JP2006217175A - 情報処理装置及び情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】閲覧したコンテンツに関する迅速な問い合わせ応答を可能とする情報処理装置を提供する。
【解決手段】操作入力部101にて指定したコンテンツを取得して表示処理部102により表示閲覧したユーザが、閲覧したコンテンツを運用するオペレータが使用する情報処理装置に対して問い合わせ用の発信をする際に、問い合わせ情報付テレビ電話発呼部113で、問い合わせ情報として該コンテンツを特定するコンテンツ情報を付加して送信可能とし、該コンテンツ情報が付加された着信を受け取った情報処理装置は、着信した際に受け取った前記コンテンツ情報を出力表示して、該コンテンツ情報の問い合わせに最適なオペレータが該着信に対して応答することを可能とする。また、コンテンツ解析部112で、表示閲覧するコンテンツを解析して、問い合わせ用の前記コンテンツ情報を取得し、問い合わせ情報蓄積部114に予め蓄積しても良い。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理システムに関し、特に、閲覧したコンテンツに関する問い合わせ情報付きの発信即ち通信発呼をし、また、該問い合わせ情報付きの着信即ち通信着呼に応答する情報処理装置及び情報処理システムに関する。
はじめに、本明細書中に用いる「コンテンツ」とは、動画、静止画、音声などのマルチメディアデータを指すものとする。これらマルチメディアデータの入手経路は、インターネットを経由して得た動画、静止画、音声などのマルチメディアデータ、テレビ放送(地上波、衛星、デジタル、アナログの各放送を問わず)、ラジオ放送(アナログ、デジタルの各放送を問わず)やSD(Secure Digital)カードなどの記録媒体から得た動画、静止画、音声などのマルチメディアデータなどを想定するものとする。
従来のテレビ電話装置においては、ユーザは、通信を行ないたい相手である友人や商店などの電話番号を記憶しておいたり、あるいは調べたりするなどして、その電話番号を入力し、通信を行なっていた。
しかし、例えば、インターネットのウェブサイトを閲覧しているときに、ウェブサイトに表示されている連絡先の電話番号宛てに問い合わせなどを行ないたい場合には、テレビ電話装置とウェブサイトとを交互に眺め、電話番号を確かめながら入力するといった煩わしさがあった。
こういった問題に対し、特許文献1に示す特開平10−336349号公報「分散情報検索手段を用いた電話発信方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体」では、ウェブサイト上の電話番号の文字列、あるいは、オブジェクトをクリックするといった簡単な操作で電話を発呼することができる技術が開示されている。
前記特許文献1に記載された実施例を図18に示す。図18は、従来の電話発信方法を説明するためのシステム構成図である。図18に示す構成例において、PC310のユーザが、モデム312、公衆回線網330を介して、ブラウザを用いてインターネット340に接続されているWWW(World Wide Web)サーバ320の分散情報を閲覧中に、該分散情報中に記載されている連絡先に対して電話機311を用いた電話通信をする場合、以下のいずれかによる電話発信動作を行なう。
即ち、HTML(Hyper Text Markup Language)等により記述された分散情報中に存在する電話番号用に拡張されたタグを識別して、発呼先電話番号を取得して、モデム312により電話発信を行ない、公衆回線網330を介して、発呼相手先の電話機321に接続する。あるいは、HTML上に電話発着信オブジェクトを貼り付けておき、それに埋め込まれた発呼先電話番号又はブラウザから入力された電話番号へ電話発信を行なう。この結果、ユーザは、発呼先電話番号を人手で入力する必要がなくなり、簡単に電話を発呼することが可能である。
特開平10−336349号公報
しかし、前記特許文献1に開示された方法では、自分が閲覧しているウェブサイトの掲載内容即ち分散情報の内容まで発呼相手に伝えることができないため、ユーザは、例えば旅行ツアーに関する情報を提供するウェブサイトを閲覧しているときに、電話により発呼相手に対して旅行ツアーに関する問い合わせなどを行ないたい場合、まず、どういった用件であるかを説明しなければならないという煩わしさがあった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、通信の発呼時即ち発信時に問い合わせ内容を付加して送信することを可能とし、また、該通信の着呼時即ち着信時に問い合わせ内容を出力表示可能とする情報処理装置及び情報処理システムを提供することを目的とする。
第1の技術手段は、
他の情報処理装置と通信する通信手段と、
コンテンツを取得して閲覧するコンテンツ閲覧手段と、
前記通信手段を用いて、前記コンテンツ閲覧手段により閲覧したコンテンツに関する問い合わせのために他の情報処理装置と通信を行なう場合に、問い合わせ情報として、該コンテンツを特定することができるコンテンツ情報を発信する問い合わせ情報付発信手段と、
を有する情報処理装置とすることを特徴とする。
第2の技術手段は、前記第1の技術手段に記載の情報処理装置において、
前記問い合わせ情報付発信手段が、問い合わせ情報として、前記コンテンツ情報を付加して発信するものであることを特徴とする。
第3の技術手段は、前記第1又は第2の技術手段に記載の情報処理装置において、
前記通信手段は、映像や音声を用いて前記他の情報処理装置と通話を行なうテレビ電話手段であることを特徴とする。
第4の技術手段は、前記第1乃至第3の技術手段のいずれかに記載の情報処理装置において、
前記コンテンツ閲覧手段により閲覧するコンテンツを解析して、該コンテンツに関する問合せ先の情報処理装置を特定する問い合わせ先アドレス情報及び前記コンテンツ情報を取得するコンテンツ解析手段を有し、
前記問い合わせ情報付発信手段は、前記問い合わせ先アドレス情報により特定される情報処理装置に対して発信することを特徴とする。
第5の技術手段は、
他の情報処理装置と通信する通信手段と、
前記通信手段により問い合わせ用通信の着信を検出した場合に、問い合わせ情報として、コンテンツを特定することができるコンテンツ情報を他の情報処理装置から受け取る問い合わせ情報付着信手段と
を有する情報処理装置とすることを特徴とする。
第6の技術手段は、前記第5の技術手段に記載の情報処理装置において、
前記問い合わせ情報付着信手段が、問い合わせ情報として、着信に付加された前記コンテンツ情報を受け取るものであることを特徴とする。
第7の技術手段は、前記第5又は第6の技術手段に記載の情報処理装置において、
前記通信手段は、映像や音声を用いて前記他の情報処理装置と通話を行なうテレビ電話手段であることを特徴とする。
第8の技術手段は、前記第5乃至第7の技術手段のいずれかに記載の情報処理装置において、
前記問い合わせ情報付着信手段が問い合わせ情報として受け取った前記コンテンツ情報に基づいて、該コンテンツ情報が特定するコンテンツ、又は、該コンテンツ情報が特定するコンテンツに関する情報、を出力表示する問い合わせ内容表示処理手段
を有することを特徴とする。
第9の技術手段は、前記第5乃至第8の技術手段のいずれかに記載の情報処理装置において、
コンテンツを特定することができる前記コンテンツ情報と、当該コンテンツに関する問い合わせ先の情報処理装置を特定する問い合わせ先アドレス情報と、を含むコンテンツを蓄積する前記コンテンツ蓄積手段と、
前記コンテンツ蓄積手段に蓄積されたコンテンツを、他の情報処理装置に対して配信するコンテンツ配信手段と
を有することを特徴とする。
第10の技術手段は、前記第9の技術手段に記載の情報処理装置において、
ユーザの入力に基づいてコンテンツを生成するコンテンツ生成手段を有し、
該コンテンツ生成手段により生成されたコンテンツを前記コンテンツ蓄積手段に蓄積することを特徴とする
第11の技術手段は、
前記第1乃至第4の技術手段のいずれかに記載の情報処理装置と、
前記第5乃至第10の技術手段のいずれかに記載の情報処理装置とが、
ネットワークを介して接続されている情報処理システムとすることを特徴とする。
以上のごとき各技術手段から構成される本発明によれば、発信時即ち通信の発呼時に問い合わせ内容を付加して送信可能な情報処理装置を提供することにより、ユーザは、問い合わせに要する手間を低減することが可能であり、通信料金を低減可能とすると共に、問い合わせ内容を含む通信の発呼に関する着信先即ち着呼先においても該問い合わせ内容に最適な対応者がオペレータとして迅速に対応することが可能であり、ユーザはより迅速に問い合わせ内容に関する確認を得ることができる。
以下、本発明に係る情報処理装置及び情報処理システムの実施形態について、その一例を、図面を用いて詳細に説明する。ここに、本発明に係る情報処理装置は、ネットワークを介して、他の情報処理装置と通信を行なうことが可能な通信手段を備えた装置であれば、如何なる装置であっても良く、例えば、電話装置、テレビ電話装置、PDA(Personal Digital Assistants)、PC(Personal Computer)、通信処理装置であっても良いし、サーバ装置、データベース装置、画像処理装置、画像形成装置、マルチメディア処理装置、放送装置、コンテンツ蓄積装置などに適用しても良い。また、本発明に係る情報処理システムは、前述のような情報処理装置間を、ネットワークを介して相互に通信可能に構成しているシステムであれば、ネットワークとして、有線系システムであっても良いし、無線系システムであっても良いし、電話回線網であってもインターネットであっても、如何なる通信形態のものであっても良い。以下の実施形態の説明においては、本発明に係る情報処理装置の一例としてテレビ電話装置を用いた、テレビ電話システムにより本発明に係る情報処理システムを構成している場合について説明する。
図1は、本発明に係る情報処理システムとして、テレビ電話システムの接続構成の一例を簡単に説明するための模式図である。図1に示すように、本発明に係るテレビ電話システムは、映像や音声を用いて通信を行なうテレビ電話装置1,2をネットワーク3を介して相互接続して構成するものであり、少なくとも、指定したコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積装置から配信されてくるコンテンツを取得して閲覧することができるコンテンツ閲覧手段を有し、コンテンツの視聴閲覧を行なうユーザが使用するテレビ電話装置(ユーザ端末)1と、ユーザの閲覧に供するコンテンツを運用管理しているオペレータが使用するテレビ電話装置(オペレータ端末)2とがあり、テレビ電話装置(ユーザ端末)1とテレビ電話装置(オペレータ端末)2とを相互に接続する電話回線網やインターネットなどのネットワーク3により構成されている。
テレビ電話装置(ユーザ端末)1は、ネットワーク3を介して配信されてくる指定したインターネットコンテンツやテレビ番組表、テレビ放送、ラジオ放送、データ放送、PVR(Personal Video Recorder)などの蓄積装置に蓄積されたコンテンツ、インターネットを介して取得した映像、音声などのマルチメディアデータを表示し閲覧することができるブラウザを搭載するテレビ電話装置である。なお、ここで述べたブラウザとは、Internet ExplorerなどのHTMLブラウザを意味するのみにとどまらず、広く、映像、音声などのコンテンツを再生し、視聴することができるものであれば如何なるものであっても良い。また、これらコンテンツ、データはSD(Secure Digital)カードなどの記録媒体から得ても良い。
一方、テレビ電話装置(オペレータ端末)2は、ユーザの閲覧に供するコンテンツの運用管理をするオペレータが使用するものであり、後述するように、ユーザの閲覧に供するインターネットコンテンツやテレビ番組表などのマルチメディアデータを蓄積するコンテンツ蓄積手段を有し、ネットワーク3を介して配信することができるコンテンツ配信手段を併せ持つことが可能なテレビ電話装置である。
テレビ電話装置(ユーザ端末)1は、ユーザからコンテンツ取得要求があった場合に、ネットワーク3を介して、テレビ電話装置(オペレータ端末)2に蓄積されている所望のコンテンツを取得して、取得したコンテンツを表示する。
一方、テレビ電話装置(オペレータ端末)2は、ネットワーク3を介してテレビ電話装置(ユーザ端末)1からコンテンツの取得要求を受信すると、要求されたコンテンツをテレビ電話装置(オペレータ端末)2のコンテンツ蓄積装置から取得し、ネットワーク3を介してテレビ電話装置(ユーザ端末)1に対して配信する。
テレビ電話装置(ユーザ端末)1は、例えば旅行ツアー紹介番組などのコンテンツを閲覧中のユーザから該コンテンツに対する問い合わせ要求があった場合に、ネットワーク3を介して、該コンテンツを提供しているテレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して、問い合わせ対象のコンテンツを特定可能なコンテンツ情報を付加した形式で、テレビ電話を発呼する。
テレビ電話装置(オペレータ端末)2は、ネットワーク3を介してテレビ電話装置(ユーザ端末)1からテレビ電話の着呼を検出すると、問い合わせ対象のコンテンツを特定可能なコンテンツ情報を用いて、該コンテンツがどのようなものであるかを画面に表示する。
これにより、テレビ電話装置(オペレータ端末)2を操作するオペレータは、ユーザからの問い合わせがどのような内容のコンテンツに関するものかを、テレビ電話装置(ユーザ端末)1を使用するユーザに対して、改めて問い合わせることなく、正確かつ迅速に把握することができる。
なお、ここでは、問い合わせを行なう際に、問い合わせ対象のコンテンツを特定可能なコンテンツ情報を付加した形式で、テレビ電話を発呼するものとしているが、必ずしも発呼情報に付加した形式に限定される必要はない。例えば、コンテンツを視聴し始めた際に、コンテンツ情報と、視聴しているテレビ電話装置(ユーザ端末)1のアドレス(例えば電話番号やIP(Internet Protocol)アドレスなど)とを、コンテンツに対する問合せ先であるテレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して発呼情報とは別に送信しても良い。あるいは、コンテンツを視聴中に、定期的に、例えば3秒毎に、コンテンツ情報と、視聴しているテレビ電話装置(ユーザ端末)1のアドレス(例えば電話番号やIP(Internet Protocol)アドレスなど)とを、コンテンツに対する問合せ先であるテレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して発呼情報とは別に送信しても良い。これにより、テレビ電話装置(ユーザ端末)1を操作するユーザが問い合わせを行なう際には、テレビ電話装置(ユーザ端末)1のアドレスのみを送信すればよく、テレビ電話装置(オペレータ端末)2を操作するオペレータは、ユーザのアドレスからの問い合わせがどのような内容のコンテンツに関するものかを把握することができる。
本実施形態における、テレビ電話装置(ユーザ端末)1の機能構成の一例を図2を用いて説明する。図2は、本発明に係る情報処理装置として、一般ユーザが使用するテレビ電話装置(ユーザ端末)の構成の一例を示す機能ブロック構成図である。
図2に示すように、テレビ電話装置(ユーザ端末)1は、操作入力部101でユーザからの入力を判別し、ユーザからの入力としてコンテンツ閲覧要求入力(コンテンツ配信要求入力)を受け付けると、これをコンテンツ取得部111に渡す。また、ユーザからの入力として問い合わせ要求入力を受け付けると、これを問い合わせ情報付テレビ電話発呼部113に渡す。なお、問い合わせ要求入力は、例えば、リモコンに備えられた「発呼」ボタンを押下されることなどにより行なわれる。
コンテンツ取得部111は、操作入力部101よりコンテンツ閲覧要求入力を受け取ると、コンテンツ閲覧要求(コンテンツ配信要求)として要求されたコンテンツの所在アドレス例えばURL(Uniform Resource Locator)を通信部103に渡す。
通信部103は、要求されたコンテンツの所在アドレス例えばURLとして指定されているアドレスのテレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して要求されたコンテンツの送信要求を送信し、このコンテンツの送信要求を受け取ったテレビ電話装置(オペレータ端末)2は、要求されたコンテンツを要求元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1に対して返送する。
テレビ電話装置(ユーザ端末)1の通信部103は、テレビ電話装置(オペレータ端末)2より受信したコンテンツを、コンテンツ取得部111に対して渡す。
コンテンツ取得部111は、通信部103から受け取ったコンテンツをコンテンツ解析部112に渡す。
コンテンツ解析部112は、受け取ったコンテンツを解析し、例えば、旅行ツアーを紹介する番組などのコンテンツに関するツアー企画会社の問合わせ先電話番号やツアー内容などのような、該コンテンツに対する問合せ先のアドレス(例えば電話番号やIP(Internet Protocol)アドレスなど)と、取得したコンテンツを特定可能なコンテンツ情報例えばコンテンツIDとを取得して、該コンテンツに関する今後の問い合わせの発生に備えて、問い合わせ情報蓄積部114に予め蓄積する。
ここで、コンテンツIDとは、コンテンツを一意に識別することができる識別子である。なお、コンテンツ情報としては、このようなコンテンツIDのみに限らず、コンテンツの所在場所を示すURLのようなアドレス情報であっても良い。また、問い合わせ情報蓄積部114は、ユーザから閲覧したコンテンツに関する問い合わせ要求が発生した場合に、問い合わせ用のテレビ電話の発呼先となるコンテンツの問い合わせ先アドレスと、該問い合わせ発呼時に同時に送信する問い合わせ内容例えば問い合わせ対象となるコンテンツを識別可能なコンテンツIDとを、問い合わせ情報として、予め蓄積しているものである。
また、コンテンツ解析部112は、コンテンツの解析を行なった解析結果をコンテンツと共に表示処理部102に渡す。表示処理部102は、コンテンツ解析部112より解析されたコンテンツの解析結果に基づいて、取得したコンテンツの表示を行ない、ユーザが指定したコンテンツの閲覧を可能とする。
一方、問い合わせ情報付テレビ電話発呼部113は、操作入力部101より問い合わせ要求入力を受け取ると、当該ユーザからの問い合わせ対象のコンテンツに関する情報を取得するために、問い合わせ情報蓄積部114より、問い合わせ情報として予め蓄積している問い合わせ先アドレスとコンテンツIDとを取得する。
更に、問い合わせ情報付テレビ電話発呼部113は、アドレス記憶部115より当該ユーザのアドレスを取得する。ここで、アドレス記憶部115には、問い合わせ先からのテレビ電話の通信情報を受け取る受信先となるアドレス情報として、問い合わせ元の当該テレビ電話装置(ユーザ端末)1のアドレス(例えば電話番号やIPアドレスなど)を蓄積している。
問い合わせ情報蓄積部114より問い合わせ先アドレスとコンテンツIDとを受け取り、かつ、アドレス記憶部115より当該テレビ電話装置(ユーザ端末)1のアドレスを受け取ると、問い合わせ情報付テレビ電話発呼部113は、問い合わせ情報付テレビ電話発呼を要求するために、受け取った問い合わせ先アドレスとコンテンツIDと当該テレビ電話装置(ユーザ端末)1のアドレスを予め定めた所定の形式に整えて、通信部103に渡す。
そして、通信部103は、問い合わせ先アドレス、コンテンツID、テレビ電話装置(ユーザ端末)1のアドレスを用いて、問い合わせ先アドレスが示すテレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して、即ち、問い合わせ対象のコンテンツを運用管理しているオペレータが使用するテレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して、問い合わせ対象のコンテンツの識別が可能なコンテンツIDを付加して問い合わせのテレビ電話を発呼する。
なお、例えば、複数のコンテンツを閲覧している場合に、それぞれのコンテンツのコンテンツIDを問い合わせ情報蓄積部114に蓄積するようにし、問い合わせの際に、閲覧していた全てのコンテンツのコンテンツIDを送信するようにしても良い。また、アドレス記憶部115にユーザの住所や電話番号、氏名などを予め蓄積しておき、問い合わせ時に、これら情報も送信するようにしても良い。
また、問い合わせ中に、テレビ電話装置(ユーザ端末)1にコンテンツを表示する際に、表示コンテンツの選択などを問い合わせ元のオペレータが行なうことができるようにし、申し込みなどで文字入力などが必要な場合は、オペレータが入力し、ユーザは入力できないようにし、ユーザは、テレビ電話装置(ユーザ端末)1を見ているだけとしても良い。なお、この際に、テレビ電話装置(ユーザ端末)1に「操作不可」などと表示して、ユーザが操作できないことを、ユーザに分かり易くするようにしても良い。
通信部103からのテレビ電話発呼に応じて着呼した、問い合わせ先のテレビ電話装置(オペレータ端末)2は、受信したコンテンツIDに基づいて問い合わせ対象のコンテンツに関する情報を検索し、該コンテンツに関する情報を問い合わせ内容として出力表示し、該問い合わせ内容に最適な対応者がオペレータとして選択されて対応することにより、問い合わせに対して応答し、音声及び/又は映像を用いて、問い合わせ元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1のアドレスに対して応答メッセージを送信してくる。通信部103は、テレビ電話装置(オペレータ端末)2より送信されてくる音声及び/又は映像を、テレビ電話に関する処理を司るテレビ電話処理部116に渡す。
テレビ電話処理部116は、通信部103より受け取った音声をスピーカ104に渡し、通信部103より受け取った映像を表示処理部102に渡す。
また、テレビ電話処理部116は、マイク105より入力されたユーザからの音声を通信部103に渡し、カメラ106より入力されたユーザからの映像を通信部103に渡し、テレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して送信する。これにより、対話型の問い合わせ応答が実現する。
なお、スピーカ104は、テレビ電話処理部116より取得した音声を出力する。表示処理部102は、テレビ電話処理部116より取得した映像を表示する。一方、マイク105は、ユーザからの音声を取得し、テレビ電話処理部116に渡す。カメラ106は、ユーザからの映像を取得し、テレビ電話処理部116に渡す。
以上、ネットワーク3を介して指定した所望のコンテンツを取得して閲覧することができるユーザが使用するテレビ電話装置(ユーザ端末)1の機能ブロック構成の一例を説明したが、次に、本実施形態におけるテレビ電話装置(オペレータ端末)2の機能構成の一例を図3に示す。図3は、本発明に係る情報処理装置として、テレビ電話装置(ユーザ端末)1のユーザが閲覧するコンテンツを運用管理しているオペレータが使用するテレビ電話装置(オペレータ端末)の構成の一例を示す機能ブロック構成図である。
図3に示すように、テレビ電話装置(オペレータ端末)2は、ユーザの閲覧に供するコンテンツの生成用として、操作入力部201でオペレータから入力されたキーボード入力やリモコン入力などを受け付けて判別し、コンテンツ生成用の入力であった場合、これをコンテンツ生成部210に渡す。
コンテンツ生成部210は、操作入力部201より取得したオペレータ入力に従って、例えば、マルチメディアデータの記述用としてW3C(World Wide Web Consortium)にて制定されたXML(Extensible Markup Language)準拠のタグ言語の一つSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)に基づくコンテンツを生成し、コンテンツ蓄積部211に蓄積する。
コンテンツ蓄積部211は、コンテンツ生成部210により生成されたコンテンツ、コンテンツのアドレス(URL)、コンテンツを一意に識別可能なコンテンツID、及び、コンテンツの検索用として、これらの各情報とコンテンツに関する情報とを関連付けたテーブルを、コンテンツデータベースとして保持している。
ここで、コンテンツを閲覧可能なユーザのテレビ電話装置(ユーザ端末)1からコンテンツの配信要求を通信部203にて受信すると、通信部203は、受信したコンテンツ配信要求により要求されているコンテンツのアドレス(URL)をコンテンツ配信部212に渡す。
コンテンツ配信部212は、通信部203よりコンテンツのアドレス(URL)を受け取ると、コンテンツ蓄積部211よりコンテンツ検索用のテーブルを参照して該当するコンテンツを取得し、取得したコンテンツを通信部203に渡す。
通信部203は、コンテンツ配信部212よりコンテンツを受け取ると、受け取ったコンテンツを配信要求元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1に対して配信する。
一方、通信部203は、閲覧したコンテンツに関する問い合わせ要求を有するユーザのテレビ電話装置(ユーザ端末)1からコンテンツに関する問い合わせ情報付のテレビ電話の着呼を通信部203にて検出すると、着呼した問い合わせ情報付のテレビ電話の内容を問い合わせ情報付テレビ電話着呼部213に渡す。
問い合わせ情報付テレビ電話着呼部213は、通信部203より着呼した問い合わせ情報付のテレビ電話の内容を受け取ると、テレビ電話装置(ユーザ端末)1からの問い合わせ情報を問い合わせ内容表示処理部214に渡す。
問い合わせ内容表示処理部214は、問い合わせ情報付テレビ電話着呼部213より問い合わせ情報を受け取ると、問い合わせ情報に含まれているコンテンツIDに基づいてコンテンツ蓄積部211を参照し、該コンテンツIDによって示されるコンテンツに関する情報を取得して、取得したコンテンツに関する情報を問い合わせ内容を示すものとして表示処理部202に渡す。
表示処理部202は、問い合わせ内容表示処理部214よりコンテンツに関する情報を受け取ると、受け取ったコンテンツに関する情報を問い合わせ内容を示すものとして出力表示する。
表示処理部202に表示されたコンテンツに関する情報を参照して、問い合わせ内容に最適の対応者がオペレータとして選択され、選択された最適のオペレータは、問い合わせ元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1に対して応答を指示する。この応答指示を受け取ると、問い合わせ情報付テレビ電話着呼部213は、問い合わせ元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1とのテレビ電話通信を可能とするために、アドレス記憶部215から、当該テレビ電話装置(オペレータ端末)2のアドレスを取得して、問い合わせ元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1に対して、取得した当該テレビ電話装置(オペレータ端末)2のアドレスを付して応答すると共に、問い合わせ内容に対する応答として、オペレータからの映像及び/又は音声を、カメラ206及び/又はマイク205を介してテレビ電話処理部216に入力する。
ここで、アドレス記憶部215は、当該テレビ電話装置(オペレータ端末)2のアドレス(例えば電話番号やIPアドレスなど)を蓄積している。
テレビ電話処理部216は、入力されてきたオペレータからの映像及び/音声を、通信部203に渡して、問い合わせ元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1に対して送信する。
また、通信部203は、テレビ電話装置(ユーザ端末)1より送信されてくる映像及び/又は音声をテレビ電話処理部216に渡す。
テレビ電話処理部216は、通信部203より受け取った音声をスピーカ204に渡し、通信部203より受け取った映像を表示処理部202に渡す。これにより、問い合わせを受けたコンテンツを参照しながら、オペレータは迅速な対話型の問い合わせ応答を実施することができる。
なお、スピーカ204は、テレビ電話処理部216より取得した音声を出力する。表示処理部202は、テレビ電話処理部216より取得した映像を表示する。一方、マイク205は、オペレータからの音声を取得し、テレビ電話処理部216に渡す。カメラ206は、オペレータからの映像を取得し、テレビ電話処理部216に渡す。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、閲覧したコンテンツに関する問い合わせ要求を有するユーザが使用するテレビ電話装置(ユーザ端末)1から発呼して、該コンテンツを運用管理しているオペレータが使用するテレビ電話装置(オペレータ端末)2との間で、テレビ電話を行なう際のテレビ電話装置(ユーザ端末)1における処理の流れを説明する。図4は、本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(ユーザ端末)におけるテレビ電話発呼に関する処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図4のフローチャートにおいて、まず、テレビ電話装置(ユーザ端末)1は、例えば旅行ツアーを紹介する番組のコンテンツをテレビ電話装置(オペレータ端末)2から取得して、視聴閲覧している状態にある(ステップS11)。ここで、コンテンツの視聴閲覧は、テレビ電話装置(ユーザ端末)1において、接続されたネットワーク3上に存在するコンテンツ蓄積装置(ウェブサーバなど)のウェブページ例えば旅行ツアー紹介用ウェブページのリンクをクリックすることなどにより行なう。なお、視聴閲覧するコンテンツは、SDカードのような記録媒体に記録されているような場合であっても良く、該記録媒体をテレビ電話装置(ユーザ端末)1に装着して読み出すことにより、コンテンツを視聴閲覧するようにしても良い。
次に、コンテンツを視聴閲覧したユーザが、コンテンツ内容について問い合わせをしたい場合、該ユーザのテレビ電話装置(ユーザ端末)1の問い合わせ情報付テレビ電話発呼部113は、視聴中のコンテンツに関する問い合わせ情報付でテレビ電話として発呼する(ステップS12)。これは、例えば「Phone to」機能のように、視聴閲覧しているコンテンツに記載されているリンクをクリックすることにより、指定されているテレビ電話装置(オペレータ端末)2の電話番号(アドレス)に対してテレビ電話発呼を行なうようにしても良い。
問い合わせ元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1からの着呼と同時に送信されてきた問い合わせ情報を参照して、該問い合わせ情報に最適のオペレータの指示によってテレビ電話装置(オペレータ端末)2が応答することにより、テレビ電話装置(ユーザ端末)1のユーザは、視聴閲覧したコンテンツに関する問い合わせのためのテレビ電話通信を直ちに開始することができ、テレビ電話装置(オペレータ端末)2のオペレータに対して該コンテンツに関する問い合わせを行なう(ステップS13)。
例えば、視聴閲覧したコンテンツに「Phone to」機能が付与されているコンテンツの表示例を図5に示す。図5は、本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(ユーザ端末)に出力表示するコンテンツの表示例を示す模式図であり、前述のように、旅行ツアー用のウェブページのコンテンツに「Phone to」機能として「このツアーについて問い合わせができます」というリンクが設定されている表示例を示し、該リンクをクリックすることにより、直ちに、当該旅行ツアーに関する問い合わせを行なうことができることを表している。
即ち、テレビ電話装置(ユーザ端末)1のユーザが、リモコン操作により、「このツアーについて問い合わせができます」と描かれた表示を選択することにより、当該コンテンツの番組で紹介されている旅行ツアーを主催する会社に対して、当該コンテンツを特定可能な問い合わせ情報付で(即ち、発呼と同時に問い合わせ情報を送信する形式で)、当該コンテンツ内容に関する問い合わせのためのテレビ電話を発呼することができる。
次に、図6に示すフローチャートを用いて、閲覧したコンテンツに関する問い合わせ要求を有するユーザが使用するテレビ電話装置(ユーザ端末)1からの問い合わせ情報付テレビ電話発呼が、該コンテンツを運用管理しているオペレータが使用するテレビ電話装置(オペレータ端末)2に着呼した場合において、ユーザからの問い合わせ要求に応答して、テレビ電話装置(ユーザ端末)1との間でテレビ電話を行なう際の、オペレータが使用するテレビ電話装置(オペレータ端末)2における処理の流れを説明する。図6は、本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(オペレータ端末)におけるテレビ電話着呼に関する処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図6のフローチャートにおいて、まず、例えばコンテンツに掲載している旅行ツアーを主催するオペレータが使用するテレビ電話装置(オペレータ端末)2は、テレビ電話装置(ユーザ端末)1から、該コンテンツを視聴閲覧したユーザの問い合わせ情報付テレビ電話の着呼を検出する(ステップS21)。ここで、問い合わせ情報付テレビ電話の着呼には、テレビ電話装置(ユーザ端末)1のユーザが問い合わせ対象とするコンテンツ例えば旅行ツアー紹介用ウェブページのコンテンツを識別可能なコンテンツIDがコンテンツ情報として付与されている。
次に、問い合わせ情報付テレビ電話の着呼を検出したテレビ電話装置(オペレータ端末)2は、問い合わせ内容表示処理部214にて、問い合わせ情報付テレビ電話着呼に含まれているコンテンツIDを参照して、問い合わせの対象であるコンテンツに関する情報を問い合わせ内容としてコンテンツ蓄積部211から取得して、表示処理部202に表示する(ステップS22)。
しかる後、表示処理部202に表示された問い合わせ内容即ち問い合わせ対象のコンテンツに関する情報を参照しながら、オペレータが当該テレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して応答指示することにより、テレビ電話装置(ユーザ端末)1のユーザとの間で、問い合わせ対象のコンテンツに関するテレビ電話通信を直ちに開始することができ、顧客であるテレビ電話装置(ユーザ端末)2のユーザに対して問い合わせに適した対応を迅速に行なうことができる(ステップS23)。
次に、問い合わせ情報付テレビ電話の着呼を検出した際に表示処理部202に表示する問い合わせ内容即ち問い合わせ対象のコンテンツに関する情報の表示例を図7に示す。図7は、本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(オペレータ端末)に表示する問い合わせ対象のコンテンツに関する情報の表示例を示す模式図であり、図7のような画面表示を確認することにより、オペレータは、図5に前述したような、旅行ツアー「オーロラ鑑賞ツアー」用のコンテンツに関する問い合わせであることを直ちに把握することができる。この結果、問い合わせをしてきたユーザ(顧客)がどのコンテンツに関する問い合わせをしているかを迅速に把握することができ、当該問い合わせのコンテンツ内容に応じて、最適なオペレータを選択してテレビ電話の応答をさせ、問い合わせ先の顧客に迅速に対応させることができる。
また、テレビ電話装置(ユーザ端末)1からの問い合わせ情報付テレビ電話の発呼に対するテレビ電話装置(オペレータ端末)2からの応答の様子をテレビ電話装置(ユーザ端末)1に表示する表示例を図8に示す。図8は、本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(ユーザ端末)のテレビ電話発呼に対するテレビ電話装置(オペレータ端末)からの応答の様子を表示している例を示す模式図であり、テレビ電話装置(ユーザ端末)1に対してテレビ電話装置(オペレータ端末)2のオペレータがテレビ電話にて応答している様子を表示している。
問い合わせ情報付テレビ電話の着呼を受け付けたテレビ電話装置(オペレータ端末)2のオペレータは、発呼元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1のユーザがどのツアーに関して問い合わせを行なっているかを既に把握しているので、図8に示すように、応答時に、オペレータは、直ちに「○○旅行会社のオペレータの××です。オーロラ鑑賞ツアー8日間の旅についてお問い合わせいただきありがとうございます。」と音声により応答することができる。従って、テレビ電話装置(ユーザ端末)1のユーザは、テレビ電話装置(オペレータ端末)2のオペレータに対して、改めてどのツアーに関して問い合わせを行ないたいかを説明する煩わしさから解放されると共に、このような説明に要する時間に対して課金される通信料金を削減することができる。
次に、テレビ電話装置(ユーザ端末)1のユーザが所望するコンテンツを表示するまでのテレビ電話装置(ユーザ端末)1における処理の流れを図9に示す。図9は、本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(ユーザ端末)においてコンテンツを表示するまでの処理の一例を示すフローチャートである。
図9のフローチャートにおいて、まず、テレビ電話装置(ユーザ端末)1の操作入力部101は、ユーザからコンテンツ取得閲覧要求を受け取ると、これをコンテンツ取得部111に渡す(ステップS101)。なお、ユーザからのコンテンツ取得閲覧要求の入力は、例えばユーザがインターネット上のウェブページに示されたコンテンツへのリンクを選択することなどにより、どのコンテンツを表示したいかを指示する情報も伴っている。コンテンツ取得部111は、操作入力部101よりコンテンツ取得閲覧要求を受け取ると、通信部103に対して、表示すべきコンテンツの取得を指示する(ステップS102)。
通信部103は、コンテンツ取得部111からコンテンツの取得を指示されると、コンテンツの取得指示に基づいて、ネットワーク3を介して、当該コンテンツを保存しているコンテンツ蓄積装置例えばテレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して、当該コンテンツの送信要求を送信する。その結果、通信部103は、コンテンツの送信要求に応じて、ネットワーク3を介して返送されてきたコンテンツを取得する(ステップS103)。ここで、コンテンツの送信要求とコンテンツの返送は、例えば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を用いて行なうようにしても良い。しかる後、通信部103は、取得したコンテンツをコンテンツ取得部111に渡す。
次に、コンテンツ取得部111は、通信部103より表示すべきコンテンツを受け取ると、これを、コンテンツ解析部112に渡す。コンテンツ解析部112は、受け取ったコンテンツを解析し、閲覧したユーザからの当該コンテンツに関する問い合わせが発生する場合に備えて、当該コンテンツの問い合わせ情報として、問い合せ先アドレス情報及びコンテンツIDを含むコンテンツの内容に関するコンテンツ情報を問い合わせ情報蓄積部114に予め蓄積する(ステップS104)。更に、コンテンツ解析部114は、受け取ったコンテンツを表示処理部102に渡し、表示処理部102は、受け取ったコンテンツを出力表示し、ユーザの閲覧に供する(ステップS105)。なお、問い合わせ先アドレス情報やコンテンツ情報を問い合わせ情報蓄積部114に予め蓄積しておかず、問い合わせが発生した時にコンテンツ解析部112がコンテンツを解析し、問い合せ先アドレス情報やコンテンツを抽出するようにしても良い。
ここで、テレビ電話装置(オペレータ端末)2から返送されてくるコンテンツの一例として、図5のコンテンツの一部を例示したコンテンツを図10に示す。図10は、本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(ユーザ端末)が取得するコンテンツのデータ構造の一例を示す模式図であり、コンテンツのデータ構造としてSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)により記述されたコンテンツの記述例を示している。
図10に示すSMILコンテンツの記述例においては、ヘッダ<head>内の<inquiry−to>に示すように、問い合わせ先が、“bob@biloxi.example.com”であり、また、<contents−id>に示すように、コンテンツを一意に識別可能なコンテンツIDが、“%2F%B3%C6%BC%EF%BD%E8%CD”であり、コンテンツの内容に関するコンテンツ情報の一例を表している。また、コンテンツを表示するレイアウトとしては、<layout>に示すように、横640ドット×縦480ドットの表示レイアウトであり、また、コンテンツの実体は、<body>に示すように、映像コンテンツは、オーロラ鑑賞ツアー8日間の旅の案内用映像である「“aurora_tour.rm”」の映像情報であり、図5に示す「このツアーについて問い合わせができます」という問い合わせ可能であることを示す表示情報が、「“inquiry.jpg”」の画像情報である。
次に、例えば図9に示すような処理により、所望のコンテンツをテレビ電話装置(ユーザ端末)1の表示処理部102により視聴閲覧したユーザが、該コンテンツの運用管理元のテレビ電話装置(オペレータ端末)2のオペレータに対して問い合わせのためのテレビ電話を行なう際の処理の流れを図11に示す。図11は、本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(ユーザ端末)においてテレビ電話装置(オペレータ端末)に対して問い合わせ情報付テレビ電話を行なうまでの処理の一例を示すフローチャートである。
図11のフローチャートにおいて、まず、テレビ電話装置(ユーザ端末)1の操作入力部101は、例えばリモコンに備えられた「発呼」ボタンが押下されることなどによるユーザからの問い合わせ要求を受け取ると、これを問い合わせ情報付テレビ電話発呼部113に渡す(ステップS201)。なお、ユーザからの問い合わせ要求の入力は、表示処理部102により表示しているコンテンツ例えば図10のSMILコンテンツに示すようなオーロラ鑑賞ツアー8日間の旅に関するコンテンツをユーザが視聴閲覧している際に、問い合わせが可能な旨を示す前述のような “inquiry.jpg”が示す画像(あるいは、「お問い合わせ先」という飾り文字画像であっても良い)に更に問い合わせ先となるリンクを割り当てておき、このリンクを選択することなどにより入力しても良く、この場合は、どこの問い合わせ先かを指示する情報も伴っていることになる。
問い合わせ情報付テレビ電話発呼部113は、操作入力部101より問い合わせ要求を受け取ると、アドレス記憶部115より、当該テレビ電話装置(ユーザ端末)1のアドレスを取得する(ステップS202)。ここで、アドレスとは、当該テレビ電話装置(ユーザ端末)1とテレビ電話を行なうために用いられる発呼元のアドレスを示すものであり、例えば前述のような電話番号や、あるいは、IP(Internet Protocol)アドレスであっても良いし、あるいは、SIP(Session Initiation Protocol)アドレスといったものであっても良い。
次に、問い合わせ情報付テレビ電話発呼部113は、表示すべきコンテンツを取得した際に問い合わせ情報として先に蓄積していた問い合わせ情報蓄積部114より、問い合わせ先に関するアドレス情報と問い合わせの対象となる閲覧したコンテンツの内容に関する情報とを取得する(ステップS203)。ここで、問い合わせ先に関するアドレス情報とは、問い合わせ先として、当該テレビ電話装置(ユーザ端末)1との間のテレビ電話を行なうために用いられる着呼先のアドレスを示すものであり、例えば電話番号やIPアドレス、SIPアドレスといったものである。また、コンテンツの内容に関する情報とは、例
えば、コンテンツの名前や、コンテンツを一意に識別できるコンテンツID、コンテンツの所在場所を示すURLのようなものである。
問い合わせ情報蓄積部114より問い合わせ先に関するアドレス情報と問い合わせの対象となるコンテンツの内容に関する情報とを取得した、問い合わせ情報付テレビ電話発呼部113は、問い合わせ先に関するアドレス情報が示す発呼相手に対して、問い合わせ対象のコンテンツ情報付きでテレビ電話発呼をするように、通信部103に対して要求する(ステップS204)。問い合わせ情報付テレビ電話発呼部113からの発呼要求を受け取った通信部103は、ネットワーク3を介して、問い合わせ先に関する情報が示す発呼相手のテレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して、例えばSIPプロトコルのSIP INVITEメッセージを用いて問い合わせ情報付テレビ電話を発呼する(ステップS205)。
次に、問い合わせ情報付テレビ電話の発呼相手のテレビ電話装置(オペレータ端末)2が応答すると、該テレビ電話装置(オペレータ端末)2から例えばSIPプロトコルを用いた応答の旨を示すOKメッセージが返送されてくる。応答を示すOKメッセージは、通信部103から問い合わせ情報付テレビ発呼部113とテレビ電話処理部116とに引き渡され、テレビ電話処理部116によりテレビ電話処理が開始される(ステップS206)。即ち、テレビ電話処理部116は、テレビ電話装置(オペレータ端末)2から送信されてくるテレビ電話用の映像を表示処理部102に渡し、表示処理部102はこれを表示する。また、テレビ電話処理部116は、テレビ電話装置(オペレータ端末)2から送信されてくるテレビ電話用の音声をスピーカ104に渡し、スピーカ104はこれを出力する。
また、テレビ電話処理部116は、マイク105が取得したユーザからの音声を通信部103に渡し、発呼相手のテレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して送信し、カメラ106が取得したユーザからの映像を通信部103に渡し、発呼相手のテレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して送信する。
以上の手順により、問い合わせ内容に関するテレビ電話による通信が行なわれる。
前述した問い合わせ情報付テレビ電話発呼を、SIPプロトコルを用いて行なう場合の発呼用メッセージ即ちSIP INVITEメッセージについて次に説明する。図12は、SIPプロトコルにおける問い合わせ発呼用のメッセージであるINVITEメッセージのデータ構造の一例を示す模式図であり、SIP INVITEメッセージとして、問い合わせ情報付テレビ電話発呼用メッセージの一例を示している。
図12に示すSIP INVITEメッセージにおいて、「From:」欄の「alice@atlanta.example.com」は、発呼元となるテレビ電話装置(ユーザ端末)1のSIPアドレス、「T0:」欄の「bob@biloxi.example.com」は、問い合わせ先となる発呼相手のSIPアドレスをそれぞれ示している。また、下段の段落にある「i=%2F%B3%C6%BC%EF%BD%E8%CD」が、コンテンツの内容に関する情報として、当該コンテンツを一意に識別可能なコンテンツIDを表している。
次に、発呼元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1と発呼相手のテレビ電話装置(オペレータ端末)2との間で、以上に説明した問い合わせ情報付テレビ電話発呼を、SIPプロトコルを用いて行なう場合のメッセージの流れを図13を用いて更に説明する。図13は、SIPプロトコルを用いた場合において、問い合わせ情報付テレビ電話通信を開始するまでに、送受信されるメッセージのシーケンスを示すシーケンスチャートである。
まず、発呼元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1の問い合わせ情報付テレビ電話発呼部113が、図12に例示するような、問い合わせ対象のコンテンツを識別可能なコンテンツIDを含むSIP INVITEメッセージを生成して、通信部103に対してテレビ電話による問い合わせの発呼要求をすると、通信部103は、ネットワーク3を介して、該SIP INVITEメッセージを、発呼相手のテレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して送信する(メッセージM1)。
該SIP INVITEメッセージを受信したテレビ電話装置(オペレータ端末)2の問い合わせ情報付テレビ電話着呼部213は、オペレータからの応答指示を受け取ると、応答した旨を示すSIP OKメッセージを生成して、通信部203に引き渡し、通信部203は、ネットワーク3を介して、該SIP OKメッセージを、発呼元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1に対して送信する(メッセージM2)。
テレビ電話装置(ユーザ端末)1の問い合わせ情報付テレビ電話発呼部113が、発呼相手のテレビ電話装置(オペレータ端末)2からSIP OKメッセージを受信すると、SIP OKメッセージを受信した旨を示すSIP ACKメッセージを生成して、通信部103に引き渡し、通信部103は、ネットワーク3を介して、該SIP ACKメッセージを、発呼相手のテレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して送信する(メッセージM3)。
以上のメッセージ交換により、発呼元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1のテレビ電話処理部116と発呼相手のテレビ電話装置(オペレータ端末)2のテレビ電話処理部216とが起動されて、テレビ電話装置(ユーザ端末)1とテレビ電話装置(オペレータ端末)2との間で音声や映像の通信が開始され、問い合わせに対するテレビ電話が行なわれる状態に移行する。
次に、ユーザの閲覧に供するためのコンテンツを生成するテレビ電話装置(オペレータ端末)2における処理の流れについて、図14を用いて説明する。図14は、本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(オペレータ端末)においてコンテンツを生成し蓄積するまでの処理の一例を示すフローチャートである。
以下の説明においては、一例として、図10に示したようなSMILコンテンツを作成する際の処理の流れについて説明する。
図14のフローチャートにおいて、まず、テレビ電話装置(オペレータ端末)2の操作入力部201がオペレータからのコンテンツ生成用のキー入力などを受け取ると、これをコンテンツ生成部210に引き渡す(ステップS301)。コンテンツ生成部210は、操作入力部201よりコンテンツ生成用のキー入力を受け取ると、テキストエディタなどを用いて、キー入力に応じてSMIL規則に従った記述を順次行なうことにより、図10に示したようなSMILコンテンツを生成する(ステップS302)。
コンテンツ生成部210は、生成したSMILコンテンツを、コンテンツ蓄積部211に蓄積する(ステップS303)。
また、コンテンツ蓄積部211に生成したSMILコンテンツを蓄積する際に、例えば図15に示すようなテーブル形式で、生成したSMILコンテンツを一意に識別可能なコンテンツIDと、該SMILコンテンツに関する情報とを、関連付ける情報を含むように蓄積する。図15は、本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(オペレータ端末)に生成したコンテンツを蓄積する際の蓄積形式の一例を示すテーブル構成図であり、生成した該コンテンツを一意に識別可能なコンテンツIDと該コンテンツに関する情報とを関連付けるようなテーブルを、生成コンテンツと共にコンテンツ蓄積部211に蓄積している。
図15に示すように、コンテンツIDとして、“%2F%B3%C6%BC%EF%BD%E8%CD”が、コンテンツに関する情報として、コンテンツ名(ツアー名)である“オーロラ鑑賞ツアー8日間の旅”が関連付けられて蓄積されており、該コンテンツIDを伴った問い合わせがあった場合に、該コンテンツIDを伴った“問い合わせがオーロラ鑑賞ツアー8日間の旅”についての問い合わせであることを直ちに特定して、図7に示すように、「オーロラ鑑賞ツアー8日間の旅について問い合わせがあります」と表示することができ、コンテンツの検索を容易にしている。
なお、コンテンツに関する情報として、図15ではコンテンツ名(ツアー名)の場合を示したが、場合によっては、該コンテンツを示すコンテンツコード(ツアーコード)例えば「S126528」といったコード形式のようなものであっても良い。あるいは、コンテンツの所在場所を示すURLであっても良い。そして、コンテンツに関する情報として、コンテンツの所在場所を示すURLを含む問い合わせが着呼した際に、そのURLに所在するコンテンツに関する情報をテレビ電話装置(オペレータ端末)2に表示するようにしても良い。
次に、テレビ電話装置(ユーザ端末)1からのコンテンツ取得閲覧要求を受け取り、要求されたコンテンツを、テレビ電話装置(ユーザ端末)1へ配信するまでのテレビ電話装置(オペレータ端末)2における処理の流れを図16に示す。図16は、本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(オペレータ端末)において要求コンテンツを要求元のテレビ電話装置(ユーザ端末)へ配信するまでの処理の一例を示すフローチャートである。
図16のフローチャートにおいて、まず、テレビ電話装置(オペレータ端末)2の通信部203が、ネットワーク3を介して、テレビ電話装置(ユーザ端末)1からのコンテンツの取得閲覧要求を受け取ると、コンテンツ配信部212に対して要求されているコンテンツの取得を指示する(ステップS401)。コンテンツ配信部212は、通信部203からのコンテンツ取得指示を受け取ると、コンテンツ蓄積部211より要求されたコンテンツを取得し、通信部203に対して、取得したコンテンツを引き渡す(ステップS402)。通信部203は、コンテンツ配信部212から引き渡されてくるコンテンツを、順次、ネットワーク3を介して、要求元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1に対して配信する(ステップS403)。
なお、前述した説明においては、ユーザからのコンテンツに関する問い合わせを受け付けるテレビ電話装置(オペレータ端末)2自身に、問い合わせ対象となるコンテンツが蓄積されていて、ユーザのコンテンツ取得閲覧要求に応じて、該テレビ電話装置(オペレータ端末)2から要求元のユーザのテレビ電話装置(ユーザ端末)1に対して、要求されたコンテンツを配信する場合を示しているが、本発明は、かかる場合のみに限るものではない。例えば、別途インターネット上で公開するウェブサーバなどをコンテンツ蓄積装置として設けて、該ウェブサーバに生成済みのコンテンツを蓄積して配信するようにしても良いし、該ウェブサーバ上でコンテンツそのものを生成して蓄積するようにしても良いし、SDカードやCD(Compact Disc)などの記録媒体を配布しても良い。かかる場合は、テレビ電話装置(オペレータ端末)2においては、ユーザからの問い合わせに直ちに応答できるように、該ウェブサーバに蓄積し配信したコンテンツとの関連付けを可能とするための情報のみを管理すれば良く、例えばコンテンツIDとコンテンツの(ウェブサーバ上の)所在位置を示す情報との対応テーブルを少なくとも保存するようにしても良い。
次に、例えば図11に示すような処理により、テレビ電話装置(ユーザ端末)1のユーザがコンテンツに関する問い合わせをテレビ電話装置(オペレータ端末)2に対して問い合わせ情報付テレビ電話により行なった場合に、テレビ電話装置(オペレータ端末)2のオペレータに対するテレビ電話装置(ユーザ端末)1からの問い合わせ情報付テレビ電話着呼を受け付ける際の処理の流れを図17に示す。図17は、本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(オペレータ端末)においてテレビ電話装置(ユーザ端末)からの問い合わせ情報付テレビ電話着呼を受け付けてテレビ電話処理を行なうまでの処理の一例を示すフローチャートである。
図17のフローチャートにおいて、まず、テレビ電話装置(オペレータ端末)2の通信部203が、ネットワーク3を介して、テレビ電話装置(ユーザ端末)1から問い合わせ情報付テレビ電話の着呼を受け取ると、これを問い合わせ情報付テレビ電話着呼部213に渡す(ステップS501)。問い合わせ情報付テレビ電話着呼部213は、問い合わせ内容表示処理部214に対して、テレビ電話装置(ユーザ端末)1からの問い合わせ情報に示されている問い合わせ対象のコンテンツに関する情報の表示を指示する(ステップS502)。問い合わせ内容表示処理部214は、テレビ電話装置(ユーザ端末)1からの問い合わせ情報に含まれているコンテンツIDを用いて、コンテンツ蓄積部211を検索し、該コンテンツIDに対応するコンテンツに関する情報を、表示すべき問い合わせ内容として取得する(ステップS503)。
しかる後、問い合わせ内容表示処理部214は、テレビ電話装置(ユーザ端末)1からの問い合わせ対象となるコンテンツに関する情報を表示すべき問い合わせ内容として、表示処理部202に渡し、表示処理部202がこれを表示する(ステップS504)。表示処理部202に表示されたコンテンツに関する情報を確認して、問い合わせ対象のコンテンツに対応するのに最適なオペレータが、操作入力部201を用いて応答を指示すると、通信部203は、ネットワーク3を介して、問い合わせ元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1に対して応答を返送する。
更に、応答を送信した通信部203は、テレビ電話処理部216にテレビ電話処理を開始する旨の情報を引き継ぎ、テレビ電話処理部216によりテレビ電話処理が開始される(ステップS505)。即ち、テレビ電話処理部216は、テレビ電話装置(ユーザ端末)1から送信されてくるテレビ電話用の映像を表示処理部202に渡し、表示処理部202はこれを表示する。また、テレビ電話処理部216は、テレビ電話装置(ユーザ端末)1から送信されてくるテレビ電話用の音声をスピーカ204に渡し、スピーカ204はこれを出力する。
また、テレビ電話処理部216は、マイク205が取得したオペレータからの音声を通信部203に渡し、問い合わせ元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1に対して送信し、カメラ206が取得したオペレータからの映像を通信部203に渡し、問い合わせ元のテレビ電話装置(ユーザ端末)1に対して送信する。
以上の手順により、問い合わせ内容に関するテレビ電話による通信が行なわれる。
本発明に係る情報処理装置及び情報処理システムの実施形態の一例として、以上に詳細に説明したテレビ電話装置及びテレビ電話システムのような構成を備えることにより、ユーザの問い合わせ対象となるコンテンツ例えば商品やサービス内容を示すコンテンツを特定可能なコンテンツ情報を発呼時に同時に付加してテレビ電話を発呼することができる。
かくのごとく、ユーザが閲覧したコンテンツを特定可能なコンテンツ情報を付加してテレビ電話を発呼することができるため、ユーザが問い合わせを行なう際に、何に関する問い合わせかを説明する手間を省くことが可能となり、問い合わせの通信料金も節減でき、また、問い合わせのテレビ電話を受け付ける着呼側としても、問い合わせ内容に対して最適な対応者を該問い合わせに対するオペレータとして迅速に割り当てることが可能となる。
なお、以上の説明では、本発明の実施形態例として、テレビ電話装置及びテレビ電話システムについて説明したが、本発明に係る情報処理装置として、他の情報処理装置との問い合わせ及び応答を、テレビ電話ではなく、映像や画像や音声やテキストなどの1乃至複数のメディアを用いたマルチメディア通信や、画像のみを用いた画像通信や、音声のみを用いた一般の音声通話や、リアルタイムで文字情報をやりとりするチャットなどの方法で行なうこととしても良い。
本発明に係る情報処理システムとして、テレビ電話システムの接続構成の一例を簡単に説明するための模式図である。 本発明に係る情報処理装置として、一般ユーザが使用するテレビ電話装置(ユーザ端末)の構成の一例を示す機能ブロック構成図である。 本発明に係る情報処理装置として、オペレータが使用するテレビ電話装置(オペレータ端末)の構成の一例を示す機能ブロック構成図である。 本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(ユーザ端末)におけるテレビ電話発呼に関する処理の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(ユーザ端末)に出力表示するコンテンツの表示例を示す模式図である。 本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(オペレータ端末)におけるテレビ電話着呼に関する処理の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(オペレータ端末)に表示する問い合わせ対象のコンテンツに関する情報の表示例を示す模式図である。 本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(ユーザ端末)のテレビ電話発呼に対するテレビ電話装置(オペレータ端末)からの応答の様子を表示している例を示す模式図である。 本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(ユーザ端末)においてコンテンツを表示するまでの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(ユーザ端末)が取得するコンテンツのデータ構造の一例を示す模式図である。 本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(ユーザ端末)においてテレビ電話装置(オペレータ端末)に対して問い合わせ情報付テレビ電話を行なうまでの処理の一例を示すフローチャートである。 SIPプロトコルにおける問い合わせ発呼用のメッセージであるINVITEメッセージのデータ構造の一例を示す模式図である。 SIPプロトコルを用いた場合において、問い合わせ情報付テレビ電話通信を開始するまでに、送受信されるメッセージのシーケンスを示すシーケンスチャートである。 本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(オペレータ端末)においてコンテンツを生成し蓄積するまでの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(オペレータ端末)に生成したコンテンツを蓄積する際の蓄積形式の一例を示すテーブル構成図である。 本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(オペレータ端末)において要求コンテンツを要求元のテレビ電話装置(ユーザ端末)へ配信するまでの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る情報処理装置の一例であるテレビ電話装置(オペレータ端末)においてテレビ電話装置(ユーザ端末)からの問い合わせ情報付テレビ電話着呼を受け付けてテレビ電話処理を行なうまでの処理の一例を示すフローチャートである。 従来の電話発信方法を説明するためのシステム構成図である。
符号の説明
1…テレビ電話装置(ユーザ端末)、2…テレビ電話装置(オペレータ端末)、3…ネットワーク、101…操作入力部、102…表示処理部、103…通信部、104…スピーカ、105…マイク、106…カメラ、111…コンテンツ取得部、112…コンテンツ解析部、113…問い合わせ情報付テレビ電話発呼部、114…問い合わせ情報蓄積部、115…アドレス記憶部、116…テレビ電話処理部、201…操作入力部、202…表示処理部、203…通信部、204…スピーカ、205…マイク、206…カメラ、210…コンテンツ生成部、211…コンテンツ蓄積部、212…コンテンツ配信部、213…問い合わせ情報付テレビ電話着呼部、214…問い合わせ内容表示処理部、215…アドレス記憶部、216…テレビ電話処理部、310…PC、311…電話機、312…モデム、320…WWWサーバ、321…電話機、330…公衆回線網、340…インターネット。

Claims (11)

  1. 他の情報処理装置と通信する通信手段と、
    コンテンツを取得して閲覧するコンテンツ閲覧手段と、
    前記通信手段を用いて、前記コンテンツ閲覧手段により閲覧したコンテンツに関する問い合わせのために他の情報処理装置と通信を行なう場合に、問い合わせ情報として、該コンテンツを特定することができるコンテンツ情報を発信する問い合わせ情報付発信手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記問い合わせ情報付発信手段が、問い合わせ情報として、前記コンテンツ情報を付加して発信するものであることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置において、
    前記通信手段は、映像や音声を用いて前記他の情報処理装置と通話を行なうテレビ電話手段であることを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記コンテンツ閲覧手段により閲覧するコンテンツを解析して、該コンテンツに関する問合せ先の情報処理装置を特定する問い合わせ先アドレス情報及び前記コンテンツ情報を取得するコンテンツ解析手段を有し、
    前記問い合わせ情報付発信手段は、前記問い合わせ先アドレス情報により特定される情報処理装置に対して発信することを特徴とする情報処理装置。
  5. 他の情報処理装置と通信する通信手段と、
    前記通信手段により問い合わせ用通信の着信を検出した場合に、問い合わせ情報として、コンテンツを特定することができるコンテンツ情報を他の情報処理装置から受け取る問い合わせ情報付着信手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置において、
    前記問い合わせ情報付着信手段が、問い合わせ情報として、着信に付加された前記コンテンツ情報を受け取るものであることを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項5又は6に記載の情報処理装置において、
    前記通信手段は、映像や音声を用いて前記他の情報処理装置と通話を行なうテレビ電話手段であることを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項5乃至7のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記問い合わせ情報付着信手段が問い合わせ情報として受け取った前記コンテンツ情報に基づいて、該コンテンツ情報が特定するコンテンツ、又は、該コンテンツ情報が特定するコンテンツに関する情報、を出力表示する問い合わせ内容表示処理手段
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項5乃至8のいずれかに記載の情報処理装置において、
    コンテンツを特定することができる前記コンテンツ情報と、当該コンテンツに関する問い合わせ先の情報処理装置を特定する問い合わせ先アドレス情報と、を含むコンテンツを蓄積する前記コンテンツ蓄積手段と、
    前記コンテンツ蓄積手段に蓄積されたコンテンツを、他の情報処理装置に対して配信するコンテンツ配信手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項9に記載の情報処理装置において、
    ユーザの入力に基づいてコンテンツを生成するコンテンツ生成手段を有し、
    該コンテンツ生成手段により生成されたコンテンツを前記コンテンツ蓄積手段に蓄積することを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置と、
    請求項5乃至10のいずれかに記載の情報処理装置とが、
    ネットワークを介して接続されていることを特徴とする情報処理システム。
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