JP2006215612A - 駐車場管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 商品購入等の店舗利用の可能性の高い顧客に対し、優先的に駐車スペースを確保することを可能とする駐車場管理システムを提供する。
【解決手段】 本発明の駐車場管理システムは、駐車場内設備110及び店舗内設備120に接続された管理装置100を備える。管理装置100は、駐車場設備制御手段101と、優先駐車スペース数決定手段102と、POS端末情報管理手段103の各処理手段と、過去の駐車場利用実績情報等を管理する管理データベース104とを備える。管理データベース104には、一般駐車,優先駐車の利用種別,時間帯,曜日,特定日,天候等の区別毎に駐車場利用実績情報を格納し、前記各区別毎に設定された補正値に基づき、優先駐車スペース数決定手段102が、ポイントカード等を所持する顧客用の優先駐車スペース数の設定を可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ポイントカード等の顧客識別用カードを用いて上得意客用に駐車スペースを確保して、優先的に提供する駐車場管理システムに関する。
一般的に、デパート,ショッピングモール,アミューズメント施設に併設等された駐車場では、商品の購入又は施設の利用に応じた駐車料金の割引を行っている。
このような駐車料金の割引・精算を簡易に行うための構成として、駐車券に磁気記憶された識別コードに店舗内での購入金額等を対応付けて管理することにより駐車場利用料金の割引を行うシステム(例えば、特許文献1参照。)や、駐車場利用者の所持するポイントカードのポイント数に応じて駐車場利用料金の割引・精算を行うシステム(例えば、特許文献2参照。)が公知となっている。
特開2004―085290号公報 特開平10−289341号公報
前記特許文献1に記載の構成では、駐車券に磁気記憶された識別コードを、商品購入の際等にPOS端末で読み込み、識別コードと商品購入金額とを対応づけて記録しておき、駐車場利用料金清算時に、駐車券に記憶された識別コードに基づき記録された商品購入金額に応じて駐車料金の割引を行っている。
一方、前記特許文献2に記載の構成では、商品の購入金額に応じたポイントを前記ポイントカードに記憶しておき、駐車場利用料金清算時に、利用料金をポイント換算して、前記ポイントカードに記憶されたポイントでの清算を行っている。
以上の構成により、駐車場利用者に対し商品購入を促すことができ、さらに、特許文献2に記載の構成では、ポイントカード会員数の増加を図ることが可能となる。
しかし、前記特許文献1,2の構成では、駐車場利用料金の精算に関するものであるため、そもそも駐車場内に空きスペースが存在しない場合には、サービスの提供を行うことができなかった。特に、駐車場利用希望者がポイントカード会員等の特別な顧客である場合には、一般顧客と比較して商品購入等の店舗利用を行う可能性が高いものとなるが、駐車場が満車状態となっている場合には、駐車待ちを避けるために店舗の利用を諦めることも考えられ、売り上げの減少による営業上の損失が発生する恐れがあった。
本発明は前記課題を解決するためのものであり、商品購入等の店舗利用の可能性の高い顧客に対し、優先的に駐車スペースを確保することを可能とする駐車場管理システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明は、顧客識別情報読取手段を有する入庫管理装置及び出庫管理装置とを備えるとともに、前記入庫管理装置及び出庫管理装置から取得した、前記顧客識別情報に基づく利用形態毎の過去の駐車実績情報に基づき、利用形態毎の駐車スペース数を設定する駐車場管理装置を備えた駐車場管理システムであって、前記駐車場管理装置は、前記駐車実績情報に基づき、前記利用形態毎の予測駐車台数を算出して、前記利用形態毎の駐車スペース数を設定する駐車スペース数設定手段を備えることを特徴とする。
また、前記駐車場管理装置は、前記利用形態として、顧客識別情報に対応付けて記録されたポイントを利用する優先駐車と、一般駐車とを設定し、前記入庫管理装置における利用形態の選択に応じて、利用形態毎の入庫情報を前記駐車実績情報として記録する手段を備えることを特徴とする。
また、前記駐車場管理装置は、前記入庫管理装置から取得した各利用形態毎の入庫時刻に基づき、各時間帯の入庫数を前記駐車場実績情報として記録するとともに、各時間帯の入庫数に応じた補正値を設定する手段を備え、前記駐車スペース数設定手段は、所定時間毎に、前記補正値に基づき補正した駐車スペース数の設定を変更する手段を備えることを特徴とする。
また、前記駐車場管理装置は、各利用形態毎の入庫情報とともに気象情報を取得し、気象種別毎の入庫数を前記駐車実績情報に含めて記録するとともに、気象種別毎の入庫数に応じた補正値を設定する手段を備え、前記駐車スペース数設定手段は、処理日の気象種別に応じて、前記気象種別毎の補正値に基づき補正した駐車スペース数を設定する手段を備えることを特徴とする。
また、前記駐車場管理装置は、各利用形態毎の入庫情報とともに曜日種別を取得し、曜日種別毎の入庫数を前記駐車実績情報に含めて記録するとともに、曜日種別毎の入庫数に応じた補正値を設定する手段を備え、前記駐車スペース数設定手段は、処理日の曜日種別に応じて、前記曜日種別毎の補正値に基づき補正した駐車スペース数を設定する手段を備えることを特徴とする。
また、前記駐車場管理装置は、各利用形態毎の入庫情報とともに、予め設定された特定日に該当する場合に、特定日種別毎の入庫数を前記駐車実績情報に含めて記録するとともに、特定日種別毎の入庫数に応じた補正値を設定する手段を備え、前記駐車スペース数設定手段は、処理日が前記特定日に該当する場合に、前記特定日種別毎の補正値に基づき補正した駐車スペース数を設定する手段を備えることを特徴とする。
また、前記駐車場管理装置は、前記入庫管理装置から取得した顧客識別情報及び入庫時刻と、前記出庫管理装置から取得した顧客識別情報及び出庫時刻とに基づき、前記駐車実績情報を記録する手段を備えることを特徴とする。
また、前記駐車場管理装置は、POS端末から取得した前記顧客識別情報,売場識別情報及び商品購入時刻とに基づき店舗利用情報を生成し、前記顧客識別情報により識別される駐車実績情報に対応付けて記録する手段を備えることを特徴とする。
以上の構成により本発明では、過去の駐車実績に基づき、利用形態毎の駐車スペース数を設定することとしたので、店舗利用の可能性の高い顧客に対し優先的に駐車スペースを提供することが可能となる。この場合、駐車場の利用形態として、顧客識別情報に基づき管理されるポイントを利用した優先駐車と、一般駐車とを設定することとしたので、商品購入等の店舗利用の可能性の高い顧客に対し優先的に駐車スペースの提供を行うことができるとともに、ポイントカード等のカード会員数の増加を図ることが可能となる。
また、時間帯,天候,曜日,バーゲンセール等の特定日毎に入庫数を記録するとともに、当該入庫数に応じた補正値を設定することとしたので、適正な優先駐車スペースの設定が可能となる。
また、顧客識別情報に基づき、入庫時刻と出庫時刻とを記録することとしたので、各顧客の駐車場利用時間の傾向を把握することが可能となる。さらに、店舗内のPOS端末から取得した売場IDと商品購入時刻とを顧客識別情報に対応づけて記録することとしたので、店舗内での行動パターン等を把握することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係る駐車場管理システムについて、図面に基づき説明する。
図1は、本実施の形態に係る駐車場管理システムの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る駐車場管理システムは、駐車場内設備110及び店舗内設備120に接続された管理装置100を備える。
管理装置100は、駐車場設備制御手段101と、優先駐車スペース数決定手段102と、POS端末情報管理手段103の各処理手段と、過去の駐車場利用実績情報等を管理する管理データベース104とを備える。
駐車場内設備110としては、入庫管理処理を行う発券装置111と、出庫管理処理を行う清算装置112とを有する。
店舗内設備120としては、各売場等に設置されたPOS端末121を有する。
本実施の形態では、過去の駐車場利用実績に基づき、ポイントカード等を所持する顧客用の優先駐車スペース数の設定を可能としている。
図2は、管理装置100を構成する各処理部101〜103及び管理データベース104の概略構成を示すブロック図である。
駐車場設備制御手段101は、駐車実績データ収集手段211と、分析データ生成手段212と、優先駐車スペース設定手段213と、満車指示手段214とを備える。駐車実績データ収集手段211は、発券装置111,清算装置112から入庫情報及び出庫情報を取得する。分析データ生成手段212は、駐車実績データ収集手段211の取得した入庫情報及び出庫情報と、現在時刻,天候種別,曜日種別,特定日種別等の情報とに基づき分析データを生成して、管理データベース104に格納する。優先駐車スペース設定手段213は、優先駐車スペース数決定手段102が決定した優先駐車スペース数に基づき、各駐車スペースに応じた入庫指示を行う。満車指示手段214は、駐車スペース数と、現在の入庫数とに基づいて満車状態か否かを判定し、判定結果に応じて、発券装置111に満車メッセージを表示させる。
優先駐車スペース数決定手段102は、分析データ抽出手段221と、予測台数算出手段222とを備える。分析データ抽出手段221は、曜日種別,時間帯種別,天候種別,特定日種別等に基づき、管理データベース104に格納された各分析データを抽出する。予測台数算出手段222は、分析データ抽出手段221の抽出した各分析データに基づき優先駐車スペースの予測駐車台数を算出する。
POS端末情報管理手段103は、POSデータ収集手段231と、分析データ生成手段232とを備える。POSデータ収集手段231は、店舗内設備120を構成するPOS端末121からポイントカード利用データを取得する。分析データ生成手段232は、POSデータ収集手段231が取得したポイントカード利用データに基づき分析データを生成して、管理データベース104に格納する。
管理データベース104は、利用種別分析データ241と、時間帯別分析データ242と、曜日,特定日別分析データ243と、天候別分析データ244と、店舗利用分析データ245との各分析データを有する。
利用種別分析データ241は、一般駐車スペース及び優先駐車スペースの利用種別毎の駐車実績台数を分析したデータである。
時間帯別利用台数分析データ242は、例えば、開店時刻から閉店時刻までの間を2時間毎に区切り、各時間帯における利用種別毎の駐車実績台数の増減の傾向に基づく補正値を格納する。ここで、補正値としては、「+○○台」,「−○○台」等の台数指定としてもよく、また、「+○○%」,「−○○%」等の増減率の指定としてもよい。
曜日,特定日別分析データ243は、各曜日毎又は特定日種別毎に、利用種別毎の過去の駐車実績台数から算出した平均値に基づく補正値を格納する。ここで、特定日種別とは、カード会員向けの特売日や、所定時期のバーゲンセール日や、お中元,お歳暮時期の祝祭日等、店舗利用者数の増加に影響する日を意味する。
天候別利用台数分析データ244は、季節,天気等の天候種別毎に、利用種別毎の駐車実績台数の増減の傾向に基づく補正値を格納する。
店舗利用分析データ245は、顧客による商品購入の際にPOS端末121で読取ったポイントカードの情報と、購入時刻,売場識別情報等を対応づけて格納する。この場合、顧客識別情報に基づき、駐車実績データ収集手段211の取得した入,出庫時刻と関連付けることにより、ある顧客の入庫から出庫までの店舗利用の流れを把握することが可能となる。
図3は、本実施の形態に係る駐車場管理システムを構成する駐車場設備110を配置した駐車場の概要を示す図である。
本実施の形態に係る駐車場管理システムは、駐車場300に、ETC(Electric Toll Collection System)入庫ゲート301と、入庫管理装置としての発券装置302と、入庫ゲートバー303,304と、ETC出庫ゲート305と、出庫管理装置としての清算装置306と、出庫ゲートバー307とを備える。
本実施の形態では、発券装置302において、優先駐車スペース又は一般駐車スペースの利用を任意に選択可能としており、選択された利用種別に応じた入,出庫指示を行っている。また、入庫ゲート301に入る前に現在の駐車状況を把握可能な手段として、駐車状況表示板308が設けられている。
図4は、本実施の形態に係る駐車場管理システムに用いられるポイントカードの概要を示す図である。
駐車場利用者の所持するポイントカード400としては、例えば、図4に示すように、ICチップ410を備えるものが用いられる。
ICチップ410には、カード所有者を一意に識別する顧客ID411,駐車場への入庫時刻412,過去の店舗利用による取得済みのポイント数413,今回の店舗利用により発生した無料駐車料金分のポイント414,入庫履歴(入庫回数)415等、利用者がポイントサービス及び駐車料金割引サービスを受けるのに必要な情報が記憶されている。
図5は、駐車場の入口に設置される発券装置111の一例を示す正面図である。
発券装置111は、ETC車載器の無い車両の入庫処理を行うためのものであり、メッセージ表示部501と、一般駐車利用ボタン502,駐車券発行ボタン503の各ボタンと、カード挿入口504,駐車券発行口505とを備えている。
メッセージ表示部501には、入庫案内メッセージとして、各利用種別に応じた入庫方法を表示する。
入庫方法として、駐車場利用者がポイントカード400を所持している場合には、ポイントカード400をカード挿入口504に挿入させた後、優先駐車の案内を行う。この場合、駐車場利用者が一般駐車サービスを希望する場合には、一般駐車利用ボタン502の押下に応じて、一般駐車の案内を行う。
一方、駐車場利用者がポイントカード400を所持していない場合には、駐車券発行ボタン503を押下させ、駐車券発券口505から駐車券を発行する。
図6は、駐車場の出口に設置される清算装置112の一例を示す正面図である。
清算装置112は、ETC車載器の無い車両の清算処理を行うためのものであり、メッセージ表示部601と、カード挿入口602,駐車券挿入口603,硬貨投入口604,紙幣投入口605,領収書発行ボタン606,つり銭返却口607とを備えている。
メッセージ表示部601には、出庫案内メッセージとして、各利用種別に応じた出庫方法を表示する。
出庫方法としては、まず、ポイントカード400又は駐車券を各挿入口602,603に挿入させ、ポイントカード400又は駐車券に記憶されている入庫時刻を読取り、ポイントカード400の利用に基づく割引処理を行った後、必要金額を表示して清算処理を行い、必要に応じてお釣りの返却,領収書の発行を行う。
以上のように構成された駐車場管理システムの行う駐車スペース管理方法について以下に説明する。
図7は、管理装置100が一定時間間隔毎に行う優先駐車スペース数設定処理手順を示すフローチャートである。
優先駐車スペース数設定処理では、優先駐車スペース数決定手段102の分析データ抽出手段221が、管理データベース104に格納された駐車実績に関するデータ数が所定値以上であるかを判定し(ステップ701)、所定値以上である場合には、管理データベース104の利用種別分析データ241より、優先駐車スペースの駐車実績台数に基づき基準値を設定する(ステップ702)。この場合の基準値としては、例えば、優先駐車スペースにおける過去の駐車実績の平均値等を用いる。
一方、駐車サービス提供開始直後等、データ数が所定値に達していない場合には、予め設定された初期設定値を読み出して基準値として設定する(ステップ703)。
次に、前記基準値又は初期設定値に対して、実績駐車台数データベースに格納された情報に基づく補正を行う(ステップ704〜706)。具体的には、時間帯,処理当日の曜日・特定日種別,天候に基づき、時間帯別分析データ242,曜日,特定日別分析データ243,天候別分析データ244に設定された補正値による補正を行い、優先駐車スペース数を決定する(ステップ707)。
以上の処理の結果により決定した優先駐車スペース数に基づき、駐車場設備制御手段101の優先駐車スペース設定手段213は、優先駐車スペースの確保を行うとともに、発券装置における入庫制限を行う。
図8は、優先駐車スペースの満車状態に応じた優先駐車スペース数の変更処理を示すフローチャートである。
本処理では、駐車場設備制御手段101の優先駐車スペース設定手段213が、30分や1時間といった一定時間毎に、処理時点における駐車場300内の一般駐車スペース及び優先駐車スペースそれぞれの利用数を算出するとともに(ステップ801)、メンテナンス等により利用不可能となっている駐車スペース数を取得して(ステップ802)、利用種別毎に空きスペース数を算出する(ステップ803)。ここで、利用種別毎の駐車スペースの利用数は、入庫数及び出庫数に基づき算出する。
以上の処理の結果、優先駐車スペースの空きの有無を判定し(ステップ804)、空きスペースが無い場合には、一般駐車スペースにおける空きの有無を判定し(ステップ805)、一般駐車スペースに空きがある場合には、一般駐車スペースの空き数の一部を優先駐車スペースへ変更する(ステップ806)。
一方、一般駐車スペースに空きが無い場合には、満車指示手段214が入庫待ち指示(満車表示)を行う(ステップ807)。
ステップ806における優先駐車スペースへの変更処理後、一般駐車スペースの空きの有無を判定し(ステップ808)、一般駐車スペースの空きが無くなった場合には、一般駐車スペースについての入庫待ち指示(満車表示)を行う(ステップ809)。
以上の処理により、優先駐車スペースを可能な限り確保することが可能となる。
図9は、ポイントカードの利用に関する駐車場の入庫から出庫までの処理の概要を示す図である。
まず、駐車場の入庫の際に、発券装置111が、ポイントカード400のICチップ410から顧客ID等を読み取るとともに、入庫時刻を記録して、当該入庫時刻をICチップ410に書込む(ステップ901)。この場合、顧客の選択に応じて、優先駐車スペース又は一般駐車スペースへ駐車させる。
次に、店舗内における商品の購入等に応じて、POS端末121によりポイントカード400のICチップ410から顧客ID及び取得済ポイント数等を読み込みポイント清算を行う(ステップ902)。この場合のポイント清算としては、購入金額に応じたポイントの加算やポイントの消費による減算等を行う。ここで、各POS端末121に予め付与された売場IDと商品購入時刻とを記録することにより、顧客の店舗内での動きを大まかに把握することが可能となる。さらに、各売場において、ICチップから顧客IDを読取る手段を備えたゲート等を設け、各ゲートの通過時刻を記録することにより、さらに細かい動きを把握することが可能となる。
最後に、駐車場からの出庫の際に、清算装置112が、ポイントカード400のICチップ410から顧客ID等を読み込むとともに、ポイント又は現金での清算を行うことにより出庫処理を行う(ステップ903)。駐車料金の精算では、ICチップ410に記録した入庫時刻と現在時刻(出庫時刻)とから駐車時間を算出し、当該駐車時間に対応する駐車料金の算出を行う。
管理装置100は、以上の各ステップにおいて、発券装置111,POS端末121及び清算装置112から顧客ID及び入,出庫時刻,商品購入時刻等の情報を取得して管理データベース104に記録する。従って、入,出庫時刻に基づく平均的な駐車場利用時間や、顧客の入庫から出庫までの間の商品購入の動き等を把握することが可能となり、これらの情報を店舗利用分析データとして記録することが可能となる。
図10は、発券装置111の行う入庫処理手順を示すフローチャートである。
入庫処理は、ETC車載器を搭載した車両のETC入庫ゲート301の通過、発券装置へのポイントカードの挿入又は駐車券の発券により開始される。なお、本処理では、優先駐車スペース及び一般駐車スペースのそれぞれに空きが有ることを前提とする。
まず、発券装置111は、ETC車載器からの信号を受信したか否かを判定し(ステップ1001)、信号を受信しない場合には、ポイントカード400の挿入か、駐車券発券ボタン503の押下を受付ける(ステップ1002)。
ETC車載器からの信号を受信した場合、または、ポイントカード400の挿入を受付けた場合には、ポイントカード400のICチップ410に記憶された顧客ID411及び取得済みポイント413を読取るとともに(ステップ1003)、ICチップ410に入庫時刻412を書込み(ステップ1004)、一般駐車利用ボタン502の押下がされたか否かを判定する(ステップ1005)。
一方、駐車券発券ボタン503が押下された場合には、駐車券を発券する(ステップ1006)。
ステップ1005において、一般駐車サービス利用ボタン502が押下されない場合には、優先駐車サービスの利用として、優先駐車サービスの提供に必要なポイントの有無を確認した後(ステップ1007)、優先駐車スペースへの案内処理を行う(ステップ1008)。この際、優先駐車スペース利用分の所定のポイント清算を行う。
駐車券を発券した場合、一般駐車サービス利用ボタン502が押下された場合、ポイント不足の場合には、一般駐車スペースへの案内処理を行う(ステップ1009)。
以上の処理により、駐車場300への入庫処理がされることとなる。この場合、管理装置100の駐車実績データ収集手段211は、発券装置111から顧客ID411及び入庫時刻を取得し、管理データベース104に格納する。
図11は、清算器112の行う出庫管理処理(清算処理)として、ETCシステムを利用した場合の清算処理手順を示すフローチャートである。
清算器112は、まず、ETC車載器からポイントカード情報を受信し、顧客ID,取得済みポイント数,入庫時刻を読み込む(ステップ1101)。
清算器112は、読込んだ入庫時刻と、現在時刻とに基づき駐車時間を算出して、駐車料金を算出する(ステップ1102)。
算出した駐車料金をポイントに換算して(ステップ1103)、取得済みポイント数での清算が可能か否かを判定する(ステップ1104)。
判定の結果、取得済みポイント数で清算が可能であれば、そのまま清算処理を行い(ステップ1105)、ICチップ410に清算処理後のポイントを記憶させる(ステップ1106)。
一方、ポイントのみでの清算が出来ない場合には、不足ポイント数に相当する料金を清算器112のメッセージ表示部601に表示させて、現金での清算処理を行う(ステップ1107)。清算処理の結果、つり銭が発生した場合には(ステップ1108)、つり銭を返却する(ステップ1109)。
また、各清算処理(ステップ1105,1107)後に領収書発行ボタン606が押下された場合には(ステップ1110)領収書を発行する(ステップ1111)。
以上の清算処理を行った後、出庫ゲートを開放して出庫処理を終了する(ステップ1112)。この場合、管理装置100の駐車実績データ収集手段211は、清算装置112から顧客ID411及び出庫時刻を取得し、管理データベース104に格納する。
図12は、駐車場管理システムの行う出庫管理(清算処理)処理として、ETC車載器を搭載していない車両についての出庫管理処理手順を示すフローチャートである。
清算器112は、ポイントカード400又は駐車券の挿入を受付け(ステップ1201)、ポイントカード400又は駐車券に記憶された入庫時刻と、現在時刻とに基づき、駐車時間を算出して、駐車料金を算出する(ステップ1202)。
ポイントカードのみが挿入された場合、または、駐車券とともにポイントカードが挿入された場合には(ステップ1203)、算出した駐車料金をポイントに換算して(ステップ1204)、取得済みポイント数での清算が可能か否かを判定する(ステップ1205)。
判定の結果、取得済みポイント数で清算が可能であれば、そのまま清算処理を行い(ステップ1206)、ICチップ410に清算処理後のポイントを記憶させて返却する(ステップ1207)。
一方、ポイントのみでの清算が出来ない場合、または、駐車券のみを挿入した場合には、不足ポイント数に相当する料金を清算器112のメッセージ表示部601に表示させて、現金での清算処理を行う(ステップ1208)。清算処理の結果、つり銭が発生した場合には(ステップ1209)、つり銭を返却し(ステップ1210)、ポイントカードの利用の場合には、ポイント清算(ステップ1206)及びポイントカードの返却(ステップ1207)を行う。
また、清算処理後に領収書発行ボタン606が押下された場合には(ステップ1211)、領収書の発行を行う(ステップ1212)。
以上の清算処理を行った後、出庫ゲートを開放して出庫処理を終了する(ステップ1213)。この場合、管理装置100の駐車実績データ収集手段211は、清算装置112から顧客ID411及び出庫時刻を取得し、管理データベース104に格納する。
以上のように、本実施の形態に係る駐車場管理システムでは、ポイントカードを所持する駐車場利用者に対し、ポイントの利用による優先駐車サービスの提供を行うこととしたので、会員となっている顧客に対し、優先的な駐車場の利用をさせることが可能となる。
この場合、優先駐車スペース数を過去の駐車場利用状況に応じて変動させることとしたので、適切な優先駐車スペース数の設定が可能となり、店舗内利用率の高いポイントカード会員等の所定の顧客に対し、より確実に駐車場を利用させることができ、駐車場の空き待ち等による売り上げへの影響を抑えることが可能となる。ここで、過去の駐車場利用実績として、優先駐車・一般駐車、時間帯、曜日・特定日、天候等の種別に応じた補正値を設定することとしたので、より適切な優先駐車スペース数の設定を行うことが可能となる。
また、優先駐車サービスの利用にポイントカードを使用させることとしたので、駐車場への入庫,店舗内で買い物,駐車場からの出庫の流れをポイントカードに記憶された顧客識別情報に基づき管理することが可能となるため、平均的な駐車場利用時間,店舗内での買い物時間等の顧客の動向を把握することが可能となる。
また、優先駐車スペースが満車状態で、一般駐車スペースに空きがある場合に、一般駐車スペースの一部を優先駐車スペースへ変更することとしたので、より適切な優先駐車スペースの確保が可能となる。
なお、前記実施の形態では、ポイントカードのポイントを利用するか否かにより、優先駐車と一般駐車とを区別することとしているがこれに限らず、所定の顧客識別カードの所持のみにより区別することとしてもよい。また、利用種別は、一般,優先の2種類だけでなく、ポイントカード等の種別に応じて、優先駐車をさらに複数段階に区別することとしてもよい。
本発明の一実施の形態に係る駐車場管理システムの概略構成構成する管理装置の概略構成を示すブロック図である。 管理装置を構成する駐車スペース割振手段の概略構成を示すブロック図である。 駐車場管理システムに用いる駐車場設備を配置した駐車場の例を示す概念図である。 駐車場管理システムに用いる複数の情報を記憶したポイントカードの概要を示す図である。 駐車場の入口に設置される発券装置を示す正面図である。 駐車場の出口に設置される清算装置を示す正面図である。 管理装置の行う優先駐車台数決定処理手順を示すフローチャートである。 管理装置の行う優先駐車台数変更処理手順を示すフローチャートである。 駐車場管理システムの行う入庫から出庫までの処理の概要を示すフローチャートである。 駐車場入庫処理手順を示すフローチャートである。 ETC車載器を搭載した車両の出庫処理を示すフローチャートである。 ETC車載器を搭載していない車両の出庫処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 管理装置、101 駐車場設備制御手段、102 優先駐車スペース数決定手段、103 POS端末情報管理手段、104 管理データベース、110 駐車場内設備、111 発券装置、112 清算装置、120 店舗内設備、121 POS端末、211 駐車場実績データ収集手段、212 分析データ生成手段、213 優先駐車スペース設定手段、214 満車指示手段、221 分析データ抽出手段、222 予測台数算出手段、231 POSデータ収集手段、232 分析データ生成手段、241 利用種別駐車実績分析データ、242 時間帯別駐車実績分析データ、243 曜日,特定日別駐車実績分析データ、244 天候別駐車実績分析データ、245 店舗利用分析データ。

Claims (8)

  1. 顧客識別情報読取手段を有する入庫管理装置及び出庫管理装置とを備えるとともに、前記入庫管理装置及び出庫管理装置から取得した、前記顧客識別情報に基づく利用形態毎の過去の駐車実績情報に基づき、利用形態毎の駐車スペース数を設定する駐車場管理装置を備えた駐車場管理システムであって、
    前記駐車場管理装置は、
    前記駐車実績情報に基づき、前記利用形態毎の予測駐車台数を算出して、前記利用形態毎の駐車スペース数を設定する駐車スペース数設定手段を備えることを特徴とする駐車場管理システム。
  2. 前記駐車場管理装置は、
    前記利用形態として、顧客識別情報に対応付けて記録されたポイントを利用する優先駐車と、一般駐車とを設定し、
    前記入庫管理装置における利用形態の選択に応じて、利用形態毎の入庫情報を前記駐車実績情報として記録する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の駐車場管理システム。
  3. 前記駐車場管理装置は、
    前記入庫管理装置から取得した各利用形態毎の入庫時刻に基づき、各時間帯の入庫数を前記駐車場実績情報として記録するとともに、各時間帯の入庫数に応じた補正値を設定する手段を備え、
    前記駐車スペース数設定手段は、所定時間毎に、前記補正値に基づき補正した駐車スペース数の設定を変更する手段を備えることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の駐車場管理システム。
  4. 前記駐車場管理装置は、
    各利用形態毎の入庫情報とともに気象情報を取得し、気象種別毎の入庫数を前記駐車実績情報に含めて記録するとともに、気象種別毎の入庫数に応じた補正値を設定する手段を備え、
    前記駐車スペース数設定手段は、処理日の気象種別に応じて、前記気象種別毎の補正値に基づき補正した駐車スペース数を設定する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の駐車場管理システム。
  5. 前記駐車場管理装置は、
    各利用形態毎の入庫情報とともに曜日種別を取得し、曜日種別毎の入庫数を前記駐車実績情報に含めて記録するとともに、曜日種別毎の入庫数に応じた補正値を設定する手段を備え、
    前記駐車スペース数設定手段は、処理日の曜日種別に応じて、前記曜日種別毎の補正値に基づき補正した駐車スペース数を設定する手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の駐車場管理システム。
  6. 前記駐車場管理装置は、
    各利用形態毎の入庫情報とともに、予め設定された特定日に該当する場合に、特定日種別毎の入庫数を前記駐車実績情報に含めて記録するとともに、特定日種別毎の入庫数に応じた補正値を設定する手段を備え、
    前記駐車スペース数設定手段は、処理日が前記特定日に該当する場合に、前記特定日種別毎の補正値に基づき補正した駐車スペース数を設定する手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の駐車場管理システム。
  7. 前記駐車場管理装置は、
    前記入庫管理装置から取得した顧客識別情報及び入庫時刻と、前記出庫管理装置から取得した顧客識別情報及び出庫時刻とに基づき、前記駐車実績情報を記録する手段を備えることを特徴とする請求項1〜6に記載の駐車場管理システム。
  8. 前記駐車場管理装置は、POS端末から取得した前記顧客識別情報,売場識別情報及び商品購入時刻とに基づき店舗利用情報を生成し、前記顧客識別情報により識別される駐車実績情報に対応付けて記録する手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の駐車場管理システム。







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