JP2006216433A - Connector - Google Patents
Connector Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006216433A JP2006216433A JP2005028936A JP2005028936A JP2006216433A JP 2006216433 A JP2006216433 A JP 2006216433A JP 2005028936 A JP2005028936 A JP 2005028936A JP 2005028936 A JP2005028936 A JP 2005028936A JP 2006216433 A JP2006216433 A JP 2006216433A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- housings
- contact
- spring piece
- male terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、ワイヤハーネス等における回路の接続に用いられるコネクタに関する。 The present invention relates to a connector used for circuit connection in a wire harness or the like.
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載される。前記自動車は、前記電子機器に電力や制御信号などを伝えるためにワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、複数のコネクタ(特許文献1参照)とを備えている。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えた所謂被覆電線である。 A wide variety of electronic devices are mounted on a vehicle as a moving body. In the automobile, a wire harness is routed to transmit electric power, a control signal, and the like to the electronic device. The wire harness includes a plurality of electric wires and a plurality of connectors (see Patent Document 1). The electric wire is a so-called covered electric wire including a conductive core wire and an insulating covering portion that covers the core wire.
コネクタは、互いに嵌合する一対の絶縁性のコネクタハウジングと、これらのハウジングに収容される導電性の端子金具と、を備えている。端子金具は、電線の端部などに取りつけられて前記芯線と電気的に接続する。コネクタハウジングは、端子金具を収容する。前記ワイヤハーネスは、前記コネクタハウジング同士がコネクタ結合するなどして、前記電子機器に制御信号などを伝える。 The connector includes a pair of insulating connector housings that are fitted together, and conductive terminal fittings that are accommodated in these housings. The terminal fitting is attached to an end portion of the electric wire and electrically connected to the core wire. The connector housing accommodates the terminal fitting. The wire harness transmits a control signal and the like to the electronic device by connector-connecting the connector housings.
一方のコネクタハウジングに収容される端子金具は、筒部と、該筒部内に設けられかつ他方のコネクタハウジングに収容される端子金具の挿入子を前記筒部の内面に向かって付勢するバネ片を備えている。この種の端子金具は、前述した他方のコネクタハウジングに収容される端子金具の挿入子を、バネ片が筒部の内面に向かって付勢して、これらバネ片と筒部の内面との間に挟んで、他方のコネクタハウジングに収容される端子金具と接続していた。 The terminal fitting accommodated in one connector housing is a spring piece that urges the cylindrical portion and an insert of the terminal fitting provided in the cylindrical portion and accommodated in the other connector housing toward the inner surface of the cylindrical portion. It has. In this type of terminal fitting, the insert of the terminal fitting housed in the other connector housing described above is urged toward the inner surface of the cylindrical portion by the spring piece, and between the spring piece and the inner surface of the cylindrical portion. It was connected with the terminal metal fitting accommodated in the other connector housing.
このように従来から用いられてきたコネクタ即ち端子金具では、前記バネ片の付勢力を所定の値以上に保っていた。さらに、前記端子金具は、バネ片の剛性を高くして、このバネ片を弾性変形しにくくすることで、前記バネ片の付勢力を所定の値以上に保っていた。こうして、従来の端子金具は、他方のコネクタハウジングに収容される端子金具と電気的に接続してきた。
上述したように、前記コネクタは、コネクタハウジング同士を嵌合させる際に、挿入子がバネ片上を摺動しながら、バネ片を弾性変形させていた。このため、挿入子を筒部内に挿入する即ちコネクタハウジング同士を嵌合させる際にかかる挿入力(以下、挿入力ピークと呼ぶ)が大きくなる傾向であった。 As described above, the connector elastically deforms the spring piece while the inserter slides on the spring piece when the connector housings are fitted to each other. For this reason, the insertion force (hereinafter referred to as the insertion force peak) applied when the inserter is inserted into the cylindrical portion, that is, when the connector housings are fitted to each other, tends to increase.
一方、前述したコネクタは、より多くの端子金具を収容することが求められている。前述したように挿入力ピークが大きくなることは、特に多くの端子金具を収容するコネクタハウジング同士を嵌合させにくくして、コネクタの組立て作業効率を低下させるという問題があった。 On the other hand, the connector described above is required to accommodate more terminal fittings. As described above, the increase in the insertion force peak has a problem that it is difficult to fit the connector housings that accommodate many terminal fittings, and the assembly work efficiency of the connector is lowered.
上述した挿入力ピークを発生させないようにした端子金具の構造として、特許文献1に示されたコネクタは、挿入子の前記バネ片と当接する面の先端に凹部を設け、該凹部から挿入子の挿入方向後部の外側面にかけてテーパを設けた端子金具を用いている。このようにすることで、挿入子の挿入過程では、前記他方の接触片にかかる挿入力を段階的に増加させるようにし、挿入力ピークを低減させるという構造である。 As a structure of the terminal fitting that prevents the above-described peak of the insertion force from occurring, the connector disclosed in Patent Document 1 has a recess provided at the tip of the surface that contacts the spring piece of the inserter, and the inserter inserts from the recess. A terminal fitting provided with a taper over the outer surface at the rear in the insertion direction is used. By doing so, in the insertion process of the inserter, the insertion force applied to the other contact piece is increased stepwise, and the insertion force peak is reduced.
しかしながら、特許文献1の端子金具の構造では、挿入力ピークを低減させることはできるが、バネ片上を挿入子が摺動する構造のため、挿入力ピークを完全になくすことはできなかった。 However, in the structure of the terminal fitting of Patent Document 1, the insertion force peak can be reduced, but the insertion force peak cannot be completely eliminated because the insert slides on the spring piece.
そこで本発明は、端子金具同士の接続時に、挿入力ピークが発生することを防止するコネクタを提供することをその目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a connector that prevents an insertion force peak from occurring when connecting terminal fittings.
上述した目的を達成するために、請求項1に記載のコネクタは、雌端子が収容された第1のハウジングと、雄端子が収容された第2のハウジングとを有し、前記ハウジング同士が嵌合することで前記端子同士が電気的に接続されるコネクタにおいて、前記雌端子は、前記雄端子の挿入子を収容する筒部と、該筒部内に設けられ前記雄端子の挿入子を前記筒部の内面に向かって付勢するバネ片と、該バネ片に設けられ前記雄端子と接触する側に凸になるように屈曲形成された頂点部とを備え、前記挿入子が前記雌端子内に挿入されて、前記挿入子の挿入方向先端部が前記頂点部に相対する位置を通過する際に、前記バネ片の頂点部と前記挿入子の先端部とが接触することを規制しかつ前記ハウジング同士が嵌合すると前記バネ片の頂点部と前記雄端子の接触面とを接触させる規制手段を備えたことを特徴としている。 In order to achieve the above-described object, a connector according to claim 1 includes a first housing in which a female terminal is accommodated and a second housing in which a male terminal is accommodated, and the housings are fitted to each other. In the connector in which the terminals are electrically connected to each other, the female terminal includes a cylindrical portion that accommodates the male terminal inserter, and the male terminal inserter provided in the cylindrical portion. A spring piece that urges toward the inner surface of the portion, and a vertex portion that is provided on the spring piece and is bent so as to protrude toward the side in contact with the male terminal. The tip of the insert in the insertion direction passes through a position facing the apex, and the apex of the spring piece and the tip of the insert are restricted from contacting each other, and When the housings fit together, the apex of the spring piece and the It is characterized by having a regulating means for contacting the contact surface of the terminal.
請求項2に記載のコネクタは、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記規制手段は、前記バネ片と相対する位置に設けられかつ前記挿入子側から離れるにしたがって前記バネ片に向かって近づくように傾斜した傾斜部と、前記第2のハウジングに取り付けられ、かつ、前記雄端子を前記バネ片と前記傾斜部とが互いに相対する方向に沿って移動自在に支持するとともに前記雄端子を前記傾斜部に向かって付勢したホルダとを備え、前記ハウジング同士を嵌合する際に、前記雄端子の先端部が前記傾斜部に当接し、前記傾斜部上を摺動することで前記雄端子の接触面が前記頂点部に接触して前記端子同士が接続することを特徴としている。
The connector according to
請求項3に記載のコネクタは、請求項2に記載のコネクタにおいて、前記頂点部と、前記傾斜部の前記頂点部と相対する位置との間隔が前記挿入子の厚みより大きいことを特徴としている。
The connector according to
請求項4に記載のコネクタは、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のコネクタにおいて、前記雌端子は、前記筒部内の前記バネ片より雄端子側から離れた側に設けられた位置規制片を備え、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとが嵌合すると、前記雄端子の接触面が前記頂点部に接触するとともに前記位置規制片が前記挿入子の先端部に接触することを特徴としている。
The connector according to
請求項5に記載のコネクタは、請求項1に記載のコネクタにおいて、前記規制手段は、前記バネ片に設けられ、前記筒部の外側に突出し、かつ前記筒部の外側に向かって凸に屈曲形成された第2の頂点部と、前記第2のハウジングに設けられ、前記雄端子の長手方向と平行に延びかつ前記第1のハウジング内に挿入される雄リブとを備え、前記雄端子の先端部が前記頂点部に相対する位置を通過した後、前記雄リブが前記第2の頂点部を前記頂点部が前記雄端子の接触面に近づく方向に押圧して、前記端子同士が接続することを特徴としている。
The connector according to
請求項6に記載のコネクタは、請求項5に記載のコネクタにおいて、前記雄リブの前記第2の頂点部に当接する部分に、前記雄リブの挿入方向に対し交差するテーパ面が設けられていることを特徴としている。
The connector according to claim 6 is the connector according to
請求項7に記載のコネクタは、請求項5または請求項6に記載のコネクタにおいて、前記雌端子は、前記筒部の外壁に連なり、かつ前記バネ片を外部干渉から保護する保護壁を備え、前記第2のハウジングは、前記雄リブの前記保護壁と当接する部分から凹の凹部を備え、前記ハウジング同士が嵌合すると前記凹部に前記保護壁が侵入することを特徴としている。
The connector according to
請求項8に記載のコネクタは、雌端子が収容された第1のハウジングと、雄端子が収容された第2のハウジングとを有し、前記ハウジング同士が嵌合することで前記端子同士が電気的に接続されるコネクタにおいて、前記第1のハウジングは、前記雌端子と前記雄端子の挿入子とを収容するキャビティを備え、前記雌端子は、前記雄端子と接触しかつ前記雄端子を前記キャビティの内面に向かって付勢するバネ片と、該バネ片に設けられ前記雄端子に向かって凸に屈曲形成された頂点部とを備え、前記挿入子が前記キャビティ内に挿入されて、前記挿入子の挿入方向先端部が前記頂点部に相対する位置を通過する際に、前記バネ片の頂点部と前記挿入子の先端部とが接触することを規制しかつ前記ハウジング同士が嵌合すると前記バネ片の頂点部と前記雄端子の接触面とを接触させる規制手段を備えたことを特徴としている。
The connector according to
請求項9に記載のコネクタは、請求項8に記載のコネクタにおいて、前記規制手段は、前記ハウジング同士が互いに嵌合すると互いに重なる、前記第1のハウジングの外壁と前記第2のハウジングの外壁とのうち一方に設けられ、かつ他方に向かって突出した突起と、前記他方に設けられ、かつ前記突起が侵入するガイド溝とを備え、前記ガイド溝は、互いに接触する前記バネ片と前記雄端子とが近づく方向に傾斜していることを特徴としている。
The connector according to
請求項10に記載のコネクタは、請求項8に記載のコネクタにおいて、前記ハウジング同士が互いに嵌合すると互いに重なる、前記第1のハウジングの外壁と前記第2のハウジングの外壁とのうち、一方の外壁から突出したロック突起と、他方の外壁に設けられた前記ロック突起35に嵌合するロックアームとを備え、前記ロック突起と前記ロックアームとは、互いに重なり合うことが可能であり、かつ前記ハウジング同士の嵌合する方向に対し直交する方向の一方の縁部に設けられ、かつ前記直交する方向に沿って、前記ハウジングの外側に向かうにしたがって前記ハウジングの外壁に近づく方向にそれぞれ傾斜したテーパ面を備え、前記テーパ面同士が重なった状態では前記端子同士が互いに間隔をあけるとともに、前記ロック突起と前記ロックアームが嵌合すると、テーパ面同士が離れる方向に前記ハウジング同士が移動して、前記端子同士が接触することを特徴としている。
The connector according to
請求項11に記載のコネクタは、請求項10に記載のコネクタにおいて、前記規制手段は、前記ハウジング同士が完全嵌合するまでは前記テーパ面同士が互いに重なり合うことが可能な位置に前記ハウジング同士を位置付けるとともに、前記ハウジング同士が完全嵌合すると、前記テーパ面同士が互いに離れる方向に、前記嵌合する方向に直交する方向に沿って、前記ハウジング同士が移動して前記ロック突起と前記ロックアームとが嵌合することを許容する誘導手段を備えたことを特徴としている。
The connector according to
請求項12に記載のコネクタは、請求項8に記載のコネクタにおいて、前記ハウジング同士が互いに嵌合すると互いに重なる、前記第1のハウジングの外壁と前記第2のハウジングの外壁とのうち、一方の外壁から突出したロック突起と、他方の外壁に設けられた前記ロック突起に嵌合するロックアームとを備え、前記ロック突起と前記ロックアームとのうち一方は、他方の部材と当接することが可能であり、かつ前記ハウジング同士の嵌合する方向に対し直交する方向の一方の縁部に設けられ、かつ前記直交する方向に沿って、前記ハウジングの外側に向かうにしたがって前記ハウジングの外壁に近づく方向に傾斜したテーパ面を備え、前記テーパ面と前記他方の部材とが当接している状態では前記端子同士が互いに間隔をあけるとともに、前記ロック突起と前記ロックアームが嵌合すると、前記テーパ面と前記他方の部材とが互いに離れる方向に前記ハウジング同士が移動して、前記端子同士が接触することを特徴としている。
The connector according to
請求項13に記載のコネクタは、請求項12に記載のコネクタにおいて、前記規制手段は、前記ハウジング同士が完全嵌合するまでは前記テーパ面と前記他方の部材とが当接することが可能な位置に前記ハウジング同士を位置付けるとともに、前記ハウジング同士が完全嵌合すると、前記テーパ面と他方の部材とが互いに離れる方向に、前記嵌合する方向に直交する方向に沿って、前記ハウジング同士が移動して前記ロック突起と前記ロックアームとが嵌合することを許容する誘導手段を備えたことを特徴としている。
The connector according to
請求項14に記載のコネクタは、請求項11または請求項13に記載のコネクタにおいて、前記誘導手段は、前記第1のハウジングの外壁と、前記第2のハウジングの外壁とのうち一方に設けられ、かつ他方に向かって突出した誘導突起と、前記他方に設けられ、かつ前記誘導突起が侵入する誘導溝とを備え、前記誘導溝は、前記挿入子の挿入方向と平行に延びた第1の溝と、該第1の溝に連なり、かつ前記挿入子が前記頂点部に近づく方向と平行に延びた第2の溝を備えていることを特徴としている。
The connector according to
請求項1及び請求項8に記載のコネクタは、前記挿入子の挿入方向先端部が前記頂点部に相対する位置を通過する際に、前記バネ片の頂点部と前記挿入子の先端部とが接触することを規制しかつ前記ハウジング同士が嵌合すると前記バネ片の頂点部と前記雄端子の接触面とを接触させる規制手段を備えているため、前記挿入子の先端部が前記バネ片上を摺動することなく、前記挿入子を挿入し、前記端子同士を接続することができる。よって、挿入力ピークが発生しないコネクタが得られる。 In the connector according to claim 1 and claim 8, when the insertion direction distal end of the insert passes through a position facing the apex, the apex of the spring piece and the end of the insert Since it is provided with a restricting means for restricting contact and bringing the apex portion of the spring piece into contact with the contact surface of the male terminal when the housings are fitted together, the distal end portion of the inserter is placed on the spring piece. The inserter can be inserted and the terminals can be connected without sliding. Therefore, a connector in which no insertion force peak occurs can be obtained.
請求項2に記載のコネクタは、前記雌端子が、前記挿入子側から離れるにしたがって前記バネ片に向かって近づくように傾斜した傾斜部を備えている。そして、前記第2のハウジングは、前記雄端子を前記バネ片と前記傾斜部とが互いに相対する方向に沿って移動自在に支持するとともに前記雄端子を前記傾斜部に向かって付勢したホルダを備えている。このため、前記挿入子の先端部が傾斜部に接触しても、該挿入子がホルダにより移動するので、挿入子と傾斜部との間に摩擦力を(殆ど)生じさせないとともに、挿入子が前記バネ片上を摺動することなく、前記挿入子を、挿入していくにしたがって前記頂点部に徐々に近づけることができ、前記挿入子の挿入の最終段階で前記頂点部と前記挿入子とを接触させることができる。よって、挿入力ピークが発生しないコネクタが得られる。 According to a second aspect of the present invention, the female terminal includes an inclined portion that is inclined so as to approach the spring piece as the female terminal moves away from the inserter side. The second housing includes a holder for supporting the male terminal movably along a direction in which the spring piece and the inclined portion face each other and urging the male terminal toward the inclined portion. I have. For this reason, even if the tip of the inserter contacts the inclined portion, the inserter moves by the holder, so that (almost) no frictional force is generated between the inserter and the inclined portion. Without sliding on the spring piece, the insert can be gradually brought closer to the apex as it is inserted, and the apex and the insert are inserted at the final stage of insertion of the insert. Can be contacted. Therefore, a connector in which no insertion force peak occurs can be obtained.
請求項3に記載のコネクタは、前記頂点部と前記傾斜部の前記頂点部と相対する位置との間隔が前記挿入子の厚みより大きく形成されている。このため、前記挿入子の先端部が傾斜部に接触しても、該挿入子が前記バネ片上を摺動することが全くない。したがって、挿入力ピークが発生しないコネクタが得られる。
The connector according to
請求項4に記載のコネクタは、前記雌端子は、前記筒部内の前記バネ片より雄端子側から離れた側に設けられた位置規制片を備えている。このため、前記位置規制片が前記挿入子の先端部に接触して挿入子が前記筒部内でガタつくことを防止できる。 According to a fourth aspect of the present invention, the female terminal includes a position restricting piece provided on a side farther from the male terminal side than the spring piece in the cylindrical portion. For this reason, it can prevent that the said position control piece contacts the front-end | tip part of the said inserter, and an inserter rattles in the said cylinder part.
請求項5に記載のコネクタは、前記雄端子の先端部が前記頂点部に相対する位置を通過した後、前記雄リブが前記第2の頂点部を前記頂点部が前記雄端子の接触面に近づく方向に押圧するため、前記挿入子の先端部が前記バネ片上を摺動することなく、前記挿入子を挿入方向後端部まで挿入することができ、前記挿入子の挿入後に前記頂点部と前記雄端子の接触面とを接触させることができる。よって、挿入力ピークが発生しないコネクタが得られる。
The connector according to
請求項6に記載のコネクタは、前記雄リブの前記第2の頂点部に当接する部分に、前記雄リブの挿入方向に対し交差するテーパ面が設けられている。このため、該テーパ面によって、前記雄リブの先端と前記第2の頂点部との摩擦量を少なくすることができ、前記ハウジング同士を少ない力で嵌合させることができる。さらに、テーパ面により、前記雄リブの先端と前記第2の頂点部とを確実に接触させて、バネ片と挿入子とを確実に接触させることができる。 In the connector according to claim 6, a tapered surface that intersects with the insertion direction of the male rib is provided at a portion that contacts the second apex portion of the male rib. For this reason, the amount of friction between the tip of the male rib and the second apex portion can be reduced by the tapered surface, and the housings can be fitted with a small force. Furthermore, the tip of the male rib and the second apex can be reliably brought into contact with each other by the tapered surface, and the spring piece and the insert can be brought into contact with each other.
請求項7に記載のコネクタは、前記雌端子は、前記バネ片を外部干渉から保護する保護壁を備えているので、前記バネ片が外部干渉によって変形したり破損したりすることを防止できる。さらに、前記第2のハウジングが、前記雄リブの前記保護壁と当接する部分から凹の凹部を備えているため、保護壁を凹部内に位置付けることで、雌端子を位置決めでき、該雌端子ががたつくことを防止できる。
In the connector according to
請求項9に記載のコネクタは、第1のハウジングの外壁と第2のハウジングの外壁とのうち一方に他方に向かって突出した突起と、他方に設けられかつ前記突起が侵入するガイド溝とを備えている。さらに、前記ガイド溝は、互いに接触する前記バネ片と前記雄端子とが近づく方向に傾斜している。このため、前記ハウジング同士を嵌合する際に、確実に、前記挿入子をバネ片の頂点部に徐々に近づけることができ、前記ハウジング同士が嵌合するのと同時に前記頂点部と前記雄端子の接触面とを接触させることができる。よって、挿入力ピークが発生しないコネクタが得られる。
The connector according to
請求項10及び請求項12に記載のコネクタは、第1のハウジングの外壁と第2のハウジングの外壁とのうち、一方の外壁から突出したロック突起と、他方の外壁に設けられたロックアームとを備え、かつ、ロック突起とロックアームとのうち少なくとも一方にテーパ面を備えている。これにより、ロックアームの弾性復元力とテーパ面とを利用することによって、コネクタの嵌合作業において、一方向に加圧するだけでロック突起とロックアームとを嵌合させることができるため、作業効率が向上する。
The connector according to
請求項11及び請求項13に記載のコネクタは、誘導手段が、ハウジング同士が完全嵌合するまでは、ロック突起とロックアームとが嵌合することを規制して、バネ片と挿入子とが接触することを規制する。このため、前記挿入子の先端部が前記バネ片上を摺動することなく、端子同士を接続できる。また、誘導手段が、ハウジング同士が完全嵌合すると、ロック突起とロックアームとが嵌合することを許容して、バネ片と挿入子とが接触することを許容する。このため、ハウジング同士が完全嵌合すると、挿入子とバネ片とを確実に接触させることができ、端子同士を確実に接続させることができる。 In the connector according to the eleventh and thirteenth aspects, the guiding means regulates the engagement between the lock protrusion and the lock arm until the housings are completely fitted, and the spring piece and the inserter are Restrict contact. For this reason, terminals can be connected without the tip of the inserter sliding on the spring piece. Further, when the housings are completely fitted together, the guide means allows the lock protrusion and the lock arm to be fitted, and allows the spring piece and the inserter to contact each other. For this reason, when the housings are completely fitted to each other, the inserter and the spring piece can be reliably brought into contact with each other, and the terminals can be reliably connected to each other.
請求項12に記載のコネクタは、誘導手段が、前記第1のハウジングの外壁と前記第2のハウジングの外壁とのうち一方に設けられた誘導突起と、前記他方に設けられた前記誘導突起が侵入する誘導溝とを備えている。さらに、誘導溝が、第1の溝と、第2の溝とを備えている。このため、前記ハウジング同士が完全嵌合するまでは前記テーパ面同士が互いに重なり合うように前記ハウジング同士を位置付けるとともに、前記ハウジング同士が完全嵌合すると、前記ハウジング同士が、互いに接触する前記バネ片と前記雄端子とが近づく方向に移動することを許容することができる。
The connector according to
以下、本発明の第1の実施形態にかかるコネクタ3を図1ないし図8を参照して説明する。コネクタ3は、図4などに示すように、第1のハウジング1と、第2のハウジング2と、雌型の端子金具(以下雌端子と呼ぶ)10と、雄型の端子金具(以下雄端子と呼ぶ)20と、ホルダ22aとを備えている。
A
ハウジング1,2は絶縁性の合成樹脂で構成され、箱状に形成されている。第1のハウジング1は、雌端子10を収容するキャビティ7を複数備えている。キャビティ7は、第1のハウジング1を貫通した孔であり、直線状に延びている。第2のハウジング2は、雄端子20を収容するキャビティ9を複数備えている。キャビティ9は、第2のハウジング2を貫通した孔であり、直線状に延びている。
The
雌端子10は、図4ないし図7に示すように、第1のハウジング1内に収容され、第2のハウジング2内に収容された雄端子20と、図示しない電線とを、互いに電気的に接続するために用いられる。
4 to 7, the
雌端子10は、図1及び図2に示すように、銅又は銅合金(黄銅、ベリリウム銅などを含む)からなる導電性金属板を打ち抜いて得られ、図示しない電線接続部と、電気接触部8とを備えている。電線接続部は、電線をかしめて、前記電線と電気的に接続するとともに該電線と固定される。電気接触部8は、筒状に形成され内部に雄端子20の挿入子27を収容する筒部11を備えている。筒部11は、図示例では、四角筒状に形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
また、雌端子10の電気接触部8は、筒部11内に設けられかつ挿入子27を筒部11の内側に向かって付勢するバネ片12と、バネ片12と相対する位置に設けられかつ挿入子27側から離れるにしたがってバネ片12に向かって近づくように傾斜した傾斜部14と、バネ片12より雄端子20側から離れた側に設けられかつハウジング1,2同士が完全嵌合すると挿入子27の先端部26に当接する位置規制片15と、を備えている。
Further, the
バネ片12は、帯板状で、かつ一端が筒部11と連なりかつ他端が自由端の片持ち状に形成され、弾性変形自在となっている。またバネ片12には、挿入子27と接触する側に凸になるように屈曲形成された頂点部13が設けられている。なお、頂点部13は、図示例では帯板状の板金を折り曲げて形成されているが、本発明では、頂点部13は、バネ片12の他の部分より挿入子27に向かって突出しているものであれば、必ずしも屈曲形成されていなくても良く、例えば挿入子27側に突出したエンボス部であっても良い。
The
傾斜部14は、図2及び図4などに示すように、筒部11のバネ片12と相対する位置に設けられ、筒部11を形成する板金の一部を折り曲げて形成されている。傾斜部14は、筒部11の挿入子27が挿入される開口部側から挿入子27の挿入方向に沿って、バネ片12に近づく方向に連続した傾斜面であり、挿入子27は該傾斜部14上を摺動して、挿入の最終段階で頂点部13と接触する。さらに、頂点部13と傾斜部14上の頂点部13と相対する位置14aとの間隔は、この間に挿入される挿入子27の厚みより大きく形成されている。
As shown in FIGS. 2 and 4, the
位置規制片15は、筒部11のバネ片12と同面で、かつバネ片12より雄端子20側から離れた側に設けられている。位置規制片15は、一端が筒部11と連なった片持ち状に形成され、かつ他端が挿入子27と接触するように屈曲形成されている。該位置規制片15は、ハウジング1,2同士が完全嵌合すると挿入子27の先端部26に接触し、挿入子27が筒部11内でガタつくことを防止する。
The
このような雌端子10は、筒部11内に挿入子27が挿入され、ハウジング1,2同士が完全嵌合すると、バネ片12と傾斜部14との間に挿入子27を挟み込む。なお、このとき、バネ片12は、挿入子27を傾斜部14即ち筒部11の内面に向かって付勢する弾性復元力を生じて、挿入子27が筒部11から抜け出ることを規制する。このようにして挿入子27が、筒部11内で固定されるとともに雄端子20と雌端子10とが電気的に接続する。
In such a
雄端子20は、導電性を有する板金を屈曲されて形成されている。雄端子20は、図3に示すように、電線が電気的に接続される電線接続部20aと、筒状部28と、雌端子10の筒部11内に挿入される挿入子27と、を一体に備えている。雄端子20は、電線接続部20aと筒状部28と挿入子27とが、順に一列に配されている。
The
電線接続部20aは、電線をかしめて、電線と電気的に接続するとともに該電線と固定される。
The electric
筒状部28は、電線接続部20aと挿入子27との双方に連なりかつ四角筒状に形成されている。筒状部28には、第2のハウジング2と一体形成された図示しない係止アームや、リブ、後述のホルダ22aなどが係止し、雄端子20が筒部11内から抜け出ることや位置ずれすることが防止される。
The
挿入子27は、筒状部28に連なりかつ、雌端子10との接触面21を備えて細長い角柱状に形成されている。挿入子27は、筒状部28より薄く形成されている。接触面21とは、図3に示すように、挿入子27の長手方向の両端部を除く部分であり、先端部26と基部29とを除く部分であればどこでも良い。即ち接触面21は、先端部26と基部29との間の中間部の外側面をいう。また、挿入子27は、電線接続部20aから離れた先端部26が、先端に向かうにしたがって徐々に先細となるように形成されている。
The
ホルダ22aは、図4ないし図7に示すように第2のハウジング2内に取り付けられており、バネ片12と傾斜部14とが互いに相対する方向、即ち挿入子27の挿入方向(図4中に矢印Kで示す)と交差する方向にスライド自在に支持された図示しない本体部と、該本体部と連なりかつ、筒状部28の外側面に当接し、雄端子20を位置決めする複数の付勢部22と、を備えている。なお、矢印Kは、本明細書に記したハウジング1,2同士の嵌合方向(嵌合する際に近づく方向)及び挿入子27の挿入方向をなしている。また、第2のハウジング2は、該付勢部22の後述する付勢板24即ちホルダ22aの移動を規制するノッチ23を備えている。
The
本体部即ちホルダ22aは、雄端子20の挿入子27がバネ片12の頂点部13に接触することを規制する(接触しない)図4などに示す位置と、雄端子20の挿入子27がバネ片12の頂点部13に接触することを許容する(接触する)図7などに示す位置とに亘って、第2のハウジング2内で移動自在に設けられている。即ち、ホルダ22aは、雄端子20を矢印Kに対し直交(交差)する方向に沿って移動自在に支持している。また、ホルダ22aは、図4に示された位置に位置付けられると、雄端子20の挿入子27を傾斜部14と矢印Kに沿って、相対させる。
The main body, that is, the
付勢部22は、弾性変形可能な材料から成り、板状の付勢板24と板バネ状の付勢アーム25とを備えている。付勢板24は、筒状部28の傾斜部14と当接する側の外側面と面接触して雄端子20を位置決めする。付勢アーム25は、筒状部28の頂点部13と接触する側の外側面に接触して、雄端子20を付勢板24に向かって付勢する。即ち、付勢アーム25は、雄端子20を傾斜部14に当接する方向に向かって付勢する。
The urging
なお、図示例では、付勢アーム25は、板バネ状に形成されているが、本発明では付勢アーム25として巻きバネ等を用いることも可能である。
In the illustrated example, the urging
ノッチ23は、図4などに示すように、第2のハウジング2の内壁のホルダ22aに面した箇所に設けられている。ノッチ23は、第2のハウジング2内で付勢板24が移動することを規制して、前記付勢板24を図4に示す位置又は図7に示す位置に保っている。そして、挿入子27の先端部26が傾斜部14上を摺動し、頂点部13に接触する方向に移動するのにしたがって、付勢アーム25が撓んでいき、付勢アーム25に蓄えられた撓み量が最大に達すると、付勢板24が弾性変形してノッチ23を乗り越える。なお、一つの付勢板24及び付勢アーム25がスライドすると、他の付勢板24と付勢アーム25もそれらに連動してスライドする。
The
前述したホルダ22aは、ハウジング1,2同士の嵌合前では、前述した図4に示された位置に保たれている。ホルダ22aは、一つの付勢板24と他の付勢アーム25の間に筒状部28を挟み、雄端子20をバネ片12と傾斜部14とが互いに相対する方向に沿って移動自在に支持するとともに傾斜部14に向かって付勢する。なお、上述したホルダ22aと傾斜部14とは本発明の規制手段をなしている。
The
前述したコネクタ3は、第1のハウジング1が第2のハウジング2の開口部を通して該第2のハウジング2内に侵入し、かつ第2のハウジング2に収容された雄端子20の挿入子27が第1のハウジング1に収容された雌端子10の筒部11内に侵入し、ハウジング1,2それぞれの外壁に設けられた図示しない係止手段によってこれらのハウジング1,2が互いに固定され、これらのハウジング1,2が互いにコネクタ結合する。そして、雄端子20と雌端子10とが互いに電気的に接続する。
In the
次に、第1のハウジング1と第2のハウジング2とが嵌合し、挿入子27が筒部11内に挿入されてバネ片12と接触する様子を図4ないし図7を参照して説明する。
Next, a state in which the first housing 1 and the
図4は、第1のハウジング1と第2のハウジング2が嵌合する前の状態を示した図である。図4に示すように、筒部11の開口部と挿入子27とが対向するようにハウジング1,2を位置付け、挿入子27が図4中矢印Kで示す挿入方向に沿って筒部11内に挿入されるように、ハウジング1,2を相対的に近づける。
FIG. 4 is a view showing a state before the first housing 1 and the
すると、図5に示すように、挿入子27が筒部11内に挿入され、挿入子27の先端部26が、バネ片12に接触することなく、傾斜部14に当接する。
Then, as shown in FIG. 5, the
続いて挿入子27の挿入がさらに進むと、挿入子27は、先端部26が傾斜部14上を摺動して、付勢アーム25の付勢力に抗して、雄端子20の挿入子27がバネ片12の頂点部13に近づく方向に移動する。すると、付勢アーム25の撓み量が最大に達して一つの付勢板24がノッチ23を乗り越えるとともに、他の付勢板24もこれに連動してスライドする。そして、図6に示すように、挿入子27の先端部26が傾斜部14上の頂点部13と相対する位置14aを通過する。このとき、挿入子27の接触面21と頂点部13とは非接触であり、接触面21と頂点部13との間には隙間が存在している。
Subsequently, when the insertion of the
さらに、ハウジング1,2同士が完全嵌合すると、図7に示すように、挿入子27の接触面21と頂点部13とが接触するとともに、位置規制片15と挿入子27の先端部26とが接触する。こうして、雄端子20と雌端子10とが電気的に接続される。このように、前述したホルダ22aと傾斜部14は、挿入子27が筒部11内に挿入されて、挿入子27の先端部26が傾斜部14上の頂点部13と相対する位置14aを通過する際に、頂点部13と挿入子27の先端部26とが互いに接触することを規制する。また、ホルダ22aと傾斜部14は、ハウジング1,2同士が完全嵌合すると、頂点部13と挿入子27の接触面21とを互いに接触させる。さらに、ホルダ22aと傾斜部14は、ハウジング1,2同士が嵌合する際に、挿入子27の先端部26を傾斜部14上を摺動させることで、頂点部13と挿入子27の接触面21とを互いに接触させる。
Further, when the
また、挿入子27は、接触面21が、雌端子10の傾斜部14と、頂点部13と、位置規制片15との3箇所で接触し、かつこれらの3点で支持されることにより、挿入子27が筒部11内でガタつくことが防止される。
Further, the
なお、本実施形態のコネクタ3の嵌合時に発生する挿入力を、図8のグラフに示す。図中一点鎖線で示す従来のコネクタは、挿入力ピークが大きく発生するのに対して、図中実線で示す本実施形態のコネクタ3は挿入力ピークが発生しないことがわかる。
The insertion force generated when the
このように、第1の実施形態のコネクタ3は、挿入子27側から離れるにしたがってバネ片12に向かって近づくように傾斜した規制手段としての傾斜部14と、雄端子20をバネ片12と傾斜部14とが互いに相対する方向に沿って移動自在に支持するとともに雄端子20を傾斜部14に向かって付勢する規制手段としてのホルダ22aと、を備えている。このため、挿入子27を、挿入されるにしたがって頂点部13に徐々に近づけることができ、挿入子27の先端部26がバネ片12上を摺動することなくバネ片12と傾斜部14の間を通過させることができ、挿入子27の挿入の最終段階で頂点部13と雄端子20の接触面21とを接触させることができる。よって、挿入力ピークが発生しないコネクタ3が得られる。
As described above, the
また、ホルダ22aが雄端子20を矢印Kに対し直交(交差)する方向に沿って、移動自在に支持しているので、挿入子27の先端部26が傾斜部14上を摺動する際に、該挿入子27が傾斜部14の傾斜に合わせてホルダ22aにより移動する。このため、挿入子27と傾斜部14との間に摩擦力を(殆ど)生じさせない。したがって、挿入力ピークが発生しないコネクタ3即ち挿入力の少ない(少ない挿入力でハウジング1,2同士を嵌合できる)コネクタ3を得ることができる。
Further, since the
さらに、頂点部13と、傾斜部14の頂点部13に矢印Kに直交する方向に沿って相対する位置14aとの間隔が、挿入子27の厚みより大きいので、挿入子27の先端部26がバネ片12に接触することなく、ハウジング1,2同士を嵌合できる。
Further, since the distance between the
続いて、本発明の第2の実施形態にかかるコネクタ3を図9ないし図14を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。なお、本実施形態におけるコネクタ3も、図11などに示すように、雌型の端子金具(以下雌端子と呼ぶ)10と、雄型の端子金具(以下雄端子と呼ぶ)20と、第1のハウジング1と、第2のハウジング2とを備えている。
Next, the
本実施形態における雌端子10は、図9及び図10などに示すように、バネ片12は、挿入子27と接触する側に凸になるようにプレス形成された頂点部13と該頂点部13と逆側に凸になるように屈曲形成された第2の頂点部16と、を備えている。そして、筒部11の外壁には切り欠きが設けられ、該切り欠きから、第2の頂点部16を含むバネ片12の一部が筒部11の外側に露出している。即ち、第2の頂点部16は、筒部11の外側に突出し、かつ筒部11の外側に向かって凸に湾曲形成されている。また、筒部11の頂点部13と相対する位置14aは、挿入子27と接触する側に凸即ち筒部11の内側に向かって凸にプレス形成されている。即ち、前述した位置14aは、筒部11の内面より挿入子27に向かって凸に形成されている。
In the
さらに、雌端子10は、筒部11の外壁に連なり、かつバネ片12を外部干渉から保護する保護壁17を備えている。図示例では、保護壁17は、筒部11の互いに相対する外壁それぞれに連なり、該外壁から筒部11の外側に向かって延びているとともに、互いの間にバネ片12の特に第2の頂点部16を位置付けている。さらに、一対の保護壁17は、バネ片12の第2の頂点部16より筒部11の外側に位置している。このように、図示例では、保護壁17を一対設けている。しかしながら、本発明では、必ずしも保護壁17は一対設けられていなくても良く、少なくとも筒部11の片側の外壁に一つ設けられていれば良い。保護壁17は、バネ片12を外部干渉による変形・破損から保護する。
Furthermore, the
また、本実施形態における第2のハウジング2は、図11ないし図13に示すように、挿入子27の長手方向と平行に延びかつ第1のハウジング1内に挿入される雄リブ30を備えている。雄リブ30は、平板状に形成され、第2のハウジング2から雄端子20の挿入子27と平行に、矢印K(図11に示す)即ち第1のハウジング1に向かって延びている。雄リブ30は、ハウジング1,2同士を嵌合させる際に、第1のハウジング1内に侵入する。雄リブ30は、ハウジング1,2同士を嵌合させる際に、挿入子27の先端部26が頂点部13に相対する位置14a上を通過した後に、第2の頂点部16に当接する位置に配されている。
In addition, the
雄リブ30は、挿入子27の先端部26が頂点部13に相対する位置14a上を通過した後、第2の頂点部16を頂点部13が挿入子27の接触面21に近づく方向に押圧して、頂点部13と接触面21とを接触させる。このようにして、雌端子10と雄端子20とが互いに電気的に接続される。なお、上述した第2の頂点部16と雄リブ30とは本発明の規制手段をなしている。
The
さらに、雄リブ30の第2の頂点部16に当接する部分(先端)には、図11ないし図13に示すように、雄リブ30の挿入方向(矢印Kの方向)に対し傾斜するテーパ面31が設けられている。テーパ面31は、第1のハウジング1から第2のハウジング2に向かうにしたがって、雄リブ30を徐々に厚くする方向に傾斜している。即ち、テーパ面31は、第1のハウジング1から第2のハウジング2に向かうにしたがって、徐々に第2の頂点部16即ちバネ片12に近づく方向に傾斜している。前述した構成のテーパ面31は、雄リブ30の先端と第2の頂点部16との摩擦量を少なくして、ハウジング1,2同士を少ない力で嵌合させることを可能とする。また、前述した構成のテーパ面31は、頂点部13が挿入子27の接触面21に近づく方向に、確実に第2の頂点部16を押圧することを可能とする。
Furthermore, a tapered surface that is inclined with respect to the insertion direction of the male rib 30 (the direction of the arrow K), as shown in FIGS. 11 to 13, at the portion (tip) that contacts the
また、雄リブ30は、挿入方向先端から挿入方向後方に向かって延びた凹部32(図11ないし図13中に点線で示し、図14に挿入方向と交差する方向の断面図を示す。)を備えている。凹部32は、ハウジング1,2同士を嵌合させる際に、雄リブ30の雌端子10と相対する面から凹に形成されている。即ち、凹部32は、前述したテーパ面31に開口している。凹部32は、保護壁17それぞれに対応して設けられている。凹部32は、矢印Kに沿って、直線状に延びている。凹部32には、ハウジング1,2同士を嵌合させる際に、それぞれ、対応する保護壁17が侵入する。
Further, the
また、本実施形態では、前述した第1の実施形態で説明したホルダ22aを備えていない。このため、本実施形態では、雄端子20は、矢印Kに対し直交する方向に沿って移動することが規制されている。
In the present embodiment, the
前述した雌端子10は、第1のハウジング1に収容され、雄端子20は、第2のハウジング2に収容されている。コネクタ3は、第1のハウジング1が第2のハウジング2の開口部を通して該第2のハウジング2内に侵入し、かつ第2のハウジング2に収容された雄端子20が第1のハウジング1に収容された雌端子10の筒部11内に侵入する。そして、コネクタ3は、第1のハウジング1の外壁に設けられた係止部4と第2のハウジング2の外壁に設けられた係止受け部5とが係止してハウジング1,2同士が固定され、これらのハウジング1,2が互いにコネクタ結合する。そして、雄端子20と雌端子10とが互いに電気的に接続する。
The
次に、第1のハウジング1と第2のハウジング2が嵌合し、挿入子27が筒部11内に挿入されてバネ片12と接触する様子を図11ないし図13を参照して説明する。
Next, a state in which the first housing 1 and the
図11は、第1のハウジング1と第2のハウジング2が嵌合する前の状態を示した図である。図11に示すように、筒部11の開口部と挿入子27とが対向するようにハウジング1,2を位置付け、挿入子27が図11中矢印Kで示す挿入方向に沿って筒部11内に挿入されるように、ハウジング1,2を相対的に近づける。
FIG. 11 is a view showing a state before the first housing 1 and the
すると、図12に示すように、挿入子27が筒部11内に挿入されるとともに、頂点部13と位置14aとの間隔が挿入子27の厚みより大きいので、挿入子27の先端部26が頂点部13と相対する位置14a上を通過する。このとき、挿入子27の接触面21と頂点部13とは非接触であり、接触面21と頂点部13との間には隙間が存在している。またこのとき、雄リブ30の先端は第2の頂点部16に到達しておらず、雄リブ30と第2の頂点部16とは非接触である。
Then, as shown in FIG. 12, the
続いて挿入子27の挿入がさらに進むと、雄リブ30のテーパ面31と第2の頂点部16とが当接する。そして、雄リブ30が第1のハウジング1に向かって挿入されるにしたがって、第2の頂点部16は、テーパ面31上を摺動して、筒部11の内側に向かって、押圧される。すると、該第2の頂点部16とともに、頂点部13は、接触面21に近づく方向に雄リブ30から押圧される。
Subsequently, when the insertion of the
さらに、ハウジング1,2同士が完全嵌合すると、頂点部13が、図13に示すように、雄リブ30などから押圧されて、挿入子27の接触面21に接触する。また、これと同時に第1のハウジング1の外壁に設けられた係止部4と第2のハウジング2の外壁に設けられた係止受け部5とが互いに係止する。こうして、挿入子27は、接触面21が、雌端子10の頂点部13と、頂点部13と相対する位置14aとの2箇所で接触して雄端子20と雌端子10とが電気的に接続される。
Further, when the
さらに、前述したハウジング1,2同士を嵌合させる際には、該ハウジング1,2が互いに近づくのにしたがって、保護壁17が凹部32内に侵入する。ハウジング1,2同士が完全に嵌合すると、図14に示すように、保護壁17が凹部32内に侵入して、雌端子10は、位置決めされる。
Further, when the
このように、前述した雄リブ30と第2の頂点部16は、挿入子27が筒部11内に挿入されて、挿入子27の先端部26が頂点部13を通過する際に、頂点部13と挿入子27の先端部26とが互いに接触することを規制する。また、雄リブ30と第2の頂点部16は、ハウジング1,2同士が完全嵌合すると、頂点部13と挿入子27の接触面21とを互いに接触させる。
Thus, the
なお、本実施形態のコネクタ3の嵌合時に発生する挿入力も、図8のグラフに示した第1の実施形態のコネクタ3と同一の曲線になり、本実施形態のコネクタ3は挿入力ピークが発生しないことがわかる。
The insertion force generated when the
このように、第2の実施形態のコネクタ3は、規制手段としての第2の頂点部16及び雄リブ30を備えている。そして、雄端子20の先端部26が頂点部13に相対する位置14aを通過した後、雄リブ30が第2の頂点部16と当接して、第2の頂点部16を頂点部13が雄端子20の接触面21に近づく方向に押圧する。このため、挿入子27の先端部26がバネ片12上を摺動することなく、挿入子27を挿入方向後端部まで挿入することができ、ハウジング1,2同士が完全嵌合するのと同時に頂点部13と雄端子20の接触面21とを接触させることができる。よって、挿入力ピークが発生しないコネクタ3が得られる。
As described above, the
また、雄リブ30の第2の頂点部16に当接する部分(先端)に、雄リブ30の挿入方向(矢印Kの方向)に対し交差するテーパ面31が設けられている。このため、該テーパ面31によって、雄リブ30の先端と第2の頂点部16との摩擦量を少なくすることができ、前記ハウジング1,2同士を少ない力で嵌合させることができる。さらに、テーパ面31により、雄リブ30の先端と第2の頂点部16とを確実に接触させて、バネ片12と挿入子27とを確実に接触させることができる。
A tapered
さらに、雌端子10は、バネ片12を外部干渉から保護する保護壁17を備えているので、前記バネ片12が外部干渉によって変形したり破損したりすることを防止できる。第2のハウジング2が、雄リブ30の保護壁17と当接する部分から凹の凹部32を備えているため、保護壁17を凹部32内に位置付けることで、雌端子10を位置決めでき、該雌端子10ががたつくことを防止できる。
Furthermore, since the
続いて、本発明の第3の実施形態にかかるコネクタ3を図15ないし図21を参照して説明する。なお、前述した第1及び第2の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。なお、本実施形態におけるコネクタ3も、図19などに示すように、雌型の端子金具(以下雌端子と呼ぶ)10と、雄型の端子金具(以下雄端子と呼ぶ)20と、第1のハウジング1と、第2のハウジング2とを備えている。
Subsequently, a
本実施形態における雌端子10は、図17及び図18などに示すように、バネ片12に雄端子20の挿入子27と接触する側に凸になるように屈曲形成された頂点部13を備えている。そして、筒部11の外壁に切り欠きが設けられ、該切り欠きから、頂点部13を含むバネ片12の一部が、筒部11の外側に露出している。即ち、頂点部13は、筒部11の外側に突出しているとともに、該筒部11の外側(キャビティ7の内面)に向かって凸に湾曲形成されている。
As shown in FIGS. 17 and 18, the
また、雌端子10は、第2の実施形態と同様に、筒部11の外壁に連なり、かつバネ片12を外部干渉から保護する保護壁17を備えている。前述したように、本発明では必ずしも保護壁17は一対設けられていなくても良く、少なくとも筒部11の片側の外壁に一つ設けられていれば良い。
Similarly to the second embodiment, the
さらに、雌端子10は、筒部11のへたりを防止する、へたり防止手段18を備えている。へたり防止手段18は、図18に示すように、筒部11の互いに直交する二つの外壁のうちの一方の外壁から他方の外壁に向かって突出した凸部18aと、他方の外壁に設けられかつ凸部18aを収容する窓18bと、を備えている。このへたり防止手段18を設けることにより、筒部11の強度を向上させることができる。
Furthermore, the
上述した雌端子10は、第1のハウジング1に設けられたキャビティ7内に収容されている。キャビティ7の内面と、バネ片12の頂点部13との間に雄端子20の挿入子27を位置付ける。バネ片12は、挿入子27をキャビティ7の内面に向かって付勢する。
The
また、本実施形態における雄端子20は、図16に示すように、第2のハウジング2内に収容されている。雄端子20の挿入子27は、第2のハウジング2に一体に設けられたリブ20b上に重ねられている。リブ20bは、平板状に形成され、第2のハウジング2から雄端子20の挿入子27と平行に、矢印K即ち第1のハウジング1に向かって延びている。また、リブ20bには、凹部32'が設けられている。凹部32'は、互いに隣り合う挿入子27間に設けられている。凹部32'は、リブ20bの挿入子27が重ねられる側の表面から凹に形成され、矢印Kに沿って直線状に延びている。凹部32'には、ハウジング1,2同士が嵌合すると、前述した保護壁17が侵入する。
Moreover, the
また、本実施形態における第1のハウジング1の外壁には、図15に示すように、第2のハウジング2の外壁に向かって突出した突起34が設けられ、本実施形態における第2のハウジング2の外壁には、突起34が侵入するガイド溝33が設けられている。突起34は、第1のハウジング1の互いに相対する外壁に一つずつ一対設けられ、ガイド溝33は、第2のハウジング2の互いに相対する外壁に一つずつ一対設けられている。なお、ガイド溝33が設けられた外壁と突起34が設けられた外壁とは、互いに重なる。
Further, as shown in FIG. 15, the outer wall of the first housing 1 in the present embodiment is provided with a
さらに、第2のハウジング2は、雄端子20の挿入子27が表面上に位置付けられるリブ20bと当接した側と反対側が、開口しており、第1のハウジング1が該開口部分から第2のハウジング2内に侵入可能になっている。このように第2のハウジング2は、雄端子20の長手方向の先端部26側と、雄端子20の厚み方向のリブ20bと当接した側と反対側との二方向に開口している。
Further, the
一対のガイド溝33は、前述した外壁の雄端子20の長手方向の先端部26側の縁に開口している。一対のガイド溝33は、この外壁の縁から離れるのにしたがって、即ち、第1のハウジング1から離れるのにしたがって、徐々にリブ20b即ち雄端子20の挿入子27に近づく方向に、矢印Kに対し交差している。即ち、ガイド溝33は、ハウジング1,2の嵌合方向(矢印Kの方向)に対して、互いに接触するバネ片12と雄端子20とが近づく方向に傾斜している。
The pair of
これらの一対のガイド溝33に一対の突起34がそれぞれ侵入して、ハウジング1,2を相対的に近づけると、第1のハウジング1が第2のハウジング2の開口部を通して該第2のハウジング2内に侵入し、かつ第2のハウジング2に収容された雄端子20が第1のハウジング1に収容された雌端子10内に侵入する。なお、一対のガイド溝33の前述した外壁の縁寄りに突起34が位置すると、前記バネ片12と雄端子20とが互いに接触することなく、互いに間隔をあける。ガイド溝33の奥に突起34が侵入するのにしたがって、徐々にバネ片12と雄端子20とが互いに近づく。そして、ガイド溝33の奥に突起34が侵入すると、挿入子27の先端部26が頂点部13に相対する位置14aを通過する際には、頂点部13と挿入子27とが互いに接触しない。そしてハウジング1,2それぞれの外壁に設けられた図示しない係止手段によって固定され、これらのハウジング1,2が互いにコネクタ結合する。ハウジング1,2同士が完全嵌合すると、頂点部13と挿入子27とが互いに接触する。そして、雄端子20と雌端子10とが互いに電気的に接続する。なお、突起34とガイド溝33とは、本発明の規制手段をなしている。
When the pair of
次に、第1のハウジング1と第2のハウジング2が嵌合し、挿入子27がキャビティ7内に挿入されてバネ片12と接触する様子を図19ないし図21を参照して説明する。
Next, the manner in which the first housing 1 and the
図19は、第1のハウジング1と第2のハウジング2が嵌合する前の様子を示した図である。図19に示すように、ガイド溝33の開口部と図示しない突起34とが対向するようにハウジング1,2を位置付け、突起34をガイド溝33内に侵入させるように、ハウジング1,2を相対的に近づける。
FIG. 19 is a view showing a state before the first housing 1 and the
突起34をガイド溝33内に侵入させると、頂点部13と挿入子27とが互いに間隔をあけるとともに、図20に示すように、挿入子27が第1のハウジング1のキャビティ7内に挿入される。さらに、ハウジング1,2同士を近づけるすなわちガイド溝33の奥に突起34を挿入すると、挿入子27の先端部26が、頂点部13と相対する位置14aを通過する。このとき、挿入子27の接触面21と頂点部13とは非接触であり、接触面21と頂点部13との間には隙間が存在している。
When the
そしてハウジング1,2それぞれの外壁に設けられた図示しない係止手段によって固定されてハウジング1,2同士が完全嵌合すると、図21に示すように、挿入子27の接触面21と頂点部13とが接触する。こうして雄端子20と雌端子10とが電気的に接続される。
Then, when the
このように、ガイド溝33と突起34は、ハウジング1,2同士を嵌合する際に、挿入子27がキャビティ7内に挿入されて、先端部26が頂点部13に相対する位置14aを通過する際に、頂点部13に挿入子27の先端部26が接触することを規制する。ガイド溝33と突起34は、ハウジング1,2同士が完全嵌合すると、頂点部13に挿入子27の接触面21を接触させる。
As described above, when the
なお、本実施形態のコネクタ3の嵌合時に発生する挿入力も、図8のグラフに示した第1の実施形態のコネクタ3と同一の曲線になり、本実施形態のコネクタ3は挿入力ピークが発生しないことがわかる。
The insertion force generated when the
このように、第3の実施形態のコネクタ3は、ハウジング1,2同士が互いに嵌合すると互いに重なる、第1のハウジング1の外壁に第2のハウジング2に向かって突出した規制手段としての突起34を設け、第2のハウジング2の外壁に突起34が侵入する規制手段としてのガイド溝33を設けている。ガイド溝33は、その開口部からガイド溝33の奥に向かって、ハウジング1,2の嵌合方向に沿って、互いに接触するバネ片12と雄端子20とが近づく方向に傾斜している。このため、挿入子27を、挿入されるにしたがって頂点部13に徐々に近づけることができ、挿入子27の先端部26がバネ片12上を摺動することなく頂点部13と該頂点部13と相対する位置14aの間を通過させることができ、挿入子27の挿入の最終段階で頂点部13と雄端子20の接触面21とを接触させることができる。よって、挿入力ピークが発生しないコネクタ3が得られる。
As described above, the
なお、第3の実施形態のコネクタ3では、第1のハウジング1に突起34が設けられ、第2のハウジング2にガイド溝33が設けられていたが、本発明では、図22に示すように、第1のハウジング1にガイド溝33が設けられ、第2のハウジング2に突起34が設けられていても良い。この場合、ガイド溝33は、第1のハウジング1から第2のハウジング2に近づくのにしたがって即ち該ガイド溝33の奥から開口部に向かうにしたがって、矢印K(図19に示す)に交差する方向に傾斜している。また、ガイド溝33と突起34は、ガイド溝33の開口部に突起34が侵入しても、挿入子27とバネ片12とが接触することを規制するとともに、頂点部13と相対する位置14aを挿入子27の先端部26が通過した後、挿入子27の接触面21に頂点部13を接触させる。このように、図22に示したガイド溝33も、その開口部からガイド溝33の奥に向かって、ハウジング1,2の嵌合方向に沿って、互いに接触するバネ片12と雄端子20とが近づく方向に傾斜していれば良い。
In the
さらに、第3の実施形態のコネクタ3では、筒部11にへたり防止手段18が設けられていたが、本発明では、へたり防止手段18は必ずしも備えている必要はなく、図23に示すようにへたり防止手段18を備えていない雌端子10であっても良い。
Further, in the
続いて、本発明の第4の実施形態にかかるコネクタ3を図24ないし図32を参照して説明する。なお、前述した第1ないし第3の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。なお、本実施形態におけるコネクタ3も、図27などに示すように、雌型の端子金具(以下雌端子と呼ぶ)10と、雄型の端子金具(以下雄端子と呼ぶ)20と、第1のハウジング1と、第2のハウジング2とを備えている。
Next, a
本実施形態における雌端子10は、図24及び図25などに示すように、バネ片12が雄端子20の挿入子27と接触する側に凸になるようにアーチ型に折り曲げられて、形成された頂点部13を備えている。そして、筒部11の外壁に切り欠きが設けられ、該切り欠きから、頂点部13を含むバネ片12の一部が、筒部11の外側に露出している。即ち、頂点部13は、筒部11の外側に向かって突出しているとともに、筒部11の外側即ちキャビティ7の内面に向かって凸に湾曲形成されている。
As shown in FIGS. 24 and 25, the
上述した雌端子10は、第1のハウジング1に設けられたキャビティ7内に収容され、該キャビティ7とバネ片12の頂点部13との間に雄端子20の挿入子27を位置付ける。バネ片12は、挿入子27をキャビティ7の内面に向かって付勢する。
The
本実施形態における第1のハウジング1の外壁には、該外壁から突出したロック突起35が設けられ、本実施形態における第2のハウジング2の外壁には、ロック突起35と嵌合するロックアーム36が設けられている。ロックアーム36は、長方形の枠状に形成され、図示しない一方の端部、即ちロック突起35と離れた側の端部は第2のハウジング2と連なり、ロック突起35寄りの他方の端部は自由端となっている。なお、ロック突起35が設けられた外壁と、ロックアーム36が設けられた外壁とは、互いに重なる。
A
ロック突起35には、図26に示すように、傾斜面35aと、第1のテーパ面35bとが設けられている。傾斜面35aは、ロック突起35の第2のハウジング2に相対する端部に設けられている。傾斜面35aは、第2のハウジング2から離れるのにしたがって、徐々に第1のハウジング1の外側に向かうように、前述した矢印Kに交差している。
As shown in FIG. 26, the
第1のテーパ面35bは、ロック突起35の平面視において、該ロック突起35の矢印Kに直交する方向の一方の縁部に設けられている。第1のテーパ面35bは、ロック突起35の平面視において、矢印Kに直交する方向に沿って、第1のハウジング1の外側に向かうにしたがって、徐々に第1のハウジング1の外壁に近づく方向に傾斜している。
The
ロックアーム36には、第2のテーパ面36b(図26及び図30などに示す)が設けられている。第2のテーパ面36bは、ロックアーム36の平面視において、該ロックアーム36の矢印Kに直交する方向でかつ前記第1のテーパ面35bと重なることが可能な一方の縁部に設けられている。第2のテーパ面36bは、ロックアーム36の平面視において、矢印Kに直交する方向に沿って、第2のハウジング2の外側に向かうにしたがって、徐々に第2のハウジング2の外壁に近づく方向に傾斜している。
The
ロック突起35の平面視における第1のテーパ面35bの矢印Kに直交する方向の長さC(図26(c)に示す)は、後述する雄端子20の接触面21が頂点部13に向かって移動する距離と同一になるように形成されている。
The length C (shown in FIG. 26C) of the
さらに、テーパ面35b,36b同士が、重なった状態では、ロック突起35とロックアーム36とは、互いに嵌合することが規制されている(嵌合しない)。テーパ面35b,36b同士が、重なった状態では、バネ片12の頂点部13と挿入子27とが接触することが規制されている(接触しない)。即ち、テーパ面35b,36b同士が、互いに重なった状態では、端子10,20同士が互いに間隔をあける。
Further, when the
テーパ面35b,36b同士が、互いに重なる状態から互いに離れると(互いに重ならなくなると)、ロック突起35とロックアーム36とは、互いに嵌合する。テーパ面35b,36b同士が、互いに重なる状態から互いに離れると(互いに重ならなくなると)、バネ片12の頂点部13と挿入子27とが接触する。
When the taper surfaces 35b and 36b are separated from each other from a state where they overlap each other (when they do not overlap each other), the
また、本実施形態のコネクタ3は、第1のハウジング1のロック突起35が設けられた外壁と相対する外壁に、第2のハウジング2の外壁に向かって突出した誘導突起37が設けられている。そして、第2のハウジング2のロックアーム36が設けられた外壁と相対する外壁に、誘導突起37が侵入する誘導溝38が設けられている。なお、誘導突起37が設けられた外壁と、誘導溝38が設けられた外壁とは、互いに重なる。
In addition, the
誘導溝38は、挿入子27の挿入方向(矢印Kの方向)と平行に延びた第1の溝38aと、該第1の溝38aに連なり、かつ挿入子27が頂点部13に近づく方向と平行に延びた第2の溝38bを備えている。誘導突起37と誘導溝38とは、本発明の誘導手段と、規制手段との双方をなしている。
The
また、第1の溝38aは、図26(a)中のK方向と平行に延びている。第1の溝38aは、第2のハウジング2の第1のハウジング1寄りの(相対する)縁に開口している。第2の溝38bは、第1の溝38aの第1のハウジング1から離れた側の端部に連なっている。第2の溝38は、前述した矢印Kに直交する方向に沿って延びている。なお、矢印Kは、ロック突起35とロックアーム36とが相対的に近づく方向と平行である。
The
また、誘導突起37と誘導溝38とは、誘導突起37が第1の溝38a内に位置すると、前述したテーパ面35b,36bとが互いに重なる位置にハウジング1,2を位置付ける。誘導突起37と誘導溝38とは、誘導突起37が第2の溝38b内に位置すると、前述したテーパ面35b,36b同士が離れる(互いに重ならなくなる)方向にハウジング1,2が相対的に移動することを許容する。
The
次に、第1のハウジング1と第2のハウジング2が嵌合し、挿入子27がキャビティ7内に挿入されてバネ片12と接触する様子を図26ないし図32を参照して説明する。
Next, the manner in which the first housing 1 and the
図27は、第1のハウジング1と第2のハウジング2が嵌合する前の様子を示した図である。図27に示すように、筒部11と挿入子27とが対向するようにハウジング1,2を位置付ける。すると、図32(a)に示すように、誘導突起37が誘導溝38の開口部と矢印Kに沿って相対するとともに、テーパ面35b,36bが矢印Kに沿って並べられる。図中矢印Kで示す挿入方向に沿って挿入子27を第1のハウジング1のキャビティ7内に挿入させるように、ハウジング1,2を相対的に近づける。
FIG. 27 is a view showing a state before the first housing 1 and the
すると、図32(b)に示すように、誘導突起37が誘導溝38の第1の溝38a内に侵入するとともに、図26(a)に示すように、ロックアーム36が傾斜面35a上に乗り上げる。そして、図28に示すように、挿入子27が第1のハウジング1のキャビティ7内に挿入されるとともに、図26(b)に示すように、テーパ面35b,36b同士が互いに重なる。
Then, as shown in FIG. 32 (b), the
さらに、ハウジング1,2同士を近づけると、誘導突起37が第1の溝38a内に位置して、テーパ面35b,36b同士が重なっているので、挿入子27の先端部26が頂点部13と相対する位置14aを通過する。このとき、図30に示すように、挿入子27の接触面21と頂点部13とは非接触であり、接触面21と頂点部13との間には隙間が存在している。また、第1のハウジング1と、第2のハウジング2との間には前述した長さC以上のクリアランスが設けられている。
Further, when the
さらに、ハウジング1,2同士を近づけると、挿入子27がキャビティ7の奥に挿入されて、ロックアーム36が図26(b)に示すようにロック突起35の嵌合方向の奥側に位置付けられるとともに、図32(c)に示すように、誘導突起37が誘導溝38の溝38a,38bの交点に位置する。すると、ロックアーム36が第1のテーパ面35b上を移動して、テーパ面35b,36bが互いに重ならなくなる(離れる)方向に、ハウジング1,2が移動する。即ちハウジング1,2が、バネ片12の頂点部13と挿入子27の接触面21とが近づく方向に相対的に移動する。
Further, when the
すると、誘導突起37が第2の溝38b内を移動して、図26(c)に示すように、ロック突起35とロックアーム36とが互いに嵌合する。こうして、ロック突起35とロックアーム36とが嵌合することによりハウジング1,2同士が完全嵌合する。すると、図29及び図31に示すように、挿入子27の接触面21と頂点部13とが接触する。こうして雄端子20と雌端子10とが電気的に接続される。さらに、図31及び図32(d)に示すように、誘導突起37が第2の溝38bの奥に位置付けられる。こうして、ハウジング1,2同士が、互いに嵌合する。
Then, the
前述したように、誘導突起37と誘導溝38は、ハウジング1,2同士が完全嵌合するまではテーパ面35b,36b同士が互いに重なり合うことが可能な位置にハウジング1,2同士を位置付けて、端子10,20同士が接触することを規制する。即ち、誘導突起37と誘導溝38は、挿入子27が雌端子10内に挿入されて、挿入子27の矢印K方向先端部26が頂点部13に相対する位置14aを通過する際に、頂点部13と挿入子27の先端部26とが接触することを規制する。なお、本明細書及び特許請求の範囲に記した「テーパ面同士が互いに重なり合うことが可能な位置」とは、テーパ面35b,36b同士がロック突起35とロックアーム36とが相対的に近づく方向(矢印Kの方向)に沿って並べられる位置またはテーパ面35b,36b同士が互いに重なり合う位置である。
As described above, the
また、誘導突起37と誘導溝38は、ハウジング1,2同士が完全嵌合すると、テーパ面35b,36b同士が互いに離れる方向に、前記矢印Kに直交する方向に沿ってハウジング1,2同士が移動して、ロック突起35とロックアーム36とが嵌合することを許容して、端子10,20同士が接触することを許容する。即ち、誘導突起37と誘導溝38は、ハウジング1,2同士が嵌合すると前記頂点部13と前記雄端子20の接触面21とを接触させる。
In addition, when the
なお、本実施形態のコネクタ3の嵌合時に発生する挿入力も、図8のグラフに示した第1の実施形態のコネクタ3と同一の曲線になり、本実施形態のコネクタ3は挿入力ピークが発生しないことがわかる。
The insertion force generated when the
このように、第4の実施形態のコネクタ3は、ロック突起35とロックアーム36とを備え、さらに規制手段及び誘導手段としての誘導突起37と誘導溝38とを備えている。このため、挿入子27の先端部26がバネ片12上を摺動することなく、挿入子27を挿入方向後端部まで挿入することができ、ハウジング1,2同士が完全嵌合するのと同時に頂点部13と雄端子20の接触面21とを接触させることができる。よって、挿入力ピークが発生しないコネクタ3が得られる。
As described above, the
さらにロックアーム36の弾性復元力と第2のテーパ面36bと、ロック突起35に設けられた第1のテーパ面35bとを利用することによって、外部から力を加えることなくロック突起35とロックアーム36とを嵌合させることができるため、コネクタ3の嵌合作業において、一方向に加圧するだけで済み、作業効率が向上する。
Further, by utilizing the elastic restoring force of the
なお、第4の実施形態のコネクタ3では、ロック突起35に、傾斜面35aが設けられていたが、該傾斜面35aは、ロック突起35とロックアーム36との嵌合における摩擦量を少なくするために設けたものであり、本発明においては必ずしも傾斜面35aが設けられていなくても良い。また、ロック突起35に傾斜面35aを設けずに、ロックアーム36側にこれに代わる傾斜面を設けても良く、ロック突起35とロックアーム36の両方に傾斜面を設けても良い。
In the
また、第4の実施形態のコネクタ3では、ロック突起35に、第1のテーパ面35bが設けられ、ロックアーム36の、第1のテーパ面35bと重なり合う部分には、第2のテーパ面36bを設けていた。しかしながら、本発明では、ロック突起35とロックアーム36のうち少なくとも一方に、他方の部材と当接することが可能であり、かつハウジング1,2同士の嵌合する方向(矢印Kの方向)に対し直交する方向の一方の縁部に設けられ、かつ前記直交する方向に沿って、ハウジング1,2の外壁に近づく方向に傾斜したテーパ面が設けられていれば良い。即ち、第1のテーパ面35bと第2のテーパ面36bのうち少なくとも一方が設けられていれば良い。なお、この場合における規制手段も、ハウジング1,2同士が完全嵌合するまでは前記テーパ面と前記他方の部材とが当接することが可能な位置にハウジング1,2同士を位置付けて、端子10,20同士が接触することを規制する。なお、本明細書及び特許請求の範囲に記した「テーパ面と他方の部材とが当接することが可能な位置」とは、テーパ面と他方の部材とがロック突起35とロックアーム36とが相対的に近づく方向(矢印Kの方向)に沿って並べられる位置またはテーパ面と他方の部材とが当接する位置である。
In the
なお、第4の実施形態のコネクタ3では、第1のハウジング1にロック突起35が設けられ、第2のハウジング2にロックアーム36が設けられていたが、本発明では、第1のハウジング1にロックアーム36が設けられ、第2のハウジング2にロック突起35が設けられていても良い。
In the
また、第4の実施形態のコネクタ3では、第1のハウジング1に誘導突起37が設けられ、第2のハウジング2に誘導溝38が設けられていたが、本発明では、第1のハウジング1に誘導溝38が設けられ、第2のハウジング2に誘導突起37が設けられていても良い。
In the
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。 In addition, embodiment mentioned above only showed the typical form of this invention, and this invention is not limited to embodiment. That is, various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
例えば、前述した第1ないし第4の実施形態のコネクタ3では、挿入子27の挿入の最終段階で、頂点部13と接触面21とが接触するように構成されているが、本発明の目的を達成するには、少なくとも、挿入子27の先端部26が頂点部13と相対する位置14aを通過する時に、挿入子27がバネ片12上を摺動することなく通過させることができれば良い。即ち、本発明では、頂点部13と頂点部13と相対する位置14aとの間隔が、挿入子27の厚みと等しくなるように構成されていても良い。
For example, in the
1 第1のハウジング
2 第2のハウジング
3 コネクタ
7 キャビティ
10 雌端子
11 筒部
12 バネ片
13 頂点部
14 傾斜部(規制手段)
14a 頂点部と相対する位置
15 位置規制片
16 第2の頂点部(規制手段)
17 保護壁
20 雄端子
21 接触面
22a ホルダ(規制手段)
22 付勢部
26 先端部
27 挿入子
30 雄リブ(規制手段)
31 テーパ面
32 凹部
33 ガイド溝(規制手段)
34 突起(規制手段)
35 ロック突起(規制手段)
35b 第1のテーパ面(テーパ面)
36 ロックアーム(規制手段)
36b 第2のテーパ面(テーパ面)
37 誘導突起(誘導手段)
38 誘導溝(誘導手段)
38a 第1の溝
38b 第2の溝
K 挿入方向
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
14a Position facing the apex 15
17
22
31
34 Protrusion (regulation means)
35 Locking protrusion (regulating means)
35b First taper surface (taper surface)
36 Lock arm (regulation means)
36b Second taper surface (taper surface)
37 Guide protrusion (guide means)
38 Guide groove (guide means)
38a
Claims (14)
前記雌端子は、前記雄端子の挿入子を収容する筒部と、該筒部内に設けられ前記雄端子の挿入子を前記筒部の内面に向かって付勢するバネ片と、該バネ片に設けられ前記雄端子と接触する側に凸になるように屈曲形成された頂点部とを備え、
前記挿入子が前記雌端子内に挿入されて、前記挿入子の挿入方向先端部が前記頂点部に相対する位置を通過する際に、前記バネ片の頂点部と前記挿入子の先端部とが接触することを規制しかつ前記ハウジング同士が嵌合すると前記バネ片の頂点部と前記雄端子の接触面とを接触させる規制手段を備えたことを特徴とするコネクタ。 In the connector which has the 1st housing in which the female terminal was accommodated, and the 2nd housing in which the male terminal was accommodated, and the terminals are electrically connected by fitting the housings together,
The female terminal includes a cylindrical portion that accommodates the male terminal insert, a spring piece that is provided in the cylindrical portion and biases the male terminal insert toward the inner surface of the cylindrical portion, and the spring piece. Provided with an apex portion that is bent so as to be convex on the side in contact with the male terminal,
When the inserter is inserted into the female terminal and the distal end portion in the insertion direction of the inserter passes through the position facing the vertex portion, the apex portion of the spring piece and the distal end portion of the inserter are A connector comprising: a regulating means for regulating contact and bringing the apex of the spring piece into contact with the contact surface of the male terminal when the housings are fitted together.
前記ハウジング同士を嵌合する際に、前記雄端子の先端部が前記傾斜部に当接し、前記傾斜部上を摺動することで前記雄端子の接触面が前記頂点部に接触して前記端子同士が接続することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。 The restricting means is attached to the second housing, provided at a position facing the spring piece and inclined so as to approach the spring piece as it moves away from the inserter side, and A holder for supporting the male terminal movably along a direction in which the spring piece and the inclined portion face each other and urging the male terminal toward the inclined portion;
When the housings are fitted together, the tip of the male terminal comes into contact with the inclined part, and the contact surface of the male terminal comes into contact with the apex by sliding on the inclined part. 2. The connector according to claim 1, wherein the connectors are connected to each other.
前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとが嵌合すると、前記雄端子の接触面が前記頂点部に接触するとともに前記位置規制片が前記挿入子の先端部に接触することを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のコネクタ。 The female terminal includes a position regulating piece provided on a side farther from the male terminal side than the spring piece in the cylindrical portion,
When the first housing and the second housing are fitted, the contact surface of the male terminal comes into contact with the apex portion and the position restricting piece comes into contact with the distal end portion of the inserter. The connector according to any one of claims 1 to 3.
前記雄端子の先端部が前記頂点部に相対する位置を通過した後、前記雄リブが前記第2の頂点部を前記頂点部が前記雄端子の接触面に近づく方向に押圧して、前記端子同士が接続することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。 The restricting means is provided on the spring piece, and is provided on the second housing and a second apex portion that protrudes outward from the cylindrical portion and is formed to bend toward the outer side of the cylindrical portion. A male rib extending parallel to the longitudinal direction of the male terminal and inserted into the first housing,
After the distal end portion of the male terminal has passed the position facing the apex portion, the male rib presses the second apex portion in a direction in which the apex portion approaches the contact surface of the male terminal, and the terminal The connector according to claim 1, wherein the connectors are connected to each other.
前記第2のハウジングは、前記雄リブの前記保護壁と当接する部分から凹の凹部を備え、
前記ハウジング同士が嵌合すると前記凹部に前記保護壁が侵入することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のコネクタ。 The female terminal includes a protective wall that is continuous with the outer wall of the cylindrical portion and protects the spring piece from external interference,
The second housing includes a recessed portion that is recessed from a portion that contacts the protective wall of the male rib,
The connector according to claim 5 or 6, wherein the protective wall enters the recess when the housings are fitted together.
前記第1のハウジングは、前記雌端子と前記雄端子の挿入子とを収容するキャビティを備え、
前記雌端子は、前記雄端子と接触しかつ前記雄端子を前記キャビティの内面に向かって付勢するバネ片と、該バネ片に設けられ前記雄端子に向かって凸に屈曲形成された頂点部とを備え、
前記挿入子が前記キャビティ内に挿入されて、前記挿入子の挿入方向先端部が前記頂点部に相対する位置を通過する際に、前記バネ片の頂点部と前記挿入子の先端部とが接触することを規制しかつ前記ハウジング同士が嵌合すると前記バネ片の頂点部と前記雄端子の接触面とを接触させる規制手段を備えたことを特徴とするコネクタ。 In the connector which has the 1st housing in which the female terminal was accommodated, and the 2nd housing in which the male terminal was accommodated, and the terminals are electrically connected by fitting the housings together,
The first housing includes a cavity that accommodates the female terminal and the male terminal insert,
The female terminal is in contact with the male terminal and urges the male terminal toward the inner surface of the cavity, and a vertex provided on the spring piece and bent convexly toward the male terminal And
When the inserter is inserted into the cavity and the tip of the insert in the insertion direction passes through the position facing the apex, the apex of the spring piece and the tip of the insert come into contact with each other. A connector comprising regulation means for regulating the contact between the top of the spring piece and the contact surface of the male terminal when the housing is fitted together.
前記ガイド溝は、互いに接触する前記バネ片と前記雄端子とが近づく方向に傾斜していることを特徴とする請求項8に記載のコネクタ。 The restricting means is provided on one of the outer wall of the first housing and the outer wall of the second housing that overlaps each other when the housings are fitted to each other, and a protrusion that protrudes toward the other, A guide groove provided on the other side and into which the protrusion enters,
The connector according to claim 8, wherein the guide groove is inclined in a direction in which the spring piece and the male terminal that are in contact with each other approach each other.
前記ロック突起と前記ロックアームとは、互いに重なり合うことが可能であり、かつ前記ハウジング同士の嵌合する方向に対し直交する方向の一方の縁部に設けられ、かつ前記直交する方向に沿って、前記ハウジングの外側に向かうにしたがって前記ハウジングの外壁に近づく方向にそれぞれ傾斜したテーパ面を備え、
前記テーパ面同士が重なった状態では前記端子同士が互いに間隔をあけるとともに、前記ロック突起と前記ロックアームが嵌合すると、テーパ面同士が離れる方向に前記ハウジング同士が移動して、前記端子同士が接触することを特徴とする請求項8に記載のコネクタ。 Of the outer wall of the first housing and the outer wall of the second housing, the lock protrusion protruding from one outer wall and the lock protrusion provided on the other outer wall that overlap each other when the housings are fitted to each other And a lock arm that fits into the
The lock protrusion and the lock arm can overlap each other, and are provided at one edge portion in a direction orthogonal to the fitting direction of the housings, and along the orthogonal direction, Each taper surface inclined in a direction approaching the outer wall of the housing toward the outside of the housing,
When the tapered surfaces overlap each other, the terminals are spaced apart from each other, and when the lock protrusion and the lock arm are fitted, the housings move in a direction in which the tapered surfaces are separated from each other, and the terminals are The connector according to claim 8, wherein the connector contacts.
前記ロック突起と前記ロックアームとのうち一方は、他方の部材と当接することが可能であり、かつ前記ハウジング同士の嵌合する方向に対し直交する方向の一方の縁部に設けられ、かつ前記直交する方向に沿って、前記ハウジングの外側に向かうにしたがって前記ハウジングの外壁に近づく方向に傾斜したテーパ面を備え、
前記テーパ面と前記他方の部材とが当接している状態では前記端子同士が互いに間隔をあけるとともに、前記ロック突起と前記ロックアームが嵌合すると、前記テーパ面と前記他方の部材とが互いに離れる方向に前記ハウジング同士が移動して、前記端子同士が接触することを特徴とする請求項8に記載のコネクタ。 Of the outer wall of the first housing and the outer wall of the second housing, the lock protrusion protruding from one outer wall and the lock protrusion provided on the other outer wall that overlap each other when the housings are fitted to each other And a lock arm that fits into the
One of the lock protrusion and the lock arm can be in contact with the other member, and is provided at one edge in a direction orthogonal to the direction in which the housings are fitted, and A tapered surface inclined in a direction approaching the outer wall of the housing as it goes to the outside of the housing along a direction orthogonal to the housing;
When the tapered surface and the other member are in contact with each other, the terminals are spaced apart from each other, and when the lock protrusion and the lock arm are fitted, the tapered surface and the other member are separated from each other. The connector according to claim 8, wherein the housings move in a direction so that the terminals are in contact with each other.
前記誘導溝は、前記挿入子の挿入方向と平行に延びた第1の溝と、該第1の溝に連なり、かつ前記挿入子が前記頂点部に近づく方向と平行に延びた第2の溝を備えていることを特徴とする請求項11または請求項13に記載のコネクタ。 The guide means is provided on one of the outer wall of the first housing and the outer wall of the second housing and protrudes toward the other, and is provided on the other and the guide protrusion. With a guide groove into which
The guide groove includes a first groove extending in parallel with the insertion direction of the insert, and a second groove connected to the first groove and extending in parallel with a direction in which the insert approaches the apex portion. The connector according to claim 11, wherein the connector is provided.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005028936A JP2006216433A (en) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | Connector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005028936A JP2006216433A (en) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | Connector |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006216433A true JP2006216433A (en) | 2006-08-17 |
Family
ID=36979462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005028936A Pending JP2006216433A (en) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | Connector |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006216433A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008130285A (en) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Jst Mfg Co Ltd | Jack |
WO2018190286A1 (en) * | 2017-04-13 | 2018-10-18 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | Female terminal |
CN113851872A (en) * | 2020-06-26 | 2021-12-28 | 爱沛股份有限公司 | Terminal with a terminal body |
-
2005
- 2005-02-04 JP JP2005028936A patent/JP2006216433A/en active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008130285A (en) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Jst Mfg Co Ltd | Jack |
WO2018190286A1 (en) * | 2017-04-13 | 2018-10-18 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | Female terminal |
JP2018181612A (en) * | 2017-04-13 | 2018-11-15 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | Female terminal |
US10985486B2 (en) | 2017-04-13 | 2021-04-20 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Female terminal |
CN113851872A (en) * | 2020-06-26 | 2021-12-28 | 爱沛股份有限公司 | Terminal with a terminal body |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7347710B2 (en) | Electric wire connector having a lock securing mechanism | |
CN110663139B (en) | Connecting device | |
JP4554376B2 (en) | connector | |
JP5341477B2 (en) | connector | |
JP4776492B2 (en) | Card edge connector | |
CN111771306B (en) | Female terminal | |
US20170373414A1 (en) | Connector and electrical connection device | |
WO2018116964A1 (en) | Terminal module and connector | |
JP2018181404A (en) | Electric connector | |
JP7144191B2 (en) | movable connector | |
CN111987521B (en) | Housing for a plug comprising a display unit | |
JP2006216433A (en) | Connector | |
JP6712495B2 (en) | connector | |
KR200432451Y1 (en) | Receptacle terminal | |
JP2012094381A (en) | Electrical connection box | |
US10153578B2 (en) | Connector structure | |
JP6084107B2 (en) | connector | |
JP2005203307A (en) | Connector | |
JP4738310B2 (en) | Terminal fittings and card edge connectors | |
JP2018022617A (en) | Card edge connector | |
JP3869631B2 (en) | Low insertion force connector | |
JP6641320B2 (en) | connector | |
JP2002124341A (en) | Connector | |
JP6746357B2 (en) | Connector terminals and connectors | |
JP7271775B2 (en) | movable connector |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070622 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090702 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091027 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100309 |