JP2006213400A - 球状剤の容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器中に収容されている球状剤を、指による1回の押圧操作で規定数ずつ確実に抽出できるようにする。
【解決手段】 偏平な箱状の容器中に、常時上方に弾性力を受け、かつこの弾性力に抗して外部から押圧することにより下降し押圧力を解除することで原位置に上昇復帰する抽出棒を設け、この抽出棒の下端部近くでかつ球状剤収容室に面する側面にこの収容室に開口する向きに、球状剤をただ1個のみ受入れ得る球状捕捉用の凹欠部を形成し、手に取り縦位置をとったとき収容室内の球状剤が自然にこの凹欠部に受入れられるようにし、必要に応じ抽出棒を押圧下降させその下端部を容器下底の貫通孔から突出させることにより、既に凹欠部に捕捉されていた球状剤を落下させることにより、一押出動作で規定数(1またはそれ以上の数)ずつの球状剤の取出しを可能とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、口内清涼剤、口内芳香剤、あられ菓子、トローチ、定時間ごとに所定個数ずつ服用する丸薬など、小さな球状をした薬剤、食品類(特許請求の範囲および本明細書中では、説明の便宜上これらの薬剤、食品類を総称して球状剤ということにする)の容器特に携帯に適した小形の容器に関するものである。
従来のこの種の容器としては、小さな筒状のものがある。これは、球状剤を収容する細長い筒体とこれに嵌合する短筒状の蓋より成り、両者の嵌合時に重なり合う周壁部分にそれぞれ小さな穴を設け、通常は両者の穴の位置を互いにずらしておいて球状剤がこぼれ出さないようにし、球状剤を抽出する時には適当に蓋を回して両者の穴の位置を合致させ、軽く振って何個かずつ振出す形態をとっていた。また、マッチ箱状或いは偏平な円形容器もあったが、何れも球状剤を取出すための小さな穴とこれを開閉する部材を組合わせた構造であった。
上記した従来形式の容器では、何れも単純な丸穴或いは長穴を介して球状剤を抽出する構造であり、その穴は抽出時の出詰まり防止のため一般に大き目に形成されているから、抽出時に軽く振っても必要以上に多量の球状剤が排出されることが多く、余分に出た分を指で摘んで再び穴から容器内に戻す面倒な手間を要するほか、作業中こぼれ落ちて無駄になるという不都合があり、改善が望まれていた。
偏平な容器主体内に、球状剤収容室に接する形に、下端部に近い位置に球状剤を1個だけ捕捉して緩く受容できる寸法の凹欠部を1個または複数個設けた抽出棒を上下摺動可能に設け、この抽出棒の上端面を指先で押下げて抽出棒下端部を容器主体の下部側板に設けた貫通孔から突出させ、前記凹欠部内に捕捉していた球状剤を転がし落とす構造とした。抽出棒には、容器主体内に設けた圧縮バネにより常時上方(押下げ方向と逆方向)に弾性を与えておき、上端部から指先を離したとき自動的に原位置に摺動復帰する形としてある。
本発明の容器によれば、単に抽出棒を指先で押下げるだけで、確実に規定数(設けられている凹欠部の総数に等しい数)だけの球状剤を抽出することが可能で、それ以上に多数の球状剤を抽出する場合は押下げ操作を必要複数回繰返すだけで所望数の球状剤を取出すことができる。しかも、抽出棒の球状剤捕捉用凹欠部の寸法が球状剤を1個だけしか受入れ得ないように選ばれているため、1回の押下げ操作で規定数より多数の球状剤が不所望に排出されることが無く、従って余分に排出された球状剤を容器に戻す面倒が無くなるのみならず、こぼれ落ちて無駄な損失を生ずることも確実に防止できる。
本発明の球状剤の容器の構造を図1の(a)および(b)の見取図を参照して説明する。この容器は、ほぼ長方形で偏平な箱型の容器主体1と蓋2および抽出棒3の主要部材から成る。容器主体1は、上部側板4、下部側板5、左側板6、右側板7、背面板8でほぼ偏平な箱型を形成している。上部側板4は、左側板6から後述の球状剤収容室20を形成するに足る距離を隔てて下方に突出するストッパ9を有し、抽出棒3の上昇位置の限界を定めている。またストッパ9の右方は抽出棒3の上端部が露出できる開口部と成っている。下部側板5には抽出棒3の下端部を容器外に突出させるための貫通孔10がある。左側板6の右辺(蓋側)のほぼ中央部には密着結合した蓋2を開けるための爪或いはコイン等を入れるべき切欠き11がある。
蓋2は、外形、寸法が容器主体1の平面形状(図(a)の正面から見た形)とほぼ等しい平板から成り、その一つの角部に四角の切欠き18を持っている。この切欠き18は、容器主体の右側板7の上端部12と共に、後述する抽出棒3の押下げ操作を容易化するスペース(指を押下げる余裕部)を作るためのものである。蓋2の内面には左右に桟19が設けられている。2個の桟19の外側面は、それぞれ、容器主体1の左右各側板6と7の内面に密着嵌入できる形とされ、また、それぞれ小さな半球状の2個の突起21が設けられていて、蓋2を容器主体1にかぶせて少し力を加えて押しつけたとき(すなわち、桟19を左右側板6、7に摺動嵌入させたとき)両側板6、7に設けられているいる留め穴22にパチンと嵌まり込んで、主体1と蓋2とを結合固定する働きをする。
抽出棒3は、図1の(a)および図2(a)の見取図に示すように、容器主体1の高さおよび深さ(背面板8と蓋2の内面との間の距離)とほぼ同等の寸法を有する角柱状をなし、容器主体1の一つの側板7に沿って主体1内を上下に摺動可能とされている。また一つの側面に、容器主体1の右側板7との間に圧縮バネ17を収容するスペースを形成する縦長の切欠き15を有し、切欠き15と反対側の面には容器主体1のストッパ9に対応する段部を形成する突起16を具えている。
更に、図1(a)に示すようにこの抽出棒3の一側面24は、棒3を容器主体1内に右側板7と接して配設したとき、上下の側板4、5、左側板6、背面板8および蓋2の内面との間に球状剤30の収容室20を形成するための内壁面となっている。抽出棒3の下端部14でその下端面より僅か上方には、抽出棒3の一側面(図1(a)で裏側の面)が主体1の背面板8と接した状態で、球状剤収容室20に開口する形の、球状剤捕捉用凹欠部25が形成されている。この凹欠部25は、抽出棒3の一側面24と、背面板8に接する面との会合部(角の部分)にこれら両面から外方に開口する形に設けられている。
この球状剤捕捉用の凹欠部25は、図2(b)に示すように、その下辺が、抽出棒3の下端面から、容器主体1の下部側板5の厚さと同等、または、この厚さより若干大きな、たとえばこの厚さと球状剤30の平均直径の和にほぼ等しい距離lだけ上方に離れた位置となるように、更にその幅および奥行きは、球状剤30の平均直径より僅かに大きく、1個の球状剤を緩く受入れることはできるが2個以上の受入れは許さない寸法w(例えば球状剤直径の1.2倍程度)に設定されている。なお入口の高さは、球状剤が凹欠部内に入りやすい(転がり込みやすい)ように、上記wよりも少量(例えば、球状剤直径の2分の1程度)大きなw+dとして外開きの傾斜面としておくことが望ましい。また、凹欠部の底面は抽出棒の下端面と平行であってよいが、僅かに外開きの傾斜をつけておいた方が、捕捉した球状剤が転がり出やすくなる。
圧縮バネ17は、容器主体1の右側板7と抽出棒3の切欠き15とで形成する細長いスペース内に、下部側板5の内面と切欠き15の上端面との間に圧縮された形で配置されていて、抽出棒3に対し常時これを上方へ持上げる形の弾性力を与えている。従って、抽出棒3の上端面を指で押下げて抽出棒3を摺動下降させても、指をはなせば抽出棒3は原位置に上昇復帰できる。
上記の容器主体1、蓋2および抽出棒3の構成材料としては、アルミニウム等の軽金属であってもよいが、製造および加工の容易さ、強度、耐久性、安価で入手容易なことから、適当な弾性を持つ硬質プラスチック材が適しており、また内部の視認を可能とするため無色または少し有色の透明なプラスチック材が好適する。
発明の使用態様
使用に際しては、先ず容器主体1の収容室20に充分量の球状剤30を入れ、蓋2を閉じる。蓋2は突起21が容器主体1の留め穴22に嵌まって外れることはない。この状態で携帯することになる。携帯中、球状剤を口に含みたいときには、この容器を縦にして片手で持つ。このとき、抽出棒3の凹欠部25には、既に自然に1個の球状剤30が捕捉受入れられている。次いで、図3に示す如く抽出棒3の上端面を指で押し下げると、抽出棒3はその凹欠部25に1個の球状剤30を捕捉したまま、下端部14を貫通孔10から下方に突出させるので、そのままで或いは容器を少し傾けるか軽く振れば、球状剤30は自然に転動落下する。指をはなせば抽出棒3は圧縮バネの力により原位置(図1(a)の位置)に上昇復帰し次の抽出待機状態となる。この状態で、抽出棒3は自然に新たな球状剤30を凹欠部25に捕捉している。
なお、使用時にこの容器を片手で持ったとき、容器全体をその背面板8側に少し傾けると、球状剤30は凹欠部25に入り易くなる。また、容器主体の下部側板5の内面を、図1(a)の23の如く抽出棒3側への傾斜面としておくことも、凹欠部25の球状剤捕捉作用を容易化するに役立つ。
変形実施例
上記図1、2の抽出棒3には球状剤捕捉用の凹欠部25が1個しか設けられていないが、図2(a)で側面24の凹欠部25と反対側の角部にも、或いは凹欠部25の上方にも或る微小間隔をおいて同様な凹欠部を何個か設けて、合計2個またはそれ以上の数の凹欠部を設けることも可能で、そうすると、抽出棒の1回の押下げ操作によって、設けられている凹欠部の総数に等しい数(規定数)すなわち1個または複数個(たとえば2個乃至4個という比較的少ない数)の球状剤を取出すことができる。
この発明の、球状剤の容器の構造を示す図であって、(a)は容器主体の見取図、(b)は蓋の見取図である。 (a)は抽出棒の見取図、(b)は抽出棒の球状剤捕捉用凹欠部の形状を示す見取図である。 この発明の、球状剤の容器の使用時の状態を示す見取図である。
符号の説明
1 容器主体
2 蓋
3 抽出棒
4 上部側板
5 下部側板
6 左側板
7 右側板
8 背面板
10 下部側板の貫通孔
11 蓋を開けるための切欠き
14 抽出棒の下端部
15 圧縮バネ17を入れる切欠き
19 桟
20 球状剤の収容室
21 主体と結合用の突起
22 蓋と結合用の留め穴
24 抽出棒の球状剤収容室に面する側面
25 球状剤捕捉用の凹欠部
30 球状剤

Claims (1)

  1. 偏平な容器を形成する主体と、この主体の内部に在って上下に摺動可能に設けられた抽出棒と、この抽出棒に常時上向きの弾性力を与えるバネと、上記主体を密閉する蓋とを具備し、上記主体は、その一部をなす側板と上記抽出棒との間に形成される球状剤の収容室と、抽出棒の上端部を主体外に露出させる開口部と、抽出棒の下端部を主体外に摺動突出させる貫通孔とを有し、上記抽出棒はその上記収容室側の面の上記下端部に近い位置に、球状剤1個のみを緩く受容し得る大きさの球状剤捕捉用凹欠部を有し、上記弾性力に抗して下方に押下げたとき上記球状剤捕捉用凹欠部全体が完全に主体外に出るまで下降可能に構成されていることを特徴とする球状剤の容器。
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