JP2006217476A - 通信方法、通信システム及び有線/無線ブリッジ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ホストと無線リンクで接続される従来のUSBHUBでは、デバイスとの通信制御において無線通信帯域の変動が考慮されていない。
【解決手段】
マスタ動作を行う無線ホスト1と、無線ホスト1と無線リンクにより通信を行う有線/無線ブリッジ装置2と、有線/無線ブリッジ装置2と有線リンクによりスレーブ動作の通信を行うデバイス51〜5Nとを有する通信システムにおいて、有線/無線ブリッジ装置2が無線リンクの通信帯域に応じてデバイス51〜5Nとの転送制御を行うことを特徴とする。
【選択図】 図2
ホストと無線リンクで接続される従来のUSBHUBでは、デバイスとの通信制御において無線通信帯域の変動が考慮されていない。
【解決手段】
マスタ動作を行う無線ホスト1と、無線ホスト1と無線リンクにより通信を行う有線/無線ブリッジ装置2と、有線/無線ブリッジ装置2と有線リンクによりスレーブ動作の通信を行うデバイス51〜5Nとを有する通信システムにおいて、有線/無線ブリッジ装置2が無線リンクの通信帯域に応じてデバイス51〜5Nとの転送制御を行うことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、通信方法、通信システム及び有線/無線ブリッジ装置に関し、特に、無線ホストとデバイス間を有線伝送経路と無線伝送経路の双方の伝送経路を用いてデータ転送を行う通信方法、通信システム及び有線/無線ブリッジ装置に関する。
パソコンの外部インターフェースとして従来から使われているシリアルポートやパラレルポートなどのレガシイポートに代わってUSB(Universal Serial Bus)が広く使用されてきている。USB1.x規格は、ロー・スピード及びフル・スピードと呼ばれる1.5Mbit/sと12Mbit/sの2種類のバス速度をサポートしており、比較的低速なバスで接続するPC周辺機器に対して採用されている。最近、480Mbit/sのバス速度を有するUSB2.0規格に準拠した周辺機器が多数開発され、一般に市販されている。
上述したUSBは、ハブ(以下HUBと記す)を用いてポートを拡張することにより、バス上に最大127台のデバイスを接続することが出来る。またUSBでは、ホストとなる機器は1台のみであり、このホストがバスマスタとして動作し、バス分岐点にHUBを配置し末端にUSBデバイスを接続するというスター型のトポロジー構成となっている。
またUSBでは、ホストがスケジューリングすることによりホストと各USBデバイスとが時分割で通信を行うが、バス利用率と各USBデバイスの効率を下げないように次の4種類のデータ転送タイプを定めている。
(1)コントロール転送。非周期的な通信であり、主としてホストがプラグ&プレイするために用いられ、ハイ・スピードやフル・スピードでの大きなデータ転送には向かないものの、他の転送タイプと組み合わせてデバイスを制御する際に用いられる。
(2)バルク転送。非周期的な通信であり、遅延が問題とならないような大量のデータを転送する際に用いられる。
(3)インタラプト転送。ホストからの周期的なポーリングにより通信が行われ、非同期で低頻度のイベントをホストとデバイス間で通知する際に用いられる。
(4)アイソクロナス転送。連続的で周期的な通信に使用され、具体的には動画や音声データなどのようなリアルタイム性を要するストリーミングデータの転送に用いられる。
(1)コントロール転送。非周期的な通信であり、主としてホストがプラグ&プレイするために用いられ、ハイ・スピードやフル・スピードでの大きなデータ転送には向かないものの、他の転送タイプと組み合わせてデバイスを制御する際に用いられる。
(2)バルク転送。非周期的な通信であり、遅延が問題とならないような大量のデータを転送する際に用いられる。
(3)インタラプト転送。ホストからの周期的なポーリングにより通信が行われ、非同期で低頻度のイベントをホストとデバイス間で通知する際に用いられる。
(4)アイソクロナス転送。連続的で周期的な通信に使用され、具体的には動画や音声データなどのようなリアルタイム性を要するストリーミングデータの転送に用いられる。
ここで(1)、(2)の非周期転送は、時間的制約はほとんどないものの、(3)、(4)の周期転送は時間的制約が厳しく、一定時間内に転送処理を終えなくてはならない。このため、USB2.0規格ではフル・スピード転送ではアイソクロナス転送に90%までの通信帯域を、ハイ・スピード転送では80%までの通信帯域を利用してよいと規定されており、アイソクロナス転送が何個接続されているか、その空き帯域で他の転送がサポートできるか等の計算をホストとドライバが厳密に行ったうえで転送制御を行い、さらには新規に接続されたデバイスがサポートできるかどうかなどの判断を行っている。
またホストは、パケットから構成され通信の単位であるトランザクションをスケジューリングする。USB1.xの場合は1フレームが1msの周期を有し、複数のトランザクションから一つのフレームが生成される。一方、USB2.0のハイ・スピード(480Mbit/s)モードでは、μフレームと呼ばれる125μs周期でスケジューリングが行われる。
USBで使用されるケーブルは、ツイスト・ペアで構成されたデータ線が2本、電源、GNDの計4本からなっており、ホスト・デバイス間をUSBケーブルで接続するとホストから自動的に電源が供給されると共に、フロー制御が自動的に実行される。
しかしながらホスト−HUB−デバイス間をUSBケーブルで接続する場合、デバイスの位置を自由に移動してしにくいという問題がある。デバイスの使用位置を自由に変えて使用するという要求は、ユビキタス社会の到来と共に一層重要となってきている。
このために、PCとHUBとを無線リンクで接続し、HUBとマウス、スキャナ等の周辺機器とをUSBケーブルなどで接続し、周辺機器をUSBケーブルの制約から解放する技術が特許文献1に記載されている。
図1を参照して、特許文献1に記載された従来技術について説明する。811はメインコンピュータユニット81を構成する処理ユニットであり、入力装置82と赤外線または無線周波数リンクのような無線リンク85で通信を行う。通信プロトコルHUB83は、適当な通信プロトコルによりスキャナ841、ジョイスティック842、マウス843などのような複数の周辺機器と通信を行う。このようにして、メインコンピュータユニット81と入力装置82間は無線により通信を行い、通信プロトコルHUB83と周辺機器間はUSBケーブル86または無線リンクにより通信を行うことで、入力装置81及び通信プロトコルHUB83は、配置上の制約を大幅に緩和することが出来る。
特表2003−508952号公報
特許文献1に開示された技術は無線通信帯域の変動を考慮に入れていない。しかしながら、無線通信ではノイズや障害物、デバイス自身の移動によって帯域が変動することは頻繁に起こり得る。例えば無線リンク部分に、最近無線LANとして利用が増えてきたIEEE802.11を用いた場合にも上記の事態は起こり得るし、また距離により通信帯域が変動するUWB(Ultra Wide Band)等の無線リンクになるとその傾向はさらに顕著となる。以下に、従来のUSBHUBの問題について具体的に説明する。
無線リンク85がUWBの場合、このUWBの通信帯域はメインコンピュータユニット81と入力装置82間の距離、すなわち入力装置82と通信プロトコルHUB83とが一体化されて構成されている場合はメインコンピュータユニット81と通信プロトコルHUB83間の距離により大幅に変化する。
また無線リンク85がUWBの場合に限らないが、メインコンピュータユニット81と入力装置82間を人などの無線障害物が横切った場合、一時的に通信帯域が大幅に低下する。
さらに無線リンク85が複数存在し、メインコンピュータユニット81と図示しない入力装置間で無線通信を行っている場合、図1の無線リンク85に割り当てられる通信帯域が減少するという問題がある。すなわち、メインコンピュータユニット81と無線通信を行う装置間の通信帯域を各装置間でシェアして使用する場合、シェアする装置の台数、装置に最終的に接続するデバイスの台数、あるいは必要とする通信帯域により、各装置とメインコンピュータユニット81間との通信帯域は大幅に変動する。
また入力装置82が複数台存在し、メインコンピュータユニット81とこれら入力装置とが同時に通信を行う場合、複数の入力装置の無線リンクが相互に干渉を生じ、実効的な通信帯域が狭くなると言う問題がある。
このように無線リンクをUWBなどにより広帯域化した場合、通信帯域は様々な条件により大幅に変動する。次に通信帯域が変動した場合、データ転送にどのような問題が発生するのかについて具体的に説明する。
今、周辺機器84からメインコンピュータユニット81へのINトランザクションを考える。UWBの通信帯域が200Mbit/sしか無いにも関わらず、通信プロトコルHUB83がUWBの最大通信帯域である480Mbit/sの速度で周辺機器84からINパケットを吸い上げると、入力装置82はこのINパケットを、メインコンピュータユニット81に転送することが出来ず、通信プロトコルHUB83または入力装置81を構成しINパケットを格納する図1に記載しないバッファメモリがオーバーフローを生じてしまう。
この為、メインコンピュータユニット81からの要求に従って周辺装置84が送ったINデータが、通信経路の途中で大量に廃棄されてしまうという問題がある。このときINデータがインタラプト転送又はアイソクロナス転送のような周期的な転送タイプである場合、画像データや音声データが中断してしまうような致命的な問題となるばかりか、非周期的な転送データに対してもデータ転送のタイミングが遅れて障害が発生する。
次に、メインコンピュータユニット81から周辺機器84へのOUTトランザクションの場合を考える。UWBの通信帯域が200Mbit/sしか無いにも関わらず、通信プロトコルHUB83がUWBの最大通信帯域である480Mbit/sの速度で周辺機器84へOUTパケットを出力しようした場合、メインコンピュータユニット81から480Mbit/sのOUTデータが来ないので、通信プロトコルHUB83または入力装置81を構成しOUTパケットを格納するバッファメモリがアンダーフローを発生する。
この為、メインコンピュータユニット81からの要求に従って周辺装置84に送ったOUTパケットが、周辺機器84へ必要とするタイミングで届かないという問題がある。このときOUTパケットが周期的な転送タイプである場合、周辺機器84は正常な処理を実行することが出来ず致命的な問題となり得るばかりか、非周期的な転送データに対してもデータ転送のタイミングが遅れて障害が発生する。
上記の説明において、UWBの通信帯域が最大で480Mbit/sで実際は200Mbit/sしか無いとして説明したが、UWBの設計上の最大値を200Mbit/sとして、USB2.0の規格上の480Mbit/sよりも落として通信システムを構成した場合であっても、仮定した200Mbit/sを保証する方法が無く、上記に説明した問題と同様な問題が発生する。
またUWBの通信帯域の最大値を例えば50Mbit/sのような低い値に設定した場合、通信システム全体の転送効率が低下してしまうという問題が生じる。
以上に述べたように、特許文献1に開示されたUSBHUB等のホストと無線リンクで接続される従来のUSBHUBでは、デバイスとの通信制御において無線通信帯域の変動が考慮されていないという課題がある。
本願で開示される発明は、前記目的を達成するため、概略以下のように構成される。
本発明の1つのアスペクトに係る通信システムは、マスタ動作を行う無線ホストと、前記無線ホストと無線リンクにより通信を行う有線/無線ブリッジ装置と、前記有線/無線ブリッジ装置と有線リンクによりスレーブ動作の通信を行うデバイスとを有する通信システムにおいて、前記有線/無線ブリッジ装置が前記無線リンクの通信帯域に応じて前記デバイスとの転送制御を行うことを特徴としている。
本発明の1つのアスペクトに係る通信システムは、マスタ動作を行う無線ホストと、前記無線ホストと無線リンクにより通信を行う有線/無線ブリッジ装置と、前記有線/無線ブリッジ装置と有線リンクによりスレーブ動作の通信を行うデバイスとを有する通信システムにおいて、前記有線/無線ブリッジ装置が前記無線リンクの通信帯域に応じて前記デバイスとの転送制御を行うことを特徴としている。
また本発明の通信方法は、マスタ動作を行う無線ホストと、前記無線ホストと無線リンクにより通信を行う有線/無線ブリッジ装置と、前記有線/無線ブリッジ装置と有線リンクによりスレーブ動作の通信を行うデバイスとを有する通信方法において、前記有線/無線ブリッジ装置に新たなデバイスが接続されると、前記有線/無線ブリッジ装置が、前記無線ホストから割り当てられた前記通信帯域によって前記有線/無線ブリッジ装置に接続された全ての前記デバイスと通信可能か否かを判断し、前記全ての前記デバイスと通信可能で無いと判断した場合、前記有線/無線ブリッジ装置が前記全ての前記デバイスと通信可能な通信帯域を算出し、前記無線ホストにこの通信帯域を要求することを特徴としている。
本発明により、無線ホストと有線/無線ブリッジ装置との通信帯域を監視し、無線ホストからデバイスへのOUTトランザクション又はデバイスから無線ホストへのINトランザクションを無線リンクの通信帯域を参照して制御することができる。さらに、有線/無線ブリッジ装置とデバイス間の転送制御を効率的に行うことができるため、パケット損失やパケット転送遅延が少なくすることが出来る。
このため、動画や音声のようなリアルタイム性が必要で周期パケット転送を行う場合に、動画や音声が中断するというような問題は生じない。
また、ブリッジ装置が無線ホストに対して通信帯域を報告することにより無線ホストが、通信が行われている通信帯域の状態を把握して無線ホストが通信制御を行うことにより、無線ホストからのより詳細な制御を行うことができ、パケット損失やパケット転送遅延が少ないという優れた効果がある。
発明の実施の形態1.
本実施の形態に関わる通信システムの構成を図2に示す。本発明の通信システムは、アンテナ11を介して送信及び受信を行うPC等の無線ホスト1と、アンテナ21を介して送信及び受信を行うとともに、USBケーブル61〜63を介してデバイス51〜53との間で通信を行う有線/無線ブリッジ装置2と、USBケーブル6N+1が接続する有線通信部33のポートを拡張するための有線HUB4と、USBケーブル64〜6Nを介して有線HUBに接続するデバイス54〜5N(Nは6以上の整数)から構成される。
本実施の形態に関わる通信システムの構成を図2に示す。本発明の通信システムは、アンテナ11を介して送信及び受信を行うPC等の無線ホスト1と、アンテナ21を介して送信及び受信を行うとともに、USBケーブル61〜63を介してデバイス51〜53との間で通信を行う有線/無線ブリッジ装置2と、USBケーブル6N+1が接続する有線通信部33のポートを拡張するための有線HUB4と、USBケーブル64〜6Nを介して有線HUBに接続するデバイス54〜5N(Nは6以上の整数)から構成される。
ここでデバイス51〜5Nは、マウス、キーボード、プリンタ、イメージスキャナ、データ記録装置などを含んでいる。
有線/無線ブリッジ装置2は、無線ホスト1に送信する信号を増幅してアンテナ21に出力するとともに、アンテナ21から入力する信号を増幅し一定時間単位TでOUTデータとしてバッファメモリ32に出力する無線通信部31と、無線通信部31から出力された一定時間単位のOUTデータを格納するとともに、無線通信部31に出力する一定時間単位TのINデータを格納するバッファメモリ32とを有している。
また有線/無線ブリッジ装置2は、バッファメモリ32に格納されたOUTデータをスケジューリングして一定時間Tよりも早いUSBフレーム周期(ハイ・スピードでは125μs)で読み出し、デバイス51〜53と有線HUB4に転送するとともに、デバイス51〜53と有線HUB4から転送されたINデータをスケジューリングしてUSBフレーム周期でバッファメモリ32に出力する有線通信部33を備えている。
さらに本発明の有線/無線ブリッジ装置2は、無線ホスト1と各デバイス51〜5Nとの通信状態を監視し、この結果を有線通信部33に出力する通信監視部34と、通信帯域の許容値などの判定値を格納する判定値格納部35とを有している。
ここで通信監視部34は、具体的には次のようなパラメータを監視している。
1)デバイス51〜5NからのINデータが通信経路の途中で廃棄された回数
2)無線ホスト1から送られたOUTデータのパケットエラー回数
3)デバイス51〜5Nへ所定時間内にOUTデータを転送できなかった回数
4)無線ホスト1と無線通信部31間で通信するパケット送受信数
1)デバイス51〜5NからのINデータが通信経路の途中で廃棄された回数
2)無線ホスト1から送られたOUTデータのパケットエラー回数
3)デバイス51〜5Nへ所定時間内にOUTデータを転送できなかった回数
4)無線ホスト1と無線通信部31間で通信するパケット送受信数
なお、通信帯域の許容値とは、無線ホスト1と有線/無線ブリッジ装置2の間の無線リクに必要な通信帯域として、有線/無線ブリッジ装置2が保持するものである。当該許容値は、有線/無線ブリッジ装置2に接続されるデバイス数、周期的パケットの転送に必要な帯域、非周期的パケットの転送帯域、監視用帯域等に基づいて、有線/無線ブリッジ装置2が動的に決定することが望ましい。なお、固定的な値として有線/無線ブリッジ装置2が予め保持するものとしてもよい。
また、表示部36は、文字表示、図形表示、あるいはLED点灯パタン等によって、利用者に対するメッセージを表示するものである。
本通信システムは、無線ホスト1が唯一のマスタ型装置であり、他の装置は全て無線ホスト1のターゲットとなるデバイスである。すなわち、無線ホスト1以外のデバイスは無線ホスト1がデバイス51〜5Nをポーリングして、その応答として各デバイス51〜5Nがデータ送信可能となるスレーブ型装置である。
次に、デバイス51〜5Nから無線ホスト1方向へのINトランザクションの処理について、通信帯域が十分余裕があり正常な転送が行われる場合の基本動作について説明する。
無線ホスト1がデバイス51〜5Nをポーリングし、各デバイス51〜5Nはこのポーリングに応答して、ターゲットデバイスに内蔵されたエンドポイントバッファ(図示せず)にデータがあればINデータを出力し、エンドポイントバッファにデータがなければNAK信号を送信する。
図3を参照して具体的に説明する。図3は、周期パケットデータ301〜304及び非周期パケットデータから構成されるフレームN〜N+3の制御方法を示しており、横軸、縦軸とも時間軸である。なお、周期パケットデータとは、上述したUSBの転送タイプのうち、インタラプト転送あるいはアイソクロナス転送によって転送されるデータを意味する。また、非周期パケットデータとは、コントロール転送あるいはバルク転送によって転送されるデータを意味する。
フレームN〜フレームN+3は周期が125μsのμフレームで構成される。このうち、フレームN及びN+2は、周期パケットデータ301〜303と非周期パケットデータ(図示せず)とから構成される。周期パケットデータ301〜303は、それぞれ時刻t1〜t2、t2〜t3、t3〜t4間に配置され、非周期パケットデータは時刻t4以降に配置される。一方、フレームN+1及びN+3は、周期パケットデータ301、302及び304と非周期パケットデータ(図示せず)とから構成される。周期パケットデータ301、302及び304は、それぞれ時刻t1〜t2、t2〜t3、t3〜t5間に配置され、非周期パケットデータは時刻t5以降に配置される。
周期パケットデータ301、302は1フレーム毎に転送され、周期パケットデータ303、304は2フレーム毎に1回転送される。周期パケットデータ301〜304が優先的にμフレームを構成し、μフレームの残余の部分に非周期パケットデータが配置される。このようなスケジューリング制御は、有線通信部33が行う。
有線通信部33が図3に示すようなスケジューリングを行い、フレームN〜N+3をデバイス51〜53及び有線HUB4を介してデバイス54〜5Nから受け取り、バッファメモリ32に順次格納する。
無線通信部31は、バッファメモリ32に格納されたμフレームを一定時間単位Tのデータに再構成して読み出し、アナログ変調を行ってアンテナ21に出力する。無線ホスト1はアンテナ11を介して入力した信号を復調して、無線ホスト1に内蔵するメモリにINデータとして格納する。OUTデータについても同様な処理がなされるが、説明を省略する。
次に図2及び図5を参照して、通信帯域に不足が生じた場合の動作について説明する。初めにステップS51で本発明の有線/無線ブリッジ装置2を初期化設定し、バッファメモリ32の初期化と、判定値格納部35に格納された判定値の有線通信部33への取り込み、有線/無線ブリッジ装置2とデバイス51〜5N及び無線ホスト1とのコンフィギュレーションなどを行う。これにより、有線通信部33は、有線通信部33に接続するデバイス51〜5Nを認識する。
また、ステップS51における有線/無線ブリッジ装置2の初期化設定では、通信帯域の許容値が決定されて、判定値格納部35に格納される。許容値の決定は、例えば、有線/無線ブリッジ装置2にデバイス54〜5Nが接続された際に、有線/無線ブリッジ装置2が、デバイス54〜5Nが備えるディスクリプタ情報を取得し、インタラプト転送、アイソクロナス転送等の周期的な転送を要求するデバイスの存在、これらのデバイスが要求する転送レート等を把握し、これらの値に基づいて許容値を算出することができる。
次にステップS52において、無線ホスト1が有線/無線ブリッジ装置2に割り当てる通信帯域を算出する。無線ホスト1と有線/無線ブリッジ装置2とは、図8に示すプロトコルアーキティクチャで通信を行っている。図8に示すように、物理レイヤであるUWBを、TCP/IPなど複数のアプリケーション1〜Mが時分割で使用している。これらのアプリケーション1〜Mが、UWBを時分割で使用できるように制御しているのが、MAC(Media Access Control、媒体アクセス制御)であり、無線ホスト1は有線/無線ブリッジ装置2との間で時分割しているアプリケーション1〜Mの通信帯域シェア状況や、図2に記載されていない無線ホスト1と通信を行っている無線デバイスの個数などを参照して上述した通信帯域を算出する。
次に図5のステップS53において、ステップS52で算出した通信帯域を無線ホスト1から有線/無線ブリッジ装置2に通知する。ステップS54において、有線通信部33は判定値格納部35から読み出した許容値を参照して、無線ホスト1から通知された通信帯域が許容値を超えているか否かについて判定する。
有線通信部33が、無線ホスト1から通知された通信帯域が許容値を超えていると判定した場合、つまり、無線リンクの通信帯域が十分に確保されている場合は、ステップS55で有線/無線ブリッジ装置2は各デバイス51〜5Nに対して通常の転送制御を行う。一方、無線ホスト1から通知された通信帯域が許容値を超えていないと判定した場合、つまり、無線リンクの通信帯域が十分でない場合は、ステップS56で有線/無線ブリッジ装置2は無線ホスト1に対して、通信帯域が許容値を下回っている旨を通知する。続いてステップS57で、有線/無線ブリッジ装置2は各デバイス51〜5Nに対して通信帯域に応じた転送制御を行う。
次に通信帯域に応じた転送制御の方法について、幾つか具体的に説明する。第1の方法は、有線/無線ブリッジ装置2から無線ホスト1に対して、割り当てられた通信帯域の増加を要求する。無線ホスト1は通信帯域に余裕があれば通信帯域の増加を要求した有線/無線ブリッジ装置2に対して、通信帯域の増加を行う。これにより、無線ホスト1とデバイス51〜5Nとは、必要とする通信帯域を用いて安定した通信を行うことが出来る。
次に通信帯域に応じた転送制御の第2の方法について説明する。第2の方法は、図3に示す時刻t4又は時刻t5以降に転送する非周期パケットデータの転送量を抑制するか、あるいは電波状態が悪くなり通信帯域が一時的に許容値を下回る場合は非周期パケットデータの転送を一時的に停止することにより、周期パケットデータの転送を優先するものである。この方法は、非周期パケットデータの転送が遅れることになるが、本来非周期パケットデータについては時間的制約が無く、非周期パケットデータのパケット損失や無線ホスト1あるいはデバイス51〜5Nでの処理上の問題は発生しない。
非周期パケットデータの転送量を抑制、あるいは停止した分だけ、1フレーム周期(125μs)内で周期パケットデータ301〜304が配置可能な時間領域を増加することが出来、周期パケットデータ301〜304については1フレーム周期内に配置可能となる。これにより、通信帯域が許容値よりも下回っても、周期パケットデータ301〜304については安定して転送を行うことが出来る。
さらに、上記に説明した有線/無線ブリッジ装置2と各デバイス51〜5Nとの通信帯域に応じた転送制御の第3の方法について説明する。図4は図3に示すフレーム制御において、周期パケットデータ302の転送を停止した場合のフレーム制御を説明する図であり、周期パケットデータ301〜304が、それぞれ図2のデバイス51〜54の間で転送されるデータとした場合、デバイス52との間の転送を停止する。そして有線/無線ブリッジ装置2は、通信帯域が不足であるためデバイス52との通信を停止する旨のメッセージを、デバイス52の表示部(不図示)または有線/無線ブリッジ装置2の表示部36あるいは図2に記載しない表示装置などに表示する。
上記に説明したように通信帯域が狭くなり、無線ホスト1との間で通信できる通信帯域が許容値よりも小さくなった場合、有線/無線ブリッジ装置2は、有線/無線ブリッジ装置2に接続しているデバイス51〜5N全体に影響が及ぶのを避けるために、選択的に一部のデバイスとの転送を停止する。
この方法は一部のデバイスとの転送は停止するものの、他のデバイスとの通信は継続可能であり、全てのデバイス51〜5Nとの通信を続行するよりも、通信システム全体としては安定したものとなる。このため、本方法は、前記の第2の方法により非周期パケットデータの転送を抑制又は停止してもまだ、無線ホスト1から通知された通信帯域が不十分である場合に有効である。
なお、上述した第1乃至第3の方法は、いずれか1つを実行することも可能であるが、複数の方法を組み合わせて実行することもできる。例えば、有線/無線ブリッジ装置2は、第1の方法を実行して無線ホスト1に対して割り当てられた通信帯域の増加を要求するとともに、通信帯域が増加されるまでの間は、第2の方法を実行して周期パケットデータの転送を優先したり、第3の方法を実行して特定のデバイスとの通信を停止したりすることが望ましい。さらに、無線ホスト1により通信帯域の増加が行われた場合は、第2の方法及び第3の方法の実行を停止すればよい。これにより、無線ホスト1によって通信帯域の増加が行われるまでの間においても、システム全体として安定した通信状態を維持することが可能となる。
次に図6を参照して、有線/無線ブリッジ装置2に新たなデバイスが接続された場合の通信方法について説明する。ステップS61で無線ホスト1が有線/無線ブリッジ装置2に新たなデバイス5N+1が接続されたことを検知すると、ステップS62で有線/無線ブリッジ装置2は、無線ホスト1から割り当てられた通信帯域で各デバイス51〜5N+1との通信が可能か否かを判定し、通信が可能と判断した場合は、ステップS65で現在の通信帯域のままで既に有線/無線ブリッジ装置2に接続されたデバイス51〜5Nおよび追加されたデバイス5N+1との間で通信を行う。
次にステップS62では割り当てられた通信帯域で各デバイス51〜5N+1との通信が出来ないと判定された場合は、ステップS63で有線/無線ブリッジ装置2が、追加されたデバイスを含む有線/無線ブリッジ装置2に接続されている全てのデバイスとのパケットデータ転送に必要な通信帯域を算出する。
次にステップS64で有線/無線ブリッジ装置2が、ステップS63で算出した通信帯域を無線ホスト1に要求し、図5のステップS52以降の処理を行う。なお上記の説明では、1つのデバイス5N+1が追加された場合を説明したが、複数のデバイスが同時に追加された場合についても同様である。
発明の実施の形態2.
次に本発明の通信システムの第2の実施の形態について図2と図7を参照して説明する。ステップS71において、有線通信部33は無線ホスト1と各デバイス51〜5N間との通信情報を監視している通信監視部34からの通信情報を参照して、転送エラー数を算出する。ここで、通信情報としては前に説明した下記のようなパラメータを含むものとする。
1)デバイス51〜5NからのINデータが通信経路の途中で廃棄された回数
2)無線ホスト1から送られたOUTデータのパケットエラー回数
3)デバイス51〜5Nへ所定時間内にOUTデータを転送できなかった回数
4)無線ホスト1と無線通信部31間で通信するパケット送受信数
次に本発明の通信システムの第2の実施の形態について図2と図7を参照して説明する。ステップS71において、有線通信部33は無線ホスト1と各デバイス51〜5N間との通信情報を監視している通信監視部34からの通信情報を参照して、転送エラー数を算出する。ここで、通信情報としては前に説明した下記のようなパラメータを含むものとする。
1)デバイス51〜5NからのINデータが通信経路の途中で廃棄された回数
2)無線ホスト1から送られたOUTデータのパケットエラー回数
3)デバイス51〜5Nへ所定時間内にOUTデータを転送できなかった回数
4)無線ホスト1と無線通信部31間で通信するパケット送受信数
次にステップS72において、ステップS71で算出された転送エラー数が判定値格納部35に格納された転送エラー判定値よりも大きいか否かを有線通信部33が判定し、転送エラー数が転送エラー判定値よりも小さいと判定された場合は図5のステップS52以降の処理を実行する。
一方、転送エラー数が転送エラー判定値よりも大きいと判定された場合は、ステップS73において、転送エラー数が転送エラー判定値よりも上回る時間が一定時間以上継続するか否かを有線通信部33が判定し、転送エラー数が転送エラー判定値よりも上回る時間が一定時間以下であると判断された場合は、図5のステップS52以降の処理を実行し、転送エラー数が転送エラー判定値よりも上回る時間が一定時間以上継続すると判断された場合は、ステップS74において、有線/無線ブリッジ装置2から無線ホスト1に対して、転送エラー数が転送エラー判定地を上回る状態が一定時間継続したことと、このときの通信情報とを通知する。
次にステップS75において、無線ホスト1が有線/無線ブリッジ装置2から送られた通信情報を参照して無線リンクの通信状態を把握する。さらに、ステップS76では、無線ホスト1が、ステップS75の把握した通信状態をもとに、転送エラー数が一定時間継続している有線/無線ブリッジ装置2に対して、通信帯域を増加することが出来るか否かについて判定し、通信帯域を増加することが出来る場合は、ステップS78において転送エラー数が一定時間継続する有線/無線ブリッジ装置2に対して通信帯域を増加する。
一方、通信帯域を増加することが出来ないと判定された場合は、ステップS77において転送条件を変更して図5のステップS57で説明した転送方法を実行する。
具体的には、既に説明したように、有線/無線ブリッジ装置2は、有線/無線ブリッジ装置2に接続しているデバイス51〜5N全体に影響が及ぶのを避けるために、選択的に一部のデバイスとの転送を停止する。そして、転送エラー数が一定時間継続した旨と選択的に一部のデバイスとの転送を停止する旨のメッセージを、デバイスの表示部(不図示)または有線/無線ブリッジ装置2の表示部36あるいは図2に記載しない表示装置などに表示する。このメッセージ表示により、無線通信エラーがデバイスの設置位置が悪いことなどに起因することもあるので、ユーザに通信状況改善のアドバイスを与えることができる。
なお、単なる文字によるメッセージ表示だけでなく、無線ホスト1と有線/無線ブリッジ装置2の間の無線リンクに割り当てられた通信帯域の状況、現在の帯域占有状況等を合わせて表示することとしてもよい。これらの情報は、通信監視部34が監視する無線ホスト1と無線通信部31間で通信するパケット送受信数等のパラメータ、無線ホスト1から割り当てられた通信帯域に基づいて、有線通信部33において算出することができる。また、有線/無線ブリッジ装置2の設置場所を移動することにより、無線リンクの通信状況が改善することがある旨の表示を行うこととしてもよい。
上記に述べた選択的に一部のデバイスとの転送を停止する方法は、一部のデバイスとの転送は停止するものの、他のデバイスとの通信は継続可能であり、全てのデバイス51〜5Nとの通信を続行するよりも、通信システム全体としては安定したものとなる。
また非周期パケットデータの転送量を抑制するか、あるいは転送エラー数が一定時間継続する場合は非周期パケットデータの転送を一時的に停止する。この方法は、非周期パケットデータの転送が遅れることになるが、本来非周期パケットデータについては時間的制約が無く、非周期パケットデータのパケット損失や無線ホスト1あるいはデバイス51〜5Nでの処理上の問題は発生しない。
非周期パケットデータの転送量を抑制するか、あるいは非周期パケットデータの転送を停止した分だけ、1フレーム周期内で周期パケットデータを配置可能な時間領域を増加することができるので、転送エラー数が一定時間継続しても、周期パケットデータについては安定して転送を行うことが出来る。
従って音声データや画像データなどリアルタイム性が要求される場合においても、通信帯域の状態に関わらず安定したパケットデータを送信することが出来る。
1 無線ホスト
11、21 アンテナ
2 有線/無線ブリッジ装置
31 無線通信部
32 バッファメモリ
33 有線通信部
34 通信監視部
35 判定値格納部
36 表示部
4 有線HUB
51〜5N デバイス
11、21 アンテナ
2 有線/無線ブリッジ装置
31 無線通信部
32 バッファメモリ
33 有線通信部
34 通信監視部
35 判定値格納部
36 表示部
4 有線HUB
51〜5N デバイス
Claims (21)
- マスタ動作を行う無線ホストと、
前記無線ホストと無線リンクにより通信を行う有線/無線ブリッジ装置と、
前記有線/無線ブリッジ装置と有線リンクによりスレーブ動作の通信を行うデバイスとを有する通信システムにおいて、
前記有線/無線ブリッジ装置が前記無線リンクの通信帯域に応じて前記デバイスとの転送制御を行うことを特徴とする通信システム。 - 前記通信帯域が所定通信帯域を下回ったときに、前記有線/無線ブリッジ装置が前記無線ホストに対して前記通信帯域が所定通信帯域を下回った旨を通知するとともに、前記通信帯域の増加を要求することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 前記無線ホストが前記有線/無線ブリッジ装置に割り当てる前記通信帯域を算出し、この算出結果を前記有線/無線ブリッジ装置に通知し、前記有線/無線ブリッジ装置がこの算出結果を参照して、前記通信帯域と前記所定通信帯域との大小を判定する請求項2記載の通信システム。
- 前記通信帯域が所定通信帯域を下回ったときに、前記有線/無線ブリッジ装置が、周期的に転送を行う複数の周期パケットデータの転送を選択的に停止する請求項1記載の通信システム。
- 前記通信帯域が所定通信帯域を下回ったときに、前記有線/無線ブリッジ装置が、非周期的に転送を行う複数の非周期パケットデータの転送を停止又は非周期パケットデータの転送データ量を小さくする請求項1記載の通信システム。
- 前記通信帯域が所定通信帯域を下回ったときに、前記有線/無線ブリッジ装置が、前記ホストに対して前記通信帯域の増加を要求する請求項1記載の通信システム。
- 前記無線リンクの物理レイヤがUWB(Ultra Wide Band)であり、プロトコルレイヤを構成し複数のプロトコルでそれぞれ動作する各アプリケーションをMAC(Media Access Control)が時分割制御し、前記通信帯域は前記各アプリケーション毎に算出される請求項1記載の通信システム。
- 前記デバイスがUSBデバイスであることを特徴とする請求項1乃至7記載の通信システム。
- 前記有線/無線ブリッジ装置は、前記ホストから転送されるパケットデータを第1の周期で格納するとともに、前記デバイスから転送されるパケットデータを前記第1の周期と異なる第2の周期で格納するバッファメモリを有する請求項1記載の通信システム。
- 前記有線/無線ブリッジ装置は、前記無線ホストに送信する信号を増幅して出力するとともに、前記無線ホストからの信号を増幅しOUTデータとして前記バッファメモリに出力する無線通信部と、前記バッファメモリに格納されたOUTデータをスケジューリングして前記第1の周期よりも早い前記第2の周期で読み出し、前記デバイスに転送するとともに、前記デバイスから転送されたINデータをスケジューリングして前記第2の周期で前記バッファメモリに出力する有線通信部を備えている請求項9記載の通信システム。
- 前記有線/無線ブリッジ装置は、前記無線ホストと前記各デバイスとの通信状態を監視し、前記有線通信部に監視結果を通知する通信監視部を有する請求項10記載の通信システム。
- マスタ動作を行う無線ホストと、前記無線ホストと無線リンクにより通信を行う有線/無線ブリッジ装置と、前記有線/無線ブリッジ装置と有線リンクによりスレーブ動作の通信を行うデバイスとで構成される通信システムの通信方法であって、
前記有線/無線ブリッジ装置に新たなデバイスが接続されると、前記有線/無線ブリッジ装置が、前記無線ホストから割り当てられた前記通信帯域によって前記有線/無線ブリッジ装置に接続された全ての前記デバイスと通信可能か否かを判断し、前記全ての前記デバイスと通信可能で無いと判断した場合、前記有線/無線ブリッジ装置が前記全ての前記デバイスと通信可能な通信帯域を算出し、前記無線ホストにこの通信帯域を要求する通信方法。 - マスタ動作を行う無線ホストと、前記無線ホストと無線リンクにより通信を行う有線/無線ブリッジ装置と、前記有線/無線ブリッジ装置と有線リンクによりスレーブ動作の通信を行うデバイスとを有する通信方法において、
前記有線/無線ブリッジ装置が、前記無線ホストと前記各デバイス間との通信情報を参照して転送エラー数が所定値よりも多い時間が一定時間以上継続した場合、前記有線/無線ブリッジ装置が、周期的に転送を行う複数の周期パケットデータを選択的に停止するか、前記有線/無線ブリッジ装置が、非周期的に転送を行う複数の非周期パケットデータを停止又は非周期パケットデータのデータ量を小さくして転送制御を行うか、または前記有線/無線ブリッジ装置が、前記ホストに対して前記通信帯域の増加を要求するかのいずれか1つ、あるいは複数の方法を用いて制御を行う通信方法。 - 前記通信情報は、前記デバイスからのINデータが通信経路の途中で廃棄された回数、無線ホスト1から送られたOUTデータのパケットエラー回数、前記デバイスへ所定時間内にOUTデータを転送できなかった回数、前記無線ホストと前記有線/無線ブリッジ装置間で通信するパケット送受信数の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項13記載の通信方法。
- マスタ動作を行う無線ホストと無線リンクで接続され、前記無線ホストに対するスレーブ動作の通信を行うデバイスと有線リンクで接続され、前記無線ホストと前記デバイスの間で通信データを中継する有線/無線ブリッジ装置の通信方法であって、
前記有線リンクの通信帯域に応じて前記デバイスとの転送制御を行うことを特徴とする通信方法。 - 前記通信帯域が所定通信帯域を下回ると、周期的に転送を行う複数の周期パケットデータの転送を選択的に停止する請求項15記載の通信方法。
- 前記通信帯域が所定通信帯域を下回ると、非周期的に転送を行う複数の非周期パケットデータの転送を停止又は非周期パケットデータの転送データ量を小さくする請求項15記載の通信方法。
- マスタ動作を行う無線ホストと無線リンクで接続され、前記無線ホストに対するスレーブ動作の通信を行うデバイスと有線リンクで接続され、前記無線ホストと前記デバイスの間で通信データを中継する有線/無線ブリッジ装置であって、
前記有線リンクの通信帯域に応じて前記デバイスとの転送制御を行うことを特徴とする有線/無線ブリッジ装置。 - 前記通信帯域が所定通信帯域を下回ると、周期的に転送を行う複数の周期パケットデータを選択的に停止する請求項18記載の有線/無線ブリッジ装置。
- 前記通信帯域が所定通信帯域を下回ると、前記有線/無線ブリッジ装置が、非周期的に転送を行う複数の非周期パケットデータを停止又は非周期パケットデータのデータ量を小さくして転送制御を行う請求項18記載の有線/無線ブリッジ装置。
- 前記通信帯域が所定通信帯域を下回ると、前記通信帯域の状況を表示する表示部を備える請求項18に記載の有線/無線ブリッジ装置。
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