JP2006214264A - 小便飛跳ね軽減便器 - Google Patents
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Abstract
【課題】男女双方の小便が便器に当たる際の飛跳ねを軽減させ、便器自体の汚れや、便器外への小便漏れからの床などの汚れ、および、体や衣服への付着を防ぎ、それに伴う気になる小便排泄音も同時に軽減させることにある。
【解決手段】便器本体の小便当射面に、小便の飛跳ね軽減手段を備え、その小便飛跳ね軽減手段が消臭や抗菌加工となっていて、さらに小便飛跳ね軽減手段が男女の小便当射面別に移動できるようになっている事を特徴とする便器を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】便器本体の小便当射面に、小便の飛跳ね軽減手段を備え、その小便飛跳ね軽減手段が消臭や抗菌加工となっていて、さらに小便飛跳ね軽減手段が男女の小便当射面別に移動できるようになっている事を特徴とする便器を提供する。
【選択図】 図1
Description
小便飛跳ねが軽減できる便器に関するものである。
従来の便器は、洋式和式及び男性用立ち姿勢便器を含めて、男女の小便が直接便器に当たってから外に漏れ出さないように便器内側へ小便の飛跳ねが向くように湾曲した構造となっており、用便した自身へ小便が跳ね返らないようにある程度の距離を保って覆い隠すように工夫されている。また、掃除がしやすいように素材を滑らかな面を持つ鋳物や金属にし、水洗式なら洗浄水流の出す場所や強弱、渦巻き状態などの工夫などで便器内部への汚れ付着防止を図っている。なお、実質的に小便が便器に当たった際の飛跳ねを無くすという発想自体は無く、強いて対処方法として例を挙げると、男性用立ち姿勢便器において小便の排出口にビー球や氷を敷き詰めて、小便をその場所に当てさせることで勢いを減衰させる方法がある。
しかしながら、従来のように便器に小便が直接当たる状態では、便器内側に湾曲した構造を持たせたとしても、少なからず飛跳ねが便器外に漏れ、便器外部や床にも垂れたり付着して汚れとなり、便器内部も上部便器枠内側の返しになっている裏側部分には小便雫や洗浄水と混じった雫が経年と共にその成分により徐々に石灰化し洗剤やタワシを使用してもなかなか落とせない頑固な汚れとなり付着してしまう。さらに小便をする際の男女差や個人別体格差や小便の勢いにはかなりの個人的差異があり、便器の構造上の工夫だけで解決しきれないと思われる、小便飛跳ねが自身の身体や衣服、靴などにも付着するという不愉快な問題も多く認められる。課題の具体的例として洋式便器の場合、女性は便器内部の底面の直下又はやや前方に若年ではほぼ直線的に勢いよく、経年と共に勢いは弱まり小便の幅が拡散するようになるなど小便飛跳ねは一様ではなく、いづれも飛沫汚れは気になるし、着座姿勢での男性は便器内部の前方の湾曲した上部に構造上至近距離でほぼ水平に小便が当たり、特に低気温時などは排便部が極小化し小便排出方向が便器上部より更に上方にまで向いてしまい、便器と便座の隙間から外部に漏れだして、便器外部や床のほか脱ぎ下ろしている洋服まで汚してしまったり、その小便飛跳ねは直接太もも内側などの身体まで届き付着し、大変不愉快なこととなる。さらに男性の立ち姿勢からの小便では、高いところから位置エネルギーを持って便器内部へ小便が当たることとなり、その飛跳ねは着座姿勢以上となり、外部への漏れや便器内部全面の汚れの要因にもなっている。次に、男性立ち姿勢便器の場合、立ち姿勢の場所が便器に近いと便器に当たった小便飛跳ねが手やズボンにまでかかって付着し大変不愉快なものとなり、特に夏場の薄い生地のズボンなどでは小便飛跳ねが見た目にも目立ち、気になって便所から暫く出られないこともあり、逆に離れて小便をすると最後の小便雫が床を汚すこととなる。また、便器内側枠の裏側はやはり小便雫が石灰化し頑固な汚れになっていく。さらに、和式便器の場合、女性は便器内底部の面に激しく小便が当たり、その飛跳ねが便器外部まで漏れ出たり、足や靴にかかって付着し大変不愉快なこととなり、男性は着座姿勢においては所謂「金隠し」内部に小便が当たり飛跳ねることとなるが、体格により時に「金隠し」枠外に飛び散ったりしてしまう事がある。このように男女とも床を汚すことが同様に多いといえる。いずれの場合も小便の飛跳ねによる便器や便器外部の汚れは不衛生なもので、特に石灰化した頑固な汚れは雑菌の増殖や悪臭にもなっていく。また、別な観点からも勢いよく小便が便器に当たる際の音が気になるという問題があり、特に狭い空間の複数区画で小便の用を足す場所や、アパートなどで客がいる場面などは小便の用を足す際の音を気にして、十分に安心して気持ちよく思いっきり小便が出来ないという意見が多く、特別な音が出る機器を使って紛らしたり、何度も水を流して音を掻き消すという無駄の多い方法を取らざるを得ないという問題点も存在する。
本発明は上記のような従来の問題点を解決するためのもので、その原因となる小便の飛跳ねを軽減させ、その小便飛跳ねからくる便器内外部や床の汚れ、及び身体や衣服、靴などへの不愉快な小便付着も軽減し、便器内外の衛生面を向上させ、その効果を老若男女や体格、用便状態などの個人差に関係なく享受できるようにし、さらに、結果として小便の排泄時の音を気にすることなく安心して気持ちよく思いっきり用便できる事を目的とした便器を提供することにある。
本発明は上記のような従来の問題点を解決するためのもので、その原因となる小便の飛跳ねを軽減させ、その小便飛跳ねからくる便器内外部や床の汚れ、及び身体や衣服、靴などへの不愉快な小便付着も軽減し、便器内外の衛生面を向上させ、その効果を老若男女や体格、用便状態などの個人差に関係なく享受できるようにし、さらに、結果として小便の排泄時の音を気にすることなく安心して気持ちよく思いっきり用便できる事を目的とした便器を提供することにある。
本発明は従来の問題を解決するため、便器本体の小便の当射面に、小便飛跳ね軽減手段を備え、請求項2の発明ではその小便飛跳ね軽減手段が消臭や抗菌加工となっていて、さらに請求項3の発明では小便飛跳ね軽減手段が男女の小便当射面別に移動できる事を特徴とする便器を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明によれば、小便の飛跳ねを軽減させ、その小便飛跳ねからくる便器内外部や床の汚れ、及び身体や衣服、靴などへの不愉快な小便付着も軽減し、便器内外の衛生面を向上させ、その効果を老若男女や体格、用便状態などの個人差に関係なく享受できるようにし、さらに、結果として小便の排泄時の音を気にすることなく安心して気持ちよく思いっきり用便できるようになるものである。
本発明の小便跳ね軽減便器を、実施例となる図1の洋式便器断面図と、図2の男性着座小便時の洋式便器断面図、および、図3の洋式便器着座時正面図、図4の洋式便器男性小便時正面図をもとに説明する。
従来の便器の説明と効果の確認としてまずは洋式水洗便器だが、着座した際にお尻と腿の部分で支えられる鋳物製で滑らかな面で作られたお椀型の形状の便器本体とその上に備えられた馬蹄型かO字型の便座が主構成となっており、便器本体内部は大小の便を受け入れるお椀型内部空間がある。その底部には便の排出口があり、ある程度の量の水が張ってあり、傾斜しながら上部に行くに従い直角になる湾曲面となっている。その最上部は水流が出る部分と水が外に漏れないように内返しの構造としているものが多い。内部のお椀型形7状は便を水洗で流す際に効果的なよう渦巻状に水流をつくるのに都合が良いものとなっている。そこで着座した際の小便は、女性は直下からやや前方の面に放射され(A)、男性は前方の湾曲した面の上部のほうに放射されることとなる(B)。なお、この小便の放射され便器に当たる面を以下において当射面と呼ぶこととする。放射される小便は当射面に当たった際に激しく細かく飛跳ねることとなるがお椀型の形状である程度の空間となっていることにより便器本体内で収まるものとされている。
しかしながら、実際は女性の小便飛跳ねも細かな飛沫となって多少は便器外に漏れたり身体に付着したりするし、男性はさらに便器上部の枠に近い部分に当射されることから便器本体と便座の隙間から便器外へ小便が漏れたり脱いだ衣服に付着したり小便飛跳ねが便座の上の腿に付着したりすることとなる。また、このような小便飛跳ねは便器本体上部の内返し部分に雫をなって付着し乾燥すると成分により経年で石灰化し頑固な汚れとなり、雑菌の増殖や悪臭のもととなり洗剤やブラシで擦ってもなかなか綺麗に落ちない厄介なものである。
男性用立ち姿勢便器は便器本体のみの構成で前面に男性小便の当射面(B)があり上下左右は小便飛跳ねが便器外部に漏れないように覆うようにせり出していて、下部に便排出口があり、水洗式ならば上部より水が出てきて内部が水洗される。しかしながら実際は、当射面に当たった小便は手や衣服に飛跳ねてかかり、付着してしまうことが多く大変不快なものである。また、便器本体の上下左右のせり出しの内側は小便飛跳ねによりやはり頑固な汚れが付き、雑菌の増殖や悪臭のもととなってしまうことが多い。
和式便器も便器本体のみの構成で男性の小便がほぼ水平方向に放射される部分に所謂「金隠し」というお椀を半分にしたような小便飛跳ねを便器内に留める形状になっていて、女性の小便はやや掘り下げたような箱状の部分の底面に放射され、その深さから距離で小便飛跳ねを便器内に留める形状となっている。しかしながら実際は、当射面に当たった小便は女性ならば足や靴や衣服に飛跳ねて付着してしまうことが多く大変不快なものとなり、男性は体格により「金隠し」に収まらない小便で便器外に漏れたり、小便の飛跳ねが自身にかかってしまったりする。また、便器本体の内側は小便飛跳ねによりやはり頑固な汚れが付き、雑菌の増殖や悪臭のもととなってしまうことが多い。
このような従来の便器に対し本発明は、洋式便器の当射面にあたるA(女性小便)、B(男性小便)の方向の面に、小便が便器(1)に当たる際の飛跳ねを軽減するものとして、大きさ縦30cm、幅25cm、厚さ1cmほどの、ウール状(スチールウールやグラスウールなど)で従来の洋式便器の前部湾曲に曲がって沿うよう柔らかな素材で極細繊維製の小便飛跳ね軽減部(3)としてのシートを設置する。この素材としては柔らかく吸水性が高いスポンジなどのものでは一旦水分が含まれると、それ以降は水分が水の壁となり、かえって水をはじいて飛跳ねることから、水分を透過させて素早く逃がす性質が求められる。また、小便飛跳ね軽減部(3)は請求項2のように衛生面を考えてリン酸チタニアや銀などを利用した消臭抗菌加工にするがよく、これにより小便付着後の時間経過に伴うアンモニア臭や雑菌繁殖による目詰まり汚れ予防となり小便飛跳ね軽減部(3)の使用期間を長く保つことが出来る。また、請求項3のように、男女の小便当射面の違いから女性小便時は図1や図3のように、また、男性小便時は、ほぼ水平方向に小便が飛ぶことを考えて、図2や図4のように小便飛跳ね軽減部(3)のシートを便座(2)ほどの高さまで動かして使用するが良く、その動かし方としては後に小便飛跳ね軽減部(3)が交換し易いようなマジックテープなどの接着部(6)で繋がるベルトレバー(7)で進行方向(8)に動かしすことととする。接着部(6)は吸盤も考えられるが従来の便器では湾曲面に取り付けることなり、吸盤使用には前部の便器形状を平面にした新規のものが求められる。なお、小便飛跳ね軽減部(3)は、通常は下げた場所つまり図1や図3のように女性小便用の場所にバネ(9)で固定されていて、男性小便時に上げるものとし、その位置により常に一緒に小便飛跳ね軽減部(3)も便器水洗時に水洗されるほうが衛生上さらに良い。また、小便飛跳ね軽減部(3)の構造としては、上げ下げする際に便器内部湾曲面に沿うように自然に折れ曲がる折れ部(5)を1箇所または複数箇所持つことが良く、さらに、男性小便時に、小便飛跳ね軽減部(3)が便座の高さまで動かす際、小便が小便飛跳ね軽減部(3)を透過して外部に漏れ出さないように、細かな穴開きのゴムやスポンジなどの素材か、小便を下向きにし便器内へ逃がす構造にした難透過部(4)を備えるが良い。
男性用立ち姿勢便器や和式便器も小便当射面に小便飛跳ね軽減部(3)を設置することで同様に効用がある。
このような小便飛跳ね軽減部(3)の使用により、小便の勢いが減衰吸収され、小便が飛跳ねて便器内部を汚したり、便器外部へ漏れ出して床などを汚すことを軽減し、また、衣服や体に小便が跳ね返ってくる不快な状況を防ぐことが出来る。
また、その効果で小便時の気になる排泄音も軽減されるものとなり、従来からある方法として別な機器で擬似的な水洗音や無駄に水を流して音を紛らす必要も無くなる。
なお、本発明は、以上述べた実施例に限定されるものではなく、小便の飛跳ねを軽減されれば形状材質設置方法は問わず、例えば、洋式便器に小便飛跳ね軽減部(3)を直接マジックテープで脱着させたり、柔らかいシート素材にて折れ部(5)無しにて便器に沿って装備させること、または、小便飛跳ね軽減部(3)を別の器具にて固定したものを便器に引っ掛けたり、挟み込んで固定し、小便水洗時には器具を外して一緒に洗うような方法もある。
さらに単純なものとしては、図5のような男性小便用便器(10)において特に考えられるが、機能を限定して、消臭抗菌加工無しでシート(3)のみの折れ部(5)無しの1枚シート状のものとし、便器に引っ掛け部(11)を作り、シートを引っ掛け設置し、まめに交換する方式も可能であるし、さらに携帯用の紙製などの小便飛跳ね軽減部(3)で水にそのまま流せるものも実際生活上は有用で本発明関連となり、特に女性に喜ばれるものとなる。
逆に発展形としては、これらを人間工学的にオートマチック処理し、図6のように小便の当射面別に、例えば、3−Aは男性立ち姿小便受け場所、3−Bは男性着座小便受け場所、3−Cは女性小便受け場所、といったように男女使用別に小便飛跳ね軽減部(3)を自動でセットする機能を持った電動便器(便座)で、それによる全く新規の形状をした平面部からなる便器内外部構造も考えられるものとする。
従来の便器の説明と効果の確認としてまずは洋式水洗便器だが、着座した際にお尻と腿の部分で支えられる鋳物製で滑らかな面で作られたお椀型の形状の便器本体とその上に備えられた馬蹄型かO字型の便座が主構成となっており、便器本体内部は大小の便を受け入れるお椀型内部空間がある。その底部には便の排出口があり、ある程度の量の水が張ってあり、傾斜しながら上部に行くに従い直角になる湾曲面となっている。その最上部は水流が出る部分と水が外に漏れないように内返しの構造としているものが多い。内部のお椀型形7状は便を水洗で流す際に効果的なよう渦巻状に水流をつくるのに都合が良いものとなっている。そこで着座した際の小便は、女性は直下からやや前方の面に放射され(A)、男性は前方の湾曲した面の上部のほうに放射されることとなる(B)。なお、この小便の放射され便器に当たる面を以下において当射面と呼ぶこととする。放射される小便は当射面に当たった際に激しく細かく飛跳ねることとなるがお椀型の形状である程度の空間となっていることにより便器本体内で収まるものとされている。
しかしながら、実際は女性の小便飛跳ねも細かな飛沫となって多少は便器外に漏れたり身体に付着したりするし、男性はさらに便器上部の枠に近い部分に当射されることから便器本体と便座の隙間から便器外へ小便が漏れたり脱いだ衣服に付着したり小便飛跳ねが便座の上の腿に付着したりすることとなる。また、このような小便飛跳ねは便器本体上部の内返し部分に雫をなって付着し乾燥すると成分により経年で石灰化し頑固な汚れとなり、雑菌の増殖や悪臭のもととなり洗剤やブラシで擦ってもなかなか綺麗に落ちない厄介なものである。
男性用立ち姿勢便器は便器本体のみの構成で前面に男性小便の当射面(B)があり上下左右は小便飛跳ねが便器外部に漏れないように覆うようにせり出していて、下部に便排出口があり、水洗式ならば上部より水が出てきて内部が水洗される。しかしながら実際は、当射面に当たった小便は手や衣服に飛跳ねてかかり、付着してしまうことが多く大変不快なものである。また、便器本体の上下左右のせり出しの内側は小便飛跳ねによりやはり頑固な汚れが付き、雑菌の増殖や悪臭のもととなってしまうことが多い。
和式便器も便器本体のみの構成で男性の小便がほぼ水平方向に放射される部分に所謂「金隠し」というお椀を半分にしたような小便飛跳ねを便器内に留める形状になっていて、女性の小便はやや掘り下げたような箱状の部分の底面に放射され、その深さから距離で小便飛跳ねを便器内に留める形状となっている。しかしながら実際は、当射面に当たった小便は女性ならば足や靴や衣服に飛跳ねて付着してしまうことが多く大変不快なものとなり、男性は体格により「金隠し」に収まらない小便で便器外に漏れたり、小便の飛跳ねが自身にかかってしまったりする。また、便器本体の内側は小便飛跳ねによりやはり頑固な汚れが付き、雑菌の増殖や悪臭のもととなってしまうことが多い。
このような従来の便器に対し本発明は、洋式便器の当射面にあたるA(女性小便)、B(男性小便)の方向の面に、小便が便器(1)に当たる際の飛跳ねを軽減するものとして、大きさ縦30cm、幅25cm、厚さ1cmほどの、ウール状(スチールウールやグラスウールなど)で従来の洋式便器の前部湾曲に曲がって沿うよう柔らかな素材で極細繊維製の小便飛跳ね軽減部(3)としてのシートを設置する。この素材としては柔らかく吸水性が高いスポンジなどのものでは一旦水分が含まれると、それ以降は水分が水の壁となり、かえって水をはじいて飛跳ねることから、水分を透過させて素早く逃がす性質が求められる。また、小便飛跳ね軽減部(3)は請求項2のように衛生面を考えてリン酸チタニアや銀などを利用した消臭抗菌加工にするがよく、これにより小便付着後の時間経過に伴うアンモニア臭や雑菌繁殖による目詰まり汚れ予防となり小便飛跳ね軽減部(3)の使用期間を長く保つことが出来る。また、請求項3のように、男女の小便当射面の違いから女性小便時は図1や図3のように、また、男性小便時は、ほぼ水平方向に小便が飛ぶことを考えて、図2や図4のように小便飛跳ね軽減部(3)のシートを便座(2)ほどの高さまで動かして使用するが良く、その動かし方としては後に小便飛跳ね軽減部(3)が交換し易いようなマジックテープなどの接着部(6)で繋がるベルトレバー(7)で進行方向(8)に動かしすことととする。接着部(6)は吸盤も考えられるが従来の便器では湾曲面に取り付けることなり、吸盤使用には前部の便器形状を平面にした新規のものが求められる。なお、小便飛跳ね軽減部(3)は、通常は下げた場所つまり図1や図3のように女性小便用の場所にバネ(9)で固定されていて、男性小便時に上げるものとし、その位置により常に一緒に小便飛跳ね軽減部(3)も便器水洗時に水洗されるほうが衛生上さらに良い。また、小便飛跳ね軽減部(3)の構造としては、上げ下げする際に便器内部湾曲面に沿うように自然に折れ曲がる折れ部(5)を1箇所または複数箇所持つことが良く、さらに、男性小便時に、小便飛跳ね軽減部(3)が便座の高さまで動かす際、小便が小便飛跳ね軽減部(3)を透過して外部に漏れ出さないように、細かな穴開きのゴムやスポンジなどの素材か、小便を下向きにし便器内へ逃がす構造にした難透過部(4)を備えるが良い。
男性用立ち姿勢便器や和式便器も小便当射面に小便飛跳ね軽減部(3)を設置することで同様に効用がある。
このような小便飛跳ね軽減部(3)の使用により、小便の勢いが減衰吸収され、小便が飛跳ねて便器内部を汚したり、便器外部へ漏れ出して床などを汚すことを軽減し、また、衣服や体に小便が跳ね返ってくる不快な状況を防ぐことが出来る。
また、その効果で小便時の気になる排泄音も軽減されるものとなり、従来からある方法として別な機器で擬似的な水洗音や無駄に水を流して音を紛らす必要も無くなる。
なお、本発明は、以上述べた実施例に限定されるものではなく、小便の飛跳ねを軽減されれば形状材質設置方法は問わず、例えば、洋式便器に小便飛跳ね軽減部(3)を直接マジックテープで脱着させたり、柔らかいシート素材にて折れ部(5)無しにて便器に沿って装備させること、または、小便飛跳ね軽減部(3)を別の器具にて固定したものを便器に引っ掛けたり、挟み込んで固定し、小便水洗時には器具を外して一緒に洗うような方法もある。
さらに単純なものとしては、図5のような男性小便用便器(10)において特に考えられるが、機能を限定して、消臭抗菌加工無しでシート(3)のみの折れ部(5)無しの1枚シート状のものとし、便器に引っ掛け部(11)を作り、シートを引っ掛け設置し、まめに交換する方式も可能であるし、さらに携帯用の紙製などの小便飛跳ね軽減部(3)で水にそのまま流せるものも実際生活上は有用で本発明関連となり、特に女性に喜ばれるものとなる。
逆に発展形としては、これらを人間工学的にオートマチック処理し、図6のように小便の当射面別に、例えば、3−Aは男性立ち姿小便受け場所、3−Bは男性着座小便受け場所、3−Cは女性小便受け場所、といったように男女使用別に小便飛跳ね軽減部(3)を自動でセットする機能を持った電動便器(便座)で、それによる全く新規の形状をした平面部からなる便器内外部構造も考えられるものとする。
1、便器
2、便座
3、小便飛跳ね軽減部
3−A、男性立ち姿勢小便受け場所
3−B、男性着座小便受け場所
3−C、女性小便受け場所
4、難透過水部
5、折れ部
6、接着部
7、ベルトレバー
8、ベルトレバー動作方向
9、ベルトレバー固定バネ
10、排水口
11、男性小便用便器
12、引っ掛け部
A、女性小便
B、男性小便
2、便座
3、小便飛跳ね軽減部
3−A、男性立ち姿勢小便受け場所
3−B、男性着座小便受け場所
3−C、女性小便受け場所
4、難透過水部
5、折れ部
6、接着部
7、ベルトレバー
8、ベルトレバー動作方向
9、ベルトレバー固定バネ
10、排水口
11、男性小便用便器
12、引っ掛け部
A、女性小便
B、男性小便
Claims (3)
- 便器本体の小便当射面に、小便の飛跳ね軽減手段を備えた事を特徴とする便器。
- 小便飛跳ね軽減手段が消臭や抗菌加工となっている事を特徴とする請求項1に記載の便器。
- 男女共用便器の場合、小便飛跳ね軽減手段が小便当射面別に移動できるようになっている事を特徴とする請求項1又は2に記載の便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005221854A JP2006214264A (ja) | 2005-07-04 | 2005-07-04 | 小便飛跳ね軽減便器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005221854A JP2006214264A (ja) | 2005-07-04 | 2005-07-04 | 小便飛跳ね軽減便器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006214264A true JP2006214264A (ja) | 2006-08-17 |
Family
ID=36977708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005221854A Pending JP2006214264A (ja) | 2005-07-04 | 2005-07-04 | 小便飛跳ね軽減便器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006214264A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104328830A (zh) * | 2014-10-20 | 2015-02-04 | 谭映林 | 一种防溅型小便器 |
CN104328829A (zh) * | 2014-10-20 | 2015-02-04 | 谭映林 | 一种防溅型大便器 |
-
2005
- 2005-07-04 JP JP2005221854A patent/JP2006214264A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104328830A (zh) * | 2014-10-20 | 2015-02-04 | 谭映林 | 一种防溅型小便器 |
CN104328829A (zh) * | 2014-10-20 | 2015-02-04 | 谭映林 | 一种防溅型大便器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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