JP2006214900A - ラマン分光装置及びラマン分光測定方法 - Google Patents

ラマン分光装置及びラマン分光測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 高度の熟練度を要することなく、初心者でも比較的容易に光軸合わせを行えるようにした、ラマン分光装置、及びラマン分光測定方法を提供する。
【解決手段】 ラマン散乱光を励起する励起用レーザー光を、第1の光学系3を介して試料に照射し、試料からのラマン散乱光を、第2の光学系5を介して分光器4で分光するラマン分光装置1である。第1の光学系3に励起用レーザー光を集光する入射側レンズ11が設けられ、第2の光学系5にラマン散乱光を集光する出射側レンズ12が設けられ、入射側レンズ11と試料との間を通る励起用レーザー光の第1の光軸と、試料と出射側レンズ12との間を通るラマン散乱光の第2の光軸とがなす角度が略直角に調整されている。第2の光学系5には、出射側レンズ11を介して第2の光軸を通り、試料の配置場所に光軸合わせ用のレーザー光を照射する光軸合わせ用レーザー光源25が備えられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、直角散乱光の測定が可能なラマン分光装置、及びラマン分光測定方法に関する。
ラマン分光測定(ラマン散乱測定)は、レーザー光源からの光束を試料に照射し、光束が照射された箇所から発生するラマン散乱光のスペクトルが、試料中に存在する化学種や分子によって異なるのを利用して、試料表面の二次元的な物性の分布解析を行う方法である。このようなラマン分光測定法によれば、分子・結晶構造の精密解析が可能であることが、現在、広く一般に知られている。例えば工業的には、ポリシリコンの結晶性の議論や、高移動度を有する歪みSiの品質管理、デバイスの作り込みで生じる応力の解析などに、非常に有効な手段であることが知られている。
このようなラマン分光測定を行うための装置としては、レーザー光を測定サンプル(試料)に照射し、この入射方向と180°異なる方向に散乱した散乱光を検出するという、一般に「バックスキャッタリング」と呼ばれる光学配置で測定(観測)するものが知られている。また、近年では、バックスキャッタリングのみでなく、入射光と散乱光とが直角となる直角散乱配置も併用し、直角散乱光を検出することによって固有の構造により生じる固有原子・分子振動を観測するようにしたものも提供されている(例えば、特許文献1参照)。
一般に、光の散乱強度Iを、入射光の偏光E、散乱光の偏光成分Es、分極テンソルに比例するテンソル成分を有するラマンテンソルRを用いて表すと、
I∝|E・R・Es|
となる。ここで、ラマンテンソルRは、各結晶系、活性振動により既に求められている。
測定する結晶系において所望の活性振動を観測(測定)するためには、入射光と散乱光の偏光成分を選択し、散乱光強度が生じる光学系によって測定を行う必要がある。そのため、ラマン散乱測定装置(ラマン分光装置)では、前述したようにバックスキャッタリングのみでなく、直角散乱配置も併用することが必要になっているのである。
特開平5−149789号公報
ところで、直角散乱配置によって直角散乱光を検出する場合、レーザー光を試料に入射させるための光路(光軸)と、試料からの直角散乱光を集光して分光器に導入させるための光路(光軸)とを、光軸合わせする必要がある。この光軸合わせについては、通常、レーザー光を試料に集光させるためのレンズや、直角散乱光を集光するためのレンズの角度、さらには反射鏡等のその他の光学系を機械的に調節することで行っている。
しかしながら、このような光軸合わせは3次元的に行わなくてはならず、したがって高度の熟練度を必要とし、初心者では長時間かけても十分な精度を出すことができないのが現状である。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、高度の熟練度を要することなく、初心者でも比較的容易に光軸合わせを行えるようにした、ラマン分光装置、及びラマン分光測定方法を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明のラマン分光装置は、ラマン散乱光を励起する励起用レーザー光を、第1の光学系を介して試料に照射し、該試料からのラマン散乱光を、第2の光学系を介して分光器で分光するラマン分光装置であって、
前記第1の光学系に前記励起用レーザー光を集光する入射側レンズが設けられ、
前記第2の光学系に前記ラマン散乱光を集光する出射側レンズが設けられ、
前記入射側レンズと前記試料との間を通る前記励起用レーザー光の第1の光軸と、前記試料と前記出射側レンズとの間を通る前記ラマン散乱光の第2の光軸とがなす角度が略直角に調整されてなり、
前記第2の光学系には、前記出射側レンズを介して前記第2の光軸を通り、前記試料の配置場所に光軸合わせ用のレーザー光を照射する光軸合わせ用レーザー光源が備えられていることを特徴としている。
このラマン分光装置によれば、励起用レーザー光を試料の配置場所に照射するとともに、光軸合わせ用のレーザー光を試料の配置場所に照射することで、励起用レーザー光の光軸である第1の光軸と、光軸合わせ用のレーザー光の光軸となる前記ラマン散乱光の第2の光軸とを容易に軸合わせすることができる。
また、前記ラマン分光装置においては、前記の光軸合わせ用のレーザー光の波長が、前記のラマン散乱光を励起する励起用レーザー光の波長と異なるのが好ましい。
このようにすれば、励起用レーザー光と光軸合わせ用のレーザー光とを試料の配置場所に同時に照射した際、これらレーザー光が波長が異なることで例えば色が異なることにより、これらレーザー光の焦点位置やその重なり具合などを目視によって確認することが可能になる。
また、前記ラマン分光装置においては、前記第1の光軸上の、前記試料の配置場所と反対の側に、該試料の配置場所での前記励起用レーザー光の照射位置と前記光軸合わせ用のレーザー光の照射位置とを観察するための観察部が、備えられているのが好ましい。
このようにすれば、観察部より試料の配置場所を目視あるいはCCDカメラ等で観察することで、前記第1の光軸と前記第2の光軸とを容易に軸合わせすることが可能になる。
また、前記ラマン分光装置においては、前記第2の光軸上の、前記試料の配置場所と反対の側に、該試料の配置場所での前記励起用レーザー光の照射位置と前記光軸合わせ用のレーザー光の照射位置とを観察するための観察部が、備えられているのが好ましい。
このようにしても、観察部より試料の配置場所を目視あるいはCCDカメラ等で観察することで、前記第1の光軸と前記第2の光軸とを容易に軸合わせすることが可能になる。
また、前記ラマン分光装置においては、前記試料を配置するサンプルステージが備えられ、該サンプルステージは、前記試料を配置するための面として、前記第1の光軸及び第2の光軸に対してそれぞれに略45°の角度をなすステージ面を有し、該ステージ面を、前記第1の光軸に沿って移動させる機構と第2の光軸に沿って移動させる機構とを備えているのが好ましい。
このようにすれば、サンプルステージを第1の光軸に沿って移動させることで、試料に対しての励起用レーザー光の焦点合わせが可能になり、さらにサンプルステージを第1の光軸、第2の光軸のそれぞれに沿って移動させることで、試料に対しての第2の光軸についての焦点合わせも可能になる。
また、前記ラマン分光装置においては、前記試料を配置するサンプルステージが備えられ、該サンプルステージは、前記第1の光軸及び第2の光軸に対してそれぞれに略45°の角度をなす第1ステージ面を有し、該第1ステージ面の前記角度を維持した状態で前記第1の光軸に沿って移動するZステージと、該Zステージの前記第1ステージ面上にてその縦方向及び横方向に移動可能に設けられ、前記第1ステージ面と平行な第2ステージ面を有して該第2ステージ面上に前記試料を配置するXYステージと、を備えてなるのが好ましい。
このようにすれば、Zステージを移動させることで励起用レーザー光に対する焦点合わせを行うことができ、さらにこのZステージの移動とXYステージの移動とを組み合わせることで、試料に対しての第2の光軸についての焦点合わせも可能になる。
また、前記ラマン分光装置においては、前記第1の光軸上の、前記入射側レンズに対して前記試料と反対の側に、該第1の光軸を通って前記入射側レンズで集光された前記試料からのラマン散乱光を、前記分光器に導入する第3の光学系が接続されているのが好ましい。
このようにすれば、励起用レーザー光を入射側レンズを介して試料に照射し、この入射方向と180°異なる方向に散乱した散乱光を再度入射側レンズを通して第3の光学系に導くことにより、バックスキャッタリングでの測定(観測)も可能になる。
本発明のラマン分光測定方法にあっては、ラマン散乱光を励起する励起用レーザー光を、第1の光学系を介して試料に照射し、該試料からのラマン散乱光を、第2の光学系を介して分光器で分光するラマン分光測定方法であって、
前記励起用レーザー光を、前記第1の光学系に設けた入射側レンズで集光して前記試料に照射する工程と、
前記試料で励起したラマン散乱光を、前記第2の光学系に設けた出射側レンズで集光して前記分光器に導入する工程と、を有し、
さらに、前記入射側レンズと前記試料との間を通る前記励起用レーザー光の第1の光軸と、前記試料と前記出射側レンズとの間を通る前記ラマン散乱光の第2の光軸とがなす角度を略直角に調整しておくとともに、前記試料の配置場所となるサンプルステージ上の所定位置に対し、前記第1の光軸と前記第2の光軸とを合わせる光軸合わせ工程を備えてなり、
前記光軸合わせ工程は、前記励起用レーザー光を、前記入射側レンズを介して前記サンプルステージ上の所定位置に集光させてその焦点位置を合わせる工程と、
光軸合わせ用のレーザー光を、前記出射側レンズを介して前記サンプルステージ上の所定位置に集光させ、その焦点位置を、前記励起用レーザー光の焦点位置に合わせる工程と、を備えたことを特徴としている。
このラマン分光測定方法によれば、光軸合わせ工程において、励起用レーザー光の焦点位置に光軸合わせ用のレーザー光の焦点位置を合わせるようにしたので、例えば目視でこれら焦点位置が合うのを確認することにより、励起用レーザー光の光軸である第1の光軸と、光軸合わせ用のレーザー光の光軸となる前記ラマン散乱光の第2の光軸とを容易に軸合わせすることができる。
以下、本発明のラマン分光装置及びラマン分光測定方法を詳しく説明する。
図1は、本発明のラマン分光装置の一実施形態を示す図であって、図1中符号1はラマン分光装置である。このラマン分光装置1は、励起用レーザー光を出射する励起用レーザー光源2と、この励起用レーザー光源2から出射された励起用レーザー光を試料に導入するための第1の光学系3と、前記試料からのラマン散乱光を分光器4に導入するための第2の光学系5と、この第2の光学系5に設けられた光軸合わせ用レーザー光源25と、を備えて構成されたものである。なお、前記試料は、サンプルステージ6上に配置されるようになっている。
励起用レーザー光源2に光学的に接続される第1の光学系3は、減光フィルター7と、三つの半透過鏡8、9、10と、入射側レンズ11とを備えてなるもので、前述したように励起用レーザー光源2から出射した励起用レーザー光をサンプルステージ6上の試料に導入するための光路を構成するものである。そして、このような構成のもとに第1の光学系3は、特に入射側レンズ11と試料との間を通る励起用レーザー光の光路、すなわち第1の光軸を形成するものとなっている。
試料に光学的に接続される第2の光学系5は、出射側レンズ12と、三つの半透過鏡13、14、15と、フィルター16と、集光レンズ17とを備えてなるもので、前述したように試料からのラマン散乱光を分光器4に導入する光路を構成するものである。そして、このような構成のもとに第2の光学系5は、特に試料と出射側レンズ12との間を通るラマン散乱光の光路、すなわち第2の光軸を形成するものとなっている。
前記第1の光学系3における減光フィルター7は、特に励起用レーザー光源2から出射される励起用レーザー光の強度が強い場合に設けられるもので、励起用レーザー光の強度を弱めることにより、試料に対し適正な強度のレーザー光が照射されるよう、調整するものである。
この減光フィルター7に続く半透過鏡8は、減光フィルター7を通ってきた励起用レーザー光の光路、すなわち第1の光軸を直角に曲げるように配置されたもので、その反射面と反対の側には、観察口18が接続されている。なお、この半透過鏡8については、後述するように試料に対しての実際の測定(観測)を行う場合には、この半透過鏡8に代えて反射鏡を用い、減光フィルター7を通ってきた励起用レーザー光を全反射させるようにしてもよい。
観察口(観察部)18は、観察者が目視により、あるいはCCDカメラ等の機器によって観察するための窓である。この観察口18の光路は、前記半透過鏡8を通って前記第1の光軸に一致したものとなっており、したがって観察口18は、第1の光軸上に配置されたものとなっている。このような構成のもとに観察口18は、サンプルステージ6上に配置される試料、あるいはこれの配置場所での、前記励起用レーザー光の照射位置や、後述する光軸合わせ用のレーザー光の照射位置を観察することができるようになっている。
前記半透過鏡8に続く半透過鏡9は、半透過鏡8を通ってきた励起用レーザーをそのまま通過させ、第1の光軸中を伝搬させるものである。また、この半透過鏡9は、後述するように本実施形態のラマン分光装置1でバックスキャッタリングによる測定(観測)を行うようにした場合に、試料から第1の光軸を戻ってきたラマン散乱光を、前記分光器4に導入するべく、これを反射して第3の光学系19に導入するものである。したがって、バックスキャッタリングによる測定(観測)を行うことなく、ラマン散乱光のうちの直角散乱光成分(以下、直角散乱光と記す)のみを測定する場合には、この半透過鏡9の配置を省略してもよい。
第3の光学系19は、前記半透過鏡9と、反射鏡20と、前記第2の光学系5における半透過鏡14とを備えてなるもので、試料から第1の光軸を戻ってきたラマン散乱光を、前記半透過鏡9と反射鏡19と半透過鏡14とをこの順に反射させることで前記第2の光学系5に導入し、分光器4に導入させるものである。
前記半透過鏡9に続く半透過鏡10は、半透過鏡9を通ってきた励起用レーザーをそのまま通過させ、第1の光軸中を伝搬させるものである。また、この半透過鏡10は、第1の光軸と直交する方向に設けられた、ハロゲンランプ等からなる白色光源21に光学的に接続されたもので、この白色光源21から出射した白色光を反射し、第1の光軸中に導入してこれを伝搬することにより、サンプルステージ6上の試料に白色光を照射するようになっている。
入射側レンズ11は、第1の光軸を通ってきた励起用レーザー光、さらには前記白色光を集光し、サンプルステージ6上の試料、あるいはこれの配置場所に照射させるものである。この入射側レンズ11は、前記試料あるいはこれの配置場所に対し、10〜20cm程度の間隔となるように配置されたもので、カメラに用いられる一般的な集光レンズ(凸レンズ)からなっている。また、前記第2の光学系5における出射側レンズ12も、入射側レンズ11と同様、一般的な集光レンズ(凸レンズ)からなっている。
これら入射側レンズ11と出射側レンズ12とは、図2に示すようにそれぞれの光軸が、試料Sを配置するサンプルステージ6に向くように配設されている。
すなわち、これら入射側レンズ11と出射側レンズ12とは、入射側レンズ11と試料Sとの間を通る励起用レーザー光の光路となる第1の光軸C1と、試料と出射側レンズ12との間を通るラマン散乱光の光路となる第2の光軸C2とが、略直角となるように調整されている。ここで、略直角とは、例えば80〜100°程度の比較的広い範囲を許容するものである。すなわち、試料Sから励起された直角散乱光は、比較的広い範囲に亘って放射状に出射することから、前記した80〜100°程度の範囲であれば、この直角散乱光が第2の光軸を通って出射側レンズ12に良好に入射するようになるからである。
出射側レンズ12に続く半透過鏡13は、図1に示すように、出射側レンズ12で集光された直角散乱光をそのまま通過させ、第2の光軸中を伝搬させるものである。また、この半透過鏡13は、第2の光軸と直交する方向に設けられた、ハロゲンランプ等からなる白色光源22に光学的に接続されたもので、この白色光源22から出射した白色光を反射し、第2の光軸中に導入してこれを伝搬することにより、サンプルステージ6上の試料Sに白色光を照射するようになっている。
前記半透過鏡13に続く半透過鏡14は、半透過鏡13を通ってきた直角散乱光をそのまま通過させ、第2の光軸中を伝搬させるものである。また、この半透過鏡14は、後述するように本実施形態のラマン分光装置1でバックスキャッタリングによる測定(観測)を行うようにした場合に、試料Sから第1の光軸を戻り、さらに前記第3の光学系19を通ってきたラマン散乱光を、前記分光器4に導入するべく、これを反射して第2の光学系5(第2の光軸)に導入するものである。したがって、このバックスキャッタリングによる測定(観測)を行う場合には、この半透過鏡14に代えて反射鏡を用いるようにしてもよい。また、バックスキャッタリングによる測定(観測)を行うことなく、ラマン散乱光のうちの直角散乱光成分(以下、直角散乱光と記す)のみを測定する場合には、この半透過鏡14の配置を省略してもよい。
前記半透過鏡14に続く半透過鏡15は、半透過鏡14を通ってきた直角散乱光をそのまま透過させ、第2の光軸中を伝搬させるものである。また、この半透過鏡15には、その直角散乱光を透過させる側の面、すなわち分光器4側の面と反対側の面に、試料Sに対して第2の光軸を合わせるための光軸合わせ用の光路、すなわち第4の光学系23が光学的に接続されている。この第4の光学系23は、第2の光軸と光学的に接続する光軸を有することにより、第2の光学系5の一部を構成するもので、半透過鏡24を備えたものである。この半透過鏡24には、光軸合わせ用のレーザー光を出射する光軸合わせ用レーザー光源25と、観察口26とがそれぞれ光学的に接続されている。
光軸合わせ用レーザー光源25は、半透過鏡24の反射面側に光学的に接続されたもので、後述するように試料あるいはその配置場所に対する第2の光軸を合わせるために、光軸合わせ用レーザー光を出射(照射)するためのものである。この光軸合わせ用のレーザー光については、その波長が、前記励起用レーザー光の波長と異なっているのが好ましい。このように波長を変え、特にこれらレーザー光が互いに異なる色を呈するようにしておくことにより、後述するように光軸合わせの際、これらレーザー光の焦点位置(スポット)の重なり具合などを目視によって確認することが容易になる。
観察口(観察部)26は、半透過鏡24の前記反射面と反対の側に光学的に接続されたもので、前記の観察口(観察部)18と同様に、観察者が目視により、あるいはCCDカメラ等の機器によって観察するための窓である。この観察口26の光路は、前記半透過鏡24を通って前記半透過鏡15に至り、ここで直角方向に反射することにより、前記第2の光軸に一致したものとなっており、したがって観察口26は、第2の光軸上に配置されたものとなっている。このような構成のもとに観察口26は、前記観察口18と同様に、サンプルステージ6上に配置される試料S、あるいはこれの配置場所での、前記光軸合わせ用のレーザー光の照射位置や、前記励起用レーザー光の照射位置を観察することができるようになっている。
前記半透過鏡15に続くフィルター16は、励起用レーザー光と同一の波長であるレイリー光を除去するもので、これによってレイリー光より強度が4〜5桁小さいラマン光を選択的に透過させるものである。なお、このようにレイリー光を除去してラマン光を選択的に透過させるものであれば、フィルター16に代えて公知の除去装置を用いてもよい。
集光レンズ17は、前記フィルター16を透過してきたラマン光を集光して分光器4に導入するものであり、分光器4は、導入したラマン光を波長成分に分解し、ラマンスペクトルを得るものである。
試料を配置するための前記サンプルステージ6は、図2に示したように、Zステージ27とXYステージ28とを有して構成されたもので、XYステージ28上に、例えば結晶薄膜などの試料Sを配置するものである。Zステージ27は、前記の第1の光軸及び第2の光軸に対してそれぞれに略45°の角度(例えば40〜50°の範囲)をなす第1ステージ面27aを有し、この第1ステージ面27a上に前記XYステージ28を設けたものである。また、このZステージ27には、該Zステージ27をその第1ステージ面27aの前記角度を維持した状態で、前記第1の光軸C1に沿って、すなわち前記入射側レンズ11の光軸に沿って図2中矢印Z方向に移動(昇降)させる公知の移動機構(図示せず)が設けられており、これによって第1の光軸C1を通って導入される励起用レーザー光の、焦点調整が行えるようになっている。
XYステージ28は、前記Zステージ27の第1ステージ面27a上において、その縦方向及び横方向、すなわち図2中に示す矢印X方向及びY方向に移動可能に設けられたもので、前記第1ステージ面27aと平行な第2ステージ面28aを有してなるものであり、この第2ステージ面28a上に試料Sを配置するものである。ここで、前記X方向とは、前記Zステージ27の第1ステージ面27aにおいて、該Zステージ27の移動方向(第1の光軸C1方向)に沿う(向かう)方向であり、Y方向とは、第1ステージ面27aにおいて、X方向と直交する方向、すなわち、Zステージ27の移動方向と直交する方向である。このような構成のもとにサンプルステージ6は、Zステージ27の移動とXYステージ28のX方向の移動とを組み合わせることで、第2ステージ面28a上の試料Sの配置場所を、第2の光軸C2に沿って移動させることができるようになっている。
なお、XYステージ28には、前記Zステージ27を移動させる移動機構とは別の移動機構が設けられており、これによってZステージ27の移動とは別に、独立した状態で第1ステージ面27a上においてX方向及びY方向に移動可能となっている。
次に、このような構成からなるラマン分光装置1の使用方法に基づき、本発明のラマン分光測定方法の一実施形態を説明する。
まず、直角散乱光の測定を行う場合について説明する。このように直角散乱光の測定を行う場合、特に半透過鏡9や半透過鏡14をそれぞれの光路(光軸)上から外しておき、第1の光学系3、第2の光学系5と第3の光学系19との光学的接続を遮断しておく。そして、実際に試料Sについての測定(観察)を行うに先立ち、光軸合わせ工程として、前記試料Sの配置場所となるサンプルステージ6上の所定位置に対し、前記第1の光軸と前記第2の光軸とを合わせる処理を行う。なお、この光軸合わせ工程では、サンプルステージ6の試料を配置する場所、すなわちXYステージ28の第2ステージ面28a上に、光軸合わせ用のサンプルとして、例えば単結晶シリコン薄膜などを配置しておく。
この光軸合わせ工程では、まず、前記励起用レーザー光を、前記入射側レンズ11を介して前記サンプルステージ6上の所定位置、ここでは前記のサンプル上に集光させ、その焦点位置を合わせる。このとき、白色光源21を点灯させて白色光を前記サンプル上に照射し、これによって前記励起用レーザー光のサンプル上での照射位置が、観察口18から視認できるようにしておく。そして、このようにして励起用レーザー光のサンプル上での照射位置をスポットとして視認することにより、励起用レーザー光の焦点合わせを行う。
具体的には、励起用レーザー光のスポット径を目視あるいはCCDカメラ等で観察することにより、焦点が合っているか否かを確認する。このとき、焦点が合っていない場合には、サンプルステージ6のZステージ27を移動させることで、焦点を調整する。Zステージ27は、前述したように第1の光軸に沿って移動することから、この第1の光軸を通って導入される励起用レーザー光の焦点調整を行うことができる。また、このとき、観察口18が第1の光軸上に設けられていることから、観察口18からはスポットの中心位置がずれてしまうことなく、一定の位置にあるスポットを視認し続けることができ、したがって容易に焦点調整を行えるようになっている。
また、このような焦点調整と同時に、あるいは前後して、この焦点、すなわちスポットの中心を、例えば半反射鏡8の角度やサンプルステージ6を調整することにより、予め設定された適切な位置に合わせる。ただし、通常これは予め装置において調整されているので、その場合には省略してもよい。
次いで、励起用レーザー光の照射を続けたままで、光軸合わせ用のレーザー光を、出射側レンズ12を介して前記サンプルステージ6上の所定位置、すなわち前記のサンプル上に集光させ、その焦点位置を、前記励起用レーザー光の焦点位置に合わせる。このとき、白色光源22を点灯させて白色光を前記サンプル上に照射し、これによって前記光軸合わせ用レーザー光のサンプル上での照射位置が、観察口26から視認できるようにしておく。そして、このようにして光軸合わせ用のレーザー光のサンプル上での照射位置をスポットとして視認することにより、第1の光軸と第2の光軸との間の光軸合わせを行う。
すなわち、出射側レンズ12の位置(角度)を微調整して光軸合わせ用レーザー光のスポットの位置を調整し、これを励起用レーザー光のスポットに重ね合わせることで、第1の光軸と第2の光軸とを合わせる。このとき、光軸合わせ用のレーザー光と励起用レーザー光とはその波長が異なり、これらレーザー光は互いに異なる色を呈するようになっているので、これらレーザー光のスポットの重なり具合を特に目視によって容易に確認することができる。ここで、この目視などによる確認作業は、観察口18または観察口26から視認することで行うことができる。
なお、出射側レンズ12の位置の微調整で良好に光軸を合わせられない場合、励起用レーザー光の光路が正常より大きくずれていることが考えられる。したがって、その場合には半透過鏡8の角度を調整する。そして、励起用レーザー光と光軸合わせ用レーザー光とが中心対象でガウス分布の拡散状態にあるか否かを、Zステージ27を移動させることで確認し、拡散状態にない場合には、半透過鏡8の角度を再度調整する。
また、この第1の光軸と第2の光軸との光軸合わせについては、基本的には前述したように出射側レンズ12の位置(角度)調整で行うが、必要に応じて、サンプルステージ6のZステージ27やXYステージ28を微移動させることで、光軸合わせの微調整を行うようにしてもよい。
このようにして光軸合わせを行ったら、サンプルステージ6上から前記サンプルを外し、測定対象となる試料Sを所定位置、すなわちXYステージ28の第2のステージ面28a上に配置する。このとき、例えばサンプルステージ6のZステージ27を移動させて、前記サンプルと試料Sとの交換を行った場合、交換後、Zステージ27を元の位置に戻し、さらに前述した手法によって再度焦点合わせを行う。
そして、さらに試料S中において特にその測定位置を選択したい場合、Zステージ27を固定した状態で、XYステージ28をX方向、Y方向にそれぞれ適宜移動させることで、励起用レーザー光の焦点位置であるスポットを測定位置に合わせる。なお、このような調整は、観察口18からの目視、あるいはCCDカメラによる撮影などで行うことができる。
このようにして焦点合わせを行い、さらに試料S中における測定位置の選択を行ったら、必要に応じて半透過鏡8を反射鏡に交換した後、前記励起用レーザー光源2から励起用レーザー光を出射させる。すると、励起用レーザー光は第1の光学系3中を通って入射側レンズ11に至り、ここで集光された後、前記試料Sを照射する。すると、試料Sが励起してラマン散乱光を生じる。
このラマン散乱光のうち特に直角散乱光は、第1の光軸に対し略直角方向に位置した第2の光軸を有する出射側レンズ12に集められ、さらに第2の光学系19を通って分光器4に導入され、ここで波長成分に分解されてラマンスペクトルとして測定される。
また、このラマン分光装置1にあっては、直角散乱光の測定だけでなく、前記の第3の光学系19を用いることにより、励起用レーザー光の入射方向と180°異なる方向に散乱した散乱光を測定する、バックスキャッタリングでの測定(観測)を行うこともできる。このようにバックスキャッタリングでの測定(観測)を行う場合、第1の光学系3および第2の光学系5と第3の光学系19とを光学的に接続するべく、先に光路(光軸)上から外しておいた半透過鏡9や半透過鏡14をそれぞれ図1に示した位置に戻し、その光軸を対応する光学系における光軸に合わしておく。なお、半透過鏡14については、これを反射鏡に代えておくのが好ましい。
また、サンプルステージ6については、これをそのまま用いることもできるものの、特に試料Sを配置するステージ面が、第1の光軸に直交して入射側レンズ11と正対するものに交換するのが好ましい。
このようなサンプルステージを用いてこれに試料Sを配置したら、従来と同様にして焦点合わせ等を行った後、励起用レーザー光源2から励起用レーザー光を出射することで、バックスキャッタリング測定を行う。
このようにして励起用レーザー光を出射すると、このレーザー光が入射側レンズ11を介して試料Sを照射し、この照射部を励起させてラマン散乱光を生じさせる。このラマン散乱光のうち、特に入射方向と180°異なる方向に散乱した散乱光は、再度入射側レンズ11を通って半透過鏡9に至り、ここで反射して第3の光学系19に導かれる。そして、反射鏡20で反射し、さらに半透過鏡14(または反射鏡)で反射することにより第2の光学系5を通って分光器4に導入され、ここで波長成分に分解されてラマンスペクトルとして測定される。
このようなラマン分光装置1によるラマン分光測定方法にあっては、励起用レーザー光を、第1の光学系3に設けた入射側レンズ11で集光して試料Sに照射し、該試料Sで励起したラマン散乱光を、第2の光学系5に設けた出射側レンズ12で集光して分光器4に導入するので、入射光と散乱光とが直角となる直角散乱配置での測定、すなわち直角散乱光の測定を容易に行うことができる。
また、励起用レーザー光源2とは別に、光軸合わせ用のレーザー光を出射する光軸合わせ用レーザー光源25を備えているので、励起用レーザー光を試料Sの配置場所に照射するとともに、光軸合わせ用のレーザー光を試料Sの配置場所に照射することにより、励起用レーザー光の光軸である第1の光軸と、光軸合わせ用のレーザー光の光軸となるラマン散乱光(直角散乱光)の第2の光軸とを容易に軸合わせすることができる。
すなわち、このような光軸合わせ機構を備えていることにより、観察口18、26で目視等により観察しつつ、サンプルステージ6を調整することなどによって光軸合わせや焦点調整が行えるので、直角散乱配置による測定を行う場合にも、試料に対する焦点調整や3次元的な光軸合わせを容易に行うことができる。
したがって、従来では特に光軸合わせには高度の熟練を要し、熟練に基づく勘に頼って光軸合わせを行っているのが実状であったが、本発明では、前述したように光軸合わせ用レーザー光源25を備えたことにより、高い熟練度を要することなく、初心者でも比較的容易に、しかも精度良く光軸合わせを行うことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の変形が可能である。
本発明のラマン分光装置の一実施形態を模式的に示す概略構成図である。 各対物レンズ及びサンプルステージの概略構成図である。
符号の説明
1…ラマン分光装置、2…励起用レーザー光源、3…第1の光学系、4…分光器、5…第2の光学系、6…サンプルステージ、11…入射側レンズ、11c…斜面、12…出射側レンズ、12c…斜面、18…観察口(観察部)、19…第3の光学系、25…光軸合わせ用レーザー光源、26…観察口(観察部)、27…Zステージ、27a…第1ステージ面、28…XYステージ、28a…第2ステージ面

Claims (8)

  1. ラマン散乱光を励起する励起用レーザー光を、第1の光学系を介して試料に照射し、該試料からのラマン散乱光を、第2の光学系を介して分光器で分光するラマン分光装置であって、
    前記第1の光学系に前記励起用レーザー光を集光する入射側レンズが設けられ、
    前記第2の光学系に前記ラマン散乱光を集光する出射側レンズが設けられ、
    前記入射側レンズと前記試料との間を通る前記励起用レーザー光の第1の光軸と、前記試料と前記出射側レンズとの間を通る前記ラマン散乱光の第2の光軸とがなす角度が略直角に調整されてなり、
    前記第2の光学系には、前記出射側レンズを介して前記第2の光軸を通り、前記試料の配置場所に光軸合わせ用のレーザー光を照射する光軸合わせ用レーザー光源が備えられていることを特徴とするラマン分光装置。
  2. 前記の光軸合わせ用のレーザー光の波長が、前記のラマン散乱光を励起する励起用レーザー光の波長と異なることを特徴とする請求項1記載のラマン分光装置。
  3. 前記第1の光軸上の、前記試料の配置場所と反対の側に、該試料の配置場所での前記励起用レーザー光の照射位置と前記光軸合わせ用のレーザー光の照射位置とを観察するための観察部が、備えられていることを特徴とする請求項1又は2記載のラマン分光装置。
  4. 前記第2の光軸上の、前記試料の配置場所と反対の側に、該試料の配置場所での前記励起用レーザー光の照射位置と前記光軸合わせ用のレーザー光の照射位置とを観察するための観察部が、備えられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のラマン分光装置。
  5. 前記試料を配置するサンプルステージが備えられ、
    該サンプルステージは、前記試料を配置するための面として、前記第1の光軸及び第2の光軸に対してそれぞれに略45°の角度をなすステージ面を有し、該ステージ面を、前記第1の光軸に沿って移動させる機構と第2の光軸に沿って移動させる機構とを備えてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のラマン分光装置。
  6. 前記試料を配置するサンプルステージが備えられ、
    該サンプルステージは、前記第1の光軸及び第2の光軸に対してそれぞれに略45°の角度をなす第1ステージ面を有し、該第1ステージ面の前記角度を維持した状態で前記第1の光軸に沿って移動するZステージと、該Zステージの前記第1ステージ面上にてその縦方向及び横方向に移動可能に設けられ、前記第1ステージ面と平行な第2ステージ面を有して該第2ステージ面上に前記試料を配置するXYステージと、を備えてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のラマン分光装置。
  7. 前記第1の光軸上の、前記入射側レンズに対して前記試料と反対の側に、該第1の光軸を通って前記入射側レンズで集光された前記試料からのラマン散乱光を、前記分光器に導入する第3の光学系が接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のラマン分光装置。
  8. ラマン散乱光を励起する励起用レーザー光を、第1の光学系を介して試料に照射し、該試料からのラマン散乱光を、第2の光学系を介して分光器で分光するラマン分光測定方法であって、
    前記励起用レーザー光を、前記第1の光学系に設けた入射側レンズで集光して前記試料に照射する工程と、
    前記試料で励起したラマン散乱光を、前記第2の光学系に設けた出射側レンズで集光して前記分光器に導入する工程と、を有し、
    さらに、前記入射側レンズと前記試料との間を通る前記励起用レーザー光の第1の光軸と、前記試料と前記出射側レンズとの間を通る前記ラマン散乱光の第2の光軸とがなす角度を略直角に調整しておくとともに、前記試料の配置場所となるサンプルステージ上の所定位置に対し、前記第1の光軸と前記第2の光軸とを合わせる光軸合わせ工程を備えてなり、
    前記光軸合わせ工程は、前記励起用レーザー光を、前記入射側レンズを介して前記サンプルステージ上の所定位置に集光させてその焦点位置を合わせる工程と、
    光軸合わせ用のレーザー光を、前記出射側レンズを介して前記サンプルステージ上の所定位置に集光させ、その焦点位置を、前記励起用レーザー光の焦点位置に合わせる工程と、を備えたことを特徴とするラマン分光測定方法。
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