JP2006212273A - 基板収納ケース - Google Patents

基板収納ケース Download PDF

Info

Publication number
JP2006212273A
JP2006212273A JP2005029425A JP2005029425A JP2006212273A JP 2006212273 A JP2006212273 A JP 2006212273A JP 2005029425 A JP2005029425 A JP 2005029425A JP 2005029425 A JP2005029425 A JP 2005029425A JP 2006212273 A JP2006212273 A JP 2006212273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic circuit
circuit board
storage case
mounting surface
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005029425A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Fujii
伸生 藤井
Takayuki Sunaba
孝行 砂場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2005029425A priority Critical patent/JP2006212273A/ja
Publication of JP2006212273A publication Critical patent/JP2006212273A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】 電子回路基板に実装されている回路部品を迅速に且つ確実に視認することができるようにした基板収納ケースを提供する。
【解決手段】 本体部51aの表面51dにおける中央部よりも左側には、ケース本体50に取り付けられた電子回路基板40における実装面40aの法線方向で実装面40aから離れるように突出した凸部51jが形成されている。この凸部51jは中空の四角柱であり、その前面には表面51dに対して略平行な平面51kが形成されている。平面51kにはシール55が貼り付けられ、このシール55には検査情報が記入される。これにより実装面40aの検査情報によって覆われている部分が凸部51jの側面51pから視認可能となる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電子回路基板を収納する基板収納ケースに関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンは、メダルに一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。スロットマシンには、その筐体内部に、メダルの供給に基づいて作動させるランプ装置や音声発生装置などの様々な各種駆動装置及びこれら駆動装置を制御させるために対応させた電子回路基板を備えており、遊技者が遊技を行う際にこれらを適宜作動させることによって遊技を興趣に溢れたものとしている。
また、最近のスロットマシンでは、所定の図柄を変動表示し得るリール表示装置または液晶画像表示装置等の図柄可変表示装置を内蔵し、所定条件を満たしたときに図柄を変動させた後に停止表示させるように図柄可変表示装置を作動させるものが主流となっている。これらの装置は電子回路基板によって制御されている。電子回路基板にはCPU(central processing unit)が実装されており、一般的には、このCPUが制御プログラムに従ってスロットマシンの動作を制御する。制御プログラムは、マスクROM(read only memory)のような基板上に装着されたICチップにデータとして記憶されており、CPUは遊技状況に応じてICチップから制御プログラムのデータを逐次読み出して実行することによってスロットマシンを制御している。
電子回路基板は基板収納ケースに収納され、この基板収納ケースは筺体の内部における目に付き難い箇所、例えば、筺体の奥壁に取り付けられる。一般的に、基板収納ケースは、電子回路基板の様子が視認可能となるように透明になっており、電子回路基板を出し入れするための開口が上面に形成された箱状のケース本体と、ケース本体の開口を塞ぐカバーとから構成されている。電子回路基板を基板収納ケースに収納する場合、電子回路基板の表面、すなわち回路部品が実装されている面がケース本体の開口側を向くようにして電子回路基板をケース本体の内部に取り付けた後、電子回路基板の表面を覆うようにしてカバーでケース本体の開口を塞ぎ、そしてカバーをケース本体に固定する。これにより電子回路基板は何人も接触できないように基板収納ケースによって防護された状態となる(例えば、特許文献1、2参照)。
ところで、カバーの表面には、スロットマシンに関する様々な情報が記載されるシールが貼り付けられている。例えば、スロットマシンの定期点検が行われると、その都度、点検が行われた日、過去に点検が行われた回数、点検を行った人の名前などがシール上に記入される。
特開2000−70526号 特開2000−350845号
しかしながら、上述したような基板収納ケースでは、電子回路基板の表面がカバーの表面に貼り付けられたシールによって覆われてしまうので、基板収納ケースを通して電子回路基板を見ようとした場合、シールが障害物となって電子回路基板に実装されている回路部品が見え難くなり、電子回路基板の点検や管理が行いにくくなるという問題が発生する。透明なシールをカバーの表面に貼り付けたとしても、シールには白や黒などの着色された文字が記入されるので、その文字によって電子回路基板の表面が見え難くなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電子回路基板に実装されている回路部品を迅速に且つ確実に視認することができるようにした基板収納ケースを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、電子回路基板の実装面を覆う透光性のカバーを備えた基板収納ケースにおいて、前記カバーの前記実装面に対向している部分の少なくとも一部に、他の部分よりも外側に突出した凸部を形成し、この凸部の側面から前記実装面が視認可能となるように前記凸部の前面に前記電子回路基板の検査情報を表示することを特徴としている。
また、前記実装面に対して略平行となるように前記凸部の前面を平面状に形成することが好ましい。
また、前記側面は、前記凸部が前記凸部の前面から根元にかけて次第に太くなるように傾斜していることが好ましい。
また、前記電子回路基板は、ハズレ又は当たりを抽選により決定し、当たりが抽選されたときに特典を遊技者に付与する遊技機に用いられており、当たりの抽選確率が互いに異なる複数の抽選テーブルの中から1つを選択して設定する操作部材を前記実装面に設け、前記操作部材を露呈させる露呈孔を前記カバーに形成し、前記操作部材よりも前記実装面からの高さが高くなるように前記凸部を形成することが好ましい。
また、前記露呈孔から露呈している前記操作部材を覆う開閉自在な遮蔽扉を前記カバーに設け、前記遮蔽扉が前記操作部材を覆った際に前記凸部の前面と前記遮蔽扉の前面とが前記実装面から略同一の高さで略面一となるように前記凸部と前記遮蔽扉とを形成することが好ましい。
また、前記検査情報が記入されるシールを前記凸部の前面に貼り付けることが好ましい。
また、前記シールは透光性を有する素材からなることが好ましい。
本発明の基板収納ケースによれば、カバーの実装面に対向している部分の少なくとも一部に、他の部分よりも外側に突出した凸部を形成し、この凸部の側面から実装面が視認可能となるように凸部の前面に電子回路基板の検査情報を表示するようにしたので、実装面のうち、検査情報の下方に位置する部分、すなわち検査情報によって覆われている部分を凸部の側面を通して容易に見ることができる。これにより検査情報の存在を気にすることなく実装面を全体に亘って容易に見ることができ、電子回路基板に対して不正な細工が施されているか否かを迅速に且つ確実に判別することができる。
また、実装面に対して略平行となるように凸部の前面を平面状に形成したので、ペンを用いて検査情報を記入する場合、容易に記入することができ、さらに、凸部の前面に表示される検査情報を見易くすることができる。
また、側面は、凸部がその前面から根元にかけて次第に太くなるように傾斜しているので、実装面のうち、検査情報の下方に位置する部分がより一層見易くなり、電子回路基板に対して不正な細工が施されているか否かをより一層迅速に且つ確実に判別することができる。
また、電子回路基板は、ハズレ又は当たりを抽選により決定し、当たりが抽選されたときに特典を遊技者に付与する遊技機に用いられており、当たりの抽選確率が互いに異なる複数の抽選テーブルの中から1つを選択して設定する操作部材を実装面に設け、操作部材を露呈させる露呈孔を前記カバーに形成し、操作部材よりも実装面からの高さが高くなるように凸部を形成したので、操作部材の存在を気にすることなく、凸部の側面を通して実装面を容易に見ることができる。
また、露呈孔から露呈している操作部材を覆う開閉自在な遮蔽扉を前記カバーに設け、遮蔽扉が操作部材を覆った際に凸部の前面と遮蔽扉の前面とが実装面から略同一の高さで略面一となるように凸部と遮蔽扉とを形成したので、凸部の前面と遮蔽扉の前面とを水平面に当接させたときに凸部と遮蔽扉とにより基板収納ケースを水平面に安定した状態で載置することができ、基板収納ケースを取り外してメンテナンス作業や故障の修理などといった作業を行う場合、その作業効率を向上させることができる。
また、検査情報が記入されるシールを凸部の前面に貼り付けるようにしたので、検査情報を効率的に表示することができる。
また、シールは透光性を有する素材からなるので、シールを通して実装面を視認することができ、電子回路基板に対して不正な細工が施されているか否かをより一層迅速に且つ確実に判別することができる。
以下、本発明の第1の実施形態を図面を参照して説明する。図1及び図2に示すように、スロットマシン2の筺体3は大別して、正面に開口部4を有する収納箱5、収納箱5の開口部4を開閉自在に塞ぐ前面扉6とから構成されている。前面扉6は、収納箱5の上部開口4aを開閉自在に塞ぐ上扉7、筺体の下部開口4bを開閉自在に塞ぐ下扉8とから構成されている。
上扉7には3個の図柄表示窓9〜11が設けられ、各々の表示窓の奥に第1〜第3リール12a〜12cが回転自在に組み込まれている。周知のように、第1〜第3リール12a〜12cの外周には様々な図柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では対応する表示窓を通して1リール当たり3個の図柄が観察される。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本の合計5本設定されている。
上扉7における図柄表示窓8〜10の下方にはクレジット枚数表示窓15が設けられている。クレジット枚数表示窓15の奥には、クレジット枚数表示装置(不図示)が設けられている。スロットマシン2では50枚を限度に適正なメダルを貯留することが可能になっており、クレジット枚数表示装置は貯留されているメダルの枚数をクレジット枚数表示窓15を通して表示する。クレジット枚数表示窓15の側方にはエラー表示窓16が設けられている。エラー表示窓16の奥には、エラー表示窓16を通してエラーコードを表示させるエラーコード表示装置(不図示)が設けられている。機械動作、遊技動作に異常がある場合等には、エラー表示窓16を通して異常に応じたエラーコードが表示されるようになっている。
下扉8には操作パネル20が設けられている。この操作パネル20には、1枚ベットボタン21、MAXベットボタン22、精算ボタン23、スタートレバー24、第1〜第3ストップボタン25〜27などの操作ボタンが設けられている。また、この操作パネル20にはメダル投入口28が設けられている。なお、これら操作ボタンやメダル投入口28の機能については周知であるため、詳細については省略する。
前面扉6を開けると、収納箱5の内部には、リールユニット30、電源装置31、及びホッパーユニット32が設けられている。収納箱5は、底板35、側板36、天板37及び背板38(図3参照)から形成されており、収納箱5の内部における鉛直方向の略中央部で2枚の側板36の間には、水平方向に仕切り板39が横架されている。この仕切り板39は収納箱5の内部を上下2つに仕切るためのものであり、収納箱5の内部は、仕切り板39によって上収納部5aと下収納部5bとに仕切られる。
上収納部5aにおいて、仕切り板39の上面にはリールユニット30が載置されている。リールユニット30は、第1〜第3リール12a〜12cと、特に図示しないが第1〜第3リール12a〜12cを回転させるためのステッピングモータを有している。
下収納部5bにおいて、仕切り板12の下面には電源装置31が取り付けられている。電源装置31の前面側には、スロットマシン2の主電源のオンとオフとを切り換えるための電源スイッチ31aが設けられている。この電源スイッチ31aをオンにすると主電源が投入されて各種制御装置に電源が供給される。
また、下収納部5bにおいて、底板35の上面にはメダルの払出し装置であるホッパーユニット32が載置されている。ホッパーユニット32は、遊技の実行によりメダル投入口28から投入されたメダルを貯留するメダル貯留箱32aと、ホッパー装置32bとから構成されている。ホッパー装置32bから払い出されたメダルは、メダル払い出し口33を経てメダル受け皿34に払い出される。
図3に示すように、上収納部5aにおける背板38の前面38aの上部には、電子回路基板40を収納した基板収納ケース41が組み付けられている。電子回路基板40の基材は矩形状の薄板からなる。図4〜6に示すように、電子回路基板40の実装面(表面)40aには、CPU(Central Processing Unit)42a及びスロットマシン2の遊技動作プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)42bなどの各種回路部品が実装されている。また、電子回路基板40の正面斜視図(図4〜6)における実装面40aの右下には円柱状のキーシリンダ(操作部材)43と円柱状の設定変更ボタン(操作部材)44とが立設されている。
ところで、スロットマシン2では、遊技モードと抽選テーブル設定モードとが設定されている。遊技モードでは、遊技が実行可能となる。遊技モードで遊技が開始されると、ハズレ又は当たりが抽選によって決定され、当たりが抽選されたときに特典が遊技者に付与される。ハズレ又は当たりを決定するための抽選は電子回路基板40のCPU42aを用いて行われる。抽選テーブル設定モードでは、当たりの抽選確率が互いに異なる複数の抽選テーブルの中から1つを選択して、その選択した抽選テーブルを遊技で用いるように設定することが可能となる。
図5及び図6に示すように、キーシリンダ43は、円筒状の本体部43aと、本体部43aの内部に回動可能に設けられ、設定キー45を差し込むことで、オフ位置とオン位置との間で回動する回動部43bとからなり、回動部43bには、設定キー45を挿入するためのキー穴43cが形成されている。また、キーシリンダ43は、その先端が、後述するカバー51をケース本体50に取り付けた際に露呈孔51fから突出する長さで形成されており、実装面40aに実装されている回路部品のうち、実装面40aからの高さが最も高い回路部品となっている。
設定変更ボタン44は、抽選テーブル設定モードにおいて抽選テーブルの選択時に操作されるものであり、プッシュ式のボタンとなっている。設定変更ボタン44は、その先端が、後述するカバー51をケース本体50に取り付けた際に露呈孔51fから突出する長さで形成されている。
CPU42aは、スタートレバー24が操作されたことを契機に入力される遊技スタート信号に応答してROM42bに格納された遊技実行プログラムに基づいて第1〜第3リール12a〜12cを回転させるとともに遊技の処理を開始する。
CPU42aは図示しない乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを含み、遊技が開始される毎に1つの乱数値を抽選により決定する。CPU42aは、遊技が開始される毎に1つの乱数値を抽選により決定し、この決定された乱数値に応じて、現在実行された遊技でどのような当選役を与えるかを決定する。
ROM42bには、当たりの抽選確率が互いに異なる6つの抽選テーブルが記憶されている。したがって、選択された抽選テーブルによって、遊技におけるメダルの払出し確率が異なることになる。
抽選テーブルは、通常モードでの遊技でサンプリングされた乱数値が、BBモードに移行する権利を与えるBB、RBモードに移行する権利を与えるRB、所定枚数のメダルの払出しだけを行う小役当選図柄に対応する小役、メダルの投入なしに同じベット数で次回の遊技を行う権利を与えるリプレイ、一切当たりを発生させないハズレなどのいずれの図柄に属しているかの判定に用いられる。この判定はCPU42aで行われる。なお、小役当選図柄は複数種類あり、それぞれに配当メダルが割り当てられている。そして、サンプリングされた乱数値がいずれの当選図柄に属した値であるかによって当選の種類と図柄が決められる。このようにCPU42aでは乱数値と6つの抽選テーブルのうちのいずれか1つを用いて当たりか否かが決定される。
ホッパー装置32bは、CPU42aで決定されたハズレ又は当たりの当選役の種類に応じて規定枚数の配当メダルをメダル受け皿34に払い出す。なお、当選役の種類ごとに配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはROM42bに格納されており、CPU42aがこれを読み取ってホッパー装置32bを駆動させる。
スロットマシン2が設置される遊技場の管理者が、抽選テーブルの種類を変更する場合、先ず設定キー45をキー穴43cに差し込み、回動部43bをオン位置まで回転させた後に、電源スイッチ31aをオンにしてスロットマシン2の主電源を投入すると、設定変更プログラムが起動し、抽選テーブル設定モードになる。抽選テーブル設定モードでは、設定変更ボタン44を押下操作することにより6つの抽選テーブルの中から1つが選択される。なお、6つの抽選テーブルには当たりの抽選確率の低い抽選テーブルから高い抽選テーブルにかけて順に1〜6までの設定値が割り振られており、設定キー45をキー穴43cに差し込み、回動部43bをオン位置まで回転させた後に、電源スイッチ31aをオンにしてスロットマシン2の主電源を投入するとクレジット枚数表示窓15を通して設定値が表示される。遊技場の管理者は表示された設定値を確認しながら設定変更ボタン44を押下操作して設定値を選択する。
設定変更ボタン44によって所望の抽選テーブルを選択した後、回動部43bをオン位置からオフ位置に回転させて、設定キー45をキー穴43cから引き抜くと、設定変更ボタン44によって選択された抽選テーブルが確定し、遊技モードに移行する。また、クレジット枚数表示窓15に表示された設定値は非表示となる。遊技モードでは、その確定した抽選テーブルを用いて遊技が行われる。このようにキーシリンダ43及び設定変更ボタン44は、当たりの抽選確率が互いに異なる複数の抽選テーブルの中から1つを選択して設定する操作部材として機能する。
図4及び図5に示すように、基板収納ケース41は、ケース本体50とカバー51とから構成されている。ケース本体50とカバー51とはいずれも透明なABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂)などの合成樹脂で成形されている。
図5及び図6に示すように、ケース本体50は、箱状に形成された本体部50aと、この本体部50aの右側面50bに一体成形された円筒状の取付部50cとから構成されている。本体部50aは、矩形状の底板52aと、この底板52aの四方を囲んでいる側板52bとから構成されている。底板52aは、電子回路基板40よりも僅かに大きく形成されている。底板52aの内面52cは平面状に形成されている。本体部50aには電子回路基板40を出し入れするための開口50dが内面52cに対面するように形成されている。電子回路基板40は開口50dを通して本体部50aの内面52cに取り付けられる。電子回路基板40が内面52cに取り付けられると、実装面40aが開口50dから露呈される。
右側面50bには鉛直方向に沿って取付部50cが6個一体成形されている。取付部50cのそれぞれには取付孔50eが形成されている。本体部50aの上面50f及び下面50gにおける左側端部と略中央部と右側端部とに係合突起50hがそれぞれ形成されている。係合突起50hは、ケース本体50の背面側から前面側に向けて肉厚が薄くなるように三角柱状に形成されている。このように構成されているケース本体51は、上収納部5aにおける背板38の前面38aに組み付けられる。
図5及び図7に示すように、カバー51は、ケース本体50に取り付けられた電子回路基板40の実装面40aを覆うものである。カバー51は、長板状の本体部51a、本体部51aの上側の先端を90°の角度で折り曲げられた形状で形成された上曲げ部51b、本体部51aの下側の先端を90°の角度で折り曲げられた形状で形成された下曲げ部51cから構成されている。本体部51aの表面51dは平面状に形成されており、この表面51dは、カバー51がケース本体50に取り付けられた際にケース本体50に取り付けられている電子回路基板40の実装面40aに対して略平行となるように形成されている。
本体部51aの表面51dにおける右側の端部には、カバー51をケース本体50に取り付けるための取付孔51eが取付孔50eに対応するように所定のピッチで6個形成されている。本体部51aの表面51dにおける中央部よりも右側で取付孔51eの左側には、キーシリンダ43及び設定変更ボタン44を露呈するための露呈孔51fが形成されている。
本体部51aの表面51dにおける中央部の上下端部のそれぞれには、後述する遮蔽扉60を回動自在に支持するための上支持部51g及び下支持部51hが一体成形されている。上支持部51g及び下支持部51hには、後述する回動シャフト61の本体部61aを挿通するための挿通孔51iがそれぞれ形成されている。
本体部51aの表面51dにおける中央部よりも左側には、ケース本体50に取り付けられた電子回路基板40における実装面40aの法線方向で実装面40aから離れるように突出した凸部51jが形成されている。この凸部51jは中空の四角柱であり、その前面には表面51dに対して略平行な平面51kが形成されている。このように凸部51jは、カバー51の表面51d(実装面40aに対向している部分)の一部において、他の部分よりも外側に突出している。
また、凸部51jは、電子回路基板40が取り付けられているケース本体50にカバー51を取り付けた際に、キーシリンダ43よりも実装面40aからの高さが高くなるように形成されている。また、凸部51jは、平面51kから根元にかけて次第に太くなるように側面51pが傾斜している。
平面51kにはシール55が貼り付けられている(図中のハッチング部分を参照)。シール55の基材は透明なシートであり、透明な接着剤によって平面51kに貼り付けられている。シール55には電子回路基板40の定期検査が行われる度に、検査日、検査回数、検査を行った人の名前などといった検査情報が記入される。
上支持部51gの左側であって上曲げ部51bの中央部よりも右側には、後述するねじりバネ63の第1腕部63bを係止するための略L字状のバネ係止部51qが形成されている。上曲げ部51b及び下曲げ部51cには、左側側端部と略中央部と右側端部とに係合突起50hを挿入するための係合孔51rがそれぞれ形成されている。
遮蔽扉60は、カバー51をケース本体50に取り付けた際に露呈孔51fから露呈されるキーシリンダ43及び設定変更ボタン44を覆うものである。遮蔽扉60は、露呈孔51fから露呈しているキーシリンダ43及び設定変更ボタン44を覆う遮蔽位置とキーシリンダ43及び設定変更ボタン44を露呈する露呈位置との間で変位するようにカバー51の表面51dに開閉自在に軸着されている。
遮蔽扉60の本体部60aは箱体であり、この箱体の底面に相当する本体部60aの前面60bは平面状に形成されている。また、凸部51j及び遮蔽扉60は、遮蔽扉60を遮蔽位置に変位させた際に平面51kと前面60bとがカバー51の表面51dから同一の高さ、すなわちケース本体50に取り付けられている電子回路基板40の実装面40aから略同一の高さで略面一となるように形成されている。これにより平面51kと前面60bとを図示しない水平面に当接させた場合、基板収納ケース41が凸部51jと遮蔽扉60とによって前記水平面に安定した状態で載置される。
本体部60aの正面斜視図(図7)における左側壁には、この左側壁を鉛直方向に貫通する貫通孔60cが形成されている。本体部60aの正面斜視図(図7)における上面の左側端部には、後述するねじりバネ63の第2腕部63cを係止するための凸状のバネ係止部60dが一体成形されており、このバネ係止部60dには、ねじりバネ63の第2腕部63cを挿入するための凹状のバネ挿入凹部60eが形成されている。
ねじりバネ63は、コイル状に巻回された中心部63aと、この中心部63aから外側に直線上に延びる第1腕部63b及び第2腕部63cとから構成されている。回動シャフト61は、円柱状の本体部61aと、本体部61aの上端部に一体に形成された本体部61aよりも径の大きい円盤状の鍔部61bとからなる。回動シャフト61の本体部61aを、ねじりバネ63の中心部63a、上支持部51gの挿通孔51i、遮蔽扉60の貫通孔60c、下支持部51hの挿通孔51iの順に挿通させると、遮蔽扉60は、遮蔽位置と露呈位置との間で回動可能な状態でカバー51の表面51dに取り付けられる。
ねじりバネ63の第1腕部63bを、カバー51のバネ係止部51qに係止し、第2腕部63cを図中A方向に回転すると、第1腕部63bが図中A方向に、第2腕部63cが図中B方向にそれぞれ回転しようとする回転力が発生する。そして、第2腕部63cを遮蔽扉60のバネ挿入凹部60eに挿入すると、第1腕部63bがバネ係止部51qに、第2腕部63cがバネ挿入凹部60eにそれぞれ係止された状態となり、ねじりバネ63は固定される。これにより遮蔽扉60は、ねじりバネ63によって露呈位置から遮蔽位置に向けて(図中C方向に)付勢される。
キーシリンダ43及び設定変更ボタン44を使用しないとき(抽選テーブルの設定操作を行わないとき)には、遮蔽扉60がねじりバネ63の付勢力を受けて常に遮蔽位置に保たれ、キーシリンダ43及び設定変更ボタン44が使用不能な状態となる。キーシリンダ43及び設定変更ボタン44を使用する場合、ねじりバネ63の付勢力に抗して遮蔽扉60を遮蔽位置から露呈位置に回転させることによってキーシリンダ43及び設定変更ボタン44が露呈され、キーシリンダ43及び設定変更ボタン44が使用可能な状態となる。
電子回路基板40を基板収納ケース41に収納して、その基板収納ケース41を筺体3の内部に設置する場合、先ず、図示しない取付部材(例えば、ビス、工業用接着剤など)により、実装面40aが開口50dから露呈されるように電子回路基板40をケース本体50の内面52cに取り付ける。電子回路基板40をケース本体50に取り付けた後、カバー51の裏面と開口50dとを対向させるとともに、キーシリンダ43と設定変更ボタン44とが露呈孔51fから露呈されて遮蔽扉60によって覆われるようにケース本体50とカバー51との位置を合わせながらケース本体50の係合突起50hをカバー51の係合孔51rに挿入すると、係合突起50hが係合孔51rに係合し、開口50dはカバー51と遮蔽扉60とによって塞がれる。そして、図4に示すように、ビス70をカバー51の取付孔51eを介してケース本体50の取付孔50eにビス締めする。これによりケース本体50とカバー51とが固定され、電子回路基板40は何人も接触できないように防護される。
電子回路基板40を基板収納ケース41に収納した後、ケース本体50における底板52aの外面(内面52cの裏面)を上収納部5aにおける背板38の前面38aに対面するように配置して、図示しない取付部材(例えば、ビス、工業用接着剤など)を用いて前面38aに基板収納ケース41を固定する。そして、シール55を凸部51jの平面51kに貼り付ける。このシール55には電子回路基板40について検査が行われる度に検査情報が記入される。
以上のように、凸部51jの平面51kに検査情報を表示するようにしたので、基板収納ケース41が前面38aのような収納箱5の内部の奥まった位置に取り付けられたとしても実装面40aの平面51kに対向している部分、すなわち実装面40aの検査情報によって覆われている部分が凸部51jの側面51pから視認可能となり、電子回路基板40に不正な細工が施されているか否かを迅速に且つ確実に判別することができる。
上記実施形態では、シール55を平面51kに貼り付けて情報を掲示するようにしたが、油性のペンなどで平面51kに直接記入しても良く、平面51kに情報を表示する形態は適宜に変更可能である。
上記実施形態では、カバー51に凸部51jを形成したが、凸部51jと同様の形状及び大きさの凸部をカバー51に複数形成し、その凸部の前面のそれぞれに検査情報を表示するようにしても良い。
上記実施形態では、凸部51jの前面に平面51kを形成したが、凸部51jの前面の形状は曲面状であっても良く、適宜に変更可能である。
上記実施形態では、基板収納ケース41をケース本体50とカバー51とから構成したが、基板収納ケース41をカバー51のみで構成するようにしても良い。この場合、先ず、電子回路基板40を上収納部5aにおける背板38の前面38aに取り付ける。そして、箱状に形成されたカバー51に遮蔽扉60を取り付けて、電子回路基板40を覆うようにしてカバー51を前面38aに取り付ける。この場合にも、上記実施形態と同様の効果を得ることができ、さらには、ケース本体50を使用しないため、部品点数の削減を図ることができる。
なお、本発明を適用した基板収納ケース41は、スロットマシン2に限らず、パチンコ機などの各種電子機器に用いることができる。
スロットマシンの外観を示す斜視図である。 前面扉を取り外した状態のスロットマシンであり、スロットマシンの内部の構成を示す斜視図である。 収納箱と、収納箱の内部に取り付けられた基板収納ケースとを示す斜視図である。 基板収納ケースを示す斜視図である。 カバーとケース本体とを示す斜視図である。 電子回路基板とケース本体とを示す斜視図である。 カバーと遮蔽扉とねじりバネと回動シャフトとを示す斜視図である。
符号の説明
2 スロットマシン
40 電子回路基板
40a 実装面
41 基板収納ケース
43 キーシリンダ(操作部材)
44 設定変更ボタン(操作部材)
51 カバー
51f 露呈孔
51j 凸部
51k 平面
51p 側面
55 シール
60 遮蔽扉

Claims (7)

  1. 電子回路基板の実装面を覆う透光性のカバーを備えた基板収納ケースにおいて、
    前記カバーの前記実装面に対向している部分の少なくとも一部に、他の部分よりも外側に突出した凸部を形成し、この凸部の側面から前記実装面が視認可能となるように前記凸部の前面に前記電子回路基板の検査情報を表示することを特徴とする基板収納ケース。
  2. 前記実装面に対して略平行となるように前記凸部の前面を平面状に形成したことを特徴とする請求項1記載の基板収納ケース。
  3. 前記側面は、前記凸部が前記凸部の前面から根元にかけて次第に太くなるように傾斜していることを特徴とする請求項2記載の基板収納ケース。
  4. 前記電子回路基板は、ハズレ又は当たりを抽選により決定し、当たりが抽選されたときに特典を遊技者に付与する遊技機に用いられており、
    当たりの抽選確率が互いに異なる複数の抽選テーブルの中から1つを選択して設定する操作部材を前記実装面に設け、前記操作部材を露呈させる露呈孔を前記カバーに形成し、前記操作部材よりも前記実装面からの高さが高くなるように前記凸部を形成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の基板収納ケース。
  5. 前記露呈孔から露呈している前記操作部材を覆う開閉自在な遮蔽扉を前記カバーに設け、前記遮蔽扉が前記操作部材を覆った際に前記凸部の前面と前記遮蔽扉の前面とが前記実装面から略同一の高さで略面一となるように前記凸部と前記遮蔽扉とを形成したことを特徴とする請求項4記載の基板収納ケース。
  6. 前記検査情報が記入されるシールを前記凸部の前面に貼り付けたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の基板収納ケース。
  7. 前記シールは透光性を有する素材からなることを特徴とする請求項6記載の基板収納ケース。
JP2005029425A 2005-02-04 2005-02-04 基板収納ケース Pending JP2006212273A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005029425A JP2006212273A (ja) 2005-02-04 2005-02-04 基板収納ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005029425A JP2006212273A (ja) 2005-02-04 2005-02-04 基板収納ケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006212273A true JP2006212273A (ja) 2006-08-17

Family

ID=36975956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005029425A Pending JP2006212273A (ja) 2005-02-04 2005-02-04 基板収納ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006212273A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010178769A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Olympia:Kk 制御基板の封印構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010178769A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Olympia:Kk 制御基板の封印構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7479061B2 (en) Gaming machine
JP2006230776A (ja) 遊技機
JP2005211123A (ja) 遊技機及び遊技機への収納ケースの取り付け方法
JP2012100743A (ja) 制御基板封入構造
JP2006296659A (ja) スロットマシン
JP2007175131A (ja) 遊技機
JP2015144771A (ja) 遊技機
JP2006209306A (ja) コントロールキー装置、携帯情報端末及び遊技機
JP2006212273A (ja) 基板収納ケース
JP2007307191A (ja) 遊技機
JP2006198256A (ja) 遊技機
JP6018101B2 (ja) 遊技機
JP2006141461A (ja) 遊技機
JP2008188036A (ja) 遊技機
JP2008272106A (ja) 遊技機
JP4474385B2 (ja) 遊技機
JP2015144768A (ja) 遊技機
JP2009022573A (ja) 遊技機
JP2006296530A (ja) 遊技機
JP2016154942A (ja) 遊技機
JP2007117506A (ja) 遊技機
JP6333327B2 (ja) 遊技機
JP6110972B2 (ja) 遊技機
JP2020168136A (ja) 遊技機
JP2015144773A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090729

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091104