JP2006211555A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の色を別の色へ変換する色変換処理を伴う撮影においてフラッシュの発光を回避し、より正確な色変換処理を実現可能とする。
【解決手段】第1の色値を第2の色値に変換するパラメータを決定し(S407〜S414)、撮像手段を用いた撮影で得られた画像データを、決定されたパラメータを用いて処理する(S415,S416))ことにより、該画像データに含まれる第1の色値を第2の色値に変換する変換撮影モードにて動作可能な撮像装置において、色変換撮影モードにでは、撮像手段の感度を調整することによりフラッシュを非発光とする被写体輝度の限界が低輝度側に変更される(S401)。
【選択図】 図4

Description

本発明は色のユーザカスタマイズを可能とする撮像装置及びその制御方法に関する。
近年、デジタルカメラが普及し、多くのユーザがデジタルカメラを使用する機会が増えている。このため、デジタルカメラに対するユーザのニーズもより多様化してきている。そのようなニーズの一つとして色再現性がある。メーカが目標とする色再現特性は多くのユーザが好ましいと感じる平均的な色再現を目指している。しかしながら、ユーザ毎に好みは異なるため、すべてのユーザが満足するような色再現性を実現することはできなかった。
このような課題を解決するために、色相、彩度、明度等のパラメータをカスタマイズすることを可能とし、撮影時においてユーザが所望する色再現性を実現可能とするデジタルカメラが存在する。しかしながら、これらパラメータの変化と色の変化の関係をユーザに示すことは困難なため、最適な設定をするにはユーザの熟練を必要としていた。
ユーザにわかりやすく色を調整させるための方法に関する提案として特許文献1が挙げられる。特許文献1では、撮像装置で変更したい元色として肌色を取り込み、その取り込んだ肌色とROMに記憶された肌色再現目標値とに基づいて色補正係数を算出する構成が記載されている。
特開2003−299115号公報
しかしながら、特許文献1では、撮像装置を用いてユーザが変更したい元色を取り込むための撮像時や、色補正を伴う本撮影時におけるフラッシュ光の影響については何等考慮されていない。元色の取り込み時においてフラッシュが作動すると、画像の色が定常光とフラッシュ光両者の影響を受けてしまい、所望の色を取り込むのが困難となる。また、色取り込み時でフラッシュは動作しなかったものの、本撮影時にフラッシュが動作してしまうというような場合においても、フラッシュの動作時と非動作時では同じ色の色値が異なってしまい、所望の色変換動作を行わせることができなくなるという課題が生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、所望の色を別の色へ変換する色変換処理を伴う撮影においてフラッシュの発光を回避し、より正確な色変換処理を実現可能とすることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の一態様による撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、
第1の色値を第2の色値に変換するパラメータを決定する決定手段と、
撮像手段を用いた撮影で得られた画像データを、前記決定手段によって決定されたパラメータを用いて処理することにより、該画像データに含まれる前記第1の色値を前記第2の色値に変換する色変換手段と、
前記色変換手段が機能する動作モードにおいて、前記撮像手段の感度を調整することにより、フラッシュを非発光とする被写体輝度の限界を低輝度側に変更する調整手段とを備える。
本発明によれば、所望の色を別の色へ変換する色変換処理を伴う撮影においてフラッシュの発光が回避され、より正確な色変換処理を実現できる。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は実施形態による撮像装置100の構成を示すブロック図である。撮像装置100において、光学系101は、ズームレンズ、フォーカスレンズを具備し、被写体像(光学像)を撮像素子103上に結像する。シャッター102は、撮像素子103の駆動を制御する電子シャッターや、撮像素子103へ到達する光量を制御する絞り機能を備える。撮像素子103は光学像を電気信号に変換する。A/D変換器104は撮像素子103から得られるアナログ出力信号をデジタル信号に変換し、CCDデジタル信号を生成する。
タイミング発生回路105はシャッター102、撮像素子103、A/D変換器104、D/A変換器110にクロック信号や制御信号を供給する回路である。タイミング発生回路105は、メモリ制御回路109およびシステム制御部107により制御される。画像処理回路106は、A/D変換器104からのデータ(CCDデジタル信号)或いはメモリ制御回路109から提供される画像データに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路106は撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、システム制御回路107は得られた演算結果に基づいてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器104のデータが画像処理回路106とメモリ制御回路109を介して、或いは直接メモリ制御回路109を介して、画像メモリ108或いは画像表示メモリ111に書き込まれる。画像メモリ108は撮影した静止画像や動画像を格納するための画像メモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みを画像メモリ108に対して行うことが可能となる。また、画像メモリ108はシステム制御回路107の作業領域としても使用することが可能となっている。
画像表示メモリ111は、表示部112に表示するための画像データを記憶する。画像表示メモリ111に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器110によりビデオ信号に変換され、表示部112により表示される。なお、表示部112はシステム制御部107によってON/OFF制御される。これにより、例えば、操作部130によるユーザの操作入力により、任意に表示部112の表示をON/OFFさせることが可能である。なお、表示部112の表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費が大幅に低減される。なお、表示部112は後述の電子ビューファインダ(EVF)としても用いられる。
図2は、撮像装置100(デジタルカメラ)の斜視図である。電源スイッチ201は電源をON/OFFするためのボタンである。参照番号202、203、205〜209は上述した操作部130の一部を構成している。モード切り替えレバー202は、撮影モード、再生モード、動画撮影モード、静止画撮影モード等の各機能モードを切り替え設定する。シャッターボタン203は上述のシャッター102の動作を指示する。LCD204は上述した表示部112の一部を構成し、EVFとして機能するほか、静止画像及び/または動画像を再生して得られる画面を表示することもできる。メニューボタン205は、撮影パラメタやカメラの設定を変更するためのメニュー画面のLCD204上への表示をON、OFFさせるスイッチである。セットボタン206は、メニューボタン205の操作により表示されたメニュー画面でのメニューの選択・決定等に使用される。削除ボタン207は画像の削除を指示する。ディスプレイボタン208は表示部112による画像表示のON/OFを切り替えるためのボタンである。十字ボタン209は、上下左右ボタンを使ってメニュー画面での項目の移動などを行ったり、再生モードでは左右ボタンを押して画像送りを行ったりするのに使用され得る。
図3は本実施形態によるディジタルカメラ100内の画像処理回路106の機能構成及び処理を説明するブロック図である。なお、以下で説明する各処理に用いられるパラメータ値(マトリクス演算のためのパラメータや3次元ルックアップテーブルのパラメータ)はシステム制御部107内のメモリ(不図示)に格納されており、画像処理回路106により適宜読み出されるものとする。或いは、そのようなパラメータは画像処理回路106内のレジスタ(不図示)に記憶されてもよい。A/D変換器104によりA/D変換されたCCDデジタル信号に対して、まずホワイトバランス処理部301にてホワイトバランス処理が行われる。ホワイトバランス処理についてはここでは詳述しないが、例えば特開2003−244723号公報に記載されている方法を用いて行うことができる。ホワイトバランス処理が行われたCCDデジタル信号は補間処理部302に供給される。本実施形態の撮像素子103は図5に示すようなベイヤー配列のカラーフィルタを有するものとする。従って、補間処理部302では、図5に示されたCCDのベイヤー配列データを図6に示されるようなR、G1、G2、Bの補間データに変換する処理が行なわれる。補間されたCCDデジタル信号はマトリクス演算処理部303に入力され、式(1)に示される4×3のマトリクス演算が行われ、Rm、Gm、Bmが求められる。
Figure 2006211555
マトリクス演算処理されたCCDデジタル信号は色差ゲイン演算処理部304において色差信号にゲインがかけられる。即ち、Rm、Gm、Bm信号は式(2)に従ってY、Cr、Cb信号へと変換される。そして、得られたCr、Cb信号に式(3)に従ってゲインがかけられる。その後、式(4)(式(2)の逆行列演算)により、Rg、Gg、Bg信号へと変換される。
Figure 2006211555
色差ゲイン演算処理されたCCDデジタル信号はガンマ処理部305へ送られる。ガンマ処理部305では以下の式(5)〜(7)を用いてCCDデジタル信号のガンマ変換を行なう。ここで、GammaTableは1次元ルックアップテーブルである。
Rt=GammaTable[Rg] …式(5)
Gt=GammaTable[Gg] …式(6)
Bt=GammaTable[Bg] …式(7)
上記ガンマ処理が施されたCCDデジタル信号は色相補正演算処理部306へ送られる。色相補正演算処理部306は、以下の式(8)によりRt、Gt、Bt信号をY、Cr、Cb信号へ変換し、さらに式(9)によりCr、Cb、信号を補正し、その後、式(10)(式(9)の逆行列演算)により、Rh、Gh、Bh信号へ変換する。
Figure 2006211555
色相補正演算処理部306で処理されたCCDデジタル信号は色差信号変換処理部307へと送られる。色差信号変換処理部307は、式(11)を用いてRh、Gh、Bh信号よりUV信号を作成する。
Figure 2006211555
一方、ホワイトバランス処理部301でホワイトバランス処理が施されたCCDデジタル信号は、輝度信号作成部308にも供給される。輝度信号作成処理部308は、CCDデジタル信号を輝度信号へと変換する。例えば、図5に示すような原色フィルタの場合の輝度信号は、R、Bの信号をすべて0にして、図7に示す係数を持つ2次元フィルタ処理を施したものを輝度信号とする。なお、補色フィルタの場合の輝度信号はそのまま図7に示す係数を持つ2次元フィルタ処理を施したものを輝度信号とする。補色輝度信号処理部308で作成された輝度信号は高域強調処理部309にてエッジ強調処理され、さらにガンマ処理部310にてガンマ変換処理されてY信号が作成される。
ガンマ処理部310から出力されるY信号および、色差信号変換処理部307から出力されるU,V信号は色変換処理部311にて、Y’、U’、V’信号へと変換される。色変換処理部311では、3次元ルックアップテーブルを用いた色変換処理がなされるが、詳細は後述する。
本実施形態のデジタルカメラ(撮像装置100)は、ユーザが指定した任意の色を、ユーザが指定した別の任意の色へ変換することが可能な撮影モード(以下、色変換モードという)を有する。この色変換モードでは、LCD204上に図8に示す電子ビューファインダ(EVF)画面801を表示し、リアルタイムに表示される撮像画像中の色取り込み枠802内に所望の色が入るようにして所定の操作を行なうことにより、色取り込み枠802内の画像の色を変換元色或いは変換目標色として決定する。変換元色と変換目標色が決定されると、決定された変換元色が変換目標色に変換されるように色変換処理部311のルックアップテーブルが設定される。この結果、その後のEVF画面801における表示画像、及びシャッターボタン203の操作により記録される撮影画像は、上記変換元色が上記変換目標色になるように変換されたものとなる。以下、本実施形態の色変換モードについて詳細に説明する。
まず、色変換モードにおける変換元色から変換目標色への色変換処理について説明する。色変換処理部311では、3次元ルックアップテーブルによりYUVをY’U’V’へ変換する。本実施形態においては、3次元ルックアップテーブルの容量を減らすため、Y信号、U信号、及びV信号の最小値から最大値までを8分割した、9×9×9=729個の3次元代表格子点におけるYUV値のリスト(ルックアップテーブル)を用意し、代表格子点以外のYUV信号は補間により求めるものとする。図9は本実施形態の3次元ルックアップテーブルを概念的に示す図である。各格子点には変換後のYUV値が入ることになる。例えば、格子点1101は、(32,255,32)の点であり、変換前と変換後に変化がなければ格子点1101には(32,255,32)が割り当てられることになる。また、格子点1101が変換後では(32,230,28)のようになるのであれば、その値が当該格子点1101に入ることになる。
例えば、図9の立方格子1102内における点1103のYUV値は、立方格子1102の頂点に対応する各格子点(a〜h)のYUV値からの補間演算により求める。補間演算は以下の式(12)〜式(14)により行われる。ただし、式(12)〜式(14)において、入力YUV信号をY、U、V、そのときの出力YUV信号をYout(Y,U,V)、Uout(Y,U,V)、Vout(Y,U,V)とする。また、入力YUV信号のY、U、Vそれぞれの信号値より小さく、かつ一番近い値の代表格子点(図11ではa)の信号をYi、Ui、Viとする。さらに、代表格子点出力信号をYout(Yi,Ui,Vi)、Uout(Yi,Ui,Vi)、Vout(Yi,Ui,Vi)とし、代表格子点のステップ幅をStep(本実施形態においては32)とする。従って、例えば格子点bの信号はYi+step、Ui、Vi、格子点cの信号はYi、Ui+step、Viのようになる。
Y=Yi+Yf
U=Ui+Uf
V=Vi+Vf
Yout(Y,U,V)=Yout(Yi+Yf,Ui+Uf,Vi+Vf)=
(Yout(Yi,Ui,Vi)×(Step-Yf)×(Step-Uf)×(Step-Vf)
+Yout(Yi+Step,Ui,Vi)×(Yf)×(Step-Uf)×(Step-Vf)
+Yout(Yi,Ui+Step,Vi)×(Step-Yf)×(Uf)×(Step-Vf)
+Yout(Yi,Ui,Vi+Step)×(Step-Yf)×(Step-Uf)×(Vf)
+Yout(Yi+Step,Ui+Step,Vi)×(Yf)×(Uf)×(Step-Vf)
+Yout(Yi+Step,Ui,Vi+Step)×(Yf)×(Step-Uf)×(Vf)
+Yout(Yi,Ui+Step,Vi+Step)×(Step-Yf)×(Uf)×(Vf)
+Yout(Yi+Step,Ui+Step,Vi+Step)×(Yf)×(Uf)×(Vf))/(Step×Step×Step)
…式(12)
Uout(Y,U,V)=Uout(Yi+Yf,Ui+Uf,Vi+Vf)=
(Uout (Yi,Ui,Vi)×(Step-Yf)×(Step-Uf)×(Step-Vf)
+Uout (Yi+Step,Ui,Vi)×(Yf)×(Step-Uf)×(Step-Vf)
+Uout(Yi,Ui+Step,Vi)×(Step-Yf)×(Uf)×(Step-Vf)
+Uout(Yi,Ui,Vi+Step)×(Step-Yf)×(Step-Uf)×(Vf)
+Uout(Yi+Step,Ui+Step,Vi)×(Yf)×(Uf)×(Step-Vf)
+Uout(Yi+Step,Ui,Vi+Step)×(Yf)×(Step-Uf)×(Vf)
+Uout(Yi,Ui+Step,Vi+Step)×(Step-Yf)×(Uf)×(Vf)
+Uout(Yi+Step,Ui+Step,Vi+Step)×(Yf)×(Uf)×(Vf))/(Step×Step×Step)
…式(13)
Vout(Y,U,V)=Vout(Yi+Yf,Ui+Uf,Vi+Vf)=
(Vout(Yi,Ui,Vi)×(Step-Yf)×(Step-Uf)×(Step-Vf)
+Vout(Yi+Step,Ui,Vi)×(Yf)×(Step-Uf)×(Step-Vf)
+Vout(Yi,Ui+Step,Vi)×(Step-Yf)×(Uf)×(Step-Vf)
+Vout(Yi,Ui,Vi+Step)×(Step-Yf)×(Step-Uf)×(Vf)
+Vout(Yi+Step,Ui+Step,Vi)×(Yf)×(Uf)×(Step-Vf)
+Vout(Yi+Step,Ui,Vi+Step)×(Yf)×(Step-Uf)×(Vf)
+Vout(Yi,Ui+Step,Vi+Step)×(Step-Yf)×(Uf)×(Vf)
+Vout(Yi+Step,Ui+Step,Vi+Step)×(Yf)×(Uf)×(Vf))/(Step×Step×Step)
…式(14)
以下、上記式(12)、式(13)、及び式(14)のルックアップテーブル変換及び補間演算式を簡易的に以下のような式(15)で表すことにする。ただし、式(15)において、Y、U、Vは入力信号値を示し、LUTは図9に示すような9×9×9のルックアップテーブルを示し、Yout、Uout、Voutはルックアップテーブル変換及び補間演算した結果(図3のY’,U’,V’)を示す。即ち、色変換処理部311は以下の式(15)に示される変換処理を実行する。
(Yout,Uout,Vout)=LUT[(Y,U,V)] …式(15)
上述したように、色変換モードで変換元色と変換目標色が決定されると、変換元色を内包する立方格子が決定され、変換元色の座標位置で変換目標色となるようにその立方格子を形成する各格子点の値を変更する。例えば、図9において決定された変換元色が点1103のYUV値であった場合、上記式(15)による補間処理を実行した際に点1103におけるYUV値が設定された変換目標色のYUV値となるように、立方格子1102の格子点a〜hの値を変更する。詳細な説明は省略するが、変更後の代表格子点の値は数学的に求まる。そして、色変換処理部311では変更後の3次元ルックアップテーブルを用いて色変換処理を実行する。なお、以下の説明では、このような格子点の値の変更をパラメータの設定と称する。
以上のように、指定された変換元色と変換目標色により3次元ルックアップテーブルの格子点データを決定して色変換を行なうので、ユーザの好みの色設定を、再生する画像に対して容易に与えることができる。また、上記の色変換処理では、3次元ルックアップテーブルにおいて、変更したい色の近傍の代表格子点のみが変更される。このため、画像中の色全体ではなく、一部の色のみをユーザの好みの色へと変換することを容易且つ高速に実現することができる。即ち、マトリクス演算部303、色差ゲイン演算処理部304、ガンマ処理部305、色相補正演算処理部306等で利用されるパラメータを変更するものではないので、所望の色(色領域)だけを変更することができる。
図4は、色変換モード撮影時における本実施形態のデジタルカメラの処理を説明するフローチャートである。なお、色変換モード以外の通常の撮影モードは一般的なデジタルカメラにおける動作と違いがない為、ここでは色変換モードについての説明に限定する。
ユーザがデジタルカメラの撮影モードを色変換モードに設定すると、まず、ステップS401においてプログラム線図を例えば通常の撮影モードのもの(図10)から色変換モード専用のもの(図11)に切り替える。プログラム線図の詳細については後述するが、本実施形態では1/64秒以上のシャッタースピードが設定されるEV9以下において撮像素子103(CCD)のゲインを上げる。このゲインアップにより、例えばシャッタースピードが1/64より遅い場合にフラッシュが発光するように制御するフラッシュの動作モードにおいて、フラッシュを非発光とする限界を低輝度側に移動させる(図11のプログラム線図ではEV値2つ分)ことができる。なお、本実施形態における上記ゲインアップ(ゲイン調整)は、撮像素子103から得られるアナログ信号の増幅率を変更することで実現されてもよいし、A/D変換器104によってA/D変換されたデジタルデータを変倍することで実現されてもよい。以下では撮像素子のゲイン(感度)を上げる(調整する)という表現を用いることにする。
次に、ステップS402において前回の色変換モードにて設定された前回の設定パラメータが色変換処理部311のパラメータとして設定される。なお、ステップS402において前回の設定パラメータを設定するのは、ユーザによっては、色変換モードを常にA色をB色に変換するために使用する(例えばある空の色を異なる空の色)ことが考えられるためである。この場合、前回の変換元色と変換目標色をそれぞれ変換元色表示枠803及び変換目標色表示枠804に表示するのが好ましい。ステップS403においてシステム制御部109は露出制御開始タイミングか否かが判定され、露出制御開始タイミングであれば露出処理が行なわれる。この露出処理はEVFに表示するための露出設定である。この露出処理を頻繁に実行すると画面のちらつきの原因となるため、その実行間隔は時定数により設定されている。例えば、2秒に1回の割合で露出処理が行われるように設定されている。
次に、ステップS404においてシステム制御部109はホワイトバランス制御の開始タイミングか否かが判定され、ホワイトバランス制御の開始タイミングであればホワイトバランス制御処理が行われる。ホワイトバランス制御処理も露出処理と同様に頻繁に実行すると画面のちらつきとなるため、例えば5秒に1回の割合で実行するように時定数が設定されている。ホワイトバランス制御処理では、ホワイトバランス処理をするためのホワイトバランス係数を求め、画像処理回路106が用いるホワイトバランス係数を更新する。
ステップS405では、ステップS403の露出制御で設定された絞りで撮像が実行される。また、撮像素子からのリアルタイム出力であるスルー画像に対して画像処理回路106はステップS404で設定されたホワイトバランス係数を用いて画像処理を行なう。そして、ステップS406において、ステップS406で画像処理された画像データをEVFとして機能するLCD204(表示部112)上に表示する。
上述したように、LCD204上には図8に示すEVF画面801が表示される。図8に示すように、色変換モードにおいては、LCD204上には、EVF画面801、EVF画面801内の色取り込み枠802、変換元色表示枠803、変換目標色表示枠804が表示されている。操作部130の所定操作により変換元色および変換目標色の設定(ステップS407〜S412)および、シャッターボタン203の操作による画像の撮影(ステップS415、S416)を行うことが可能である。
まず、変換元色および変換目標色の設定の仕方について説明する。ユーザは変換元色を指定するために、カメラの方向および光学ズームを動作させ、色取り込み枠802一杯に所望の色が入るように画角を設定する。十字ボタン209の左ボタンが押されると、変換元色の取り込み指示が入力されたとしてステップS407からステップS408へ進む。ステップS408では、その時点における色取り込み枠802内の画像の画素データが取得される。そして、ステップS409ではその平均値が算出され変換元色(Src色)として決定される。変換元色が決定されると変換元色を表すパッチが変換元色表示枠803に表示される。
同様に、ユーザは、変換目標色を決定するために、色取り込み枠802一杯に所望の色が入るようにして、十字ボタン209の右ボタンを押す。十字ボタン209の右ボタンが押されると変換目標色の取り込み指示が入力されたとしてステップS410からステップS411へ進む。ステップS411では、その時点における色取り込み枠802内の画像の画素データが取得される。そして、ステップS412においてその平均値が算出され、変換目標色(Dst色)に決定される。変換目標色が決定されると変換目標色を表すパッチが変換目標色表示枠804に表示される。
なお、上記ステップS409、S412において色取り込み枠802内の画素値の平均が算出されるが、その際に用いる画素データは電子ビューファインダーの表示用に間引かれた画像データ(画像表示メモリ111に格納されている画像データ)であってもよいし、画像メモリ108に格納されている画像データであってもよい。なお、図4に示す処理では、変換元色(Src色)と変換目標色(Dst色)の夫々を電子ビューファインダーに表示された画像より取得しているが、変換元色と変換目標色のいずれか一方を電子ビューファインダーに表示された画像から取得し、他方は予め設定され、メモリに格納された色値を用いるようにしてもよい。例えば、背景技術の欄で上述した、特許文献1に記載されているように、変換元色のみを撮影画像から取り出すような構成にも本発明を適用できることは明らかである。
ステップS409或いはステップS412にて変換元色或いは変換目標色が決定されると、処理はステップS413に進む。ステップS413では、変換元色から変換目標色に変換するための変換パラメータが決定される(但し、変換元色と変換目標色が決定されている場合に動作するものとする)。本実施形態では、図9等により上述したように、3次元ルックアップテーブルの変換元色を内包する立方格子を形成する格子点の変更値が決定される。そして、ステップS414において、色変換処理部311の3次元ルックアップテーブルを更新する。以降のEVFのための画像表示(ステップS405,S406)や撮影実行時(ステップS415,S416)における画像処理回路106の画像処理では、色変換処理部311において更新された3次元ルックアップテーブルが用いられることになる。なお、撮影実行時においては、シャッターボタン203の半押し状態で撮影のためのAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出制御)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等が実行され、シャッターボタン203の全押し状態で撮影処理が実行される。この撮影処理で得られた画像データは、画像処理回路106の色変換処理部311によってステップS414で設定されたパラメータを用いた色変換処理が行なわれ、所望の色を所望の色に変換した画像が得られることになる。
さて、変換元色と変換目標色は電子ビューファインダーに表示されている画像から取得しており、ステップS407〜S412に示される色取り込み処理では、フラッシュは発光していない。また、色取り込み時にストロボが光ってしまうと、ストロボの色温度の影響により、ライブビュー画像に写っている色とは異なる色が取り込まれてしまうため、フラッシュは光らせないことが好ましい。しかしながら、撮影動作において通常の自動露出が行われると、被写体輝度が低かったり、シャッタスピードが1/64よりも遅い等の条件によりストロボが光ってしまう。色取り込み時にはフラッシュが光らないようになっているため画像撮影時においても出来る限り光らせないようにするのが好ましい。よって、本実施形態では、プログラム線図を変えて、撮像素子のゲイン(感度)を例えば2段上げることによって、フラッシュが発光しない輝度の限界のEV値を通常撮影モード時よりも2段階下げ、フラッシュを光りにくくしている。
次に、図11に示したプログラム線図への切り替えによるフラッシュ動作の変化について説明する。上述したように、色変換撮影モードに切り替えると、通常撮影モードが有するプログラム線図とは異なるプログラム線図に切り替わる(ステップ401)。本実施形態における通常撮影モードで用いられるプログラム線図は例えば図10に示すものであり、色変換撮影モードで用いられるプログラム線図は図11に示すものとする。なお、図10、図11において、TVはシャッタースピード、EVは内蔵露出計(不図示)により計測された被写体輝度(被写体の明るさ)、AVはシャッター102における絞り値を表す。
図10のプログラム線図によれば、EV9よりも低輝度側でシャッタースピードは1/64秒を超える。ここでフラッシュの動作がシャッタースピード>1/64秒において発光するように設計されていると、EV9よりも低輝度になった時点でフラッシュが発光することになる。なお、フラッシュを発光した場合は、シャッタースピードは例えば1/64秒で固定される。一方、色変換モードで用いられる、図11に示されプログラム線図においても、シャッタースピードが1/64秒以下の領域は、通常撮影モードで用いられるプログラム線図と同じである。しかしながら、シャッタースピードが1/64秒よりも大きい(遅い)領域では、撮像素子のゲインを上げることによりシャッタースピードを1/64秒に維持する。なお、図11において破線で示しているのは、撮像素子のゲイン調整によりシャッタースピードを維持し、絞り値は変更していないことを表すためである。図11に示すプログラム線図を用いることにより、フラッシュの発光を開始する被写体輝度をEV7以下とすることができる。
なお、図11のプログラム線図では、EV9〜EV7の間の被写体輝度に対してはシャッタースピードが1/64に固定されるが、適正露出をより厳密に維持するために、被写体輝度に応じて撮像素子のゲインを変化させるようにしてもよい。例えば被写体輝度EV9、EV8,EV7の各段階でゲイン値を切り替えるようにしてもよい。或いは所定のゲインアップを行ってシャッタースピードを変化させて適正露出を厳密に保つようにしてもよい。この場合、図11では、TV=1/64において真下に延びている破線がEV値の斜線に沿って斜め右下方へ延びることになる。また、ゲインアップは、本実施形態ではシャッタースピード>1/64で行われるとしたが、フラッシュ発光前のどの位置で行ってもよい。また、このプログラム線図において例えば、シャッタースピードTv>1/45で発光するフラッシュを用いた場合には、Tv>1/45の域では撮像素子のゲインを上げないとフラッシュが発光してしまうため、図11のように2目盛りゲインをアップし、1/64<Tv<1/45の域では、プログラム線図上のTv=1/64のときの値に従って動作するようにしてもよい。
以上のように第1実施形態によれば、通常撮影モードと同じ露出制御ではフラッシュが発光していた状態でも、非発光とすることができる。すなわち、通常撮影モードではフラッシュが発光するシャッタースピードの域においても、撮像素子のゲインをあげることによりフラッシュの発光を回避している。このように、通常撮影モードよりもフラッシュを発光させにくくすることができる(フラッシュを非発光とする被写体輝度の限界をより低輝度側に変更することができる)ため、上述した色変換撮影モードにおけるフラッシュ光の影響が効果的に排除され、所望の色変換をより正確に実行することができるようになる。
また、上記実施形態によれば、色変換モードにおいてフラッシュを光りにくくする構成が、プログラム線図を切り替えるのみで実現される。従って、フラッシュ動作を変更するために色変換モード専用の特別な露出制御を行う必要がなく、実施が容易である。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。上記第1実施形態ではプログラム線図を図11に示すように変更してフラッシュの発光を回避する構成を採用した。第2実施形態では、プログラム線図の切り替えを行わない。図10に示すプログラム線図を用いて適正露出を得るためのシャッタースピードを決定した際に、シャッタースピードが1/64秒より大きければ撮像素子のゲイン値を上げ、フラッシュの発光を回避する。
図12を用いて第2実施形態による色変換撮影モードの動作を説明する。図12のステップS501からステップS505は図4のステップS416に相当する動作である。又、第2実施形態ではステップS401は実行しない(すなわちプログラム線図の切り替えは行わない)。第1実施形態では、ステップS401で設定された図11のプログラム線図により適正露出を得るシャッタースピード、絞り値、ゲイン値を決定して撮影動作を行った。第2実施形態では図10のプログラム線図のEV値を被写体輝度と撮像素子103の感度との和とし、当該プログラム線図を用いて決定されるシャッタースピードが1/64秒より大きくなった場合に、撮像素子のゲインを上げてフラッシュの発光を回避する。
例えば、EV8において撮像素子のゲインを上げ、感度を2段階上げるとEV10となる。また、第1実施形態と同様に、シャッタースピードが1/64秒より大きくなるとフラッシュ発光が行われるように設定されているものとする。
シャッターボタン203の操作により、図4のステップS416の処理が開始されると、まず、図12のステップS501において、図10のプログラム線図に従って決定される。そして、ステップS502において、ステップS501で決定されたシャッタースピードが1/64を超えるかを判断する。1/64以下であればフラッシュは発光しないのでそのままステップS505へ進み、撮像素子103による撮影処理が実行される。
一方、ステップS502においてシャッタースピードが1/64秒より大きい(遅い)と判定された場合、処理はステップS503に進み、撮像素子のゲイン(感度)を上げる。例えば、感度が2段階上がるように設定する。そして、ステップS504において、感度の変更に伴って変化したEV値と、絞り値AVとから、図10のプログラム線図に従ってシャッタースピードが再設定される。そしてステップS505において、設定された感度、再設定されたシャッタースピードで撮影が行われる。
例えば、EV8であった場合、図10のプログラム線図では1/32秒となり通常撮影モードではフラッシュが発光する。これに対して、色変換撮影モードでは感度が2段階上がってEV10となり、シャッタースピードが1/128秒に設定されるのでフラッシュが発光することはない。
以上のように、シャッタースピードが1/64よりも大きくなる場合には、フラッシュ光により定常光下での色を正確に取り込むのが困難だった。しかしながら、上記の方法によれば、そのような場合でもフラッシュの発光が回避されるので、ユーザがより正確に取り込みたい色を取込み易くなる。また、第2実施形態によれば、被写体輝度と撮像素子のゲインによって決定されるEV値を用い、プログラム線図を切り替えることを不要とした。このため、色変換モード専用のプログラム線図を保持する必要がなく、通常の撮影モードのプログラム線図をそのまま利用できる。
本発明を適用したデジタルカメラのユーザは、従来技術の方法でユーザ自身の好みの色を取り込むよりも、ストロボ発光の影響を回避してより正確に理想の色を取り込むことができ、デジタルカメラから出力される画像をよりユーザの理想のものにすることが可能である。
なお、上記第2実施形態において、ステップS502におけるゲインアップの量を被写体の輝度に応じて変更させるようにしてもよい。例えば、被写体輝度と感度との和であるEV値がシャッタースピード=1/64秒となるようにゲイン値を決定するようにしてもよい。又、この場合、被写体の輝度に応じて撮像素子のゲインを無制限に上げるように構成すれば、被写体の輝度がどんなに低くともゲイン調整によりフラッシュを回避するように構成することもできる。
又、上記第2実施形態では、EV値およびAV値に基づいて決定されるシャッタースピードにより撮像素子のゲイン調整を行うか否かを決定した。しかしながら、EV値に基づいて決定してもよい。例えば、ステップS502において、内蔵露出計によって計測された被写体輝度が所定値よりも低いか否かを判定し、低い場合にはステップS503以降に進むようにしてもよい。
又、上記第2実施形態において、シャッタースピード>1/64の場合や、被写体輝度が所定値以下の場合に、ステップS504でフラッシュ発光を禁止するようにしてもよい。
更に、第1実施形態と同様に、変換元色(Src色)と変換目標色(Dst色)の夫々を電子ビューファインダーに表示された画像より取得する構成としてもよいし、変換元色と変換目標色のいずれか一方を電子ビューファインダーに表示された画像から取得し、他方は予め設定され、メモリに格納された色値を用いる構成としてもよい。
なお、上記実施形態においては、変換元色および変換目標色を各1色しか設定しない例について説明したが、これに限られるものではなく、変換元色および変換目標色の複数の組み合わせを設定可能にしてもよい。このような複数設定を行った場合は、例えば、各変換元色毎にそれを内包する立方格子の代表格子点を変更するようにすればよい。また、一つの立法格子に複数の変換元色が入った場合には、例えば、それぞれのベクトルを計算して、その平均を用いるようにすればよい。
また、本実施形態において、変換元色および変換目標色の取り込みを行うにあたり十字ボタン209の左右ボタンを用いたが、これに限られるものではない。他の操作ボタンに割り当ててもよいし、もしくは専用のボタンを設けてもよいことは明らかである。
また、本実施形態において変換元色/変換目標色取り込み時のEVF画面中の色取り込み枠は中央付近に固定されているが、ユーザの指定により色取り込み枠をEVF画面中の任意の場所に移動することが可能なようにすることも可能である。また同様に色取り込み枠の大きさもユーザの指定により変化可能なようにすることも可能である。
また、本実施形態にける色変換処理部311の演算処理に3次元ルックアップテーブル処理と補間演算処理を用いているが、これに限られるものではない。変換元色が変換目標色に変換可能な処理、例えば色空間ごとにマトリクス演算の係数を変化させるマトリクス演算処理を用いて行うことも可能である。
ここで、簡単にマトリクス演算処理を用いた処理について説明する。上記実施形態において、図9の各格子点上に変換後のYUV信号の値が設定されているが、マトリクス演算処理を用いた処理においては各格子点上に下に示す式(16)のM11〜M33の係数が格納されており、Yin、Uin、Vinに応じて、M11〜M33の係数が決定され、さらに式(15)の演算が行われYout、Uout、Voutが求められるようにしてもよい。ただし、M11〜M33の決定はYin、Uin、Vinに一番近い格子点に格納されている係数、または、上記実施形態のように、各格子点からの補間演算により求められるようにしてもよい。
Figure 2006211555
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施の形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態において上述したフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接、あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
実施形態による撮像装置の構成を示すブロック図である。 実施形態による撮像装置の外観を示す図である。 実施形態による画像処理を説明する図である。 第1実施形態による色変換モード動作時の処理を説明するフローチャートである。 実施形態の撮像装置におけるCCDの色配列を説明する概念図である。 実施形態の撮像装置におけるCCD信号の補間後のデータを説明する概念図である。 実施形態の輝度信号作成処理に用いられるフィルタを説明する図である。 実施形態による変換元色/変換目標色取り込みモード時のEVF画面例を示す図である。 3次元ルックアップテーブルによる色変換処理を説明する図である。 通常撮影モードに用いられるプログラム線図の例を示す図である。 色変換撮影モードに用いられるプログラム線図の例を示す図である。 第2実施形態による色変換モード動作時の処理を説明するフローチャートである。

Claims (10)

  1. 第1の色値を第2の色値に変換するパラメータを決定する決定手段と、
    撮像手段を用いた撮影で得られた画像データを、前記決定手段によって決定されたパラメータを用いて処理することにより、該画像データに含まれる前記第1の色値を前記第2の色値に変換する色変換手段と、
    前記色変換手段が機能する動作モードにおいて、前記撮像手段の感度を調整することにより、フラッシュを非発光とする被写体輝度の限界を通常撮像の動作モードよりも低輝度側に変更する調整手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像手段で得られた画像データに基づいて電子ビューファインダ画面を表示する表示手段と、
    前記電子ビューファインダ画面に表示中の画像の所定領域に含まれる色情報に基づいて前記第1及び第2の色値の少なくともいずれかを設定する設定手段とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記調整手段は、検出された被写体輝度に基づいて決定されるシャッタースピードが所定値以上となった場合に、前記撮像手段の感度を上げることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記調整手段は、検出された被写体輝度が所定値以下であった場合に、前記撮像手段の感度を上げることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  5. 前記調整手段は、前記変換手段が機能する動作モードと通常撮影の動作モードとでプログラム線図を切り替えることにより、フラッシュを非発光とする被写体輝度の限界をより低輝度側に変更することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 第1の色値を第2の色値に変換するパラメータを決定する決定工程と、
    撮像手段を用いた撮影で得られた画像データを、前記決定工程によって決定されたパラメータを用いて処理することにより、該画像データに含まれる前記第1の色値を前記第2の色値に変換する色変換工程と、
    前記色変換工程が実行される動作モードにおいて、前記撮像手段の感度を調整することにより、フラッシュを非発光とする被写体輝度の限界を通常撮像の動作モード低輝度側に変更する調整工程とを備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 前記撮像手段で得られた画像データに基づいて電子ビューファインダ画面を表示する表示工程と、
    前記電子ビューファインダ画面に表示中の画像の所定領域に含まれる色情報に基づいて前記第1及び第2の色値の少なくともいずれかを設定する設定工程とを更に備えることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置の制御方法。
  8. 前記調整工程は、検出された被写体輝度に基づいて決定されるシャッタースピードが所定値以上となった場合に、前記撮像手段の感度を上げることを特徴とする請求項6又は7に記載の撮像装置の制御方法。
  9. 前記調整工程は、検出された被写体輝度が所定値以下であった場合に、前記撮像手段の感度を上げることを特徴とする請求項6又は7に記載の撮像装置の制御方法。
  10. 前記調整工程は、前記変換工程が機能する動作モードと通常撮像の動作モードとでプログラム線図を切り替えることにより、フラッシュを非発光とする被写体輝度の限界を通常撮像の動作モードより低輝度側に変更することを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の撮像装置の制御方法。
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