JP2006221547A - 入札データを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 指名競争入札で、指名業者がネットワークに接続するコンピュータを備えていなくても、一堂に会すことなく入札可能とすることで談合を防止することが可能な入札情報を記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【解決手段】 発注者から指名業者への入札の通知書である入札通知書データと、指名業者が見積りをする際の元となる設計図書データと、入札金額を記載して発注者へ通知する入札書データとを含む入札データを記録したCD−ROM1であって、表面に、指名業者と指名競争入札の種類とを対応させて割り当てられた識別情報2が付与されている。発注業者が、予め指名業者と指名競争入札の種類とを対応させて割り当てた識別情報の内、該当する識別情報のみを指名業者へ通知しておくことで、指名業者が記録媒体の受け取り窓口で識別情報を告げても、他の指名競争の識別情報は知らないので、同じ入札なのか否かの判断がつかない。
【選択図】 図1

Description

指名競争入札に関する入札データを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関する。
閲覧ソフトなどでネットオークションに参加して、所望とする品物を落札して入手することが一般的になってきた。最近では、指名競争入札(以下、単に入札と略す。)においても、インターネットなどのネットワークを介して行うような入札システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。入札システムを導入すれば、指名業者同士が入札の情報を共有することがないので、談合などの不正の防止が期待できる。
このようなインターネットを用いるような入札システムは、指名業者として、県外の業者を含んでいたり、全国規模の業者であったりして広域に渡るような場合には、入札の度に役所まで出向く必要がないので有用であり、国や県などが発注者となるような場合では利便性が非常に高いものと思われる。
しかし、市や町や村が発注者で、その地元に所在する指名業者が受注者となる場合では、指名業者の規模も大きくなく、経理処理などにコンピュータを用いることはあっても、そのコンピュータがインターネットに接続できる環境にないことが少なくない。また、発注者となる自治体においても、入札システムのためのサーバや通信回線を準備することに費用をかけるのが予算的に困難な場合も少なくない。
従って市町村レベルでの入札には、指名業者が一堂に会して入札に関する説明会に参加し、工事などの説明とともに、配布された見積りの元となる設計図書を持ち帰り、そして見積金額を記入した入札書を提出して入札するという、昔ながらの方法が採用されることが多い。
特開2001−256418号公報
しかし、発注者が事前に開催する入札に関する説明会に指名業者が集まると、どの指名業者が応札予定なのかが容易にわかるため、指名業者間で談合されるおそれがあるという旧来の問題は依然として残ってしまう。
談合を防止するために、予算を確保して入札システムを構築しても、市町村レベルでの入札では、地元の業者を落札者として優先させることが多いので、参加する業者が広域でないため入札システムとしての利便性を発揮させることができない。
そこで、本発明の目的は、指名競争入札で、指名業者がネットワークに接続するコンピュータを備えていなくても、一堂に会すことなく入札可能とすることで談合を防止することが可能な入札情報を記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
本発明は、指名競争入札に関する、発注者から指名業者への入札の通知書である入札通知書データと、前記指名業者が見積りをする際の元となる設計図書データと、入札金額を記載して前記発注者へ通知する入札書データとを含む入札データを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、表面に、指名業者と指名競争入札の種類とを対応させて割り当てられた識別情報が付与されていることを特徴とする。
本発明のコンピュータで読み取り可能な記録媒体の表面には、指名業者と指名競争入札の種類とを対応させて割り当てられた識別情報が付与されている。従って、指名業者または指名競争入札の種類が異なれば識別情報も異なったものとなる。この記録媒体を指名業者が入手する場合には、まず発注業者が、予め指名業者と指名競争入札の種類とを対応させて割り当てた識別情報の内、指名した指名競争入札の種類に該当する識別情報のみを指名業者へ通知しておく。次に指名業者は記録媒体の受け取りの窓口で識別情報を告げる。そして告げられた識別情報と表面に付与された識別情報の一致する記録媒体を手渡して貰い、記録媒体を入手することになる。受け取りの窓口では、指名業者と思われる者が窓口に集まっても、識別情報しか告げられることがなく、他の指名競争の識別情報は知らないので、同じ入札なのか否かの判断がつかない。
また、指名業者が窓口で入手する本発明の記録媒体には、入札に関する入札データが記録されているが、コンピュータに読み込ませなければ内容が判らないため、他の指名業者が窓口で受け取った光景を見ていても、外観からではどの入札に関するものなのかが判別つかない。
識別情報は、数字、英字、漢字、片仮名、平仮名、記号などのいずれか一つ、またはその組み合わせ、または全部とすることができる。また、本発明の記録媒体は、指名競争入札が工事、設計、測量、役務、物品購入などであっても、入札に応じた設計図書データとすることで、対応は可能である。
本発明の記録媒体は、CD(Compact Disc)や、DVD(Digital Versatile Disk)や、フレキシブルディスクや、SDメモリカード(Secure Digital memory card:商標)やコンパクトフラッシュ(登録商標)などのIC(Integrated Circuit)メモリカードや、USB(Universal Serial Bus)メモリや、脱着式のハードディスクなど、データやプログラムが格納でき、コンピュータが読み取り可能であり、可搬性を有したものであれば使用できる。
また、この記録媒体の表面に識別情報を付与するとは、識別情報を印刷したり、識別情報の印刷物や識別情報を象ったものを貼着したり、油性フェルトペンで識別情報を手書きしたりして、視認できる程度に識別情報が示されている状態をいう。記録媒体の表面に識別情報を付与するときに、記録媒体がCDやDVDなどのコンピュータで光学的読み取りを行うものである場合には、光学的読み取りを行わないラベル面側に付与するのが望ましいが、光学的読み取りを行うデータ面でもデータが記録されていない部分であれば付与することも可能である。
コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、発注者から指名業者への入札の通知書である入札通知書データと、指名業者が見積りをする際の元となる設計図書データと、入札金額を記載して発注者へ通知する入札書データとを含む入札データが記録されている。入札する場合には、指名業者は、この入札通知書データと、設計図書データとをコンピュータで読み取り、画面に表示または印刷して、見積りを算出する。そして入札書データを印刷して見積り金額を入札金額として記入し、郵送などで発注者の元へ送付する。
前記コンピュータの読み取り装置に実装すると読み込まれ参照される自動起動設定データと、前記コンピュータ上で動作する閲覧ソフトに、前記入札データとリンクしたページを表示させるウェブページデータと、前記ウェブページデータを表示するよう前記閲覧ソフトを起動するブラウザ起動プログラムとが格納され、前記自動起動設定データには、前記コンピュータに読み込まれ参照されたときに実行させるための前記ブラウザ起動プログラムのファイル名情報、および前記ウェブページデータのファイル名情報とが格納されていることが望ましい。
コンピュータの読み取り装置に、この本発明の記録媒体を実装すると、まず自動起動設定データが、読み込まれ参照される。自動起動設定データには、コンピュータに読み込まれ参照されたときに実行させるためのブラウザ起動プログラムのファイル名情報およびウェブページデータのファイル名情報とが格納されている。ブラウザ起動プログラムは、ウェブページデータを表示するようウェブページデータに関連付けられた閲覧ソフトを起動する機能を有しており、ウェブページデータは、コンピュータ上で動作する閲覧ソフトに、入札データにリンクしたページを表示させる機能を有している。従って、コンピュータにこの自動起動設定データが読み込まれ参照されると、ブラウザ起動プログラムが起動され、このブラウザ起動プログラムにより、閲覧ソフトが起動されることで入札データにリンクしたページが表示されるので、閲覧ソフトでウェブページデータを閲覧することができる。これにより、指名業者は、コンピュータの読み取り装置に実装するだけで、入札データを参照することが可能である。
前記ウェブページデータは、前記コンピュータに設けられた指示手段で前記入札データの表示を指示したときに、前記入札データに関連づけられた前記コンピュータ上で動作する前記入札データを表示可能な表示ソフトを、直接起動させる表示ソフト起動プログラムを含むことが望ましい。
コンピュータ上で動作する閲覧ソフトでウェブページデータを表示させ、コンピュータに設けられた指示手段で入札データの表示を指示すると、ウェブページデータに含まれる表示ソフト起動プログラムにより、入札データに関連付けられた表示ソフトが起動される。従って、指名業者は、この本発明の記録媒体をコンピュータに実装して、起動した閲覧ソフトに表示されたページの入札データを指定手段で指示するだけで、入札データの表示を指示させることができる。
本発明の入札データを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体によれば、以下の効果を奏する。
(1)表面に、指名業者と指名競争入札の種類とを対応させて割り当てられた識別情報が付与されているので、発注業者が、予め指名業者と指名競争入札の種類とを対応させて割り当てた識別情報の内、指名した指名競争入札の種類に該当する識別情報のみを指名業者へ通知しておけば、指名業者が会うような場合があっても、それぞれが同じ指名競争入札の種類か否かが判断できない。更に、発注者から指名業者への入札の通知書である入札通知書データと、指名業者が見積りをする際の元となる設計図書データが記録媒体に記録されているので、外観からではどの種類の指名競争入札かが判断できない。よって談合などの不正を防止することができる。
また、コンピュータにインターネットなどのネットワークへの接続環境を必要としないので、発注者側に、大規模な入札システムの構築が不要であるとともに、入札システムを稼働させるサーバおよび通信回線の導入も不要である。指名業者側においても、指名業者が有するコンピュータにネットワークへの接続環境が不要なので、指名業者の規模が小さくネットワークに接続可能なコンピュータを備えなくとも入札することができる。
(2)本発明の記録媒体は、指名業者がコンピュータの読み取り装置に実装するだけで、閲覧ソフトを介して入札データを参照することが可能なので、コンピュータの操作に詳しくない指名業者であっても、入札通知書データや、設計図書データなどを容易に参照することができる。従って、コンピュータの操作方法など、指名業者から発注者への問い合わせを少ないものとすることができる。よって、発注者にとって、指名業者への応対に割かれる時間を少ないものとすることができる。
(3)表示ソフト起動プログラムが、入札データに関連づけられたコンピュータ上で動作する入札データを表示可能な表示ソフトを直接起動させるので、OS(Operating System)や閲覧ソフトの設定によらずに入札データを表示させることが可能である。よって、指名業者が有するコンピュータの環境を応札の条件とする必要がない。
本発明の実施の形態に係る入札データを記録した記録媒体を図1から図4に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る入札データを記録した記録媒体を説明する平面図である。図2は、本発明の実施の形態に係る記録媒体に格納されたデータおよびプログラムを説明する図である。図3は、本発明の実施の形態に係る記録媒体に記録された自動起動設定データを説明する図である。図4は、本発明の実施の形態に係る入札データを記録した記録媒体の表面に付与される識別情報を説明する図である。
なお、本実施の形態では、入札データを記録した記録媒体として、ウィンドウズ(登録商標)に用いられるCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)を例に、また指名競争入札として工事を例に、説明する。
図1に示すように、CD−ROM1は、入札データを記録したものである。このCD−ROM1は、コンピュータに設けられたCDの読み取り装置であるCDドライブに実装してコンピュータから参照するものである。本実施の形態では記録媒体をCD−ROMとした。しかし、データやプログラムが格納でき、コンピュータが読み取り可能であり、可搬性を有したものであれば、他の記録媒体でも使用できるが、入札が終了するとCD−ROM1は不要なものとなるため、記録媒体としては安価で、作成しやすく、廃棄しやすいのでCD−ROMとするのが望ましい。
図2に示すように、CD−ROM1は、入札通知書データとして「指名競争入札参加通知書.pdf」が、設計図書データとして「仕様書.pdf」および「A2図面.pdf」が、入札書データとして「入札書.pdf」が、入札データとして記録されている。
拡張子PDF(Portable DocumentFormat)で示されるこれらのデータは、米国Adobe Systems社が開発した文書フォーマットであり、その表示プログラムであるAcrobat Readerの普及率は極めて高いため、本実施の形態では、入札データをPDF形式としている。しかし、指名業者が有するコンピュータに共通した表示プログラムを備えていれば、その他JPEGや、TIFFや、BMPなどとすることもできる。
入札通知書データである「指名競争入札参加通知書.pdf」は、発注者から指名業者への入札の通知書をデータとしたものであり、工事名、工事場所名、工事期間、予定価格、入札日時およびその場所、その他の入札に関する情報が記されている。
設計図書データである「仕様書.pdf」および「A2図面.pdf」は、指名業者が見積りをする際の元となるデータであり、工事の場所を示す地図、工事の方法、工事するに必要な部材、工事に必要な重機、交通誘導員の人員数等の各工事に関する条件が記されている。「A2図面.pdf」は、A4サイズとした「仕様書.pdf」にも含まれているが、A2サイズが印刷可能な指名業者のために工事を行う場所を示す地図データをA2サイズで格納したデータである。
入札書データである「入札書.pdf」は、入札金額を記載して発注者へ通知するための書類のデータである。
またCD−ROM1には、「MENU.htm」と、フォルダ「menuデータ」配下のデータと、フォルダ「入札案内」配下のデータとがウェブページデータとして格納されている。また、ブラウザ起動プログラムとして「mmatrun.exe」と、自動起動設定データとして「autorun.inf」とが格納されている。
ウェブページデータである「MENU.htm」は、コンピュータ上で動作する閲覧ソフトに、入札データとリンクしたページを表示させるHTML(HyperText Markup Language)形式のトップページである。フォルダ「menuデータ」配下のデータとフォルダ「入札案内」配下のデータは、「MENU.htm」からリンクされたデータや、「MENU.htm」で使用されるアイコンが格納されている。「指名競争入札参加通知書.pdf」や、「仕様書.pdf」や「A2図面.pdf」や、「入札書.pdf」は、「MENU.htm」からリンクされるように構成されている。
ブラウザ起動プログラムである「mmatrun.exe」は、他のプログラムを起動するプログラムであり、後述する「autorun.inf」に、「MENU.htm」を開くように記述することで、閲覧ソフトを起動するブラウザ起動プログラムとして機能する。
自動起動設定データである「autorun.inf」は、コンピュータの読み取り装置に実装すると読み込まれ参照されるデータである。ここで、「autorun.inf」について図3に基づいて詳細に説明する。
図3に示すように「autorun.inf」には、まず行頭に自動起動設定データであることを意味する「[autorun]」が記述されている。そして、次に、「open=mmatrun.exe MENU.htm」と記述されている。これは、コンピュータに読み込まれ参照されたときに実行させるためのプログラムのファイル名情報(mmatrun.exe)と、ウェブページデータのトップページのファイル名情報(MENU.htm)とであり、mmatrun.exeに対してMENU.htmを開くようにコンピュータに指示する行である。
図1に戻って、CD−ROM1の表面には、識別情報2である数字が付与されている。本実施の形態のCD−ROM1では、油性インクのフェルトペンによる手書きで識別情報2である数字が付与されている。識別情報2は、インクジェットプリンタで印刷したり、シールとすることもできる。しかし、入札が終了すればCD−ROM1は不要なものとなるため、手軽で、コストが抑制でき、外観から視認が容易で、簡単に識別不可となり難いことから識別情報2は、油性インクのフェルトペンによる手書きとするのが望ましい。
識別情報2は、指名業者と、指名競争入札として工事の種類とを対応させて割り当てたものである。ここで識別情報2について図4に基づいて詳細に説明する。
図4に示すように、識別情報2は、縦列に指名業者を、横列に工事の種類とを記載されたシート3に基づいて割り当てられている。例えば、「指名業者C」において、「工事J」では「21」という番号が割り当てられている。つまり、識別情報2が「21」であるCD−ROM1は、「指名競争入札参加通知書.pdf」,「仕様書.pdf」および「A2図面.pdf」に対応する工事Jに関する指名競争入札で、指名業者C専用のCD−ROMであることを示している。
シート3においては、この「指定業者C」は、「工事K」では空欄となっているので、「工事K」では指名されていないことを示している。発注者は、このシート3の指名業者が指名された工事の種類の番号のみを指名業者へ通知するので、他の指名業者の番号を知ることはできないし、知ったとしてもこのシート3の対応関係を知らない限り、その番号がどの工事の種類に対応するかが判るものではない。
以上のように構成される本発明の実施の形態に係る入札データを記録した記録媒体の使用状態を、更に図5および図6を参照しながら説明する。図5は、本発明の実施の形態に係る入札データを記録した記録媒体の使用状態を説明する図である。図6は、本発明の実施の形態に係る入札データを記録した記録媒体をコンピュータに実装して閲覧ソフトに表示させた状態を示す図である。なお、本実施の形態では、図4に示す工事Jに関する指名競争入札を例に説明する。
発注者10は、予め図4に示されるシート3を作成し、各指名業者11へそれぞれ該当する識別情報2を通知する。例えば、工事Jに関しては、指名業者Bであれば「13」を、指名業者Cであれば「21」を、指名業者Dであれば「23」を通知する。
そして発注者10は、CD−ROM1を作成する作成業者12へはシート3の内容全てを通知するとともに、工事Jに関する入札通知書データと、設計図書データと、入札書データの元となる書面を送付する。
作成業者12は、送付された書面を、スキャナで読み込んで「指名競争入札参加通知書.pdf」,「仕様書.pdf」,「A2図面.pdf」,「入札書.pdf」とを作成する。これらのPDFファイルと、これらを入札データとしてリンクしたウェブページデータと、ブラウザ起動プログラムと、自動起動設定データとともに、CD−ROMへ格納する。
そして、図4に示すように作成委業者12は、発注者10から通知されたシート3に基づいて、入札データを格納したCD−ROMを、入札データに応じて識別情報2を表面に付与していき、各指名業者11向けのCD−ROM1とする。
指名業者11は、作成業者12へ行き、窓口にて発注者10から通知された識別情報2を告げてCD−ROM1を購入することで入手する。この入手には、指名業者11が窓口へ行く必要があるが、指名業者11同士がたまたま同じ時刻に購入しに来ても、発注者10から通知された識別情報2しか告げられることがないので、同じ入札なのか否かの判断がつかない。また、工事Jに関する情報は、CD−ROM1に記録されているので、外観からではどのような工事なのかが、その場でコンピュータに読み取らせない限り判別が付かない。従って、指名業者11間で、談合を行う契機を与えずに入札に関する情報を通知することができるので、不正を防止することが可能である。
指名業者11は、CD−ROM1を入手すると、指名業者11の事務所へ持ち帰り、コンピュータの読み取り装置であるCDドライブへ実装する。
CDドライブにCD−ROM1が実装されたことを検出したコンピュータは、まず「autorun.inf」を読み込み参照する。図3に示すように「autorun.inf」を参照したコンピュータは、「open=mmatrun.exe MENU.htm」との内容から、「mmatrun.exe」を実行することで、「mmatrun.exe」が「MENU.htm」を開くようにコンピュータに指示する。
コンピュータは、拡張子「htm」や「html」には、通常閲覧ソフトが関連付けられているので、「mmatrun.exe」から「MENU.htm」を開くように指示されることで閲覧ソフトが起動される。従って起動された閲覧ソフトには「MENU.htm」が表示されることになる。このようにして閲覧ソフトに表示された「MENU.htm」を図6に示す。
図6に示すように、表示された「MENU.htm」には、「指名競争入札参加通知書.pdf」にリンクした「通知書へ」ボタンと、「仕様書.pdf」にリンクした「仕様書へ」ボタンと、「A2図面.pdf」にリンクした「A2図面へ」と、「入札書.pdf」にリンクした「入札書へ」ボタンの各ボタンが表示されている。
また、「MENU.htm」には、発注者10が催す指名競争入札全般の案内が表示される「入札案内へ」ボタンや、発注者10が案内するウェブページのURL(Uniform Resource Locator)とリンクした「契約管理室ホームページ」ボタンや、このCD−ROM1の使用上の注意書きが表示される「ご利用に際して(取扱説明)」ボタンを備えている。
「MENU.htm」は、「通知書へ」ボタンと、「仕様書へ」ボタンと、「A2図面へ」と、「入札書へ」ボタンとを、コンピュータに設けられたマウスやキーボードなどの指示手段で押下することで、「MENU.htm」に含まれるJAVA(登録商標)スクリプトで記述された表示ソフト起動プログラムにより、PDFファイルに関連付けられたAcrobat Readerを直接起動するようにしている。
指名業者11は、コンピュータで表示させた「MENU.htm」から、「通知書へ」ボタンを押下して「指名競争入札参加通知書.pdf」を表示させ入札の内容を確認し、「仕様書へ」ボタンまたは「A2図面へ」を押下して「仕様書.pdf」または「A2図面.pdf」を表示させて見積りをする。また、それぞれ必要に応じて印刷を行う。
ところで、ウェブページとPDFファイルとリンクさせる場合には、そのPDFファイルがあるパスをリンク先とすることで、閲覧ソフトからAcrobat Readerを起動させることも可能である。しかし、コンピュータの環境によっては、ウェブページのリンク先がファイルであると閲覧ソフトが認識すると、「開く」、「保存」、「キャンセル」などのボタンを備えたダウンロードのポップアップウィンドウを表示して操作者の指示を待つことがある。例えばコンピュータの操作に詳しくない指定業者11であれば、「開く」とは何か、コンピュータのどの場所に保存したらよいかが判らないこともある。このような状況になった指名業者11は、電話などで発注者10や、作成業者12へ問い合わせをしてしまい、発注者10や、作成業者12はその対応に時間を割かれることになる。また、操作方法が判らないために、見積りが遅れることで、入札期日に間に合わなくなるなど、トラブルの元である。
そこで、CD−ROM1では、ウェブページデータのトップページである「MENU.htm」の「通知書へ」ボタンと、「仕様書へ」ボタンと、「A2図面へ」と、「入札書へ」ボタンとのリンクを表示ソフト起動プログラムにより、直接表示ソフトを起動することで、OSや閲覧ソフトの環境に関係なく、入札データを表示させることができる。従って、指名業者11から発注者10へのコンピュータを操作方法などの問い合わせを少ないものとすることができるので、発注者10にとっては、指名業者11への応対に割かれる時間を少ないものとすることができる。
設計図書データである「仕様書.pdf」および「A2図面.pdf」に基づいて見積りを算出した指名業者11は、「入札書へ」ボタンを押下して「入札書.pdf」を表示させて印刷し、見積り金額を記入して、発注者10へ送付する。このようにして、発注者10からの指名競争入札に対して、指名業者11は応札することができる。
本発明は、指名競争入札で、指名業者がネットワークに接続するコンピュータを備えていなくても、一堂に会すことなく入札することが可能なので、指名競争入札に関する入札データを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体に好適であり、指名競争入札は、工事、設計、役務、物品購入に関わらず使用することができる。
本発明の実施の形態に係る入札データを記録した記録媒体を説明する平面図である。 本発明の実施の形態に係る記録媒体に格納されたデータおよびプログラムを説明する図である。 本発明の実施の形態に係る記録媒体に記録された自動起動設定データを説明する図である。 本発明の実施の形態に係る入札データを記録した記録媒体の表面に付与される識別情報を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る入札データを記録した記録媒体の使用状態を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る入札データを記録した記録媒体をコンピュータに実装して閲覧ソフトに表示させた状態を示す図である。
符号の説明
1 CD−ROM
2 識別情報
3 シート
10 発注者
11 指名業者
12 作成業者

Claims (3)

  1. 指名競争入札に関する、発注者から指名業者への入札の通知書である入札通知書データと、前記指名業者が見積りをする際の元となる設計図書データと、入札金額を記載して前記発注者へ通知する入札書データとを含む入札データを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、
    表面に、前記指名業者と指名競争入札の種類とを対応させて割り当てられた識別情報が付与されていることを特徴とする入札データを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  2. 前記コンピュータの読み取り装置に実装すると読み込まれ参照される自動起動設定データと、前記コンピュータ上で動作する閲覧ソフトに、前記入札データとリンクしたページを表示させるウェブページデータと、前記ウェブページデータを表示するよう前記閲覧ソフトを起動するブラウザ起動プログラムとが格納され、
    前記自動起動設定データには、前記コンピュータに読み込まれ参照されたときに実行させるための前記ブラウザ起動プログラムのファイル名情報、および前記ウェブページデータのファイル名情報とが格納されていることを特徴とする請求項1記載の入札データを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  3. 前記ウェブページデータは、前記コンピュータに設けられた指示手段で前記入札データの表示を指示したときに、前記入札データに関連づけられた前記コンピュータ上で動作する前記入札データを表示可能な表示ソフトを、直接起動させる表示ソフト起動プログラムを含むことを特徴とする請求項2記載の入札データを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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