JP2006218609A - ラチェットレンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボルト等の共回りを防止し、効率的にボルト等のねじ回しを行うことのできるラチェットレンチを提供する。
【解決手段】 ラチェットレンチ1は、ハンドル本体2と、ヘッド部材3と、回転方向を規制するラチェット機構4とを備える。ラチェット機構4はカム部材16と、カム部材16を前記ラチェット歯13に向けて付勢する付勢機構17とにより構成される。カム部材16はラチェット歯13に対して係合可能な一対の係合部21と、前記一対の係合部21を前記ラチェット歯13に係合可能とさせ又は係合を解除するかを選択する切替部22とを備える。切替部22は、他側の頂点16bから延びる辺に連接された一対の係合支持部22と、他側の頂点16bに設けられ下方に開口した非接触維持部24とにより構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ラチェット機構を備えたラチェットレンチに関するものである。
ラチェットレンチは、例えばボルトやナットなどを締め付けたり緩めたりする際、一方向にのみヘッドが回転するようにロックし、少ない回転角でハンドルを往復回動させることにより、ハンドルの回動力をボルトなどに伝達することができるように構成されたものである。ところが、ボルトなどの締め始めなどにおいて、ハンドルの戻し動作に伴いボルトがヘッドと共に回転する共回りが生じ、ハンドルの回動力を効果的にボルトに伝達することができず、作業効率が悪化するという問題があった。このような問題点を解決する手段として、ソケットの回転方向を切り替える切り替えレバーに於いて、ソケットのギア部と噛み合う部分を二本爪とし、切り替えレバーとギア部との噛み合せをより強力とする事により、ボルト・ナット等の締め付け時にソケットと切り替えレバーのギア部が滑りにくく、また、ソケットの外周に滑り止め加工を施し片手でソケットを回すことが出来る様にしたことにより簡単に素早く締めることが出来る上、本締めに近い基準値以上の強力なトルクをかけることが出来るラチェットレンチが開示されている(例えば特許文献1)。また、上記特許文献1では、強い衝撃が加わっても空回りを防ぎ、破損しにくくするため、ギアの回転方向を切り替える際、その方向性を決めるためにラチェットハンドル内部に設置されているスプリングとボールを一体化している。
特開2004−338075号公報
しかしながら、上記した特許文献1においても、滑り止め加工したソケットを回す場合には、一方向への回転は可能なものの、ソケットのギア部と切替レバーの二本爪とは噛み合っているため、回転させる力に抵抗が加わり、作業者に負担をかけてしまうという懸念があった。また、スプリングとボールを一体化したことにより、スプリングの半径方向にボールが固定されるので、ギアとボールとの係合が不安定になるという懸念があった。
そこで本発明は上記した問題点に鑑み、ボルト等の共回りを防止し、効率的にボルト等のねじ回しを行うことのできるラチェットレンチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ハンドル本体と、外周にラチェット歯を備え前記ハンドル本体の頭部に回動自在に設けられるヘッド部材と、前記ラチェット歯に対していずれか一方が係合可能な一対の係合部を備えると共に、操作部を有し前記ヘッド部材の回動方向を切替える切替部材と、を備えたラチェットレンチにおいて、前記切替部材は、前記一対の係合部がいずれも前記ラチェット歯に非接触状態となる非接触維持部を備えることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記切替部材がカム部材であることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項2記載の発明において、前記ハンドル本体は、前記一対の係合部を前記ラチェット歯に向けてそれぞれ付勢する弾性体と、該弾性体の先端に設けられ前記カム部材に当接する当接部材とを備え、前記カム部材は、前記一対の係合部のいずれか一方が前記ラチェット歯に係合した状態で前記当接部材が係合する一対の係合支持部と、該一対の係合支持部の略中央に形成され前記一対の係合部がいずれも前記ラチェット歯に対し解除された状態で前記当接部材が係合する非接触維持部とからなる切替部を有することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の発明において、当接部材は、前記切替部に当接する当接面と、該当接面に一体的に設けられ前記弾性体に遊嵌される軸杆とからなることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項4に記載の発明において、前記当接面と前記非接触維持部とは、略同じ曲率半径を有する円弧により形成されることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、請求項1〜5いずれか1項記載の発明において、前記ヘッド部材の外周に形成されたラチェット歯は、前記ハンドルの端部より突出する大きさに形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項1記載のラチェットレンチによれば、ヘッド部材を正逆方向に回転でき、しかも係合部材がラチェット歯に係合していないので、抵抗を受けずに負担なくヘッド部材を回転させることができ、効率的にねじ回しを行なうことができる。
また、請求項2に記載のラチェットレンチによれば、切替部材をカム部材としたので、カム部材と回動させることにより、ヘッド部材の回動方向を切替えると共に、非接触維持部に切り替えることができるので、利便性を向上することができる。
また、請求項3に記載のラチェットレンチによれば、カム部材が非接触維持部において保持されることにより、部品点数を増加させることなく、しかも簡単な操作でヘッド部材をフリーの状態にすることができ、利便性を向上できる。また、ラチェットレンチの厚みが増すこともないので、狭い箇所でも容易にねじを回すことができる。
また、請求項4に記載のラチェットレンチによれば、前記当接面が前記切替部を左右、上下方向に移動しても、軸杆がコイルバネに遊嵌されていることにより、当接部材がコイルバネから外れるのを防止し、利便性を向上することができる。また、当接面がコイルバネの半径方向に移動することができるので、切替部と当接面を安定的に係合することができる。
また、請求項5に記載のラチェットレンチによれば、当接部が確実に非接触維持部に係合することができることにより、使い勝手を向上することができる。
また、請求項6に記載のラチェットレンチによれば、ラチェット歯を回すことによりヘッド部材すなわちボルトなどを直接まわすことにより、効率的にねじ回しを行なうことができる。
以下図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。図1に示すラチェットレンチ1は、ハンドル本体2と、該ハンドル本体2の頭部に設けられたヘッド部材3と、該ヘッド部材3の回転方向を規制するラチェット機構4とを備える。
前記ハンドル本体2は、上下一対として配置される長方形の板状部材5と、前記一対の板状部材5を一定間隔に保持する間隔保持部材6とからなる。前記上下一対の板状部材5は、長手方向の端部5aに形成された貫通孔7と、該貫通孔7より内側に形成された支軸部8とを備え、間隔保持部材6を挟んで上下に重ねてリベット9を貫通させた後、かしめて一体化される。前記板状部材5の頭部である端部5aは、前記貫通孔7と同心円形状に形成される。
前記間隔保持部材6は、断面が略H形状に形成された部材であって、図2に示すように、板状部材5の端部5a側に開口するばね弾装部11と長手方向に延設された把持部12とを備える。
前記ヘッド部材3は円板形状に形成され、外周に形成されたラチェット歯13と、中央に設けられた通穴14と、前記ハンドル本体2に形成された貫通穴7に軸支される軸部15とにより構成される。前記通穴14の形状は種々のものが考えられ、例えば正四角形状や六角形状に形成される。
前記ラチェット機構4は、切替部材であるカム部材16と、前記カム部材16を前記ラチェット歯13に向けて付勢する付勢機構17とにより構成される。
前記カム部材16は、図3に示すように、前記ラチェット歯13に対して係合可能な一対の係合部21と、前記一対の係合部21のいずれか一方を前記ラチェット歯13に係合可能とさせる切替部22とを備える。このカム部材16は、略菱形形状の板部材で、上側に前記係合部21が左右一対として形成される。係合部21は、略菱形形状の一側の頂点を挟んで左右に、前記ラチェット歯13の谷部と略相似形となる山形状を備えており、前記係合部の間に位置する頂点16aは前記係合部21よりも低い高さに突出した円弧状に成形されている。また、カム部材16の他側には、前記切替部22が設けられ、この切替部22は、他側の頂点16bから延びる辺に連接された一対の係合支持部23と、前記他側の頂点16bに設けられ下方に開口した非接触維持部24とにより構成される。非接触維持部24は、後述する当接面と略同じ曲率半径を有する円弧により形成される。また、カム部材16は左右方向に翼状に延びる操作部25が形成されており、略中央には支軸孔26が形成されている。このように構成されたカム部材16は、図2に示すように略中央に設けられた前記支軸孔26が前記支軸部8に遊嵌され、前記板状部材5に軸支される。
前記付勢機構17は、コイルバネ28と、該コイルバネ28に軸装され前記切替部22に当接する前記当接部材29とにより構成される。前記コイルバネ28は、前記間隔保持部材6に設けられたばね弾装部11にがたが生じないように装着される。ばね弾装部11に装着されたコイルバネ28には前記当接部材29が備えられる。
この当接部材29は、図4に示すように、前記切替部22に当接する当接面30と、該当接面30と一体的に設けられ前記コイルバネ28に遊嵌される軸杆31とからなる。前記軸杆31は、コイルバネ28の全長に対し2/3〜1/2の長さに形成されている。尚、この当接部材29は、図示しないが、前記非接触維持部24の曲率半径略同じ半径を有する鋼球と、該鋼球に熔接により一体的化される軸杆とにより構成されてもよい。この軸杆31の端部に設けられた前記当接面30は、図5に示すように、前記非接触維持部24と略同じ曲率半径Rを有する球面で構成される。
次に上記構成の組立て方法について説明する。図2に示すように、前記一対の板状部材5の一方に前記間隔保持部材6が載置され、前記カム部材16が前記板状部材5に設けられた支軸部8に支軸孔を遊嵌して軸支される。このとき、カム部材16に形成された操作部25は、板状部材5から突出している。次いで、前記コイルバネ28が前記間隔保持部材6に形成されたばね弾装部11に装着され、コイルバネ28先端と、前記カム部材16の切替部22との間に当接部材29が備えられる。そして、前記板状部材5に形成された貫通穴7に軸部15を遊嵌し、ヘッド部材3が設置される。このとき前記ラチェット歯13は、板状部材5の端部5aから外側へ突出している。このように、一方の板状部材5上にヘッド部材3、間隔保持部材6、ラチェット機構4を装着した後、他方の板状部材5を重ねリベット9を貫通させた後、かしめて一体化される(図1)。したがって、部品点数を増加させることなく、しかも作業工数を増やすことなくラチェットレンチ1を組み立てることができる。
次いで、上記構成の作用について図6及び図7を参照して説明する。
まず、ボルトやナット等(以下、ボルト)を正回転すなわち締め付ける場合について説明する。この場合、図6(a)に示すように、操作部25を操作することによりカム部材16は平面視で支軸部8を中心として正方向に回転させられる。カム部材16が正方向に回転させられると、当接面30が切替部22の中央に形成された非接触維持部24を乗り越える。当接面30が非接触維持部24を乗り越えると、コイルバネ28が伸びることによって当接面30が一対の係合支持部23の一方へ係合し、コイルバネ28によりカム部材16が上方へ付勢される。同時に、係合部21の一方がヘッド部の外周に形成されたラチェット歯13に係合する。係合部21の一方がヘッド部材3の外周に形成されたラチェット歯13に係合すると、ヘッド部材3の逆方向への回転が規制され、これによりボルトを締め付けることができる。このとき、当接部材29は軸杆31がコイルバネ28に遊嵌されていることにより、不意に外れるのを防いでコイルバネ28の付勢力をカム部材16に伝達し、係合部21をラチェット歯13に押付け、確実にボルトを正方向に回すことができる。
また、ボルトを逆回転すなわち緩める場合には、図6(b)に示すように、操作部25を操作することによりカム部材16が平面視で支軸部8を中心として逆方向に回転させられる。カム部材16が逆方向に回転させられると、当接面30が切替部22の中央に形成された非接触維持部24を乗り越える。当接面30が非接触維持部24を乗り越えると、コイルバネ28が延びることによって当接面30が一対の係合支持部23の他方へ係合する。同時に、係合部21の一方がヘッド部材3の外周に形成されたラチェット歯13との係合を解除されると共に、係合部21の他方がラチェット歯13に係合する。係合部21の他方がラチェット歯13に係合すると、ヘッド部材3の正方向への回転が規制され、ボルトを緩めることができる。
次に、カム部材16に形成された係合部21のいずれもラチェット歯13に係合していない状態すなわち、ヘッド部材3を正方向及び逆方向へ自由に回転させることができる場合について説明する。この場合、図7に示すように、操作部25を操作することによりカム部材16は平面視で支軸部8を中心として平行になるように回転させられる。カム部材16が平行にされると、当接面30は非接触維持部24で静止しコイルバネ28の付勢力によりカム部材16を水平に保持する。このとき、一対の係合部21はいずれもラチェット歯13との係合が解除され、図8に示すように、ラチェット歯13を回転させることによりヘッド部材3が正方向及び逆方向へ自由に回転できる。したがって、ラチェット歯13にいずれの係合部21も係合していないので、作業者は負担なくボルトを締め付け、又はボルトを緩めることができる。このように、カム部材16を操作することにより、ヘッド部材3を正方向及び逆方向に回転させることができ、しかも、ラチェット機構4がヘッド部材3に係合していないので、余計な力を要せず、共回りを防ぎより容易にヘッド部材3を回転させることができ、利便性、作業効率を向上できる。
上述のように本実施例では請求項1に対応して、ハンドル本体2と、外周にラチェット歯13を備え前記ハンドル本体2の頭部である端部5aに回動自在に設けられるヘッド部材3と、前記ラチェット歯13に対していずれか一方が係合可能な一対の係合部21を備えると共に、操作部25を有し前記ヘッド部材3の回動方向を切替える切替部材16と、を備えたラチェットレンチ1において、前記切替部材6は、前記一対の係合部21がいずれも前記ラチェット歯13に非接触状態となる非接触維持部24を備えることとしたことにより、ヘッド部材3を正逆方向に回転でき、しかも係合部21がラチェット歯13に係合していないので、抵抗を受けずに負担なくヘッド部材3を回転させることができ、共回りを防いで効率的にねじ回しを行なうことができる。
また、請求項2に対応して、請求項1に係る発明において、切替部材をカム部材16としたので、カム部材16と回動させることにより、ヘッド部材3の回動方向を切替えると共に、非接触維持部24に切り替えることができるので、利便性を向上することができる。
また、請求項3に対応して、前記ハンドル本体2は、前記一対の係合部21を前記ラチェット歯13に向けてそれぞれ付勢する弾性体28と、該弾性体11の先端に設けられ前記カム部材16に当接する当接部材29とを備え、前記カム部材16は、前記一対の係合部21のいずれか一方が前記ラチェット歯13に係合した状態で前記当接部材29が係合する一対の係合支持部23と、該一対の係合支持部23の略中央に形成され前記一対の係合部21がいずれも前記ラチェット歯13に対し解除された状態で前記当接部材29が係合する非接触維持部24とからなる切替部22を有することとしたことにより、カム部材16が非接触維持部24において保持されるので、部品点数を増加させることなく、しかも簡単な操作でヘッド部材3をフリーの状態にすることができ、利便性を向上できる。
また、請求項4に対応して、前記当接部材29は、前記切替部22に当接する当接面30と、該当接面30に一体的に設けられ前記コイルバネ28に遊嵌される軸杆31とからなることとしたことにより、前記当接面30が前記切替部22を左右、上下方向に移動しても、軸杆31がコイルバネ28に遊嵌されていることにより、当接部材29がコイルバネ28から外れるのを防止し、利便性を向上することができる。また、当接面30がコイルバネ28の半径方向に移動することができるので、切替部22と当接面30を安定的に係合することができる。
また、請求項5に対応して、前記当接面30と前記非接触維持部24とは、略同じ曲率半径を有する円弧により形成されることとしたことにより、当接部が確実に非接触維持部24に係合することができることにより、使い勝手を向上することができる。
また、請求項6に対応して、請求項1〜4いずれか1項記載の発明において、前記ヘッド部材3の外周に形成されたラチェット歯13は、前記ハンドル本体2の端部より突出する大きさに形成されていることとしたことにより、ラチェット歯13を回すことにより直接ヘッド部材3すなわちボルトなどをまわすことにより、効率的にねじ回しを行なうことができる。
次に、本発明の変形例について図9を参照して説明する。尚、上記構成と同様の構成については同様の符号を付し、簡単のため説明を省略する。
図9に示すラチェットレンチ1は、ハンドル本体32と、該ハンドル本体32の先端に設けられたヘッド部材3と、該ヘッド部材3の回転方向を規制するラチェット機構4とを備える。
前記ハンドル本体32は、長手方向に延びる長円穴33が略中央に設けられている。この長円穴33には、安全ロープ34が掛止される。安全ロープ34は、リング体34aと該リング体34aに設けられた伸縮自在のロープ34b体と、該ロープ体34bの先端に設けられたフック部材34cとからなる。前記リング体34aは前記長円穴33に掛止され、前記フック部材34cが作業者の例えばベルトなどに掛止される。このように構成したことにより、高所作業においてもラチェットレンチ1の落下を防止し、安全に作業をすることができる。また、リング体34aをハンドル本体32に設けられた長円穴33に掛止することとしたことにより、リング体34aが長円穴33内をスライドすることができるので、いずれのヘッド部材3を使用する際にも、リング体34a及びロープ体34bが作業の邪魔になることがなく、利便性を向上することができる。
本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、ハンドル本体2は、図10に示すように、傾斜して形成されてもよく、こうすることによって、狭い場所であっても指を掛けることができるので、作業性をさらに向上することができる。
本発明の本実施例に係るラチェットレンチの構成を示す全体斜視図である。 ラチェット機構の構成を模式的に示す平面図である。 カム部材の構成を示す斜視図である。 当接部材の構成を示す斜視図である。 切替部の構成を示す部分拡大図である。 ラチェット機構の作用を示す平面図であり、(a)ねじを正回転させるときの状態、(b)ねじを逆回転させるときの状態を示す図である。 ラチェット機構の作用を示す平面図であり、係合部材のいずれも前記ラチェット歯に対し係合しない状態を示す図である。 ラチェットレンチの斜視図であり、使用状態を示す図である。 ラチェットレンチの変形例を示す斜視図である。 ラチェットレンチの変形例を示す斜視図である。
符号の説明
3 ヘッド部材
4 ラチェット機構
5a 端部(頭部)
13 ラチェット歯
16 カム部材(切替部材)
17 付勢機構
25 操作部
28 コイルバネ
29 当接部材

Claims (6)

  1. ハンドル本体と、
    外周にラチェット歯を備え前記ハンドル本体の頭部に回動自在に設けられるヘッド部材と、
    前記ラチェット歯に対していずれか一方が係合可能な一対の係合部を備えると共に、操作部を有し前記ヘッド部材の回動方向を切替える切替部材と、
    を備えたラチェットレンチにおいて、
    前記切替部材は、前記一対の係合部がいずれも前記ラチェット歯に非接触状態となる非接触維持部を備えることを特徴とするラチェットレンチ。
  2. 前記切替部材がカム部材であることを特徴とする請求項1記載のラチェットレンチ。
  3. 前記ハンドル本体は、前記一対の係合部を前記ラチェット歯に向けてそれぞれ付勢する弾性体と、該弾性体の先端に設けられ前記カム部材に当接する当接部材とを備え、前記カム部材は、前記一対の係合部のいずれか一方が前記ラチェット歯に係合した状態で前記当接部材が係合する一対の係合支持部と、該一対の係合支持部の略中央に形成され前記一対の係合部がいずれも前記ラチェット歯に対し解除された状態で前記当接部材が係合する非接触維持部とからなる切替部を有することを特徴とする請求項2記載のラチェットレンチ。
  4. 前記当接部材は、前記切替部に当接する当接面と、該当接面に一体的に設けられ前記弾性体に遊嵌される軸杆とからなることを特徴とする請求項3記載のラチェットレンチ。
  5. 前記当接面と前記非接触維持部とは、略同じ曲率半径を有する円弧により形成されることを特徴とする請求項4記載のラチェットレンチ。
  6. 前記ヘッド部材の外周に形成されたラチェット歯は、前記ハンドルの端部より突出する大きさに形成されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載のラチェットレンチ。
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