JP2006217329A - 映像配信装置 - Google Patents

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慎矢 小倉
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Abstract

【課題】フレーム間圧縮された映像データを配信する場合に、映像受信装置における処理負荷と、再生に要するメモリ容量を低減することを可能とする。
【解決手段】映像蓄積配信サーバ6のCPU61は、フレーム間圧縮された映像データ101をGOVデータ102ごとにデータメモリ62に記憶する。そして、記憶されたGOVデータ102からヘッダとI−VOPとを合わせたデータサイズ(Iのみ配信サイズ)を計算する。この計算されたIのみ配信サイズを含む付加情報103を各GOVデータ102にそれぞれ付与して記憶装置7に記憶する。そして、早送り再生等の要求を受信すると、記憶装置7から該当する付加情報103をデータメモリ62に読み出す。この読み出された付加情報103に含まれるIのみ配信サイズに従って配信データ104を生成し、生成された配信データを要求元の映像受信装置4にネットワーク1を介して送信する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、例えば、フレーム間圧縮された映像を通信ネットワークを介して接続される映像受信装置に配信する映像配信装置に関する。
従来から、ホテルやビル、コンビニエンスストアや金融機関、あるいはダムや道路といった公共施設には、犯罪抑止や事故防止等の目的で、映像監視システムが設置されている。このシステムでは、監視カメラにより撮影された映像が監視センタに伝送され、監視者は伝送されたカメラ映像を監視し、必要に応じて注意や警告をしたり、映像を録画・保存するものである。
近年、こうした映像監視システムの分野において、監視カメラ映像をディジタル化し、インターネットに代表されるIPネットワークを介して、映像を伝送し監視を行うネットワーク型映像監視システムの普及が進みつつある。また、現在、主流となっているネットワーク型映像監視システムは、監視カメラに接続された映像発信装置から映像受信装置に向けて、ネットワークを介してライブ映像を配信するものである。このネットワーク型映像監視システムは、常駐の監視者が常時この映像を視聴し、問題発生時に状況に応じた対応をする監視形態に適している。
その一方で、上述のライブ映像監視を主体とする「ライブ型監視」の他に「監視映像を記録・保存し、問題発生時に時間を遡って記録映像を見る」といった監視形態もあり、金融機関や商店を中心に「記録型監視」の顧客ニーズが存在する。こうした「記録型監視」ニーズに対応可能な映像配信装置が提案されている(特許文献1を参照。)。
特開2003−309847号公報
一般的に、記録型監視システムに用いられる映像配信装置では、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)等のフレーム間圧縮技術が用いられている。これにより、配信されるデータ量は削減される。しかしながら、早送り再生、巻戻し再生、或いは逆再生のような特殊な再生を行う場合であっても、フレーム間が圧縮されているため、すべての映像データを映像受信装置に送信しなければならない。このため、映像受信装置における受信処理にかかる負荷や必要なメモリ容量の増大などの問題がある。
この発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的は、フレーム間圧縮された映像データを配信する場合に、映像受信装置における処理負荷と、再生に要するメモリ容量を低減することを可能とする映像配信装置を提供することにある。
上記課題を解決するためにこの発明に係わる映像配信装置は、ヘッダと単独で復号可能なフレームとフレーム間圧縮された複数フレームとからなる一塊のデータの繰り返しからなる映像データを映像受信装置へ配信する映像配信装置であって、上記一塊のデータに含まれるヘッダと単独で復号可能なフレームとを合わせたデータサイズを求める。次に、少なくとも上記求められたデータサイズを含む付加情報を作成し、上記一塊のデータと作成された付加情報とを合わせて単位データとする。そして、上記映像受信装置からの配信要求に応じて、上記単位データのうち、ヘッダと単独で復号可能なフレームを上記作成された付加情報をもとに抽出して、この抽出されたヘッダとフレームを上記映像受信装置へ配信するようにしたものである。
このように構成することにより、映像配信装置からは、作成された付加情報をもとにヘッダと単独で復号可能なフレームとが抽出され、この抽出されたヘッダとフレームが映像データとして配信される。すなわち、単独で復号できないフレームを除いた映像データが配信されることによりデータ量が減少する。このため、上記映像受信装置において、受信処理にかかる負荷の軽減、及び再生に要するメモリ容量を節約することができる。また、映像配信装置と映像受信装置とが伝送路を介して接続される場合には、伝送路に送られるデータ量が削減されるため、例えば、映像配信装置からの同時配信数が増加する等、ネットワーク帯域を有効に利用することが可能となる。
したがって、フレーム間圧縮された映像データを配信する場合に、映像受信装置における処理負荷と、再生に要するメモリ容量を低減することを可能とする映像配信装置を提供することができる。
図1は、この発明に係わる映像蓄積配信サーバを用いた映像蓄積配信システムの概略構成図である。この映像蓄積配信システムは、ネットワーク1と、映像生成装置2と、映像発信装置3と、映像受信装置4と、表示装置5と、映像蓄積配信サーバ6と、記憶装置7とを備える。ネットワーク1は、例えば、ネットワークケーブルや無線LAN、インターネット等の公衆回線により構成され、発信されたデータを伝送する。また、ネットワーク1には、ルータやハブ等のネットワーク機器も含まれる。映像発信装置3、映像受信装置4、及び蓄積配信サーバ6は、このネットワーク1に接続されることにより互いに通信可能である。
映像生成装置2は、例えば、撮像素子を備えるカメラ等により構成され、光を電気に変換して映像データを生成する機能を有する。映像発信装置3は、映像生成装置2からの入力映像の入力インターフェイスと画像コーデックとネットワークインターフェイスとを備えたエンコーダ装置であり、映像生成装置2から入力された映像データをネットワーク伝送に適した形に変換する。例えば、映像生成装置2からの入力映像がアナログ信号である場合にはディジタル変換処理を行なったり、ネットワーク1の伝送帯域に応じて圧縮処理を行なったりする。上記変換された映像データは、ネットワーク1を介して映像蓄積配信サーバ6に向けて送信される。
また、映像受信装置4は、後述する映像蓄積配信サーバ6に対して再生や早送り等の再生要求をネットワーク1を介して送信し、この再生要求に対して映像蓄積配信サーバ6から送られる映像データを受信して、表示装置5に出力する機能を有する。表示装置5は、テレビジョンモニタ、CRTモニタ、液晶表示器(LCD)等により構成され、映像受信装置4から出力された映像信号を表示画面に表示する。
図3は、映像受信装置4の機能構成を示すブロック図である。映像受信装置4は、中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)41を備える。このCPU41にバス46を介して、メモリ42と画像コーデック45とが接続され、さらにネットワークインターフェイス43及び表示装置インターフェイス44が接続される。
また、映像受信装置4は、ユーザからの再生指示の入力を受け付ける操作インターフェイス(図示せず)を備える。この操作インターフェイスは、例えば、キーボードやマウス、または、映像受信装置4に接続される制御盤端末により構成される。操作インターフェイスにより入力された再生指示は、電気信号に変換されてCPU41に通知される。CPU41は、通知された再生指示に従って、ネットワークインターフェイス43により映像蓄積配信サーバ6に対して再生要求を送信する。
上記再生要求に対して映像蓄積配信サーバ6からネットワーク1を介して到来した映像データは、ネットワークインターフェイス43により受信される。映像受信装置4のCPU41は、この受信された映像データをメモリ42に取り込む。この際、上記映像データに対して圧縮処理が行なわれている場合には、画像コーデック45により伸張処理を行い、再生データを生成する。表示装置インターフェイス44は、上述の表示装置5への映像出力インターフェイスである。例えば、表示装置5がテレビモニタであった場合には、アナログ変換なども行う。
一方、図2は、映像蓄積配信装置6の機能構成を示すブロック図である。映像蓄積配信装置6は、中央処理ユニット(CPU)61を備える。このCPU61にバス65を介して、データメモリ62とプログラムメモリ64とが接続され、さらにネットワークインターフェイス63及び記憶装置インターフェイス66が接続される。
データメモリ62は、RAMなどの一時記憶メモリにより構成される。ネットワークインターフェイス63において取り込まれた映像発信装置3からの映像データは、一旦このデータメモリ62に記憶され、後述する付加情報が付与されたのちに、記憶装置インターフェイス66を介して記憶装置7に記憶される。プログラムメモリ64には、この発明を実現するための制御プログラムである、映像蓄積プログラム64a及び映像配信プログラム64bが格納される。
映像蓄積プログラム64aは、映像発信装置3からネットワーク1を介して到来した映像データに対して再生可能なGOV(Group Of VOP)毎に付加情報を付与する。付加情報の詳細は後述する。そして、この付加情報が付与された映像データを記憶装置インターフェイス66を介してGOV単位で記憶装置7にそれぞれ格納する。
また、映像配信プログラム64bは、ネットワーク1を介して到来する映像受信装置4からの再生要求をネットワークインターフェイス63により受信する。映像蓄積配信サーバ6のCPU61は、この受信された再生要求に基づいて、記憶装置インターフェイス66を介して記憶装置7から映像データをデータメモリ62に取り込む。そして、取り込まれた映像データから配信データを生成して、生成された配信データをネットワークインターフェイス63によりネットワーク1を介して映像受信装置4に向けて送信する。
記憶装置7は、例えば、ハードディスクやディスクアレイにより構成され、情報生成装置2により生成された映像データを記憶する機能を有する。また、記憶装置7は、SCSI(Small Computer System Interface)やATA(AT Attachment)、FibreChannel等の専用のインターフェイス、または、SAN(Storage Area Network)やNAS(Network Attached Storage)等のIPネットワークを用いたインターフェイスによって映像蓄積配信サーバ6に接続されている。
次に、以上のように構成された映像蓄積配信システムにおける映像蓄積配信サーバ6の動作について説明する。まず、図4を参照して、映像蓄積配信サーバ6で扱われる映像データについて説明する。図4は、映像蓄積配信サーバ6により蓄積及び配信されるデータの構成を示したものである。同図において、映像発信装置3から映像蓄積配信サーバ6に対して、MPEGのようなフレーム間の圧縮処理が行われた映像データ101が出力される。映像データ101は、ヘッダと、単独でデコード可能なI−VOP(Video Object Plane)と、過去のフレームからの差分を符号化したP−VOPとを含むGOV(Group Of VOD)が連続して構成される。
(1)映像蓄積処理
図10は、映像蓄積配信サーバ6における映像蓄積の処理手順とその処理内容を示すフローチャートである。
ステップS10aにおいて、映像蓄積配信サーバ6のCPU61は、映像発信装置3からネットワーク1を介して送られる映像データ101をネットワークインターフェイス63により取り込む。そうすると、映像蓄積配信サーバ6のCPU61は、映像蓄積プログラム64aを実行して、取り込まれた映像データ101をGOVデータ102ごとにデータメモリ62に記憶する。
次に、ステップS10bにより、上記記憶されたGOVデータ102においてヘッダとI−VOPとを合わせたデータサイズ(Iのみ配信サイズ)を計算する。そして、ステップS10cにより、管理番号として付されるID、取得時刻、GOVサイズ、及び上記計算されたIのみ配信サイズを含む付加情報103を作成する。映像蓄積配信サーバ6のCPU61は、ステップS10dにより、この作成された付加情報103を各GOVデータにそれぞれ付与して記憶装置7に記憶させる。
(2A)映像配信処理(早送り再生)
図11は、映像蓄積配信サーバ6における映像配信の処理手順とその処理内容を示すフローチャートである。これに先立ち、ユーザは、映像受信装置4において早送り再生指示を入力し、この入力により映像受信装置4は、早送り再生要求をネットワーク1を介して映像蓄積配信サーバ6に向け送信したものとする。ここで、早送り再生とは1倍速より高速の再生であり、ユーザが早送り再生中に映像を確認できるものとする。
これを受けて映像蓄積配信サーバ6のCPU61は、ステップS11aにより、ネットワークインターフェイス63により上記早送り再生要求を受信する。そうすると、映像蓄積配信サーバ6のCPU61は、映像配信プログラム64bを実行して、記憶装置インターフェイス66を介して上記早送り再生要求に該当する映像データの付加情報103を記憶装置7から検索し、ヘッダとI−VOPとを合わせたデータサイズ(Iのみ配信サイズ)を読み込む。そして、ステップS11cにおいて、上記読み込まれたデータサイズをもとにGOVデータ102からP−VOPを除いた配信データ104を生成する。具体的には、例えば、GOVデータ102の先頭位置から上記読み込まれたデータサイズ分のデータを抽出する処理などを行う。この生成された配信データ104をステップS11dにより、ネットワークインターフェイス63によりネットワーク1を介して映像受信装置4に向けて送信する。
図5に、映像蓄積配信サーバ6から早送り再生時に配信されるデータの構成を示す。このように、映像蓄積配信サーバ6からの配信データ1002は、付加情報とヘッダとI−VOPデータとを含む順方向のデータの集合により構成される。映像受信装置4は、この配信データ1002をネットワーク1を介して受信して、画像コーデック45によりデコードしたのち、デコードされたフレームデータ1001を表示装置5に出力する。
(2B)映像配信処理(I−VOPのみの逆再生)
次に、逆再生、つまり時間軸に対し逆方向の再生について説明する。ユーザは、映像受信装置4において逆再生指示を入力し、この入力により映像受信装置4は、逆再生要求をネットワーク1を介して映像蓄積配信サーバ6に向け送信したものとする。そうすると、映像蓄積配信サーバ6のCPU61は、ネットワークインターフェイス63により上記逆再生要求を受信する。そして、映像蓄積配信サーバ6は、上記逆再生要求に該当する映像データの付加情報を記憶装置7から検索し、ヘッダとI−VOPとを合わせたデータサイズを読み込み、読み込まれたデータサイズをもとに配信データを生成する。
図6に、映像蓄積配信サーバ6から逆再生時に配信されるデータの構成を示す。このように、映像蓄積配信サーバ6からの配信データ1102は、付加情報とヘッダとI−VOPデータとを含む逆方向のデータの集合により構成される。映像受信装置4は、この配信データ1102をネットワーク1を介して受信して、画像コーデック45によりデコードしたのち、デコードされたフレームデータ1101を表示装置5に出力する。なお、映像受信装置4は、この逆再生をP−VOPを含む通常の逆再生速度と同じ速度でフレームデータ1101が更新されるように実行する。
(2C)映像配信処理(早巻き戻し再生)
以下に、早巻き戻し再生について説明する。早巻き戻し再生とは、時間軸に対し逆方向の早送り再生であり、上述した早送り再生と同様にユーザが早巻き戻し再生中に映像を確認できるものとする。ユーザは、映像受信装置4において早巻き戻し再生指示を入力し、この入力により映像受信装置4は、早巻き戻し再生要求をネットワーク1を介して映像蓄積配信サーバ6に向け送信したものとする。そうすると、映像蓄積配信サーバ6のCPU61は、ネットワークインターフェイス63により上記早巻き戻しを受信する。そして、映像蓄積配信サーバ6は、上記早巻き戻し再生要求に該当する映像データの付加情報を記憶装置7から検索し、ヘッダとI−VOPとを合わせたデータサイズを読み込み、読み込まれたデータサイズをもとに配信データを生成する。
図7に、映像蓄積配信サーバ6から早巻き戻し再生時に配信されるデータの構成を示す。このように、映像蓄積配信サーバ6からの配信データ1202は、付加情報とヘッダとI−VOPデータとを含む逆方向のデータの集合により構成される。映像受信装置4は、この配信データ1202をネットワーク1を介して受信して、画像コーデック45によりデコードしたのち、デコードされたフレームデータ1201を表示装置5に出力する。
(2D)映像配信処理(I−VOPのみの再生)
次に、再生について説明する。ここでは、単独で再生可能なフレーム、つまりI−VOPのみを通常再生と等しいタイミングで再生する。ユーザは、映像受信装置4において再生指示を入力し、この入力により映像受信装置4は、再生要求をネットワーク1を介して映像蓄積配信サーバ6に向け送信したものとする。そうすると、映像蓄積配信サーバ6のCPU61は、ネットワークインターフェイス63により上記再生要求を受信する。そして、映像蓄積配信サーバ6は、上記再生要求に該当する映像データの付加情報を記憶装置7から検索し、ヘッダとI−VOPとを合わせたデータサイズを読み込み、読み込まれたデータサイズをもとに配信データを生成する。
図8に、映像蓄積配信サーバ6から再生時に配信されるデータの構成を示す。このように、映像蓄積配信サーバ6からの配信データ1302は、付加情報とヘッダとI−VOPデータとを含む順方向のデータの集合により構成される。映像受信装置4は、この配信データ1302をネットワーク1を介して受信して、画像コーデック45によりデコードしたのち、デコードされたフレームデータ1301を表示装置5に出力する。なお、映像受信装置4は、この再生をP−VOPを含む通常の再生速度と同じ速度でフレームデータ1101が更新されるように実行する。
(3)静止画の一覧表示処理
また、ユーザは、映像受信装置4において静止画の一覧表示指示を入力し、この入力により映像受信装置4は、ネットワーク1を介して静止画の一覧表示要求を映像蓄積配信サーバ6に向け送信したものとする。そうすると、映像蓄積配信サーバ6のCPU61は、ネットワークインターフェイス63により上記静止画の一覧表示要求を受信する。そして、映像蓄積配信サーバ6は、上記静止画の一覧表示要求に該当する一定時間間隔(例えば30分間隔)で映像データの付加情報を記憶装置7からそれぞれ検索し、ヘッダとI−VOPとを合わせたデータサイズを読み込む。この読み込まれたデータサイズをもとに配信データ104をそれぞれ生成し、生成された複数の配信データ104を一覧表示データとして映像受信装置4に向けて配信する。
一方、映像受信装置4では、上記配信された一覧表示データをネットワークインターフェイス43により受信する。受信された一覧表示データは表示装置5に出力され、表示装置5において図9に示すような多分割表示で表示される。また、ユーザにより、この一覧表示の中から1つが選択されると、選択された時刻からの再生が開始する。
以上述べたようにこの実施形態では、映像蓄積配信サーバ6のCPU61は、フレーム間圧縮された映像データ101をGOVデータ102ごとにデータメモリ62に記憶する。そして、記憶されたGOVデータ102からヘッダとI−VOPとを合わせたデータサイズ(Iのみ配信サイズ)を計算する。この計算されたIのみ配信サイズを含む付加情報103を各GOVデータ102にそれぞれ付与して記憶装置7に記憶する。そして、早送り再生等の要求を受信すると、記憶装置7から該当する付加情報103をデータメモリ62に読み出す。この読み出された付加情報103に含まれるIのみ配信サイズに従って配信データ104を生成し、生成された配信データを要求元の映像受信装置4にネットワーク1を介して送信するようにしている。
したがってこの実施形態によれば、映像配信装置6からは、付加情報103をもとに抽出された単独で再生可能なフレーム(I−VOP)のみの映像データが配信されるため、上記映像受信装置4において、受信処理にかかる負荷の軽減、及び再生に要するメモリ容量を節約することができる。また、伝送路に送られるデータ量を削減することができるため、ネットワーク帯域を有効に利用することが可能となる。このため、ネットワーク容量が小さい伝送路であっても、効率よく映像を配信することが可能となる。
また、映像蓄積配信サーバ6において、映像発信装置3から映像データを受信すると共に、受信された各GOVデータに付加情報103を付与して記憶装置7に記憶するようにしている。これにより、映像蓄積配信サーバ6からネットワーク帯域を有効に利用し、映像受信装置における処理負荷や必要なメモリ容量を低減したライブ映像の配信を行なうことも可能である。
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態の(1)に述べた映像蓄積配信サーバ6の映像蓄積処理において、予めIのみの配信サイズを付与してGOVデータを記憶装置7に記憶するように構成したが、映像蓄積時にはGOVデータをそのまま記憶しておき、映像配信時にIのみ配信サイズを計算して、配信データ104を生成することも可能である。
さらに、この実施形態において、配信データ104は、GOVデータ102からP−VOPを除いたもの、つまり、付加情報とヘッダとI−VOPデータとを含むように構成したが、これに限らず、配信データ104には上記付加情報を含まず、ヘッダとI−VOPデータとから構成するようにしてもよい。このようにすると、さらに伝送路に送られるデータ量がさらに減少するため、ネットワークにおける負荷をより低減した映像配信が可能である。
また、上記実施形態では、映像受信装置5から各種再生要求が送信されるように構成したが、次のように構成してもよい。映像受信装置5において各種再生要求(早送り再生、逆再生、早巻き戻し再生、および再生)に対応するGOVデータのIDを抽出し、抽出されたIDを映像蓄積配信サーバ6に送信する。映像蓄積配信サーバ6は、この送信されたIDを受信し、受信したIDに該当するGOVデータからIのみ配信サイズに従って配信データ104を作成し、この配信データ104を映像受信装置5に向けて送信するようにしてもよい。
上記実施形態の(2A)〜(2D)に述べた各種再生処理について、連続したすべてのI−VOPを再生するように構成したが、さらにI−VOPを間欠的に間引きして配信データを作成するようにしてもよい。このように構成すると、伝送路に送られるデータ量がさらに減少するため、ネットワークにおける負荷をより低減した映像配信が可能である。これにより、例えば、携帯情報端末のような、処理能力やメモリ容量が小さい映像受信装置においても対応することができる。
また、図1に示した映像蓄積配信システムに設けられる映像生成装置2と映像発信装置3は、1つの装置として結合された形態で構成されてもよい。また、映像受信装置4と表示装置5は、1つの装置として結合された形態で構成されてもよい。例えば、テレビジョンモニタに映像受信部が内蔵された形態、コンピュータにCRTモニタが接続された形態、またはLCDを備えた携帯電話等の携帯端末が挙げられる。
さらに、上記実施形態の(3)に述べた静止画の一覧表示において、一定時間ごとの映像の一覧表示について説明したが、アラームや画面上の映像変化が検知された時刻の映像の一覧を表示することも可能である。具体的には、例えば、画像認識センサ、磁気センサ、赤外線センサ、圧力センサ、熱センサ等により監視領域内の侵入者などの異常が検知された情報を図4の付加情報103におけるその他で示す領域に格納して記憶装置7に記憶する。そして、映像蓄積配信サーバ6は、静止画の一覧表示要求を受信した場合に、上記格納された付加情報103における異常検知情報をもとに、異常が検知された時刻の一覧表示データを生成して配信する。このようにすると、ユーザは、異常が検知された時刻の映像を一目で視認することができる。
また、上記実施形態では、映像蓄積配信サーバ6と映像受信装置4とがネットワーク1を介して接続される構成であるが、ネットワーク配信という形態ではなく、単にDVD等の記録媒体に映像データを記憶し、記録媒体に記憶された映像データを再生する映像記録再生装置等においてこの発明の内容が実現されてもよい。また、この実施形態では、データの映像符号化方式にMPEGを例にとって説明したが、この発明は、MPEG以外の他の映像符号化方式により符号化されたデータに対しても適用可能である。その他にも、映像蓄積配信システムに設けられる各装置の台数及び構成、映像蓄積配信サーバ6のプログラムメモリ64に格納される映像蓄積プログラム64a及び映像配信プログラム64bの処理手順とその処理内容についても、この発明を逸脱しない範囲で種々に変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに実施されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組み合わせてもよい。
この発明に係わる映像蓄積配信サーバを用いた映像蓄積配信システムの概略構成図。 図1に示す映像蓄積配信サーバの機能構成を示すブロック図。 図2に示す映像受信装置の機能構成を示すブロック図。 図2に示す映像蓄積配信サーバに蓄積及び配信されるデータの構成を示す図。 図2に示す映像蓄積配信サーバから早送り再生時に配信されるデータの構成を示す図。 図2に示す映像蓄積配信サーバから逆再生時に配信されるデータの構成を示す図。 図2に示す映像蓄積配信サーバから早巻き戻し時に配信されるデータの構成を示す図。 図2に示す映像蓄積配信サーバから再生時に配信されるデータの構成を示す図。 図1に示す表示装置に表示される画面構成の一例を示す図。 図2に示す映像蓄積配信サーバによる映像蓄積の処理手順と処理内容を示すフローチャート。 図2に示す映像蓄積配信サーバによる映像配信の処理手順と処理内容を示すフローチャート。
符号の説明
1…ネットワーク、2…映像生成装置、3…映像発信装置、4…映像受信装置、5…表示装置、6…映像蓄積配信サーバ、7…記憶装置、61…CPU、62…データメモリ、63…ネットワークインターフェイス、64…プログラムメモリ、64a…映像蓄積プログラム、64b…映像配信プログラム、65…バス、66…記憶装置インターフェイス、41…CPU、42…メモリ、43…ネットワークインターフェイス、44…表示装置インターフェイス、45…画像コーデック、46…バス、101…映像発信装置から出力される映像データ、102…GOVデータ、103…付加情報、104…I-VOPのみ配信時に配信されるデータ、1001…早送り再生時に映像受信装置によりデコードされたフレームデータ、1002…早送り再生時に映像蓄積配信サーバにより配信されるデータ、1101…逆再生時に映像受信装置によりデコードされたフレームデータ、1102…逆再生時に映像蓄積配信サーバにより配信されるデータ、1201…早巻き戻し再生時に映像受信装置によりデコードされたフレームデータ、1202…早巻き戻し再生時に映像蓄積配信サーバにより配信されるデータ、1301…再生時に映像受信装置によりデコードされたフレームデータ、1302…再生時に映像蓄積配信サーバにより配信されるデータ。

Claims (1)

  1. ヘッダと単独で復号可能なフレームとフレーム間圧縮された複数フレームとからなる一塊のデータの繰り返しからなる映像データを映像受信装置へ配信する映像配信装置であって、
    前記一塊のデータに含まれるヘッダと単独で復号可能なフレームとを合わせたデータサイズを求める手段と、
    少なくとも前記求められたデータサイズを含む付加情報を作成する手段と、
    前記一塊のデータと前記作成された付加情報とを合わせて単位データとする手段と、
    前記映像受信装置からの配信要求に応じて、前記単位データのうち、ヘッダと単独で復号可能なフレームを前記作成された付加情報をもとに抽出する手段と、
    前記抽出されたヘッダとフレームを前記映像受信装置へ配信する手段と
    を具備することを特徴とする映像配信装置。
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