図である。 バッファRAMをデータバッファに利用してCPUとフラッシュメモリとの間でワークデータを入出力する時のデータの流れを示す説明図である。 フラッシュメモリの情報記憶原理を示した説明図である。 フラッシュメモリセルトランジスタを用いたメモリセルアレイの構成原理を示す回路図である。 フラッシュメモリセルに対する消去動作及び書込み動作のための電圧条件の一例を示す説明図である。 フラッシュメモリの一例を示すブロック図である。 スタティックメモリセルの一例を示す回路図である。
符号の説明
1 メモリカードLSI
Vcc 電源電圧
Vss 接地電圧
2 インタフェース制御回路
2A クロック信号
2B コマンド
2C データ
2D カードセレクト信号
3 マイクロコンピュータ
4 フラッシュメモリ
5 リセット回路
6 クロック発振回路
7 バッファRAM
11 ホストインタフェース回路
20 コマンド入力レジスタ
21 応答制御回路
22 データ入力レジスタ
23 データ出力レジスタ
24 コマンドデコーダ
26 制御ロジック回路
30 CPU
32 割り込みコントローラ
NMI 割り込み信号
70 プログラム兼用領域
100 ホスト装置
VCT1,VCT2,VCT3 ベクタ
PGM1、PGM2,PGM3 プログラム
340 ベクタテーブル
341 プログラム領域

Claims (4)

  1. 電気的にデータの書換可能な不揮発性メモリと、
    プログラムを格納可能な揮発性メモリと、
    メモリカード外部からのコマンド入力を可能とするコマンド端子と、
    前記コマンド端子からの第1の転送制御コマンドの入力に応じて、前記メモリカード外部からの第1のプログラムを前記揮発性メモリへ格納させる、前記不揮発性メモリに格納された第1の転送プログラムを実行し、
    前記コマンド端子からの実行コマンドの入力に応じて、前記揮発性メモリに格納された第1のプログラムを実行する、データ処理装置と、を備える、メモリカード。
  2. 前記データ処理装置は、前記コマンド端子からの第2の転送制御コマンドの入力に応じて、前記不揮発性メモリに格納された第3のプログラムを前記揮発性メモリへ格納させる、前記不揮発性メモリに格納された第2の転送プログラムを実行し、前記コマンド端子からの実行コマンドの入力に応じて、前記揮発性メモリに格納された第3のプログラムを実行する、請求項1記載のメモリカード。
  3. 前記メモリカードは、メモリカード外部とのデータ入出を可能とするデータ端子を備え、
    前記揮発性メモリは、前記データ端子から入力されるデータを前記不揮発性メモリへ格納する際に、又は、前記不揮発性メモリから読出したデータを、前記データ端子を介して出力する際に、データの一時的格納にも用いられる、請求項1又は2記載のメモリカード。
  4. 前記第1のプログラムは、メモリカードをテストするテストプログラムである、請求項1乃至3のいずれか1項記載のメモリカード。
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JP2007079293A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Canon Inc 画像形成装置およびその制御方法

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