JP2006218552A - 回転軸直結遠心投射機の組付け方法及びその組付け治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 芯出し組付け作業を簡単に行うことができ、作業者の負担を軽減できる回転軸直結遠心投射機の組付け方法及びその組付け治具を提供する。
【解決手段】 駆動モ−タ3の回転軸3aに環状部材4及びハブ5を介して回転ホイ−ル6を直結する工程と、前記ハブの軸部を蓋部材7における環状突出部の貫通孔7bに遊嵌させた状態にする工程と、内周に縮径された段付部及び拡径された段付部の外形状と同一形状の溝が形成されると共に分割可能に構成された組付け治具の前記溝を前記縮径された段付部及び前記拡径された段付部に嵌合させた状態で前記組付け治具の分割面を締結固定する工程と、該締結固定した状態で前記駆動モ−タ及び蓋部材を各々固定する工程と、該駆動モ−タ及び蓋部材を各々固定した後、前記組付け治具の分割面の締結固定を解除して該組付け治具を取り外す工程と、を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 駆動モ−タ3の回転軸3aに環状部材4及びハブ5を介して回転ホイ−ル6を直結する工程と、前記ハブの軸部を蓋部材7における環状突出部の貫通孔7bに遊嵌させた状態にする工程と、内周に縮径された段付部及び拡径された段付部の外形状と同一形状の溝が形成されると共に分割可能に構成された組付け治具の前記溝を前記縮径された段付部及び前記拡径された段付部に嵌合させた状態で前記組付け治具の分割面を締結固定する工程と、該締結固定した状態で前記駆動モ−タ及び蓋部材を各々固定する工程と、該駆動モ−タ及び蓋部材を各々固定した後、前記組付け治具の分割面の締結固定を解除して該組付け治具を取り外す工程と、を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ショットブラスト装置やショットピーニング装置等に用いられる回転軸直結遠心投射機の組付け方法及びその組付け治具に関する。
従来、ショットブラスト装置やショットピーニング装置等に用いられる回転軸直結遠心投射機は公知にされている(例えば、特許文献1参照)。
該特許文献1において芯出し組付け作業は、その段落0007に記載されているように、先ず、ハブの軸部の段付部と分割可能な蓋ブラケットの嵌合筒の端部を一致させて、カバ−本体又は駆動モ−タを固定する。次にハブの軸部と分割可能な蓋ブラケットの嵌合筒との隙間に適当な厚さの隙間ゲ−ジを円周ほぼ3等分の位置に入れて蓋ブラケットを調整して固定する。しかし、この要領では狭い空間で目視による芯出し組付け作業を行わなければならないという問題がある。また該狭い空間で前記隙間ゲ−ジを用いて前記調整をすることは容易ではなく、作業者に過度の負担がかかるという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みて成されたもので、芯出し組付け作業を簡単に行うことができ、作業者の負担を軽減することができる回転軸直結遠心投射機の組付け方法及びその組付け治具を提供することを目的とする。
本発明は、上記の問題に鑑みて成されたもので、芯出し組付け作業を簡単に行うことができ、作業者の負担を軽減することができる回転軸直結遠心投射機の組付け方法及びその組付け治具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明における回転軸直結遠心投射機の組付け方法は、先端が縮径された段付部にされると共に駆動モ−タの回転軸に嵌装された環状部材と、前記駆動モ−タの回転軸に嵌装されると共に基端面が前記環状部材の先端面に当接するハブと、該ハブの先端面及び前記駆動モ−タの回転軸の先端面に固定された回転ホイ−ルと、前記環状部材側に伸びる環状突出部を有すると共に該環状突出部の先端が拡径された段付部にされた蓋部材と、を具備する回転軸直結遠心投射機の組付け方法であって、前記駆動モ−タの回転軸に前記環状部材及びハブを介して前記回転ホイ−ルを直結する工程と、前記ハブの軸部を前記蓋部材における環状突出部の貫通孔に遊嵌させた状態にする工程と、内周に前記縮径された段付部及び前記拡径された段付部の外形状と同一形状の溝が形成されると共に分割可能に構成された組付け治具の前記溝を前記縮径された段付部及び前記拡径された段付部に嵌合させた状態で前記組付け治具の分割面を締結固定する工程と、該締結固定した状態で前記駆動モ−タ及び蓋部材を各々固定する工程と、該駆動モ−タ及び蓋部材を各々固定した後、前記組付け治具の分割面の締結固定を解除して該組付け治具を取り外す工程と、を有することを特徴とする。
また上記の目的を達成するために本発明における回転軸直結遠心投射機の組付け治具は、内周に前記縮径された段付部及び前記拡径された段付部の外形状と同一形状の溝が形成されると共に分割可能に構成されたことを特徴とする。
また本発明における回転軸直結遠心投射機の組付け治具は、先端が縮径された段付部にされると共に駆動モ−タの回転軸に嵌装された環状部材と、前記駆動モ−タの回転軸に嵌装されると共に基端面が前記環状部材の先端面に当接するハブと、該ハブの先端面及び前記駆動モ−タの回転軸の先端面に固定された回転ホイ−ルと、前記環状部材側に伸びる環状突出部を有すると共に該環状突出部の先端が拡径された段付部にされた蓋部材と、を具備する回転軸直結遠心投射機の組付け治具であって、内周に前記縮径された段付部及び前記拡径された段付部の外形状と同一形状の溝が形成されると共に分割可能に構成されたことを特徴とする。
本発明は、先端が縮径された段付部にされると共に駆動モ−タの回転軸に嵌装された環状部材と、前記駆動モ−タの回転軸に嵌装されると共に基端面が前記環状部材の先端面に当接するハブと、該ハブの先端面及び前記駆動モ−タの回転軸の先端面に固定された回転ホイ−ルと、前記環状部材側に伸びる環状突出部を有すると共に該環状突出部の先端が拡径された段付部にされた蓋部材と、を具備する回転軸直結遠心投射機の組付け方法であって、前記駆動モ−タの回転軸に前記環状部材及びハブを介して前記回転ホイ−ルを直結する工程と、前記ハブの軸部を前記蓋部材における環状突出部の貫通孔に遊嵌させた状態にする工程と、内周に前記縮径された段付部及び前記拡径された段付部の外形状と同一形状の溝が形成されると共に分割可能に構成された組付け治具の前記溝を前記縮径された段付部及び前記拡径された段付部に嵌合させた状態で前記組付け治具の分割面を締結固定する工程と、該締結固定した状態で前記駆動モ−タ及び蓋部材を各々固定する工程と、該駆動モ−タ及び蓋部材を各々固定した後、前記組付け治具の分割面の締結固定を解除して該組付け治具を取り外す工程と、を有するようにしたから、芯出し組付け作業を簡単に行うことができ、作業者の負担を軽減することができる等種々の効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。図1又は図2において、ショットブラスト装置(図示せず)のキャビネット1上にはベース台2が固定されており、該ベース台2上には駆動モ−タ3が締結により固定されるようになっている。そして、該駆動モ−タ3の回転軸3aには、先端が全周に亘って縮径された段付部4aにされた環状部材4が嵌装されている。
また該駆動モ−タ3の回転軸3aにはさらに、ハブ5が嵌装されており、該ハブ5の基端面5aは前記環状部材4の先端面4bに当接している。そして、該ハブ5の先端面5b及び前記駆動モ−タ3の回転軸3aの先端面3bには、ディストリビューター6aを具備する回転ホイ−ル6が固定されている。このようにして前記駆動モ−タ3の回転軸3aに前記環状部材4及びハブ5を介して前記回転ホイ−ル6が直結されている。
また前記ハブ5の軸部5cは、蓋部材7における環状突出部7aの中央の貫通孔7bに遊嵌されている。該蓋部材7は前記環状部材4側に伸びる前記環状突出部7aを有し、該環状突出部7aの先端は全周に亘って拡径された段付部7cにされている。なお該環状突出部7aの中央には上述の貫通孔7bが穿設されている。また該蓋部材7は中央で垂直方向に二つに分割されている(図3参照)と共にインペラカバー8の一端側面に締結により固定されるようになっている。
また前記インペラカバー8は前記ベース台2上に固定されており、該インペラカバー8の他端側面には、ショット導入筒9を貫通させたカバー部材10が固定されている。なお図中符号11はコントロールケージである。このように構成された回転軸直結遠心投射機は、前記駆動モ−タ3が作動すると前記回転ホイ−ル6が回転される。そして、この状態で前記ショット導入筒9よりショット(例えば、鋼球ショット)が供給されると被処理品に該ショットが遠心投射される。
次に、該回転軸直結遠心投射機の組付け方法について説明する。まず、上述のようにして駆動モ−タ3の回転軸3aに環状部材4及びハブ5を介して回転ホイ−ル6を直結する。そして、駆動モ−タ3をベース台2上に載置して締結する。ここでは、後述する組付け治具12の分割面を締結固定する際に微動する程度に締結する。次に、回転ホイ−ル6を囲うようにインペラカバー8を組付ける。
次に、蓋部材7をインペラカバー8の前記一端側面に締結し、ハブ5の軸部5cを蓋部材7における環状突出部7aの中央の貫通孔7bに遊嵌させた状態にする。なお、この際、該蓋部材7は、後述する組付け治具12の分割面を締結固定する際に微動する程度に締結する。
次に、組付け治具12を用いて芯出し組付け作業を行う。ここで、組付け治具12について、図4に基づき詳述する。該組付け治具12は図4(a)に示すように二つに分割されており、両端をボルト、ナットで締結することにより分割面が締結固定されるようになっている。また図4(b)に示すように内周には、前記環状部材4における縮径された段付部4aの外形状と同一形状の溝12a、及び、前記蓋部材7の環状突出部7aにおける拡径された段付部7cの外形状と同一形状の溝12bが対向して形成されている。
芯出し組付け作業においては、まず、分割された該組付け治具12の前記溝12a及び溝12bを前記縮径された段付部4a及び前記拡径された段付部7cに各々嵌合させる(図5参照)。なお、この際、蓋部材7の分割面と組付け治具12の分割面は合致しないように位置をずらす。本実施形態では、分割面が垂直方向の蓋部材7に対し、組付け治具12の分割面は水平方向に位置させる。そして、この状態で前記組付け治具12の分割面同士が当接するように該分割面をボルト、ナットで締結固定する(図6参照)と、これに伴って蓋部材7又は/及び駆動モ−タ3が微動して位置が矯正される。
そして、該組付け治具12の締結固定が完了すると、前記蓋部材7における環状突出部7aの貫通孔7bの中心と前記ハブ5の軸部5cの中心(即ち、駆動モ−タ3の回転軸3aの中心)がほぼ同心になり、該貫通孔7b内周とハブ5の軸部5c外周の隙間S(図5参照)が全周に亘ってほぼ均一な状態、即ち、芯が出た状態になる。なお本実施形態において該隙間Sは、0.5mmにされている。また該組付け治具12の締結固定が完了すると、ハブ5の基端面5aが前記溝12bにおける端面12cに当接し、且つ、環状部材4の縮径された段付部4aにおける端面4cが前記溝12aにおける端面12dに当接するから、蓋部材7に対する駆動モ−タ3の軸線方向の位置についても所望の位置にされた状態、即ち、芯が出た状態にされる。
このように本発明では、分割された該組付け治具12の前記溝12a及び溝12bを前記縮径された段付部4a及び前記拡径された段付部7cに各々嵌合させ、この状態で前記組付け治具12の分割面同士が当接するように該分割面をボルト、ナットで締結固定するだけで芯が出るようになっており、作業者による調整が必要ない。このため、従来に比べ、芯出し組付け作業をとても簡単に行うことができ、作業者の負担を大幅に軽減することができる。
上述のようにして組付け治具12の締結固定が完了し、芯が出た状態になったら、次に、駆動モ−タ3及び蓋部材7を各々、強固に締結し、位置ずれしないように固定する。そして、該駆動モ−タ3及び蓋部材7を各々固定した後、ボルト、ナットによる組付け治具12の分割面の締結固定を解除して該組付け治具12を取り外す。その後、ショット導入筒9、カバー部材10及びコントロールケージ11も組付ける。なお組付けた回転軸直結遠心投射機は該組付け治具12を取り外した状態で作動される。
3 駆動モ−タ
3a 回転軸
3b 回転軸の先端面
4 環状部材
4a 縮径された段付部
4b 環状部材の先端面
5 ハブ
5a ハブの基端面
5b ハブの先端面
5c ハブの軸部
6 回転ホイ−ル
7 蓋部材
7a 環状突出部
7b 貫通孔
7c 拡径された段付部
12 組付け治具
12a 縮径された段付部の外形状と同一形状の溝
12b 拡径された段付部の外形状と同一形状の溝
3a 回転軸
3b 回転軸の先端面
4 環状部材
4a 縮径された段付部
4b 環状部材の先端面
5 ハブ
5a ハブの基端面
5b ハブの先端面
5c ハブの軸部
6 回転ホイ−ル
7 蓋部材
7a 環状突出部
7b 貫通孔
7c 拡径された段付部
12 組付け治具
12a 縮径された段付部の外形状と同一形状の溝
12b 拡径された段付部の外形状と同一形状の溝
Claims (3)
- 先端が縮径された段付部にされると共に駆動モ−タの回転軸に嵌装された環状部材と、前記駆動モ−タの回転軸に嵌装されると共に基端面が前記環状部材の先端面に当接するハブと、該ハブの先端面及び前記駆動モ−タの回転軸の先端面に固定された回転ホイ−ルと、前記環状部材側に伸びる環状突出部を有すると共に該環状突出部の先端が拡径された段付部にされた蓋部材と、を具備する回転軸直結遠心投射機の組付け方法であって、前記駆動モ−タの回転軸に前記環状部材及びハブを介して前記回転ホイ−ルを直結する工程と、前記ハブの軸部を前記蓋部材における環状突出部の貫通孔に遊嵌させた状態にする工程と、内周に前記縮径された段付部及び前記拡径された段付部の外形状と同一形状の溝が形成されると共に分割可能に構成された組付け治具の前記溝を前記縮径された段付部及び前記拡径された段付部に嵌合させた状態で前記組付け治具の分割面を締結固定する工程と、該締結固定した状態で前記駆動モ−タ及び蓋部材を各々固定する工程と、該駆動モ−タ及び蓋部材を各々固定した後、前記組付け治具の分割面の締結固定を解除して該組付け治具を取り外す工程と、を有することを特徴とする回転軸直結遠心投射機の組付け方法。
- 請求項1記載の回転軸直結遠心投射機の組付け方法に用いる組付け治具であって、内周に前記縮径された段付部及び前記拡径された段付部の外形状と同一形状の溝が形成されると共に分割可能に構成されたことを特徴とする回転軸直結遠心投射機の組付け治具。
- 先端が縮径された段付部にされると共に駆動モ−タの回転軸に嵌装された環状部材と、前記駆動モ−タの回転軸に嵌装されると共に基端面が前記環状部材の先端面に当接するハブと、該ハブの先端面及び前記駆動モ−タの回転軸の先端面に固定された回転ホイ−ルと、前記環状部材側に伸びる環状突出部を有すると共に該環状突出部の先端が拡径された段付部にされた蓋部材と、を具備する回転軸直結遠心投射機の組付け治具であって、内周に前記縮径された段付部及び前記拡径された段付部の外形状と同一形状の溝が形成されると共に分割可能に構成されたことを特徴とする回転軸直結遠心投射機の組付け治具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005031938A JP2006218552A (ja) | 2005-02-08 | 2005-02-08 | 回転軸直結遠心投射機の組付け方法及びその組付け治具 |
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ID=36981201
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JP2005031938A Pending JP2006218552A (ja) | 2005-02-08 | 2005-02-08 | 回転軸直結遠心投射機の組付け方法及びその組付け治具 |
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JP (1) | JP2006218552A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110229335A1 (en) * | 2008-12-12 | 2011-09-22 | Masakatsu Ito | Machine for centrifugally shooting abrasives |
CN114952636A (zh) * | 2022-01-11 | 2022-08-30 | 青岛鑫科机械科技有限公司 | 一种物理除鳞设备专用大功率抛丸器 |
-
2005
- 2005-02-08 JP JP2005031938A patent/JP2006218552A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20110229335A1 (en) * | 2008-12-12 | 2011-09-22 | Masakatsu Ito | Machine for centrifugally shooting abrasives |
US8702476B2 (en) * | 2008-12-12 | 2014-04-22 | Sintokogio, Ltd. | Machine for centrifugally shooting abrasives |
CN114952636A (zh) * | 2022-01-11 | 2022-08-30 | 青岛鑫科机械科技有限公司 | 一种物理除鳞设备专用大功率抛丸器 |
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