JP2006217403A - 符号化装置および方法、復号化装置および方法、記録媒体、プログラム、画像処理システム、並びに画像処理方法 - Google Patents

符号化装置および方法、復号化装置および方法、記録媒体、プログラム、画像処理システム、並びに画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006217403A
JP2006217403A JP2005029543A JP2005029543A JP2006217403A JP 2006217403 A JP2006217403 A JP 2006217403A JP 2005029543 A JP2005029543 A JP 2005029543A JP 2005029543 A JP2005029543 A JP 2005029543A JP 2006217403 A JP2006217403 A JP 2006217403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
encoding
block
image data
unit
decoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005029543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006217403A5 (ja
Inventor
Shinsuke Shintani
眞介 新谷
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2005029543A priority Critical patent/JP2006217403A/ja
Priority to US11/342,652 priority patent/US20060182180A1/en
Publication of JP2006217403A publication Critical patent/JP2006217403A/ja
Publication of JP2006217403A5 publication Critical patent/JP2006217403A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/913Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/913Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection
    • H04N2005/91357Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection by modifying the video signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor
    • H04N5/913Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection
    • H04N2005/91357Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection by modifying the video signal
    • H04N2005/91364Television signal processing therefor for scrambling ; for copy protection by modifying the video signal the video signal being scrambled
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/765Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/78Television signal recording using magnetic recording
    • H04N5/781Television signal recording using magnetic recording on disks or drums
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/84Television signal recording using optical recording
    • H04N5/85Television signal recording using optical recording on discs or drums
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/907Television signal recording using static stores, e.g. storage tubes or semiconductor memories
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/7921Processing of colour television signals in connection with recording for more than one processing mode
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/804Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components
    • H04N9/8042Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components involving data reduction
    • H04N9/8047Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components involving data reduction using transform coding

Abstract

【課題】アナログデータのコピーを抑止する。
【解決手段】 ブロック分割部61は、入力される画像を所定のサイズのブロックに分割する。特徴量検出部62は、各ブロックの特徴量を検出する。符号化方式決定部63は、各ブロックに対してそれぞれ検出された特徴量に基づいて各ブロックに対する符号化方式(例えば、離散コサイン変換(DCT)において画質を決定するパラメータであるQuality、または2次元i次多項式を用いた変換において画質を決定するパラメータである次数iと2次元i次多項式の係数Wk)を決定する。ブロック符号化部64は、決定された符号化方式に従って分割されたブロックをブロック符号化する。この符号化部による2回目以降の符号化結果である符号化ディジタル画像データを復号化すると、原画像に比較して劣化したものとなっている。本発明は、ビデオレコーダに適用することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、符号化装置および方法、復号化装置および方法、記録媒体、プログラム、画像処理システム、並びに画像処理方法に関し、特に、アナログデータのコピーを抑止する場合に用いて好適な符号化装置および方法、復号化装置および方法、記録媒体、プログラム、画像処理システム、並びに画像処理方法に関する。
映像コンテンツ等の画像信号が記録されている一般的な記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、VHS(Video Home System)等のカセット磁気テープ)が再生装置によって再生され、再生結果がアナログデータとしてテレビジョン受像機等に供給されている状況を想定した場合、テレビジョン受像機等に供給されるアナログデータを分岐して所定の記録装置に入力するようにすれば、映像コンテンツのコピーを作成することができる。
ただし、このようなコピー作成は著作権を侵害することがあるので、映像コンテンツ等の不正なコピーを抑止する方法が従来から提案されている。
具体的には、再生装置が出力するアナログデータにスクランブル処理を施したり、アナログデータの出力を禁止したりする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上述した従来の方法によれば、アナログデータの不正コピーは抑止できる。しかしながら当該アナログデータが供給されるテレビジョン受像機等において正常な画像を表示することができなくなってしまうという課題があった。
そこで、本出願人は上述した課題を解決するために、アナログデータをディジタルデータに変換して符号化するに際し、位相ずれ等のアナログノイズに着目した符号化を行なうことにより、復号化後の画質を劣化させる発明を既に出願済である(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−245270号公報 特開2004−289685号公報
特許文献1に記載された発明によれば、アナログデータの不正コピーは抑止できる。また、特許文献2に記載された発明によれば、当該アナログデータが供給されるテレビジョン受像機等において正常な画像を表示することができる。
しかしながら、アナログデータの不正コピーを抑止する発明の探求は特許文献2に止まらず、上述した課題のさらに他の発明による解決が求められている。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、アナログデータをディジタル化して符号化し、その結果得られるディジタル符号化データを復号化する一連の処理を繰り返した場合、同様の符号化、復号化にも拘わらず、2回目以降の復号結果が劣化しているようにする。これにより、アナログデータのコピーを抑止できるようにするものである。
本発明の符号化装置は、画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化手段と、ブロック化手段によってブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出手段と、検出手段によって検出された特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定手段と、決定手段によって決定された各ブロックの符号化方式に従って、各ブロックの画像データを符号化する符号化手段とを含むことを特徴とする。
前記画像データには、ノイズが付加されているようにすることができる。
本発明の符号化装置は、入力された画像データにノイズを付加するノイズ付加手段をさらに含むことができる。
前記画像データは、少なくとも1度符号化された後、復号化されているようにすることができる。
本発明の符号化装置は、符号化手段の出力結果を復号化する復号化手段をさらに含むことができる。
前記検出手段は、ブロック化手段によってブロック化された各ブロックの特徴量として、各ブロックにそれぞれ含まれる画素の画素値のばらつきを示すアクティビティ、および各ブロックにそれぞれ含まれる画素のダイナミックレンジも検出するようにすることができる。
前記決定手段は、検出手段によって検出された特徴量に基づき、ブロックをブロック群に分類して、同一のブロック群に属するブロックに対しては同一の符号化方式を決定するようにすることができる。
前記決定手段は、符号化方式として、離散コサイン変換において画質を決定するためのパラメータであるクオリティを決定し、前記符号化手段は、決定手段によって決定されたクオリティに従って調整した量子化テーブルを用い、各ブロックの画像データに離散コサイン変換を施すようにすることができる。
前記符号化手段は、ブロック毎に離散コサイン変換の結果である離散コサイン係数とクオリティを符号化結果として出力するようにすることができる。
前記決定手段は、検出手段によって検出された特徴量に基づき、符号化方式として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置との関係を示す近似式の次数を決定し、前記符号化手段は、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置に基づき、決定手段によって次数が決定された近似式の各次数項の係数を算出するようにすることができる。
前記決定手段は、検出手段によって検出された特徴量に基づき、符号化方式として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置との関係を示す2次元i次多項式の次数iを決定し、前記符号化手段は、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置に基づく最小自乗法により、決定手段によって次数iが決定された2次元i次多項式の各次数項の係数を算出するようにすることができる。
前記符号化手段は、ブロック毎に2次元i次多項式の次数iおよび各次数項の係数を符号化結果として出力するようにすることができる。
本発明の符号化方法は、画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化ステップと、ブロック化ステップの処理でブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出ステップと、検出ステップの処理で検出された特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定ステップと、決定ステップの処理で決定された各ブロックの符号化方式に従って、各ブロックの画像データを符号化する符号化ステップとを含むことを特徴とする。
前記画像データには、ノイズが付加されているようにすることができる。
本発明の符号化方法は、入力された画像データにノイズを付加するノイズ付加ステップをさらに含むことができる。
前記画像データは、少なくとも1度符号化された後、復号化されているようにすることができる。
前記検出ステップは、ブロック化ステップの処理でブロック化された各ブロックの特徴量として、各ブロックにそれぞれ含まれる画素の画素値のばらつきを示すアクティビティ、および各ブロックにそれぞれ含まれる画素のダイナミックレンジも検出するようにすることができる。
前記決定ステップは、検出ステップの処理で検出された特徴量に基づき、ブロックをブロック群に分類して、同一のブロック群に属するブロックに対しては同一の符号化方式を決定するようにすることができる。
前記決定ステップは、符号化方式として、離散コサイン変換において画質を決定するためのパラメータであるクオリティを決定し、前記符号化ステップは、決定ステップの処理で決定されたクオリティに従って調整した量子化テーブルを用い、各ブロックの画像データに離散コサイン変換を施すようにすることができる。
前記符号化ステップは、ブロック毎に離散コサイン変換の結果である離散コサイン係数とクオリティを符号化結果として出力するようにすることができる。
前記決定ステップは、検出ステップの処理で検出された特徴量に基づき、符号化方式として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置との関係を示す近似式の次数を決定し、前記符号化ステップは、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置に基づき、決定ステップの処理で次数が決定された近似式の各次数項の係数を算出するようにすることができる。
前記決定ステップは、検出ステップの処理で検出された特徴量に基づき、符号化方式として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置との関係を示す2次元i次多項式の次数iを決定し、前記符号化ステップは、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置に基づく最小自乗法により、決定ステップの処理で次数iが決定された2次元i次多項式の各次数項の係数を算出するようにすることができる。
前記符号化ステップは、ブロック毎に2次元i次多項式の次数iおよび各次数項の係数を符号化結果として出力するようにすることができる。
本発明の第1の記録媒体のプログラムは、画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化ステップと、ブロック化ステップの処理でブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出ステップと、検出ステップの処理で検出された特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定ステップと、決定ステップの処理で決定された各ブロックの符号化方式に従って、各ブロックの画像データを符号化する符号化ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化ステップと、ブロック化ステップの処理でブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出ステップと、検出ステップの処理で検出された特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定ステップと、決定ステップの処理で決定された各ブロックの符号化方式に従って、各ブロックの画像データを符号化する符号化ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の符号化装置および方法、並びにプログラムにおいては、画像データが所定のサイズのブロックにブロック化され、ブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が検出される。そして、検出された特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式が決定され、決定された各ブロックの符号化方式に従って、各ブロックの画像データが符号化される。
本発明の復号化装置は、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出手段と、抽出手段によって抽出された情報に基づいて復号化方式を決定し、復号化方式に従って符号化データから画像データを復元する復元手段とを含み、特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれることを特徴とする。
前記抽出手段は、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報として、離散コサイン変換の結果である離散コサイン係数とクオリティを抽出し、前記復元手段は、クオリティに従って調整した量子化テーブルを用いて、離散コサイン係数に逆離散コサイン変換を施すことにより、画像データを復元するようにすることができる。
前記抽出手段は、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置の関係を示す近似式の次数および各次数項の係数を抽出し、前記復元手段は、前次数および係数に基づいて近似式を生成し、生成した近似式に画素位置を代入して画素値を算出することにより、画像データを復元するようにすることができる。
本発明の復号化方法は、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理で抽出された情報に基づいて復号化方式を決定し、復号化方式に従って符号化データから画像データを復元する復元ステップとを含むことを特徴とする。
前記抽出ステップは、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報として、離散コサイン変換の結果である離散コサイン係数とクオリティを抽出し、前記復元ステップは、クオリティに従って調整した量子化テーブルを用いて、離散コサイン係数に逆離散コサイン変換を施すことにより、画像データを復元するようにすることができる。
前記抽出ステップは、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置の関係を示す近似式の次数および各次数項の係数を抽出し、前記復元ステップは、前次数および係数に基づいて近似式を生成し、生成した近似式に画素位置を代入して画素値を算出することにより、画像データを復元するようにすることができる。
本発明の第2の記録媒体のプログラムは、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理で抽出された情報に基づいて復号化方式を決定し、復号化方式に従って符号化データから画像データを復元する復元ステップとを含み、特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれることを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理で抽出された情報に基づいて復号化方式を決定し、復号化方式に従って符号化データから画像データを復元する復元ステップとを含む処理をコンピュータに実行させ、特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれることを特徴とする。
本発明の復号化装置および方法、並びにプログラムにおいては、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報が抽出され、抽出された情報に基づいて復号化方式が決定され、決定された復号化方式に従って符号化データから画像データが復元される。
本発明の第1の画像処理システムは、符号化部が、画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化手段と、ブロック化手段によってブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出手段と、検出手段によって検出された特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定手段と、決定手段によって決定された各ブロックの符号化方式に従って、各ブロックの画像データを符号化する符号化手段とを含むことを特徴とする。
本発明の第1の画像処理システムは、復号化部の復号化結果である画像データにノイズを付加して符号化部に供給するノイズ付加部をさらに備えることができる。
本発明の第1の画像処理方法は、符号化部における、画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化ステップと、ブロック化ステップの処理でブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出ステップと、検出ステップの処理で検出された特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定ステップと、決定ステップの処理で決定された各ブロックの符号化方式に従って、各ブロックの画像データを符号化する符号化ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1の画像処理方法は、ノイズ付加部における、復号化部の復号化結果である画像データにノイズを付加して符号化部に供給するノイズ付加ステップをさらに含むことができる。
本発明の第1の画像処理システムおよび画像処理方法においては、符号化部により、画像データが所定のサイズのブロックにブロック化され、ブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が検出される。そして、検出された特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式が決定され、決定された各ブロックの符号化方式に従って、各ブロックの画像データが符号化される。
本発明の第2の画像処理システムは、復号化部が、画像データが所定のサイズのブロックにブロック化され、各ブロックにおける画像データの特徴量に基づいて決定された符号化方式により符号化されている符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出手段と、抽出手段によって抽出された情報に基づいて復号化方式を決定し、復号化方式に従って符号化データから画像データを復元する復元手段とを含み、特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれることを特徴とする。
本発明の第2の画像処理システムは、復号化部の復号化結果である画像データにノイズを付加して符号化部に供給するノイズ付加部をさらに備えることができる。
本発明の第2の画像処理方法は、復号化部における、画像データが所定のサイズのブロックにブロック化され、各ブロックにおける画像データの特徴量に基づいて決定された符号化方式により符号化されている符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理で抽出された情報に基づいて復号化方式を決定し、復号化方式に従って符号化データから画像データを復元する復元ステップとを含み、特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれることを特徴とする。
本発明の第2の画像処理方法は、ノイズ付加部における、復号化部の復号化結果である画像データにノイズを付加して符号化部に供給するノイズ付加ステップをさらに含むことができる。
本発明の第2の画像処理システムおよび画像処理方法においては、復号化部により、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報が抽出され、抽出された情報に基づいて復号化方式が決定され、決定された復号化方式に従って符号化データから画像データが復元される。
本発明によれば、アナログデータをディジタル化して符号化し、その結果得られるディジタル符号化データを復号化する一連の処理を繰り返した場合、同様の符号化、復号化にも拘わらず、2回目以降の復号結果を劣化させることができる。よって、アナログデータのコピーを抑止することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加されたりする発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の符号化装置(例えば、図1の符号化装置16)は、画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化手段(例えば、図4のブロック分割部61)と、ブロック化手段によってブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出手段(例えば、図4の特徴量検出部62)と、検出手段によって検出された特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定手段(例えば、図4の符号化方式決定部63)と、決定手段によって決定された各ブロックの符号化方式に従って、各ブロックの画像データを符号化する符号化手段(例えば、図4のブロック符号化部64)と
を含む。
請求項3に記載の符号化装置は、入力された画像データにノイズを付加するノイズ付加手段(例えば、図4のノイズ付加部42)をさらに含む。
請求項5に記載の符号化装置は、符号化手段の出力結果を復号化する復号化手段(例えば、図1の復号化部31−2)をさらに含む。
請求項6に記載の検出手段(例えば、図8の特徴量検出部62)は、ブロック化手段によってブロック化された各ブロックの特徴量として、各ブロックにそれぞれ含まれる画素の画素値のばらつきを示すアクティビティ、および各ブロックにそれぞれ含まれる画素のダイナミックレンジも検出する。
請求項7に記載の決定手段(例えば、図8の符号化方式決定部63)は、検出手段によって検出された特徴量に基づき、ブロックをブロック群に分類して、同一のブロック群に属するブロックに対しては同一の符号化方式を決定する。
請求項8に記載の決定手段(例えば、図8の符号化方式決定部63)は、符号化方式として、離散コサイン変換において画質を決定するためのパラメータであるクオリティを決定し、符号化手段(例えば、図8の量子化部86)は、決定手段によって決定されたクオリティに従って調整した量子化テーブルを用い、各ブロックの画像データに離散コサイン変換を施す。
請求項9に記載の符号化手段(例えば、図8の量子化部86)は、ブロック毎に離散コサイン変換の結果である離散コサイン係数とクオリティを符号化結果として出力する。
請求項10に記載の決定手段(例えば、図16の符号化方式決定部63)は、検出手段によって検出された特徴量に基づき、符号化方式として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置との関係を示す近似式の次数を決定し、符号化手段(例えば、図16の量子化部103)は、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置に基づき、決定手段によって次数が決定された近似式の各次数項の係数を算出する。
請求項11に記載の決定手段(例えば、図16の符号化方式決定部63)は、検出手段によって検出された特徴量に基づき、符号化方式として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置との関係を示す2次元i次多項式の次数iを決定し、符号化手段(例えば、図16の量子化部103)は、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置に基づく最小自乗法により、決定手段によって次数iが決定された2次元i次多項式の各次数項の係数を算出する。
請求項12に記載の符号化手段(例えば、図16の量子化部103)は、ブロック毎に2次元i次多項式の次数iおよび各次数項の係数を符号化結果として出力する。
請求項13に記載の符号化方法は、画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化ステップ(例えば、図5のステップS2)と、ブロック化ステップの処理でブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出ステップ(例えば、図5のステップS3)と、検出ステップの処理で検出された特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定ステップ(例えば、図5のステップS4)と、決定ステップの処理で決定された各ブロックの符号化方式に従って、各ブロックの画像データを符号化する符号化ステップ(例えば、図5のステップS5)とを含む。
請求項15に記載の符号化方法は、入力された画像データにノイズを付加するノイズ付加ステップ(例えば、図5のステップS1)をさらに含む。
請求項26に記載の復号化装置(例えば、図1の再生装置14)は、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出手段(例えば、図6の符号化データ分離部71)と、抽出手段によって抽出された情報に基づいて復号化方式を決定し、復号化方式に従って符号化データから画像データを復元する復元手段(例えば、図6のブロック復号化部72)とを含み、特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれる。
請求項27に記載の抽出手段(例えば、図3の符号化データ分離部71)は、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報として、離散コサイン変換の結果である離散コサイン係数とクオリティを抽出し、復元手段(例えば、図13の逆量子化部92)は、クオリティに従って調整した量子化テーブルを用いて、離散コサイン係数に逆離散コサイン変換を施すことにより、画像データを復元する。
請求項28に記載の抽出手段(例えば、図23の符号化データ分離部71)は、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置の関係を示す近似式の次数および各次数項の係数を抽出し、復元手段(例えば、図23のブロック復号化部72)は、前次数および係数に基づいて近似式を生成し、生成した近似式に画素位置を代入して画素値を算出することにより、画像データを復元する。
請求項29に記載の復号化方法は、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出ステップ(例えば、図7のステップS11)と、抽出ステップの処理で抽出された情報に基づいて復号化方式を決定し、復号化方式に従って符号化データから画像データを復元する復元ステップ(例えば、図7のステップS12)とを含み、特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれる。
請求項34に記載の画像処理システム(例えば、図1の画像表示システム1)は、符号化部(例えば、図1の符号化部22−2)が、画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化手段(例えば、図4のブロック分割部61)と、ブロック化手段によってブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出手段(例えば、図4の特徴量検出部62)と、検出手段によって検出された特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定手段(例えば、図4の符号化方式決定部63)と、決定手段によって決定された各ブロックの符号化方式に従って、各ブロックの画像データを符号化する符号化手段(例えば、図4のブロック符号化部64)とを含む。
請求項35に記載の画像処理システムは、復号化部の復号化結果である画像データにノイズを付加して符号化部に供給するノイズ付加部(例えば、図1のノイズ付加部42)をさらに備える。
請求項36に記載の画像処理方法は、符号化部(例えば、図1の符号化部22−2)における、画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化ステップ(例えば、図5のステップS2)と、ブロック化ステップの処理でブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出ステップ(例えば、図5のステップS3)と、検出ステップの処理で検出された特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定ステップ(例えば、図5のステップS4)と、決定ステップの処理で決定された各ブロックの符号化方式に従って、各ブロックの画像データを符号化する符号化ステップ(例えば、図5のステップS5)とを含む。
請求項37に記載の画像処理方法は、ノイズ付加部(例えば、図1のノイズ付加部42)における、復号化部の復号化結果である画像データにノイズを付加して符号化部に供給するノイズ付加ステップ(例えば、図5のステップS1)をさらに含む。
請求項38に記載の画像処理システム(例えば、図1の画像表示システム1)は、復号化部(例えば、図1の再生装置14の復号化部31−1)が、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出手段(例えば、図6の符号化データ分離部71)と、抽出手段によって抽出された情報に基づいて復号化方式を決定し、復号化方式に従って符号化データから画像データを復元する復元手段(例えば、図6のブロック復号化部72)とを含み、特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれる。
請求項39に記載の画像処理システムは、復号化部の復号化結果である画像データにノイズを付加して符号化部に供給するノイズ付加部(例えば、図1のノイズ付加部42)をさらに備える。
請求項40に記載の画像処理方法は、復号化部(例えば、図1の再生装置14の復号化部31−1)における、符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出ステップ(例えば、図7のステップS11)と、抽出ステップの処理で抽出された情報に基づいて復号化方式を決定し、復号化方式に従って符号化データから画像データを復元する復元ステップ(例えば、図7のステップS12)とを含み、特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれる。
請求項41に記載の画像処理方法は、ノイズ付加部(例えば、図1のノイズ付加部42)における、復号化部の復号化結果である画像データにアナログノイズを付加して符号化部に供給するノイズ付加ステップ(例えば、図5のステップS1)をさらに含む。
なお、本発明の記録媒体に記録されているプログラム、および本発明のプログラムの請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係は、上述した本発明の符号化方法、または復号化方法のものと同様であるので、その記載は省略する。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した画像表示システムの構成例を示している。この画像表示システム1は、チューナ11等から入力されるアナログ画像信号Van0を符号化して記録メディア13に記録する符号化装置12、記録メディア13に記録されている符号化ディジタルデータVrd,0を読み出して再生する再生装置14、再生装置14から供給されるアナログ画像信号Van1を表示するディスプレイ15、再生装置14から供給されるアナログ画像信号Van1を符号化して記録媒体17に記録する符号化装置16、および復号化装置16から供給されるアナログ画像信号Van2を表示するディスプレイ18から構成される。
チューナ11は、例えばテレビジョン放送等を受信し、その結果得られるアナログ画像信号Van0を符号化装置12に出力する。
符号化装置12は、チューナ11から入力されるアナログ画像信号Van0をディジタル化し、その結果得られるディジタル画像信号Vdg1,0を符号化部22−1に出力するアナログディジタル変換部(A/D)21、ディジタル画像信号Vdg1,0を符号化し、その結果得られる符号化ディジタル画像データVcd,0を記録部23に出力する符号化部22−1、および符号化ディジタル画像データVcd,0を記録メディア13に記録する記録部23から構成される。
記録メディア13および17は、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVDを含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどからなる。
再生装置14は、記録メディア13から読み出されるディジタル符号化データVrd,0を復号化し、その結果得られるディジタル画像信号Vdg0をディジタルアナログ変換部32に出力する復号化部31−1、およびディジタル画像信号Vdg0をアナログ化し、その結果得られるアナログ画像信号Van1をディスプレイ15、および符号化装置16に出力するディジタルアナログ変換部(D/A)32から構成される。
ディジタルアナログ変換部32においては、一般的なアナログディジタル変換回路の特性により、ディジタル画像信号Vdg0がアナログ化されるとき、その結果得られるアナログ画像信号Van1にアナログノイズ(ホワイトノイズと称される高周波成分が付加されて生じる歪みと、位相ずれによる歪み等)が付加される。
ここで、高周波成分が付加されて生じる歪みについて図2を参照して説明する。ディジタルアナログ変換部32におけるディジタルアナログ変換前のディジタル画像信号Vdg0の並列5画素は、同図左側に示すように同一の画素値であるとする。ディジタルアナログ変換により高周波成分の歪みが付加されたアナログ画像信号Van1は、後段のアナログディジタル変換部41によってディジタル化されると、同図右側に示すように同一であった画素値に変動が生ずる。この変動に規則性はなく一律には定まらない。さらに、水平方向のみならず、垂直方向にも同様に高周波成分の歪みが付加される。以下、ディジタルアナログ変換とアナログディジタル変換を経て付加されるこの歪みもホワイトノイズと称する。
図1に戻る。ディスプレイ15および17は、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)等から成り、入力されるアナログ画像信号に対応する画像を表示する。
符号化装置16は、再生装置14から入力されるアナログ画像信号Van1をディジタル化し、その結果得られるディジタル画像信号Vdg1を符号化部22−2に出力するアナログディジタル変換部41、ディジタル画像信号Vdg1を符号化し、その結果得られる符号化ディジタル画像データVcdを記録部44および復号化部31−2に出力する符号化部22−2、並びに符号化ディジタル画像データVcdを記録メディア17に記録するとともに、記録メディア17に記録されている符号化ディジタル画像データVrdを読み出して復号化部31−2に供給する記録部44から構成される。
さらに、符号化装置16は、符号化部22−2から供給される符号化ディジタル画像データVcdまたは記録部44から供給される符号化ディジタル画像データVrdを復号化し、その結果得られるディジタル画像信号Vdg2をディジタルアナログ変換部46に出力する復号化部31−2、およびディジタル画像信号Vdg2をアナログ化し、その結果得られるアナログ画像信号Van2をディスプレイ18に出力するディジタルアナログ変換部46から構成される。
なお、アナログディジタル変換部41から出力されるディジタル画像信号Vdg1は、ディジタル化される前のアナログ画像信号Van1にアナログノイズ(ホワイトノイズ)が生じていることに起因して、復号化部31−1から出力されたディジタル画像信号Vdg0に比較して画素値が僅かに変動した状態(すなわち、ノイズがのった状態)となる。
また、アナログディジタル変換部41にノイズ付加部42を内蔵させ、意図的にディジタル化される前のアナログ画像信号Van1にアナログノイズ(ホワイトノイズに相当するノイズ)を付加した後、ディジタル化するようにしてもよい。
符号化装置12における符号化部22−1と符号化装置16における符号化部22−2は、同一の構成(後述)を有している。以下、符号化部22−1と符号化部22−2を個々に区別する必要がない場合、単に符号化部22と記述する。
また、再生装置14における復号化部31−1と符号化装置16における復号化部31−2も、同一の構成(後述)を有している。以下、復号化部31−1と復号化部31−2を個々に区別する必要がない場合、単に復号化部31と記述する。
次に画像表示システム1の動作について、図3を参照して説明する。この画像表示システム1は、原画像を符号化して復号化し、その結果得られる「1回目の符号化・復号化画像」を、再び符号化して復号化し、「2回目の符号化・復号化画像」を出力する。「1回目の符号化・復号化画像」と「2回目の符号化・復号化画像」の定義については以下のとおりである。
すなわち、同図Aに示す原画像は、チューナ11から出力されるアナログ画像信号Van0に相当する。原画像を符号化して復号化した、同図Bに示す「1回目の符号化・復号化画像」は、再生装置14の復号化部31−1から出力されるディジタル画像信号Vdg0に相当する。同図Cに示す「1回目の符号化・復号化画像に歪みが付加された画像」は、再生装置14のディジタルアナログ変換部32から出力されるアナログ画像信号Van1に相当する。同図Dに示す「2回目の符号化・復号化画像」は、符号化装置16の復号化部31−2から出力されるディジタル画像信号Vdg2、あるいは記録メディア17を再生装置14の復号化部31−1によって復号化した結果のディジタル画像信号等に相当する。
次に、符号化部22の詳細について説明する。符号化部22は、第1乃至第3の構成例を有する。符号化部22の第1乃至第3の構成例に対応し、復号化部31も第1乃至第3の構成例を有する。
図4は符号化部22の第1の構成例を示している。符号化部22の第1の構成例は、入力される画像を所定のサイズ(例えば、8×8画素)のブロックに分割するブロック分割部61、各ブロックの特徴量(例えば、ブロックに含まれる画素の画素値の極値数、アクティビティ、ダイナミックレンジ等(いずれも後述))を検出する特徴量検出部62、各ブロックに対してそれぞれ検出された特徴量に基づいて各ブロックに対する符号化方式(例えば、離散コサイン変換(DCT(Discrete Cosine Transform))において画質を決定するパラメータであるクオリティ(Quality)、または2次元i次多項式を用いた変換において画質を決定するパラメータである次数iと2次元i次多項式の係数wk(いずれも後述する))を決定する符号化方式決定部63、および決定された符号化方式に従って分割されたブロックをブロック符号化するブロック符号化部64から構成される。
符号化部22の第1の構成例による動作について、符号化装置16の符号化部22−2を例とし、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず始めにステップS1として、アナログディジタル変換部41のノイズ付加部42がディジタル化する前のアナログ画像信号Van1にノイズを付加する。ただし、ステップS1の処理は省略しても構わない。
ステップS2において、ブロック分割部61がアナログディジタル変換部41から入力されたディジタル画像信号Vdg1(ノイズが付加されている)を、所定のサイズのブロックに分割して、特徴量検出部62に出力する。なお、ブロックのサイズは任意に設定することができる。ステップS3において、特徴量検出部62が分割された各ブロックの特徴量を検出する。
ステップS4において、符号化方式決定部63が、各ブロックに対して検出された特徴量に基づいて各ブロックに対する符号化方式を決定する。ステップS5において、ブロック符号化部64が、分割された各ブロックを決定された符号化方式に従ってブロック符号化する。そして、ブロック符号化部64は、ブロック符号化の結果得られた符号化画像データVcdを後段に出力する。この後、この符号化ディジタル画像データVcdは、記録部44により記録メディア17に記録されたり、復号化部31−2によって復号化されたりする。以上で符号化部22の第1の構成例による動作説明を終了する。
次に、符号化部22の第1の構成例による符号化に対応した復号化を行う復号化部31の第1の構成例について説明する。図6は復号化部31の第1の構成例を示している。
復号化部31の第1の構成例は、前段から入力される符号化ディジタル画像データVcdに含まれている各ブロックに係る各種のデータ(例えば、DCTにおいて画質を決定するパラメータであるクオリティ(Quality)、とDCT結果であるDCT係数、または2次元i次多項式を用いた変換において画質を決定するパラメータである次数iと2次元i次多項式の係数wk)を分離する符号化データ分離部71、および分離された符号化ディジタル画像データVcdに基づき、ブロック毎にブロック復号化(例えば、逆DCT、または2次元i次多項式を用いた画素値の演算)を行うブロック復号化部72から構成される。
復号化部31の第1の構成例による動作について、符号化装置16の復号化部31−2を例に、図7のフローチャートを参照して説明する。符号化部31−2には、符号化部22−2から符号化ディジタル画像データVcd(または記録部44によって記録メディア17から読み出される符号化ディジタル画像データVrd)が供給されているものとする。
ステップS11において、符号化データ分離部71が前段から入力された符号化ディジタル画像データVcdに含まれている各ブロックに係る各種のデータを分離し、ブロック復号化部72に出力する。ステップS12において、ブロック復号化部72が、分離された符号化ディジタル画像データVcdに基づき、ブロック毎にブロック復号化を行い、復号結果であるディジタル画像信号Vdg2を後段に出力する。
このディジタル画像信号Vdg2が上述した「2回目の符号化・復号化画像」であって画質が劣化したものであるので、符号化装置16を用いてアナログ画像信号Van1をコピーしようとすることが抑止される。
次に、図8は符号化部22の第2の構成例を示している。符号化部22の第2の構成例は、図4に示された第1の構成例に比較して、特徴量検出部62、符号化方式決定部63、およびブロック符号化部64がより詳細に示されている。
ブロック分割部61は、入力される画像を所定のサイズ(例えば、8×8画素)のブロックに分割する。
特徴量検出部62の極値数計算部81は、各ブロックに対して、ブロックに含まれる画素のうち、画素値が極大値または極小値である画素の数(極値数)を計算する。極値数を計算する方法の詳細については、図10を参照して後述する。アクティビティ計算部82は、各ブロックに対して、ブロックに含まれる各画素とその上下左右に隣接する画素の画素値の差の総和の平均値であって、ブロックに含まれる画素の画素値のばらつきを示す値であるアクティビティを計算する。ブロックにおける画素値のばらつきが大きければアクティビティは大きくなり、ばらつきが小さければアクティビティは小さくなる。アクティビティを計算する方法の詳細については、図11を参照して後述する。ダイナミックレンジ計算部83は、各ブロックに対して、ブロックに含まれる画素の画素値の最大値と最小値を検出し、両者の差をダイナミックレンジとして計算する。
符号化方式決定部63のブロック番号割当部84は、1枚の画像が分割された各ブロックに対して、計算された極値数、アクティビティ、およびダイナミックレンジに基づき、シリアルな番号を割り当てる。シリアルな番号の割当方法については、図12を参照して後述する。ブロック群決定部85は、1枚の画像が分割された複数のブロックを、割り当てられたシリアルな番号の上位1/3が割り当てられたブロックからなるブロック群(以下、ブロック群1と称する)、中位1/3が割り当てられたブロックからなるブロック群(以下、ブロック群2と称する)、および下位1/3が割り当てられたブロックからなるブロック群(以下、ブロック群3と称する)の3つのブロック群に分類する。
ブロック符号化部64の量子化部86は、1枚の画像が分割された各ブロックを、分類されたブロック群に対応するQualityを適用してDCTを行う。そして、DCTの結果得られる各ブロックに対応するDCT係数と適用したQualityとを、符号化画像データVcdとして後段に出力する。
次に、符号化部22の第2の構成例による動作について、符号化装置16の符号化部22−2を例とし、図9のフローチャートを参照して説明する。
まず始めにステップS21として、アナログディジタル変換部41のノイズ付加部42がディジタル化する前のアナログ画像信号Van1にノイズを付加する。ただし、ステップS21の処理は省略しても構わない。
ステップS22において、ブロック分割部61は、入力された画像を所定のサイズ(例えば、8×8画素)のブロックに分割する。
ステップS23において、極値数計算部81が、各ブロックに対して、ブロックに含まれる画素のうち、周囲の画素と比較して突出した画素値を有する画素の数(極値数)を計算する。極値数を計算する方法の詳細について、図10を参照して説明する。
まず、ブロックに含まれる各画素に順次注目して、画素値が極値(極大値または極小値)であるか否かを判定する。そして、画素値が極値であると判定された画素の数を数えることにより極値数を計算する。
画素の画素値が極値であるか否かの判定は、画素の位置によってその判定方法が異なる。以下、極値であるか否かが判定される画素を注目画素と称し、その画素値をLcとする。注目画素の上下左右にそれぞれ隣接する画素の画素値をLu,Ld,Ll、またはLrとする。
同図Aに示すように、ブロックの最外周側の1画素を除く内側の画素(例えば、ブロックのサイズが8×8画素である場合、7×7画素)については、以下の4条件のうちの1つが満たされれば、画素値が極値であると判定する。
条件1:(Lc>Ll) and (Lc>Lr
条件2:(Lc<Ll) and (Lc<Lr
条件3:(Lc>Lu) and (Lc>Ld
条件4:(Lc<Lu) and (Lc<Ld
同図Bに示すように、ブロックの頂点を除く、上辺および下辺の画素については、以下の2条件のうちの1つが満たされれば、画素値が極値であると判定する。
条件1:(Lc>Ll) and (Lc>Lr
条件2:(Lc<Ll) and (Lc<Lr
同図Cに示すように、ブロックの頂点を除く、左辺および右辺の画素については、以下の2条件のうちの1つが満たされれば、画素値が極値であると判定する。
条件1:(Lc>Lu) and (Lc>Ld
条件2:(Lc<Lu) and (Lc<Ld
同図Dに示すように、ブロックの頂点に位置する4画素については、画素値に拘わらず、極値ではないと判定する。
次にアクティビティ計算部82が各ブロックのアクティビティを計算する。アクティビティの計算方法について、図11を参照して説明する。図11は、アクティビティを算出するブロックのサイズをi×j画素(水平方向にi画素、垂直方向にj画素)とした例を示している。このブロックの左上の画素の画素値をLv1,1とし、この右隣の画素の画素値をLv2,1とする。他の画素の画素値についても同様である。このi×j画素ブロックのアクティビティActは、次式(1)を用いて計算される。
Figure 2006217403
式(1)から明らかなように、アクティビティは、ブロックに含まれる各画素とその上下左右に隣接する画素の画素値の差の総和の平均値であって、ブロックに含まれる画素の画素値のばらつきを示す値となる。ばらつきが大きければアクティビティは大きくなり、ばらつきが小さければアクティビティは小さくなる。
なお、式(1)においては、注目する画素と上下左右の画素との画素値の差分を算出しているが、さらに注目する画素と斜め方向の画素との画素値の差分も算出するようにしてもよい。また、アクティビティの算出は、式(1)に限るものではなく、ブロックに属する画素の画素値のばらつきを示すものであればかまわない。
次にダイナミックレンジ計算部83が各ブロックのダイナミックレンジを計算する。具体的には、ブロックに含まれる画素の画素値の最大値maxと最小値minを検出し、両者の差をダイナミックレンジdr(=max−min)として計算する。
なお、極値数計算部81、アクティビティ計算部82、およびダイナミックレンジ計算部83の動作は、上述した順序でなくてもかまわないし、同時に実行するようにしてもよい。
図9に戻る。ステップS24において、ブロック番号割当部84が、1枚の画像が分割された各ブロックに対してシリアルな番号を割り当てる。この番号割当方法について、図12を参照して説明する。
まず、同図Cに示すように、極値数が所定の閾値thex以上であるブロックを抽出し、同図Dに示すように、ラスタースキャン順にシリアルな番号を割り当てる。次に同図Eに示すように、番号を割り当てていないブロックからアクティビティが所定の閾値thact以上であるブロックを抽出し、同図Fに示すように、ラスタースキャン順に先ほどの番号に連続してシリアルな番号を割り当てる。次に、同図Gに示すように、まだ番号を割り当てていないブロックに対してダイナミックレンジが大きい順に先ほどの番号に連続してシリアルな番号を割り当てる。複数のブロックのダイナミックレンジが等しい場合、ラスタースキャン順に番号を割り当てる。なお、閾値thexおよびthactは、それぞれ任意に設定することができる。以上のようにして、画像を構成する全てのブロックにシリアルな番号が割り当てられた後、処理はステップS25に進む。
ステップS25において、ブロック群決定部85が、1枚の画像が分割された複数のブロックを、割り当てられたシリアルな番号の上位1/3が割り当てられたブロックからなるブロック群1、中位1/3が割り当てられたブロックからなるブロック群2、または下位1/3が割り当てられたブロックからなるブロック群3に分類する。
ステップS26において、量子化部86が、ブロック群1に分類されたブロックについてはQuality=90、ブロック群2に分類されたブロックについてはQuality=75、ブロック群3に分類されたブロックについてはQuality=20でDCTを行う。
なお、画質を決定するパラメータであるQualityは、0から100までの値をとるものとし、Quality=100が最も画質がよく(劣化が少なく)量子化が行われる。QualityはDCTにおいては用いられる量子化テーブルQをスケーリングするときに用いられる。スケーリング後の量子化テーブルQ’は、次式(2)または(3)によって算出される。
Q’=Q×(50/Quality) (Quality<50) …(2)
Q’=Q×(100−Quality/50) (50≦Quality) …(3)
そして、各ブロックのDCT結果であるDCT係数、および各ブロックに適用したQualityを、符号化画像データVcdとして後段に出力する。この後、この符号化ディジタル画像データVcdは、記録部44により記録メディア17に記録されたり、復号化部31−2によって復号化されたりする。以上で符号化部22の第2の構成例による動作説明を終了する。
次に、符号化部22の第2の構成例による符号化に対応した復号化を行う復号化部31の第2の構成例について説明する。図13は復号化部31の第2の構成例を示している。復号化部31の第2の構成例は、図6に示された第1の構成例に比較して、符号化データ分離部71とブロック復号化部72がより詳細に示されている。
符号化データ分離部71のクオリティ検出部91は、前段から入力される符号化ディジタル画像データVcdから、各ブロックのクオリティ(Quality)を検出し、検出したQualityと残りのDCT係数とをブロック復号化部72に出力する。
ブロック復号化部72の逆量子化部92は、復号化するブロック毎に、符号化データ分離部71から入力されるQualityを用いて量子化テーブルをスケーリングした後、DCT係数に基づいて逆DCTを行い画素の画素値を復号化する。
復号化部31の第2の構成例による動作について、符号化装置16の復号化部31−2を例に、図14のフローチャートを参照して説明する。符号化部31−2には、符号化部22−2から符号化ディジタル画像データVcd(または記録部44によって記録メディア17から読み出される符号化ディジタル画像データVrd)が供給されているものとする。
ステップS31において、符号化データ分離部71のクオリティ検出部91が、前段から入力された符号化ディジタル画像データVcdから、各ブロックのQualityを検出し、検出したQualityと残りのDCT係数とをブロック復号化部72に出力する。ステップS32において、ブロック復号化部72の逆量子化部92が、復号化するブロック毎に、符号化データ分離部71から入力されたQualityを用いて量子化テーブルをスケーリングした後、DCT係数に基づいて逆DCTを行い、復号結果であるディジタル画像信号Vdg2を後段に出力する。
このディジタル画像信号Vdg2が上述した「2回目の符号化・復号化画像」であって画質が劣化したものであるので、符号化装置16を用いてアナログ画像信号Van1をコピーしようとすることが抑止される。
ここで、第2の構成を有する復号化部31−2から出力されるディジタル画像信号Vdg2(2回目の符号化・復号化画像)が、同じく第2の構成を有する復号化部31−1から出力されるディジタル画像信号Vdg1(1回目の符号化・復号化画像)よりも画質が劣化したものであることについて説明する。
図15は、2回目の符号化・復号化により画質が劣化するときの概要を示している。同図Aに示された原画像が1回目の符号化のとき、同図Bに示すように各ブロックがグループ群1乃至3に分類されるとして、右上の丸印で囲んだブロック(以下、対象ブロックと称する)を例に挙げて説明する。この対象ブロックに含まれる画素の画素値は同図Cに示されるとおりであるとする。この対象ブロックは、1回目の符号化においてブロック群1に分類されているので、Quality=90で、すなわち、最も高画質でDCTが行われる。よって、1回目の符号化・復号化後には同図Dに示される「1回目の符号化・復号化の画素値」となり、元信号に近い値が保持できる。
ところが、1回目の符号化ではブロック群1に分類されていた対象ブロックでも、2回目の符号化に際して、ホワイトノイズが付加されることにより同じブロック群1に分類されないことがある。例えば、ホワイトノイズが付加されたことにより、対象ブロックやその他のブロックの極値数やアクティビティやダイナミックレンジが変化して、対象ブロックがブロック群3に分類されることがある(同図E)。
2回目の符号化のとき、対象ブロックの画素の画素値はホワイトノイズにより同図Fに示される「1回目の符号化・復号化後の画素値に歪みが付加した画素値」のように変化しており、さらに、ブロック群3に分類されたことによりQuality=20で、すなわち、最も低画質でDCTが行われる。この場合、2回目の符号化・復号化後には、画像の高周波成分が大きく削られて同図Gに示される「2回目の符号化・復号化の画素値」となる。
同図Gに示される「2回目の符号化・復号化後の画素値」と同図Cに示される「原画像の画素値」を比較して明らかなように、両者は大きく異なっている。このように、1回目の符号化では、各ブロックの元信号に基づく極値数、アクティビティ、およびダイナミックレンジによって適切にブロック群に分類されるので画質の劣化が抑止されるが、2回目の符号化では、ホワイトノイズにより極値数、アクティビティ、およびダイナミックレンジの値が変化し、適切にブロック群に分類されないので画質が劣化したものとなる。当然ながら、「2回目の符号化・復号化後の画素値」は、同図Dに示される「1回目の符号化・復号化後の画素値」と比較しても画質が劣化したものとなる。
次に、図16は符号化部22の第3の構成例を示している。符号化部22の第3の構成例は、図4に示された第1の構成例に比較して、特徴量検出部62、符号化方式決定部63、およびブロック符号化部64がより詳細に示されている。
ブロック分割部61は、入力される画像を所定のサイズ(例えば、8×8画素)のブロックに分割する。
特徴量検出部62の極値数計算部101は、上述した第2の構成例における極値数計算部81と同様に、各ブロックに対して、ブロックに含まれる画素のうち、周囲の画素と比較して突出した画素値を有する画素の数(極値数)を計算する。
符号化方式決定部63の2次元i次多項式決定部102は、各ブロックに対し、計算された極値数と所定の閾値を比較することによって、2次元i次多項式の次数iを決定する。この2次元i次多項式とは、各グループに含まれる画素の画素値を、画素の位置(x,y)の関数f(x,y)に見立てたものであり、2次元i次多項式f(x,y)の各次数項の係数wkは、後段の量子化部103によって決定される。2次元i次多項式f(x,y)の詳細については、図17および図18を参照して後述する。
ブロック符号化部64の量子化部103は、各ブロックに対し、次数iが決定されている2次元i次多項式f(x,y)の各次数項の係数wkを、ブロックに含まれる画素の位置(x,y)を入力データと画素値f(x,y)を観測データとする最小自乗法を用いて算出する。最小自乗法については、図19および図20を参照して後述する。そして、各ブロックに対する符号化結果として、2次元i次多項式f(x,y)の次数iと各次数項の係数wkを、符号化画像データVcdとして後段に出力する。
ここで、2次元i次多項式f(x,y)について説明する。
図17は、変数xの関数である1次元i次多項式f(x)の一例を示している。1次元i次多項式f(x)は、次式(4)のように0次関数f0(x)、1次関数f1(x)、2次関数f2(x)、3次関数f3(x)、…、i次関数fi(x)の総和として表すことができる。
f(x)=Σ(Wk・xk) …(4)
ただし、Σはk=0,…,iの総和であり、Wkは係数である。
この1次元i次多項式f(x)を2次元に拡張したものが、2次元i次多項式f(x,y)であって、次式(5)のように表すことができる。変数(x,y)の関数である2次元i次多項式f(x,y)の一例を図18に示す。
f(x,y)=Σ(Wk・(a・x+b・y)k) …(5)
ただし、Σはk=0,…,iの総和であり、Wk,a,bは係数である。
例えば、次数i=0の2次元i次多項式f(x,y)の場合、
f(x,y)=w0 …(6)
となり、2次元の波形は1個の係数w0によって表現できることになる。
例えば、次数i=1の2次元i次多項式f(x,y)の場合、
f(x,y)=w2・x+w1・y+w0 …(7)
となり、2次元の波形は3個の係数w0,w1,w2によって表現できることになる。
例えば、次数i=2の2次元i次多項式f(x,y)の場合、
f(x,y)=w5・x2+w4・xy+w3・y2+w2・x+w1・y+w0 …(8)
となり、2次元の波形は6個の係数w0,…,w5によって表現できることになる。
例えば、次数i=3の2次元i次多項式f(x,y)の場合、
f(x,y)=w9・x3+w8・y3+w7・x2y+w6・xy2
+w5・x2+w4・xy+w3・y2+w2・x+w1・y+w0 …(9)
となり、2次元の波形は10個の係数w0,…,w9によって表現できることになる。
次に最小自乗法によって係数wkを算出する方法について説明する。
図19は、最小自乗法の概念を示している。最小自乗法は入力データp(いまの場合、ブロックに含まれる画素の位置(x,y))と観測データq(いまの場合、ブロックに含まれる画素の画素値)とを入力とし、入力データpと観測データqによって示される点が、入力データpの関数である予測データq’が示す線上に最もよく当てはまるように、予測データq’の係数を定める方法である。
図19の例では、7個のサンプル、すなわち、観測データqが入力されており、予測データq’は線形1次予測式
q’=A・p+B (10)
とされている。
入力された観測qデータと予測データq’の誤差をe=q−q’とした場合、誤差eの自乗誤差和Eは次式(11)のとおりとなる。
E=Σ(q−A・p+B)2 (11)
ここで、Σはサンプル数分の総和である。
この自乗誤差和Eが最小となるように、係数A,Bが求められる。具体的には、次式(12)に示されるように、自乗誤差和Eを係数A,Bのそれぞれによって偏微分した値が0となるような係数A,Bが求められる。
∂E/∂A=0,∂E/∂B=0 (12)
量子化部103では、分割されたブロックのサイズが、図20に示すように8×8画素であれば、64(=8×8)画素分の位置(x,y)を入力データp、それらの画素値を観測データq、予測データq’=2次元i次多項式f(x,y)=Σ(Wk・(a・x+b・y)k)として、観測qデータと予測データq’の自乗誤差和Eが最小となるように、係数wkを演算する。
次に、符号化部22の第3の構成例による動作について、符号化装置16の符号化部22−2を例とし、図21のフローチャートを参照して説明する。
まず始めにステップS41として、アナログディジタル変換部41のノイズ付加部42がディジタル化する前のアナログ画像信号Van1にノイズを付加する。ただし、ステップS41の処理は省略しても構わない。
ステップS42において、ブロック分割部61は、入力された画像(例えば図22Aに示される原画像)を、図22Bに示されるように、所定のサイズ(例えば、8×8画素)のブロックに分割する。
ステップS43において、極値数計算部101が、図22Cに示されるように、各ブロックの極値数ex(例えば、ブロックjの極値数をexjと称する)を計算する。極値数exを計算する方法の詳細については、図10を参照して上述した説明と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS44において、2次元i次多項式決定部102が、各ブロックjに対し、計算された極値数exjと所定の閾値th1,th2,th3を比較することによって、2次元i次多項式の次数iを決定する。具体的には、図22Dに示すように、以下の規則に従って次数iを0乃至3に決定する。
exj=0のとき、 i=0
0<exj≦th1のとき i=1
th1<exj≦th2のとき i=2
th2<exj≦th3のとき i=3
なお、閾値th1,th2,th3は、th1<th2<th3であって、任意に設定することができる。また、閾値thの数を4以上に、次数iを4次以上にしても構わない。ただし、閾値thの数や次数iの上限は、後段において2次元i次多項式の各次数項の係数wkが最小自乗法によって演算可能な範囲とする。
ステップS45において、量子化部103が、各ブロックjに対し、各ブロックjに含まれる画素の位置と画素値を入力とする最小自乗法により、次数iが決定されている2次元i次多項式の係数wkを演算する。そして、各ブロックにそれぞれ対応する2次元i次多項式の次数iとその係数wkを、符号化画像データVcdとして後段に出力する。この後、この符号化ディジタル画像データVcdは、記録部44により記録メディア17に記録されたり、復号化部31−2によって復号化されたりする。以上で符号化部22の第3の構成例による動作説明を終了する。
次に、符号化部22の第3の構成例による符号化に対応した復号化を行う復号化部31の第3の構成例について説明する。図23は復号化部31の第3の構成例を示している。復号化部31の第3の構成例は、図6に示された第1の構成例に比較して、符号化データ分離部71とブロック復号化部72がより詳細に示されている。
符号化データ分離部71のi・wk検出部111は、前段から入力される符号化ディジタル画像データVcdから、各ブロックにそれぞれ対応する2次元i次多項式の次数iとその係数wkを検出してブロック復号化部72に出力する。
ブロック復号化部72の2次元i次多項式復元部112は、符号化データ分離部71から入力される各ブロックにそれぞれ対応する2次元i次多項式の次数iとその係数wkとに基づき、各ブロックにそれぞれ対応する2次元i次多項式f(x,y)を復元する。画素値算出部113は、各ブロックにそれぞれ対応して復元される2次元i次多項式f(x,y)に、ブロックに含まれる各画素の位置(x,y)を代入することにより、各画素の画素値を算出する。
復号化部31の第3の構成例による動作について、符号化装置16の復号化部31−2を例に、図24のフローチャートを参照して説明する。符号化部31−2には、符号化部22−2から符号化ディジタル画像データVcd(または記録部44によって記録メディア17から読み出される符号化ディジタル画像データVrd)が供給されているものとする。
ステップS51において、符号化データ分離部71のi・wk検出部111が、前段から入力された符号化ディジタル画像データVcdから、各ブロックにそれぞれ対応する2次元i次多項式の次数iとその係数wkを検出してブロック復号化部72に出力する。ステップS52において、2次元i次多項式復元部112が、符号化データ分離部71から入力された各ブロックにそれぞれ対応する2次元i次多項式の次数iとその係数wkとに基づき、各ブロックにそれぞれ対応する2次元i次多項式f(x,y)を復元する。
ステップS53において、画素値算出部113が、各ブロックにそれぞれ対応して復元された2次元i次多項式f(x,y)に、ブロックに含まれる各画素の位置(x,y)を代入することにより、各画素の画素値を算出する。そして、このようにして算出した画素値を復号結果のディジタル画像信号Vdg2として後段に出力する。
このディジタル画像信号Vdg2が上述した「2回目の符号化・復号化画像」であって画質が劣化したものであるので、符号化装置16を用いてアナログ画像信号Van1をコピーしようとすることが抑止される。
ここで、第3の構成を有する復号化部31−2から出力されるディジタル画像信号Vdg2(2回目の符号化・復号化画像)が、同じく第3の構成を有する復号化部31−1から出力されるディジタル画像信号Vdg1(1回目の符号化・復号化画像)よりも画質が劣化したものであることについて説明する。
図25は、2回目の符号化・復号化により画質が劣化するときの概要を示している。同図Aに示された原画像が1回目の符号化のとき、各ブロックにそれぞれ対応する2次元i次多項式の次数iが、同図Bに示すように決定されるとして、右上の丸印で囲んだブロック(以下、対象ブロックと称する)を例に挙げて説明する。この対象ブロックに含まれる画素の画素値は同図Cに示されるとおりであるとする。この対象ブロックは、1回目の符号化においては、極値数が比較的少ないので次数iが1に決定され、対象ブロックの画素値は画素位置(x,y)の2次元1次多項式と見なされる。1回目の符号化・復号化後には2次元1次多項式にフィッティングするような同図Dに示される「1回目の符号化・復号化の画素値」となり、元信号に近い値が保持できる。
ところが、1回目の符号化では次数iが1に決定されていた対象ブロックでも、2回目の符号化に際して、ホワイトノイズが付加されることにより次数iが1に決定されないことがある。例えば、2回目の符号化のとき、対象ブロックの画素の画素値はホワイトノイズにより同図Fに示される「1回目の符号化・復号化後の画素値に歪みが付加した画素値」のように変化しており、極値数が増加して、対象ブロックの次数iが2に決定されることがある(同図E)。
この場合、2回目の復号化では、対象ブロックの画素値が画素位置(x,y)の2次元2次多項式と見なされる。よって、2回目の符号化・復号化後には、2次元2次多項式にフィッティングするような同図Gに示される「2回目の符号化・復号化の画素値」となる。
同図Gに示される「2回目の符号化・復号化後の画素値」と同図Cに示される「原画像の画素値」を比較して明らかなように、両者は大きく異なっている。このように、1回目の符号化では、各ブロックの元信号に基づく極値数に従って2次元i次多項式の次数iが決定されるので画質の劣化が抑止されるが、2回目の符号化では、ホワイトノイズにより極値数が変化し、適切な次数iが決定されないので、画質が劣化したものとなる。当然ながら、「2回目の符号化・復号化後の画素値」は、同図Dに示される「1回目の符号化・復号化後の画素値」と比較しても画質が劣化したものとなる。
以上説明したように、再生装置14から出力されるアナログ画像信号Van1にはディジタルアナログ変換時の特性によりアナログノイズ(高周波成分が付加された歪み)が生じているが、これがディスプレイ15に表示されるときには、画質に何ら影響を及ぼすことはない。
しかしながら、再生装置14から出力されるアナログ画像信号Van1が符号化装置16によって再度符号化された場合、復号化時に画質が劣化しているように符号化されるので、符号化装置16がアナログ画像信号をコピーする用途に適さないものとなる。
また、再生結果が劣化していることを承知の上で、符号化装置16によって符号化ディジタル画像データVcdが記録された記録メディア17を再生装置14等によって再生し、再生結果を符号化装置16によって再度符号化された場合、復号化時にさらに一層画質が劣化しているものとなる。よって、符号化装置16がアナログ画像信号の2回目以降のコピー用途に適さないものとなる。したがって、符号化装置16を用いたアナログデータのコピーが抑制されることになる。
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図26に示すように構成される汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
このパーソナルコンピュータ200は、CPU(Central Processing Unit)201を内蔵している。CPU201にはバス204を介して、入出力インタフェース205が接続されている。バス204には、ROM(Read Only Memory)202およびRAM(Random Access Memory)203が接続されている。
入出力インタフェース205には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウス、等の入力デバイスよりなる入力部206、処理結果の映像等を表示するディスプレイよりなる出力部207、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部208、およびモデム、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インタネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部209が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM、DVDを含む)、光磁気ディスク(MDを含む)、もしくは半導体メモリなどの記録媒体211に対してデータを読み書きするドライブ210が接続されている。
このパーソナルコンピュータ200に上述した一連の処理を実行させるプログラムは、記録媒体211に格納された状態でパーソナルコンピュータ200に供給され、ドライブ210によって読み出されて記憶部208に内蔵されるハードディスクドライブにインストールされている。記憶部208にインストールされているプログラムは、入力部206に入力されるユーザからのコマンドに対応するCPU201の指令によって、記憶部208からRAM203にロードされて実行される。
なお、本明細書において、プログラムに基づいて実行されるステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、プログラムは、1台のコンピュータにより処理されるものであってもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであってもよい。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであってもよい。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用した画像表示システムの構成例を示すブロック図である。 ホワイトノイズについて説明するための図である。 画像表示システムの動作概要を説明するための図である。 図1における符号化部の第1の構成例を示すブロック図である。 図5に示された符号化部の第1の構成例による動作を説明するフローチャートである。 符号化部の第1の構成例に対応する復号化部の第1の構成例を示すブロック図である。 図6に示された復号化部の第1の構成例による動作を説明するフローチャートである。 図1における符号化部の第2の構成例を示すブロック図である。 図8に示された符号化部の第2の構成例による動作を説明するフローチャートである。 極値数を求める方法を説明するための図である。 アクティビティを計算する方法を説明するための図である。 図8に示された符号化部の第2の構成例による動作を説明するための図である。 符号化部の第2の構成例に対応する復号化部の第2の構成例を示すブロック図である。 図13に示された復号化部の第2の構成例による動作を説明するフローチャートである。 符号化部の第2の構成例による効果を説明するための図である。 図1における符号化部の第3の構成例を示すブロック図である。 1次元i次多項式の一例を示す図である。 2次元i次多項式の一例を示す図である。 最小自乗法を説明するための図である。 2次元i次多項式の係数を求める方法を説明するための図である。 図16に示された符号化部の第3の構成例による動作を説明するフローチャートである。 符号化部の第3の構成例による動作を説明するための図である。 符号化部の第3の構成例に対応する復号化部の第3の構成例を示すブロック図である。 図23に示された復号化部の第3の構成例による動作を説明するフローチャートである。 符号化部の第3の構成例による効果を説明するための図である。 本発明を適用したパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 画像表示システム, 12 符号化装置, 14 再生装置, 16 符号化装置, 22 符号化部, 31 復号化部, 32 ディジタルアナログ変換部, 41 アナログディジタル変換部, 42 ノイズ付加部, 61 ブロック分割部, 62 特徴量検出部, 63 符号化方式決定部, 64 ブロック符号化部, 71 符号化データ分離部, 72 ブロック復号化部, 81 極値計算部, 82 アクティビティ計算部, 83 ダイナミックレンジ計算部, 84 ブロック番号割当部, 85 ブロック群決定部, 86 量子化部, 91 クオリティ検出部, 92 逆量子化部, 101 ブロック分離部, 102 極値計算部, 103 量子化部, 111 i・wk検出部, 112 2次元i次多項式復元部, 113 画素値算出部, 200 パーソナルコンピュータ, 201 CPU, 211 記録媒体

Claims (41)

  1. 入力された画像データを符号化する符号化装置において、
    前記画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化手段と、
    前記ブロック化手段によってブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された各ブロックの前記符号化方式に従って、前記各ブロックの画像データを符号化する符号化手段と
    を含むことを特徴とする符号化装置。
  2. 前記画像データには、ノイズが付加されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  3. 入力された前記画像データにノイズを付加するノイズ付加手段を
    さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  4. 前記画像データは、少なくとも1度符号化された後、復号化されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  5. 前記符号化手段の出力結果を復号化する復号化手段を
    さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  6. 前記検出手段は、前記ブロック化手段によってブロック化された各ブロックの特徴量として、前記各ブロックにそれぞれ含まれる画素の画素値のばらつきを示すアクティビティ、および前記各ブロックにそれぞれ含まれる画素のダイナミックレンジも検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  7. 前記決定手段は、前記検出手段によって検出された前記特徴量に基づき、前記ブロックをブロック群に分類して、同一のブロック群に属するブロックに対しては同一の符号化方式を決定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の符号化装置。
  8. 前記決定手段は、符号化方式として、離散コサイン変換において画質を決定するためのパラメータであるクオリティを決定し、
    前記符号化手段は、前記決定手段によって決定された前記クオリティに従って調整した量子化テーブルを用い、前記各ブロックの画像データに離散コサイン変換を施す
    ことを特徴とする請求項6に記載の符号化装置。
  9. 前記符号化手段は、前記ブロック毎に前記離散コサイン変換の結果である離散コサイン係数と前記クオリティを符号化結果として出力する
    ことを特徴とする請求項8に記載の符号化装置。
  10. 前記決定手段は、前記検出手段によって検出された前記特徴量に基づき、符号化方式として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置との関係を示す近似式の次数を決定し、
    前記符号化手段は、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置に基づき、前記決定手段によって次数が決定された前記近似式の各次数項の係数を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  11. 前記決定手段は、前記検出手段によって検出された前記特徴量に基づき、符号化方式として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置との関係を示す2次元i次多項式の次数iを決定し、
    前記符号化手段は、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置に基づく最小自乗法により、前記決定手段によって次数iが決定された前記2次元i次多項式の各次数項の係数を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  12. 前記符号化手段は、前記ブロック毎に前記2次元i次多項式の次数iおよび各次数項の係数を符号化結果として出力する
    ことを特徴とする請求項11に記載の符号化装置。
  13. 入力された画像データを符号化する符号化方法において、
    前記画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化ステップと、
    前記ブロック化ステップの処理でブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの処理で検出された前記特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップの処理で決定された各ブロックの前記符号化方式に従って、前記各ブロックの画像データを符号化する符号化ステップと
    を含むことを特徴とする符号化方法。
  14. 前記画像データには、ノイズが付加されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の符号化方法。
  15. 入力された前記画像データにノイズを付加するノイズ付加ステップを
    さらに含むことを特徴とする請求項13に記載の符号化方法。
  16. 前記画像データは、少なくとも1度符号化された後、復号化されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の符号化方法。
  17. 前記検出ステップは、前記ブロック化ステップの処理でブロック化された各ブロックの特徴量として、前記各ブロックにそれぞれ含まれる画素の画素値のばらつきを示すアクティビティ、および前記各ブロックにそれぞれ含まれる画素のダイナミックレンジも検出する
    ことを特徴とする請求項13に記載の符号化方法。
  18. 前記決定ステップは、前記検出ステップの処理で検出された前記特徴量に基づき、前記ブロックをブロック群に分類して、同一のブロック群に属するブロックに対しては同一の符号化方式を決定する
    ことを特徴とする請求項17に記載の符号化方法。
  19. 前記決定ステップは、符号化方式として、離散コサイン変換において画質を決定するためのパラメータであるクオリティを決定し、
    前記符号化ステップは、前記決定ステップの処理で決定された前記クオリティに従って調整した量子化テーブルを用い、前記各ブロックの画像データに離散コサイン変換を施す
    ことを特徴とする請求項17に記載の符号化方法。
  20. 前記符号化ステップは、前記ブロック毎に前記離散コサイン変換の結果である離散コサイン係数と前記クオリティを符号化結果として出力する
    ことを特徴とする請求項17に記載の符号化方法。
  21. 前記決定ステップは、前記検出ステップの処理で検出された前記特徴量に基づき、符号化方式として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置との関係を示す近似式の次数を決定し、
    前記符号化ステップは、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置に基づき、前記決定ステップの処理で次数が決定された前記近似式の各次数項の係数を算出する
    ことを特徴とする請求項13に記載の符号化方法。
  22. 前記決定ステップは、前記検出ステップの処理で検出された前記特徴量に基づき、符号化方式として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置との関係を示す2次元i次多項式の次数iを決定し、
    前記符号化ステップは、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置に基づく最小自乗法により、前記決定ステップの処理で次数iが決定された前記2次元i次多項式の各次数項の係数を算出する
    ことを特徴とする請求項13に記載の符号化方法。
  23. 前記符号化ステップは、前記ブロック毎に前記2次元i次多項式の次数iおよび各次数項の係数を符号化結果として出力する
    ことを特徴とする請求項22に記載の符号化方法。
  24. 入力された画像データを符号化するためのプログラムであって、
    前記画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化ステップと、
    前記ブロック化ステップの処理でブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの処理で検出された前記特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップの処理で決定された各ブロックの前記符号化方式に従って、前記各ブロックの画像データを符号化する符号化ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  25. 入力された画像データを符号化するためのプログラムであって、
    前記画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化ステップと、
    前記ブロック化ステップの処理でブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの処理で検出された前記特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップの処理で決定された各ブロックの前記符号化方式に従って、前記各ブロックの画像データを符号化する符号化ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  26. 画像データが所定のサイズのブロックにブロック化され、各ブロックにおける画像データの特徴量に基づいて決定された符号化方式により符号化されている符号化データを復号化する復号化装置において、
    前記符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された前記情報に基づいて復号化方式を決定し、前記復号化方式に従って前記符号化データから前記画像データを復元する復元手段と
    を含み、
    前記特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれる
    ことを特徴とする復号化装置。
  27. 前記抽出手段は、前記符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報として、離散コサイン変換の結果である離散コサイン係数とクオリティを抽出し、
    前記復元手段は、前記クオリティに従って調整した量子化テーブルを用いて、前記離散コサイン係数に逆離散コサイン変換を施すことにより、前記画像データを復元する
    ことを特徴とする請求項26に記載の復号化装置。
  28. 前記抽出手段は、前記符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置の関係を示す近似式の次数および各次数項の係数を抽出し、
    前記復元手段は、前次数および前記係数に基づいて前記近似式を生成し、生成した前記近似式に画素位置を代入して画素値を算出することにより、前記画像データを復元する
    ことを特徴とする請求項26に記載の復号化装置。
  29. 画像データが所定のサイズのブロックにブロック化され、各ブロックにおける画像データの特徴量に基づいて決定された符号化方式により符号化されている符号化データを復号化する復号化方法において、
    前記符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップの処理で抽出された前記情報に基づいて復号化方式を決定し、前記復号化方式に従って前記符号化データから前記画像データを復元する復元ステップと
    を含み、
    前記特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれる
    ことを特徴とする復号化方法。
  30. 前記抽出ステップは、前記符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報として、離散コサイン変換の結果である離散コサイン係数とクオリティを抽出し、
    前記復元ステップは、前記クオリティに従って調整した量子化テーブルを用いて、前記離散コサイン係数に逆離散コサイン変換を施すことにより、前記画像データを復元する
    ことを特徴とする請求項29に記載の復号化方法。
  31. 前記抽出ステップは、前記符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報として、各ブロックに含まれる画素の画素値と画素位置の関係を示す近似式の次数および各次数項の係数を抽出し、
    前記復元ステップは、前次数および前記係数に基づいて前記近似式を生成し、生成した前記近似式に画素位置を代入して画素値を算出することにより、前記画像データを復元する
    ことを特徴とする請求項29に記載の復号化方法。
  32. 画像データが所定のサイズのブロックにブロック化され、各ブロックにおける画像データの特徴量に基づいて決定された符号化方式により符号化されている符号化データを復号化するためのプログラムであって、
    前記符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップの処理で抽出された前記情報に基づいて復号化方式を決定し、前記復号化方式に従って前記符号化データから前記画像データを復元する復元ステップと
    を含み、
    前記特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれる
    ことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  33. 画像データが所定のサイズのブロックにブロック化され、各ブロックにおける画像データの特徴量に基づいて決定された符号化方式により符号化されている符号化データを復号化するためのプログラムであって、
    前記符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップの処理で抽出された前記情報に基づいて復号化方式を決定し、前記復号化方式に従って前記符号化データから前記画像データを復元する復元ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させ、
    前記特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれる
    ことを特徴とするプログラム。
  34. 画像データを符号化する符号化部と、前記符号化部の出力を復号化する復号化部とを備え、前記画像データに対して符号化と復号化を繰り返すと前記画像データが劣化される画像処理システムにおいて、
    前記符号化部は、
    前記画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化手段と、
    前記ブロック化手段によってブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された各ブロックの前記符号化方式に従って、前記各ブロックの画像データを符号化する符号化手段とを含む
    ことを特徴とする画像処理システム。
  35. 前記復号化部の復号化結果である画像データにノイズを付加して前記符号化部に供給するノイズ付加部を
    さらに備えることを特徴とする請求項34に記載の画像処理システム。
  36. 画像データを符号化する符号化部と、前記符号化部の出力を復号化する復号化部とを備え、前記画像データに対して符号化と復号化を繰り返すと前記画像データが劣化される画像処理システムの画像処理方法において、
    前記符号化部における、
    前記画像データを所定のサイズのブロックにブロック化するブロック化ステップと、
    前記ブロック化ステップの処理でブロック化された各ブロックの特徴量として、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの処理で検出された前記特徴量に基づき、各ブロックの符号化方式を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップの処理で決定された各ブロックの前記符号化方式に従って、前記各ブロックの画像データを符号化する符号化ステップとを含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  37. 前記画像処理システムは、画像データにノイズを付加して前記符号化部に供給するノイズ付加部をさらに備え、
    前記ノイズ付加部における、
    前記復号化部の復号化結果である画像データにノイズを付加して前記符号化部に供給するノイズ付加ステップを
    さらに含むことを特徴とする請求項36に記載の画像処理方法。
  38. 画像データを符号化する符号化部と、前記符号化部の出力を復号化する復号化部とを備え、前記画像データに対して符号化と復号化を繰り返すと前記画像データが劣化される画像処理システムにおいて、
    前記復号化部は、
    画像データが所定のサイズのブロックにブロック化され、各ブロックにおける画像データの特徴量に基づいて決定された符号化方式により符号化されている符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された前記情報に基づいて復号化方式を決定し、前記復号化方式に従って前記符号化データから前記画像データを復元する復元手段とを含み、
    前記特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれる
    ことを特徴とする画像処理システム。
  39. 前記復号化部の復号化結果である画像データにノイズを付加して前記符号化部に供給するノイズ付加部を
    さらに備えることを特徴とする請求項38に記載の画像処理システム。
  40. 画像データを符号化する符号化部と、前記符号化部の出力を復号化する復号化部とを備え、前記画像データに対して符号化と復号化を繰り返すと前記画像データが劣化される画像処理システムの画像処理方法において、
    前記復号化部における、
    画像データが所定のサイズのブロックにブロック化され、各ブロックにおける画像データの特徴量に基づいて決定された符号化方式により符号化されている符号化データから、各ブロックの符号化方式を示す情報を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップの処理で抽出された前記情報に基づいて復号化方式を決定し、前記復号化方式に従って前記符号化データから前記画像データを復元する復元ステップとを含み、
    前記特徴量には、少なくとも画素値が極値である画素の数を示す極値数が含まれる
    ことを特徴とする画像処理方法。
  41. 前記画像処理システムは、画像データにノイズを付加して前記符号化部に供給するノイズ付加部をさらに備え、
    前記ノイズ付加部における、
    前記復号化部の復号化結果である画像データにノイズを付加して前記符号化部に供給するノイズ付加ステップを
    さらに含むことを特徴とする請求項40に記載の画像処理方法。
JP2005029543A 2005-02-04 2005-02-04 符号化装置および方法、復号化装置および方法、記録媒体、プログラム、画像処理システム、並びに画像処理方法 Pending JP2006217403A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005029543A JP2006217403A (ja) 2005-02-04 2005-02-04 符号化装置および方法、復号化装置および方法、記録媒体、プログラム、画像処理システム、並びに画像処理方法
US11/342,652 US20060182180A1 (en) 2005-02-04 2006-01-31 Encoding apparatus and method, decoding apparatus and method, recording medium, image processing system, and image processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005029543A JP2006217403A (ja) 2005-02-04 2005-02-04 符号化装置および方法、復号化装置および方法、記録媒体、プログラム、画像処理システム、並びに画像処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006217403A true JP2006217403A (ja) 2006-08-17
JP2006217403A5 JP2006217403A5 (ja) 2007-09-27

Family

ID=36815580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005029543A Pending JP2006217403A (ja) 2005-02-04 2005-02-04 符号化装置および方法、復号化装置および方法、記録媒体、プログラム、画像処理システム、並びに画像処理方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060182180A1 (ja)
JP (1) JP2006217403A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100578179C (zh) * 2007-08-21 2010-01-06 友达光电(苏州)有限公司 测量发光画面亮度均匀性的方法
JP4835554B2 (ja) * 2007-09-06 2011-12-14 ソニー株式会社 符号化装置及び方法、復号装置及び方法、並びにプログラム
JP4539755B2 (ja) * 2008-04-11 2010-09-08 ソニー株式会社 情報処理システム及び情報処理方法、並びにプログラム
WO2016174524A2 (en) * 2015-04-29 2016-11-03 Tomtom International B.V. Data processing systems

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0487467A (ja) * 1990-07-31 1992-03-19 Toshiba Corp 符号化方式
JPH05110869A (ja) * 1991-10-11 1993-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像蓄積方法及びその装置
JPH06245199A (ja) * 1993-02-19 1994-09-02 Sharp Corp 画像符号化装置
JPH10145590A (ja) * 1996-11-12 1998-05-29 Tsukuba Soft Kenkyusho:Kk カラー/濃淡画像入力出力装置と入力出力方法
JP2004289685A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Sony Corp データ符号化装置およびデータ符号化方法、並びにデータ出力装置およびデータ出力方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5613015A (en) * 1992-11-12 1997-03-18 Fuji Xerox Co., Ltd. Image signal analyzing system and coding system
JP4240554B2 (ja) * 1997-07-11 2009-03-18 ソニー株式会社 画像符号化装置および画像符号化方法、並びに画像復号化装置および画像復号化方法
JP3072721B2 (ja) * 1997-08-28 2000-08-07 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレ−ション イメージ処理方法及び装置、イメージ処理プログラムを格納する記憶媒体
US6549658B1 (en) * 1998-01-21 2003-04-15 Xerox Corporation Method and system for classifying and processing of pixels of image data
US6647149B2 (en) * 2001-01-03 2003-11-11 Electronics For Imaging, Inc. Methods and apparatus for securely transmitting and processing digital image data
US7694224B2 (en) * 2001-05-31 2010-04-06 International Business Machines Corporation Location predicative restoration of compressed images stored on a hard disk drive with soft and hard errors
US6898313B2 (en) * 2002-03-06 2005-05-24 Sharp Laboratories Of America, Inc. Scalable layered coding in a multi-layer, compound-image data transmission system
KR101029396B1 (ko) * 2003-03-24 2011-04-14 소니 주식회사 데이터 부호화 장치, 데이터 부호화 방법, 데이터 복호화 장치, 및 데이터 복호화 방법
US7302107B2 (en) * 2003-12-23 2007-11-27 Lexmark International, Inc. JPEG encoding for document images using pixel classification

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0487467A (ja) * 1990-07-31 1992-03-19 Toshiba Corp 符号化方式
JPH05110869A (ja) * 1991-10-11 1993-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像蓄積方法及びその装置
JPH06245199A (ja) * 1993-02-19 1994-09-02 Sharp Corp 画像符号化装置
JPH10145590A (ja) * 1996-11-12 1998-05-29 Tsukuba Soft Kenkyusho:Kk カラー/濃淡画像入力出力装置と入力出力方法
JP2004289685A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Sony Corp データ符号化装置およびデータ符号化方法、並びにデータ出力装置およびデータ出力方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20060182180A1 (en) 2006-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7957471B2 (en) Encoding apparatus and method, decoding apparatus and method, image processing system and method, and recording medium
JP2006217403A (ja) 符号化装置および方法、復号化装置および方法、記録媒体、プログラム、画像処理システム、並びに画像処理方法
JP4556694B2 (ja) 符号化装置および方法、記録媒体、プログラム、並びに画像処理システム
JP4716086B2 (ja) 符号化装置および方法、記録媒体、プログラム、並びに画像処理システム
US7609324B2 (en) Signal processing apparatus and method for generating a corrected image having a large number of pixels from an image having a lesser number of pixels, and recording medium having a program recorded thereon for performing such method
JP4573110B2 (ja) 符号化装置および方法、記録媒体、プログラム、並びに画像処理システム
JP4552677B2 (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプログラム
JP4573112B2 (ja) 符号化装置および方法、記録媒体、プログラム、並びに画像処理システム
US7952769B2 (en) Systems and methods for image processing coding/decoding
JP2006229460A (ja) 符号化装置および方法、記録媒体、プログラム、画像処理システム、並びに画像処理方法
JP4577043B2 (ja) 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2001007705A (ja) Dct係数に情報を挿入する方式及びその方法
JP5050944B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、学習装置、学習方法、及びプログラム
JP4697519B2 (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、画像処理システム、記録媒体、並びにプログラム
JP4581733B2 (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラム、画像処理システム
JP4730585B2 (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプログラム
JP4591767B2 (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、画像処理システム、記録媒体、並びにプログラム
JP4715222B2 (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、画像処理システム、記録媒体、並びにプログラム
JP4556125B2 (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、画像処理システム、記録媒体、並びにプログラム
JP4696577B2 (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、記録媒体、並びにプログラム、画像処理システムおよび方法
JP4957280B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP4461382B2 (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプログラム
JP2006238373A (ja) 符号化装置および方法、復号装置および方法、画像処理システムおよび画像処理方法、記録媒体、並びにプログラム
JP2006238069A (ja) データ変換装置および方法、データ逆変換装置および方法、情報処理システムおよび方法、記録媒体、並びにプログラム
JP4385969B2 (ja) データ変換装置および方法、データ逆変換装置および方法、情報処理システム、記録媒体、並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101125