JP2006213232A - 空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気発熱体33aの発熱量を最大限有効に利用することのできる空調装置を提供する。
【解決手段】 通電発熱素子列33を、ヒータコア13通風面の発熱量分布に対応させて配置している。
例えば、ヒータコア13の温水出口側タンク13b側は、温水入口側タンク13a側に対して温水の温度が低下して発熱量が低くなるため、図6に示す例のようにPTC素子33aの多い通電発熱素子列33を配置している。これによれば、通電発熱素子列33の発熱量を車室内の暖房に最大限有効に利用することができる。しかも、PTCヒータ30を通過した後の空気温度分布が、通過位置にかかわらず略均一となるため、吹き出し空気の温度ばらつきを小さくすることができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、暖房熱源として温水などを熱源とする加熱用熱交換器に、補助熱源として電気発熱体を備えて併用する空調装置に関するものであり、車両用空調装置などに用いて好適である。
近年、車両エンジンの高効率化に伴い、エンジン暖機後においても車両エンジンの冷却水(温水)温度が従来に比べて低めの温度となる傾向にある。特にディーゼルエンジンは、一般的にガソリンエンジンよりもエンジンの熱効率が高いため、上記の傾向が顕著である。そのため、エンジン冷却水からの廃熱を利用して車室内の暖房を行う温水式空調装置においては、暖房能力不足が課題になっている。
そこで、温水式の加熱用熱交換器と電気発熱体とを併用し、電気発熱体の発熱により暖房用空気を加熱することにより、暖房能力の不足を解消する空調装置がある。このような空調装置において、本出願人は先に下記の特許文献で、複数の電気発熱体のうち、風速が高い部位に配置された電気発熱体の発熱量を高くするとともに、風速が低い部位に配置された電気発熱体の発熱量を低くする空調装置を開示している。
特開2001−1751号公報
しかしながら、上記先願では加熱用熱交換器の温度分布を考慮した最適配置の面で、電気発熱体の発熱量を最大限に利用することが不足していた。本発明は、この点に鑑みて成されたものであり、その目的は、電気発熱体の発熱量を最大限有効に利用することのできる空調装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項4に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、空気通路を形成する空調ケース(11)と、
空調ケース(11)内に配置されて通過する空気を加熱する加熱用熱交換器(13)と、
加熱用熱交換器(13)の空気流れ下流側に配置されて通過する空気を加熱する複数の通電発熱部(33)を有する電気ヒータ(30)とを備える空調装置において、
通電発熱部(33)を、加熱用熱交換器(13)通風面の発熱量分布に対応させて配置したことを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、通電発熱部(33)の発熱量を車室内の暖房に最大限有効に利用することができる。しかも、電気ヒータ(30)を通過した後の空気温度分布が、通過位置にかかわらず略均一となるため、吹き出し空気の温度ばらつきを小さくすることができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の空調装置において、加熱用熱交換器(13)通風面の発熱量の低い部分に通電発熱素子(33a)を密に配置したことを特徴としている。この請求項2に記載の発明によれば、通電発熱素子(33a)を密に配置することで、供給電圧が等しくても特定部分の発熱量を高くすることができ、加熱用熱交換器(13)通風面の発熱量の低い部分を補うことができる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の空調装置において、加熱用熱交換器(13)通風面の発熱量の低い部分に発熱量の高い通電発熱素子(331)を配置したことを特徴としている。この請求項3に記載の発明によれば、発熱量の高い通電発熱素子(331)を配置することで特定部分の発熱量を高くすることができ、加熱用熱交換器(13)通風面の発熱量の低い部分を補うことができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1に記載の空調装置において、温水式ヒータ(13)通風面の発熱量の低い部分に電気ヒータ(30)を寄せて配置したことを特徴としている。この請求項4に記載の発明によれば、電気ヒータ(30)を寄せて配置することで特定範囲の発熱量を高くすることができ、加熱用熱交換器(13)通風面の発熱量の低い部分を補うことができる。ちなみに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1〜第4実施形態に係る車両用空調装置の空調ユニット1の構造概要を示す断面図であり、デフロスタ吹出モードの状態を示している。本実施形態の車両用空調装置の通風系は、大別して、空調ユニット1と図示しない送風機ユニットとの2つの部分に分かれている。
なお、本実施形態の車両は、ハイブリッド車やディーゼル車、またはガソリン車でも高効率などでエンジン水温の上がりにくい車両や、寒冷地仕様車などであり、暖房開始時に即効性のある補助暖房熱源として、空調ユニット1のヒータコア13の下流側に電気ヒータ(以下、PTCヒータとする。)30を組み込んだものである。
送風機ユニットは車室内の計器盤下方部のうち、中央部から助手席側へオフセットして配置されており、これに対して空調ユニット1は車室内の計器盤下方部のうち、左右方向の略中央部に配置されている。送風機ユニットは周知の如く内気(車室内空気)と外気(車室外空気)とを切換導入する内外気切換箱と、この内外気切換箱から導入される空気を送風する送風機とから構成されている。
この送風機は周知の遠心多翼ファン(シロッコファン)を送風機モータにて回転駆動するものである。また、空調ユニット1は、1つの共通の空調ケース11内に冷却用熱交換器としてのエバポレータ(冷媒蒸発器)12と、加熱用熱交換器としてのヒータコア13とを両方とも一体的に内蔵するタイプのものである。
空調ケース11は、ポリプロピレンのような、ある程度弾性を有して強度的にも優れた樹脂の成形品からなり、図1の上下方向(車両上下方向)に分割面を有する左右2分割のケースからなる。この左右2分割のケースは、上記熱交換器12・13、後述のドア16・21・25などの機器を収納した後に、金属バネクリップ、ネジなどの締結手段により一体に結合されて空調ケース11を構成する。
空調ユニット1は、車両の前後および上下方向に対して、図1に示す姿勢で配置されており、空調ケース11の最も車両前方側の部位には空気流入口14が配設されている。この空気流入口14には、前述の送風機ユニットから送風される空調用空気が流入する。この空気流入口14は、助手席前方の部位に配置される送風機ユニットの空気出口部に接続するため、空調ケース11のうち助手席側の側面に開口している。
空調ケース11内において、空気流入口14直後の部位にはエバポレータ12が空気通路の全域を横切るように配置されている。このエバポレータ12は周知の如く冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空調用空気から吸収して、空調用空気を冷却するものである。ここでエバポレータ12は、図1に示すように車両前後方向には薄型で、車両上下方向に長手方向が向く形態で空調ケース11内に設置されている。
また、エバポレータ12は周知の積層型のものであって、アルミニウムなどの金属薄板を2枚張り合わせて構成した偏平チューブ間に、同じくアルミニウムの薄板を波形状に成形したコルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。そして、エバポレータ12の空気流れ下流側(車両後方側)に、所定の間隔を開けてヒータコア13が隣接配置されている。
このヒータコア13は、エバポレータ12を通過した冷風を再加熱するものであり、その内部に高温のエンジン冷却水(温水)が流れ、この冷却水を熱源として空気を加熱する温水式ヒータである。このヒータコア13もエバポレータ12と同様に、車両前後方向には薄型で、車両上下方向に長手方向が向く形態で空調ケース11内に設置されている。
なお、ヒータコア13は周知のものであり、アルミニウムなどの金属薄板を溶接などにより断面偏平状に接合してなる偏平チューブ間に、同じくアルミニウムの薄板を波形状に成形したコルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。
なお、本実施形態では、下側が温水入口側タンク13aで上側が温水出口側タンク13bとなっているため、下側の温水入口側タンク13aに流入した温水は複数の偏平チューブに分配され、コルゲートフィンを介して空調用空気と熱交換してこれを加熱し、冷めたエンジン冷却水は上側の温水出口側タンク13bに集合して流出して行く循環となっている。
また、空調ケース11内で、ヒータコア13の上方部位には、このヒータコア13をバイパスして空気(冷風)が流れる冷風バイパス通路15が形成されている。また、空調ケース11内で、ヒータコア13とエバポレータ12との間には、ヒータコア13で加熱される温風と、ヒータコア13をバイパスする冷風(すなわち、冷風バイパス通路15を流れる冷風)との風量割合を調整する平板状のエアミックスドア16が配置されている。
ここで、エアミックスドア16は、水平方向に配置された回転軸16aと、この回転軸16aと一体に設けられた板部16bとにより構成されており、この回転軸16aと共に車両上下方向に回動可能になっている。このエアミックスドア16は、上記風量割合の調整により空気温度を調整する温度調整手段を成している。
回転軸16aは、空調ケース11に回動自在に支持され、かつ回転軸16aの一端部は空調ケース11の外部に突出して、図示しないリンク機構に結合され、空調装置の温度制御機構を成すサーボモータのようなアクチュエータなどによって回動操作されるようになっている。
そして、空調ケース11内において、ヒータコア13の空気下流側(車両後方側の部位)には、ヒータコア13との間に所定間隔を開けて上下方向に延びる壁面17が空調ケース11に一体成形されている。この壁面17により、ヒータコア13の直後から上方に向かう温風通路18が形成され、この温風通路18の下流側(上方側)はヒータコア13の上方部において冷風バイパス通路15と合流し、冷風と温風との混合を行う冷温風混合空間19を形成している。
空調ケース11の上面部において、車両前方側の部位にはデフロスタ開口部20が開口している。このデフロスタ開口部20は、冷温風混合空間19から温度調節された空調空気が第2入口穴である入口穴20aを通って流入するものであり、図示しないデフロスタダクトを介してデフロスタ吹出口に接続され、この吹出口から車両前面窓ガラスの内面に向けて風を吹き出すようになっている。
空調ケース11内には、第1入口穴である入口穴23が形成され、この入口穴23の下流に形成された空間に、フェイス開口部22と第3入口穴である入口穴24aとが形成されている。そして、入口穴20aと入口穴23とは、デフロスタドア21によって選択的に開閉される。すなわち、デフロスタ開口部20と入口穴23はデフロスタドア21によって開閉される。このデフロスタドア21は、空調ケース11に回動可能に支持された回転軸21aと、この回転軸21aと一体に設けられた板部21bとにより構成されている。
また、入口穴24aの下流側には、フット開口部24が設けられている。そして、フェイス開口部22と入口穴24aとは、フット・フェイス切換用ドア25によって選択的に開閉される。すなわち、フェイス開口部22とフット開口部24とはフット・フェイス切換用ドア25によって開閉される。このフット・フェイス切換用ドア25は、空調ケース11に回動可能に支持された回転軸25aと、この回転軸25aと一体に設けられた板部25bとにより構成されている。
デフロスタドア21とフット・フェイス切換用ドア25は、吹出モード切換用のドア手段であり、図示しないリンク機構に連結され、吹出モード切換機構としてサーボモータのようなアクチュエータにより連動操作されるようになっている。そして、フェイス開口部22は、図示しないフェイスダクトを介して計器盤左右方向の中央部上方側に配置されているセンターフェイス吹出口と、計器盤左右両端部の上方側に配置されているサイドフェイス吹出口とに接続されている。
センターフェイス吹出口からは車室内の乗員頭部に向けて風を吹き出し、サイドフェイス吹出口からは車室内左右両側部の乗員頭部側もしくは車両側面窓ガラスに向けて風を吹き出す。これは、サイドフェイス吹出口には周知の如く、手動操作される吹出グリルを備えており、この吹出グリルのルーバーの方向調整により、吹出空気を車室内左右両側部の乗員頭部側、もしくは車両側面窓ガラスに向けて風を吹き出すことが可能となっている。
また、フット開口部24は、図示しないフットダクトを介してフット吹出口に接続され、このフット吹出口から乗員足元に向けて温風を吹き出すようになっている。なお、上述した各ドア16・21・25は、各回転軸16a・21a・25aの長さが略同一である。また、各板部16b・21b・25bは、樹脂または金属製のドア基板を有し、この基板の表裏両面にウレタンフォームのような弾性シール材を貼着した構造となっている。
次に、本発明の要部に係るPTCヒータ30の構成について説明する。本実施形態のPTCヒータ(補助ヒータ)30は、空調ケース11内のヒータコア13の下流側に、ヒータコア13と並設するように配置されており、ヒータコア13の上流側から送風されてきた空気をPTCヒータ30の下流側に送風可能としている。
図2はPTCヒータ30の概略構成を示す斜視図であり、図3は図2のPTCヒータ30の熱交換コア部概略構成図である。PTCヒータ30は、通電発熱部としての通電発熱素子列33と、熱交換部材としての熱交換フィン構成体32と、電極部材としての電極板34とを順次積層して熱交換コア部を構成している。
そして、これら積層した部材間が良好に接触するよう、図示しないばね部を有するフレーム31で積層方向の両端から押圧させるとともに、積層方向と直交する方向(図2では略左右方向)からハウジング35を嵌めることで保持させている。図4の(a)は図2・図3のPTCヒータ30通電発熱素子列33の平面図であり、(b)は熱交換コア部の部分斜視図である。
この図4に示すように、通電発熱素子列33は、複数個の電気発熱体として正の抵抗温度特性を持つPTC素子33aを、耐熱性を有する樹脂材料(例えば、66ナイロンやポリブタジエンテレフタレートなど)で成形した樹脂枠33bの中に嵌め込んで保持させている。
また、熱交換フィン構成体32は、アルミニウムの薄板を波形状に成形したコルゲートフィン32aと、このフィン32aを一定の形状に保つとともに、PTC素子33aや電極板34との接触面積を確保するためのアルミニウムプレート32bとをろう付け接合して構成したものである。
また、ハウジング35は、樹脂枠33bと同様の樹脂材料で成形された樹脂ハウジングであり、一端側ハウジング35Bは熱交換コア部を保持するだけであるが、他端側のハウジング35Aは、電極板34に設けられた端子部が貫通して外面側にコネクタ部Cを形成している。
図5は、図3のPTCヒータ30の概略回路図である。ここでは例として、通電発熱素子列33が4列有るもので説明する。34Cは複数の通電発熱素子列33と接触している共通電極である。そして、36は過電流から保護するためのヒューズであり、37は各通電発熱素子列33に順次通電させるための通電スイッチである。
このような構成の車両用空調装置は、周知のように、図示しない空調操作パネルに設けられた各種操作部材からの操作信号および空調制御用の各種センサからのセンサ信号が入力される図示しない電子制御装置を備えており、この制御装置の出力信号により図示しないコンプレッサ(冷媒圧縮機)・コンデンサ(冷媒凝縮器)ファン・送風機モータなどが駆動制御され、各ドア16・21・25の位置が制御され、必要に応じてPTCヒータ30が通電制御される。
図6は、本発明の第1実施形態におけるPTCヒータ30のPTC素子33aの配置例を示す平面図である。本実施形態での特徴と、その効果について述べと、通電発熱素子列33を、ヒータコア13通風面の発熱量分布に対応させて配置している。
例えば、ヒータコア13の温水出口側タンク13b側は、温水入口側タンク13a側に対して温水の温度が低下して発熱量が低くなるため、図6に示す例のようにPTC素子33aの多い通電発熱素子列33を配置している。これによれば、通電発熱素子列33の発熱量を車室内の暖房に最大限有効に利用することができる。しかも、PTCヒータ30を通過した後の空気温度分布が、通過位置にかかわらず略均一となるため、吹き出し空気の温度ばらつきを小さくすることができる。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態におけるPTCヒータ30のPTC素子33aの配置例を示す平面図である。上述した第1実施形態と異なる特徴として、ヒータコア13通風面の発熱量の低い部分にPTC素子33aを密に配置している。例えば図7の例では、ヒータコア13の温水出口側タンク13b側に対応するPTCヒータ30の上側と、且つ左側に寄せてPTC素子33aを密に配置している。
これによれば、PTC素子33aを密に配置することで、供給電圧が等しくても特定部分の発熱量を高くすることができ、ヒータコア13通風面の発熱量の低い部分を補うことができる。なお、このPTC素子33aの配置は、発熱量分布を均一にするためだけではなく、特定部分の発熱量を高くするために密に配置しても良い。
例えば、PTCヒータ30の中央部分が車両のフロントデフロスタ吹出口およびフット吹出口に対応し、PTCヒータ30の左右部分が車両のサイドデフロスタ吹出口に対応するような場合など、図6の例のように中央部分の発熱量が高くなるようPTC素子33aを密に配置しても良い。
(第3実施形態)
図8は、本発明の第3実施形態におけるPTCヒータ30のPTC素子331・332の配置例を示す平面図である。上述した第1・第2実施形態と異なる特徴として、ヒータコア13通風面の発熱量の低い部分に発熱量の高い通電発熱素子331を配置している。
例えば、図8の例では図6の例と同様に、ヒータコア13の温水出口側タンク13b側は、温水入口側タンク13a側に対して発熱量が低くなるため、発熱量の高い通電発熱素子331を配置している。これによれば、発熱量の高い通電発熱素子331を配置することで特定部分の発熱量を高くすることができ、ヒータコア13通風面の発熱量の低い部分を補うことができる。
(第4実施形態)
図9は、本発明の第4実施形態におけるPTCヒータ30のPTC素子331・332の配置例を示す平面図である。図9の例では図7の例と同様に、ヒータコア13の温水出口側タンク13b側に対応するPTCヒータ30の上側と、且つ左側に寄せて発熱量の高い通電発熱素子331を配置したものである。
(第5実施形態)
図10は、本発明の第5実施形態における車両用空調装置の空調ユニット部の構造概要を示す断面図である。図1の第1実施形態とは、PTCヒータ30の大きさのみ異なる。温水式ヒータ(ヒータコア)13通風面の発熱量の低い部分にPTCヒータ30を寄せて配置している。
このように、温水式ヒータ13およびPTCヒータ30の大きさは問うものではないが、温水式ヒータ13よりもPTCヒータ30が小さい場合、そのPTCヒータ30をヒータコア13の通風面に対して寄せて配置することで特定範囲の発熱量を高くすることもできるし、ヒータコア13通風面の発熱量の低い部分を補うこともできる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態でPTCヒータ30は1個であるが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、PTCヒータ30を複数個使用しても良い。また、通電発熱素子33aもPTC素子に限るものではない。
本発明の第1〜第4実施形態に係る車両用空調装置の空調ユニット1の構造概要を示す断面図である。 図1中のPTCヒータ30の概要構成を示す斜視図である。 図2のPTCヒータ30熱交換コア部の概略構成を示す模式図である。 (a)は図2・図3のPTCヒータ30通電発熱素子列33の平面図であり、(b)は熱交換コア部の部分斜視図である。 図3のPTCヒータ30の概略回路図である。 本発明の第1実施形態におけるPTCヒータ30のPTC素子33aの配置例を示す平面図である。 本発明の第2実施形態におけるPTCヒータ30のPTC素子33aの配置例を示す平面図である。 本発明の第3実施形態におけるPTCヒータ30のPTC素子331・332の配置例を示す平面図である。 本発明の第4実施形態におけるPTCヒータ30のPTC素子331・332の配置例を示す平面図である。 本発明の第5実施形態における車両用空調装置の空調ユニット部の構造概要を示す断面図である。
符号の説明
11…空調ケース
13…ヒータコア(加熱用熱交換器、温水式ヒータ)
30…PTCヒータ(電気ヒータ)
33…通電発熱素子列(通電発熱部)
33a…PTC素子(通電発熱素子、電気発熱体)
331…高発熱PTC素子(発熱量の高い通電発熱素子、電気発熱体)

Claims (4)

  1. 空気通路を形成する空調ケース(11)と、
    前記空調ケース(11)内に配置されて通過する空気を加熱する加熱用熱交換器(13)と、
    前記加熱用熱交換器(13)の空気流れ下流側に配置されて通過する空気を加熱する複数の通電発熱部(33)を有する電気ヒータ(30)とを備える空調装置において、
    前記通電発熱部(33)を、前記加熱用熱交換器(13)通風面の発熱量分布に対応させて配置したことを特徴とする空調装置。
  2. 前記加熱用熱交換器(13)通風面の発熱量の低い部分に通電発熱素子(33a)を密に配置したことを特徴とする請求項1に記載の空調装置。
  3. 前記加熱用熱交換器(13)通風面の発熱量の低い部分に発熱量の高い通電発熱素子(331)を配置したことを特徴とする請求項1に記載の空調装置。
  4. 前記温水式ヒータ(13)通風面の発熱量の低い部分に前記電気ヒータ(30)を寄せて配置したことを特徴とする請求項1に記載の空調装置。
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